JP5219750B2 - 同軸導波管変換器およびレーダ機器 - Google Patents

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Description

本発明は、導波管とこの導波管に接続される同軸線路とを変換して高周波信号を伝送する同軸導波管変換器に関する。
高周波信号により物標を探知するレーダ機器には、例えば、導波管の先にスロットアンテナなどが設けられる。そして、そのスロットを介して高周波信号がレーダ機器外に送信される。また、レーダ機器の組み付けの自由度などを高める目的から、レーダ機器内における高周波信号の伝送には同軸線路が用いられている。これら導波管と同軸線路との変換に際し同軸導波管変換器が用いられ、伝送効率をよくするためのインピーダンス整合が採られている。
図8に、従来から利用されている同軸導波管変換器100の端面図を示す。同軸導波管変換器100は、主に、導波管10、外導体20、内導体30、マッチングセクション13から構成されている。以下、各構成を簡単に説明する。
導波管10には挿入孔11が空けられており、この箇所に外導体20および内導体30から成る同軸線路が設けられている。内導体30は、外導体20と軸心を等しくして外導体20の内側に絶縁体12を介して設けられている。また、内導体30は挿入孔11から導波管10の内部に突出している。なお、同軸線路は同軸コネクタを介して導波管10に接続されるが、同軸コネクタに関する説明および図示は省略する。他に、インピーダンスを調整するためのマッチングセクション13が導波管10に設けられている。このマッチングセクション13を介してスロットアンテナ等の負荷(図示無し)が設けられる。
このような同軸導波管変換器100の場合、マッチングセクション13を設けるための余分なスペースを確保しなければならない。さらに、スロットアンテナ等の負荷や同軸導波管変換器100を通過する高周波信号の周波数に応じてマッチングセクション13の大きさや形状を変える必要があり、多種多様のマッチングセクション13を製造、準備しておかなければならなくなる。
そこで、マッチングセクション13自体を設けることなく、多種多様の負荷や周波数に対応してインピーダンスの整合が採れる同軸導波管変換器が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の同軸導波管変換器は、導波管内部に設けられたショート板が導波管の軸方向に移動自在であるとともに、内導体の先端に設けられたプローブの位置が導波管の軸方向と直交する方向に調整可能であることを特徴としている。つまり、プローブとショート板との距離や、導波管内部に突出するプローブの突出長を任意に変更でき、負荷や周波数に応じたインピーダンス整合を一種類の同軸導波管変換器で採ることができることを特徴としている。
特開2007−88797
しかしながら、特許文献1に記載の同軸導波管変換器でもショート板を設ける必要があるため、余分なスペースを確保しなければならないといった問題点は依然として残っている。さらに、特許文献1に記載の同軸導波管変換器には、プローブの突出量を変更するためには同軸導波管変換器を分解しなければならず、特に微調整を行うときなど手間がかかるといった問題点もあった。さらに、同軸導波管変換器をアンテナ部分が回転するようなレーダ機器に用いた場合、回転や振動によりショート板やプローブの位置がずれてしまい、インピーダンス整合が採れなくなってしまうという問題点もあった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、マッチングセクションやショート板を設けるためのスペースを確保することなくインピーダンス整合が採れる同軸導波管変換器を提供することを目的とする。さらに、同軸導波管変換器を分解することなくインピーダンス整合を採るための調整が容易にできる同軸導波管変換器を提供することも目的とする。さらに、同軸導波管変換器に回転や振動などの外力が加わった場合でも、良好にインピーダンス整合を採り続けられる同軸導波管変換器を提供することも目的とする。
前記課題を解決するために本発明の同軸導波管変換器は、導波管と、前記導波管内に突出する内導体を有する同軸線路と、前記内導体の側面に設けられ、該内導体の軸方向に移動可能な第1調整導体と、前記内導体の端に設けられ、該端からの突出量を変更可能な第2調整導体とを備え、前記第1調整導体と前記第2調整導体とによりインピーダンスを調整し、前記導波管と前記同軸線路間で高周波信号を伝送することを特徴とする。
