JP2015077120A - 有機物質の製造方法及び有機物質の製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】合成ガスを微生物発酵させることにより有機物質を製造する方法において、有機物質の製造効率を向上する。
【解決手段】一酸化炭素、水素及び二酸化炭素を含むガスを生成させるガス生成工程を行う。逆シフト反応によりガス中の二酸化炭素及び水素の少なくとも一部を一酸化炭素と水蒸気とにする改質工程を行う。改質されたガスを微生物発酵させることにより有機物質を生成させる発酵工程を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機物質の製造方法及び有機物質の製造装置に関する。
近年、例えば鉄工所からの排気ガス等から合成された、一酸化炭素を含む合成ガスを微生物発酵させることによりエタノールなどの有機物質を製造する方法の実用化が検討されている(例えば特許文献1を参照)。
国際公開第2011/087380号公報
合成ガスを微生物発酵させることにより有機物質を製造する方法において、有機物質の製造効率を向上したいという要望がある。
本発明の主な目的は、合成ガスを微生物発酵させることにより有機物質を製造する方法において、有機物質の製造効率を向上することにある。
本発明に係る第1の有機物質の製造方法では、一酸化炭素、水素及び二酸化炭素を含むガスを生成させるガス生成工程を行う。逆シフト反応によりガス中の二酸化炭素及び水素の少なくとも一部を一酸化炭素と水蒸気とにする改質工程を行う。改質されたガスを微生物発酵させることにより有機物質を生成させる発酵工程を行う。
本発明に係る第1の有機物質の製造方法では、ガス生成工程において、空気よりも酸素の相対濃度が高い雰囲気において炭素源の部分酸化を行うことが好ましい。
本発明に係る第1の有機物質の製造方法では、改質されたガスにおける水蒸気の含有率を低減させる工程をさら行い、水蒸気の含有率が低減された改質ガスを微生物発酵させることにより有機物質を生成させることが好ましい。
本発明に係る第1の有機物質の製造方法では、ガス生成工程において得られたガスの一部を燃焼させることにより得られた熱を、逆シフト反応に用いてもよい。
本発明に係る第1の有機物質の製造方法では、微生物発酵の際に生じたガスを燃焼させることにより得られた熱を、逆シフト反応に用いてもよい。
本発明に係る第2の有機物質の製造方法では、炭素源を部分酸化させて一酸化炭素を含む合成ガスを生成させる。合成ガスを微生物発酵させることにより有機物質を生成させる。炭素源の部分酸化に際し、空気よりも二酸化炭素の組成比が高い気体を供給する。
本発明に係る第2の有機物質の製造方法では、微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスの少なくとも一部をガスの合成炉に供給してもよい。
本発明に係る第1及び第2の有機物質の製造方法のそれぞれにおいて、ガスの合成炉に水素を供給することが好ましい。
ガスの合成炉は、炭素源を部分酸化させることにより合成ガスを生成させるものであってもよいし、例えば、二酸化炭素を含むガスを改質することにより合成ガスを生成させるものであってもよい。
本発明に係る第1及び第2の有機物質の製造方法のそれぞれにおいて、酸素を用いて炭素源を部分酸化させてもよい。
本発明に係る第1及び第2の有機物質の製造方法のそれぞれにおいて、微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスにおける窒素濃度を低下させた後に、当該ガスをガスの合成炉に供給することが好ましい。
本発明に係る第1及び第2の有機物質の製造方法のそれぞれにおいて、微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスにおける窒素濃度の低減を、真空脱気により行ってもよい。
本発明に係る第1及び第2の有機物質の製造方法のそれぞれにおいて、微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスをガスの合成炉に供給してもよい。
本発明に係る第1及び第2の有機物質の製造方法のそれぞれにおいて、微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスの少なくとも一部中の二酸化炭素及び水素の少なくとも一部を一酸化炭素と水蒸気とにする改質を行った後に、当該ガスを発酵器供給してもよい。

本発明に係る第2の有機物質の製造方法では、合成ガスから二酸化炭素を分離し、分離した二酸化炭素をガスの合成炉に供給してもよい。
本発明に係る有機物質の製造装置は、合成炉と、改質器と、発酵器とを備える。合成炉は、一酸化炭素、水素及び二酸化炭素を含むガスを生成させる。改質器は、逆シフト反応によりガス中の二酸化炭素及び水素の少なくとも一部を一酸化炭素と水蒸気とにする。発酵器は、改質されたガスを微生物発酵させることにより有機物質を生成させる。
