JP2015076660A - 導波管同軸変換装置及び送受信一体型分波器 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の導波管同軸変換装置は、帯域阻止フィルタ機能を追加するために装置が大きくなる問題があった。【解決手段】本発明にかかる導波管同軸変換装置は、第1の部材10と、第1の部材10と対向して設けられる第2の部材30と、第1の部材10と第2の部材30とに挟まれるように設けられた導電体板20と、を有し、第1の部材10と第2の部材30とには、第1の部材10を貫通して第2の部材30を貫通しない深さまで形成された導波管13が形成され、導電体板20には、導波管の開口面に対応した形状の開口部21と、開口部21の周囲に設けられた導電体面部と、アンテナ部ANTと、アンテナ部ANTと直交し、アンテナ部ANTと導電体面部とを連結する導波管短絡部WGSと、アンテナ部ANTの一端に設けられる同軸配線部CWSと、アンテナ部ANTの他端と導電体面部とを接続する同軸線短絡部CoWと、が形成される。【選択図】図1
Description
本発明は導波管同軸変換装置及び送受信一体型分波器に関し、例えば、導波管伝送系の信号と同軸伝送系の信号とを相互に変換する導波管同軸変換装置及び送受信一体型分波器に関する。
高周波信号を扱う送受信機では、高い電力で信号を伝達するために導波管が利用される。しかし、導波管を伝達して伝えられる信号を電子回路で直接扱うことはできないため、高周波送受信機では、導波管伝送系と同軸伝送系との間の信号の変換を行う導波管同軸変換装置が用いられる。この導波管同軸変換装置の例が特許文献1、2に開示されている。
特許文献1では、同軸伝送系と導波管伝送系とを相互に変換する機能と、金属板で仕切って形成された第1の基本波TEモード伝送路と第2の基本波TEモード伝送路にそれぞれ互いに逆相の基本波TEモードを送受信する機能と、を有する導波管同軸変換装置が開示されている。
特許文献2では、導波管と、導波管の先端開口部から突出した誘電体ロッドと、導波管の基端部に設けられた給電部とを備える誘電体ロッドアンテナが開示されている。この誘電体ロッドアンテナでは、導波管の内部に、先端開口部に向かって、その電極の幅が漸次小さくなるフィンラインFを構成する誘電体基板が挿設されている。これにより、特許文献2では、高次モードの遮断周波数は変えずに、基本モードの遮断周波数を下げて、基本モードの動作周波数帯域を広くする。
しかしながら、無線通信等で利用される信号系には、必要な高周波信号を伝達する周波数特性に加えて、不要な周波数帯域の信号を減衰させるフィルタ機能が要求される。特許文献1、2に記載された技術では、フィルタ機能を実現するために別途フィルタ部を設けなければならず、装置が大きくなる問題がある。
本発明にかかる導波管同軸変換装置の一態様は、第1の部材と、前記第1の部材と対向して設けられる第2の部材と、前記第1の部材と第2の部材とに挟まれるように設けられた導電体板と、を有し、前記第1の部材と前記第2の部材とには、第1の部材において外部に設けられた外部導波管が接続される第1の面から、前記第2の部材を貫通しない深さまで形成された導波管が形成され、前記導電体板には、前記導波管の開口面に対応した形状の開口部と、前記開口部の周囲に設けられた導電体面部と、前記開口部を横切るように形成されたアンテナ部と、前記アンテナ部と直交し、前記アンテナ部と前記導電体面部とを連結する導波管短絡部と、前記アンテナ部の一端に設けられる同軸配線部と、前記導電体板の前記アンテナ部の他端と前記導電体面部とを接続する同軸線短絡部と、が形成される。
本発明にかかる送受信一体型分波器は、上記の導波管同軸変換装置と、第1の経路から入力される信号を前記導波管同軸変換装置の同軸配線部に伝送するとともに、第2の経路に前記導波管同軸変換装置の前記同軸配線部から伝送される信号を出力する同軸型サーキュレータと、を有する。
本発明にかかる導波管同軸変換装置及び送受信一体型分波器によれば、フィルタ機能を有する導波管同軸変換装置の体積を小さくすることができる。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、説明を簡略化するために適宜図面を簡略化して説明する。図1に実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1の概略図を示す。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明では、説明を簡略化するために適宜図面を簡略化して説明する。図1に実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1の概略図を示す。
