JP6171974B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、挿通孔の内周面と極柱部の外周面との間に挿通される筒状の端子絶縁部材と、壁部の内面と基部の座面との間に挟持される環状のシール部材と、を有する蓄電装置に関する。
従来から、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug-in Hybrid Vehicle)などの車両に搭載される蓄電装置としては、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池などがよく知られている。二次電池のケース内には電極組立体が収容され、この電極組立体には、電極端子が電気的に接続されている。電極端子は、蓋の挿通孔を通ってケースの内部から外部に突出している。挿通孔の内周面と、この内周面に対向する電極端子の外周面とは絶縁されている。そして、二次電池は、上記挿通孔のシール構造を有する(例えば、特許文献1参照)。
図7に示すように、特許文献1に開示の電池80において、正負極の電極端子81は、鍔部81aを有するとともに、鍔部81aから突出する雄ネジ部81bを有する。電極端子81の雄ネジ部81bは、ケースの蓋板84が有する貫通孔84aを通ってケースの外部に突出している。また、雄ネジ部81bには、上方から絶縁筒85が装着されるとともに、気密用ナット86が螺着されている。電極端子81の鍔部81aと、蓋板84の内面のうち、貫通孔84aの周囲との間には、Oリング87が介装されている。
絶縁筒85は、筒部85aの上端にフランジ部85bを有する絶縁体であり、筒部85aが蓋板84における貫通孔84aの内周面と、電極端子81の雄ネジ部81bの外周面との間に挿入されるとともに、Oリング87の内側にも挿入されている。気密用ナット86の雄ネジ部81bへの螺着により、絶縁筒85のフランジ部85bと、電極端子81の鍔部81aとの間にOリング87が挟持され、Oリング87によって貫通孔84aがシールされるとともに、電極端子81が絶縁筒85によって蓋板84から絶縁されている。
特開2000−215880号公報
ところが、雄ネジ部81bに絶縁筒85を装着可能とし、かつ貫通孔84a内に筒部85aを挿通可能とするためには、筒部85aの内径は雄ネジ部81bの直径より大きく、筒部85aの外径は貫通孔84aの直径より小さい必要がある。このため、貫通孔84aの内周面と筒部85aの外周面との間には、クリアランスが存在する。このような電池80において、過充電等によりケース内にガスが発生すると、ケースの内圧が上昇し、Oリング87が外周側から内圧を受け、径方向の内側に向けて変形する場合がある。この場合、Oリング87が上述のクリアランスに入り込んでしまい、Oリング87が損傷を受ける虞がある。
本発明は、シール部材が挿通孔の内周面と端子絶縁部材の外周面とのクリアランスに入り込むことを抑制することができる蓄電装置を提供することにある。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、壁部に挿通孔を有するケースと、前記ケースに収容された電極組立体と、前記ケースの内部に配置された基部、及び前記基部から立設されるとともに前記挿通孔を通って前記ケースの外部に突出する極柱部を有し、前記電極組立体と電気的に接続された電極端子と、前記挿通孔の内周面と、該内周面に対向する前記極柱部の外周面との間に挿通される筒状の端子絶縁部材と、前記壁部における前記ケースの内側に臨む内面と該内面に対向する前記基部の座面との間に挟持される環状のシール部材と、を有する蓄電装置であって、前記端子絶縁部材は、前記壁部の内面における前記挿通孔の周囲に係止する係止部を有し、前記座面に沿う方向における前記係止部の外側に前記シール部材が配置されていることを要旨とする。
これによれば、ケースの内圧が上昇し、その内圧がシール部材の外周面に作用すると、シール部材は座面に沿って移動する。すると、シール部材の内周面が係止部の外面に当接し、内圧が作用してもシール部材は係止部に当接した位置からは移動することが抑制される。そして、シール部材が当接した係止部は、挿通孔の周囲に係止しているため、係止部によってシール部材が挿通孔の直下にまで移動することが抑制される。その結果、挿通孔の内周面と、端子絶縁部材の外周面との間のクリアランスにシール部材が入り込むことを抑制することができる。
