JP2015074974A - 津波救命カーシェルター(タイヤ固定式) - Google Patents

津波救命カーシェルター(タイヤ固定式) Download PDF

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Abstract

【課題】 平時においては、駐車場として活用することを前提とし、大津波に遭遇した場合でも自動車が駐車場から落ちること無く、駐車場が水面に浮き上がり、大津波にも対応することが出来る大津波救命避難用の駐車場を提供することを課題とする。【解決手段】 地面に構築した基礎構造物の上部に、周囲を鋼板で囲い、床部を面格子状の鋼板で塞ぎ、上面を自動車を駐車することが出来るように床材を取付け、内部に発泡スチロールを嵌め込むように構成した浮力室を載せ、浮力室には自動車が出入り出来るようにスロープを設置し、大津波が押し寄せて来る際、浮力室の前輪タイヤの下部に取付けた、前輪タイヤ落下装置を作動させ、タイヤを落下させることにより左右からタイヤ・ホイールを挟み込むタイヤ・ホイール挟み込み固定装置がタイヤ・ホイールを固定し、落下したタイヤの左右横方向に横押え鋼板を取付けることにより、自動車を浮力室に固定し、大津波の上に浮び上がり避難することが出来る大津波救命避難用の駐車場を提供する。【選択図】図1

Description

この発明は、平時には自動車の駐車場として活用し、大地震による大津波発生時には、駐車場に駐車した自動車の中に避難し、その駐車場が大津波の水の力で水面に浮上することにより、安全に避難するための大津波避難用の駐車場の構造に関するものである。
平成23年3月11日に発生した東日本大震災と、それに伴って発生した大津波により亡くなった死者と行方不明者の合計は2万人以上にも及び、今後も、東海トラフ地震等の大地震や大津波が発生するおそれのあることが指摘されており、災害時に自ら救命するための対策を準備しておくことが不可欠になっている。
大地震が発生した際、津波災害に遭遇しないためには、いち早く安全な高台等に避難することが必要であるが、震源地が近い時や、高台の無い沿岸部で生活している人にとっては高いビルや高台等へ避難する時間的余裕がなく、特に、高齢者など足腰が弱い人の場合には、大地震発生から大津波が到達するまでの短時間の間に、ビル等の長い階段を上って高い位置にある屋上へと避難するのは非常に大変なことであり、また、車で避難する場合には交通渋滞等により避難場所までの移動が困難な状況となり、避難途中に津波に巻き込まれて死亡する危険性が高かった。
さらに、昨年8月に示された南海トラフ巨大地震の被害想定では、死者は最大32万人、建物全壊は238万棟と見込まれたことから、鉄骨構造で十数メートルの高さのタワー型避難台の建築も提案されている。しかし高齢者などが短時間の内に十数メートルの高さの階段を登ることが出来るかどうか疑問も残ると共に、津波の高さが十数メートル以内であるかどうかの保証も無いため、全国的に普及する段階まで至っていない。
このような実情に鑑みて、津波発生時において短時間で避難できる簡易なシェルターが、例えば、特許文献1で提案されている。これは家屋に対して一体に付設されて該家屋からの出入が可能なシェルターであって、大津波来襲時において家屋からシェルターを分離させるための分離手段と、家屋から分離させたシェルターを密閉する密閉手段とを具備し、家屋から分離させた状態において水に浮くシェルターであった。
しかしながら、特許文献1は、家屋全体が高波に飲み込まれてしまうと、シェルターも家屋に押しつぶされて水面に浮上することが出来ない恐れがあると共に、シェルター自体が水面に対して水平を保って上昇出来ない可能性があり、シェルターが大津波に飲み込まれて横転したり転覆したりして避難者が負傷する恐れがあるため、津波避難用の救命シェルターとしては問題が残った。
さらに、例えば特許文献2では、建物の屋根部が密閉空間を有するシェルターで形成され、該シェルターが居住部の上方に配置された構造で、上部を屋根形状に形成すると共に、下部を略船底形状に形成した密閉可能なシェルターで、居住部とシェルターとが取付手段を介して固定され一体化しているシェルターであった。
しかしながら、特許文献2は、密閉空間を有するシェルターのため、平時に居住空間として使用するには、採光、通風の面で問題が残ると共に、大きな津波が押し寄せて来た際には、シェルターが大津波に巻き込まれ、シェルターが横転したり転覆してしまう危険性があった。
さらに、地中固定された支柱に連結した油圧シリンダーの駆動により避難タワーを昇降させる技術が、例えば特許文献3で提案されているが、昇降可能の高さを超えた大津波が押し寄せてきた場合の対策としては不十分であった。
特開2007−277998 特開2012−233306 特開2006−112088
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決すべくなされたもので、大津波用に避難カプセル等の避難具を設置しておいても避難カプセル等を使用することは極めて稀で、避難カプセル等を購入する費用と設置場所に問題が残るため、平時においては、駐車場として活用することを前提とし、大津波に遭遇した場合でも自動車が駐車場から落ちること無く、駐車場が水面に浮き上がり、大津波にも対応することが出来る大津波救命避難用の駐車場を提供することを課題とする。
