JP2015072837A - 蓄電装置の製造方法および蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極端子の大型化を招くことなく、電極端子を回り止めすることができる蓄電装置の製造方法および蓄電装置を提供する。
【解決手段】円柱状をなす正負の電極端子30,31がケースの蓋体22から突出している。電極端子30,31の外周面に形成された雄ねじ42にナット48が螺入される。電極端子30,31は切欠き60,61を有し、蓋体22の貫通孔24に電極端子30,31を挿通させた状態で切欠き60,61を用いて電極端子30,31と蓋体22とを係合させて電極端子30,31を係合した状態でナット48を螺入して電極端子30,31を蓋体22に締結する。
【選択図】図4

Description

本発明は、蓄電装置の製造方法および蓄電装置に関するものである。
蓄電装置においてケースに電極端子が取り付けられる際、ケースへの電極端子の取付構造としては、例えば特許文献1では、ケースの蓋体に形成された貫通孔に対し、貫通孔より大径の基部と貫通孔より小径のねじ部とを備えた電極端子と、ナットとを用いる。電極端子のねじ部をケースの蓋体の貫通孔より外部に突出させた後、外部より電極端子の外周面に形成された雄ねじにナットを螺入して、電極端子を蓋体に締結する構造が知られている。ところで、例えば蓄電装置がリチウムイオン電池の場合、電極端子は電池内部にて、電極組立体(正極電極・セパレータ・負極電極の積層体)に接続されている。このため、ナットによる締結時、またはバスバーの締結時に、電極端子が連れ回ることは好ましくない。特許文献2においては、端子の空転を防止すべく端子の端子基体部を平面視外形として非円状に形成し、この端子基体部とパッキン板の端子台座とを嵌合させる技術が開示されている。
特開2000−90912号公報 特開2001−357833号公報
ところで、電極端子の基部とケースとの間には、Oリングなどのシール部材が配置される。このため、ケースと電極端子の基部を噛み合わせて電極端子の回り止めをする場合、シール部材を避けて、回り止め構造を配置する必要がある。特許文献1では、シール部材より径方向の外側に係止用凹凸を配置しているが、その分、基部が幅方向に拡大している。特許文献2では、上下のパッキン板に重ね、非円形の端子基体部を嵌合させるため、端子基体部の厚みが増している。電極端子の基部は、抜け止めとシールの都合上、本体部(ねじ部)よりも大径とされている為、回り止めの為にさらに厚みや径が増大することは、重量やデッドスペースの増加を招き、好ましくない。
本発明の目的は、電極端子の大型化を招くことなく、電極端子を回り止めすることができる蓄電装置の製造方法および蓄電装置を提供することにある。
上記課題を解決する蓄電装置の製造方法では、貫通孔を有するケースに対し、円柱状をなす電極端子が前記ケースの貫通孔から突出し、前記電極端子の外周面に形成された雄ねじにナットが螺入されて前記電極端子が前記ケースに締結されてなる蓄電装置の製造方法であって、前記電極端子は切欠きを有し、前記貫通孔に前記電極端子を挿通させた状態で前記切欠きを用いて前記電極端子と前記ケースとを係合させ、前記電極端子を係合した状態で前記ナットを螺入して前記電極端子を前記ケースに締結するようにしたことを要旨とする。
これによれば、ケースの貫通孔に電極端子を挿通させた状態で電極端子の切欠きを用いて電極端子とケースとが係合されて電極端子を係合した状態でナットが螺入されて電極端子がケースに締結される。よって、電極端子の大型化を招くことなく、電極端子を回り止めすることができる。
上記蓄電装置の製造方法において、前記貫通孔に前記電極端子を挿通させた後、前記切欠きを挿通し前記電極端子に支持される棒材を装着することにより前記電極端子と前記ケースとを係合させるとよい。ここで、前記ナットを螺入して前記電極端子を前記ケースに締結した後に、前記棒材を抜くとよい。
上記蓄電装置の製造方法において、前記貫通孔は前記ケースの蓋体に形成され、前記蓋体は、蓋体本体部に係合する台座を有し、前記貫通孔および前記台座に前記電極端子を挿通させるとともに前記台座に設けた電極端子回り止め部を前記切欠きに挿通させることにより前記電極端子と前記蓋体とを係合させて前記電極端子を回り止めした状態で前記ナットを螺入して前記電極端子を前記蓋体に締結するとよい。