また、蓄電装置について、前記端子絶縁部材は、弾性変形可能な樹脂製であり、複数の係止部を前記端子絶縁部材の周方向に間隔を空けて複数有していてもよい。
これによれば、各係止部を弾性変形させやすく、係止部を弾性変形させた状態で挿通孔を通過させやすくなり、端子絶縁部材を壁部に組み付けする作業が行いやすい。
また、前記蓄電装置は二次電池である。
本発明によれば、シール部材が挿通孔の内周面と端子絶縁部材の外周面とのクリアランスに入り込むことを抑制することができる。
実施形態の二次電池を示す分解斜視図。 実施形態の二次電池の外観を示す斜視図。 (a)は端子絶縁部材を示す斜視図、(b)は端子絶縁部材を係止部から示す図。 (a)は電極端子を示す断面図、(b)は係止部とシール部材を示す部分拡大断面図。 極柱部周辺でシール部材及び係止部を示す断面図。 端子絶縁部材の組み付けを示す部分断面図。 背景技術を示す図。
以下、蓄電装置を二次電池に具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1又は図2に示すように、二次電池10は金属製のケース12を有し、ケース12には電極組立体20が収容されている。ケース12は、開口部13dを有する直方体状のケース本体13と、ケース本体13の開口部13dを閉塞する矩形平板状の蓋体14を有する。ケース本体13と蓋体14は、何れも金属(例えば、ステンレス鋼やアルミニウム合金)製であり、ケース本体13と蓋体14はレーザー溶接によって接合されている。ケース本体13は、長方形状の底板13aと、底板13aの対向する一対の短側縁から立設された短側壁13bと、底板13aの対向する一対の長側縁から立設された長側壁13cとを備える。蓋体14は、所定の間隔をあけて並設された一対の挿通孔14bを有している。また、本実施形態の二次電池10は、その外周が角型をなす角型電池である。また、本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池である。
電極組立体20は、正極電極、負極電極、及び正極電極と負極電極を絶縁するセパレータを有する。正極電極は、正極金属箔(アルミニウム箔)の両面に正極活物質を塗布して構成される。負極電極は、負極金属箔(銅箔)の両面に負極活物質を塗布して構成される。そして、電極組立体20は、複数の正極電極と複数の負極電極を交互に積層するとともに、両電極の間にセパレータを介在した積層構造とされている。
また、正極電極は、正極金属箔を延出させて形成された正極集電タブ31を備える。負極電極は、負極金属箔を延出させて形成された負極集電タブ32を備える。正極電極は、それぞれの正極集電タブ31が積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。同様に、負極電極は、それぞれの負極集電タブ32が、正極集電タブ31と重ならないように積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。そして、複数の正極集電タブ31は、電極組立体20における積層方向の一端から他端までの範囲に集められる。また、複数の負極集電タブ32も同様に、電極組立体20における積層方向の一端から他端までの範囲に集められる。
図1に示すように、電極組立体20は、正極集電タブ31を集めてなる正極タブ群45を備える。この正極タブ群45は、スポット溶接により正極導電部材33に接合されている。また、電極組立体20は、負極集電タブ32を集めてなる負極タブ群46を備える。この負極タブ群46は、スポット溶接により負極導電部材37に接合されている。
図1及び図4(a)に示すように、正極導電部材33及び負極導電部材37は、四角板状をなす端子接続部34を有する。端子接続部34において、後述の電極端子としての正極端子41又は負極端子42が接合される面を第1面34aとし、第1面34aと反対側の面を第2面34bとする。正極導電部材33及び負極導電部材37は、第2面34bから第1面34aに向けて立ち上がる立上げ部35を有するとともに、端子接続部34から離れる方向に向けて立上げ部35から延びるタブ溶接部36を有している。なお、このタブ溶接部36は矩形板状である。
正極導電部材33の端子接続部34には正極端子41が接合されるとともに、負極導電部材37の端子接続部34には負極端子42が接合されている。正極端子41及び負極端子42は、それぞれ円板状の基部43を有する。この基部43において、蓋体14の内面14aに対向する面に座面43aを有するとともに、基部43の厚み方向における座面43aと反対側の面に組立体側端面43bを有する。基部43の中央からは円筒状の極柱部44が立設され、座面43aは極柱部44を取り囲んでいる。極柱部44は、外周面に雄ねじ44aを有するとともに、内周面に雌ねじ44bを有する。
