JP2015074791A - 外側継手部材の熱処理装置及び外側継手部材の製造方法 - Google Patents

外側継手部材の熱処理装置及び外側継手部材の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トラック溝の駆動力伝達面及び天井面の各々に適切な大きさの硬化層が形成された外側継手部材を容易且つ効率的に得ることを可能にする。
【解決手段】熱処理装置は、高周波電流を通電可能であり、外側継手部材14の軸線方向に沿ってトラック溝22a〜22cの内部を相対移動しつつ、トラック溝22a〜22cの内壁を加熱する高周波誘導コイル42と、高周波誘導コイル42の相対移動方向の前端面及び後端面に設けられ、高周波電流の通電によって発生する磁力線をトラック溝22a〜22cの内壁に導くコア44a〜44cとを有する。この際、コア44a〜44cは、トラック溝22a〜22cの内壁のうち、駆動力伝達面34に比して、天井面36に導く磁力線を疎とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、等速ジョイントにおける外側継手部材のトラック溝の内壁に硬化層を形成する熱処理装置及び該硬化層を有する外側継手部材の製造方法に関する。
自動車等の動力伝達装置では、伝達軸同士の間に介在し、一方の伝達軸から他方の伝達軸に回転駆動力を伝達する等速ジョイントが用いられる。図6にトリポード型の等速ジョイント10を示す。等速ジョイント10は、一方の図示しない伝達軸(例えば、ミッションの回転軸)に連結された軸部12を有する外側継手部材14と、他方の伝達軸16の先端部に位置決め固定された内側継手部材(トリポード部材)18とから構成されている。
外側継手部材14は、有底穴が形成されたカップ状部20を有し、該カップ状部20の一端部に軸部12が突出形成されている。また、カップ状部20の有底穴にトリポード部材18が摺動自在に収容される。
具体的には、カップ状部20の内壁には、互いに120°の間隔で離間する3本のトラック溝22a〜22cが有底穴の開口から底壁近傍まで延在するように形成されている。一方、トリポード部材18は、中心に貫通孔が形成された円環状部24と、該円環状部24の外周に径方向に沿って突出形成された3本のトラニオン26a〜26cとを有する。これらのトラニオン26a〜26cは、トラック溝22a〜22cの位相と一致するように、互いに120°の等間隔で離間している。
また、トラニオン26a〜26cの各々には、円環状のホルダ28が装着される場合もある。このときには、ホルダ28の外周に、複数個のニードルベアリング30が摺接するように、該ニードルベアリング30を保持する円環状のローラ32が装着される。つまり、トラニオン26a〜26cに対してローラ32が回転自在に装着される。
従って、トリポード部材18がカップ状部20の有底穴に収容されると、トラニオン26a〜26cの各々に装着されたローラ32が、トラック溝22a〜22c内に転動自在に挿入されることになる。
なお、円環状部24の貫通孔の内壁と、伝達軸16の先端部の外壁にはそれぞれスプラインが形成されている。これらのスプラインは、上記貫通孔内に伝達軸16を挿通した際に互いに噛合する。これによって、伝達軸16の先端部に対してトリポード部材18が位置決め固定される。
上記の構成によって、外側継手部材14の軸部12に連結されたミッションの回転駆動力を、カップ状部20及びトリポード部材18を介して伝達軸16に伝達することができる。この際、図7に示すように、トラック溝22a〜22cの内壁のうち、主に、カップ状部20の円周方向に互いに対向する面(駆動力伝達面)34、34にローラ32が当接することで、外側継手部材14からトリポード部材18へと回転駆動力が伝達される。
また、トリポード部材18がカップ状部20内を軸線方向に沿って摺動するとき、トラック溝22a〜22c内において、駆動力伝達面34、34上をローラ32が転動する。また、例えば、伝達軸16が水平方向に対して傾斜したようなときには、駆動力伝達面34、34同士の間に位置する天井面36にホルダ28等が摺接することもある。
このようにして、ローラ32やホルダ28等とが接触することに起因して、トラック溝22a〜22cの内壁が摩耗すること等を抑制するべく、トラック溝22a〜22cの内壁に熱処理を施して硬化層を形成することが知られている。