図1に示すように、実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1は、第1の部材10、導電体板20、第2の部材30を有する。第1の部材10、第2の部材30及び導電体板20は、例えば、ステンレスや銅などの金属である。そして、実施の形態1にかかる導波路同軸変換装置1は、導電体板20にアンテナ部及び同軸配線部を形成する。また、実施の形態1にかかる導波路同軸変換装置1は、第1の部材10と第2の部材30とで導電体板20を挟むように構成される。
第1の部材10には、導波管13が形成される。この導波管13は、第1の部材10、導電体板20及び第2の部材30を密着させた状態で環状となり、アンテナANTの厚みが確認できる面に開口部を有するように形成される。つまり、導波管13は、第1の部材10の一面に開口部を有するように形成された溝と、第2の部材の一面に開口部を有するように形成された溝と、により形成される。つまり、第1の部材10に形成される導波管13は、第1の部材10及び第2の部材30を貫通しない溝により形成される。
また、第1の部材10には、溝11及び溝12が形成される。溝11は、導電体板20に形成された同軸配線部CoWに対応する位置に形成される。溝11の幅(導波管13に接する辺の長さ)は、同軸配線部CoWの幅よりも広く形成される。溝12は、導電体板20に形成される同軸短絡部CWSに対応する位置に形成される。溝12の幅(導波管13に接する辺の長さ)は、同軸短絡部CWSの幅よりも広く形成される。また、溝12は、導波管13から第1の部材10を貫通しない長さ(導波管13に接する辺と直交する方向の長さ)で形成される。
なお、第2の部材30は、第1の部材10と対向する面にも、溝11と溝12と同じ溝が、溝11及び溝12と重なり合う位置に形成される。図1では、第2の部材30において溝11に対応する溝に31の符号を付した。
導電体板20は、導波管13と重なり合う位置に開口部21が形成される。以下の説明では、開口部21の周囲の導電体板20を導電体面部と称す。また、導電体板20は、アンテナ部ANT、導波管短絡部WGS、同軸配線部CoW、同軸短絡部CWSを有する。アンテナ部ANTは、導電体板20に設けられた開口部21を横切るように形成される。導波管短絡部WGSは、アンテナ部ANTと直交し、アンテナ部ANTと導電体面部とを連結するように形成される。同軸配線部CoWは、アンテナ部ANTの一端に設けられ、図示しない後段の配線あるいは回路に接続される。同軸短絡部CWSは、アンテナ部ANTの他端と導電体面部とを接続する。
アンテナ部ANT、導波管短絡部WGS、同軸配線部CoW及び同軸短絡部CWSは、導電体面部と同じ素材で形成される線路である。図1に示す例では、導波管短絡部WGSの一端と、同軸短絡部CWSの一端が導電体面部と連続するように形成される。また、アンテナ部ANTは、導波管短絡部WGSの他端及び同軸短絡部CWSの他端と連続するように形成される。さらに、同軸配線部CoWは、アンテナ部ANTの一端と連続するように形成される。なお、同軸配線部CoWは図示しない領域において、導電体面部と連続するように形成されていても良い。
また、以下の説明では、第1の部材10において、外部導波管が接続される面が見える面を導波管伝送系面と称し、同軸配線部CoWの断面が見える面を同軸伝送系面と称す。
続いて、図2に、実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1の側面図及び断面図を示す。そして、図2を参照して、導波管同軸変換装置1についてさらに説明する。
図2の上段の図は、導波管同軸変換装置1を導波管伝送系面から見た導波管同軸変換装置1の側面図である。図2の上段の図に示すように、導波管同軸変換装置1は、第1の部材10及び第2の部材30により構成される管により導波管13が設けられている。そのため、導波管伝送系面から見た場合、導波管13を横切るように形成されるアンテナ部ANTの厚みを確認できる。また、導波管短絡部WGSは、アンテナANTから導波管13の奥に延在するため、図2の上段の図では確認することができない。