基部43には、合成樹脂(例えば、ポリフェニレンサルファイド[PPS]、ポリプロピレン[PP])製の蓋体側カバー50と組立体側カバー70とが装着されている。蓋体側カバー50は、中央に貫通孔50aを有する円板状の蓋側絶縁板51と、この蓋側絶縁板51を囲うように同蓋側絶縁板51の外縁から円筒状で突出するケース側絶縁板52とを備えている。この蓋体側カバー50は、蓋側絶縁板51の貫通孔50aに極柱部44が挿入された状態であり、且つケース側絶縁板52が基部43の外周面を覆う状態で、正極端子41及び負極端子42に装着されている。蓋側絶縁板51は、基部43の座面43aと蓋体14の内面14aとの間に配置され、正極端子41又は負極端子42と蓋体14との間を電気的に絶縁している。また、ケース側絶縁板52が、基部43の外周面とケース本体13の長側壁13c及び短側壁13bとの間を電気的に絶縁している。
二次電池10では、蓋側絶縁板51の貫通孔50aの内周面が極柱部44の外周面を周方向の全体に亘って取り囲んでいる。また、蓋側絶縁板51は基部43の座面43a上に支持されている。基部43の座面43a上には、シール部材としてのOリング56が極柱部44を取り囲む状態で設けられている。Oリング56は、蓋側絶縁板51の貫通孔50a内に配置されるとともに、全周が貫通孔50aの内周面によって取り囲まれている。
蓋側絶縁板51において、座面43aと蓋体14の内面14aとの対向方向に沿う方向を蓋側絶縁板51の厚み方向とすると、蓋側絶縁板51の厚みは、Oリング56の直径より短い。このため、Oリング56が座面43aと蓋体14の内面14aに挟持されていない状態では、座面43aに支持されたOリング56は蓋側絶縁板51の厚みを越えて蓋側絶縁板51から突出する。そして、Oリング56において、蓋側絶縁板51から突出した部分が、Oリング56の潰し代となる。
蓋側絶縁板51の貫通孔50aに挿入された極柱部44は、蓋体14の挿通孔14bを通ってケース12の外部に突出(露出)している。そして、正極端子41及び負極端子42の基部43は、極柱部44の両端のうちケース本体13内側に位置する一端に設けられている。蓋体14の挿通孔14bの内周面と、極柱部44の外周面とは、端子絶縁部材19によって絶縁されている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、端子絶縁部材19は弾性を有する樹脂製であり、円環状の筒状部24と、この筒状部24の軸方向の一端から径方向外方へ延設されたフランジ部25とを有する。そして、端子絶縁部材19の筒状部24は、蓋体14の挿通孔14bの内周面と、極柱部44の外周面との間に挿通されている。極柱部44に筒状部24を装着可能とし、かつ挿通孔14b内に筒状部24を挿通可能とするためには、筒状部24の内径は極柱部44における雄ねじ44aの外径より大きく、筒状部24の外径は挿通孔14bの直径より小さい。このため、挿通孔14bの内周面と筒状部24の外周面との間には、クリアランスが存在する。
端子絶縁部材19は、筒状部24の軸方向の他端に複数の係止部26を有する。複数の係止部26は、筒状部24の周方向へ等間隔おきに配置されている。各係止部26は、筒状部24の周方向の両端と、筒状部24の中心軸Lとを結んだ直線の間に形成される角度θが10〜60度となるように形成されるのが好ましい。
各係止部26は、筒状部24の周方向に沿った周面にテーパ面26aを有する。テーパ面26aは、フランジ部25から係止部26に向かうに従い中心軸Lに向かうように傾斜している。各係止部26は、筒状部24の中心軸Lに沿う方向においてフランジ部25に対向する係止面26bを有する。係止面26bは、筒状部24の径方向に沿って延びる平坦面である。
複数の係止部26のうち、筒状部24の径方向に対向する一対の係止部26において、筒状部24の径方向に延びる直線であり、対向する係止部26の外周面同士を結んだ直線Mの長さは、挿通孔14bの直径より長い。このため、係止部26を蓋体14の外面14c側から挿通孔14bを通過させ、蓋体14の内面14a側に係止部26を配置した状態では、係止部26の係止面26bは、蓋体14の内面14aにおける挿通孔14bの外側に係止する。