上記課題を解決する蓄電装置では、ケースが、貫通孔を有し、円柱状をなす電極端子が前記貫通孔から突出するとともに、前記電極端子の外周面に形成された雄ねじにナットが螺入され、前記電極端子が前記ケースに締結されてなる蓄電装置であって、前記電極端子は切欠きを有し、前記ケースは切欠きを有し、前記電極端子の切欠きと前記ケースの切欠きとは、棒材を挿通可能な位置に形成されていることを要旨とする。
これによれば、電極端子の切欠きとケースの切欠きとに棒材が挿通され、電極端子の大型化を招くことなく電極端子を回り止めすることができる。
上記課題を解決する蓄電装置では、ケースが、本体部と、前記本体部の開口部を塞ぐ蓋体とを有し、円柱状をなす電極端子が前記蓋体から突出して前記電極端子の外周面に形成された雄ねじにナットが螺入されて前記電極端子が前記蓋体に締結されてなる蓄電装置であって、前記電極端子は切欠きを有し、前記蓋体は、蓋体本体部に係合する台座を有し、前記台座は、前記蓋体本体部に係合した状態において前記電極端子の切欠きを挿通する電極端子回り止め部を有することを要旨とする。
これによれば、台座が蓋体本体部に係合した状態において電極端子の切欠きを挿通する電極端子回り止め部を用いて電極端子の大型化を招くことなく、電極端子を回り止めすることができる。
本発明によれば、電極端子の大型化を招くことなく、電極端子を回り止めすることができる。
第1の実施形態における二次電池を示す斜視図。 二次電池の電極端子部分を示す斜視図。 二次電池の電極端子部分を示す断面図。 二次電池の電極端子部分の分解斜視図。 二次電池の電極端子部分の断面図。 電池パックを示す斜視図。 第2の実施形態における二次電池の電極端子部分を示す斜視図。 二次電池の電極端子部分を示す分解斜視図。 二次電池の電極端子部分を示す断面図。 二次電池の電極端子部分の分解斜視図。 二次電池の電極端子部分の断面図。
(第1の実施形態)
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態について説明する。
なお、図面において、水平面を、直交するX,Y方向で規定するとともに、上下方向をZ方向で規定している。
図1に示すように、本実施形態の二次電池10は、その外周が角型をなす角型電池である。また、本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池である。
二次電池10において、金属製のケース20には電極組立体(図示略)が収容されている。電極組立体は、正極電極と負極電極とを備えるとともに、正極電極と負極電極の間を絶縁するセパレータを介在させて層状をなす積層体とされており、正極電極は、矩形状の正極用金属箔と、その正極用金属箔の両面に形成された正極活物質層とを有し、負極電極は、矩形状の負極用金属箔と、その負極用金属箔の両面に形成された負極活物質層とを有する。
ケース20は、上面が開口する直方体状の本体部21と、本体部21の開口部を塞ぐ矩形平板状の蓋体22を有する。本体部21と蓋体22は、金属(例えば、ステンレス鋼やアルミニウム合金)製であり、本体部21と蓋体22はレーザー溶接等によって接合されている。矩形平板状の蓋体22は、長辺がY方向に延びるとともに短辺がX方向に延びている。
矩形平板状の蓋体22におけるY方向での両端部には正負の電極端子30,31が配設されている。
図2は正負の電極端子30,31の拡大図であり、正負の電極端子30,31は同一構成をなし、全体形状として円柱状をなしている。
図2,3に示すように、正負の電極端子30,31は、それぞれ、円柱状の本体部40と鍔部41を有する。本体部40は、上下方向(Z方向)に延びている。基部に相当する鍔部41は、円板状をなし、本体部40の下端に設けられている。鍔部41は、本体部40及び後述する蓋体22の貫通孔24より大径となっている。本体部40は、外周面に雄ねじ42を有する。また、本体部40は雌ねじ穴43を有する。雌ねじ穴43は、本体部40の上面中央部において開口するとともに本体部40の軸方向に所定の深さを有している。
正負の電極端子30,31における鍔部41の上面にはOリング44が本体部40を取り囲む状態で設けられている。本体部40はケース20の蓋体22から蓋体22の上方に突出している。正負の電極端子30,31における鍔部41は、ケース20内部に位置している。
ケース20の蓋体22における正負の電極端子30,31の配置箇所において、蓋体22の上面には厚肉部23が突設されている。厚肉部23は一定厚さを有し、平面視において多角形状をなしている。厚肉部23の中央には、蓋体22を貫通する貫通孔24が形成されている。
