JP2014152489A - 機械式駐車設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】機械式駐車設備において太陽光発電をできるようにし、停電時における入出庫を可能とする。
【解決手段】車両搭載用のパレット2を上下複数段に設けておき、パレット用昇降装置(電動モータ)3で該パレット2の昇降を行う。そして、入出庫用の車路Wの上方にはソーラーパネルPを配置しておいて、該ソーラーパネルPによって発電が行えるようになっている。該ソーラーパネルPが作り出した電気で前記パレット用昇降装置3等を駆動するようにすれば、停電時であっても車両の入出庫を行うことができる。また、前記ソーラーパネルPは前記車路Wを略覆うように配置されているため、車路Wにいる人が雨に濡れにくくなり、操作盤9等を操作する際に傘を差したりたたんだりする煩わしさから解放される。
【選択図】図1

Description

本発明は、上下複数段に配置される車両搭載用のパレットと、それらのパレットを昇降させるパレット用昇降装置と、を備えた機械式駐車設備に関する。
従来、立体駐車場は、多数の車両を駐車できて土地の有効利用を図ることができるものとして幅広く利用されているものであるが、主として、
・ 自走式のもの(駐車スペースを各階に有する複数階建ての建物であって、車両を自走させて入出庫を行えるようにしたもの)と、
・ 機械式のもの(車両搭載用のパレットを上下2段以上に配置しておいて、該パレットを昇降させて入出庫階に停止させることで車両の入出庫を行えるようにしたもの)
とに分類することができる。このうち、自走式の立体駐車場は、鉄筋コンクリート製や鉄骨製等の大掛かりな建物を構築しなければならないことから、その構築には比較的広い土地と長い工期とが必要であり、費用も高くついてしまうというデメリットがある。これに対し、機械式の立体駐車場は、上記のようなデメリットは無くて比較的簡単な設備(つまり、車両搭載用のパレットや該パレットを昇降させる昇降装置などを備えた設備であり、以下、“機械式駐車設備”とする)を設置すれば足りることから多くの需要があり、種々の構造のものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、従来の機械式駐車設備の構造の一例を示す断面図であり、図6は、図5のB−B断面図であって、符号102は、上下複数段に配置された車両搭載用のパレットを示し、符号103は、該パレット102を昇降させるための電動モータを示し、符号109は、該電動モータ103の駆動を制御して所望のパレット102を入出庫階Fに停止させるための操作盤を示し、符号104は、その入出庫階Fにおいて人が不用意にパレット102の側に侵入しないようにするために設けられたチェーンを示す。図示の機械式駐車設備101では、
・ 操作盤109を操作して所望のパレット102を昇降させて入出庫階Fに停止させ、
・ 前記チェーン104を支柱105から外し、
・ 車両を運転してパレット102に入庫し(或いは、パレット102に駐車していた車両を運転してパレット102から出庫し)、
・ 前記チェーン104を元通りに支柱105に止める、
という一連の作業が行われることとなる。
特開2011−127301号公報
しかしながら、上述の機械式駐車設備101では、停電時には電動モータ103を作動させることができず、車両の入出庫が一切出来なくなってしまうという問題があった。また、上述の機械式駐車設備101は屋根も無い土地に設置することが一般的であるが、降雨時に操作盤109を操作する際には傘を差さないと雨に濡れてしまうという問題もあった。
本発明は、上述の問題を解消することのできる機械式駐車設備を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る発明は、図1及び図2に例示するものであって、上下複数段に配置される車両搭載用のパレット(2)と、それらのパレット(2)を昇降させるパレット用昇降装置(3)と、を備えた機械式駐車設備(1)において、
入出庫用の車路(W)が形成されてなる入出庫階(F)にて該車路(W)と前記パレット(2)とを仕切るように配置されるゲート装置(4)と、
前記入出階(F)にて前記パレット用昇降装置(3)の駆動を指示するための操作盤(9)と、
前記ゲート装置(4)を昇降可能に支持し、或いは前記操作盤(9)を支持する支柱(5)と、
該支柱(5)に支持されることにより前記車路(W)の上方に横架される横架部材(7)と、
