JP2015076926A - 回転電機 - Google Patents

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Hiroto Hayashi
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久保 秀人
Hideto Kubo
秀人 久保
清 上辻
Kiyoshi Kamitsuji
清 上辻
祥平 松本
Shohei Matsumoto
祥平 松本
修士 湯本
Shuji Yumoto
修士 湯本
康二 吉原
Koji Yoshihara
康二 吉原
弘文 藤原
Hirofumi Fujiwara
弘文 藤原
村上 新
Arata Murakami
新 村上
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Satoshi Tominaga
聡 富永
浅海 周
Shu Asaumi
周 浅海
仁志 高山
Hitoshi Takayama
仁志 高山
育充 長田
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育充 長田
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Abstract

【課題】スリップリングからロータのコイルへの給電経路の断線や絶縁破壊が発生することを防止した回転電機を提供することを目的とする。【解決手段】金属製のスリップリングバスバー12vは、スリップリング19vに導通している。スリップリングバスバー12vは、その先端部分が結線用バスバー11vの穴22に挿入され、ナット13により締結されて結線用バスバー11vと導通している。結線用バスバー11vとコイル14のコイルエンド15から引き出されたリード線16の丸端子21とがボルト28により締結されて、リード線16を介して結線用バスバー11vとコイル14とが接続されている。【選択図】図3

Description

この発明は回転電機に係り、特に、インナーロータを備えた回転電機に関する。
従来の回転電機が、特許文献1に記載されている。図12に示すように、この回転電機であるモータ1101は、ロータ1102に給電するために、ブラシホルダ1103と、ブラシ1104と、スリップリング1105とを備えている。モータ1101の入力軸1106の外周には、ベアリング等の回転支持構造部材が構成されているため、スリップリング1105はその構造部材の外側に位置している。このため、スリップリング1105からロータ1102に給電するためには、スリップリング1105からロータ1102の外周部までリード線を引き出さなければならない。そこで、入力軸1106の内部にモールド等の絶縁部1108を設けて入力軸1106との絶縁を維持しつつリード線1107を入力軸1106内に埋設して、さらに入力軸1106からロータ1102の外周部へリード線1107を引き出している。
特開平09−056010号公報
しかしながら、リード線1107を引き出した場合、ロータ1102の回転による遠心力がかかることや振動により、リード線1107が断線する可能性がある。また、リード線1107は剛性がないため、遠心力による変形や振動によりロータ1102と接触し、リード線1107の表層に装着された絶縁被覆が破られ絶縁破壊に至る可能性もある。
この発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、ロータの回転による遠心力がかかることや振動により、スリップリングからロータのコイルへの給電経路の断線や絶縁破壊が発生することを防止した回転電機を提供することを目的とする。
この発明に係る回転電機は、コイルが設けられたロータと、スリップリングと、ロータの内部でロータの軸方向に延び、スリップリングと導通しているスリップリングバスバーと、スリップリングバスバーと導通する結線用バスバーとを備え、コイルと結線用バスバーとが、コイルから引き出される引き出し線を介して導通している。
結線用バスバーが固定されるバスバー保持器を備えていてもよい。
バスバー保持器は、少なくとも結線用バスバーとの接触部が絶縁体で形成されていてもよい。
結線用バスバーは少なくとも1つ以上の屈曲部を有してもよい。
複数の結線用バスバーを備え、結線用バスバーのうち少なくとも1つは、フィンを備えていてもよい。
複数の結線用バスバーを備え、結線用バスバーのうち少なくとも1つの結線用バスバーの幅又は長さが、残りの結線用バスバーの幅又は長さよりも大きくてもよい。
複数の結線用バスバーを備え、結線用バスバーの重心と、ロータの回転中心とが一致するように、結線用バスバーが設けられていてもよい。