本発明によれば、合成ガスを微生物発酵させることにより有機物質を製造する方法において、有機物質の製造効率を向上することができる。
第1の実施形態に係る有機物質の製造装置の模式図である。 第2の実施形態に係る有機物質の製造装置の模式図である。 第3の実施形態に係る有機物質の製造装置の模式図である。 第4の実施形態に係る有機物質の製造装置の模式図である。 第5の実施形態に係る有機物質の製造装置の模式図である。 第6の実施形態に係る有機物質の製造装置の模式図である。
以下、本発明を実施した好ましい形態の一例について説明する。但し、下記の実施形態は、単なる例示である。本発明は、下記の実施形態に何ら限定されない。
(第1の実施形態)
図1に示される製造装置1は、炭素源を部分酸化させて得られるガスから有機物質を製造するための装置である。
炭素源は、例えば、プラスチックや樹脂を含む廃棄物や、生ゴミであってもよいし、コークス等であってもよい。
製造される有機物質は、含酸素有機物であってもよい。製造される有機物質は、例えば、アルコール、有機酸、脂肪酸、油脂、ケトン、バイオマス、糖等であってもよい。アルコール、有機酸、脂肪酸、油脂、ケトン、バイオマス、糖の具体例としては、例えば、エタノール、酢酸等が挙げられる。
製造された有機物質の用途は、特に限定されない。製造された有機物質は、例えば、プラスチックや樹脂等の原料として用いることもできるし、燃料として用いることもできる。
製造装置1は、燃焼炉(ガスの合成炉)11を有する。燃焼炉11では、炭素源の部分酸化が行われる。燃焼炉11において炭素源の部分酸化が行われることにより、一酸化炭素、水素及び水蒸気を含む合成ガスが生成する(ガス生成工程)。なお、炭素源が廃棄物である場合は、燃焼炉11は、例えば廃棄物の焼却炉であってもよい。炭素源がコークスである場合は、燃焼炉11は、例えば製鉄炉であってもよい。
燃焼炉11に、空気よりも酸素濃度が高いガスが供給され、炭素源の部分酸化が、空気よりも酸素濃度が高い雰囲気で行われることが好ましい。空気を用いて炭素源の部分酸化を行うと、大量の窒素が合成ガスに含まれるためである。大量の窒素は、例えば微生物発酵槽からのオフガスとしてそのまま排出される。このため、このオフガス中の二酸化炭素を水素などで還元する必要が生じる。窒素を多量に含む空気を用いた場合、微生物発酵槽に再び送るループ回路を組んだときに窒素が巡回し、ガス中の一酸化炭素や水素濃度を薄めることとなる。また、ガスの加熱に使用するエネルギーも大きくなり、ひいては改質手段(改質炉)を大型化させる必要も生じる。これを避けるためにガスの一部を廃棄しなければならないが、この量は窒素ガスが少なければ少ないほど少量であるために効率がよい。
燃焼炉11に水素をさらに供給してもよい。燃焼炉11に水素を供給し、燃焼炉11内における水素濃度を高めることにより、燃焼炉11に供給されるガスに塩素分が含まれている場合であっても、塩化水素が生じやすくなり、塩化炭素化合物が生じにくくなるためである。
なお、炭素源の部分酸化に用いる酸化剤は、特に限定されないが、燃焼炉11における炭素源の部分酸化を、酸素を用いて行うことが好ましい。
本実施形態では、ガスの合成炉として、炭素源を部分酸化させる燃焼炉(部分酸化炉)を用いる例について説明する。但し、本発明は、この構成に限定されない。例えば、二酸化炭素を含むガス中の二酸化炭素の少なくとも一部を一酸化炭素に改質する改質炉によりガスの合成炉を構成してもよい。
燃焼炉11は、改質器12に接続されている。合成ガスは、改質器12に供給される。改質器12では、逆シフト反応により合成ガス中の二酸化炭素及び水素の少なくとも一部を一酸化炭素と水蒸気とに改質する。これにより、合成ガス中の二酸化炭素濃度及び水素濃度が低減され、一酸化炭素濃度が高められる。
なお、逆シフト反応は、例えば、遷移金属触媒等の触媒を用いて行うことができる。好ましく用いられる遷移金属触媒の具体例としては、酸化鉄(Fe)等が挙げられる。
改質器12は、発酵器13に接続されている。改質器12により改質された改質ガスは、発酵器13に供給される。発酵器13は、微生物と水とを含む。すなわち、発酵器13には、微生物を含む水が配されている。微生物は、改質ガスを微生物発酵させる。これにより、製造しようとする有機物質が生成する。
なお、発酵器13は、加圧されていることが好ましい。発酵器13における改質ガスの圧力は、1.17bar−abs〜1000bar−absであることが好ましく、2.27bar−abs〜9.9bar−absであることがより好ましい。
発酵器13は、精製機14に接続されている。発酵器13における生成物は、精製機14に移送される。通常、発酵器13においては、製造しようとする有機物質に加え、他の有機物質も生成する。精製機14は、発酵器13における生成物を精製する。これにより、目的とする有機物質を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態では、逆シフト反応により一酸化炭素濃度が高められた改質ガスを微生物発酵に用いる。このため、発酵器13における一酸化炭素の分圧を高めることができる。よって、発酵効率を高めることができる。従って、有機物質の製造効率を高めることができる。