このように、軸方向に移動させることのできる第1調整導体を内導体の側面に設けることで、余分なスペースを別途設けることなく、導波管に接続される負荷や同軸導波管変換器を通過する周波数に応じたインピーダンスの調整を行うことができる。
同軸導波管変換器が備える第1調整導体の位置や第2調整導体の突出量は互いに独立して変更自在であり、同軸導波管変換器のインピーダンスを二つの調整導体により調整することができる。したがって、より精度よくインピーダンスの調整を行うことができる。
また、前記課題を解決するために本発明の同軸導波管変換器は、導波管と、前記導波管内に突出する内導体を有する同軸線路と、前記内導体の側面に設けられ、該内導体の軸方向に移動可能な第1調整導体とを備え、前記第1調整導体は、前記内導体に螺合する環形の第1フランジと、外径が前記第1フランジの内径に略等しく前記内導体に螺合する環形の第2フランジとからなるダブルナットを構成し、前記第1調整導体によりインピーダンスを調整し、前記導波管と前記同軸線路間で高周波信号を伝送することを特徴とする。


このように、第1調整導体をダブルナットによって位置止めすることで、第1調整導体を所定の位置に安定して固定することができる。また、第1フランジの内径と第2フランジの外径とはほぼ等しく、第1フランジの内側に第2フランジは収まる構成となっているため、同一方向(軸方向)から第1調整導体の位置止め作業を行うことができる。
さらに、前述の同軸導波管変換器は前記導波管のうち前記同軸線路が接続される導波管壁に対面する箇所に取外し可能な作業用蓋をさらに備え、前記第1フランジおよび前記第2フランジは、前記作業用蓋側に切欠きを有することを特徴とする。
このように作業用蓋を設けることで同軸導波管変換器を分解せずに作業用蓋を開けるだけで、第1調整導体の位置や第2調整導体の突出量の変更することができる。また、第1調整導体を構成する各フランジに設けられた切欠きに工具を差し込むことで、作業スペースが狭くても容易に第1調整導体を移動させることができる。
さらに、前述の同軸導波管変換器は内径が前記第2調整導体の外径に略等しく該第2調整導体に設けられる絶縁体をさらに備え、前記作業用蓋は、前記導波管の内側に前記絶縁体の外径と径が略等しい凹部を有し、前記絶縁体は、前記作業用蓋の凹部に嵌入することを特徴とする。
ナットの役割を果たす絶縁体を設けることで、第2調整導体を内導体により安定して締結させることができる。さらに、絶縁体自身も作業用蓋に嵌入させることで、振動などによる第2調整導体や絶縁体の位置ずれを防止することができる。
また、前記高周波信号の送受信により物標を探知するレーダ機器は前述の同軸導波管変換器を備えることを特徴とする。
本発明の同軸導波管変換器は、余分なスペースを別途設けることなくインピーダンス整合を採ることができる。さらに、同軸導波管変換器を分解することなくインピーダンス整合を採るための調整をすることもできる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1における同軸導波管変換器は、内導体に設けられた二つの調整導体の位置等を変えることで、導波管に接続される任意の負荷(例えば、スロットアンテナ)に対応したインピーダンス整合を採れることを主な特徴とする。以下、実施の形態1における同軸導波管変換器を図1から図4を参照しながら説明する。
図1に同軸導波管変換器1の端面図を示す。同軸導波管変換器1は、導波管10、外導体20、内導体30、第1調整導体40、第2調整導体50、および作業用蓋60を備えている。
導波管10は一端が開口した矩形導波管であり、この開口端にはフランジ接続などによりスロットアンテナ(図示なし)のような負荷が接続されている。また、開口端と直交する一面には、円形の挿入孔11が形成されている。
この挿入孔11が形成されている箇所で導波管10の外側には、内径が挿入孔11の直径に等しい環形の外導体20が設けられている。そして、外導体20の内側には、外導体20と軸心が同一の内導体30が絶縁体12を介して設けられている。内導体30は、挿入孔11から導波管10の内側に突出して設けられており、この突出している箇所の側面にはネジ山が設けられている。また、内導体30の突出側端にはネジ穴が設けられている。