そして、図4(a)に示すように、上記構成の端子絶縁部材19において、筒状部24は、挿通孔14bの内周面と、極柱部44の外周面との間に介装されている。フランジ部25は、蓋体14の外面14cにおいて挿通孔14bの周囲に設けられている。
極柱部44の雄ねじ44aにはケース12の外方からナット55が螺合されて、極柱部44にナット55が取着されている。二次電池10では、蓋体14の外面14cにおける挿通孔14bの周縁とナット55の蓋体14側の端面との間には端子絶縁部材19のフランジ部25が挟持されており、このフランジ部25によってナット55と蓋体14が絶縁されている。また、ナット55が極柱部44に螺合されることによって、ナット55と基部43との間に、フランジ部25、蓋体14、Oリング56及び蓋側絶縁板51が狭持されるとともに正極端子41及び負極端子42が蓋体14に締結されている。この締結状態では、Oリング56は、圧縮状態で蓋体14の内面14a及び座面43aに密接し、挿通孔14bの周囲をシールしている。
また、図4(b)及び図5に示すように、座面43aに沿う方向において、係止部26の外側にOリング56が配置され、係止部26はOリング56によって外側から取り囲まれている。また、座面43aに沿う方向において、係止部26とOリング56は同一面上に位置している。
図6に示すように、上記構成の端子絶縁部材19は、蓋体14の外面14c側から挿通孔14bに係止部26を挿通して蓋体14に組み付けられる。挿通孔14b内に係止部26が挿入されると、各係止部26のテーパ面26aが挿通孔14bの内周面に摺接するとともに、中心軸Lに向けて弾性変形する。そして、係止部26が挿通孔14bを通過して内面14a側に配置されると、弾性変形した係止部26が原形状に復帰し、係止面26bが蓋体14の内面14aに係止する。
次に、二次電池10の作用を記載する。
二次電池10が過充電等を起こした場合、ケース12内にガスが発生し、ケース12の内圧が上昇する。このとき、Oリング56が内圧を受けて座面43aに沿う方向へ押圧される。
図5に示すように、Oリング56の内周面が、端子絶縁部材19の係止部26の外面に接触し、それ以上のOリング56の移動が規制される。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)端子絶縁部材19の係止部26が、蓋体14の内面14aにおける挿通孔14bの周囲に係止している。このため、係止部26は、座面43aに沿う方向において挿通孔14bよりも外側に位置している。そして、係止部26はOリング56によって取り囲まれているため、Oリング56は挿通孔14bを取り囲む位置に配置されている。
ケース12の内圧をOリング56が受けたとき、Oリング56の内周部が係止部26のテーパ面26aに接触し、座面43aに沿ったOリング56の移動を規制する。よって、係止部26により、Oリング56を挿通孔14bを取り囲む位置に位置決めし、挿通孔14bの内周面と、筒状部24の外周面との間のクリアランスにOリング56が入り込むことを抑制することができる。その結果として、Oリング56が損傷を受けず、Oリング56による挿通孔14bのシール性を確保することができる。
(2)係止部26は、筒状部24の周方向に等間隔おきに配設されている。このため、筒状部24の全周に亘って係止部26が形成されている場合と比べて、係止部26を弾性変形させやすく、係止部26を蓋体14の内面14aに係止させやすい。このため、端子絶縁部材19を蓋体14に装着する作業が行いやすい。
(3)端子絶縁部材19とOリング56とは別体であり、蓋体14と正極端子41又は負極端子42との絶縁は端子絶縁部材19で行い、挿通孔14bのシールをOリング56で行う。そして、挿通孔14bのシールについて、Oリング56の潰し代を端子絶縁部材19ではなく蓋体側カバー50で確保する。例えば、端子絶縁部材19に挿通孔14bのシール機能を持たせると、ケース12内に位置することとなる係止部26にシール機能を持たせることになる。この場合には、係止部26が蓋体14と基部43との間で確実に潰れるように係止部26を製造する必要があり、精度が低い場合には挿通孔14bのシール性が低下する虞がある。
また、係止部26にシール機能を持たせる場合には、座面43aの全体を蓋体14の内面14aから絶縁可能とするため、座面43a全体を覆うように係止部26を拡大する必要があるが、係止部26を拡大すると、挿通孔14bへの係止部26の挿通が困難になる。しかし、端子絶縁部材19とOリング56を別体とし、蓋体側カバー50によって端子絶縁部材19(係止部26)の潰し代を確保するようにするため、端子絶縁部材19を挿通孔14bに挿通可能としつつ、挿通孔14bのシール性を低下させずにシールすることができる。
