JP2009138430A - 型枠用スペーサ - Google Patents

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哲仁 日崎
Nobuhiro Nishikawa
信宏 西川
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Abstract

【課題】 鉄筋Rの表面と、型枠Mの断熱パネル1の内面間に設けられて、「かぶり厚さ」を保持する型枠用スペーサであり、鉄筋表面に緊密に固定できる共に断熱パネルへの食い込みを防止して正確な「かぶり厚さ」を確保する。
【解決手段】 スペーサSは、断熱パネル1の内面に着座される板状の座部10と、鉄筋Rの表面の交差部9に取脱可能に掴持される掴持部12と、座部10と掴持部12とを一体に連結する柱状の連結部11とよりなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、建物の鉄筋コンクリート躯体を型枠により成形するに際して、型枠のコンクリート打設空間内において、その型枠内に設置される鉄筋の表面と、型枠の型枠パネル内面との間に所定の「かぶり厚さ」を確保するための型枠用スペーサに関する。
従来、前記型枠内に設置される鉄筋の表面と、型枠の型枠パネルの内面との間に所定の間隔、すなわち「かぶり厚さ」を確保するために、鉄筋の表面適所と、型枠パネルの内面との間にスペーサを装着することが一般に行なわれている。たとえば、後記特許文献1,2に開示される、スペーサは、円盤状(ドーナツ状)に形成されていて、その中央部の嵌着孔を鉄筋に嵌着し、その外周面を型枠パネルの内面に接触させて前記「かぶり厚さ」を保持するようにされている。
特開2000−54565号公報 登録実用新案第3061327号公報
ところで、近年、型枠を構成する型枠パネルとして、ベニヤ板などの木製パネルに代えて発泡断熱材よりなる断熱パネルが用いられる。
ところが、断熱パネルは、木製パネルに比べてその材質が柔軟であるため、この断熱パネルよりなる型枠に前記従来のスペーサを用いると、図6に示すように、鉄筋の表面に装着される円盤状のスペーサの外周面を、断熱パネルの内面に接触させたとき、その外周面、特に、そこに突設される突起が断熱パネルの内面に食い込んで、断熱パネルの内面に凹みが発生し、これに起因して、鉄筋の表面と断熱パネルの内面との間の本来必要とする所望の「かぶり厚さ」D1に対し、実際の「かぶり厚さ」D2が凹みの深さdだけ減少してしまうという不都合が発生する。
しかして、コンクリートは、鉄筋が酸化して錆びるのを防ぎ、かつ火熱に弱い鉄筋を保護する役割をしているので、「かぶり厚さ」が減少すると、コンクリートが中性化してコンクリート本来の機能が果たせなくなり、コンクリート躯体に構造上の欠陥が発生するという問題がある。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであり、型枠パネルに断熱パネルを用いても常に所望の「かぶり厚さ」を確保し、しかも断面欠損の生じることのないようにした、新規な型枠用スペーサを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、型枠により画成されるコンクリート打設空間内に設置される鉄筋の表面と、前記型枠の型枠パネルの内面間に装着されて、該コンクリート打設空間内に所定のかぶり厚さを保持するようにした、型枠用スペーサであって、
型枠の型枠パネルの内面に着座される板状の座部と、前記鉄筋表面の交差部に取脱可能に掴持される掴持部と、前記座部と前記掴持部とを一体に連結する柱状の連結部とよりなることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のものにおいて、前記掴持部は、鉄筋の交差部の縦筋および横筋のいずれか一方を掴持する第1の掴持部と、鉄筋の交差部の縦筋および横筋の他方を掴持する第2の掴持部とよりなることを特徴としている。
さらに、上記目的を達成するために、請求項3記載の発明は、前記請求項1または2記載のものにおいて、前記型枠の型枠パネルは、発泡合成樹脂材により形成される断熱パネルであることを特徴としている。