図2の中段の図は、導波管同軸変換装置1の同軸伝送系面からみた導波管同軸変換装置1の側面図である。図1では、個別の部品をそれぞれ説明するためにそれぞれの部品を個別に示したが、図2の中段の図に示すように、導波管同軸変換装置1は、同軸伝送系面から見た場合、第1の部材10と第2の部材30とにより導電体板20を挟み、それぞれの部品が密着した形状となる。第1の部材10、導電体板20及び第2の部材30は、ボルト、或いは、導電性の接着剤(例えば半田等)により互いに密着させられる。また、図2の中段の図に示すように、導波管同軸変換装置1は、同軸伝送系面から見た場合、同軸配線部CoWの断面が見える。同軸配線部CoWは、導電体板20と同一面に形成されるが、同軸伝送系面から見た場合、導電体板20と同軸配線部CoWは離れるように形成される。
図2の下段の図は、導波管同軸変換装置1の断面図である。この断面図は、図1のII−II線に沿ったものである。この図2の下段の図のとおり、導波管同軸変換装置1の導波管13は、導波管同軸変換装置1の第1の面から第1の面に対向する第2の面に延在し、かつ、第2の面を貫通しないように形成される管として形成される。また、図2に示した断面図のとおり、導波管同軸変換装置1では、アンテナ部ANT及び導波管短絡部WGSが導波管13の内部に形成されている。
実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1では、上述した導電体板20を第1の部材10及び第2の部材30で挟むことで、導波管を伝達する信号と同軸を伝達する信号とを相互に変換する。また、導波管同軸変換装置1は、変換対象の信号のうち伝達したい信号を減衰することなく通過させる帯域通過フィルタと、かつ、不要な周波数成分を減衰させる帯域阻止フィルタと、を構成する。そこで、実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1の周波数特性を示すグラフを図3に示す。
図3に示す例では、実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1は、14.5GHzから15.5GHzの周波数帯域に対しては、信号の振幅レベルをほとんど減衰させることなく通過させ、18.5GHzから19GHzの周波数帯域については信号レベルを減衰させる特性を有している。
実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1では、帯域通過フィルタを構成する周波数帯域と、帯域阻止フィルタを構成する周波数帯域とを、アンテナ部ANT、同軸短絡部CWS、導波管短絡部WGSの寸法及び形状を変化させることで設定する。そこで、図4の導波管同軸変換装置1の周波数設定パラメータを説明するための図を示す。
ここでは、各寸法及び形状を図4に示すような値で示す。具体的には、アンテナ部ANTの幅方向(例えば、アンテナ部ANTが開口部21(或いは導波管13)を横切る方向と直交する方向)の中心線と、導波管短絡部WGSが導電体面と連結される部分との間の距離をLとする。アンテナ部ANTの長さ(例えば、アンテナ部ANTの長手方向)の中心線と、導波管短絡部WGSの幅方向(例えば、導波管短絡部WGSの短手方向)の中心線との間の距離をDとする。同軸短絡部CWSの長さ(開口部21から導電体面までの距離)をSとする。アンテナ部ANTの幅をW1とする。導波管短絡部WGSの幅をW2とする。
実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1では、上記パラメータのうちLを調節することで、帯域通過フィルタにより通過させる信号の周波数帯域を決定する。このLを長く設定する事で、通過帯域の周波数は低くなり、Lを短くすれば通過帯域の周波数帯域は高くなる。導波管同軸変換装置1は、Sを調節することで、阻止帯域の周波数を決定する。Sを長くすれば、阻止帯域の周波数帯域は低くなり、Sを短くすれば、阻止帯域の周波数帯域は高くなる。また、導波管同軸変換装置1は、D、W1及びW2を調節することで、通過帯域のインピーダンス整合をとる。
上記説明より、実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1は、導波管13の内部に設けられたアンテナ部ANTに対して、導波管短絡部WGS及び同軸短絡部CWSを設ける構成を有する。これにより、実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1は、必要な周波数帯域の信号を通過させながら、不要な周波数帯域の信号を減衰させる帯域阻止フィルタを装置の面積或いは体積を増加させることなく実装することができる。つまり、実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1は、帯域阻止フィルタを有する導波管同軸変換装置を小さくすることができる。
実施の形態2
