JP2015073454A - 生鮮魚介類、生鮮魚介類の鮮度保持剤及び鮮度保持方法 - Google Patents
生鮮魚介類、生鮮魚介類の鮮度保持剤及び鮮度保持方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015073454A JP2015073454A JP2013210664A JP2013210664A JP2015073454A JP 2015073454 A JP2015073454 A JP 2015073454A JP 2013210664 A JP2013210664 A JP 2013210664A JP 2013210664 A JP2013210664 A JP 2013210664A JP 2015073454 A JP2015073454 A JP 2015073454A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- freshness
- lactic acid
- fresh
- egg white
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
Abstract
【課題】生鮮魚介類の鮮度を保持する鮮度保持剤及び鮮度保持方法、並びに鮮度が保持された生鮮魚介類を提供する。
【解決手段】乳酸発酵卵白を有効成分として含有する、生鮮魚介類の鮮度保持剤及び鮮度保持方法である。前記保持剤の乳酸発酵卵白の含有量が、固形分換算で0.075%以上で、保持剤の機能は生臭み臭防止又は肉質保持である。乳酸発酵卵白を生鮮魚介類の表面に付着さて、生鮮魚介類の鮮度を保持する、又は肉質を保持する鮮度保持方法である。
【選択図】なし
【解決手段】乳酸発酵卵白を有効成分として含有する、生鮮魚介類の鮮度保持剤及び鮮度保持方法である。前記保持剤の乳酸発酵卵白の含有量が、固形分換算で0.075%以上で、保持剤の機能は生臭み臭防止又は肉質保持である。乳酸発酵卵白を生鮮魚介類の表面に付着さて、生鮮魚介類の鮮度を保持する、又は肉質を保持する鮮度保持方法である。
【選択図】なし
Description
本発明は、乳酸発酵卵白を有効成分として含有する、生鮮魚介類の鮮度保持剤及び鮮度保持方法、並びに鮮度が保持された生鮮魚介類に関する。
生鮮魚介類は、優れたタンパク食材として健康面に優れた食材であることから、刺身や切り身等の生食、煮魚、焼魚、菓子等の様々な形態で広く食されている。
しかし、一般に、生鮮魚介類は非常に変質、劣化しやすく、鮮度によって商品価値が大きく左右される。
特に、サバ、アジ、ニシン、イワシ、サンマ等の青魚は、鮮度が落ちやすく、生臭み臭の発生や、肉質の劣化が生じてしまうため、商品価値を維持することが困難である。
しかし、一般に、生鮮魚介類は非常に変質、劣化しやすく、鮮度によって商品価値が大きく左右される。
特に、サバ、アジ、ニシン、イワシ、サンマ等の青魚は、鮮度が落ちやすく、生臭み臭の発生や、肉質の劣化が生じてしまうため、商品価値を維持することが困難である。
一般に、スーパーマーケットでは、生鮮魚介類を入荷した直後に店頭へ陳列することができない場合、生鮮魚介類を塩水中に浸漬して保存することや、冷蔵庫に保存することが多々ある。
しかし、上記の保存方法では、保存している間に生鮮魚介類の鮮度が低下してしまい、生臭み臭が発生するという問題や、魚肉がぱさぱさせず、身が締まった状態に保持できないという問題が生じてしまう。
そこで、本発明の目的は、生鮮魚介類の鮮度を保持する鮮度保持剤及び鮮度保持方法、並びに鮮度が保持された生鮮魚介類を提供するものである。
本発明者等は、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、乳酸発酵卵白を生鮮魚介類の表面に付着させることにより、意外にも鮮度が保持された生鮮魚介類が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)乳酸発酵卵白を有効成分として含有する、
生鮮魚介類の鮮度保持剤、
(2)(1)の保持剤において、
乳酸発酵卵白の含有量が、固形分換算で0.075%以上である、
生鮮魚介類の鮮度保持剤、
(3)(1)又は(2)記載の保持剤が、
生臭み臭防止用の鮮度保持剤、又は肉質保持用の鮮度保持剤である、
生鮮魚介類の鮮度保持剤、
(4)乳酸発酵卵白を生鮮魚介類の表面に付着させる、
生鮮魚介類の鮮度保持方法。
(5)(4)記載の保持方法が、
生臭み臭を防止する鮮度保持方法、又は肉質を保持する鮮度保持方法である、
生鮮魚介類の鮮度保持方法、
(6)乳酸発酵卵白が表面に付着した、
生鮮魚介類、
である。
(1)乳酸発酵卵白を有効成分として含有する、
生鮮魚介類の鮮度保持剤、
(2)(1)の保持剤において、
乳酸発酵卵白の含有量が、固形分換算で0.075%以上である、
生鮮魚介類の鮮度保持剤、
(3)(1)又は(2)記載の保持剤が、
生臭み臭防止用の鮮度保持剤、又は肉質保持用の鮮度保持剤である、
生鮮魚介類の鮮度保持剤、
(4)乳酸発酵卵白を生鮮魚介類の表面に付着させる、