図3,4に示すように、蓋体22の貫通孔24の内周面と、電極端子の本体部40の外周面とは、絶縁カラー45によって絶縁されている。絶縁カラー45は、円環状の筒状部46と、この筒状部46の軸方向の一端から径方向外方へ延設されたフランジ部47とを有する。筒状部46は、蓋体22の貫通孔24の内周面と、電極端子の本体部40の外周面との間に介装されている。フランジ部47は、厚肉部23の上面において貫通孔24の周囲に設けられている。
正負の電極端子30,31における本体部40の雄ねじ42にはケース20の外方からナット48が螺合されて、本体部40にナット48が取着されている。
厚肉部23の上面における貫通孔24の周縁とナット48の蓋体22側の端面との間には絶縁カラー45のフランジ部47が挟圧されており、このフランジ部47によってナット48と蓋体22が絶縁されている。また、ナット48が本体部40に螺合されることによって、ナット48と鍔部41との間に、フランジ部47、蓋体22、Oリング44が狭圧されるとともに正負の電極端子30,31が蓋体22に締結固定されている。この締結状態では、Oリング44は、圧縮状態で蓋体22の下面および鍔部41の上面に密接し、貫通孔24の周囲をシールしている。
このように、貫通孔24を有するケース20(蓋体22)に対し、円柱状をなす正負の電極端子30,31がケース20(蓋体22)の貫通孔24から突出し、電極端子30,31の外周面に形成された雄ねじ42にナット48が螺入されて電極端子30,31がケース20(蓋体22)に締結されている。
図5,6に示すように、二次電池10同士を電気的に接続するバスバー50は、矩形板状であり、一対の挿通部51を有する。バスバー50は、正負の電極端子30,31の本体部40の先端面に支持されている。本体部40の雌ねじ穴43には、ボルト52が螺合されている。つまり、本体部40の雌ねじ穴43は、鍔部41とは反対側の端部に設けられており、この雌ねじ穴43には、バスバー50を正負の電極端子30,31に固定するボルト52が螺合される。詳しくは、ボルト52は、雌ねじ穴43に螺合する雄ねじ部52aと、雄ねじ部52aの軸方向一端の頭部52bとを有する。ボルトの頭部52bによってバスバー50が本体部40の先端面に押し当てられるとともに、本体部40とバスバー50が導通している。
図2,3,4に示すように、電極端子30,31の本体部40は、切欠き60,61を有する。また、ケース20の蓋体22は、切欠き70,71を有する。電極端子30,31の切欠き60,61と蓋体22の切欠き70,71とは、棒材としてのピン80を挿通可能な位置に形成されている。そして、電極端子回り止め用棒材としてのピン80が、電極端子30,31の切欠き60,61と蓋体22の切欠き70,71を挿通する。
電極端子30,31の切欠き60,61は、縦断面形状として、電極端子30,31の本体部40の上面に開口し、本体部40の軸方向に所定の深さとなっている。各切欠き60,61は、平面形状として、四角形をなし、雌ねじ穴43の中心を通り、X方向において雌ねじ穴43から連続するように延びている。
ケース20の蓋体22の切欠き70は電極端子30,31の本体部40の切欠き60に対応して設けられているとともに、切欠き71は電極端子30,31の本体部40の切欠き61に対応して設けられている。ケース20の蓋体22の切欠き70,71は、縦断面形状として、蓋体22の厚肉部23の上面に開口し、所定の深さとなっている。各切欠き70,71は、平面形状として、四角形をなし、貫通孔24の中心を通り、X方向において貫通孔24から連続するように延びている(X方向に貫通している)。
また、絶縁カラー45における蓋体22の切欠き70,71に対応する部位には切欠き45aが形成されている。
図4に示すように、ピン80は、図2,3に示す電極端子取付作業が終了した後において抜かれる。つまり、ケースの蓋体22はアルミ製又はアルミ合金製であり、ナット48はステンレス製(SUS)である。電極端子30,31は、電極端子30が正極であり、電極端子31が負極であるとすると、電極端子30がアルミ製であり、電極端子31が銅製である。絶縁カラー45は絶縁性を有し、樹脂製である。ピン80は金属製であり、導電性を有する。ピン80は電極端子30,31の組付後に抜かれる。
次に、二次電池10の製造方法について作用とともに説明する。
