JP6344148B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、電池パックに関する。
従来の電池パックとして、例えば特許文献1に記載の二次電池装置がある。この従来の二次電池装置は、電池セルを配列してなる電池モジュールを複数段に重ねた電池積層アッセンブリを箱状の筐体内に収容することによって構成されている。
特開2011‐54353号公報
上述した電池パックでは、電池モジュールを筐体の内壁に取り付けるブラケットや、電池モジュール周りに配線されるハーネスを接続する端子台といった各種の筐体内部材が筐体の内壁に固定されている。従来、筐体内部材と筐体の内壁との固定構造においては、筐体内の水密性を確保するため、筐体の壁部に内側に非貫通のネジ孔(袋ネジ)を形成し、ネジ孔にネジ部材を螺合して筐体内部材と筐体の内壁とを固定していた。しかしながら、非貫通のネジ孔を筐体の壁部に形成するには、壁部を構成する部材の一つ一つにそれぞれ加工が必要となるため、電池パックの製造工程が煩雑化してしまうという問題があった。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、製造が容易で、かつ筐体内部材を十分な水密性をもって筐体の壁部に固定できる電池パックを提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明の一側面に係る電池パックは、筐体内に電池モジュールを収容してなる電池パックであって、筐体の壁部を貫通するようにネジ溝付き貫通孔が形成され、筐体の内側からネジ溝付き貫通孔の一端側に螺合されたネジ部材によって、筐体内に配置された筐体内部材が筐体の壁部に固定され、ネジ溝付き貫通孔の他端側には、ネジ溝付き貫通孔を水密に封止する封止蓋が設けられている。
この電池パックでは、筐体の壁部を貫通するようにネジ溝付き貫通孔が形成されている。このような構成によれば、例えば筐体の壁部を構成する部材を複数重ねて加工することにより、複数の部材にネジ溝付き貫通孔を形成できる。したがって、筐体の壁部に内側に非貫通のネジ孔を形成する場合と比べて電池パックの製造工程を簡単化でき、製造コストを低減できる。また、この電池パックでは、ネジ溝付き貫通孔の他端側に設けられた封止蓋によりネジ付き貫通孔の水密性が保たれる。封止蓋を設けることで、ネジ付き貫通孔の内壁に腐食防止用の表面処理を施すことも不要となる。
また、ネジ溝付き貫通孔の全体にわたってネジ溝が形成され、封止蓋は、ネジ溝付き貫通孔の他端側に螺合されたネジ部材によって構成されていてもよい。この場合、ネジ溝付き貫通孔の他端側にネジ部材を螺合した簡単な構成で水密な封止蓋を実現できる。
また、ネジ溝付き貫通孔の一端側にはネジ溝の無い内壁部分が形成され、封止蓋は、ネジ溝付き貫通孔の他端側に圧入された封止部材によって構成されていてもよい。この場合、ネジ溝付き貫通孔の他端側に封止部材を圧入した簡単な構成で水密な封止蓋を実現できる。
また、封止蓋において筐体の内側を向く端面とネジ部材の軸部の先端面とがネジ溝付き貫通孔内で当接していてもよい。この場合、互いに当接する封止蓋の端面とネジ部材の先端面との間の面圧の作用により、電池パックに振動などが生じた場合であってもネジ部材に緩みが生じることを抑制できる。
また、封止蓋において筐体の外側を向く端面と筐体の壁部の外壁面とが面一になっていてもよい。これにより、筐体の壁部の外壁面に凹凸が生じることを防止でき、筐体の形状を簡単化できる。
本発明に係る電池パックによれば、製造が容易で、かつ筐体内部材を十分な水密性をもって筐体の壁部に固定できる。