生鮮魚介類の鮮度保持方法。
(5)(4)記載の保持方法が、
生臭み臭を防止する鮮度保持方法、又は肉質を保持する鮮度保持方法である、
生鮮魚介類の鮮度保持方法、
(6)乳酸発酵卵白が表面に付着した、
生鮮魚介類、
である。
本発明によれば、乳酸発酵卵白を有効成分として含有する、生鮮魚介類の鮮度保持剤及び鮮度保持方法を提供することで、鮮度が保持された生鮮魚介類が得られる。
以下、本発明を詳細に説明する。
なお、本発明において「%」は「質量%」を、「部」は「質量部」を意味する。
なお、本発明において「%」は「質量%」を、「部」は「質量部」を意味する。
<本発明の特徴>
本発明は、乳酸発酵卵白を有効成分として含有する、生鮮魚介類の鮮度保持剤、及び鮮度保持方法を提供することで、鮮度が保持された生鮮魚介類が得られることに特徴を有する。
本発明は、乳酸発酵卵白を有効成分として含有する、生鮮魚介類の鮮度保持剤、及び鮮度保持方法を提供することで、鮮度が保持された生鮮魚介類が得られることに特徴を有する。
<生鮮魚介類>
本発明の生鮮魚介類とは、一般的な魚介類と称されるものであれば、特に限定されるものではない。
例えば、サバ、サケ、ニシン、サンマ、アジ、ウナギ、エビ、ホタテガイ等が挙げられる。
本発明の生鮮魚介類とは、一般的な魚介類と称されるものであれば、特に限定されるものではない。
例えば、サバ、サケ、ニシン、サンマ、アジ、ウナギ、エビ、ホタテガイ等が挙げられる。
<生鮮魚介類の形態>
本発明の生鮮魚介類の形態は、加熱調理される前のものであれば、いずれのものでも良い。
例えば、ラウンド、セミドレス、ドレス、パンドレス、フィレー、切り身、落とし身、むき身等が挙げられる。
特に、本発明の効果が現れ易いことから、本発明は、生鮮魚介類のフィレー、切り身及びむき身に好適である。
本発明の生鮮魚介類の形態は、加熱調理される前のものであれば、いずれのものでも良い。
例えば、ラウンド、セミドレス、ドレス、パンドレス、フィレー、切り身、落とし身、むき身等が挙げられる。
特に、本発明の効果が現れ易いことから、本発明は、生鮮魚介類のフィレー、切り身及びむき身に好適である。
<乳酸発酵卵白>
本発明に用いる乳酸発酵卵白とは、卵白の水溶液に乳酸菌を添加して発酵させることにより得られるものである。
このような乳酸発酵卵白は、一般的に栄養源として乳酸菌資化性糖類を用いて必要に応じ酵母エキス等の発酵促進物質を添加し、乳酸菌を1mLあたり103〜108とすると良く、さらに105〜107供し発酵すると良く、本発明も同様な方法で得られたものを用いると良い。
本発明に用いる乳酸発酵卵白とは、卵白の水溶液に乳酸菌を添加して発酵させることにより得られるものである。
このような乳酸発酵卵白は、一般的に栄養源として乳酸菌資化性糖類を用いて必要に応じ酵母エキス等の発酵促進物質を添加し、乳酸菌を1mLあたり103〜108とすると良く、さらに105〜107供し発酵すると良く、本発明も同様な方法で得られたものを用いると良い。
<乳酸発酵卵白の形態>
本発明に用いる乳酸発酵卵白の形態は、種々の形、例えば、液状、粉末状、マイクロコロイド状、クリーム状、ペースト状、ゼリー状等を有することができる。
すなわち、含有する食品の性状に応じて、適切な形態に加工し使用することができる。
乾燥処理は、上記乳酸発酵卵白に必要に応じデキストリン等の賦形剤や清水等の水系媒体を添加後、スプレードライ、フリーズドライ、パンドライ等、任意の方法を採用し乾燥させることが出来る。
本発明に用いる乳酸発酵卵白の形態は、種々の形、例えば、液状、粉末状、マイクロコロイド状、クリーム状、ペースト状、ゼリー状等を有することができる。
すなわち、含有する食品の性状に応じて、適切な形態に加工し使用することができる。
乾燥処理は、上記乳酸発酵卵白に必要に応じデキストリン等の賦形剤や清水等の水系媒体を添加後、スプレードライ、フリーズドライ、パンドライ等、任意の方法を採用し乾燥させることが出来る。
<乳酸発酵卵白に用いる卵白>
前記乳酸発酵卵白に用いる卵白としては、例えば、鶏等の鳥類の卵を割卵し卵黄を分離したものであり工業的に得られるもの、またこれを殺菌、凍結したもの、濃縮または希釈したもの、特定の成分(リゾチームやアビジン等)を除去したもの、乾燥させたものを水戻ししたもの等が挙げられる。
また効果に影響を及ぼさない程度に卵黄やその他の卵由来の成分を含んでいても差し支えない。
前記乳酸発酵卵白に用いる卵白としては、例えば、鶏等の鳥類の卵を割卵し卵黄を分離したものであり工業的に得られるもの、またこれを殺菌、凍結したもの、濃縮または希釈したもの、特定の成分(リゾチームやアビジン等)を除去したもの、乾燥させたものを水戻ししたもの等が挙げられる。
また効果に影響を及ぼさない程度に卵黄やその他の卵由来の成分を含んでいても差し支えない。
<乳酸発酵卵白に用いる乳酸菌>
