JP5924236B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電装置に関する。
従来から、蓄電装置の一種である二次電池としては、例えばリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池などがよく知られている。このような二次電池は、金属箔に活物質を塗布した電極が層状をなす電極組立体と、外部に電力を取り出すための一対の電極端子と、電極組立体と電極端子とを電気的に接続する導電部材とを備えて構成されている。
下記特許文献1に開示された二次電池においては、電極端子が、ケースの蓋の裏面に対面する鍔部と、蓋に設けられた挿通孔に挿通されるねじ部と、ねじ部に一体化されて蓋の表面側に突出する先端部を備え、上記ねじ部に固定ナットを螺合することで、電極端子が蓋に固定される。
さらに、特許文献1に開示された二次電池では、電極端子の先端部を、その軸線方向に沿って見た平面形状が二面幅を有するようにすることで、先端部をスパナ等の市販の工具で挟めるようにし、固定ナットをねじ部に螺合する際に電極端子が一緒に回ってしまう事態(いわゆる供回り)の抑制を図っている。
特開2003−197176号公報 特開平10−340716号公報 特開平5−109399号公報 特開2003−229116号公報
しかしながら、上述した従来の二次電池においては、以下に示すような問題があった。すなわち、固定ナットをねじ部に螺合する際、スパナ等で先端部を挟む必要があるため、先端部には挟むことができる程度の高さが求められる。そして、ケースの外側にある先端部の高さが高くなると、その分だけ二次電池の外形寸法が増加することとなり、二次電池全体として単位体積当たりの蓄電容量が低下してしまう。
このような問題は、二次電池だけでなく、電気二重層キャパシタ等のその他の蓄電装置においても同様に生じる。
そこで、本発明は、単位体積当たりの蓄電容量を低下させることなく、供回りの抑制が図られた蓄電装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る蓄電装置は、正極および負極が絶縁された構造を有する電極組立体が、蓋部を有するケースに収容され、ケースの内部において電極組立体と電気的に接続されるとともに、蓋部に形成されかつケースの内外を貫通する挿通孔から突出する、柱状の電極端子と、ケースの外側から電極端子に固定される固定ナットとを備え、電極端子は、蓋部からケースの外側に突出する突端部と、ケースの内側に配置される基端部とを有し、突端部の側周面に、固定ナットが螺合するねじ部が形成され、基端部の側周面に、電極端子の軸線に対して平行な平坦面を有する。
このような蓄電装置においては、ケースの内側に存在する電極端子の基端部が、その側周面に、電極端子の軸線に対して平行な平坦面を有するため、この平坦面に治具を当接させることができ、そのような治具の当接により、電極端子の回動を抑制することができる。そのため、蓋部からケース外側に突出する電極端子の突端部に固定ナットを螺合する際、基端部の平坦面に所定の治具を当接させることで、電極端子の供回りが効果的に抑制される。なお、治具が当接される基端部はケースの内側に存在するため、基端部の長さは蓄電装置の外形寸法に影響せず、単位体積当たりの蓄電容量が低下することはない。
また、基端部が平坦面を複数有する態様であってもよく、さらに、複数の平坦面のうち、少なくとも2つの平坦面が互いに平行である態様であってもよい。この場合、複数の当接面を有する治具を用いて、複数の平坦面それぞれに治具を当接させることで、電極端子の基端部が治具に挟まれることとなり、供回りをより確実に抑制することができる。
また、ケースが、電極端子の軸線に直交する断面において、環状の長方形の断面形状を有しており、平坦面が、断面形状の長辺に対応するケースの内側面に対して、平行に対面している態様であってもよい。この場合、締め付け後に固定ナットがゆるんだ場合においても、ケースと端子の平行度は維持される。
また、突端部が、円柱状の第1の円柱部であり、基端部が、第1の円柱部の側周面の径よりも大きい径の側周面を有する円柱状の第2の円柱部である態様であってもよい。この場合、第1の円柱部と第2の円柱部の間の形成される段部を、蓋部の挿通孔の縁部に当接させて、電極端子を蓋部に係止させることができ、それにより電極端子と蓋部との相対位置決めを正確におこなうことができる。
また、電極端子とケースとの間に介在するように電極端子に取り付けられた絶縁部材をさらに備え、絶縁部材が、平坦面をケースに対して露出させる開口部を有する態様であってもよい。この場合、絶縁部材により電極端子とケースとの間の絶縁を図りつつ、上述の平坦面を利用した供回り抑制を実現することができる。