本発明に係る電池パックの一実施形態に適用される電池モジュールの一例を示す斜視図である。 本発明に係る電池パックの第1実施形態を示す断面図である。 図2に示した電池パックにおけるブラケットと筐体との固定構造を示す要部拡大断面図である。 (a)は、図3に示したブラケットと筐体との固定構造の変形例を示す要部拡大断面図であり、(b)は、さらに別の変形例を示す要部拡大断面図である。 本発明に係る電池パックの第2実施形態におけるブラケットと筐体との固定構造を示す要部拡大断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る電池パックの好適な実施形態について詳細に説明する。
[電池モジュールの構成]
電池パックの説明に先立ち、まず、電池パックに用いる電池モジュールについて説明する。図1は、本発明に係る電池パックの一実施形態に適用される電池モジュールの一例を示す斜視図である。同図に示すように、電池モジュール10は、複数の電池セル11を互いに電気的に接続することによって構成されている。
電池セル11は、リチウムイオン二次電池などの非水電解質二次電池といった蓄電池、或いは電気二重層キャパシタなどである。電池セル11は、例えば電解液が注入されたケース12内に、負極とセパレータと正極とを積層してなる電極組立体13を収容することによって構成されている。電極組立体13の負極及び正極は、ケース12に絶縁された状態で固定され、ケース12から突出する一対の電極端子14A,14Bにそれぞれ電気的に接続されている。一対の電極端子14A,14Bの一方は、負極端子として機能し、他方は正極端子として機能する。
隣接する電池セル11の電極端子14A,14Bは、バスバーといった導電性を有する接続部材15によって接続されている。これにより、複数の電池セル11は、電気的に直列に接続されている。また、複数の電池セル11は、拘束具16によって一体化されている。拘束具16は、例えば複数の電池セル11を並設方向から挟み込む一対のエンドプレート17と、電池セル11の側方に配置されると共に一対のエンドプレート17を連結する棒状の連結部材18と、複数の電池セル11をエンドプレート17によって挟み込んだ状態でエンドプレート17に連結部材18を固定するボルト19とによって構成されている。この拘束具16により、複数の電池セル11に対して拘束荷重が付加されている。
[第1実施形態]
次に、電池モジュール10を用いた電池パックについて説明する。図2は、本発明に係る電池パックの第1実施形態を示す断面図である。同図に示すように、第1実施形態に係る電池パック1は、筐体2内に上述した電池モジュール10を収容してなり、例えば車両のバッテリーとして機能する。筐体2は、有底の本体部3と、本体部3の開口部分3aを塞ぐ蓋部4とを有し、全体として略直方体形状の箱体をなしている。筐体2を形成する材料としては、例えば鉄(SS400)などの金属材料が挙げられる。筐体2の内部は、電池モジュール10や制御用基板(不図示)などが収容される収容空間Sとなっている。
本体部3は、ベース板5と、ベース板5の縁部に立設された複数の側板6とを有している。ベース板5と側板6とは、それぞれ矩形の平板部材からなり、ベース板5の縁部と側板6の縁部とを溶接することによって本体部3が形成されている。蓋部4は、ベース板5と同形状をなす矩形の平板部材からなる。蓋部4は、ボルト等の締結部材によって側板6の開口部分3a側の縁部に固定され、開口部分3aを塞いでいる。本実施形態では、電池モジュール10がブラケット(筐体内部材)7を介してベース板5に固定され、電池モジュール10に電池的に接続された配線と電池パック1の外部の装置とを接続するコネクタ(不図示)が側板6に固定されている。
続いて、ブラケット7と筐体2との固定構造21について更に詳細に説明する。
図3は、ブラケット7と筐体2との固定構造21を示す要部拡大断面図である。同図に示すように、固定構造21の形成にあたって、電池モジュール10におけるエンドプレート17には、ネジ孔22が形成されている。また、筐体2のベース板5には、ネジ溝付き貫通孔23が形成されている。ネジ溝付き貫通孔23は、ベース板5の内壁面5aから外壁面5bに至るようにベース板5の厚さ方向に貫通して形成されている。ネジ溝付き貫通孔23の内壁には、内壁面5a側の端部23aから外壁面5b側の端部23bまでの全体にわたってネジ溝24が形成されている。