まず、電極端子30,31の本体部40を、Oリング44に挿通し、Oリング44を鍔部41上に配置する。つぎに、蓋体22の下から蓋体22の貫通孔24に電極端子30,31の本体部40を挿通させる。また、蓋体22の上側(電極端子30,31の本体部40の上側)から絶縁カラー45を嵌める。さらに、ピン80を、電極端子30,31の切欠き60,61、蓋体22の切欠き70,71、絶縁カラー45の切欠き45aに挿入する。即ち、切欠き60,61を挿通し端子30,31に支持されるピン80を装着する。その結果、電極端子30,31と蓋体22とがピン80により係合しており、電極端子30,31を回り止めした状態となる。この状態で、電極端子30,31の雄ねじ42にナット48を締めて電極端子30,31を蓋体22に締結する。その後、ピン80を抜く。
さらに、図5,6に示すように複数の二次電池10を接続して電池パックを製造する場合は、ボルト52の雄ねじ部52aを、電極端子30,31における本体部40の雌ねじ穴43に螺合し、頭部52bによって、バスバー50を本体部40の先端面に向けて押圧するとともに、バスバー50の挿通部51の周囲を本体部40の先端面に押し付ける。すると、ボルト52によってバスバー50が正負の電極端子30,31に固定され、バスバー50によって、二次電池10同士が電気的に接続されるとともに、電池パックが製造される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)蓄電装置としての二次電池10の製造方法として、電極端子30,31は切欠き60,61を有し、貫通孔24に電極端子30,31を挿通させた状態で切欠き60,61を用いて電極端子30,31とケース20(蓋体22)とを係合させ、電極端子30,31を係合した状態でナット48を螺入して電極端子30,31をケース20(蓋体22)に締結する。これにより、電極端子30,31の鍔部41の大型化を招くことなく、簡単な構成にてナット48で電極端子30,31をケース20(蓋体22)に締結する際に電極端子30,31を回り止めすることができる。つまり、電極端子30,31の本体部40で回り止めすることにより、大型化を抑制できる。
(2)貫通孔24に電極端子30,31を挿通させた後、切欠き60,61を挿通し電極端子30,31に支持される棒材としてのピン80を装着することにより電極端子30,31とケース20(蓋体22)とを係合させる。よって、回り止めにピンのみを必要とする為、電極端子をケース外の治具により支持する回り止め方法と比較しても、生産設備上、実施が容易である。
(3)上記(2)においてナット48を螺入して電極端子30,31をケース20(蓋体22)に締結した後に、ピン80を抜く。これにより、ピン80を配置したスペースは、バスバー50の固定時には、ボルト52の螺合に使用され、デッドスペースとはならない。また、ピン80は、電極端子30,31と蓋体22とに接触するが、電池として使用時には抜き取られる為、絶縁性などを気にかける必要なく、シンプルな金属製のピン80を用いることができる。
(4)特に、電極端子の先端にボルト52を螺合するタイプの端子では、雌ねじ穴43を形成する関係上、本体部の径が大きくなり、その分、鍔部41も大径となる。さらに、鍔部41に端子の回り止め対策を講じると鍔部41の径が大きくなり、重量増やデッドスペースの増大などの不都合の要因となる。これに対し本実施形態では、端子先端にボルト52を螺合するタイプの端子であっても、鍔部41の径が大きくならずサイズ上不利になることもない。
(5)蓄電装置としての二次電池10の構造として、ケース20が貫通孔24を有し、円柱状をなす電極端子30,31が貫通孔24から突出するとともに、電極端子30,31の外周面に形成された雄ねじ42にナット48が螺入され、電極端子30,31がケース20(蓋体22)に締結されている。ここで、電極端子30,31は切欠き60,61を有し、ケース20(蓋体22)は切欠き70,71を有し、電極端子の切欠き60,61とケース(蓋体)の切欠き70,71とは、棒材としてのピン80を挿通可能な位置に形成されている。よって、電極端子の切欠き60,61とケースの切欠き70,71とにピン80が挿通され、電極端子30,31の大型化を招くことなく、電極端子30,31を回り止めすることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態を、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。
図7,8,9,10,11には、本実施形態における二次電池の電極端子部分を示す。
図2,3,4,5に示した第1の実施形態では導電性ピン80をナット48の締結後に抜き取った。これに対し、本実施形態では導電性のピンは用いておらず、これに代わり台座100に設けた絶縁性の棒状部110を用いている。以下、詳しく説明する。