また、蓄電装置が二次電池である態様であってもよい。
本発明に係る蓄電装置の製造方法は、正極および負極が絶縁された構造を有する電極組立体が、蓋部を有するケースに収容され、ケースの内部において電極組立体と電気的に接続されるとともに、蓋部に形成されかつケースの内外を貫通する挿通孔から突出する、柱状の電極端子と、ケースの外側から電極端子に固定される固定ナットとを備える蓄電装置の製造方法であって、固定ナットを電極端子に固定する固定工程を含み、固定工程の際、電極端子の軸線に対して平行な平坦面を側周面に有し、かつ、ケースの内側に配置される電極端子の基端部の平坦面に、治具を当接させた状態で、固定ナットを電極端子に固定する。
このような蓄電装置の製造方法においては、固定工程の際、ケースの内側に存在する電極端子の基端部の平坦面に治具を当接させた状態で、固定ナットを電極端子に固定することで、電極端子の回動が効果的に抑制される。なお、治具が当接される基端部はケースの内側に存在するため、基端部の長さは蓄電装置の外形寸法に影響せず、単位体積当たりの蓄電容量が低下することはない。
また、固定工程の際、治具を、平坦面に加えて、ケースの蓋部の面のうちの電極端子の軸線に対して平行な端面にも当接させた状態で固定する態様であってもよい。この場合、固定ナットを電極端子に固定する際に、蓋部が回動してしまう事態が抑制され、電極端子と蓋部との相対位置を保持することができる。
本発明によれば、単位体積当たりの蓄電容量を低下させることなく、供回りの抑制が図られた蓄電装置およびその製造方法が提供される。
図1は、本発明の実施形態に係る二次電池の端子部分を示したY−Z面断面図である。 図2は、図1の二次電池の端子部分の斜視分解図である。 図3は、図1の二次電池の端子部分のX−Z面断面図である。 図4は、図1の電極端子および導電部材を示した(a)平面図、および、(b)側面図である。 図5は、図1の二次電池を作製する際の、電極端子に固定ナットを固定する工程(固定工程)を示した図である。 図6は、図5のVI−VI線断面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、説明が重複する場合にはその説明を省略する。
まず、本発明の実施形態に係る車両(例えば産業車両や乗用車両)に搭載される蓄電装置としての二次電池10の構成について、図1〜図3を参照しつつ説明する。
図1に示すように、二次電池10は、ケース11を備えている。ケース11は、蓋部12とケース本体部13とからなり、外形および内部空間が扁平な直方体形状をなすケース本体部13の一端面に設けられた開口を、長方形板状の蓋部12が封止して、内部に密封空間を形成する構成となっている。
以下では、説明の便宜上、蓋部12の短辺方向をX方向、蓋部12の長辺方向をY方向、蓋部12の厚さ方向をZ方向として説明する。
ケース11は、金属(例えばステンレスやアルミニウムなど)で構成されており、その内部空間には電極組立体14が収容されている。電極組立体14は、シート状のセパレータ(隔膜)を間に挟んだ状態(介在させた状態)で、シート状の正極および負極が層状(積層構造)に積層されたものであり、充電により蓄えた電力を供給する。この電極組立体14は、ケース11の内部空間に収まるように、その外形は扁平な直方体形状をなしている。なお、電極組立体14は、図示しない絶縁シートで覆われた状態でケース11に収容され、この絶縁シートによってケース11との間の絶縁が図られている。
また、ケース11内には、例えばリチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池といった、二次電池10の種類に応じた電解質(電解液)が充填されている。
ケース11のケース本体部13は、主に上述した電極組立体14を収容する部分であり、蓋部12は、電極組立体14の電力を外部に取り出す電極端子22が取り付けられる部分である。
以下、蓋部12に取り付けられる電極端子22について説明する。
図1に示すように、蓋部12には、その長辺方向(Y方向)に関する両端部位置に、一対の電極端子22(正極端子22Aおよび負極端子22B)が取り付けられている。正極端子22Aおよび負極端子22Bのいずれも、蓋部12への取付態様は同様であるため、以下では、図1の左側に位置する正極端子22Aの蓋部12への取付態様のみを説明し、図1の右側に位置する負極端子22Bに関する説明は省略する。
図2、図3に示すように、電極端子22(正極端子22A)は、蓋部12の端部に設けられた円形状の挿通孔12aを介して蓋部12を貫通する柱状の導電部材であり、蓋部12の厚さ方向(Z方向)に沿って延在するように蓋部12に取り付けられる。
電極端子22は、蓋部12からケース11の外側(図1〜図3の上側)に突出する突端部23と、ケース11の内側(図1〜図3の下側)に位置する24とで構成されている。