内導体30のうちネジ山が設けられた側面には、第1調整導体40が設けられている。第1調整導体40は環形の形状をしており、その中心部分に内導体30の径と等しいネジ穴が開けられることで、内導体30と螺合している。そして、内導体30を中心として第1調整導体40を回転させることにより、内導体30の軸方向(図1中の矢印で示す方向)に第1調整導体40の位置を移動させることができるようになっている。
ここで、第1調整導体40の位置を移動させることにより、同軸導波管変換器1のインピーダンスは、図2のインピーダンスチャート上に示す第1調整導体40の矢印のように変化する。なお、第1調整導体40の位置固定方法については後述する。
内導体30の突出側端には、第2調整導体50が延設されている。第2調整導体50は全ネジの形状をしており、その一部が内導体30に設けられたネジ穴に螺合されている。内導体30から突出した第2調整導体50の長さ、つまり突出量は、第2調整導体50を内導体30に設けられたネジ穴にどれだけ埋没させるかによって自在に変更することができる。そして、この突出量を変更させることにより、同軸導波管変換器1のインピーダンスは、図2のインピーダンスチャート上に示す第2調整導体50の矢印のように変化する。
また、作業用蓋60が、導波管10のうち挿入孔11と対面する箇所、つまり内導体30の軸上にあたる箇所に設けられている。この作業用蓋60により、導波管10が開閉できるようになっている。作業用蓋60を開けるだけで、第1調整導体40を移動させたり第2調整導体50の突出量を変更させたりすることができるので、同軸導波管変換器1を同軸側から分解することなくインピーダンスの調整を行うことができる。
次に、図3および図4を用いて第1調整導体40の詳細な構造および位置固定方法を説明する。なお、図3(A)は第1調整導体40の正面図であり、図3(B)はそのAA’線切断部端面図であり、図4は内導体30と第1調整導体40との螺合を示す端面図である。第1調整導体40は、第1フランジ401と第2フランジ402とから構成されるダブルナットにより位置の固定がなされる。
第1フランジ401は、内導体30に螺合するためのネジ穴404を有する環形の形状をしている。また、第1フランジ401にはネジ穴404よりも径が大きな溝が設けられており、この溝に第2フランジ402が嵌入される。なお、この溝は深くなるほど径が小さくなるように形成されている。
第2フランジ402は、第1フランジ401と同様に、内導体30に螺合するためのネジ穴404を有する環形の形状をしている。また、第2フランジ402の外径は上端から下端に向けて徐々に小さくなっており、第2フランジ402の上端の外径は第1フランジ401に設けられた溝の上端の径に略等しい。
そして、第1フランジ401と第2フランジ402はダブルナットを構成している。第1フランジ401と第2フランジ402とは互いに独立して内導体30に螺合しているため、第1フランジ401と第2フランジ402とを図3(a)に示す矢印方向のように互いに逆方向に回転させることで、互いに締め付けさせる方向に移動させることができる。そして、第1フランジと第2フランジは内導体30の所定位置に固定させることができる。
ここで、第1フランジ401と第2フランジ402を締め付けた際、図4中のaに示す箇所で第1フランジ401と第2フランジ402とは接触する。そして、第1フランジ401と第2フランジ402は互いに押し合い、締め付け方向とは逆方向に力を受ける。したがって、第1フランジ401のネジ山は内導体30のネジ溝の上側に、第2フランジ402のネジ山は内導体30のネジ溝の下側に接触して、第1フランジ401および第2フランジ402は固定される。
このように、内導体30の各ネジ溝に対して所定の位置に第1フランジ401および第2フランジ402のネジ山を螺合させることができるため、ネジ山とネジ溝の遊び等による高周波電流の流れのばらつきを押さえることができる。なお、図4において第2フランジ402の上端が第1フランジ401の上端より突出しているが、これは高周波電流の流れを妨げるものでなく、第1フランジ401と第2フランジ402との電気的結合により第1調整導体40は一つの導体とみなすことができる。また、第1フランジ401の上端が第2フランジ402の上端よりも突出していてもよく、さらに各上端は揃っていてもよい。