請求項各項記載の発明によれば、スペーサは、鉄筋表面に緊密に固定できるとともに型枠パネルへの食い込みを抑止できるので、正確な「かぶり厚さ」を容易に確保することができる。
また、請求項2記載の発明によれば、スペーサは、鉄筋コンクリートの表面に、高精度にしっかりと装着されて、スペーサの位置ずれや脱落を防止することができ、しかも鉄筋への装着が容易になる。
さらに、請求項3記載に発明によれば、型枠パネルとして発泡合成樹脂よりなる断熱パネルを使用してもスペーサの当り面が凹んだり、変形したりすることがない。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
図1は、本発明に係るスペーサを使用した型枠の断面図、図2は、図1の2矢視のスペーサの拡大斜視図、図3は、図2の3矢視図、図4は、図3の4−4線に沿う断面図、図5は、図3の5矢視図である。
図1において、建物の鉄筋コンクリート躯体を成形するための型枠Mは、複数の断熱パネル1を上下方向に順次に積み重ねて構成される。断熱パネル1は、ポリスチレン、ポリウレタンなどの発泡合成樹脂材により長方形に板状に作られる。
型枠Mは、コンクリートの打設空間5をあけてその左右両側に前記断熱パネル1を上下方向に直立して建て込むことにより構成され、上、下段の断熱パネル1は、断面T字状の連結バー2により一体に接続される。連結バー2には、その長手方向の間隔をあけて複数の連結孔3が穿設されており、左右両側の互いに対向する連結孔3には、かすがい状のアッセンブリタイ4のかぎ状端部が差し込み結合され、このアッセンブリタイ4により、左右両側に立て込まれる断熱パネル1群は、相互に平行に保持され、それらの断熱パネル1群の間にコンクリートの打設空間5が画成される。
前記コンクリート打設空間5には、鉄筋Rが設置される。この鉄筋Rは、縦筋7と横筋8とを縦横に組み込んで枠状に構成されている。そして、コンクリート打設空間5にはコンクリートが打設され、鉄筋コンクリート躯体が成形される。
なお、コンクリート打設空間5を形成すべく、その両側に立て込まれる断熱パネル1群の、各上下段の断熱パネル1は、従来公知の結合手段により結合することが可能であり、たとえば、各上下段の断熱パネル1は複数のスタッドボルトにより結合される。
鉄筋Rの表面から、それを覆うコンクリート躯体表面までの最小寸法、すなわち「かぶり厚さ」を確保するために、コンクリート打設空間5には、鉄筋Rの表面の交差部9と、断熱パネル1の内面との間にセパレータSが設置される。
以下に、図2〜5を参照して、本発明にかかるセパレータSの構造について詳細に説明する。セパレータSは、硬質の合成樹脂材により全体が一体に形成されており、座部10と、鉄筋Rを掴持する掴持部12と、座部10と掴持部12とを一体に連結する柱状の連結部11とを備えている。
前記座部10は、その内外両面が平坦な円板状に形成されており、その外面は、断熱パネル1の内面に、その全面にわたり面接触にて着座される。
座部10の内面中央部には、前記柱状の連結部11の基端が一体に設けられている。この連結部11は、断面十字状をなして座部10の内面に対して直角に起立している。そして、この連結部11の自由端に、前記掴持部12が一体に設けられる。
前記掴持部12は、鉄筋Rの表面の縦筋7と横筋8との交差部9を取脱可能に緊密に掴持すべく構成されており、縦筋7を掴持する第1の掴持部13と、横筋8を掴持する第2の掴持部14とよりなり、前記第1の掴持部13は、前記交差部9の交点cを挟んでその上下に設けられるフック状をなす一対の掴持片13a,13bよりなり、これら一対の掴持片13a,13bは、セパレータSの軸方向に開口する嵌込凹部15と、この嵌込凹部15の一端より斜め外向きに延びる案内片16が一体に形成されており、後に述べるように、鉄筋Rの縦筋7は、案内片16に案内されつつ嵌込凹部15に嵌め込まれる。また、前記第2の掴持部14は、鉄筋Rの横筋8を掴持すべく二又状に形成され、前記一対の掴持片13a,13b間を、それらと直交する方向に設けられている。この第2の掴持部14は、セパレータSの軸方向に開口する嵌込凹部17と、この嵌込凹部17の上下両側から斜め外向きに延びる一対の案内片18が一体に形成されており、後に述べるように、鉄筋Rの横筋8は、これらの案内片18に案内されつつ嵌込凹部17に嵌め込まれる。