ブラケット7は、例えば鉄などの金属材料によって略L字状に形成されている。ブラケット7は、第1の平板部25と、第1の平板部25の一縁部において当該第1の平板部25に直交するように形成された第2の平板部26とを有している。第1の平板部25には、エンドプレート17側のネジ孔22の内径と略同径又は僅かに大きい径の内径を有する貫通孔7aが形成されている。また、第2の平板部26には、ベース板5側のネジ溝付き貫通孔23の内径と略同径又は僅かに大きい径の内径を有する貫通孔7bが形成されている。
ブラケット7は、貫通孔7aとネジ孔22とを位置合わせし、かつ貫通孔7bとネジ溝付き貫通孔23とを位置合わせした状態で、第1の平板部25がエンドプレート17の主面(電池セル11の並設方向の面)17aに沿うと共に、第2の平板部26がベース板5の内壁面5aに沿うようにして配置されている。そして、貫通孔7aを通してネジ孔22にネジ部材27が螺合され、貫通孔7bを通して筐体2の内側からネジ溝付き貫通孔23にネジ部材28が螺合されることにより、電池モジュール10がブラケット7を介して筐体2のベース板5に強固に固定されている。
ネジ部材28の軸部29は、貫通孔7bを通ってネジ溝付き貫通孔23の一端側(内壁面5a側)でネジ溝24に螺合され、軸部29の先端面29aは、ネジ溝付き貫通孔23の中間部分に位置している。ネジ溝付き貫通孔23の他端側(外壁面5b側)には、ネジ溝付き貫通孔23を水密に封止する封止蓋30が設けられている。
本実施形態では、封止蓋30は、例えば六角穴付き止めネジといった軸部32のみで構成されるネジ部材31によって構成されている。ネジ部材31の軸部32の外径は、ネジ部材31の全長にわたってネジ溝付き貫通孔23の内径と略同径となっている。また、ネジ部材31の軸部32の長さは、ネジ溝付き貫通孔23の全長からネジ溝付き貫通孔23内でネジ溝24に螺合しているネジ部材28の軸部29の長さを減算した長さとなっている。したがって、ネジ溝付き貫通孔23の他端側でネジ溝24に螺合されたネジ部材31の軸部32において、筐体2の内側を向く端面32aは、ネジ溝付き貫通孔23内でネジ部材28における軸部29の先端面29aに当接し、筐体2の外側を向く端面32bは、ベース板5の外壁面5bと面一になっている。
以上説明したように、電池パック1では、筐体2のベース板5を貫通するようにネジ溝付き貫通孔23が形成されている。また、ネジ溝付き貫通孔23の内壁には、内壁面5a側の端部23aから外壁面5b側の端部23bまでの全体にわたってネジ溝24が形成されている。従来のように、筐体の壁部に内側に非貫通のネジ孔(袋ネジ)を形成する構成では、筐体を製造するにあたって、壁部を構成する部材の一つ一つにそれぞれ孔開け加工及びネジ切り加工を行う必要があった。
これに対し、電池パック1では、ベース板5を構成する部材を複数重ねて孔開け加工及びネジ切り加工を行うことにより、一度に複数のベース板5にネジ溝付き貫通孔23を形成できる。したがって、筐体の壁部に内側に非貫通のネジ孔を形成する場合と比べて電池パック1の製造工程を簡単化でき、製造コストを低減できる。また、電池パック1では、ネジ溝付き貫通孔23の他端側に設けられた封止蓋30によりネジ溝付き貫通孔23の水密性が保たれる。封止蓋30を設けることで、ネジ溝付き貫通孔23の内壁に腐食防止用の表面処理を施すことも不要となる。