かかる課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、地面に構築した基礎構造物の上部に、周囲を鋼板で囲い、床部を面格子状の鋼板で塞ぎ、上面に自動車を駐車する事が出来るように床材を取付け、内部に発泡スチロールを嵌め込むように構成した浮力室を載せ、浮力室には自動車が出入り出来るようにスロープを設置し、津波が押し寄せて来る際、浮力室の前輪タイヤの下部に取付けた、前輪タイヤ落下装置を作動させ、前輪タイヤを落下させることにより左右からタイヤ・ホイールを挟み込むタイヤ・ホイール挟み込み固定装置がタイヤ・ホイールを固定すると共に、落下した前輪タイヤの左右横方向に横押え鋼板を取付け、自動車を浮力室に固定したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の構造に加え、前輪タイヤ落下装置は、前鋼板、中鋼板、後鋼板の3枚の鋼板で構成され、前鋼板と後鋼板を支軸により回動自在に構成し、前鋼板と後鋼板の間の上部に、中鋼板の前部と後部を被せるように配置し、中鋼板は解除レバーを操作することにより前鋼板と後鋼板の前部と後部を押し下げて自重で落下し、前鋼板と後鋼板により前輪タイヤの前後を挟み込むように押さえたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2のいずれか1項に記載の構造に加え、タイヤ・ホイール挟み込み固定装置は、略コの字型をして上部が下部より短く形成された左右2枚の鋼材で形成され、コの字型の開口部を互いに対向させた状態で配置し、コの字型の下部の折り曲げ部分を支点にして回動自在に構成し、平時はバネの力でコの字の上部が開くように構成したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の構造に加え、横押え鋼板は、前輪タイヤ落下装置の左右に配置され、ボルトを回すことにより左右方向に移動出来るように構成したことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の構造に加え、自動車を駐車させるための床材を鋼板で構築したことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の構造に加え、自動車を駐車させるための床材を木材で構築したことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の構造に加え、浮力室の上部にガレージを構築し、浮力室の四隅に基礎構造物と一体に4本のポールを垂直に立て、4本のポールに対置するガレージの四隅の柱の上部と下部に、ポールを緩く挿入することが出来るポールガイド金具を取付けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、地面に構築した基礎構造物の上部に、周囲を鋼板で囲い、床部を面格子状の鋼板で塞ぎ、上面に自動車を駐車することが出来るように床材を取付け、内部に発泡スチロールを嵌め込むように構成した浮力室を載せ、浮力室には自動車が出入り出来るようにスロープを設置し、津波が押し寄せて来る際、浮力室の前輪タイヤの下部に取付けた、前輪タイヤ落下装置を作動させ、前輪タイヤを落下させることにより左右からタイヤ・ホイールを挟み込むタイヤ・ホイール挟み込み固定装置がタイヤ・ホイールを固定すると共に、落下した前輪タイヤの左右横方向に横押え鋼板を取付け、自動車を浮力室に固定したことにより、水中に長時間沈めても表面に水が付着するだけで、吸水量が非常にわずかな発泡スチロールを鋼板で囲い、駐車場を水面上に浮かせるための浮力材として活用したため、平時においては駐車場として活用し、大地震で大津波が押し寄せてきた際には、駐車場に駐車している自動車の前輪タイヤを簡単な操作で浮力室に固定し、自動車の中に避難することにより、大津波で浮力室が水面に持ち上げられ、浮力室が揺れた場合においても、自動車が浮力室から滑り落ちること無く、簡単な構造で津波避難装置としても活用することが出来る駐車場を安価に提供することが可能となった。
請求項2に記載の発明によれば、前輪タイヤ落下装置は、前鋼板、中鋼板、後鋼板の3枚の鋼板で構成され、前鋼板と後鋼板を支軸により回動自在に構成し、前鋼板と後鋼板の間の上部に、中鋼板の前部と後部を被せるように配置し、中鋼板は解除レバーを操作することにより前鋼板と後鋼板の前部と後部を押し下げて自重で落下し、前鋼板と後鋼板により前輪タイヤの前後を挟み込むように押さえたことにより、動力を必要とせず、簡単な構造と単純な操作で自動車の前輪タイヤを浮力室に固定することが可能となった。
請求項3に記載の発明によれば、タイヤ・ホイール挟み込み固定装置は、略コの字型をして上部が下部より短く形成された左右2枚の鋼材で形成され、コの字型の開口部を互いに対向させた状態で配置し、コの字型の下部の折り曲げ部分を支点にして回動自在に構成し、平時はバネの力でコの字の上部が開くように構成したことにより、浮力室が大津波で上下に揺すられた場合においても、タイヤ・ホイールが浮力室と一体となって固定されるため、自動車が浮力室から滑り落ちること無く、安全に避難することが可能となった。
