JP5783133B2 - 蓄電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蓄電装置に関する。
蓄電装置の一種である二次電池は、帯状の正極と帯状の負極との間に帯状のセパレータを介在させて、これらを渦捲き状に捲回して構成される電極組立体が、ケース内に電解液と共に収容されることで構成されている。正極及び負極は、活物質が塗布されてなる活物質層と、活物質が塗られていない未塗工部とから構成されている。正極及び負極は、セパレータを介して幅方向にずらして積層されるとともに、正極及び負極の未塗工部を、セパレータの両端縁からそれぞれ外側へ突出させた状態で渦巻き状に捲回される。そして、正極、負極及びセパレータが渦巻き状に捲回された後、正極、負極及びセパレータを径方向両側から圧縮することにより扁平状の電極組立体が形成される。
また、二次電池には、電極組立体からの電気を取り出すために用いられる端子が設けられている。端子は、各未塗工部に接続される導電部材(集電端子)と、ケースの端子壁に突設されるとともに各導電部材と電気的に接続される電極端子とから構成されている。各導電部材と各電極端子とは、端子壁と電極組立体との間で溶接により接続されている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−86604号公報
しかしながら、このような二次電池においては、各導電部材と各電極端子との溶接を行い易くするために、端子壁と電極組立体との間にスペースを確保しておく必要があり、このスペースが、ケース内において、二次電池の性能を発揮する上では何ら寄与していない無駄なスペースとなってしまっている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ケース内における無駄なスペースを少なくすることができる蓄電装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1及び5〜7に記載の発明は、ケース内に収容される電極組立体と、前記電極組立体の縁部に形成されるとともに前記ケース内に収容される導電部材と電気的に接続されるタブと、前記導電部材に電気的に接続される電極端子と、を有する蓄電装置であって、前記ケースは、前記電極端子が設けられる端子壁を有し、前記電極端子は、第1結合部と、前記導電部材に対向する第1対向面と、を有し、前記第1結合部と結合される第2結合部を有する支持部材を備え、前記支持部材は、前記導電部材の前記電極組立体側と対向する第2対向面を有し、前記導電部材は、前記電極組立体の縁部に沿って配置される第1接続部、及び第2接続部と、前記第1対向面と対向する第1の面と、前記第2対向面と対向する第2の面と、を有し、前記第1接続部は前記タブに接続され、前記第1対向面と前記第1の面とが直接的又は間接的に接触し、前記第2対向面と前記第2の面とが直接的又は間接的に接触することで前記第2接続部が前記支持部材と接続され、前記第1対向面と前記第2対向面とで前記導電部材を挟持し、前記電極組立体、前記タブ、前記導電部材、前記支持部材、及び前記電極端子の通電経路が形成される。
この発明によれば、導電部材と電極端子とを溶接すること無く、電極組立体、タブ、導電部材、支持部材、及び電極端子の通電経路を形成することができる。よって、端子壁と電極組立体との間に導電部材と電極端子との溶接のためのスペースを確保する必要が無いため、ケース内における端子壁と電極組立体との間に生じる無駄なスペースを従来技術よりも少なくすることができる。
特に請求項1に記載の発明は、前記ケースは、少なくとも蓋部材と、前記端子壁を有する本体部材とを有し、前記導電部材には、前記蓋部材側の第1縁部と、前記本体部材側の第2縁部とが形成され、前記第2縁部の前記第2接続部側に切欠が形成されており、前記支持部材には、前記切欠に係止され、且つ前記導電部材から前記端子壁側に突出する係止部が設けられていることを要旨とする。
この発明によれば、導電部材をタブに接続した状態で、電極組立体を、本体部材に挿入すると同時に、切欠と係止部とを係止させることで、電極組立体をケース内において位置決めすることができ、組み付け性が向上する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記第1対向面と前記導電部材との間に前記端子壁を有し、前記端子壁と前記導電部材との間には絶縁手段を有することを要旨とする。