上記乳酸発酵卵白に用いる乳酸菌としては、一般的にヨーグルトやチーズの製造に利用される、例えば、ラクトバチルス属(Lactobacillus bulgaricus等)、ストレプトコッカス属(Streptococcus thermophilus、Streptococcus diacetylactis等)、ラクトコッカス属(Lactococcus lactis等)、ロイコノストック属(Leuconostoc cremoris等)、エンテロコッカス属(Enterococcus faecalis等)、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium Bbifidum等)等が挙げられる。
上記乳酸発酵卵白に用いる乳酸菌としては、一般的にヨーグルトやチーズの製造に利用される、例えば、ラクトバチルス属(Lactobacillus bulgaricus等)、ストレプトコッカス属(Streptococcus thermophilus、Streptococcus diacetylactis等)、ラクトコッカス属(Lactococcus lactis等)、ロイコノストック属(Leuconostoc cremoris等)、エンテロコッカス属(Enterococcus faecalis等)、ビフィドバクテリウム属(Bifidobacterium Bbifidum等)等が挙げられる。
<乳酸発酵卵白に用いる乳酸菌資化性糖類>
上記乳酸発酵卵白に用いる乳酸菌資化性糖類としては、例えば、単糖類(グルコース、ガラクトース、フルクトース、マンノース、N−アセチルグルコサミン等)、二糖類(ラクトース、マルトース、スクロース、セルビオース、トレハロース等)、オリゴ糖類(特に3個以上5個以下の単糖類が結合しているもの)、ブドウ糖果糖液糖等が挙げられ、1種又は2種以上を組み合わせて液状の卵白に添加することができる。
上記乳酸発酵卵白に用いる乳酸菌資化性糖類としては、例えば、単糖類(グルコース、ガラクトース、フルクトース、マンノース、N−アセチルグルコサミン等)、二糖類(ラクトース、マルトース、スクロース、セルビオース、トレハロース等)、オリゴ糖類(特に3個以上5個以下の単糖類が結合しているもの)、ブドウ糖果糖液糖等が挙げられ、1種又は2種以上を組み合わせて液状の卵白に添加することができる。
<乳酸発酵卵白に用いる発酵促進物質>
上記乳酸発酵卵白に用いる発酵促進物質としては、本発明の効果を損なわない範囲で発酵を促進するものであれば、特に限定されるものではない。
例えば、酵母エキス、アミノ酸やペプチド等の蛋白質分解物、ビタミン類、ミネラル類等が挙げられる。
上記乳酸発酵卵白に用いる発酵促進物質としては、本発明の効果を損なわない範囲で発酵を促進するものであれば、特に限定されるものではない。
例えば、酵母エキス、アミノ酸やペプチド等の蛋白質分解物、ビタミン類、ミネラル類等が挙げられる。
<乳酸発酵卵白の代表的な製造方法>
上記乳酸発酵卵白の代表的な製造方法を以下に示す。
卵白蛋白質2%以上8%以下、乳酸菌資化性糖類1%以上15%以下、及び発酵促進物質0.5%以下10%以上を水に加え、乳酸、塩酸等の酸材を用いてpH5以上7.5以下にpH調整し仕込み液を調製する。
なお、酸材としては風味の面から乳酸を用いるのが好ましい。
得られた仕込み液を60℃以上110℃以下で5分間から120分間加熱した後、乳酸菌スターターを1mLあたり105以上107以下になるように添加する。
25℃以上50℃以下で8時間から48時間発酵し乳酸発酵卵白が得られる。
また、必要に応じて上記乳酸発酵卵白を加熱殺菌し、高圧下で均質化処理を施しても良く、あるいは、フリーズドライ、スプレードライ等の乾燥処理を施して粉末状にしても良い。
上記乳酸発酵卵白の代表的な製造方法を以下に示す。
卵白蛋白質2%以上8%以下、乳酸菌資化性糖類1%以上15%以下、及び発酵促進物質0.5%以下10%以上を水に加え、乳酸、塩酸等の酸材を用いてpH5以上7.5以下にpH調整し仕込み液を調製する。
なお、酸材としては風味の面から乳酸を用いるのが好ましい。
得られた仕込み液を60℃以上110℃以下で5分間から120分間加熱した後、乳酸菌スターターを1mLあたり105以上107以下になるように添加する。
25℃以上50℃以下で8時間から48時間発酵し乳酸発酵卵白が得られる。
また、必要に応じて上記乳酸発酵卵白を加熱殺菌し、高圧下で均質化処理を施しても良く、あるいは、フリーズドライ、スプレードライ等の乾燥処理を施して粉末状にしても良い。
<生鮮魚介類の鮮度保持剤>
本発明の鮮度保持剤は、有効成分として乳酸発酵卵白を含有するものであり、生鮮魚介類の表面に付着させることにより、生鮮魚介類の鮮度を保持するものである。
上述した生鮮魚介類の鮮度を保持するとは、生鮮魚介類を捕獲したての新鮮な状態に保持することであり、具体的には、生臭み臭を防止する、肉質を保持する、ドリップの流出を防止する、魚体表面をみずみずしく、光沢のある色艶に保持する、目を透き通って、艶があり、丸く膨らんだ状態に保持する、えらの色を鮮やかな赤色に保持する、鱗が剥がれることを防止する等が挙げられる。
特に、本発明の効果が現れ易いことから、本発明の鮮度保持剤は、生鮮魚介類の生臭み臭を防止すること、及び肉質を保持することに好適である。
本発明の鮮度保持剤は、有効成分として乳酸発酵卵白を含有するものであり、生鮮魚介類の表面に付着させることにより、生鮮魚介類の鮮度を保持するものである。