請求項4に記載の発明によれば、横押え鋼板は、前輪タイヤ落下装置の左右に配置され、ボルトを回すことにより左右方向に移動出来るように構成したことにより、落下したタイヤの両側を、横押え鋼板が押え、浮力室が横揺れした場合においても自動車の前輪が、前輪タイヤ落下装置から抜け落ちるのを防止し、安全に避難することが可能となった。
請求項5に記載の発明によれば、自動車を駐車させるための床材を鋼材で構築したことにより、耐久性を向上させることが可能となった。
請求項6に記載の発明によれば、自動車を駐車させるための床材を木材で構築したことにより、大津波により浮力室が波の上に持ち上げられて浮力室が傾いた場合、鋼板で構築した床に比べて木材はタイヤとの摩擦が大きいため、鋼板に比べ自動車の後輪タイヤが横滑りするのを減少させることが可能となった。
請求項7に記載の発明によれば、浮力室の上部にガレージを構築し、浮力室の四隅に基礎構造物と一体に4本のポールを垂直に立て、4本のポールに対置するガレージの四隅の柱の上部と下部に、ポールを緩く挿入することが出来るポールガイド金具を取付けたことにより、大津波が押し寄せて来た場合でも、ポールガイド金具にローラーを内臓したことにより、例えば、船が大波を乗り越える時のように、ガレージの一端が大津波により持ち上がるような場合でも、ポールとポールガイド金具が擦れて噛付き状態(固着状態)になることなく、ガレージを概ね水平状態を保った状態で浮上させることが出来るようになり、そのためガレージが横転したり転覆する危険が無くなり、安全に避難することが可能となった。
以下、この発明の実施の形態1について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1乃至図10には、この発明の実施の形態1を示す。
図1は、本発明の津波救命カーシェルター(タイヤ固定式)の、地面に構築した基礎構造物5の上部に周囲を鋼板7で囲い、内部に発泡スチロールを嵌め込んだ浮力室6を載せ、浮力室6に自動車1が出入り出来るようにスロープ8を設置し、その浮力室6の上部の駐車場床鋼板9の上に自動車1を駐車し、駐車場床鋼板9に装着した前輪タイヤ落下固定装置4を作動させ、前輪タイヤ2を前輪タイヤ落下固定装置4に落下させた状態を自動車1の側面から示す。
さらに、エンジンが自動車1の前部に配置される一般的な乗用車の場合は、前輪タイヤ2にかかる自動車1の荷重と、後輪タイヤにかかる自動車1の荷重の割合は、概ね6対4のため、自動車1を駐車場床鋼板9の上部に駐車した場合、浮力室前部10と浮力室後部11にかかる加重が異なり、そのため、図7で説明する浮力室6の中に嵌め込む発泡スチロール102の分量を、浮力室前部10と浮力室後部11で変え、浮力室前部10の発泡スチロールの量を浮力室後部11に対して多く嵌め込むように構成することにより、浮力室6が大津波の勢いで水面に浮上した際、浮力室6の上面の駐車場床鋼板9が水面に対して水平状態を保つことが出来るようになり、浮力室6が横転したり転覆する危険性が少なくなった。
図2乃至図6には、前輪タイヤ落下固定装置4を示す。図2は、図3aで説明する前輪タイヤ落下装置74を作動させることにより、図1で説明した前輪タイヤ2を下部より挟み込み固定するための、タイヤ・ホイール挟み込み固定装置52を示す。タイヤ・ホイール挟み込み固定装置52は、図2aで示すように、左挟み込み装置15と右挟み込み装置37で構成され、左挟み込み装置15は、上部に、略コの字型をしたコの字型挟み込み金物16が配置され、コの字型挟み込み金物16の下部の直角部は支軸18により回動自在に台座23に取付けられ、平時には、コの字型挟み込み金物16の上方に取付けられたスプリング17により、コの字型挟み込み金物16の上部が外側に開くと共に、コの字型挟み込み金物16の下部に配置された台座23には、コの字型挟み込み金物16の落下部53を定位置で受け止めるため凸状の受止部19が成形され、台座23の一方の側面には、本体固定部(図示せず)に取付けられた逆L型状の外れ防止ツメ20、21に嵌め込まれるように成形されたL字型の嵌め込み部22が形成され、外れ防止ツメ20、21と嵌め込み部22がスライド自在に組み合わされ、さらに台座23の上面には、右挟み込み装置37の台座48を銜え込み、スライド自在に移動することが出来るように、逆L字型の2個の外れ防止ツメ24、25が形成されると共に、台座23の嵌め込み部22の反対側の側面には、台座23を動かして位置調整をするため、略L字型をしてボルト26を通すための穴31、36が開けられた2個の台座移動金具30、35が取付けられる。