なお、微生物は、通常、一酸化炭素のみならず水素も発酵に使用する。しかしながら、中性領域においては、水素の酸化還元電位は、一酸化炭素の酸化還元電位よりも高い。具体的には、一酸化炭素の酸化還元電位は、フェレドキシンの酸化還元電位よりも低い一方、水素の酸化還元電位は、フェレドキシンの酸化還元電位より低くない。また、水素ガスを供給しなくとも、発酵器13内の水が水素源となるため、微生物発酵は好適に行われる。このため、水素の含有率が低下したとしても、一酸化炭素の含有率が高まると、発酵効率が高まり、有機物質の製造効率も高まる。
なお、逆シフト反応は吸熱反応である。このため、改質器12を加熱する必要がある。例えば、ガス生成工程において得られた合成ガスの一部を再度燃焼させることにより得られた熱を逆シフト反応に用いてもよい。また、例えば、微生物発酵の際に生じたガスを燃焼させることにより得られた熱を逆シフト反応に用いてもよい。そうすることにより、有機物質の製造に要するエネルギーを低減することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態の他の例について説明する。以下の説明において、上記第1の実施形態と実質的に共通の機能を有する部材を共通の符号で参照し、説明を省略する。
(第2の実施形態)
図2は、第2の実施形態に係る有機物質の製造装置の模式図である。
本実施形態に係る製造装置1aは、改質器12と発酵器13との間に分離器15が設けられている点で、第1の実施形態に係る製造装置1と異なる。分離器15では、改質ガスにおける水の含有率を低減する。この水の含有率が低減された改質ガスが発酵器13に供給される。このため、微生物発酵に必要な一酸化炭素の改質ガスにおける濃度をさらに高めることができる。従って、発酵効率及び有機物質の製造効率をさらに高めることができる。
なお、改質ガスにおける水蒸気の含有率の低減は、例えば、深冷分離法等により行うことができるし、冷却により水蒸気を結露させることにより行うこともできる。
(第3の実施形態)
図3は、第3の実施形態に係る有機物質の製造装置の模式図である。
本実施形態に係る製造装置2では、燃焼炉11と発酵器13との間に改質器が設けられていない。その代わりに、本実施形態では、燃焼炉11における炭素源の部分酸化に際し、空気よりも二酸化炭素の組成比が高い気体を供給する。このため、燃焼炉11において炭素源の部分酸化と共に、逆シフト反応も進行し、一酸化炭素濃度が高い合成ガスを得ることができる。よって、発酵効率を高めることができる。従って、有機物質の製造効率を高めることができる。
燃焼炉11に供給する、空気よりも二酸化炭素の組成比が高い気体は、例えば、別途に用意した二酸化炭素と空気とを混合することにより得ることができる。
また、例えば、図4に示される製造装置2aのように、発酵器13と燃焼炉11とを接続し、微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガス、又はそのガスから分離した二酸化炭素を燃焼炉11に供給することにより、燃焼炉11に供給されるガスの二酸化炭素の組成比を高めてもよい。
微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスにおける窒素濃度を低減した後に、そのガスを燃焼炉11に供給することが好ましい。燃焼炉11に供給されるガスに窒素が含まれていると、燃焼炉11中における窒素濃度が高まっていき、有機物質の製造効率が低下するためである。燃焼炉11に供給されるガスの窒素濃度を低減することにより、二酸化炭素の排出量も抑制することができる。
微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスにおける窒素濃度を低減する方法は、特に限定されない。例えば、真空脱気により微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスにおける窒素濃度を低減することができる。
また、微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガス、又はそのガスから分離した二酸化炭素を燃焼炉11に供給することにより、燃焼炉11を加圧することが好ましい。
製造装置2aを用いることにより、一酸化炭素や二酸化炭素として排出される炭素を低減でき、合成ガス中に含まれていた炭素原子の利用効率をより高めることができる。
なお、微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスの少なくとも一部中の二酸化炭素及び水素の少なくとも一部を一酸化炭素と水蒸気とにする改質を行った後に、当該ガスを発酵器13に供給してもよい。そうすることにより、炭素源の利用効率をさらに高めることができる。