該横架部材(7)に支持されることにより前記車路(W)の上方にて該車路(W)を略覆うように配置されるソーラーパネル(P)と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、図3(a) に例示するものであって、請求項1に係る発明において、前記ソーラーパネル(P)は、所定の傾斜角(以下、“第1の傾斜角”とする)で傾斜した状態を一時的に又は永続的に取り得るように構成され、かつ、
降雨時に該傾斜した状態のソーラーパネル(P)を流れ落ちる雨水(R)を集めるための集水手段(20,21,22)と、
該集められた雨水が流れるように前記集水手段(20,21,22)に接続されたホース(23)と、を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、前記ソーラーパネルは、互いに隣接するように複数配置され(図3(b) の符号P,P参照)、
該複数のソーラーパネルの内の少なくとも1枚のソーラーパネル(以下、“第1のパネル”とする)(P)は、所定の傾斜角(以下、“第1の傾斜角”とする)(θ)で傾斜した状態を一時的に又は永続的に取り得るように構成され、
該第1のパネル(P)に隣接される他のソーラーパネル(以下、“第2のパネル”とする)(P)は、パネル揺動装置(30)によってその傾斜角が変更可能となるように構成され、
該第2のパネル(P)が該パネル揺動装置(30)によって揺動されて前記第1の傾斜角と異なる所定の傾斜角(以下、“第2の傾斜角”とする)(θ)に停止されることに基づき、前記第1の傾斜角(θ)で傾斜した状態の前記第1のパネル(P)と前記第2の傾斜角(θ)で傾斜した状態の前記第2のパネル(P)とが切妻屋根状に配置されるように構成されたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載の発明において、前記ソーラーパネルは、互いに隣接するように複数配置され(図4(a) の符号P,P参照)、
該複数のソーラーパネルの内の少なくとも1枚のソーラーパネル(以下、“第3のパネル”とする)(P)には、該第3のパネル(P)に隣接される他のソーラーパネル(以下、“第4のパネル”とする)(P)の側に延設されて該第3のパネル(P)と該第4のパネル(P)との間の間隙を略覆う透明部材(31)が接続されたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の発明において、前記第1の傾斜角(θ)で傾斜した状態を取る前記第4のパネル(P)は、パネル昇降装置(不図示)によって昇降可能に構成され、
該第4のパネル(P)は、上昇された位置では前記第1の傾斜角(θ)で傾斜した状態の前記透明部材(31)及び前記第3のパネル(P)と共に1つの片流れ屋根を構成して降雨時に降り注ぐ雨水を前記透明部材(31)及び前記第3のパネル(P)の側に流れ落とすように構成され(図4(c) 参照)、下降された位置では前記透明部材(31)及び前記第3のパネル(P)との接続が解かれて該第3のパネル(P)と共に鋸屋根を構成し(図4(b) 参照)、
前記透明部材(31)は、可撓性に富む材料で略シート状に形成されることに基づき前記第4のパネル(P)の昇降を阻害しないように構成されたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、図1及び図2に例示するものであって、上下複数段に配置される車両搭載用のパレット(2)と、それらのパレット(2)を昇降させるパレット用昇降装置(3)と、を備えた機械式駐車設備(1)において、
入出庫用の車路(W)が形成されてなる入出庫階(F)に立設された支柱(5)と、
該支柱(5)に支持されることにより前記車路(W)の上方にて該車路(W)を略覆うように配置されて降雨時に降り注ぐ雨水を受けるシート状又は板状のパネル部材(P)と、
該パネル部材(P)で受けた雨水を集めるための集水手段(図3(a) の符号20,21,22参照)と、
該集められた雨水が流れるように前記集水手段(22)に接続されたホース(図3(a) の符号23参照)と、
該ホース(23)から流れ出る雨水により洗車を行うための洗車場(不図示)と、を備えたことを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の発明において、前記パネル部材(P)はソーラーパネルであることを特徴とする。