このように台座23の側面に固定された台座移動金具30、35を動かして台座23の位置を調整するため、本体固定部(図示せず)に固定され、中心部に穴を開けたボルト支持金具28、32が、台座移動金具30、35に開けられた穴31、36と一直線状態になるように配置され本体固定部(図示せず)に固定されると共に、ボルト支持金具28の穴(図示せず)にナット27を固定し、ナット27と台座移動金具30の穴31とボルト支持金具32の穴33と台座移動金具35の穴36にボルト26を挿入し、台座移動金具30の穴31を通過するボルト26の前後2箇所の位置に小穴(図示せず)を開け、小穴(図示せず)に2本の割ピン29を挿入し、同様に、台座移動金具35の穴36を通過するボルト26の前後2箇所の位置に小穴(図示せず)を開け、小穴(図示せず)に2本の割ピン34を挿入し、ボルト26をスパナで回転させることにより、2本の割ピン29、34の間に挟まれた台座移動金具30、35が押されて台座移動金具30、35がボルト支持金具28、32に対し前後に移動するため、台座23の位置を調整することが可能となった。
さらに、右挟み込み装置37は、上部に、略コの字型をしたコの字型挟み込み金物38が配置され、コの字型挟み込み金物38の下部の直角部は支軸49により回動自在に台座48に取付けられ、平時には、コの字型挟み込み金物38上方に取付けられたスプリング40により、コの字型挟み込み金物38の上部が外側に開くと共に、コの字型挟み込み金物38には、スプリング40によりコの字型挟み込み金物38が倒れ込まないように押えるためのL型状の転び防止47が形成される。さらに台座48には、コの字型挟み込み金物38の落下部54を定位置で受け止めるため凸状の受止部50が形成され、さらに台座48には、台座23に組み込まれて位置を調整するための、略L字型をしてボルト46を通すための穴43が開けられた台座移動金具41が台座48の側面に取付けられる。
このように構成した台座48と、左挟み込み装置15の台座23を、図2bで示すように、台座23に取付けられた外れ防止ツメ24、25に台座48を嵌め込み、台座23に組み込まれた台座48をスライドして位置調整をすることが出来るようにするため、本体固定部(図示せず)に固定され、中心部に穴を開けたボルト支持金具39、44が、台座移動金具41の穴43と一直線状態になるように配置されて本体固定部(図示せず)に固定され、ボルト支持金具44の穴(図示せず)にナット45を固定し、ナット45と台座移動金具41の穴43とボルト支持金具39の穴51にボルト46を挿入し、台座移動金具41の穴43を通過するボルト46の前後2箇所の位置に小穴(図示せず)を開け、小穴(図示せず)に2本の割ピン42を挿入し、ボルト46をスパナで回転させることにより、2本の割ピン42の間に挟まれた台座移動金具41が移動し、台座移動金具41がボルト支持金具39、44に対し前後に移動するため、左挟み込み装置15に対して右挟み込み装置37の位置を調整することが可能となった。
このように構成した、左挟み込み装置15の外れ防止ツメ24、25に右挟み込み装置37の台座48を挟み込むことにより、図2bで示すように、タイヤ・ホイール挟み込み本体固定装置52が構成され、ボルト26とボルト46を回すことにより、左挟み込み装置15が本体固定部(図示せず)に対してスライドして位置を調整することが出来るようになると共に、右挟み込み装置37は左挟み込み装置15に対してスライドして位置を調整することが出来るようになった。
図3では、図2bで説明したタイヤ・ホイール挟み込み固定装置52を作動させるための前輪タイヤ落下装置74を図3aで示す。図2b(図3bと同一)で説明したタイヤ・ホイール挟み込み固定装置52の上部に、図3aの前輪タイヤ落下装置74が組み込まれる。前輪タイヤ落下装置74は3枚の略平板状の前鋼板60、中鋼板63、後鋼板67で構成され、前鋼板60は前鋼板60の下部に取付けた支軸62により回動自在に取付けられ、平時には前鋼板60の後部が中鋼板63の下部に当接するように前鋼板60の先端下部には重り71が取付けられる。同様に、後鋼板67は後鋼板67の下部に取付けた支軸66により回動目在に取付けられ、平時には後鋼板67の前部が中鋼板63の下部に当接するように後鋼板67の後端下部には重り68が取付けられる。このように構成することにより、中鋼板60の中鋼板先端部61が前鋼板60の上部に被さるように配置されると共に、中鋼板63の中鋼板後端部65が後鋼板67の上部に被さるように配置される。
さらに中鋼板63の前後中間部の両側には、図2で説明したコの字型挟み込み金物16、38の上部が中鋼板63を挟み込むことが出来るように、コの字型の挟み込み部64、69を開口し、開口した挟み込み部64、69の両端には中鋼板63を支えるためのU字型をした支持部70が取付けられ、支持部70の下側には支持部70を上下に可動することが出来るように軸81が取付けられ、その軸81には上下作動アーム80が取付けられる。このように構成した上下作動アーム80を本体固定部(図示せず)に取付けられた軸受金物73の軸72で支えると共に、軸72には略L型形状をした復帰アーム75が取付けられ、図3aの拡大図3aで示すように、軸72に取付けた復帰アーム75の軸72上部には略凸状の戻り防止部84が形成され、さらに略凸状の側面には、軸受金物77の支軸79に取付けた、逆への字形の形状をした解除アーム78の先端部の逆回転防止部83を当接させたことにより、軸72の回転を防止し、中鋼板63を中空状態で支えることが出来るようになった。なお、解除アーム78の先端部の逆回転防止部83の近傍には、本体固定部(図示せず)に取付けられたスプリング76が配置され、逆回転防止部83が下方向に押し下げられるため、通常状態においては逆回転防止部83と戻り防止部84との当接状態が解除されないように構成される。