この発明によれば、コイルが設けられたロータと、スリップリングと、ロータの内部でロータの軸方向に延び、スリップリングと導通しているスリップリングバスバーと、スリップリングバスバーと導通する結線用バスバーとを備え、コイルと結線用バスバーとが、コイルから引き出されるリード線を介して導通していることで、ロータにおけるリード線の長さが短くなるため、三相交流モータのスリップリングからロータのコイルへの給電経路における断線や絶縁破壊が発生する可能性が小さくなり、信頼性が向上する。
この発明の実施の形態1に係る回転電機に設けられたインナーロータの斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に設けられたインナーロータの部品展開図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機に設けられたインナーロータの斜視断面図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機に設けられた結線用バスバーの断面図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機に設けられた結線用バスバーの配置図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機に設けられた結線用バスバーの断面図である。 この発明の実施の形態3の変形例に係る回転電機に設けられた結線用バスバーの配置図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機に設けられた結線用バスバーの断面図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機に設けられたインナーロータの部品展開図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機に設けられた結線用バスバーの配置図である。 この発明の実施の形態3の変形例に係る回転電機に設けられた結線用バスバーの配置図である。 従来の回転電機の断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係る回転電機である三相交流モータに設けられるインナーロータ1を示す。インナーロータ1には、鉄等の金属で構成された略円柱状の巻線ロータ2が設けられている。巻線ロータ2の側面には、巻線ロータ2の一方の端面からもう一方の端面にかけて巻線ロータ2の軸方向に延びるように形成された複数のスロット3が設けられている。巻線ロータ2の一方の端面に、バスバー保持部4が形成されている。バスバー保持部4は、巻線ロータ2と同軸の略円筒形であるバスバー保持部中央部6と、同じく巻線ロータ2と同軸でバスバー保持部中央部6よりも大きな直径の略円筒形であるバスバー保持部周縁部18とにより構成されている。バスバー保持部周縁部18は、半径方向内側に向けて傾斜した内周面を有している。また、バスバー保持部周縁部18には、その端面に対して窪んだ切り欠き31が円周方向に等間隔に3つ設けられている。バスバー保持部周縁部18の外周面に隣接するように、バスバー保持部周縁部18と同軸に、略円筒形であるバスバー保持部外周部5が設けられている。
バスバー保持部4には、バスバー保持器7が設けられている。図2に示すように、絶縁樹脂等の絶縁体で構成されたバスバー保持器7は、薄い円環状の形状であるバスバー保持器基部33に、3つのバスバー保持器突出部8が円周方向に等間隔にバスバー保持器基部33と一体に設けられて形成されている。各バスバー保持器突出部8はバスバー保持器基部33の半径方向外側に突き出している。各バスバー保持器突出部8は、先端部9の属する平面部32と、バスバー保持器7のバスバー保持器基部33とが同一平面上になくかつ平行になるように屈曲して形成されたバスバー保持器段差部26を有している。バスバー保持器7は、各バスバー保持器突出部8が、バスバー保持部周縁部18の各切り欠き31に嵌まるように設けられる。バスバー保持器7の中央には、バスバー保持部中央部6が挿入されるバスバー保持器穴10が形成されている。バスバー保持器突出部8には平面部32にタップ穴29が設けられ、バスバー保持器段差部26に対してタップ穴29と反対側のバスバー保持器基部33の位置には穴23が設けられている。