なお、括弧内の番号などは、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
請求項1及び7に係る発明によれば、前記ソーラーパネルによって電気を作り出すことが出来、該電気によって前記パレット用昇降装置及び/又は前記ゲート用昇降装置を駆動したり、電気自動車を充電したりすることができる。そして、該ソーラーパネルが発電した電気によって前記パレット用昇降装置及び/又は前記ゲート用昇降装置を駆動できるように構成した場合には、停電時であっても車両を入庫したり出庫したりすることが出来る。また、前記ソーラーパネルは前記車路を略覆うように配置されているため、車路にいる人が雨に濡れにくくなり、操作盤等を操作する際に傘を差したりたたんだりする煩わしさから解放される。
請求項2及び6に係る発明によれば、前記集水手段により集めた雨水を洗車等に利用することができる。
請求項3に係る発明によれば、前記第1のパネルと前記第2のパネルとによって二方向からの雨水を受けることができ、より多くの雨水を集めることができる。
請求項4に係る発明によれば、前記パネルだけでなく前記透明部材によっても雨水を集めることができるので、集水できる雨水の量を増やすことができる。また、透明部材は前記第4のパネルに照射される太陽光を遮蔽しないので、発電効率が低下することも無い。
請求項5に係る発明によれば、複数枚のパネルで片流れ屋根を構成するので、該パネルを流れ落ちる雨水に加速がつくこととなり、パネル表面の埃をより確実に洗い流すことができ、該パネルの発電効率を高めることができる。
図1は、本発明に係る機械式駐車設備の構造及び使用状態の一例を示す断面図である。 図2は、図1のA−A断面図である。 図3(a) は、本発明に係る機械式駐車設備の構造の他の例を示す断面図であり、同図(b) は、降雨時におけるソーラーパネルの揺動位置の一例を示す断面図である。 図4(a) は、本発明に係る機械式駐車設備の構造のさらに他の例を示す断面図であり、同図(b) は、発電時におけるソーラーパネルの配置位置の一例を示す断面図であり、同図(c) は、降雨時におけるソーラーパネルの配置位置の一例を示す断面図である。 図5は、従来の機械式駐車設備の構造の一例を示す断面図である。 図6は、図5のB−B断面図である。
以下、図1乃至図4に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
本発明に係る機械式駐車設備は、図1及び図2に符号1で例示するものであって、
・ 上下複数段に配置される車両搭載用のパレット2と、
・ それらのパレット2を昇降させるパレット用昇降装置(例えば、電動モータ)3と、
を備えている。また、本発明に係る機械式駐車設備1は、
・ 入出庫階(入出庫用の車路Wが形成されていて該車路Wから前記パレット2への入庫や該パレット2から該車路Wへの出庫を行う階の意)Fにて該車路Wと前記パレット2とを仕切るように配置されるゲート装置4と、
・ 前記入出庫階Fにて前記パレット用昇降装置3の駆動を指示するための操作盤9と、
・ 前記ゲート装置4を昇降可能に支持し、或いは前記操作盤9を支持する支柱5と、
・ 該支柱5に支持されることにより前記車路Wの上方に横架される横架部材7と、
・ 該横架部材7に支持されることにより前記車路Wの上方にて該車路Wを略覆うように配置されるソーラーパネルPと、
を備えている。図中の符号6は、前記ゲート装置4を昇降させるゲート用昇降装置(例えば、電動モータ)を示すが、該ゲート装置4を手動で開閉する構造のものを本発明の範囲から除外するものではない。また、前記機械式駐車設備1には、前記ソーラーパネルPにより作られた電気を貯える蓄電池(不図示)を設けておくと良い。さらに、前記ソーラーパネルP(又は前記蓄電池)と前記パレット用昇降装置3及び/又は前記ゲート用昇降装置6とを電気的に接続しておいて、前記ソーラーパネルPが発電した電気によって前記パレット用昇降装置3及び/又は前記ゲート用昇降装置6を駆動するように構成しておくと良い。なお、前記ソーラーパネルP、前記蓄電池、前記パレット用昇降装置3及び前記ゲート用昇降装置6の間の配線は公知の技術であるので詳細な説明は省略する。また、図1に示す例ではソーラーパネルPは4枚配置しているが、あくまで一例を示したものに過ぎず、5枚以上であっても3枚以下(例えば、1枚)であっても良い。さらに、前記車路Wの上方だけでなく、前記パレット2の上方にもソーラーパネルPを配置するようにしても良い。またさらに、前記ゲート装置4は、好ましくは柵状(フェンス状)にすると良い。