図8に示すように、電極端子30,31は切欠き60,61を有し、切欠き60,61は回り止め用の切欠きである。貫通孔24はケース20の蓋体22に形成され、蓋体22は、蓋体本体部25に係合する台座100を有する。台座100は、図10に示すように、環状の本体部100aと、本体部100aの下面から延びる一対の係合部(嵌合部)100bを有する。図8に示すように、本体部100aが蓋体本体部25の上面に搭載され、一対の係合部100bが蓋体本体部25の側面から蓋体本体部25を挟むように嵌合している。つまり、台座100は、蓋体本体部25の上端に差し込まれている。
このように、台座100は蓋体本体部25と別体であり、台座100は蓋体本体部25と係合(嵌合)している。台座100は、絶縁性を有しており、例えば樹脂よりなる。
図10に示すように、本体部100aは、中央に貫通孔100cを有し、貫通孔100cの上端には棒状部110が一体形成されている。棒状部110は貫通孔100cの中心を通るように架設され、両端が貫通孔100cの内壁面に支持されている。台座100の棒状部110は台座100を蓋体本体部25に係合した状態でおいて端子30,31の切欠き60を挿通する。
ケース20の蓋体22側に台座100を係合させ、台座100に設けられた棒状部110は、図9に示すように、ナット48の締結後に抜き取らない構成としている。
二次電池10の製造方法の際には、台座100を蓋体本体部25の上端に嵌め込んでおく。そして、蓋体22の下から蓋体22の貫通孔24および台座100の貫通孔100cに電極端子30,31の本体部40を挿通させるとともに、台座100の棒状部110を電極端子30,31の切欠き60,61に挿通させる。その結果、電極端子30,31と蓋体22とが棒状部110により係合しており、電極端子30,31を回り止めした状態となる。この状態で、電極端子30,31の雄ねじ42にナット48を締めて電極端子30,31を蓋体22に締結する。
図11に示すように複数の二次電池10を接続して電池パックを製造する場合は、ボルト52の雄ねじ部52aを、雌ねじ穴43に螺合し、頭部52bによって、バスバー50を電極端子30,31における本体部40の先端面に向けて押圧するとともに、挿通部51の周囲を本体部40の先端面に押し付ける。すると、ボルト52によってバスバー50が正負の電極端子30,31に固定され、バスバー50によって、二次電池10同士が電気的に接続されるとともに、電池パックが製造される。
なお、図11に示すように、本実施形態では、第1の実施形態に比べ、端子30,31の上端に差し込まれるボルト52の長さの制限が加わることになる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(6)蓄電装置としての二次電池10の製造方法として、電極端子30,31は切欠き60,61を有する。そして、蓋体22の貫通孔24に電極端子30,31を挿通させた状態で切欠き60,61を用いて電極端子30,31と蓋体22とを係合させて電極端子30,31を回り止めした状態でナット48を螺入して電極端子30,31を蓋体22に締結する。特に本実施形態では、蓋体22は、蓋体本体部25に係合する台座100を有する。そして、貫通孔24および台座100に電極端子30,31を挿通させるとともに台座100に設けた電極端子回り止め部としての棒状部110を切欠き60,61に挿通させることにより電極端子30,31と蓋体22とを係合させて電極端子30,31を回り止めした状態でナット48を螺入して電極端子30,31を蓋体22に締結する。これにより、回り止めのための部材(110)は抜かなくてもよく作業性が向上する。
(7)蓄電装置としての二次電池10の構造として、ケース20が、本体部21と、本体部21の開口部を塞ぐ蓋体22とを有し、円柱状をなす電極端子30,31が蓋体22から突出して電極端子30,31の外周面に形成された雄ねじ42にナット48が螺入されて電極端子30,31が蓋体22に締結されている。ここで、電極端子30,31は切欠き60,61を有し、蓋体22は、蓋体本体部25に係合する台座100を有し、台座100は、蓋体本体部25に係合した状態において電極端子30,31の切欠き60,61を挿通する電極端子回り止め部としての棒状部110を有する。よって、電極端子の大型化を招くことなく簡単な構成にてナット48で電極端子30,31をケースの蓋体22に締結する際に電極端子30,31を回り止めすることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・第1の実施形態において、ピン構成として金属棒の表面に樹脂コーティングすることにより、ピンを抜かないようにしてもよい(ピンを残してもよい)。
