JPS5940431Y2 - 表面漸進焼入装置における焼入用誘導子若しくはバ−ナ− - Google Patents
表面漸進焼入装置における焼入用誘導子若しくはバ−ナ−Info
- Publication number
- JPS5940431Y2 JPS5940431Y2 JP1979102377U JP10237779U JPS5940431Y2 JP S5940431 Y2 JPS5940431 Y2 JP S5940431Y2 JP 1979102377 U JP1979102377 U JP 1979102377U JP 10237779 U JP10237779 U JP 10237779U JP S5940431 Y2 JPS5940431 Y2 JP S5940431Y2
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- Japan
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- hardening
- inductor
- burner
- gradual
- soft zone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
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- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はローラ、アイドラ、リング等の部材の円筒面に
高周波焼入装置又は炎焼入装置によって表面漸進焼入を
行なう誘導子又はバーナーに関する。
高周波焼入装置又は炎焼入装置によって表面漸進焼入を
行なう誘導子又はバーナーに関する。
本考案でいう表面漸進焼入とは焼入れに際してローラ等
の円筒体をゆっくり回転しながら円筒面を部分的加熱と
急冷を連続的に行い、円筒体の1回転によって焼入れを
完了する焼入れ方法を称する。
の円筒体をゆっくり回転しながら円筒面を部分的加熱と
急冷を連続的に行い、円筒体の1回転によって焼入れを
完了する焼入れ方法を称する。
高周波焼入れ用誘導子又は炎焼入れバーナーで被焼入れ
材を加熱し、誘導子又はバーナーを取付けたターミナル
板に取付けた冷却器で加熱後直に冷却する表面漸進焼入
れに際して、焼入れの終点部を焼入れする時に焼入れの
起点部を加熱することが寸法的に避けられず、起点部分
の一部が不必要に焼なまされてしまい、焼入れの硬度と
ならず焼入れ所要硬度から比較して例えば約1/2の硬
度すなかち一般の部分の硬度ショアー硬度約80に比較
してショアー硬度約40の低硬度帯っ1クソフトゾーン
が形成される。
材を加熱し、誘導子又はバーナーを取付けたターミナル
板に取付けた冷却器で加熱後直に冷却する表面漸進焼入
れに際して、焼入れの終点部を焼入れする時に焼入れの
起点部を加熱することが寸法的に避けられず、起点部分
の一部が不必要に焼なまされてしまい、焼入れの硬度と
ならず焼入れ所要硬度から比較して例えば約1/2の硬
度すなかち一般の部分の硬度ショアー硬度約80に比較
してショアー硬度約40の低硬度帯っ1クソフトゾーン
が形成される。
従来、ローラ、アイドラ、リング等の部材を例えば高周
波焼入装置によって表面漸進焼入れを行った場合、焼入
始と焼入路りの境界部に形成されるソフトゾーンは部材
の円周方向に対して直角、即ち、部材の円筒面の軸線に
ほぼ平行である。
波焼入装置によって表面漸進焼入れを行った場合、焼入
始と焼入路りの境界部に形成されるソフトゾーンは部材
の円周方向に対して直角、即ち、部材の円筒面の軸線に
ほぼ平行である。
このためアイドラ等に接触する相手部材との相互接触部
は機構上線接触となってソフトゾーン全体が同時に接触
するため、ソフトゾーンの摩耗が著しく早く、ソフトゾ
ーン及び附近の過早摩耗を生じ、振動、騒音、又は強度
低下を生ずる原因となっていた。
は機構上線接触となってソフトゾーン全体が同時に接触
するため、ソフトゾーンの摩耗が著しく早く、ソフトゾ
ーン及び附近の過早摩耗を生じ、振動、騒音、又は強度
低下を生ずる原因となっていた。
本考案は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、相
手部材面との接触に際して、ソフトゾーン全体が同時に
線接触をするのを防ぎ、耐摩耗性の向上並びに強度低下
防止を目的とする。
手部材面との接触に際して、ソフトゾーン全体が同時に
線接触をするのを防ぎ、耐摩耗性の向上並びに強度低下
防止を目的とする。
本考案による表面漸進焼入装置の誘導子又はアイドラは
、焼入用誘導子又はバーナーを部材軸線に平行の方向に
対して45°又は45°に近い角度とすることによって
、軸線に平行でないソフトゾーンな形成させるようにす
る。
、焼入用誘導子又はバーナーを部材軸線に平行の方向に
対して45°又は45°に近い角度とすることによって
、軸線に平行でないソフトゾーンな形成させるようにす
る。
本考案を例示とした実施例並びに図面について説明する
。
。
第1図は本考案の実施例による高周波表面漸進焼入装置
を示し、電源に接続された高周波ケーブル1は台車r上
の高周波焼入用変圧器2に接続される。
を示し、電源に接続された高周波ケーブル1は台車r上
の高周波焼入用変圧器2に接続される。
表面漸進焼入を行なうべき部材4は矢印5の方向に所定
面速度で回転する。
面速度で回転する。
台車2′に取付けられた誘導子3、冷却器6は部材40
面の方向に近接、離間可能である。
面の方向に近接、離間可能である。
第2図は第1図の装置の側面図を示し、減速機9によっ
て部材40面速度を調整し、伝導用■ベルト11を介し
て部材4を矢印5の方向に駆動して高周波焼入れを行な
う。
て部材40面速度を調整し、伝導用■ベルト11を介し
て部材4を矢印5の方向に駆動して高周波焼入れを行な
う。
第3図は第1図に示した高周波焼入用の誘導子3と冷却
器6との拡大図を示す。
器6との拡大図を示す。
焼入れを行なうべき部材4の第4図に示す外周面12.