図4は、図3で説明した図3bのタイヤ・ホイール挟み込み固定装置52の、コの字型挟み込み金物16、38の上部の逆L型部を、図3aの前輪タイヤ落下装置74の挟み込み部64、69に嵌め込み、タイヤ・ホイール挟み込み固定装置52と前輪タイヤ落下装置74を本体固定部(図示せず)に固定した状態を示す。
図5は、図4で説明した前輪タイヤ落下装置74と、前輪タイヤ落下装置74の両側に配置される横押え鋼板90、91を示す。横押え鋼板90、91はL型鋼材の平面部を上に向けた状態で配置され、他方の垂直面の平面部には、ボルト93を挿入するための穴95が左右2箇所に開けられる共に、ボルト93を支えるため、本体固定部(図示せず)に平鋼の支持板92を取付け、その支持板92に穴(図示せず)を開け、その穴(図示せず)にナット94を取付け、ナット94にボルト93を挿入して横押え鋼板90、91に開けられた穴96にボルト93を挿入し、横押え鋼板90、91の穴95を通過するボルト93の前後2箇所の位置に小穴(図示せず)を開け、小穴(図示せず)に2本の割ピン96を挿入し、ボルト93をスパナで回転させることにより、2本の割ピン96の間に挟まれた横押え鋼板90、91が移動し、横押え鋼板90、91が支持板92に対してボルト方向に移動するため、前輪タイヤ落下装置74に対し横押え鋼板90、91の位置を調整することが出来るようになった。 図5bでは、前輪タイヤ落下装置74の両側に横押え鋼板90、91を配置した状態を示す。
図6は、図5bで説明した前輪タイヤ落下固定装置4の上部に自動車の前輪タイヤ2を乗せ、解除アーム78を押し下げ、拡大図6で示すように、復帰アーム75の戻り防止部84と逆回転防止部83が当接した状態を解除させたことにより、前輪タイヤ2の重さ(前輪タイヤにかかる自動車の荷重)により中鋼板63が落下した状態を示す。このように前輪タイヤ2の重さ(前輪タイヤにかかる自動車の荷重)により中鋼板63を落下させることにより、図3で説明した中鋼板63の中鋼板先端部61が前鋼板60を押し下げ、前鋼板60が支軸62を支点に回動すると共に、同様にして、後鋼板67も支軸66を支点にして回動することにより、前鋼板60と後鋼板67が前輪タイヤ2を前後から挟み込み、図2bで説明した落下部53、54が中鋼板63により押し下げられることにより、コの字型挟み込み金物16、38は支軸18、49を支点として上部の逆L字型の部分が、図6で示すように前輪タイヤ2を両側より挟み込むため、前輪タイヤ2は前輪タイヤ落下固定装置4と一体となり、図1で説明したように自動車1が上下に揺すられるような状態に陥っても、自動車1が浮力室6から滑り落ちるような事態を防ぐことが可能となった。さらに、図5で説明した横押え鋼板90、91が、図6で示すように前輪タイヤ2を両側から挟むため、図1で説明したように、自動車1が横揺れした場合においても前輪タイヤ2が横押え鋼板90、91により横方向の横揺れを防止し、自動車1が浮力室6から滑り落ちるような事態を防ぐことが可能となった。
図7は、図1で説明した基礎構造物5とスロープ8と、浮力室6を分解図で示す。地面に構築した基礎構造物5の上部に、四隅に角形鋼管で形成した支柱105を配置し、その角形鋼管と隣り合う角形鋼管の側面の上下部分を、角形鋼管で形成した上部梁103と下部梁106を溶接して接合し、底部は面格子状になるように下部梁106に鋼板を溶接して床梁104を形成し、上部梁103と下部梁106の外側の側面には平板状の鋼板7を溶接して取付け、このように構成した枡形状の箱の内側に、直方体の形状をした発泡スチロール102を嵌め込み、さらに上部梁103の上部には、下部に補強用のH形鋼101が取付けられ左右2箇所に前輪タイヤ落下装置取付穴100が開けられた駐車場床鋼板9が固定される。
図8は、図7で説明した浮力室6を組み立て、駐車場床鋼板9に開口した前輪タイヤ落下装置取付穴100に、図5bで説明した前輪タイヤ落下固定装置4を取付け、スロープ8を設置した状態を立体図で示す。
図9は、図8で説明した浮力室6の上部に、四隅に柱109を配置したガレージ112を構築し、浮力室6の四隅に基礎構造物113と一体となるように固定した4本のポール110を垂直に立て、4本のポール110に対置するガレージ112の柱109の上部と下部の2箇所にポール110を緩く挿入することが出来るポールガイド金具111を取付けた状態を立体図で示す。
ガレージ112の柱109の上部と下部の2箇所に取付けられたポールガイド金具111は、拡大図9で示すように、円筒状のポール110を挿入することが出来るように、中心部に四角形状の開口部を開けた略直方体の形状をしたガイドボックス116と、そのガイドボックス116の四角形状の開口部の内側に対して出っ張るように取付けられた2個のローラー115、117で構成され、ガイドボックス116にはポールガイド金具111をガレージ112の柱109に固定するための取付板114が取付けられる。このようにガイドボックス116に2個のローラー115、117を取付けることにより、ガレージ112が大津波により持ち上げられた際、ガレージ112の一方が大津波により持ち上げられるような事態が生じた場合でも、ガイドボックス116とポール110が擦れて噛付き状態(固着状態)になるのを防ぎ、ガイドボックス116がポール110に対してスムーズに上下移動することが可能となった。