上述した生鮮魚介類の鮮度を保持するとは、生鮮魚介類を捕獲したての新鮮な状態に保持することであり、具体的には、生臭み臭を防止する、肉質を保持する、ドリップの流出を防止する、魚体表面をみずみずしく、光沢のある色艶に保持する、目を透き通って、艶があり、丸く膨らんだ状態に保持する、えらの色を鮮やかな赤色に保持する、鱗が剥がれることを防止する等が挙げられる。
特に、本発明の効果が現れ易いことから、本発明の鮮度保持剤は、生鮮魚介類の生臭み臭を防止すること、及び肉質を保持することに好適である。
<生鮮魚介類の生臭み臭防止効果>
上述した生鮮魚介類の生臭み臭を防止することとしては、具体的には、加熱調理する前の生鮮魚介類を保存している間に生臭み臭の発生を防止すること、生鮮魚介類を加熱調理した後に生臭み臭の発生を防止すること等が挙げられる。
上述した生鮮魚介類の生臭み臭を防止することとしては、具体的には、加熱調理する前の生鮮魚介類を保存している間に生臭み臭の発生を防止すること、生鮮魚介類を加熱調理した後に生臭み臭の発生を防止すること等が挙げられる。
<生鮮魚介類の肉質保持効果>
上述した生鮮魚介類の肉質を保持することとしては、具体的には、加熱調理する前の生鮮魚介類を保存している間に魚肉がぱさぱさせず、身が締まった状態に保持すること、生鮮魚介類を加熱調理した後に魚肉がぱさぱさせず、肉質をジューシーな状態に保持すること等が挙げられる。
なお、本発明の鮮度保持剤を用いたことにより生鮮魚介類の肉質が保持されるかどうかについては、加熱調理前よりも加熱調理後に有意な差が現れることから、加熱調理前の生鮮魚介類の魚肉がぱさぱさせず、身が締まっている状態が反映される、加熱調理後の生鮮魚介類の魚肉がぱさぱさせず、肉質がジューシーであるかどうかについて評価した。
上述した生鮮魚介類の肉質を保持することとしては、具体的には、加熱調理する前の生鮮魚介類を保存している間に魚肉がぱさぱさせず、身が締まった状態に保持すること、生鮮魚介類を加熱調理した後に魚肉がぱさぱさせず、肉質をジューシーな状態に保持すること等が挙げられる。
なお、本発明の鮮度保持剤を用いたことにより生鮮魚介類の肉質が保持されるかどうかについては、加熱調理前よりも加熱調理後に有意な差が現れることから、加熱調理前の生鮮魚介類の魚肉がぱさぱさせず、身が締まっている状態が反映される、加熱調理後の生鮮魚介類の魚肉がぱさぱさせず、肉質がジューシーであるかどうかについて評価した。
<生鮮魚介類の鮮度保持剤の形態>
本発明の鮮度保持剤の形態は、種々の形態、例えば、液状、粉末状、マイクロコロイド状、クリーム状、ペースト状、ゼリー状等を有することができる。
すなわち、生鮮魚介類の性状に応じて、適切な形態に加工し使用することができる。
本発明の鮮度保持剤の形態は、生鮮魚介類の表面に均一に付着させる必要があることから、液状であると良い。
本発明の鮮度保持剤の形態は、種々の形態、例えば、液状、粉末状、マイクロコロイド状、クリーム状、ペースト状、ゼリー状等を有することができる。
すなわち、生鮮魚介類の性状に応じて、適切な形態に加工し使用することができる。
本発明の鮮度保持剤の形態は、生鮮魚介類の表面に均一に付着させる必要があることから、液状であると良い。
<乳酸発酵卵白の含有量>
本発明の鮮度保持剤において、乳酸発酵卵白の含有量は、鮮度が保持された生鮮魚介類が得られ易いことから、固形分換算で0.075%以上とすると良く、さらに0.3%以上とすると良い。
また、後述の製造例1に示す乳酸発酵卵白液をそのまま用いても良い。
本発明の鮮度保持剤において、乳酸発酵卵白の含有量は、鮮度が保持された生鮮魚介類が得られ易いことから、固形分換算で0.075%以上とすると良く、さらに0.3%以上とすると良い。
また、後述の製造例1に示す乳酸発酵卵白液をそのまま用いても良い。
本発明の鮮度保持剤において、乳酸発酵卵白の含有量の上限は規定するものではないが、乳酸発酵卵白は乳酸を多く含み、酸味があることから、大量に含有した場合には食味に影響する場合がある。
よって、乳酸発酵卵白の含有量は、固形分換算で4.5%以下とすると良く、さらに3.75%以下とすると良い。
よって、乳酸発酵卵白の含有量は、固形分換算で4.5%以下とすると良く、さらに3.75%以下とすると良い。
<他の原料>
本発明の鮮度保持剤には、上述した乳酸発酵卵白以外の食品素材を、本発明の効果が損なわれない範囲で適宜添加することができる。
具体的には、清水、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム、炭酸水素ナトリウム又はリン酸塩等の塩類、キサンタンガム、タマリンドシードガム、ジェランガム、グアガム又はアラビアガム等の増粘剤、化工澱粉又はデキストリン等の賦形剤、クエン酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸等の有機酸又はその塩、アスコルビン酸又はビタミンE等の酸化防止剤、各種ペプチド等が挙げられる。
また、生鮮魚介類の鮮度保持効果、生臭み臭防止効果、又は肉質保持効果を有する、乳酸発酵卵白以外の他の食品素材と併用してもよい。