突端部23は、蓋部12の挿通孔12aから突出可能なように、挿通孔12aの径よりもわずかに小さい径を有する、上側の円柱状の部分(第1の円柱部)である。この突端部23の側周面には、後述する固定ナット26が螺合されるべきねじ部(雄ねじ部)が設けられている。また、突端部23の上端面には、バスバー27を締結するためのボルト28が螺合される孔23aが設けられている。バスバー27は、隣接して設けられる二次電池10の電極端子同士を電気的に接続するために用いられる。なお、符号25は、蓋部12と固定ナット26との間に介在するワッシャーである。
基端部24は、突端部23の側周面の径よりも大きい径の側周面を有する、下側の円柱状の部分(第2の円柱部)である。基端部24の側周面の径が、突端部23の側周面の径より大きいため、突端部23と基端部24との間には段部が形成される。
このような電極端子22によれば、突端部23を蓋部12の挿通孔12aに挿通させたときに、突端部23と基端部24との間の形成された段部が、蓋部12の挿通孔12aの縁部に当接して、電極端子22が蓋部12に係止される。それにより、電極端子22と蓋部12との相対位置決め(蓋部12の厚さ方向(Z方向)に関する相対位置決め)を正確におこなうことができる。
なお、電極端子22が蓋部12に係止される際、基端部24と蓋部12とは直接は接触せず、基端部24と蓋部12との間にはOリング30が介在する。このOリング30は、突端部23の側周面の径よりもわずかに大きい径の環状部材であり、突端部23下部の周囲に配置される。このOリング30を、基端部24と蓋部12とで上下方向から挟むことで、蓋部12の挿通孔12a部分におけるケース内外の気密および液密が確保される。
また、基端部24の下面には、蓋部12の長辺方向(Y方向)に延びる長方形薄片状の導電部材16が溶接されている。この導電部材16は、図1に示すように、電極組立体14から蓋部12の方向に延出するタブ15(正極および負極の金属箔の活物質未塗工部分)に溶接される導電性の部材である。図1に示すように、正極端子22Aには、導電部材16(16A)を介して正極シートのタブ15Aが電気的に接続され、負極端子22Bには、導電部材16(16B)を介して負極シートのタブ15Bが電気的に接続される。
さらに、基端部24の側周面には、図2、図3に示すように、その一部に、電極端子22の軸線(図4(b)の線Z1)に対して平行な一対の平坦面24aが形成されている。つまり、基端部24は、円柱状の部分と平坦面24aの部分とを有する。一対の平坦面24aは、図4に示すように、いずれもY−Z面に平行な面であり、互いに平行である。また、一対の平坦面24aの対面方向(X方向)における離間距離は、上述した導電部材16の幅d(X方向長さ)と同一である。そのため、基端部24の平坦面24aと幅方向の端面16aとは、同一のY−Z面内に存在する。基端部24の平坦面24aと幅方向の端面16aとが存在する同一面は、蓋部12の長辺に対応する部分が当接するケース本体部13の内側面13a(すなわち、環状の長方形のX−Y面断面形状を有するケース本体部13の長辺に対応する内側面13a)に対して、平行に対面する面である。なお、上記のX−Y面断面形状とは、電極端子22の軸線Z1の方向(すなわち、Z方向)に直交する断面における形状である。基端部24の平坦面24aとケース本体部13の内側面13aとは所定距離だけ離間しており、そのため、基端部24とケース本体部13とは絶縁されている。
上述した電極端子22の基端部24には、図2に示すように、樹脂で構成された絶縁部材32が、側方から装着される。
絶縁部材32は、ケース11および電極組立体14と電極端子22との間の絶縁を図りつつ、ケース11に対して電極端子22を保持するための部材である。この絶縁部材32は、上面部33、側面部34および下面部35によって構成されており、上面部33と下面部35とにより基端部24を上下方向から挟んでいる。
上面部33は、基端部24と蓋部12との間に介在して、電極端子22と蓋部12とを絶縁する平板状部分である。上面部33には、基端部24と蓋部12との間に介在する上述したOリング30を囲むようにして挟むための切り欠き33aが形成されており、この切り欠き33a内にOリング30が挟まれることでOリング30の位置および形状が保持される。
側面部34は、蓋部12の短辺に対応する部分が当接するケース本体部13の内側面13b、すなわち、環状の長方形のX−Y面断面形状を有するケース本体部13の短辺に対応する内側面13bに接する平板状部分である。この側面部34により、電極端子22とケース本体部13との絶縁が図られるとともに、ケース本体部13に対する電極端子22の相対位置(X方向に関する相対位置)が保持される。