このような熱処理は、高周波電流の通電によって磁力線を発生させることが可能な高周波誘導コイルを備える熱処理装置を用いて行うことができる。例えば、この熱処理装置では、トラック溝22a〜22cの内壁に対して、該内壁に沿う形状に形成された高周波誘導コイルを相対的に移動させつつ磁力線を作用させる。これによって、駆動力伝達面34、34及び天井面36の各々を加熱して硬化層を形成すること、すなわち、高周波焼入れを行うことができる。
ところで、上記のような外側継手部材14では、小型化及び軽量化の観点から、カップ状部20の内径の大きさを維持しつつ外径の大きさを小さくすること、つまり、カップ状部20の天井面36近傍の側壁36aの厚さL1を可及的に小さくすることが試みられている。ここで、側壁36aの厚さL1とは、カップ状部20の天井面36から外周面までの間の厚さである。
このため、トラック溝22a〜22cの側壁では、駆動力伝達面34近傍の側壁34a(駆動力伝達面34からカップ状部20の周方向に沿って連なる部分)に比して、側壁36aの厚さL1が小さくなっている。
上記の通り、駆動力伝達面34には、伝達軸16が摺動する度にローラ32が摺接するため、該駆動力伝達面34に十分な耐久性をもたらすべく、硬化層深さを十分に大きくする必要がある。
そこで、上記の熱処理装置によってトラック溝22a〜22cの内壁に熱処理を行う際、側壁34aの厚さに合わせて適切な硬化層深さが得られるように磁界強度を設定すると、側壁36aに対する硬化層深さが過剰になってしまう。この場合、カップ状部20に焼き割れや溶解等が生じる懸念がある。
一方、側壁36aの厚さL1に合わせて適切な硬化層深さが得られるように磁界強度を設定すると、側壁34aに対する硬化層深さが不足してしまう。
そこで、例えば、特許文献1には、トラック溝22a〜22cの内壁のうち、駆動力伝達面34に対してのみ硬化層を形成し、天井面36に対しては硬化層を形成せずに未焼き部とする熱処理装置が提案されている。具体的には、駆動力伝達面34にのみ磁力線が影響し、天井面36に磁力線が影響しないように、該天井面36に対向する高周波誘導コイルの部分に磁力線を遮断する遮断部材を設けている。
特開2012−180930号公報
上記の通り、トラック溝22a〜22c内をトリポード部材18が摺動する際、天井面36に対してもホルダ28等が摺接する場合がる。また、ホルダ28を用いない等速ジョイントでは、天井面36に対し、トラニオン26a〜26cが摺接することがある。以上のような理由から、トラック溝22a〜22cの耐久性を十分に向上させるためには、駆動力伝達面34のみならず、天井面36にも適切な大きさ(深さ)の硬化層を形成する必要がある。
しかしながら、特許文献1に示す熱処理装置による熱処理では、天井面36に硬化層が形成されないため、トラック溝22a〜22cの耐久性を十分に向上させることが困難である。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、駆動力伝達面及び天井面の各々に適した大きさの硬化層を容易且つ効率的に形成することで、焼き割れや溶解等を回避しつつ、トラック溝の耐久性を十分に向上させた外側継手部材を得ることが可能な外側継手部材の熱処理装置及び外側継手部材の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、等速ジョイントの外側継手部材の内周面に軸方向に沿って複数形成され、且つ前記外側継手部材にトリポード部材が摺動自在に収容された際、前記トリポード部材に装着されたローラが転動自在に挿入されるトラック溝の内壁に対し、連続した硬化層を形成する外側継手部材の熱処理装置であって、
高周波電流を通電可能であり、前記外側継手部材の軸線方向に沿って前記トラック溝の内部を相対移動しつつ、前記トラック溝の内壁を加熱する高周波誘導コイルと、
前記高周波誘導コイルの相対移動方向の前端面及び後端面に設けられ、前記高周波電流の通電によって発生する磁力線を前記トラック溝の内壁に導くコアと、を有し、
前記コアは、前記トラック溝の内壁のうち、前記ローラとの接触を介して前記外側継手部材からの駆動力を前記トリポード部材に伝達する駆動力伝達面に比して、互いに対向する前記駆動力伝達面同士の間に位置する天井面に導く前記磁力線を疎とすることを特徴とする。