本発明の鮮度保持剤には、上述した乳酸発酵卵白以外の食品素材を、本発明の効果が損なわれない範囲で適宜添加することができる。
具体的には、清水、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム、炭酸水素ナトリウム又はリン酸塩等の塩類、キサンタンガム、タマリンドシードガム、ジェランガム、グアガム又はアラビアガム等の増粘剤、化工澱粉又はデキストリン等の賦形剤、クエン酸、酒石酸、コハク酸、リンゴ酸等の有機酸又はその塩、アスコルビン酸又はビタミンE等の酸化防止剤、各種ペプチド等が挙げられる。
また、生鮮魚介類の鮮度保持効果、生臭み臭防止効果、又は肉質保持効果を有する、乳酸発酵卵白以外の他の食品素材と併用してもよい。
<生鮮魚介類への付着方法>
本発明の鮮度保持方法は、乳酸発酵卵白を生鮮魚介類の表面に均一に付着させることができる方法であれば、特に限定されるものではない。
例えば、乳酸発酵卵白に生鮮魚介類を直接浸漬する方法、生鮮魚介類の表面に吹き付ける方法、生鮮魚介類の表面にまぶす方法等が挙げられる。
本発明の鮮度保持方法は、乳酸発酵卵白を生鮮魚介類の表面に均一に付着させることができる方法であれば、特に限定されるものではない。
例えば、乳酸発酵卵白に生鮮魚介類を直接浸漬する方法、生鮮魚介類の表面に吹き付ける方法、生鮮魚介類の表面にまぶす方法等が挙げられる。
次に、本発明を実施例、比較例及び試験例に基づき、さらに説明する。
なお、本発明はこれに限定するものではない。
なお、本発明はこれに限定するものではない。
[製造例1]
生卵白34%、スクロース6%、生卵黄0.5%、酵母エキス0.05%、50%乳酸0.15%、および残りが水からなる卵白を含有した混合液3kgを攪拌、調製した。
得られた混合液を75℃で10分間加熱した後、乳酸菌スターター0.01%(Lactobacillus bulgaricus、Streptococcus thermophilus)を添加し、42℃で24時間発酵を行なった後、70℃以上90℃以下で加熱殺菌した。
次いで、この発酵物を、高圧ホモジナイザーを用いて30MPaの圧力で加圧破砕し、固形分換算で15%の乳酸発酵卵白液を得た。
生卵白34%、スクロース6%、生卵黄0.5%、酵母エキス0.05%、50%乳酸0.15%、および残りが水からなる卵白を含有した混合液3kgを攪拌、調製した。
得られた混合液を75℃で10分間加熱した後、乳酸菌スターター0.01%(Lactobacillus bulgaricus、Streptococcus thermophilus)を添加し、42℃で24時間発酵を行なった後、70℃以上90℃以下で加熱殺菌した。
次いで、この発酵物を、高圧ホモジナイザーを用いて30MPaの圧力で加圧破砕し、固形分換算で15%の乳酸発酵卵白液を得た。
[製造例2]
製造例1で得られた乳酸発酵卵白液を、スプレードライによって乾燥し、粉末状の乳酸発酵卵白を得た。
製造例1で得られた乳酸発酵卵白液を、スプレードライによって乾燥し、粉末状の乳酸発酵卵白を得た。
[実施例1]
(1)鮮度保持剤の調製
製造例1で得られた乳酸発酵卵白液を用いて、実施例1に用いる鮮度保持剤を調製した。
具体的には、清水に乳酸発酵卵白液及び塩化ナトリウムを添加し、均一になるように混合して調製した。
(1)鮮度保持剤の調製
製造例1で得られた乳酸発酵卵白液を用いて、実施例1に用いる鮮度保持剤を調製した。
具体的には、清水に乳酸発酵卵白液及び塩化ナトリウムを添加し、均一になるように混合して調製した。
[配合表1]
乳酸発酵卵白液(固形分換算で1.5%) 10%
塩化ナトリウム 2%
清水で 100%
乳酸発酵卵白液(固形分換算で1.5%) 10%
塩化ナトリウム 2%
清水で 100%
(2)鮮度保持剤を生鮮魚介類の表面に付着させる方法
(1)で得られた鮮度保持剤100gに、生サバの切り身100gを浸漬させ、5℃で一晩静置させた。
(1)で得られた鮮度保持剤100gに、生サバの切り身100gを浸漬させ、5℃で一晩静置させた。
[実施例2]
実施例1において、乳酸発酵卵白液の添加量を2.2%に変更し、実施例1と同様の調製方法により実施例2の鮮度保持剤(乳酸発酵卵白が固形分換算で0.33%)を調製した。
さらに、得られた鮮度保持剤を実施例1と同様の方法により、生サバの切り身の表面に付着させた。
実施例1において、乳酸発酵卵白液の添加量を2.2%に変更し、実施例1と同様の調製方法により実施例2の鮮度保持剤(乳酸発酵卵白が固形分換算で0.33%)を調製した。
さらに、得られた鮮度保持剤を実施例1と同様の方法により、生サバの切り身の表面に付着させた。
[実施例3]
実施例1において、乳酸発酵卵白液の添加量を1%に変更し、実施例1と同様の調製方法により実施例3の鮮度保持剤(乳酸発酵卵白が固形分換算で0.15%)を調製した。
さらに、得られた鮮度保持剤を実施例1と同様の方法により、生サバの切り身の表面に付着させた。
実施例1において、乳酸発酵卵白液の添加量を1%に変更し、実施例1と同様の調製方法により実施例3の鮮度保持剤(乳酸発酵卵白が固形分換算で0.15%)を調製した。