本発明によれば、前記ソーラーパネルPによって電気を作り出すことが出来、該電気によって前記パレット用昇降装置3及び/又は前記ゲート用昇降装置6を駆動したり、電気自動車を充電したりすることができる。そして、該ソーラーパネルPが発電した電気によって前記パレット用昇降装置3及び/又は前記ゲート用昇降装置6を駆動できるように構成した場合には、停電時であっても車両を入庫したり出庫したりすることが出来る。すなわち、前記ソーラーパネルPが発電した電気によって前記パレット用昇降装置3及び前記ゲート用昇降装置6の両方を駆動できるように構成した場合は、いずれのパレット2についても通常通り車両の入出庫が可能となる。また、前記ソーラーパネルPが発電した電気によって前記パレット用昇降装置3のみを駆動できるように構成した場合には、前記ゲート装置4を手動で移動させることで、いずれのパレット2についても車両の入出庫が可能となる。さらに、前記ソーラーパネルPが発電した電気によって前記ゲート用昇降装置6のみを駆動できるように構成した場合には、入出庫階Fに停止しているパレット2についてのみの車両の入出庫が可能となる。
また、本発明によれば、前記ソーラーパネルPは前記車路Wを略覆うように配置されているため、車路Wにいる人が雨に濡れにくくなり、操作盤9等を操作する際に傘を差したりたたんだりする煩わしさから解放される。
なお、非降雨時(発電時)における前記ソーラーパネルPの傾斜角(図1の符号θ参照。以下、“発電時傾斜角”とする)は、発電効率(発電電力量)を考慮して選択すると良い。例えば、該ソーラーパネルPが真南を向くように設置できる場合には該発電時傾斜角θを30°とすると発電効率が最も良好となり、該ソーラーパネルPが真東又は真西を向くようにしか設置できない場合には発電時傾斜角θを0°とすると発電効率が最も良好となる。この発電時傾斜角θは変更できるようにしても、変更できないようにしてもどちらでも良い。また、図1に符号10で例示するように、前記ソーラーパネルPの端縁の下方には雨水を受ける樋などを設けておいて、降雨時に該ソーラーパネルPに降り注いだ雨水が車路Wにまで落ちないようにすると良い。
ところで、図3(a) に例示するように、前記ソーラーパネルPは、所定の傾斜角(以下、“第1の傾斜角”とする)θで傾斜した状態を一時的に又は永続的に取り得るように構成し、さらに、
・ 降雨時に該傾斜した状態のソーラーパネルPを流れ落ちる雨水Rを集めるための集水手段20,21,22と、
・ 該集められた雨水が流れるように前記集水手段22に接続されたホース23と、
を設けておくと良い。ここで、前記集水手段としては、
・ 前記ソーラーパネルPの下端縁の下方等に配置される樋や、
・ 前記ソーラーパネルPの下側に配置されるシート状又は板状の部材や、
・ 雨水を一時的に溜めるためのタンク(貯蔵槽)
などを挙げることができる。上述のような集水手段20,21,22やホース23を設けた場合には、該集水手段20,21,22により集めた雨水を種々の用途に利用することが出来る。例えば、前記集水手段20,21,22や前記ホース23にフィルター(不図示)を設けておいて雨水中のゴミを取り除くようにしておけば、該雨水を洗車に利用することが出来る。水道水で洗車する場合は、水道水を車体から完全に拭き取ってしまわないと水道水に含まれているカルキ等が車体表面に残って白い跡を形成してしまうが、雨水にはカルキ等の成分は含まれていないためそのような問題は無いので、雨水の拭き取り作業は不要となる。
なお、上述の第1の傾斜角θは、前記発電時傾斜角θよりも大きく設定しておいて、雨水がパネル表面を勢いよく流れ落ちるようにすると良い。そのようにした場合には、パネル表面の埃を雨水で流れ落とすことができ、ソーラーパネルPの発電効率を高めることが出来る。
一方、図3(b) に符号P,Pで例示するように、前記ソーラーパネルを、互いに隣接するように複数配置しておき、そして、
・ 該複数のソーラーパネルP,P,…の内の少なくとも1枚のソーラーパネル(以下、“第1のパネル”とする)Pは、所定の傾斜角(以下、“第1の傾斜角”とする)θで傾斜した状態を一時的に又は永続的に取り得るように構成し、
・ 該第1のパネルPに隣接される他のソーラーパネル(以下、“第2のパネル”とする)Pは、パネル揺動装置30によってその傾斜角が変更可能となるように構成し、