この外側継手部材の熱処理装置では、高周波誘導コイルの相対移動方向の前端面及び後端面に設けられたコアによって、トラック溝の駆動力伝達面及び天井面以外に向かう磁力線を遮断する。すなわち、磁力線をトラック溝の駆動力伝達面及び天井面に導く。この際、駆動力伝達面及び天井面に導く磁力線の疎密、すなわち、磁界強度を互いに相違させることで、天井面に比して駆動力伝達面に作用する磁界強度を大きくする。この状態で、例えば、トラック溝の軸線方向に沿って、高周波誘導コイルを相対的に移動させることで、天井面及び駆動力伝達面に対して、互いに異なる大きさ(深さ)の硬化層を形成することができる。すなわち、一度の熱処理によって、天井面及び駆動力伝達面の各々に対して適切な大きさの硬化層を効率的に形成することが可能になる。
その結果、天井面部分の側壁の厚さに対して、硬化層深さが過剰になることを回避でき、外側継手部材に焼き割れや溶解等が生じることを防止できる。また、駆動力伝達面部分の側壁の厚さに対する硬化層深さが不足することを回避でき、ローラが押圧される駆動力伝達面についても、耐久性を十分に向上させることができる。つまり、容易且つ効率的に熱処理を施して、品質に優れた外側継手部材を得ることができる。
この熱処理装置では、前記駆動力伝達面と、該駆動力伝達面に対向する前記コアの端面との距離に比して、前記天井面と、該天井面に対向する前記コアの端面との距離が大きくなるように、前記コアの前記天井面に対向する側の一部又は全部が切り欠かれていることが好ましい。この場合、トラック溝の天井面の磁界強度が駆動力伝達面の磁界強度よりも小さくなるように、磁力線を分配して導くことができる。これによって、駆動力伝達面に比して、天井面の硬化層深さを小さくすること、すなわち、天井面及び駆動力伝達面の各々に対して、適切な大きさの硬化層を高精度且つ容易に形成することが可能になる。
また、前記天井面に対向する部分の前記高周波誘導コイルの該天井面に直交する方向の幅に対する、前記コアの幅の割合が70〜85%となるように前記コアが切り欠かれていることが好ましい。この場合、前記天井面に対する硬化層深さを、該天井面から前記外側継手部材の外周面までの厚さの45%以上50%未満とし、且つ前記駆動力伝達面に対する硬化層深さを、前記天井面から前記外側継手部材の外周面までの厚さの50%に相当する大きさ以上とすることが容易になる。
そして、硬化層深さを上記のように調整することで、天井面及び駆動力伝達面の各々に対する硬化層深さを一層適切な大きさとすることができる。すなわち、焼き割れや溶解等が生じることを効果的に回避しつつ、耐久性に優れた外側継手部材を得ることが可能になる。
また、本発明は、等速ジョイントの外側継手部材の内周面に軸方向に沿って複数形成され、且つ前記外側継手部材にトリポード部材が摺動自在に収容された際、前記トリポード部材に装着されたローラが転動自在に挿入されるトラック溝の内壁に連続した硬化層を形成して外側継手部材を得る外側継手部材の製造方法であって、
高周波電流を通電可能な高周波誘導コイルを、前記トラック溝の内部に挿入し、前記トラック溝に対する前記高周波誘導コイルの相対位置を移動させつつ、前記トラック溝の内壁を加熱する熱処理工程を有し、
前記熱処理工程では、前記高周波電流の通電によって発生する磁力線を前記トラック溝の内壁に導くコアを、前記高周波誘導コイルの相対移動方向の前端面及び後端面に設け、
前記トラック溝の内壁のうち、前記ローラとの接触を介して、前記トリポード部材からの駆動力を前記外側継手部材に伝達する駆動力伝達面に比して、互いに対向する前記駆動力伝達面同士の間に位置する天井面に導く前記磁力線を疎とすることで、前記駆動力伝達面に比して前記天井面の硬化層深さを小さくすることを特徴とする。
このような過程を経ることにより、上記の通り、天井面及び駆動力伝達面の各々に対する硬化層深さが適切となるように熱処理された外側継手部材を容易に得ることができる。
この外側継手部材の製造方法では、前記駆動力伝達面と、該駆動力伝達面に対向する前記コアの端面との距離に比して、前記天井面と、該天井面に対向する前記コアの端面との距離が大きくなるように、前記天井面に対向する側の一部又は全部を切り欠いた前記コアを前記高周波誘導コイルの前端面及び後端面に設けることが好ましい。この場合、上記の通り切り欠いたコアを設けることによって、天井面及び駆動力伝達面の各々に適切な大きさの硬化層を容易に形成することができ、品質に優れた外側継手部材を効率的に得ることができる。