また、電池パック1では、軸部32のみで構成されるネジ部材31によって封止蓋30が構成されている。これにより、ネジ溝付き貫通孔23の他端側にネジ部材31を螺合した簡単な構成で水密な封止蓋30を実現できる。また、本実施形態では、ネジ部材31の軸部32において、筐体2の内側を向く端面32aがネジ溝付き貫通孔23内でネジ部材28における軸部29の先端面29aに当接している。このため、互いに当接するネジ部材31の端面32aとネジ部材28の先端面29aとの間の面圧の作用により、電池パック1に振動などが生じた場合であってもネジ部材28,31に緩みが生じることを抑制できる。さらに、本実施形態では、ネジ部材31の軸部32において、筐体2の外側を向く端面32bがベース板5の外壁面5bと面一になっている。これにより、ベース板5の外壁面5bに凹凸が生じることを防止でき、筐体2の形状を簡単化できる。
なお、上記実施形態では、ネジ部材31の端面32aがネジ溝付き貫通孔23内でネジ部材28の先端面29aに当接しているが、端面32aと先端面29aとは必ずしも当接していなくてもよい。すなわち、ネジ溝付き貫通孔23内において、端面32aと先端面29aとの間に隙間を設けてもよい。また、上記実施形態では、ネジ部材31の端面32bがベース板5の外壁面5bと面一になっているが、端面32bがネジ溝付き貫通孔23内に位置していてもよい。これらの場合、ネジ溝付き貫通孔23に対してネジ部材31を大まかに位置決めすればよいので、電池パック1の製造工程の一層の簡単化が図られる。
また、上記実施形態では、軸部32の外径が全長にわたって一定なネジ部材31によって封止蓋30を構成しているが、例えば図4(a)に示すように、軸部36の外径が一端側から他端側に向かって徐々に小さくなるテーパネジをネジ部材31として用いてもよい。軸部36においても、筐体2の内側を向く端面36aがネジ溝付き貫通孔23内でネジ部材28の先端面29aと当接していることが好適であり、筐体2の外側を向く端面36bがベース板5の外壁面5bと面一なっていることが好適である。
また、例えば図4(b)に示すように、軸部37の基端に頭部38を有する皿ネジをネジ部材31として用いてもよい。軸部37においても、筐体2の内側を向く端面37aがネジ溝付き貫通孔23内でネジ部材28の先端面29aと当接していることが好適である。また、ネジ溝付き貫通孔23の他端側を頭部38の形状に対応する大径部39とすることで、頭部38の頂面38aとベース板5の外壁面5bとを面一にできる。
[第2実施形態]
図5は、本発明に係る電池パックの第2実施形態におけるブラケットと筐体との固定構造を示す要部拡大断面図である。同図に示すように、第2実施形態に適用される固定構造41は、ネジ溝付き貫通孔23の他端側に圧入された封止部材42によって封止蓋30が構成されている点で、ネジ部材31によって封止蓋30が構成されている第1実施形態の固定構造21と相違している。
この形態では、ベース板5に形成されたネジ溝付き貫通孔23の一端側にネジ溝24が形成され、ネジ溝付き貫通孔23の他端側にはネジ溝24の無い内壁部分43が形成されている。内壁部分43は、封止部材42の厚さと同等の長さでネジ溝付き貫通孔23の外壁面5b側の端部23bから内側に向かって形成されている。
封止部材42は、例えばゴムなどの弾性体や樹脂材料によって形成され、扁平な円板状(或いは円柱状)をなしている。封止部材42の外径は、内壁部分43の内径と略同径又は僅かに大きい径となっている。そして、封止部材42は、内壁部分43に囲まれる空間を塞ぐように端部23b側からネジ溝付き貫通孔23に圧入されている。封止部材42においても、筐体2の内側を向く端面42aがネジ溝付き貫通孔23内でネジ部材28の先端面29aと当接していることが好適であり、筐体2の外側を向く端面42bがベース板5の外壁面5bと面一なっていることが好適である。
このような構成においても、ベース板5を構成する部材を複数重ねて孔開け加工を行った後、個々のベース板5の貫通孔の一端側にネジ切り加工を行うことにより、複数のベース板5にネジ溝付き貫通孔23を形成できる。したがって、筐体の壁部に内側に非貫通のネジ孔を形成する場合と比べて電池パック1の製造工程を簡単化でき、製造コストを低減できる。また、封止蓋30によってネジ溝付き貫通孔23の水密性が保たれ、ネジ溝付き貫通孔23の内壁に腐食防止用の表面処理を施すことも不要となる。