この発明によれば、第1対向面と導電部材との間に端子壁が存在していても、絶縁手段により端子壁と導電部材との絶縁を確保することができるため、端子壁と導電部材との間の距離を極力短くすることができ、端子壁と電極組立体との間のスペースを極力少なくすることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記第1結合部及び前記第2結合部のいずれか一方は雄ねじであるとともに他方は雌ねじであることを要旨とする。
この発明によれば、雄ねじと雌ねじとを螺合するだけで電極端子と支持部材とを結合することができるため、組み付け性を向上させることができる
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記切欠により切り欠いた切欠領域と、前記切欠領域上の仮想面と、前記係止部における前記仮想面上の断面である係止部断面と、を規定したとき、前記係止部断面は、少なくとも一部が前記切欠領域に存在しており、前記係止部断面における前記切欠領域内に存在する部分の断面積は、前記切欠領域の面積よりも小さいことを要旨とする。
この発明によれば、切欠と係止部との間にクリアランスを形成することができる。よって、タブと導電部材との接続部位と、係止部との間で寸法公差が生じても、クリアランスによって寸法公差を吸収することができ、組み付け性を向上させることができる。
特に請求項5に記載の発明は、前記支持部材には、前記ケースと対向する部分に絶縁部を有することを要旨とする。
この発明によれば、例えば、電極組立体をケース内に収容した状態で、ケースを密閉するために溶接する際に、ケースの溶接部がケース内に溶け出したとしても、絶縁部により溶接部と支持部材とが短絡してしまうことを防止することができる。
特に請求項6に記載の発明は、前記導電部材は板状であるとともに、前記第1の面と前記第2の面とでなす角度が鋭角である先細り形状であることを要旨とする。
この発明によれば、導電部材をケース内にスムーズに挿入することができる。
特に請求項7に記載の発明は、前記支持部材の前記電極組立体側に接触し、且つ前記支持部材を前記端子壁側に保持する保持部材をさらに備えたことを要旨とする。
この発明によれば、ケース内において、例えば、手で支持部材を保持しておく必要がないため、組み付け性を向上させることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記ケースは、少なくとも蓋部材と、前記端子壁を有する本体部材とを有し、前記保持部材は、前記蓋部材と対向する蓋対向部を有し、前記蓋対向部には、少なくとも一つの孔が形成されていることを要旨とする。
この発明によれば、孔に、例えば治具の係止突起を挿入しておくことで、保持部材を位置決めすることができるため、組み付け時に保持部材が動いてしまうことを防止することができ、組み付け性が向上する。
請求項9に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記ケースは、少なくとも蓋部材と、前記端子壁を有する本体部材とを有し、前記保持部材は、第1部材と第2部材とから構成され、前記第1部材は、前記端子壁に対向配置される第1絶縁部と、前記本体部材における前記蓋部材と対向する壁に対向配置される第2絶縁部と、を有し、前記第2部材は、前記蓋部材に対向配置される蓋対向部と、前記支持部材における前記電極組立体側の面に接触する底部と、前記支持部材の両側面の外側の空間に挿入される延設部と、を有し、前記第1部材及び前記第2部材には、前記支持部材と係止可能な係止突起がそれぞれ設けられていることを要旨とする。
この発明によれば、第1部材の係止突起を支持部材に係止することで、支持部材を第1部材に保持した状態において、支持部材の両側面の外側に空間を形成することができる。そして、その空間に、例えば、治具の挿通部を挿通しておくことで、第1部材を位置決めすることができるため、組み付け時に第1部材が動いてしまうことを防止することができ、組み付け性が向上する。さらに、第2部材の係止突起を支持部材に係止することで、第2部材を支持部材に組み付ける。これにより、第1部材及び第2部材によって支持部材全体を覆うことができ、ケースと支持部材とが短絡してしまうことを防止することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の発明において、前記蓄電装置は二次電池であることを要旨とする。この発明によれば、二次電池において、請求項1〜請求項9と同様な効果を得ることができる。