(4)端子絶縁部材19は、蓋体14の外面14c側から係止部26を挿通孔14bに挿入することで蓋体14に装着できる。そして、係止部26を蓋体14の内面14aに係止させることで、端子絶縁部材19を蓋体14と一体化することができる。このため、端子絶縁部材19を蓋体14に装着する作業を簡単に行うことができる。
(5)二次電池10では、端子絶縁部材19の係止部26が蓋体14の内面14aに係止し、その係止部26を外側から取り囲む状態にOリング56が配置されている。そして、ケース12の内圧が上昇したとき、係止部26によってOリング56が、挿通孔14bと端子絶縁部材19とのクリアランスに入り込むことが抑制される。このため、挿通孔14bの内周面と、筒状部24の外周面との間にクリアランスが存在してもよく、クリアランスが存在しないように精度良く製造された端子絶縁部材19を挿通孔14bに挿通して装着する場合よりも、端子絶縁部材19の組み付け作業が行いやすい。したがって、端子絶縁部材19が係止部26を備えることで、端子絶縁部材19の組み付け性を損なうことなく、Oリング56がクリアランスに入り込むことを抑制できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、係止部26を筒状部24の周方向へ等間隔おきに配設したが、係止部26は不等間隔おきに配設してもよい。
○ 実施形態では、係止部26を複数に分割したが、係止部26を筒状部24の全周に亘って延びる円環状としてもよい。
○ 係止部26の数、筒状部24の周方向に沿う長さを適宜変更してもよい。
○ 係止部26はテーパ面26aを有していなくてもよい。
○ シール部材はOリング56でなく、樹脂製のガスケットや、パッキンであってもよい。
○ 挿通孔14bを壁部としての蓋体14に設けたが、壁部をケース本体13の短側壁13bや長側壁13cとしてもよい。
○ 正極電極及び負極電極は、金属箔の片面に活物質が存在する構造でもよい。
○ 二次電池10は、リチウムイオン二次電池でもよいし、他の二次電池であってもよい。要は、正極用の活物質と負極用の活物質との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。また、蓄電装置としてキャパシタでもよい。
○ 電極組立体20は、積層型に限らず、帯状の正極電極と帯状の負極電極を捲回して層状に積層した捲回型であってもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記壁部の内面と前記基部の座面との間に挟持される蓋体側カバーを有し、該蓋体側カバーは前記シール部材を外側から囲む蓄電装置。
(ロ)前記端子絶縁部材は、前記壁部の外面側から前記挿通孔に挿通されている蓄電装置。
10…蓄電装置としての二次電池、12…ケース、14…壁部としての蓋体、14a…内面、14b…挿通孔、19…端子絶縁部材、20…電極組立体、26…係止部、41…電極端子としての正極端子、42…電極端子としての負極端子、43…基部、43a…座面、44…極柱部、56…シール部材としてのOリング。

Claims (3)

  1. 壁部に挿通孔を有するケースと、前記ケースに収容された電極組立体と、前記ケースの内部に配置された基部、及び前記基部から立設されるとともに前記挿通孔を通って前記ケースの外部に突出する極柱部を有し、前記電極組立体と電気的に接続された電極端子と、前記挿通孔の内周面と、該内周面に対向する前記極柱部の外周面との間に挿通される筒状の端子絶縁部材と、前記壁部における前記ケースの内側に臨む内面と該内面に対向する前記基部の座面との間に挟持される環状のシール部材と、を有する蓄電装置であって、
    前記端子絶縁部材は、前記壁部の内面における前記挿通孔の周囲に係止する係止部を有し、前記座面に沿う方向における前記係止部の外側に前記シール部材が配置されていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記端子絶縁部材は、弾性変形可能な樹脂製であり、複数の係止部を前記端子絶縁部材の周方向に間隔を空けて複数有する請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
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