さらに、本実施形態では、扁平な円板状をなす封止部材42を封止蓋30として用いることで、ネジ溝付き貫通孔23の他端側に封止部材42を圧入した簡単な構成で水密な封止蓋30を実現できる。また、封止蓋30としてネジ部材を用いる場合と異なり、工具を差し込むための穴や溝がベース板5の外壁面5bに露出しないので、筐体2の意匠性の向上が図られる。なお、封止部材42は、ネジ溝付き貫通孔23に圧入可能であればよく、金属材料によって形成されていてもよい。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。例えば上記実施形態では、筐体2内に単体の電池モジュール10が収容されているが、複数の電池モジュール10が筐体2内に収容されていてもよい。また、上記実施形態では、筐体2に固定される筐体内部材として電池モジュール10をベース板5に固定するブラケット7を例示したが、筐体内部材はこれに限られない。他の筐体内部材としては、例えば電池モジュール10を側板6に固定するブラケットや、電池モジュール10周りに配線されるハーネスを接続する端子台などが挙げられる。したがって、ネジ溝付き貫通孔23を形成する箇所は、ベース板5に限られず、蓋部4や側板6であってもよい。封止蓋30としては、上述したネジ部材31や封止部材42に限られず、例えばパテや液体ガスケットなどを用いてもよい。
なお、固定構造21を形成する工程においては、ネジ部材28をネジ溝付き貫通孔23に螺合する前に、予めネジ溝付き貫通孔23に封止蓋30を取り付けておくことが好適である。この場合、ネジ溝付き貫通孔23の他端側に封止蓋30を取り付けた後、ベース板5を反転させて電池モジュール10を組み付けることができる。したがって、電池モジュール10を固定した状態のベース板5を反転させずに済むので、作業性が良好なものとなる。
1…電池パック、2…筐体、5…ベース板(壁部)、5b…外壁面、7…ブラケット(筐体内部材)、10…電池モジュール、23…ネジ溝付き貫通孔、24…ネジ溝、28…ネジ部材、29a…先端面、30…封止蓋、31…ネジ部材、32a,36a,37a,42a…(筐体の内側を向く)端面、32b,36b,38a,42b…(筐体の外側を向く)端面、42…封止部材、43…内壁部分。

Claims (5)

  1. 筐体内に電池モジュールを収容してなる電池パックであって、
    前記筐体の壁部を貫通するようにネジ溝付き貫通孔が形成され、
    前記筐体の内側から前記ネジ溝付き貫通孔の一端側に螺合されたネジ部材によって、前記筐体内に配置された筐体内部材が前記筐体の壁部に固定され、
    前記ネジ溝付き貫通孔の他端側には、前記ネジ溝付き貫通孔を水密に封止する封止蓋が設けられている電池パック。
  2. 前記ネジ溝付き貫通孔の全体にわたってネジ溝が形成され、
    前記封止蓋は、前記ネジ溝付き貫通孔の他端側に螺合されたネジ部材によって構成されている請求項1記載の電池パック。
  3. 前記ネジ溝付き貫通孔の他端側にはネジ溝の無い内壁部分が形成され、
    前記封止蓋は、前記ネジ溝付き貫通孔の他端側に圧入された封止部材によって構成されている請求項1記載の電池パック。
  4. 前記封止蓋において前記筐体の内側を向く端面と前記ネジ部材の軸部の先端面とが前記ネジ溝付き貫通孔内で当接している請求項1〜3のいずれか一項記載の電池パック。
  5. 前記封止蓋において前記筐体の外側を向く端面と前記筐体の壁部の外壁面とが面一になっている請求項1〜4のいずれか一項記載の電池パック。
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