つまり、蓄電装置としての二次電池10の構造として、電極端子30,31は切欠き60,61を有し、蓋体22は切欠き70,71を有し、電極端子30,31の切欠き60,61と蓋体22の切欠き70,71を挿通する電極端子回り止め用棒材としてのピン(80)を具備する。よって、電極端子の大型化を招くことなく簡単な構成にてナット48で電極端子30,31をケースの蓋体22に締結する際に電極端子30,31を回り止めすることができる。
・電極組立体は、各々複数枚の正極電極とセパレータと負極電極とを積層した積層式のものであってもよく、また、各々一枚にて帯状の正極電極とセパレータと負極電極とを、積層の後巻き上げて形成した捲回式のものであってもよい。
・ケースの本体部、蓋体、及び電極端子の材質は、上記に限定されるものではない。例えば、ケースの本体部及び蓋体は、ステンレス製であってもよく、電極端子も異なる金属を用いたものであってもよい。
・電極端子を配置する貫通孔は、上記実施形態の如く蓋体に形成してもよいが、特に限定されるものではなく、本体部に形成されていてもよい。このような電池の構造としては、例えば、ケースの底が開口しており、電極組立体をケースへ収容した後、底板を固定する構造が公知となっている。
・蓄電装置はニッケル水素二次電池や、電気二重層キャパシタとして具体化してもよい。
10…二次電池、20…ケース、21…本体部、22…蓋体、24…貫通孔、25…蓋体本体部、30,31…電極端子、42…雄ねじ、48…ナット、60,61…切欠き、70,71…切欠き、80…ピン、100…台座、110…棒状部。

Claims (6)

  1. 貫通孔を有するケースに対し、円柱状をなす電極端子が前記ケースの貫通孔から突出し、前記電極端子の外周面に形成された雄ねじにナットが螺入されて前記電極端子が前記ケースに締結されてなる蓄電装置の製造方法であって、
    前記電極端子は切欠きを有し、前記貫通孔に前記電極端子を挿通させた状態で前記切欠きを用いて前記電極端子と前記ケースとを係合させ、前記電極端子を係合した状態で前記ナットを螺入して前記電極端子を前記ケースに締結するようにしたことを特徴とする蓄電装置の製造方法。
  2. 前記貫通孔に前記電極端子を挿通させた後、前記切欠きを挿通し前記電極端子に支持される棒材を装着することにより前記電極端子と前記ケースとを係合させることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置の製造方法。
  3. 前記ナットを螺入して前記電極端子を前記ケースに締結した後に、前記棒材を抜くことを特徴とする請求項2に記載の蓄電装置の製造方法。
  4. 前記貫通孔は前記ケースの蓋体に形成され、前記蓋体は、蓋体本体部に係合する台座を有し、前記貫通孔および前記台座に前記電極端子を挿通させるとともに前記台座に設けた電極端子回り止め部を前記切欠きに挿通させることにより前記電極端子と前記蓋体とを係合させて前記電極端子を回り止めした状態で前記ナットを螺入して前記電極端子を前記蓋体に締結することを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置の製造方法。
  5. ケースが、貫通孔を有し、円柱状をなす電極端子が前記貫通孔から突出するとともに、前記電極端子の外周面に形成された雄ねじにナットが螺入され、前記電極端子が前記ケースに締結されてなる蓄電装置であって、
    前記電極端子は切欠きを有し、
    前記ケースは切欠きを有し、
    前記電極端子の切欠きと前記ケースの切欠きとは、棒材を挿通可能な位置に形成されていることを特徴とする蓄電装置。
  6. ケースが、本体部と、前記本体部の開口部を塞ぐ蓋体とを有し、円柱状をなす電極端子が前記蓋体から突出して前記電極端子の外周面に形成された雄ねじにナットが螺入されて前記電極端子が前記蓋体に締結されてなる蓄電装置であって、
    前記電極端子は切欠きを有し、
    前記蓋体は、蓋体本体部に係合する台座を有し、
    前記台座は、前記蓋体本体部に係合した状態において前記電極端子の切欠きを挿通する電極端子回り止め部を有する
    ことを特徴とする蓄電装置。
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