さらに、得られた鮮度保持剤を実施例1と同様の方法により、生サバの切り身の表面に付着させた。
[比較例1]
実施例1において、乳酸発酵卵白を添加せず、実施例1と同様の調製方法により比較例1の鮮度保持剤を調製した。
さらに、得られた鮮度保持剤を実施例1と同様の方法により、生サバの切り身の表面に付着させた。
実施例1において、乳酸発酵卵白を添加せず、実施例1と同様の調製方法により比較例1の鮮度保持剤を調製した。
さらに、得られた鮮度保持剤を実施例1と同様の方法により、生サバの切り身の表面に付着させた。
[試験例1]
有効成分である乳酸発酵卵白の添加の有無及び添加量による、生鮮魚介類の鮮度を保持する効果に与える影響について調べた。
具体的には、まず、実施例1乃至3、比較例1で製した加熱調理前の生サバの切り身のにおいを嗅いで、比較例1で製した生サバの切り身を基準に生臭み臭が防止されているかについて5名により評価した(表1 加熱調理前)。
次に、実施例1乃至3、比較例1で製した加熱調理前の生サバの切り身を、ジェットオーブンにより270℃以上320℃以下で6分30秒焼成後、喫食して比較例1で製した生サバの切り身を加熱調理した焼サバの切り身を基準に鮮度が保持されているかについて5名により評価した(表1 加熱調理後)。
なお、鮮度が保持されているかについての評価は、生臭み臭が防止されているか、及び肉質が保持されているかについて評価した。
有効成分である乳酸発酵卵白の添加の有無及び添加量による、生鮮魚介類の鮮度を保持する効果に与える影響について調べた。
具体的には、まず、実施例1乃至3、比較例1で製した加熱調理前の生サバの切り身のにおいを嗅いで、比較例1で製した生サバの切り身を基準に生臭み臭が防止されているかについて5名により評価した(表1 加熱調理前)。
次に、実施例1乃至3、比較例1で製した加熱調理前の生サバの切り身を、ジェットオーブンにより270℃以上320℃以下で6分30秒焼成後、喫食して比較例1で製した生サバの切り身を加熱調理した焼サバの切り身を基準に鮮度が保持されているかについて5名により評価した(表1 加熱調理後)。
なお、鮮度が保持されているかについての評価は、生臭み臭が防止されているか、及び肉質が保持されているかについて評価した。
評価は、下記の評価基準に従ったものである。
生臭み臭が防止されているかについては、
「比較例1と比べて、全く生臭み臭がしない。」を5点、
「比較例1と比べて、生臭み臭がしない。」を3点、
「比較例1と同程度の生臭み臭がする。」を1点とした。
肉質が保持されているかについては、
「比較例1と比べて、魚肉が全くぱさぱさせず、肉質が非常にジューシーな状態である。」を5点、
「比較例1と比べて、魚肉がぱさぱさせず、肉質がジューシーな状態である。」を3点
「比較例1と同程度に魚肉がぱさぱさし、肉質がジューシーでない。」を1点とした。
5名による採点の平均点を算出し、3.5点以上を◎、3.5未満2.5点以上を○、2.5未満を×と評価した。
結果を表1に示す。
生臭み臭が防止されているかについては、
「比較例1と比べて、全く生臭み臭がしない。」を5点、
「比較例1と比べて、生臭み臭がしない。」を3点、
「比較例1と同程度の生臭み臭がする。」を1点とした。
肉質が保持されているかについては、
「比較例1と比べて、魚肉が全くぱさぱさせず、肉質が非常にジューシーな状態である。」を5点、
「比較例1と比べて、魚肉がぱさぱさせず、肉質がジューシーな状態である。」を3点
「比較例1と同程度に魚肉がぱさぱさし、肉質がジューシーでない。」を1点とした。
5名による採点の平均点を算出し、3.5点以上を◎、3.5未満2.5点以上を○、2.5未満を×と評価した。
結果を表1に示す。
表1より、本発明の鮮度保持剤において、乳酸発酵卵白を添加しないと、鮮度が保持された生鮮魚介類が得られず、さらに、乳酸発酵卵白の含有量が、固形分換算で0.075%以上であると、鮮度が保持された生鮮魚介類が得られ易いことが理解できる(実施例1乃至3)。
特に、乳酸発酵卵白の含有量0.3%以上であると、本発明の効果が顕著に現れた(実施例1及び2)。
特に、乳酸発酵卵白の含有量0.3%以上であると、本発明の効果が顕著に現れた(実施例1及び2)。
[実施例4]
(1)鮮度保持剤の調製
製造例2で得られた粉末状の乳酸発酵卵白を用いて、実施例4の液状の鮮度保持剤を調製した。
具体的には、清水に粉末状の乳酸発酵卵白及び塩化ナトリウムを添加し、均一になるように混合して調製した。
(1)鮮度保持剤の調製
製造例2で得られた粉末状の乳酸発酵卵白を用いて、実施例4の液状の鮮度保持剤を調製した。
具体的には、清水に粉末状の乳酸発酵卵白及び塩化ナトリウムを添加し、均一になるように混合して調製した。
[配合表2]
粉末状の乳酸発酵卵白 0.45%
塩化ナトリウム 2%
清水で 100%
粉末状の乳酸発酵卵白 0.45%
塩化ナトリウム 2%
清水で 100%
(2)鮮度保持剤を生鮮魚介類の表面に付着させる方法
(1)で得られた液状の鮮度保持剤100gに、エビのむき身100gを浸漬し、5℃で一晩静置した。