また、前記天井面に対向する部分の前記高周波誘導コイルの該天井面に直交する方向の幅に対する、前記コアの幅の割合が70〜85%となるように前記コアを切り欠くことが好ましい。この場合、前記天井面に対する硬化層深さを、該天井面から前記外側継手部材の外周面までの厚さの45%以上50%未満とし、且つ前記駆動力伝達面に対する硬化層深さを、前記天井面から前記外側継手部材の外周面までの厚さの50%に相当する大きさ以上とすることが容易になる。
そして、上記の硬化層深さとなるように熱処理を行うことで、焼き割れや溶解等が生じることを効果的に回避しつつ、耐久性に優れた外側継手部材を効率的に得ることが可能になる。
本発明によれば、磁力線を遮断するコアによって、駆動力伝達面及び天井面に導く磁力線の疎密、すなわち、磁界強度を互いに相違させることで、天井面及び駆動力伝達面の各々に対して適切な大きさの硬化層が形成されるように熱処理を行うことができる。その結果、焼き割れや溶解等が生じることを防止しつつ、耐久性を十分に向上させた外側継手部材を容易且つ効率的に得ることが可能になる。
本実施形態に係る外側継手部材の熱処理装置に含まれるコイル組立体が外側継手部材に挿入された状態を示す要部概略斜視図である。 図1のII−II線矢視断面図である。 図1のコイル組立体(熱処理装置)によって、硬化層を形成した外側継手部材の開口側の正面要部拡大図である。 (A)はコア幅/コイル幅が100%、(B)はコア幅/コイル幅が85%、(C)はコア幅/コイル幅が0%のときについて、それぞれの磁力線と、トラック溝の内壁に対する磁界強度との関係を示す概略説明図である。 高周波誘導コイル幅に対するコア幅の割合(コア幅/コイル幅)と、硬化層深さとの関係を示すグラフである。 等速ジョイントの要部概略分解斜視図である。 図6に示す等速ジョイントの軸線方向に直交する方向に沿った要部断面図である。
以下、本発明に係る外側継手部材の熱処理装置(以下、単に熱処理装置ともいう)及び外側継手部材の製造方法につき好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。なお、図6及び図7に示す構成要素と同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
先ず、図1〜図3を参照しつつ、本実施形態に係る熱処理装置について説明する。図1は、熱処理装置に含まれるコイル組立体38が外側継手部材14に挿入された状態を示す要部概略斜視図である。図2は、図1のII−II矢視断面図である。図3は、熱処理装置によって、硬化層40を形成した外側継手部材14の開口側の正面要部拡大図である。
本実施形態に係る熱処理装置は、外側継手部材14のカップ状部20の有底穴に挿入可能なコイル組立体38を備える。そして、このコイル組立体38を外側継手部材14の軸線方向に沿って相対的に移動させることで、トラック溝22a〜22cの内壁に対して移動焼入れを行う。なお、この熱処理装置は、コイル組立体38の他、所定周波数の高周波電流を出力可能な交流電源や、コイル組立体38によって加熱したトラック溝22a〜22c内を冷却可能な冷却機構等(いずれも不図示)を備える。
具体的には、コイル組立体38は、高周波誘導コイル42と、コア44a〜44cとを備えている。高周波誘導コイル42は、上記の交流電源が出力する高周波電流が通電されることで磁力線を発生する。また、高周波誘導コイル42は、トラック溝22a〜22cの内壁に沿う形状にそれぞれ形成された3つの加熱部46a〜46cと、該加熱部46a〜46cの互いに隣接するもの同士を接続するリング状部48とから構成される。すなわち、高周波誘導コイル42は、リング状部48から加熱部46a〜46cが径方向に突出するように、該加熱部46a〜46c及びリング状部48が一体連続的に形成されている。また、加熱部46a〜46cは、トラック溝22a〜22cの位相と一致するように、互いに120°の等間隔で離間している。この加熱部46a〜46cの相対移動方向(軸線方向)の前端面及び後端面のそれぞれに、コア44a〜44cが設けられている。
加熱部46a〜46cのそれぞれは互いに同様に構成され、該加熱部46a〜46cのそれぞれに同様にコア44a〜44cが設けられる。従って、以下では、加熱部46aと該加熱部46aに設けられるコア44aを例に挙げて、その具体的な構成を説明し、加熱部46b、46c及びコア44b、44cの説明については省略する。