図10は、図9で説明したガレージ112が大津波により持ち上げられ、浮力室6が水面119の下に沈み、ガレージ112が自動車1と共に大津波の水面119に浮び上がった状態を示す。このように津波の高さが低い(1〜2メートル)場合には、図10で示すようにポールガイド金具111がポール110から外れないため、津波の水が引いた後は、駐車場は元の位置に戻ると共に、津波の水の高さがポール110より高くなった場合は、ポールガイド金具111がポール110から外れ、駐車場は津波の水の上に浮び流される。このようにポールガイド金具111とポール110を構成したことにより、どんなに高い大津波が押し寄せて来ても安全に避難することが可能となった。
大地震に遭遇した際には、いち早く、図1、図8で説明した駐車場床鋼板9に取付けられた前輪タイヤ落下固定装置4の解除アーム78を押し下げ自動車1を浮力室6に固定し、図9で説明したようにガレージ112に駐車した自動車1の中に避難することにより、最初の大津波が押し寄せ、例えば、船が大波を乗り越える時のようにガレージ112の一端が持ち上げられるような状態に陥った場合においても、発泡スチロール102を嵌め込んだ浮力室6の浮力と、垂直に立てた4本のポール110と、それぞれのポール110に対置するガレージ112の柱109に取付けられたポールガイド金具111により、ガレージ112が概ね水平状態を保った状態で水面に浮上し、大津波が、最初の大波の状態から、水面が上昇して水面がポール110の高さより高くなると、ガレージ112の柱109に固定したポールガイド金具が4本のポール110から外れ、ガレージ112は大津波の水面に浮上し流される。このように4本のポール110とポールガイド金具111でガレージ112を利用した大津波浮上装置を構築することにより、ガレージがスムーズに大津波の上に浮上し横転したり転覆する危険性が少なくなった。
このようにガレージ112の下部に発泡スチロール102を嵌め込んだ浮力室6を配置し、浮力室6を鋼板で囲ったことにより、ガレージ112が大津波で流されている最中に、建物や電柱等に接触した場合においても、周囲を平板状の鋼板7で囲われた浮力室6が一部損傷することはあっても、発泡スチロール102は水をほとんど吸収しないため、ガレージ112が水中に沈むことなく安全に避難することが可能となった。
以下、この発明の実施の形態2について説明する。
[発明の実施の形態2]
図11と図12には、この発明の形態2を示す。上記発明の実施の形態1では、図7において、浮力室6は、地面に構築した基礎構造物5の上部に、四隅に角形鋼管を用いて形成した支柱105を配置し、その角形鋼管と隣り合う角形鋼管の側面の上下部分を、角形鋼管で上部梁103と下部梁106を溶接して接合し、底面は面格子状になるように下部梁106に鋼板を溶接して床梁104を形成し、上部梁103と下部梁106の外側の側面には平板状の銅板7を溶接して取付け、このように構成した枡形状の箱の内側に、直方体の形状をした発泡スチロール102を嵌め込み、さらに上部梁103の上部には、下部に補強用のH形鋼101を取付け左右2箇所に前輪タイヤ落下装置取付穴100が開けられた駐車場床鋼板9を固定するように構成されていたが、この発明の実施の形態2では、図11に示すように、地面に構築した基礎構造物(図示せず)の上部に、底鋼板(キーストンプレート)141を乗せ、底鋼板(キーストンプレート)141の上部には、一方が高く他方が低く斜面状に成形した発泡スチロール137を設置すると共に、自動車の前部が乗る発泡スチロール137の先端部には木材(ツーバイフォー)138を複数枚縦に積み重ねて設置し、後端部には一本の木材(ツーバイフォー)139を横に設置し、発泡スチロール137の上部には自動車を駐車するため、複数枚の木材(ツーバイフォー)を横に並べて駐車場床木材(ツーバイフォー)131を構成し、さらに駐車場床木材(ツーバイフォー)131にはバッテリーと船外機を収納するためのバッテリー・船外機収納庫穴133を開口し、先端部には船外機を設置するための船外機取付用金物129を取付け、さらに先端部を木材(ツーバイフォー)138の上端に固定すると共に、後端部を木材(ツーバイフォー)139に固定し、底鋼板(キーストンプレート)141と駐車場床木材(ツーバイフォー)131を固定するため、底鋼板(キーストンプレート)141の横面には底鋼板(キーストンプレート)141の断面に嵌め込むことが出来るように柄杓形に形成した横押え鋼板140、142を取付け、駐車場床木材(ツーバイフォー)131の横面にも駐車場床木材(ツーバイフォー)131の断面に嵌め込むことが出来るように柄杓方に形成した横押え鋼板134、135を取付け、図12で示すように浮力室130の両横を挟み込み固定する。