(1)で得られた液状の鮮度保持剤100gに、エビのむき身100gを浸漬し、5℃で一晩静置した。
[実施例5]
実施例4において、塩化ナトリウムを添加せず、実施例4と同様の調製方法により実施例5の液状の鮮度保持剤を調製した。
さらに、得られた液状の鮮度保持剤100gを、ウナギの切り身100gの表面に均一に吹き付け、5℃で一晩静置した。
実施例4において、塩化ナトリウムを添加せず、実施例4と同様の調製方法により実施例5の液状の鮮度保持剤を調製した。
さらに、得られた液状の鮮度保持剤100gを、ウナギの切り身100gの表面に均一に吹き付け、5℃で一晩静置した。
[実施例6]
(1)鮮度保持剤の調製
製造例2で得られた粉末状の乳酸発酵卵白を用いて、実施例6の粉末状の鮮度保持剤を調製した。
具体的には、デキストリン、粉末状の乳酸発酵卵白及び塩化ナトリウムを均一になるように混合して調製した。
(1)鮮度保持剤の調製
製造例2で得られた粉末状の乳酸発酵卵白を用いて、実施例6の粉末状の鮮度保持剤を調製した。
具体的には、デキストリン、粉末状の乳酸発酵卵白及び塩化ナトリウムを均一になるように混合して調製した。
[配合表3]
粉末状の乳酸発酵卵白 0.45%
塩化ナトリウム 2%
デキストリンで 100%
粉末状の乳酸発酵卵白 0.45%
塩化ナトリウム 2%
デキストリンで 100%
(2)鮮度保持剤を生鮮魚介類の表面に付着させる方法
(1)で得られた粉末状の鮮度保持剤100gを、ホタテガイのむき身100gの表面に均一にまぶし、5℃で一晩静置した。
(1)で得られた粉末状の鮮度保持剤100gを、ホタテガイのむき身100gの表面に均一にまぶし、5℃で一晩静置した。
[試験例2]
有効成分である乳酸発酵卵白を生鮮魚介類の表面に付着させる方法、及び乳酸発酵卵白を付着させる生鮮魚介類の種類による、生鮮魚介類の鮮度を保持する効果に与える影響について調べた。
具体的には、まず、実施例1で製した生サバの切り身、実施例4で製したエビのむき身、実施例5で製したウナギの切り身、及び実施例6で製したホタテガイのむき身のにおいを嗅いで、比較例1で製した生サバの切り身を基準に生臭み臭が防止されているかについて5名により評価した(表2 加熱調理前)。
次に、実施例1で製した生サバの切り身、実施例4で製したエビのむき身、実施例5で製したウナギの切り身、及び実施例6で製したホタテガイのむき身をジェットオーブンで270℃以上320℃以下で6分30秒焼成後、喫食して比較例1で製した生サバの切り身を加熱調理した焼サバの切り身を基準に鮮度が保持されているかについて5名により評価した(表2 加熱調理後)。
なお、鮮度が保持されているかについての評価は、生臭み臭が防止されているか、及び肉質が保持されているかについて評価した。
結果を表2に示す。
有効成分である乳酸発酵卵白を生鮮魚介類の表面に付着させる方法、及び乳酸発酵卵白を付着させる生鮮魚介類の種類による、生鮮魚介類の鮮度を保持する効果に与える影響について調べた。
具体的には、まず、実施例1で製した生サバの切り身、実施例4で製したエビのむき身、実施例5で製したウナギの切り身、及び実施例6で製したホタテガイのむき身のにおいを嗅いで、比較例1で製した生サバの切り身を基準に生臭み臭が防止されているかについて5名により評価した(表2 加熱調理前)。
次に、実施例1で製した生サバの切り身、実施例4で製したエビのむき身、実施例5で製したウナギの切り身、及び実施例6で製したホタテガイのむき身をジェットオーブンで270℃以上320℃以下で6分30秒焼成後、喫食して比較例1で製した生サバの切り身を加熱調理した焼サバの切り身を基準に鮮度が保持されているかについて5名により評価した(表2 加熱調理後)。
なお、鮮度が保持されているかについての評価は、生臭み臭が防止されているか、及び肉質が保持されているかについて評価した。
結果を表2に示す。
表2より、乳酸発酵卵白を生鮮魚介類の表面に均一に付着させることにより、鮮度が保持された生鮮魚介類が得られることが理解できる(実施例1及び実施例4乃至6)。
さらに、乳酸発酵卵白を付着させる生鮮魚介類の種類に関わらず、鮮度が保持された生鮮魚介類が得られることが理解できる(実施例1及び実施例4乃至6)。
さらに、乳酸発酵卵白を付着させる生鮮魚介類の種類に関わらず、鮮度が保持された生鮮魚介類が得られることが理解できる(実施例1及び実施例4乃至6)。
Claims (6)
- 乳酸発酵卵白を有効成分として含有する、
生鮮魚介類の鮮度保持剤。 - 請求項1記載の保持剤において、
乳酸発酵卵白の含有量が、固形分換算で0.075%以上である、
生鮮魚介類の鮮度保持剤。 - 請求項1又は2記載の保持剤が、
生臭み臭防止用の鮮度保持剤、又は肉質保持用の鮮度保持剤である、
生鮮魚介類の鮮度保持剤。 - 乳酸発酵卵白を生鮮魚介類の表面に付着させる、
生鮮魚介類の鮮度保持方法。 - 請求項4記載の保持方法が、
生臭み臭を防止する鮮度保持方法、又は肉質を保持する鮮度保持方法である、
生鮮魚介類の鮮度保持方法。 - 乳酸発酵卵白が表面に付着した、