この発明によれば、ケース内における無駄なスペースを少なくすることができる。
(a)は一実施形態における二次電池の縦断面図、(b)は正極端子周辺を拡大して示す縦断面図。 二次電池の分解斜視図。 正極シート、負極シート及びセパレータを示す斜視図。 正極端子の分解斜視図。 (a)及び(b)は絶縁部材がケースに組み付けられた状態を示す図。 (a)及び(b)は支持部材が絶縁部材に保持された状態を示す図。 (a)は電極組立体及び集電板が本体部材内に挿入される前の状態を示す斜視図、(b)は切欠が支持部材に係合された状態を示す縦断面図。 集電板及び係止部の平断面図。 別の実施形態における支持部材及び絶縁部材を示す斜視図。 回転防止用治具における一対の突起が孔に挿入される前の状態を示す斜視図。 別の実施形態における絶縁部材を構成する第1部材を示す斜視図。 絶縁部材を構成する第2部材を示す斜視図。 第1部材が本体部材に組み付けられた状態を示す斜視図。 第2部材が本体部材に組み付けられる前の状態を示す斜視図。 第2部材が本体部材に組み付けられた状態を示す斜視図。 別の実施形態における正極端子周辺を拡大して示す縦断面図。 別の実施形態における正極端子周辺を拡大して示す縦断面図。 別の実施形態における正極端子周辺を拡大して示す縦断面図。
以下、本発明を車両(例えば産業車両や乗用車両)に搭載される二次電池に用いられる端子に具体化した一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。なお、二次電池は、走行モータを駆動するために用いられる。
図1(a)に示すように、二次電池10は、電極組立体11と、電極組立体11を収容するアルミニウム製のケース20とから構成されている。図2に示すように、ケース20は、電極組立体11を挿入可能な開口部21aが形成された有底矩形箱状をなす本体部材21と、本体部材21の開口部21aを閉鎖する蓋部材28とから構成されている。蓋部材28は電極組立体11に対向している。
本体部材21は、矩形板状の底壁22と、底壁22の周縁から立設された矩形板状の第1〜第4側壁22a,22b,22c,22dとから形成されている。第1側壁22a及び第2側壁22bは互いに平行に延びるように形成されるとともに、第3側壁22c及び第4側壁22dは互いに平行に延びるように形成されている。底壁22及び第1〜第4側壁22a,22b,22c,22dは電極組立体11に対向している。図4に示すように、第1側壁22aには平面視四角状の孔221aが二つ(図4では一つのみ図示)形成されている。
次に、電極組立体11について説明する。
図3に示すように、電極組立体11は、正極シート12と負極シート13との間にシート状のセパレータ14を介在させて正極シート12と負極シート13とを絶縁し、これらを一定方向に複数枚積層して構成されている。すなわち、本実施形態の電極組立体11は、正極シート12、負極シート13及びセパレータ14それぞれが不連続となったものを一定方向(積層方向)に複数枚積層してなる積層型の電極組立体である。
正極シート12は、活物質が塗布されてなる活物質層12aと、活物質が塗布されていない未塗工部12bとを有している。未塗工部12bの端縁121bからはタブ12cが突出している。すなわち、タブ12cは、電極組立体11の縁部に形成されている。負極シート13は、活物質が塗布されてなる活物質層13aと、活物質が塗布されていない未塗工部13bとを有している。未塗工部13bの端縁131bからはタブ13cが突出している。すなわち、タブ13cは、電極組立体11の縁部に形成されている。各正極シート12は、各タブ12cが重なるようにして一定方向に積層されるとともに、各負極シート13は、各タブ13cが重なるようにして一定方向に積層される。なお、正極シート12の母材となる金属箔はアルミニウム箔であるとともに、負極シート13の母材となる金属箔は銅箔である。
図1(a)に示すように、電極組立体11には、各正極シート12のタブ12cを集めてなる集電群12dが形成されるとともに、各負極シート13のタブ13cを集めてなる集電群13dが形成されている。正極シート12の集電群12d及び負極シート13の集電群13dは同方向(一方向)に延びている。
二次電池10には、電極組立体11からの電気を取り出す正極端子30及び負極端子40が設けられている。以下、正極端子30について詳しく説明する。なお、負極端子40の構成は、正極端子30と同様であるため、その詳細な説明を省略する。