他に、第1フランジ401と第2フランジ402との片面には、マイナスドライバ等の先端と噛合う形状の切欠き403が設けられている。この切欠き403が設けられる面は、第1フランジ401および第2フランジ402が内導体30に螺合された際、導波管10に設けられた作業用蓋60に対面する面である。
このような切欠き403を設けることで、導波管10に設けられた作業用蓋60を開けただけのような作業スペースが狭いような場所でも、マイナスドライバ等を用いて第1フランジ401や第2フランジ402を順次回転させる、つまり第1調整導体40の位置を移動させることができる。したがって、同軸導波管変換器1を分解することなく第1調整導体40の位置を移動することができ、同軸導波管変換器1のインピーダンスを調整することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2における同軸導波管変換器2は、第2調整導体に設けられる絶縁体と作業用蓋の形状とが実施の形態1における同軸導波管変換器1と異なる。以下、実施の形態2における同軸導波管変換器2を図5を参照しながら説明する。なお、実施の形態1と同様の構成に関しては同一の符号を付与し、説明を省略する。
第2調整導体50にはフッ素樹脂など絶縁体70が設けられている。絶縁体70は雌ネジ加工されており、絶縁体70と第2調整導体50とは螺合している。また、この絶縁体70の両端はそれぞれ内導体30と後述する作業用蓋61とに密着されている。
絶縁体70が接する作業用蓋61は、導波管10のうち挿入孔11と対面する箇所、つまり内導体30の軸上にあたる箇所に設けられている。この作業用蓋61により、導波管10が開閉できるようになっている。作業用蓋61を開けるだけで、第1調整導体40を移動させたり第2調整導体50の突出量を変更させたりすることができるので、同軸導波管変換器1を同軸側から分解することなくインピーダンスの調整を行うことができる。
さらに、作業用蓋61には絶縁体70を嵌入させることができる凹部が形成されている。絶縁体70と作業用蓋61を嵌入させることにより、絶縁体70自身を固定させることができるので、第2調整導体50ひいては内導体30や第1調整導体40をより安定して固定させることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3における同軸導波管変換器3は、第1調整導体および絶縁体の形状が実施の形態1または実施の形態2における同軸導波管変換器1または2と異なる。以下、実施の形態3における同軸導波管変換器3を図6および図7を参照しながら説明する。なお、実施の形態1または実施の形態2と同様の構成に関しては同一の符号を付与し、説明を省略する。
図6に示すように、第2調整導体50には、フッ素樹脂などの絶縁体である絶縁体71が設けられている。絶縁体71はいわゆるナットの形態をしており、絶縁体71と第2調整導体50とは螺合している。このように、第2調整導体50の固定に際して、絶縁体71によるナット締めを行うことで、第2調整導体50を内導体30に安定して固定させることができる。
図7に示すように、第1調整導体41は第1フランジ411と第2フランジ412とから構成される。第1フランジ411は、内導体30に螺合するためのネジ穴414を有する環形の形状をしている。また、第1フランジ411にはネジ穴414よりも径が大きな溝が設けられており、この溝に第2フランジ412が嵌入される。なお、この溝は直角に形成され、その径は深さ方向に対して同一である。
第2フランジ412は、第1フランジ411と同様に、内導体30に螺合するためのネジ穴414を有する環形の形状をしている。また、第2フランジ412の外径は上端から下端にかけて小さくなり、第2フランジ412の外径は第1フランジ411に設けられた溝の径とほぼ等しい。
そして、第1フランジ411と第2フランジ412は、ダブルナットにより位置が固定される。第1フランジ411と第2フランジ412とは互いに独立して内導体30に螺合しているため、第1フランジ411と第2フランジ412とを図7(a)に示す矢印方向のように互いに逆方向に回転させることで、互いに締め付けさせることができ位置を固定させることができる。