生鮮魚介類。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013210664A JP2015073454A (ja) | 2013-10-08 | 2013-10-08 | 生鮮魚介類、生鮮魚介類の鮮度保持剤及び鮮度保持方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013210664A JP2015073454A (ja) | 2013-10-08 | 2013-10-08 | 生鮮魚介類、生鮮魚介類の鮮度保持剤及び鮮度保持方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015073454A true JP2015073454A (ja) | 2015-04-20 |
Family
ID=52998818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013210664A Pending JP2015073454A (ja) | 2013-10-08 | 2013-10-08 | 生鮮魚介類、生鮮魚介類の鮮度保持剤及び鮮度保持方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015073454A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020090140A1 (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 学校法人明治大学 | 魚肉の酸化抑制方法、保存方法、輸送方法、変色抑制方法及び魚臭抑制方法、並びに、魚肉 |
-
2013
- 2013-10-08 JP JP2013210664A patent/JP2015073454A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2020090140A1 (ja) * | 2018-10-31 | 2020-05-07 | 学校法人明治大学 | 魚肉の酸化抑制方法、保存方法、輸送方法、変色抑制方法及び魚臭抑制方法、並びに、魚肉 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4820529A (en) | Process for preparing pasty proteinous material or proteinous food from crustaceans | |
JPWO2011099354A1 (ja) | 酵素処理液、軟質化方法および軟質化動物性食材 | |
CN103974633A (zh) | 用于改善食品的器官感觉性质的组合物和方法 | |
JP2012518397A (ja) | 食料製品及び飲料製品の感覚特性及び微生物に対する耐性を改善する為の方法 | |
CN103704778A (zh) | 一种醋渍鲐鱼片食品的制作方法 | |
JP2016029914A (ja) | 日持ちおよび歩留まり向上剤、日持ちおよび歩留まり向上方法、日持ちおよび歩留まりの向上した畜肉または水産加工品の製造方法ならびに日持ちおよび歩留まり向上剤で処理された畜肉または水産加工品 | |
JP6619561B2 (ja) | 肉類及び魚介類の品質向上剤、並びに肉類及び魚介類の品質向上方法 | |
JP2009022161A (ja) | 食品の静菌用組成物及び静菌方法。 | |
JP2002119241A (ja) | 食酢組成物 | |
JP2015073454A (ja) | 生鮮魚介類、生鮮魚介類の鮮度保持剤及び鮮度保持方法 | |
JP2005000133A (ja) | 卵白ペプチドを配合した食品用日持ち向上剤 | |
CN101347249A (zh) | 一种速冻马布鱼鱼排食品及其制作方法 | |
JP4896945B2 (ja) | 卵焼き | |
JP2014030410A (ja) | 酵素処理液、軟質化方法および軟質化動物性食材 | |
CN102754851A (zh) | 一种盐焗鸡及其制备方法 | |
JP4039713B2 (ja) | 酸化防止剤組成物及びこれを含有した食品又は飼料 | |
CN109475160B (zh) | 利用单独包装和温和加热灭菌制造加工食品的方法 | |
JPH11164675A (ja) | 食品用保存剤および食品の保存方法 | |
JP6306398B2 (ja) | まぶしタイプのから揚げ用ミックス | |
WO2019093454A1 (ja) | 食肉改質用組成物 | |
CN103689668A (zh) | 一种喷烤醋渍鲐鱼片食品的制作方法 | |
JP5149774B2 (ja) | 気泡入り加工食品 | |
JP2019208495A (ja) | エルゴチオネイン含有組成物 | |
JP2011000067A (ja) | 加熱調理用衣付き食品及び食感保持材 | |
JP2000224976A (ja) | 食品用保存剤およびそれを利用した食品の製造法 |