バスバー保持器7の各バスバー保持器突出部8に、金属製の結線用バスバー11u、11v、11wが設けられる。結線用バスバー11u、11v、11wは、それぞれ三層交流モータを動作させるU相、V相、W相の電流に対応している。結線用バスバー11u、11v、11wは、バスバー保持器突出部8と略同じ幅を持ち、バスバー保持器突出部8に対して僅かに短い長さを持つ。ここで、結線用バスバー11u、11v、11wの長さとは、結線用バスバー11u、11v、11wの長手方向の一方の端からもう一方の端までの距離であり、結線用バスバー11u、11v、11wの幅とは、結線用バスバー11u、11v、11wの長手方向に対して垂直な方向の一方の端からもう一方の端までの距離である。さらに結線用バスバー11u、11v、11wは、バスバー保持器突出部8のバスバー保持器段差部26に沿うように、略矩形板状の部材を軸方向に垂直な向きに二つの屈曲部35、36で曲げられて形成された結線用バスバー段差部27を有している。また、結線用バスバー11u、11v、11wには、バスバー保持器突出部8のタップ穴29に対応する位置に穴24が設けられ、バスバー保持器7の穴23に対応する位置に穴22が設けられている。この状態で結線用バスバー11u、11v、11wにおいて、巻線ロータ2に向かい合っていない面を結線用バスバー11u、11v、11wの表面とする。
図2に示すように、バスバー保持器7の裏側の穴23に対応する位置に、円筒形のバスバー保持器足25が設けられ、その内部に設けられた図示しない円柱状の穴が穴23に連通している。金属製のスリップリングバスバー12u、12v、12wは、後述する構成でスリップリング19u、19v、19wに導通しており、スリップリングバスバー12u、12v、12wは、その先端部分がバスバー保持器足25の内部の円柱状の穴と、バスバー保持器7の穴23と、結線用バスバー11u、11v、11wの穴22に挿入される。結線用バスバー11u、11v、11wの先端部分にはねじ山が形成されており、図1に示すように、スリップリングバスバー12u、12v、12wとバスバー保持器7と結線用バスバー11u、11v、11wとはナット13により締結されている。
図1に示すように、巻線ロータ2には、コイル14が複数設けられている。図1にはそのうちの一部が図示されている。コイル14は、スロット3の中に挿入されるように設けられている。コイル14の端部であるコイルエンド15から、コイル14を構成する巻線の一部であるリード線16が引き出されている。結線用バスバー11vと、V相の電流が流れるコイル14のリード線16の端部に設けられた丸端子21(図2参照)と、各バスバー保持器突出部8とは、穴24、タップ穴29(図2参照)に挿入されるボルト28によって締結されている。結線用バスバー11u、11wについても、結線用バスバー11vと同じように、U相、W相の電流が流れる図示しない各コイルの図示しない丸端子と、結線用バスバー11u、11wと、各バスバー保持器突出部8とがボルト28によって締結される。
図3に示すように、巻線ロータ2の内部には巻線ロータ2と同軸に、円筒形のスリップリング軸17が設けられている。スリップリング軸17の軸方向には、図示しない回転軸が挿入されるスリップリング軸穴30が設けられている。バスバー保持部中央部6とバスバー保持部周縁部18との間には、巻線ロータ2の軸方向に垂直な円環形状の側面壁20が設けられている。バスバー保持部中央部6の中心には、スリップリング軸穴30に連通して、図示しない回転軸が挿入されるためのバスバー保持部穴34が設けられている。スリップリング軸17の外側面には、三層交流モータを動作させるU相、V相、W相の電流に対応する円環状のスリップリング19u、19v、19wが設けられている。スリップリングバスバー12vは、結線用バスバー11vとナット13により締結されている位置から、バスバー保持器7の穴23(図2参照)を貫通し、側面壁20を貫通してスリップリング軸17の内部に埋設されている。スリップリング19vは、対応するスリップリングバスバー12vとそれぞれスリップリング軸17の内部で導通するように接触している。つまり、スリップリング19vは、スリップリングバスバー12v、結線用バスバー11v、リード線16を介してコイル14に接続されている。スリップリング19u、19wも同様に、スリップリングバスバー12u、12w、結線用バスバー11u、11w、リード線16を介して各コイル14に接続されている。したがって、電流の各相毎にスリップリング19u、19v、19wから各コイル14まで給電することができる。