図3に示すように、加熱部46aは両端がそれぞれリング状部48(図1参照)に連続する環状であり、トラック溝22aの内壁のうち駆動力伝達面34、34に沿う湾曲部50、50と、該湾曲部50、50の間において天井面36に沿う直線部52とを備える。
また、コア44aは、例えばケイ素鋼板等の高透磁率材料から構成される板状部材(図2参照)であり、1組のコア44a、44aが加熱部46aの湾曲部50、50と、直線部52の一部とを、軸線方向の両側から挟むように配置される。これによって、高周波誘導コイル42に高周波電流を通電することで発生する磁力線をトラック溝22aの内壁に導く。
また、コア44aには、天井面36側の端部が一部切り欠かれることで、切欠部54が形成されている。このため、トラック溝22aに挿入された際に、駆動力伝達面34と、該駆動力伝達面34に対向するコア44aの端面との距離に比して、天井面36と、該天井面36に対向するコア44aの端面との距離が大きくなる。これによって、後述するように、トラック溝22aの内壁のうち、駆動力伝達面34に比して、天井面36に導く磁力線の間隔を疎とすることで、磁界強度を小さくすることができる。
切欠部54の切欠幅は、天井面36に直交する方向の直線部52の幅L2を100とするとき、該直線部52のコア44aによって覆われる部分の幅L3が70〜85の割合となるように設定されることが好ましい。換言すると、直線部52の幅L2に対し、直線部52のコア44aで覆われる部分の幅L3の割合(コア幅/コイル幅)が70〜85%となるように、コア44aは天井面36側の端部が切り欠かれている。これによって、後述するように、天井面36に対する硬化層深さL4が側壁36aの厚さL1の45%以上50%未満となり、且つ駆動力伝達面34に対する硬化層深さL5が厚さL1の50%に相当する大きさ以上となるように、トラック溝22aの内壁に磁力線を導くことができる。
本実施形態に係る熱処理装置は、基本的には以上のように構成される。次に、この熱処理装置を用いた熱処理によって、硬化層40を形成して外側継手部材14を得る外側継手部材の製造方法について説明する。
先ず、鍛造加工等によって形成されたカップ状部20の開口から有底穴内にコイル組立体38を挿入し、トラック溝22a〜22cの内部に加熱部46a〜46cをそれぞれ配置する。この高周波誘導コイル42に、交流電源から高周波電流を通電する。これによって、加熱部46a〜46cに磁力線が発生する。この磁力線は、後述するように、コア44a〜44cによって、トラック溝22a〜22cの内壁に集中するように導かれる。その結果、トラック溝22a〜22cの内壁に誘導電流が発生するため、該内壁を熱処理することができる。
このように、熱処理を行いつつ、コイル組立体38をカップ状部20の開口側から底部に向かって移動させる。これによって、トラック溝22a〜22cの内壁全体の熱処理が完了した後、例えば、冷却機構によって冷却水を噴射して、トラック溝22a〜22cの内壁を冷却すると、硬化層40を形成することができる。
上記の熱処理について、加熱部46a及びコア44aによって、トラック溝22aの内壁を加熱する場合を例に挙げて、具体的に説明する。なお、トラック溝22b、22cの内壁についても、それぞれ加熱部46b、46c及びコア44b、44cによって同様に熱処理を行うことができる。
上記の通り、コア44aでは、切欠部54が形成されることで、コア幅/コイル幅が70〜85%となるように設定されている。これによって、コア44aは、トラック溝22aの駆動力伝達面34及び天井面36の各々に対して、磁力線を適切に分配しつつ導くことが可能になる。すなわち、天井面36及び駆動力伝達面34の各々における硬化層深さL4、L5が適切な大きさとなるように、磁界強度を調整することができる。
ここで、天井面36における硬化層深さL4が、該天井面36近傍の側壁36aの厚さL1の45%以上50%未満であることが好ましく、一方、駆動力伝達面34に対する硬化層深さL5は、側壁36aの厚さL1の50%に相当する大きさ以上であることが好ましい。この場合、天井面36近傍の側壁36aに対して、硬化層深さL4が過剰となることを回避できる。これによって、熱処理等の際に、外側継手部材14に焼き割れや溶解等が生じることを抑制しつつ、天井面36の耐摩耗性を十分に向上させることが可能な硬化層40を形成することができる。