また、例えば、図5に示される製造装置2bのように、燃焼炉11と発酵器13との間に分離器16を設け、分離器16において、合成ガスから二酸化炭素を分離し、分離した二酸化炭素を燃焼炉11に供給することにより、燃焼炉11に供給されるガスの二酸化炭素の組成比を高めてもよい。
製造装置2a、2bにおいては、炭素源の部分酸化に際し、空気よりも酸素濃度が高い気体を供給することが好ましく、酸素ガスを供給することがより好ましい。
図6は、第6の実施形態に係る有機物質の製造装置の模式図である。第6の実施形態に係る有機物質の製造装置では、発酵器13から排出される二酸化炭素を含むガスの一部は、排出され、残りの一部が、改質器12に供給される。改質器12には、水素ガスや酸素ガスが供給される。この改質器12に供給されたガスに含まれる二酸化炭素の少なくとも一部は、改質器12において再び一酸化炭素に改質される。このため、炭素源の利用効率を向上することができる。
1,1a、2,2a、2b:製造装置
11:燃焼炉
12:改質器
13:発酵器
14:精製機
15:水の分離器
16:二酸化炭素の分離器

Claims (15)

  1. 一酸化炭素、水素及び二酸化炭素を含むガスを生成させるガス生成工程と、
    逆シフト反応により前記ガス中の二酸化炭素及び水素の少なくとも一部を一酸化炭素と水蒸気とにする改質工程と、
    前記改質されたガスを微生物発酵させることにより有機物質を生成させる発酵工程と、を備える、有機物質の製造方法。
  2. 前記ガス生成工程において、空気よりも酸素濃度が高い雰囲気において前記炭素源の部分酸化を行う、請求項1に記載の有機物質の製造方法。
  3. 前記改質されたガスにおける水蒸気の含有率を低減させる工程をさらに備え、
    前記水蒸気の含有率が低減された改質ガスを微生物発酵させることにより有機物質を生成させる、請求項1又は2に記載の有機物質の製造方法。
  4. 前記ガス生成工程において得られたガスの一部を燃焼させることにより得られた熱を、前記逆シフト反応に用いる、請求項1〜3のいずれか一項に記載の有機物質の製造方法。
  5. 前記微生物発酵の際に生じたガスを燃焼させることにより得られた熱を、前記逆シフト反応に用いる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の有機物質の製造方法。
  6. 炭素源を部分酸化させて一酸化炭素を含む合成ガスを生成させる工程と、
    前記合成ガスを微生物発酵させることにより有機物質を生成させる工程と、
    を備え、
    前記炭素源の部分酸化に際し、空気よりも二酸化炭素の組成比が高い気体を供給する、有機物質の製造方法。
  7. 前記微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスの少なくとも一部を前記ガスの合成炉に供給する、請求項6に記載の有機物質の製造方法。
  8. 前記ガスの合成炉に水素を供給する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の有機物質の製造方法。
  9. 酸素を用いて前記炭素源を部分酸化させる、請求項1〜8のいずれか一項に記載の有機物質の製造方法。
  10. 前記微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスにおける窒素濃度を低下させた後に、当該ガスを前記ガスの合成炉に供給する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の有機物質の製造方法。
  11. 前記微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスにおける窒素濃度の低減を、真空脱気により行う、請求項10に記載の有機物質の製造方法。
  12. 前記微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスを前記ガスの合成炉に供給する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の有機物質の製造方法。
  13. 前記微生物発酵の際に生じた二酸化炭素を含むガスの少なくとも一部中の二酸化炭素及び水素の少なくとも一部を一酸化炭素と水蒸気とにする改質を行った後に、当該ガスを前記発酵器に供給する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の有機物質の製造方法。
  14. 前記合成ガスから二酸化炭素を分離し、前記分離した二酸化炭素を前記ガスの合成炉に供給する、請求項5〜13のいずれか一項に記載の有機物質の製造方法。
  15. 一酸化炭素、水素及び二酸化炭素を含むガスを生成させる合成炉と、
    逆シフト反応により前記ガス中の二酸化炭素及び水素の少なくとも一部を一酸化炭素と水蒸気とにする改質器と、
    前記改質されたガスを微生物発酵させることにより有機物質を生成させる発酵器と、を備える、有機物質の製造装置。
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