実施の形態2では、実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1を送受信一体型分波器に適用した例について説明する。そこで、実施の形態2にかかる送受信一体型分波器2のブロック図を図5に示す。
実施の形態2では、実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1を送受信一体型分波器に適用した例について説明する。そこで、実施の形態2にかかる送受信一体型分波器2のブロック図を図5に示す。
図5に示す送受信一体型分波器2は、導波管同軸変換装置1、ローパスフィルタ101、サーキュレータ102、帯域阻止フィルタ110、バンドパスフィルタ111、導波管同軸変換器112、導波管同軸変換器120、バンドパスフィルタ121、帯域阻止フィルタ122を有する。
実施の形態2にかかる送受信一体型分波器2では、アンテナポートに実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1を利用することで、サーキュレータ102として同軸型サーキュレータ(以下、同軸型サーキュレータ102と称す)を利用する。この同軸型サーキュレータ102は、第1の経路(例えば、送信ポートが接続される側の経路)から入力される信号を導波管同軸変換装置1の同軸配線部CoWに伝送する。また、同軸型サーキュレータ102は、第2の経路(例えば、受信ポートに接続される側の経路)に導波管同軸変換装置1の同軸配線部CoWから伝送される信号を出力する。
また、実施の形態2にかかる送受信一体型分波器2では、導波管同軸変換装置1と、同軸型サーキュレータ102と、の間に設けられる第3のフィルタ部(例えば、ローパスフィルタ101)を有する。このローパスフィルタ101は、同軸線路上に形成されるローパスフィルタである。
また、実施の形態2にかかる送受信一体型分波器2では、同軸型サーキュレータ102の第1の経路側のポートに第1の導波管同軸変換器(例えば、導波管同軸変換器112)が接続され、同軸型サーキュレータ102第2の経路側のポートに第2の導波管同軸変換器(例えば、導波管同軸変換器120)が接続される。この導波管同軸変換器112及び導波管同軸変換器120は、導波管内部に設けたアンテナにより、導波管伝送系と同軸伝送系との間の信号の変換を行うものである。
そして、送受信一体型分波器2では、導波管同軸変換装置112と入力ポート(例えば、送信ポート)との間に接続される第1のフィルタ部(例えば、帯域阻止フィルタ110及びバンドパスフィルタ111)が設けられる。この帯域阻止フィルタ110から導波管同軸変換器112までの経路は、導波管伝送系の経路である。つまり、帯域阻止フィルタ110及びバンドパスフィルタ111は、導波管の形状によりフィルタを構成するものである。
また、送受信一体型分波器2では、導波管同軸変換装置120と出力ポート(例えば、受信ポート)との間に接続される第2のフィルタ部(例えば、バンドパスフィルタ121及び帯域阻止フィルタ122)が設けられる。この導波管同軸変換器120から帯域阻止フィルタ122までの経路は、導波管伝送系の経路である。つまり、バンドパスフィルタ121及び帯域阻止フィルタ122は、導波管の形状によりフィルタを構成するものである。
サーキュレータは、導波管型でも構成することができるが、同軸型で形成した方が小さくなる。また、ローパスフィルタについても、同軸型の方が導波管型よりも小さくなる。
上記説明より、実施の形態2では、導波管同軸変換装置1を用いることで、形状が小さくなるフィルタ及びサーキュレータを利用して送受信一体型の分波器を構成する。これにより、送受信一体型分波器2では、形状として小さなサーキュレータの組み合わせにより全体を構成することができる。また、実施の形態2にかかる送受信一体型分波器2では、実施の形態1にかかる導波管同軸変換装置1を利用することで、形状を大きくすることなく、送受信一体型分波器2に帯域阻止フィルタを追加した送受信一体型分波器2を実現することができる。
また、図5で示した送受信一体型分波器2は、別の形態として図6に示す構成を考えることができる。図6は、送受信一体型分波器2の別の形態となる送受信一体型分波器3を示す物である。送受信一体型分波器3は、送信ポートに導波管同軸変換器112が接続され、導波管同軸変換器112と同軸型サーキュレータ102との間に同軸線路上に形成される帯域阻止フィルタ110及びバンドパスフィルタ111が設けられる。また、送受信一体型分波器3は、同軸型サーキュレータ102の後段に同軸線路上に形成されるバンドパスフィルタ121及び帯域阻止フィルタ122が設けられる。そして、帯域阻止フィルタ122と受信ポートの間に導波管同軸変換器120が設けられる。このように、帯域阻止フィルタ110、バンドパスフィルタ111、バンドパスフィルタ121、帯域阻止フィルタ122は、同軸線路上に形成することも可能であり、導波管上に形成することも可能である。これらフィルタを同軸線路上に形成するか、導波管上に形成するか、は、送受信一体型分波器の使用により適宜切り替えることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 導波管同軸変換装置