また、天井面36近傍の側壁36aよりも厚さが大きい駆動力伝達面34近傍の側壁34aの硬化層深さL5については、側壁36aの厚さL1の50%に相当する大きさ以上とすることで、外側継手部材14の耐久性を十分に向上させることが可能になる。つまり、回転駆動力を伝達する度にローラ32が押圧される駆動力伝達面34に対しても、十分な大きさの硬化層40が形成されているため、摩耗すること等を効果的に抑制できる。
例えば、側壁36aの厚さL4が3.6mmであった場合、天井面36に対する硬化層深さL4は、1.3mm以上1.8mm未満であることが好ましい。また、このときの駆動力伝達面34に対する硬化層深さL5は、1.8mm以上であることが好ましい。
ここで、側壁36aの厚さL1が3.6mmである外側継手部材14に対して熱処理を行う場合のコア幅/コイル幅と、加熱部46aに発生する磁力線及び硬化層深さL4、L5との関係について、図4及び図5を参照しつつ説明する。なお、図5において、「●」は天井面36、「▲」は駆動力伝達面34のプロットを示す。
先ず、図4中の(A)に示すように、コア幅/コイル幅が100%であるとき(直線部52の全部がコア44aで覆われるとき)、コア44aによって、トラック溝22aの駆動力伝達面34及び天井面36以外に向かう磁力線の大部分が遮蔽される。すなわち、駆動力伝達面34及び天井面36に導かれる磁力線の間隔が密となり、磁界強度が大きくなる。この場合、天井面36に対する磁界強度の大きさが過剰となるため、図5に示すように、天井面36に対する硬化層深さL4が約2.20mmとなり、上記の適切な大きさを超えてしまう。
次に、図4中の(B)に示すように、コア幅/コイル幅が85%であるとき、コア44aによって、トラック溝22aの駆動力伝達面34及び天井面36の各々に導かれる磁力線が適切に分配される。これによって、図5に示すように、天井面36に対する硬化層深さL4を約1.78mmとし、且つ駆動力伝達面34に対する硬化層深さL5を約1.90mmとすることができる。すなわち、天井面36及び駆動力伝達面34の各々に対する硬化層深さL4、L5をともに適切な大きさとすることができる。
次に、図4中の(C)に示すように、コア幅/コイル幅が0%であるとき(直線部52の全部が露呈するとき)、駆動力伝達面34及び天井面36に集中的に磁力線が誘導されることがない分、該駆動力伝達面34及び天井面36に作用する磁力線の間隔が疎となり、磁界強度が小さくなる。このため、図5に示すように、駆動力伝達面34に対する硬化層深さL5は、約1.55mmとなり、上記の適切な大きさ(1.8mm)に満たない。
すなわち、図5に示すように、コア幅/コイル幅が70〜85%であるとき、天井面36及び駆動力伝達面34の各々に対する硬化層深さL4、L5をともに適切な大きさとすることができる。
以上から、コア幅/コイル幅が70〜85%となるように切欠部54が形成されたコア44aを備える本実施形態に係る熱処理装置では、一度の熱処理によって、天井面36及び駆動力伝達面34の各々に対する硬化層深さL4、L5をともに適切な大きさとすることができる。これによって、熱処理中に焼き割れや溶解等が生じることを効果的に回避しつつ、耐久性に優れた外側継手部材14を容易且つ効率的に得ることが可能になる。
なお、本発明は、上記した実施形態に特に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
10…等速ジョイント 12…軸部
14…外側継手部材 16…伝達軸
18…トリポード部材 20…カップ状部
22a〜22c…トラック溝 24…円環状部
26a〜26c…トラニオン 28…ホルダ
30…ニードルベアリング 32…ローラ
34…駆動力伝達面 34a、36a…側壁
36…天井面 38…コイル組立体
40…硬化層 42…高周波誘導コイル
44a〜44c…コア 46a〜46c…加熱部
48…リング状部 50…湾曲部
52…直線部 54…切欠部

Claims (8)

  1. 等速ジョイントの外側継手部材の内周面に軸線方向に沿って複数形成され、且つ前記外側継手部材にトリポード部材が摺動自在に収容された際、前記トリポード部材に装着されたローラが転動自在に挿入されるトラック溝の内壁に対し、連続した硬化層を形成する外側継手部材の熱処理装置であって、