実施の形態1では、スリップリング19u、19v、19wと各コイル14との間の接続に、スリップリングバスバー12u、12v、12wと結線用バスバー11u、11v、11wとを用いている。スリップリングバスバー12u、12v、12wは金属製の棒であり、結線用バスバー11u、11v、11wは金属製の板であり、両者とも剛性を持つため、遠心力による変形及び振動に起因した影響はほとんどない。また、結線用バスバーと各コイル14のコイルエンド15とを接続するための各リード線16の長さは非常に短くなるので、スリップリング19u、19v、19wと各コイル14とを直接リード線で接続する場合と比較してリード線の長さが短くなり、遠心力による変形及び振動に起因して各リード線16の断線が発生したり、遠心力による変形及び振動が原因で各リード線16がステータ等の三相交流モータの他の構成部品に接触することで各リード線16の絶縁破壊が発生する可能性は小さくなる。また、結線用バスバー11u、11v、11wが円周方向に等間隔に設けられているため、結線用バスバー11u、11v、11wの重心が巻線ロータ2の回転軸と一致しており回転時の振動が少ない。したがって、三相交流モータの給電経路における断線や絶縁破壊が発生する可能性が小さくなり、信頼性が向上する。
従来のリード線を用いてコイルエンドとスリップリングバスバーとを接続する場合のリード線は、短絡防止のため全面的に被覆されており放熱性が悪かったが、実施の形態1では、金属製の結線用バスバー11u、11v、11wが空気中に露出しているため放熱性が向上する。したがって、スリップリング19u、19v、19wと、図示しないブラシとの間で発生する熱の放熱性が良くなることで、図示しないブラシの磨耗を低減することができるため信頼性が向上する。
実施の形態1では、バスバー保持器突出部8にバスバー保持器段差部26が形成されており、結線用バスバー11u、11v、11wにはバスバー保持器段差部26に沿うように、厚さ方向に折り曲げられて結線用バスバー段差部27が形成されているため、結線用バスバー11u、11v、11wの剛性が向上し、結線用バスバー11u、11v、11wの取り付け時の位置決め精度も向上する。
実施の形態1では、バスバー保持器7は絶縁樹脂等の絶縁体で構成されているため、鉄等の金属で構成されたバスバー保持部4との絶縁を確保することができる。
このように、コイル14が設けられた巻線ロータ2と、スリップリング19と、巻線ロータ2の内部で巻線ロータ2の軸方向に延び、スリップリング19と導通しているスリップリングバスバー12と、スリップリングバスバー12と導通する結線用バスバー11とを備え、コイル14と結線用バスバー11とが、コイル14から引き出されるリード線16を介して導通していることで、巻線ロータ2におけるリード線16の長さが短くなるため、三相交流モータのスリップリング19から巻線ロータ2のコイル14への給電経路における断線や絶縁破壊が発生する可能性が小さくなり、信頼性が向上する。
実施の形態2
次に、この発明の実施の形態2に係る回転電機である三相交流モータに設けられるインナーロータについて説明する。尚、以下の実施の形態において、図1〜図3の参照符号と同一の符号は、同一または同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
この発明の実施の形態2に係る回転電機である三相交流モータに設けられるインナーロータは、実施の形態1に対して、結線用バスバーにフィン(フランジ)を設けたものである。
図4に示すように、結線用バスバー111u、111v、111wは、それらの表面から突出するようにフランジ状のフィン112が、バスバー111u、111v、111wと一体に設けられている。フィン112は、例えば図示しない回転電機ハウジング内壁等の他の構造に干渉しないように設けられる。図5に示すように、フィン112は、結線用バスバー111u、111v、111wを巻線ロータ2に取り付けた際に、それぞれのフィン112が円周方向に対して隣り合わないように、各結線用バスバー111u、111v、111wの長手方向に略平行な2つの縁部の一方に沿って表面から突出するように設けられる。これにより、バスバー111u、111v、111wの重心がインナーロータ2の回転中心になる。その他の構成は実施の形態1と同じである。
実施の形態2では、結線用バスバー111u、111v、111wにそれぞれフィン112を設けることにより、結線用バスバー111u、111v、111wの表面積が大きくなるので、各相のスリップリング19u、19v、19wと図示しないブラシとの間に発生する熱の放熱性が向上する。その結果、スリップリング19u、19v、19wの耐久性が向上し、ブラシの磨耗を低減することができるため信頼性が向上する。
実施の形態2では、3相全ての結線用バスバー111u、111v、111wに、同じ形状で同じ大きさで、それぞれのフィン112が隣り合わないように各結線用バスバー111u、111v、111wの同じ位置にフィン112を設けているので、各結線用バスバー111u、111v、111wの重心が巻線ロータ2の回転中心となり、振動を抑制することができる。
実施の形態3
次に、この発明の実施の形態3に係る回転電機である三相交流モータに設けられるインナーロータについて説明する。