2、3 送受信一体型分波器
10 第1の部材
11、12、13、31 溝
13 導波管
20 導電体板
21 開口部
30 第2の部材
101 ローパスフィルタ
102 同軸型サーキュレータ
110 帯域阻止フィルタ
111 バンドパスフィルタ
112 導波管同軸変換器
120 導波管同軸変換器
121 バンドパスフィルタ
122 帯域阻止フィルタ
ANT アンテナ部
CoW 同軸配線部
CWS 同軸短絡部
WGS 導波管短絡部
WC アンテナ中心線
2、3 送受信一体型分波器
10 第1の部材
11、12、13、31 溝
13 導波管
20 導電体板
21 開口部
30 第2の部材
101 ローパスフィルタ
102 同軸型サーキュレータ
110 帯域阻止フィルタ
111 バンドパスフィルタ
112 導波管同軸変換器
120 導波管同軸変換器
121 バンドパスフィルタ
122 帯域阻止フィルタ
ANT アンテナ部
CoW 同軸配線部
CWS 同軸短絡部
WGS 導波管短絡部
WC アンテナ中心線
Claims (7)
- 第1の部材と、
前記第1の部材と対向して設けられる第2の部材と、
前記第1の部材と第2の部材とに挟まれるように設けられた導電体板と、を有し、
前記導電体板には、
前記第1の部材の面のうち前記導電体板と対向する面における前記導波管の溝の形状に対応した形状の開口部と、
前記開口部の周囲に設けられた導電体面部と、
前記開口部を横切るように形成されたアンテナ部と、
前記アンテナ部と直交し、前記アンテナ部と前記導電体面部とを連結する導波管短絡部と、
前記アンテナ部の一端に設けられる同軸配線部と、
前記導電体板の前記アンテナ部の他端と前記導電体面部とを接続する同軸線短絡部と、
が形成され、
前記第1の部材と前記第2の部材とには、導波管が形成される溝と、前記同軸配線部と前記同軸線短絡部とに対応する位置に形成される溝と、を有する導波管同軸変換装置。 - 前記導波管短絡部の長さは、伝達する信号の通過帯域により決定され、
同軸線短絡部の長さは、伝達する信号の阻止帯域により決定される請求項1に記載の導波管同軸変換装置。 - 前記アンテナ部の中心位置と前記導波管短絡部の中心位置との間の距離と、前記アンテナ部の幅と、前記導波管短絡部の幅とにより、伝達する信号の通過帯域の整合が調整される請求項1又は2に記載の導波管同軸変換装置。
- 前記導波管同軸変換装置と、
第1の経路から入力される信号を前記導波管同軸変換装置の同軸配線部に伝送するとともに、第2の経路に前記導波管同軸変換装置の前記同軸配線部から伝送される信号を出力する同軸型サーキュレータと、
を有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の送受信一体型分波器。 - 前記同軸型サーキュレータの前記第1の経路側のポートに接続される第1の導波管同軸変換器と、
前記第1の導波管同軸変換器と入力ポートとの間に接続される第1のフィルタ部と、
前記同軸型サーキュレータの前記第2の経路側のポートに接続される第2の導波管同軸変換器と、
前記第2の導波管同軸変換器と出力ポートとの間に接続される第2のフィルタ部と、
を有する請求項4に記載の送受信一体型分波器。 - 前記導波管同軸変換装置と、前記同軸型サーキュレータと、の間に設けられる第3のフィルタ部を有する請求項4又は5に記載の送受信一体型分波器。
- 外部導波管が接続される第1の部材と、
前記第1の部材と対向して設けられる第2の部材と、
前記第1の部材と第2の部材とに挟まれるように設けられた導電体板とから形成された導波管同軸変換装置であって、
前記導電体板に、
前記導波管の開口面に対応した形状の開口部と、
前記開口部を横切るように形成されたアンテナ部と、
前記アンテナ部の一端を前記導電体板の導体部に接続する同軸短絡部と、
前記アンテナ部の他端に設けられる同軸配線部と、
前記アンテナ部の一端と他端の間を前記導電体板の導体部に接続する導波管短絡部と、
を形成する導波管同軸変換装置。
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