下面部35は、基端部24下面に取り付けられた導電部材16の下面に接するように配置された平板状部分であり、基端部24および導電部材16と電極組立体14とを絶縁するとともに、基端部24および導電部材16を下方から支持している。
なお、絶縁部材32には、ケース本体部13の内側面13aに対向する部分が存在せず、内側面13aの側は開口部32aとなっており、この開口部32aから基端部24(の平坦面24a)がケース本体部13に対して露出している。ただし、上述したとおり、基端部24の平坦面24aとケース本体部13の内側面13aとは所定距離だけ離間しているため、基端部24とケース本体部13との絶縁は図られている。
続いて、上述した二次電池10を作製する際、電極端子22に固定ナット26を固定する工程(固定工程)について、図5および図6を参照しつつ説明する。
二次電池10を作製する際には、固定工程として、図5に示すように、蓋部12から突出する電極端子22の突端部23のねじ部に、固定ナット26が取り付けられる。それにより、電極端子22の基端部24と固定ナット26との間で蓋部12を強固に挟み込んで、電極端子22を蓋部12に締結する。
この固定工程の際に、蓋部12および蓋部12の下側にある全ての要素(すなわち、電極端子22の基端部24の部分、Oリング30、絶縁部材32、導電部材16)のそれぞれの位置を保持するために、図5に示すような治具40を用いることができる。
この治具40は、たとえば金属等の高剛性材料で構成されており、蓋部12と略同一寸法である長方形状の窪み部42を有している。この窪み部42は、その開口に蓋部12が隙間なく嵌合し、かつ、蓋部12の下側にある全ての要素が収容される寸法に設計されている。
窪み部42は、図6に示すように、上述した電極端子22の基端部24の一対の平坦面24aそれぞれが当接する内側面42aと、蓋部12の長辺に対応する部分の端面それぞれが当接する内側面42bを有する。
そして、治具40の窪み部42内に、上述した態様で電極端子22および蓋部12が配置された状態で、固定ナット26の固定がおこなわれる。
固定時には、基端部24の平坦面24aが治具40の内側面(当接面)42aに当接しているため、固定ナット26の螺合に起因するモーメントが電極端子22に生じた場合であっても、電極端子22の軸線周りの回動は生じない。すなわち、固定ナット26の固定時における電極端子22の供回りが抑制される。
このとき、蓋部12の端面も、治具40の内側面42bに当接しているため、電極端子22同様、蓋部12の回動も生じない。そのため、蓋部12と電極端子22との位置関係が保持される。
したがって、上述した固定工程の後に、蓋部12とケース本体部13とを組み合わせたとき、蓋部12の端面および電極端子の平坦面24aがともにY−Z平面に平行な面となり、ケース本体部13の内側面13aとの間で所定の離間距離を保つことができる。なお、蓋部12と電極端子22との位置関係が変わり、たとえば電極端子22に対して蓋部12が回動した場合には、蓋部12とケース本体部13とを組み合わせたときに、ケース本体部13の内側面13aに電極端子22または導電部材16が接して、短絡する事態が起こり得る。
その上、固定ナット26の一方側(下側)に、供回りを抑制するための部分である基端部24および蓋部12の両方が位置しているため、その側に治具40を配置することで、簡素な構成の治具で蓋部12と電極端子22の両方の供回りを抑制することができる。一方、引用文献1の図1に示されているように、固定ナットの一方側(下側)に蓋部が位置し、他方側(上側)に供回りを抑制するための部分である先端部が位置する場合には、蓋部と電極端子の両方の供回りを抑制しつつ固定ナットを固定するには、非常に手間がかかる上、治具40のような簡素な構成の治具では実現できない。
以上で詳細に説明したように、上述した二次電池10においては、ケース11の内側に存在する電極端子22の基端部24が、その側周面に、電極端子22の軸線Z1に対して平行な平坦面24aを有するため、この平坦面24aに治具40を当接させることができ、そのような治具40の当接により、電極端子22の回動を抑制することができる。そのため、蓋部12からケース外側に突出する電極端子22の突端部23に固定ナット26を螺合する際、基端部24の平坦面24aに治具40を当接させることで、電極端子22の供回りが効果的に抑制される。
なお、治具40が当接される基端部24はケース11の内側に存在するため、基端部24の長さは二次電池10の外形寸法に影響せず、単位体積当たりの蓄電容量が低下することはない。
特に、基端部24が、その側周面に、互いに平行な一対の平坦面24aを有するため、上述した治具40やその他の工具(スパナ等)で、平坦面24aの部分において基端部24を挟むことができる。そのため、基端部24の平坦面24aが1つのみである場合よりも、より確実に電極端子の回動を治具等で抑えることができ、より確実に電極端子22の供回りを抑制することができる。