13を表面漸進焼入れ、即ち部材4を回転しながら外周
面12.13を順次部分的に誘導子3によって高周波加
熱し、誘導子30通過直後に冷却器6によって冷却して
外周面12.13を順次高周波焼入れを行なう。
13を表面漸進焼入れ、即ち部材4を回転しながら外周
面12.13を順次部分的に誘導子3によって高周波加
熱し、誘導子30通過直後に冷却器6によって冷却して
外周面12.13を順次高周波焼入れを行なう。
このために、左右一対とした誘導子3と冷却器60組を
夫々ターミナル板15に取付ける。
夫々ターミナル板15に取付ける。
本考案によって誘導子3と冷却器6とを水平、即ち部材
40回転軸線に平行の方向に対して角度αだけ傾ける。
40回転軸線に平行の方向に対して角度αだけ傾ける。
角度αは任意に選択することができるが、前述の線接触
に際してソフトゾーンの接触部が多くなるのを防ぐため
に、本考案においてはほぼ4ヂとする。
に際してソフトゾーンの接触部が多くなるのを防ぐため
に、本考案においてはほぼ4ヂとする。
冷却器6には夫々送水管16を連結し、噴射孔17から
冷却水を噴出させる。
冷却水を噴出させる。
噴射孔の配列方向も同じく傾斜させる。
第3図の装置によって表面漸進焼入れを行なった部材4
を第4図に示す。
を第4図に示す。
外周面12.13の漸進焼入れ始点と終点との境界にソ
フトゾーン10が形成され、第3図の装置の誘導子3の
傾きによって、ソフトゾーン10も軸線に平行な線に対
して、角度α、即ち約45°の傾きとなる。
フトゾーン10が形成され、第3図の装置の誘導子3の
傾きによって、ソフトゾーン10も軸線に平行な線に対
して、角度α、即ち約45°の傾きとなる。
左右のソフトゾーンの位置が異なるのは第3図の左右の
誘導子3の高さを変えたことによって生じ、他の部材と
接触した時に同時に左右のソフトゾーンに接触するのを
防ぐ。
誘導子3の高さを変えたことによって生じ、他の部材と
接触した時に同時に左右のソフトゾーンに接触するのを
防ぐ。
第5図は比較のために、既知の表面漸進焼入装置による
ソフトゾーンを示し、線接触に際してソフトゾーン全部
が接触する。
ソフトゾーンを示し、線接触に際してソフトゾーン全部
が接触する。
本考案によって、表面漸進焼入れに随伴するソフトゾー
ンをほぼ無害化することが可能となり、部品の耐摩耗性
は著しく向上する。
ンをほぼ無害化することが可能となり、部品の耐摩耗性
は著しく向上する。
図示の例では高周波焼入れ装置を示したが炎焼入装置で
はバーナーの配列を傾斜させる。
はバーナーの配列を傾斜させる。
第1図は本考案の実施例による高周波表面漸進焼入装置
の正面図、第2図は第1図の■−■線に沿う断面図、第
3図は第1図の装置の誘導子の拡大正面図、第4図は焼
入れ部材のソフトゾーンを示す図、第5図は既知の部材
のソフトゾーンを示す図である。 符号の説明、2・・・高周波トランス、3・・・誘導子
、4・・・部材、6・・・冷却器、9・・・減速機、1
0・・・ソフトゾーン、15・・・ターミナル板、16
・・・送水管、17・・・噴射孔。
の正面図、第2図は第1図の■−■線に沿う断面図、第
3図は第1図の装置の誘導子の拡大正面図、第4図は焼
入れ部材のソフトゾーンを示す図、第5図は既知の部材
のソフトゾーンを示す図である。 符号の説明、2・・・高周波トランス、3・・・誘導子
、4・・・部材、6・・・冷却器、9・・・減速機、1
0・・・ソフトゾーン、15・・・ターミナル板、16
・・・送水管、17・・・噴射孔。
Claims (1)
- 円筒体部材の表面漸進焼入装置に訃ける焼入用誘導子若
しくはバーナーに訃いて、焼入用誘導子若しくはバーナ
ーを、前記円筒体の外表面上に訃いて該円筒体部材の回
転軸に対し、4Cもしくはその近似の角度に傾斜したソ
フトゾーンが造成されるように形成させたことを特徴と
する表面漸進焼入装置における焼入用誘導子若しくはバ
ーナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979102377U JPS5940431Y2 (ja) | 1979-07-26 | 1979-07-26 | 表面漸進焼入装置における焼入用誘導子若しくはバ−ナ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979102377U JPS5940431Y2 (ja) | 1979-07-26 | 1979-07-26 | 表面漸進焼入装置における焼入用誘導子若しくはバ−ナ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5623665U JPS5623665U (ja) | 1981-03-03 |
JPS5940431Y2 true JPS5940431Y2 (ja) | 1984-11-16 |
Family
ID=29335099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979102377U Expired JPS5940431Y2 (ja) | 1979-07-26 | 1979-07-26 | 表面漸進焼入装置における焼入用誘導子若しくはバ−ナ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5940431Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5942292B2 (ja) * | 2012-03-23 | 2016-06-29 | 高周波熱錬株式会社 | リング部材の加熱方法及び加熱装置 |
-
1979
- 1979-07-26 JP JP1979102377U patent/JPS5940431Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5623665U (ja) | 1981-03-03 |
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