図4に示すように、正極端子30は、導電部材としての集電板31、電極端子32、支持部材33及び絶縁手段としての絶縁部材34から構成されている。
電極端子32は、内部接続部32a、フランジ部32b、ナット部32c及び外部接続部32dにより形成されている。内部接続部32aは、円柱状をなすとともにその外周面に支持部材33の雌ねじ33cに螺合可能な第1結合部としての雄ねじ321aが形成されている。雄ねじ321aは、第1側壁22aの孔221aを介して電極組立体11側に突出している。フランジ部32bは円環状をなすとともに、内部接続部32aの径方向外側に延びている。フランジ部32bにおける内部接続部32a側の面は、集電板31に対向する第1対向面321bになっている。ナット部32cは、フランジ部32bの第1対向面321bとは反対側の面に形成されている。外部接続部32dは円柱状をなすとともに、ナット部32cに連なっており、その外周面に雄ねじ321dが形成されている。
フランジ部32bと、本体部材21の第1側壁22aにおける電極組立体11側とは反対側の面である外面222との間には円環状の絶縁体37が配置されている。フランジ部32bは絶縁体37の内側に配置されている。また、絶縁体37の内側には円環状のシール部材38が配設されており、このシール部材38によりフランジ部32bと本体部材21の第1側壁22aの外面222との間がシールされている。
支持部材33は、四角ブロック状の本体部33aと、本体部33aから第1側壁22a側に突出する柱状の係止部33bとから形成されている。支持部材33には、係止部33bから本体部33aにおける電極組立体11側の面である裏面332aに亘って貫通する第2結合部としての雌ねじ33cが形成されている。本体部33aにおける第1側壁22a側の面は、集電板31における電極組立体11側と対向する第2対向面331aになっている。
集電板31は矩形薄板状をなすとともにケース20内に収容されている。また、集電板31は、電極組立体11の縁部に沿って配置されるとともにタブ12cに接続される第1接続部311fと、電極組立体11の縁部に沿って配置されるとともに支持部材33に接続される第2接続部312fとを有している。また、集電板31には、第1対向面321bと対向する第1の面311と、第2対向面331aと対向する第2の面312とを有している。さらに、集電板31には、蓋部材28側の第1縁部311eと、本体部材21の底壁22側の第2縁部312eとが形成されている。そして、第2縁部312eにおける第2接続部312f側には切欠31aが形成されている。切欠31aは円弧状をなしている。集電板31は、第1の面311と第2の面312とでなす角度が鋭角である先細り形状になっている。なお、図2に示すように、集電板31は、集電群12dに対して、先細りしている側が本体部材21の底壁22側に位置するように接合されている。なお、集電板31と集電群12dとの接続は、例えば、超音波溶接により接続(接合)される。
図4に示すように、絶縁部材34は、集電板31と本体部材21の第1側壁22aにおける電極組立体11側の面である内面221との間に配設されている。絶縁部材34は、第1絶縁部34a、第2絶縁部34b及び一対の第3絶縁部34c,34dとから形成されている。第1絶縁部34aは矩形板状をなすとともに、集電板31と本体部材21の第1側壁22aとの間で、第1側壁22aに平行に且つ直線状に延びている。第2絶縁部34bは矩形板状をなすとともに、第1絶縁部34aの一短側縁に連なって第3側壁22cに沿って平行に且つ直線状に延びている。一方の第3絶縁部34cは矩形板状をなすとともに、第2絶縁部34bに連なって蓋部材28に沿って平行に且つ直線状に延びている。よって、本実施形態では、一方の第3絶縁部34cが蓋部材28と対向する蓋対向部に相当する。他方の第3絶縁部34dは矩形板状をなすとともに、第2絶縁部34bに連なって底壁22に沿って平行に且つ直線状に延びている。第1絶縁部34aと一対の第3絶縁部34c,34dとの間には隙間S1が形成されている。
第1絶縁部34aには平面視四角状の貫通孔341aが形成されている。貫通孔341aの内側には係止部33bが挿通可能になっている。貫通孔341aの内縁からは、第1側壁22aの孔221aの内縁に係止可能な第1係止突起35が4つ突出形成されている。各第1係止突起35の先端は鉤状に形成されている。第2絶縁部34bの延設方向先端部には、第2係止突起36が形成されている。第2係止突起36は鉤状に形成されている。
次に、上記構成の正極端子30の組み付け方法について説明する。