図1に示すように、前記セパレータSは、コンクリート打設空間5に、「かぶり厚さ」を形成すべく、鉄筋Rの表面の交差部9と断熱パネル1の内面の複数箇所に装着される。具体的には、鉄筋Rの縦筋7と横筋8との交差部9に、セパレータSの掴持部12を断熱パネル1の内面側から対向させ、そのセパレータSの第2の掴持部14を横筋8に嵌め込み、第1の掴持部13の一対の掴持片13a,13bを縦筋7に嵌め込む。このとき、第1、第2の掴持部13,14の案内片16,18は、それらの嵌込凹部15,17を縦筋7および横筋8へと誘導して第1、第2の掴持部13,14を縦筋7および横筋8に嵌め込み易くしている。これにより、セパレータSの掴持部12は、鉄筋Rの交差部に緊密に固定される。
また、セパレータSの座部10は、断熱パネル1の内面に着座される。このとき、座部10は充分に広い着座面積を有して断熱パネル1の内面に着座されるので、この座部10の着座によって断熱パネル1の内面が凹んだり、変形したりすることがない。以上により、セパレータSは,鉄筋Rの表面と断熱パネル1の内面との間に所定の間隔すなわち「かぶり厚さ」を確保することができる。
型枠M内に正確な「かぶり厚さ」を確保して鉄筋Rが正規の位置に設置されたら、型枠M内のコンクリート打設空間5に、コンクリートが打設され、鉄筋Rコンクリート躯体が成形される。
しかして、前記セパレータSは、鉄筋Rの表面の交差部9に堅固に固定されるので、打設コンクリート圧でセパレータSの位置がずれたり、変形したりすることがない。また、コンクリートは、円板状の座部10と、柱状の連結部12および掴持部11とより、構造簡単で小型に形成されていることから、セパレータSの周囲には、コンクリートが流れ易く、隙間なくそこに充填されるので、セパレータSの存在によりコンクリートの断面欠損を生起することがない。さらに、断熱パネル1へのセパレータSの食い込みがないので、前記「かぶり厚さ」の正確な確保のほか、断熱パネル1を取り外した後のコンクリート表面の見栄えを良くすることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記実施例では、セパレータの第1の掴持部が、鉄筋の縦筋を、またその第2の掴持部が鉄筋の横筋を掴持するようにしているが、セパレータの第1の掴持部が、鉄筋の横筋を、またその第2の掴持部が鉄筋の縦筋を掴持するようにしてもよい。
本発明に係るスペーサを使用した型枠の断面図 図1の2矢視のスペーサの拡大斜視図 図2の3矢視図 図3の4−4線に沿う断面図 図3の5矢視図 従来のセパレータを型枠に装着した状態を示す図
符号の説明
1・・・・・・型枠パネル(断熱パネル)
5・・・・・・コンクリート打設空間
7・・・・・・縦筋
8・・・・・・横筋
9・・・・・・交差部
10・・・・・・座部
11・・・・・・連結部
12・・・・・・掴持部
13・・・・・・第1の掴持部
14・・・・・・第2の掴持部
M・・・・・・型枠
R・・・・・・鉄筋
S・・・・・・セパレータ

Claims (3)

  1. 型枠(M)により画成されるコンクリート打設空間(5)内に設置される鉄筋(R)の表面と、前記型枠(M)の型枠パネル(1)の内面間に装着されて、該コンクリート打設空間(5)内に所定のかぶり厚さを保持するようにした、型枠用スペーサであって、
    型枠(M)の型枠パネル(1)の内面に着座される板状の座部(10)と、前記鉄筋(R)表面の交差部(9)に取脱可能に掴持される掴持部(12)と、前記座部(10)と前記掴持部(12)とを一体に連結する柱状の連結部(11)とよりなることを特徴とする、型枠用スペーサ。
  2. 前記掴持部(12)は、鉄筋(R)の交差部(9)の縦筋(7)および横筋(8)のいずれか一方を掴持する第1の掴持部(13)と、鉄筋の交差部(9)の縦筋(7)および横筋(8)の他方を掴持する第2の掴持部(14)とよりなることを特徴とする、前記請求項1記載の型枠用スペーサ。
  3. 前記型枠(M)の型枠パネル(1)は、発泡合成樹脂材により形成される断熱パネルであることを特徴とする、前記請求項1または2記載の型枠用スペーサ。
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