この発明の実施の形態3に係る回転電機である三相交流モータに設けられるインナーロータは、実施の形態2に対して、V相のフィン(フランジ)を、U、V相のフィンよりも大きくしたものである。
実施の形態3では図6に示すように、U相及びW相の結線用バスバーは、実施の形態2の結線用バスバー111u、111wであり、V相の結線用バスバーのみそれらと異なる形状の結線用バスバー511vである。バスバー511vには、U相及びV相に設けられたフィン112よりも、バスバー511vの表面から突出している長さが大きい、大型のフィン512が設けられている。その他の構成は実施の形態2と同じである。
V相のスリップリング19vは、U相及びW相のスリップリング19u、19wに挟まれるように配置されているため、一般的にスリップリング19v及びスリップリング19vに接触する図示しないブラシが他の相のスリップリング19u、19w及びスリップリング19u、19wに接触する図示しないブラシよりも高温となる。実施の形態3では、結線用バスバー511vにフィン112より大型のフィン512を設けることで、結線用バスバー511vの表面積が結線用バスバー111u、111wよりも大きくなり、スリップリング19v及び図示しないブラシの放熱性を向上させることができる。これにより、スリップリング19vの耐久性を向上させ、図示しないブラシの磨耗を低減することができ、またスリップリング19u、19v、19wの温度差を小さくできるため信頼性が向上する。
実施の形態3では、V相の結線用バスバー511vに他の相より大型のフィン512を設けることでスリップリング19v及び図示しないブラシの放熱性を向上させていたが、
図7に示すように、V相の結線用バスバーにのみにフィンを設けてもよい。これにより、実施の形態3と同様にスリップリング19v及び図示しないブラシの放熱性を向上させることができる。
実施の形態4
次に、この発明の実施の形態4に係る回転電機である三相交流モータに設けられるインナーロータについて説明する。
この発明の実施の形態4に係る回転電機である三相交流モータに設けられるインナーロータは、実施の形態1に対して、V相の結線用バスバーの幅を他のU、W相の結線用バスバーの幅に対して広くしたものである。
図8に示すように、U相、W相は実施の形態1と同じ結線用バスバー11u、11wであり、V相の結線用バスバーのみそれらとは異なる結線用バスバー211vである。結線用バスバー211vは結線用バスバー11u、11wと比較して広い幅を有する。
図9に示すように、インナーロータ201に結線用バスバー11u、11wと比較して広い幅を有する結線用バスバー211vを取り付けるため、バスバー保持器207のバスバー保持器突出部208は、結線用バスバー211vと略同じで32よりも広い幅を有している。V相のスリップリングバスバー12vの近くに設けられている切欠231vは、バスバー保持器突出部208を嵌めるためにバスバー保持器突出部208と略同じでバスバー保持器突出部8よりも広い幅を有している。これにより、図10に示すように、V相の結線用バスバー211vが、U相及びW相の結線用バスバー11u、11wに対して幅が広い状態で設けられている。その他の構成は実施の形態1と同じである。
実施の形態3で説明したように、一般的にスリップリング19v及びスリップリング19vに接触する図示しないブラシが他の相のスリップリング19u、19w及びスリップリング19u、19wに接触する図示しないブラシよりも高温となる。そのため、V相の結線用バスバー211vの幅を広くすることで結線用バスバー211vの表面積が大きくなり、スリップリング19v及び図示しないブラシの温度が高くなるV相での放熱性を向上させることができる。これにより、スリップリング19vの耐久性を向上させ、図示しないブラシの磨耗を低減することができ、またスリップリング19u、19v、19wの温度差を小さくできるため信頼性が向上する。
実施の形態4において、V相の結線用バスバーに、例えば図示しない回転電機ハウジング内壁等の他の構造に干渉しないようにフィンを設けることで、実施の形態4よりもさらにV相の放熱性を向上させることができる。また、U相、W相の結線用バスバーにもフィンを設け、V相の結線用バスバーにそれらよりも大型のフィンを設けてもよい。