ここで、第1フランジ411と第2フランジ412との片面には、ボルト等の先端と噛合う形状の切欠き413が設けられている。この切欠き413が設けられる面は、第1フランジ411および第2フランジ412が内導体30に螺合された際、導波管10に設けられた作業用蓋60に対面する面である。
このような切欠き413を設けることで、導波管10に設けられた作業用蓋61を開けただけのような作業スペースが狭いような場所でも、ボルト等を用いて第1フランジ411や第2フランジ412を順次回転させる、つまり第1調整導体41の位置を移動させることができる。したがって、同軸導波管変換器2を分解することなく、第1調整導体40を移動すること、ひいては同軸導波管変換器2のインピーダンスを調整することができる。
なお、本発明における同軸導波管変換器の使用形態は、導波管の先に負荷が設けられることでインピーダンス整合が採れなくなるような場合に限られず、同軸導波管変換器を通過させる信号の周波数帯域が異なることでインピーダンス整合が採れなくなるような場合でも適用することができる。
また、本発明における同軸導波管変換器は、前記高周波信号の送受信により物標を探知するレーダ機器に用いることができる。
本発明の実施の形態1における同軸導波管変換器を説明するための端面図である。 本発明の実施の形態1における第1調整導体の位置および第2調整導体の突出量に応じたインピーダンスを示すインピーダースチャートである。 本発明の実施の形態1における第1調整導体を説明するための正面図および端面図である。 本発明の実施の形態1における内導体と第1調整導体との螺合を説明するための端面図である。 本発明の実施の形態2における同軸導波管変換器を説明するための端面図である。 本発明の実施の形態3における同軸導波管変換器を説明するための端面図である。 本発明の実施の形態3における第1調整導体を説明するための正面図および端面図である。 従来の同軸導波管変換器を説明するための端面図である。
符号の説明
1、2、3、100 同軸導波管変換器
10 導波管
11 挿入孔
12 マッチングセクション
20 外導体
30 内導体
40、41 第1調整導体
50 第2調整導体
60、61 作業用蓋
70、71 絶縁体

Claims (5)

  1. 導波管と、
    前記導波管内に突出する内導体を有する同軸線路と、
    前記内導体の側面に設けられ、該内導体の軸方向に移動可能な第1調整導体と、
    前記内導体の端に設けられ、該端からの突出量を変更可能な第2調整導体とを備え、
    前記第1調整導体と前記第2調整導体とによりインピーダンスを調整し、前記導波管と前記同軸線路間で高周波信号を伝送することを特徴とする同軸導波管変換器。
  2. 導波管と、
    前記導波管内に突出する内導体を有する同軸線路と、
    前記内導体の側面に設けられ、該内導体の軸方向に移動可能な第1調整導体とを備え、
    前記第1調整導体は、
    前記内導体に螺合する環形の第1フランジと、
    外径が前記第1フランジの内径に略等しく前記内導体に螺合する環形の第2フランジとからなるダブルナットを構成し、
    前記第1調整導体によりインピーダンスを調整し、前記導波管と前記同軸線路間で高周波信号を伝送することを特徴とする同軸導波管変換器。
  3. 請求項2に記載の同軸導波管変換器において、
    前記導波管のうち前記同軸線路が接続される導波管壁に対面する箇所に取外し可能な作業用蓋をさらに備え、
    前記第1フランジおよび前記第2フランジは、前記作業用蓋側に切欠きを有することを特徴とする同軸導波管変換器。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の同軸導波管変換器において、
    内径が前記第2調整導体の外径に略等しく該第2調整導体に設けられる絶縁体をさらに備え、
    前記作業用蓋は、前記導波管の内側に前記絶縁体の外径と径が略等しい凹部を有し、
    前記絶縁体は、前記作業用蓋の凹部に嵌入することを特徴とする同軸導波管変換器。
  5. 前記高周波信号の送受信により物標を探知するレーダ機器において、
    請求項1乃至の何れかに記載の同軸導波管変換器を備えることを特徴とするレーダ機器。
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