    前記外側継手部材の軸線方向に沿って前記トラック溝の内部を相対移動しつつ、前記トラック溝の内壁を加熱する高周波誘導コイルと、
    前記高周波誘導コイルの相対移動方向の前端面及び後端面に設けられ、前記高周波電流の通電によって発生する磁力線を前記トラック溝の内壁に導くコアと、を有し、
    前記コアは、前記トラック溝の内壁のうち、前記ローラとの接触を介して前記外側継手部材からの駆動力を前記トリポード部材に伝達する駆動力伝達面に比して、互いに対向する前記駆動力伝達面同士の間に位置する天井面に導く前記磁力線を疎とすることを特徴とする外側継手部材の熱処理装置。
  2. 請求項1記載の外側継手部材の熱処理装置において、
    前記駆動力伝達面と、該駆動力伝達面に対向する前記コアの端面との距離に比して、前記天井面と、該天井面に対向する前記コアの端面との距離が大きくなるように、前記コアの前記天井面に対向する側の一部又は全部が切り欠かれていることを特徴とする外側継手部材の熱処理装置。
  3. 請求項2記載の外側継手部材の熱処理装置において、
    前記天井面に対向する部分の前記高周波誘導コイルの該天井面に直交する方向の幅に対する、前記コアの幅の割合が70〜85%となるように前記コアが切り欠かれていることを特徴とする外側継手部材の熱処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の外側継手部材の熱処理装置において、
    前記コアは、前記天井面に対する硬化層深さが、該天井面から前記外側継手部材の外周面までの厚さの45%以上50%未満となり、且つ前記駆動力伝達面に対する硬化層深さが、前記天井面から前記外側継手部材の外周面までの厚さの50%に相当する大きさ以上となるように、前記磁力線を導くことを特徴とする外側継手部材の熱処理装置。
  5. 等速ジョイントの外側継手部材の内周面に軸線方向に沿って複数形成され、且つ前記外側継手部材にトリポード部材が摺動自在に収容された際、前記トリポード部材に装着されたローラが転動自在に挿入されるトラック溝の内壁に連続した硬化層を形成して外側継手部材を得る外側継手部材の製造方法であって、
    高周波電流を通電可能な高周波誘導コイルを、前記トラック溝の内部に挿入し、前記トラック溝に対する前記高周波誘導コイルの相対位置を移動させつつ、前記トラック溝の内壁を加熱する熱処理工程を有し、
    前記熱処理工程では、前記高周波電流の通電によって発生する磁力線を前記トラック溝の内壁に導くコアを、前記高周波誘導コイルの相対移動方向の前端面及び後端面に設け、
    前記トラック溝の内壁のうち、前記ローラとの接触を介して、前記トリポード部材からの駆動力を前記外側継手部材に伝達する駆動力伝達面に比して、互いに対向する前記駆動力伝達面同士の間に位置する天井面に導く前記磁力線を疎とすることで、前記駆動力伝達面に比して前記天井面の硬化層深さを小さくすることを特徴とする外側継手部材の製造方法。
  6. 請求項5記載の外側継手部材の製造方法において、
    前記駆動力伝達面と、該駆動力伝達面に対向する前記コアの端面との距離に比して、前記天井面と、該天井面に対向する前記コアの端面との距離が大きくなるように、前記天井面に対向する側の一部又は全部を切り欠いた前記コアを前記高周波誘導コイルの前端面及び後端面に設けることを特徴とする外側継手部材の製造方法。
  7. 請求項5記載の外側継手部材の製造方法において、
    前記天井面に対向する部分の前記高周波誘導コイルの該天井面に直交する方向の幅に対する、前記コアの幅の割合が70〜85%となるように前記コアを切り欠くことを特徴とする外側継手部材の製造方法。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の外側継手部材の製造方法において、
    前記天井面に対する硬化層深さを、該天井面から前記外側継手部材の外周面までの厚さの45%以上50%未満とし、且つ前記駆動力伝達面に対する硬化層深さを、前記天井面から前記外側継手部材の外周面までの厚さの50%に相当する大きさ以上とすることを特徴とする外側継手部材の製造方法。
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