・ 該第2のパネルPが該パネル揺動装置30によって揺動されて前記第1の傾斜角θと異なる所定の傾斜角(以下、“第2の傾斜角”とする)θに停止されることに基づき、前記第1の傾斜角θで傾斜した状態の前記第1のパネルPと前記第2の傾斜角θで傾斜した状態の前記第2のパネルPとが切妻屋根状に配置されるように構成しておくと良い。なお、図3(b) に示す例では、1枚の第1のパネルPと1枚の第2のパネルPとが切妻屋根状に配置されているが、第1のパネルP及び第2のパネルPはそれぞれ2枚以上であっても良く、第1のパネルPの枚数と第2のパネルPの枚数とが同じでなく異なっていても良い。また、図3(b) に示す例では、第1のパネルP及び第2のパネルPは左右対称となるように配置されているが、もちろんこれに限られるものではなく、左右非対称となるように配置されていても良い。
上述のように第1のパネルP及び第2のパネルPを切妻屋根状に配置した場合には、前記第1のパネルPと前記第2のパネルPとによって二方向からの雨水を受けることができ、より多くの雨水を集めることができる。
また一方、図4(a) に例示するように、前記ソーラーパネルを、互いに隣接するように複数配置しておき(符号P,P参照)、該複数のソーラーパネルの内の少なくとも1枚のソーラーパネル(以下、“第3のパネル”とする)Pには、該第3のパネルPに隣接される他のソーラーパネル(以下、“第4のパネル”とする)Pの側に延設されて該第3のパネルPと該第4のパネルPとの間の間隙を略覆う透明部材31を接続しておくと良い。そのようにした場合には、前記パネルP,Pだけでなく前記透明部材31によっても雨水を集めることができるので、集水できる雨水の量を増やすことができる。また、透明部材31は前記第4のパネルPに照射される太陽光を遮蔽しないので(図4(b) 参照)、発電効率が低下することも無い。
この場合、前記第1の傾斜角θで傾斜した状態を取る前記第4のパネルPは、パネル昇降装置(不図示)によって昇降可能となるように構成しておいて、
・ 該第4のパネルPが上昇された位置では、該第4のパネルPが前記第1の傾斜角θで傾斜した状態の前記透明部材31及び前記第3のパネルPと共に1つの片流れ屋根を構成して降雨時に降り注ぐ雨水を前記透明部材31及び前記第3のパネルPの側に流れ落とすようにし(図4(c) 参照)、
・ 該第4のパネルPが下降された位置では、該第4のパネルPが、前記透明部材31及び前記第3のパネルPとの接続が解かれて該第3のパネルPと共に鋸屋根を構成する(図4(b) 参照)、
ようにすると良い。また、前記透明部材31は、可撓性に富む材料で略シート状に形成しておいて前記第4のパネルPの昇降を阻害しないようにしておくと良い。このように複数枚のソーラーパネルP,Pを片流れ屋根状に配置した場合には、該パネルP,Pを流れ落ちる雨水に加速がつくこととなり、パネル表面の埃をより確実に洗い流すことができ、該パネルの発電効率を高めることができる。なお、図4(b) に示す例では、片流れ屋根を構成するソーラーパネルの枚数は2枚であるが、もちろんこれに限られるものではなく、3枚以上であっても良い。
一方、本発明に係る機械式駐車設備は、図1及び図2に符号1で例示するものであって、
・ 上下複数段に配置される車両搭載用のパレット2と、
・ それらのパレット2を昇降させるパレット用昇降装置(例えば、電動モータ)3と、
を備えている。また、本発明に係る機械式駐車設備1は、
・ 入出庫階(入出庫用の車路Wが形成されていて該車路Wから前記パレット2への入庫や該パレット2から該車路Wへの出庫を行う階の意)Fに立設された支柱5と、
・ 該支柱5に支持されることにより前記車路Wの上方にて該車路Wを略覆うように配置されて降雨時に降り注ぐ雨水を受けるシート状又は板状のパネル部材Pと、
・ 該パネル部材Pで受けた雨水を集めるための集水手段(図3(a) の符号20,21,22参照)と、
・ 該集められた雨水が流れるように前記集水手段22に接続されたホース23と、
・ 該ホース23から流れ出る雨水により洗車を行うための洗車場(不図示)と、
を備えている。この場合、前記パネル部材Pは傾斜させておくと良く、その勾配は、雨水が前記集水手段20,…に流れる程度の勾配であれば良い。本発明によれば、集めた雨水を利用して洗車をすることができる。なお、前記パネル部材Pとしてはソーラーパネルを挙げることができる。
1 機械式駐車設備
2 車両搭載用のパレット
3 パレット用昇降装置
4 ゲート装置
5 支柱
7 横架部材
9 操作盤
20,21 集水手段(樋)
22 集水手段(タンク)
23 ホース
30 パネル揺動装置
31 透明部材
F 入出庫階