図12は、バッテリー・船外機収納庫144に収納していた船外機145を取り出し、船外機取付用金物129に取付けた状態を示す。このように、常に船外機145を駐車場のバッテリー・船外機収納庫144に収納しておくことにより、大津波でガレージが沖合に流された場合においても、単独で無事に陸地に戻って来ることが可能になった。なお、当社の実験データーでは約0.5馬力の電動船外機に55Ahのバッテリーを装着してフルパワー(一般的な約0.5馬力の電動船外機にはスクリューの回転を最大から最小に切り替えることが出来るように1〜5段階の回転調整装置が船外機のハンドルに取付けられている)で船外機を可動させた場合、約40分間運転させることが確認できた。
このように浮力室130を斜面形状に構成することにより、駐車場床木材(ツーバイフォー)131の上部に駐車した、前部にエンジンを配置した自動車が大津波により波の上に浮び上がった際、浮力室130の前部の重いエンジン部分が自動車の後部に比べて深く沈み込むため、斜面形状に構成した浮力室130の表面の駐車場床木材(ツーバイフォー)131が、水面に対して概ね水平状態を保った状態で浮くことが可能となると共に、さらに、浮力室130を斜面形状に構成し、自動車が浮力室130に進入する位置を低くしたため、浮力室130に配置するスロープ136を小型にすることが出来るようになった。その他の構造に関しては、この発明の実施の形態1と同様である。
以上、実施の形態に基づいて、本発明に係る津波救命カーシェルター(タイヤ固定式)について詳細に説明してきたが、本発明は、以上の実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において各種の改変をなしても、本発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
図2aにおいて、コの字型挟み込み金物38の転び防止47の機能について説明してきたが、コの字型挟み込み金物16においても同様の転び防止(図示せず)が取付けられるのは、もちろんである。
図3乃至図6において、中鋼板63を支える支持部70を、中鋼板63の一方に開口したコの字形の挟み込み部69だけで表示しているが、支持部70は挟み込み部64側にも同様に配置され、中鋼板63の両側を支持部70で支えている。
図4乃至図6において、前輪タイヤ落下固定装置4は、自動車の右方向の前輪タイヤについて示しているが、左方向の前輪タイヤの位置にも同様に前輪タイヤ落下固定装置4を取付け、左右の前輪タイヤ落下固定装置4を軸72で結合させ、図6で説明した解除アーム78を押し下げることにより、逆回転防止部83と戻り防止部84の当接状態が解除され、左右の前輪タイヤの下部に取付けられた前輪タイヤ落下固定装置4が前輪タイヤを同時に落下させる。
図7において、浮力室6の底部は、平鋼材を面格子状になるように溶接して形成したが、浮力室6の底部には、図11で説明したようにキーストンプレートを用いることも、もちろん可能である。
図9において、ポールガイド金具111は略直方体の形状をして、ガイドボックス116にはローラー115、117が取付けられているが、ガイドボックスを丸棒で丸く形成することも、もちろん可能である。
図9において、ガレージ112を4本の柱を備えたオープンタイプで示したが、お客様の希望により、外壁や窓を取付けた小屋タイプのガレージを用いることも、もちろん可能である。
この発明の実施の形態に係る、基礎構造物の上部に載せた浮力室の上部の駐車場に自動車を駐車し、自動車の前輪タイヤを前輪タイヤ落下固定装置で固定した状態を示す。 同実施の形態に係る、タイヤ・ホイール挟み込み固定装置を立体図で示す。 同実施の形態に係る、タイヤ・ホイール挟み込み固定装置と前輪タイヤ落下装置を立体図で示す。 同実施の形態に係る、タイヤ・ホイール挟み込み固定装置と前輪タイヤ落下装置を組み合わせた状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、タイヤ・ホイール挟み込み固定装置と前輪タイヤ落下装置と横押え鋼板を組み合わせた状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、前輪タイヤ落下固定装置が前輪タイヤを銜え込み固定した状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図1で説明した浮力室を分解図で示す。 同実施の形態に係る、図1で説明した浮力室とスロープを立体図で示す。 同実施の形態に係る、図1で説明した浮力室の上部にガレージを取付けると共に、ガレージの四隅にポールを構築し、ガレージの四隅の柱のポールに対置する位置の上下2箇所にポール用のガイド金具を取付けた状態を立体図で示す。 同実施の形態に係る、図9で説明したガレージが大津波の上に浮き上がった状態を立体図で示す。 この発明の実施の形態2に係る、浮力室と駐車場を分解図で示す。 同実施の形態に係る、図11で説明した浮力室と駐車場を立体図で示す。
1 自動車
2 前輪タイヤ
3 ホイール
4 前輪タイヤ落下固定装置
5 基礎構造物
6 浮力室
7 鋼板
8 スロープ
9 駐車場床鋼板
10 浮力室前部
11 浮力室後部
15 左挟み込み装置
16 コの字型挟み込み金物
17 スプリング