実施の形態3、4では、各結線用バスバーは円周方向に等間隔に設けられていたが、一部の相の結線用バスバーのみにフィン(フランジ)を設けたり、幅を広くした場合、インナーロータの1回転中心に対して3つの結線用バスバーの重心がずれてしまう。これに対応するため、例えば一部の相(V相)の結線用バスバーのみにフィンを設けた場合は図11に示すように、インナーロータ1の回転の中心軸と各結線用バスバーの穴24の中心とを結ぶ仮想線L1,L2,L3を想定し、円周方向に隣り合う二つの仮想線のなす角度を取り付け角度α,β,γとする。各取り付け角度α,β,γを調整し、3つの結線用バスバーの重心がインナーロータ1の回転中心に一致するようにしてもよい。また、一部の相(V相)の結線用バスバーのみ幅を広くした場合も、同様に各結線用バスバーの取り付け角度を調整し、3つの結線用バスバーの重心がインナーロータ1の回転中心に一致するようにしてもよい。これにより、一部の相の結線用バスバーの幅を広くしたり、一部の相の結線用バスバーのみにフィンを設けたり、一部の相の結線用バスバーのみフィンを大型化した場合でも、インナーロータ1回転時に発生する振動を低減することができる。
実施の形態3、4では、V相の結線用バスバーの幅を広くしていたが、結線用バスバーの長さを長くしてもよい。また、V相の結線用バスバーのみにフィンを設けたり、V相の結線用バスバーのみ幅や長さを大きくしたり、V相の結線用バスバーのみに大型のフィンを設けていたが、スリップリング及びブラシ温度が特に高温になる相がU相又はW相であれば、U相又はW相の結線用バスバーにフィンを設けたり、結線用バスバーの幅を広くしたり長さを長くしてもよい。結線用バスバーに大型のフィンを設けてもよい。また、スリップリング及びブラシ温度が高温になる相が2つ以上の場合は、2つ以上の相に結線用バスバーにフィンを設けたり、結線用バスバーの幅を広くしたり長さを長くしたり、結線用バスバーに大型のフィンを設けてもよい。
実施の形態2〜4では、各結線用バスバーの長手方向に略平行な2つの縁部の一方に沿ってフィンを設けていたが、2つの縁部の両方にフィンを設けてもよいし、各結線用バスバーの裏面から突出するようにフィンを設けてもよい。
実施の形態1〜4では、回転電機はインナーロータ1が設けられた三相交流モータであったが、直流モータ等であってもよい。
実施の形態1〜4では、結線用バスバー段差部は、2つの屈曲部で1つの段差を形成しているが、これ以外の形状であってもよい。例えば、3つ以上の屈曲部で2つ以上の段差を形成する形状であってもよい。また、1つの屈曲部を持つ形状であってもよい。さらに、屈曲部は弧状に屈曲した形状をとってもよい。
実施の形態1〜4では、バスバー保持器は全体が樹脂で構成されていたが、例えば金属を樹脂でコーティングをしたもので構成するなど、バスバー保持器の表面の絶縁が確保できる構成であれば一部分が樹脂製であってもよい。
2 巻線ロータ(ロータ)、7、207 バスバー保持器、11u、11v、11w、111u、111v、111w、211v 結線用バスバー、12u、12v、12w スリップリングバスバー、14 コイル、16 リード線(引き出し線)、19u、19v、19w スリップリング、27、127 結線用バスバー段差部、35、36 屈曲部。

Claims (7)

  1. コイルが設けられたロータと、
    スリップリングと、
    前記ロータの内部で前記ロータの軸方向に延び、前記スリップリングと導通しているスリップリングバスバーと、
    前記スリップリングバスバーと導通する結線用バスバーと
    を備え、
    前記コイルと前記結線用バスバーとが、前記コイルから引き出される引き出し線を介して導通している回転電機。
  2. 前記結線用バスバーが固定されるバスバー保持器を備える、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記バスバー保持器は、少なくとも前記結線用バスバーとの接触部が絶縁体で形成されている、請求項2に記載の回転電機。
  4. 前記結線用バスバーは少なくとも1つ以上の屈曲部を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の回転電機。
  5. 複数の前記結線用バスバーを備え、前記結線用バスバーのうち少なくとも1つは、フィンを備える、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回転電機。
  6. 複数の結線用バスバーを備え、前記結線用バスバーのうち少なくとも1つの前記結線用バスバーの幅又は長さが、残りの前記結線用バスバーの幅又は長さよりも大きい、請求項1〜5のいずれか一項に記載の回転電機。
  7. 複数の結線用バスバーを備え、前記結線用バスバーの重心と、前記ロータの回転中心とが一致するように、前記結線用バスバーが設けられている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の回転電機。
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