P ソーラーパネル、パネル部材
第1のパネル
第2のパネル
第3のパネル
第4のパネル
W 入出庫用の車路
θ 第1の傾斜角
θ 第2の傾斜角

Claims (7)

  1. 上下複数段に配置される車両搭載用のパレットと、それらのパレットを昇降させるパレット用昇降装置と、を備えた機械式駐車設備において、
    入出庫用の車路が形成されてなる入出庫階にて該車路と前記パレットとを仕切るように配置されるゲート装置と、
    前記入出階にて前記パレット用昇降装置の駆動を指示するための操作盤と、
    前記ゲート装置を昇降可能に支持し、或いは前記操作盤を支持する支柱と、
    該支柱に支持されることにより前記車路の上方に横架される横架部材と、
    該横架部材に支持されることにより前記車路の上方にて該車路を略覆うように配置されるソーラーパネルと、
    を備えたことを特徴とする機械式駐車設備。
  2. 前記ソーラーパネルは、所定の傾斜角(以下、“第1の傾斜角”とする)で傾斜した状態を一時的に又は永続的に取り得るように構成され、かつ、
    降雨時に該傾斜した状態のソーラーパネルを流れ落ちる雨水を集めるための集水手段と、
    該集められた雨水が流れるように前記集水手段に接続されたホースと、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車設備。
  3. 前記ソーラーパネルは、互いに隣接するように複数配置され、
    該複数のソーラーパネルの内の少なくとも1枚のソーラーパネル(以下、“第1のパネル”とする)は、所定の傾斜角(以下、“第1の傾斜角”とする)で傾斜した状態を一時的に又は永続的に取り得るように構成され、
    該第1のパネルに隣接される他のソーラーパネル(以下、“第2のパネル”とする)は、パネル揺動装置によってその傾斜角が変更可能となるように構成され、
    該第2のパネルが該パネル揺動装置によって揺動されて前記第1の傾斜角と異なる所定の傾斜角(以下、“第2の傾斜角”とする)に停止されることに基づき、前記第1の傾斜角で傾斜した状態の前記第1のパネルと前記第2の傾斜角で傾斜した状態の前記第2のパネルとが切妻屋根状に配置されるように構成された、
    ことを特徴とする請求項1に記載の機械式駐車設備。
  4. 前記ソーラーパネルは、互いに隣接するように複数配置され、
    該複数のソーラーパネルの内の少なくとも1枚のソーラーパネル(以下、“第3のパネル”とする)には、該第3のパネルに隣接される他のソーラーパネル(以下、“第4のパネル”とする)の側に延設されて該第3のパネルと該第4のパネルとの間の間隙を略覆う透明部材が接続された、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の機械式駐車設備。
  5. 前記第1の傾斜角で傾斜した状態を取る前記第4のパネルは、パネル昇降装置によって昇降可能に構成され、
    該第4のパネルは、上昇された位置では前記第1の傾斜角で傾斜した状態の前記透明部材及び前記第3のパネルと共に1つの片流れ屋根を構成して降雨時に降り注ぐ雨水を前記透明部材及び前記第3のパネルの側に流れ落とすように構成され、下降された位置では前記透明部材及び前記第3のパネルとの接続が解かれて該第3のパネルと共に鋸屋根を構成し、
    前記透明部材は、可撓性に富む材料で略シート状に形成されることに基づき前記第4のパネルの昇降を阻害しないように構成された、
    ことを特徴とする請求項4に記載の機械式駐車設備。
  6. 上下複数段に配置される車両搭載用のパレットと、それらのパレットを昇降させるパレット用昇降装置と、を備えた機械式駐車設備において、
    入出庫用の車路が形成されてなる入出庫階に立設された支柱と、
    該支柱に支持されることにより前記車路の上方にて該車路を略覆うように配置されて降雨時に降り注ぐ雨水を受けるシート状又は板状のパネル部材と、
    該パネル部材で受けた雨水を集めるための集水手段と、
    該集められた雨水が流れるように前記集水手段に接続されたホースと、
    該ホースから流れ出る雨水により洗車を行うための洗車場と、
    を備えたことを特徴とする機械式駐車設備。
  7. 前記パネル部材はソーラーパネルである、
    ことを特徴とする請求項6に記載の機械式駐車設備。
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