18 支軸
19 受止部
20 外れ防止ツメ
21 外れ防止ツメ
22 嵌め込み部
23 台座
24 外れ防止ツメ
25 外れ防止ツメ
26 ボルト
27 ナット
28 ボルト支持金具
29 割ピン
30 台座移動金具
31 穴
32 ボルト支持金具
33 穴
34 割ピン
35 台座移動金具
36 穴
37 右挟み込み装置
38 コの字型挟み込み金物
39 ボルト支持金具
40 スプリング
41 台座移動金具
42 割ピン
43 穴
44 ボルト支持金具
45 ナット
46 ボルト
47 転び防止
48 台座
49 支軸
50 受止部
51 穴
52 タイヤ・ホイール挟み込み固定装置
53 落下部
54 落下部
60 前鋼板
61 中鋼板先端部
62 支軸
63 中鋼板
64 挟み込み部
65 中鋼板後端部
66 支軸
67 後鋼板
68 重り
69 挟み込み部
70 支持部
71 重り
72 軸
73 軸受金物
74 前輪タイヤ落下装置
75 復帰アーム
76 スプリング
77 軸受金物
78 解除アーム
79 支軸
80 上下作動アーム
81 軸
82 欠き込み部
83 逆回転防止部
84 戻り防止部
90 横押え鋼板
91 横押え鋼板
92 支持板
93 ボルト
94 ナット
95 穴
96 割ピン
100 前輪タイヤ落下装置取付穴
101 H形鋼
102 発泡スチロール
103 上部梁
104 床梁
105 支柱
106 下部梁
110 ポール
111 ポールガイド金具
112 ガレージ
113 基礎構造物
114 取付板
115 ローラー
116 ガイドボックス
117 ローラー
118 穴
119 水面
129 船外機取付用金物
130 浮力室
131 駐車場床木材(ツーバイフォー)
132 前輪タイヤ落下固定装置取付穴
133 バッテリー・船外機収納庫穴
134 横押え鋼板
135 横押え鋼板
136 スロープ
137 発泡スチロール
138 木材(ツーバイフォー)
139 木材(ツーバイフォー)
140 横押え鋼板
141 底鋼板(キーストンプレート)
142 横押え鋼板
143 前輪タイヤ落下固定装置
144 バッテリー・船外機収納庫
145 船外機

Claims (7)

  1. 地面に構築した基礎構造物の上部に、周囲を鋼板で囲い、床部を面格子状の鋼板で塞ぎ、上面に自動車を駐車することが出来るように床材を取付け、内部に発泡スチロールを嵌め込むように構成した浮力室を載せ、浮力室には自動車が出入り出来るようにスロープを設置し、津波が押し寄せてくる際、浮力室の前輪タイヤの下部に取付けた、前輪タイヤ落下装置を作動させ、前輪タイヤを落下させることにより左右からタイヤ・ホイールを挟み込むタイヤ・ホイール挟み込み固定装置がタイヤ・ホイールを固定すると共に、落下した前輪タイヤの左右横方向に横押え鋼板を取付け、自動車を浮力室に固定したことを特徴とする津波救命カーシェルター(タイヤ固定式)。
  2. 前輪タイヤ落下装置は、前鋼板、中鋼板、後鋼板の3枚の鋼板で構成され、前鋼板と後鋼板を支軸により回動自在に構成し、前鋼板と後鋼板の間の上部に、中鋼板の前部と後部を被せるように配置し、中鋼板は解除レバーを操作することにより前鋼板と後鋼板の前部と後部を押し下げて自重で落下し、前鋼板と後鋼板により前輪タイヤの前後を挟み込むように押さえたことを特徴とする請求項1に記載の津波救命カーシェルター(タイヤ固定式)。
  3. タイヤ・ホイール挟み込み固定装置は、略コの字型をして上部が下部より短く形成された左右2枚の鋼材で形成され、コの字型の開口部を互いに対向させた状態で配置し、コの字型の下部の折り曲げ部分を支点にして回動自在に構成し、平時はバネの力でコの字の上部が開くように構成したことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の津波救命カーシェルター(タイヤ固定式)。
  4. 横押え鋼板は、前輪タイヤ落下装置の左右に配置され、ボルトを回すことにより左右方向に移動出来るように構成したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の津波救命カーシェルター(タイヤ固定式)。
  5. 自動車を駐車させるための床材を鋼材で構築したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の津波救命カーシェルター(タイヤ固定式)。
  6. 自動車を駐車させるための床材を木材で構築したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の津波救命カーシェルター(タイヤ固定式)。
  7. 浮力室の上部にガレージを構築し、浮力室の四隅に基礎構造物と一体に4本のポールを垂直に立て、4本のポールに対置するガレージの四隅の柱の上部と下部に、ポールを緩く挿入することが出来るポールガイド金具を取付けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の津波救命カーシェルター(タイヤ固定式)。
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