また、絶縁部材32が、上面部33、側面部34および下面部35で構成されているため、絶縁部材32により電極端子22とケース11との間の絶縁が図られる。加えて、絶縁部材32が、基端部24の平坦面24aをケース本体部13に対して露出させる開口部32aを有しているため、絶縁部材32が装着された状態で電極端子22が治具40の窪み部42に収容されたときに、基端部24の平坦面24aが治具40の内側面42aに接するため、平坦面24aを利用した供回り抑制が実現される。特に、平坦面24aと内側面42aとが直接接することで、平坦面24aと内側面42aとの間に樹脂等が介在する場合に比べて、より高い精度で、供回りを抑制することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
たとえば、蓄電装置は、二次電池に限らず、その他の蓄電装置(たとえば電気二重層キャパシタ等)であってもよい。また、電極端子の基端部の平坦面の数は、2つに限らず、1つや3つ以上であってもよい。なお、「平坦面」とは一様な面のみを意味するのではなく、「平坦な部分」を意味する。また、平坦面はたとえば平坦面の数を3以上の数(n)にする場合には、基端部の形状をn角柱形状にしてもよい。さらに、ケースの外形形状は、円柱状や扁平な楕円柱状に形成してもよい。
10…二次電池、11…ケース、12…蓋部、12a…挿通孔、13…ケース本体部、13a、13b…内側面、14…電極組立体、22…電極端子、23…突端部、24…基端部、24a…平坦面、26…固定ナット、32…絶縁部材、32a…開口部、40…治具、42…窪み部、42a、42b…内側面。

Claims (5)

  1. 正極および負極が絶縁された構造を有する電極組立体が、蓋部を有するケースに収容され、
    前記ケースの内部において前記電極組立体と電気的に接続されるとともに、前記蓋部に形成されかつ前記ケースの内外を貫通する挿通孔から突出する、柱状の電極端子と、
    前記ケースの外側から前記電極端子に固定される固定ナットとを備え、
    前記電極端子は、
    前記蓋部から前記ケースの外側に突出する突端部と、
    前記ケースの内側に配置される基端部とを有し、
    前記突端部の側周面に、前記固定ナットが螺合するねじ部が形成され、前記基端部の側周面に、前記電極端子の軸線に対して平行な複数の平坦面を有し、
    複数の前記平坦面が、互いに平行な2つの平坦面を含み、
    前記ケースが、前記電極端子の軸線に直交する断面において、環状の長方形の断面形状を有しており、
    前記2つの平坦面それぞれが、前記断面形状の長辺に対応する前記ケースの内側面に対して、平行に対面しており
    前記電極組立体と前記電極端子とが、前記電極端子の基端部の下面に接続され、前記ケースの長方形環状断面の長辺方向に延びる長方形薄片状の導電部材を介して、電気的に接続されており、
    前記2つの平坦面の対面方向における離間距離が、前記導電部材の幅と同一である、
    蓄電装置。
  2. 前記突端部が、円柱状の第1の円柱部であり、
    前記基端部が、前記第1の円柱部の側周面の径よりも大きい径の側周面を有する円柱状の第2の円柱部である、請求項に記載の蓄電装置。
  3. 前記蓄電装置が二次電池である、請求項1または2に記載の蓄電装置。
  4. 正極および負極が絶縁された構造を有する電極組立体が、蓋部を有するケースに収容され、
    前記ケースの内部において前記電極組立体と電気的に接続されるとともに、前記蓋部に形成されかつ前記ケースの内外を貫通する挿通孔から突出する、柱状の電極端子と、
    前記ケースの外側から前記電極端子に固定される固定ナットと
    を備える蓄電装置の製造方法であって、
    前記固定ナットを前記電極端子に固定する固定工程を含み、
    前記固定工程の際、前記電極端子の軸線に対して平行な平坦面を側周面に有し、かつ、
    前記ケースの内側に配置される前記電極端子の基端部の前記平坦面に、治具を当接させた状態で、前記固定ナットを前記電極端子に固定する、蓄電装置の製造方法。
  5. 前記固定工程の際、前記治具を、前記平坦面に加えて、前記ケースの蓋部の面のうちの前記電極端子の軸線に対して平行な端面にも当接させた状態で固定する、請求項に記載の蓄電装置の製造方法。
JP2012244634A 2012-11-06 2012-11-06 蓄電装置 Expired - Fee Related JP5924236B2 (ja)

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