まず、図5(a)及び(b)に示すように、絶縁部材34を、本体部材21の内側から本体部材21の第1側壁22aに組み付ける。具体的には、第1側壁22aの内面221側から孔221aに絶縁部材34の各第1係止突起35を挿入する。すると、各第1係止突起35が弾性変形して、その先端が孔221aを通過するとともに、各第1係止突起35が原位置に復帰することで、各第1係止突起35の先端が第1側壁22aの外面222における孔221a周りに係止される。これにより、絶縁部材34が、本体部材21の第1側壁22aに組み付けられる。
次に、図6(a)及び(b)に示すように、絶縁部材34によって支持部材33を保持する。具体的には、支持部材33の係止部33bを、本体部材21の内側から絶縁部材34の貫通孔341aの内側に挿入する。このとき、支持部材33の本体部33aの第2対向面331aが、絶縁部材34の第2係止突起36に当接する。そして、本体部33aの第2対向面331aが第2係止突起36に当接した状態において、支持部材33を絶縁部材34の第1絶縁部34a側に強制的に押し込む。すると、第2係止突起36が弾性変形して、本体部33aが第2係止突起36を乗り越えるとともに、第2係止突起36が原位置に復帰することで、第2係止突起36の先端が本体部33aの裏面332aに接触して係止される。この第2係止突起36と本体部33aの裏面332aとの係止により、支持部材33が絶縁部材34に保持される。よって、本実施形態では、絶縁部材34は、支持部材33を第1側壁22a側に保持する保持部材として機能する。
支持部材33が絶縁部材34に保持された状態において、支持部材33の第2対向面331aと絶縁部材34の第1絶縁部34aにおける第1側壁22aとは反対側の面である裏面343aとの間には隙間S2が形成されている。この隙間S2は、第1絶縁部34aと一対の第3絶縁部34c,34dとの間に形成される隙間S1に連通している。
次に、図7(a)に示すように、集電群12d,13dに集電板31が溶接されて互いに接合された状態において、各集電板31が隙間S1に挿入されるように、電極組立体11を本体部材21の開口部21a側から本体部材21内に挿入する。このとき、各集電板31は、集電群12d,13dに対して、先細りしている側が本体部材21の底壁22側、つまり本体部材21に対する挿入側に位置するように接合されている。よって、各集電板31が、第1絶縁部34a及び一対の第3絶縁部34c,34dに干渉し難く、スムーズに隙間S1に挿入される。
そして、図7(b)に示すように、各集電板31は、隙間S1を介して支持部材33の第2対向面331aと絶縁部材34の第1絶縁部34aの裏面343aとの間の隙間S2に配置される。このとき、各集電板31の切欠31aの内側に支持部材33の係止部33bが位置するとともに、切欠31aと係止部33bとが係止する。この切欠31aと係止部33bとの係止により、電極組立体11が本体部材21内において位置決めされる。切欠31aと係止部33bとの間にはクリアランスCが形成されている。すなわち、切欠31a及び係止部33bは、互いに係止されたときに切欠31aと係止部33bとの間にクリアランスCが形成されるように形状が予め設定されている。
詳述すると、図8に示すように、切欠31aを形成するために集電板31を切り欠いた切欠領域Z1(図8においてドットで示す領域)と、この切欠領域Z1上の仮想面Zaと、係止部33bにおける仮想面Za上の断面である係止部断面Daとを規定した場合、係止部断面Daは、少なくとも一部が切欠領域Z1に存在している。そして、本実施形態では、係止部断面Daにおける切欠領域Z1内に存在する部分の断面積は、切欠領域Z1の面積よりも小さくなるように、切欠31a及び係止部33bが形成されている。その結果として、切欠31aと係止部33bとの間にクリアランスCが形成されている。
さらに、図1(b)に示すように、電極端子32を、本体部材21の外側から本体部材21の第1側壁22aに組み付ける。具体的には、第1側壁22aの孔221a周りに、絶縁体37及びシール部材38を配設した状態で、電極端子32の内部接続部32aを支持部材33の雌ねじ33cに螺入(螺合)する。そして、内部接続部32aを雌ねじ33cに対して螺進させると、支持部材33が第1側壁22a側に引き寄せられる。すると、本体部33aの第2対向面331aと集電板31の第2の面312とが直接的に面接触し、集電板31の第2接続部312fと支持部材33とが電気的に接続される。また、フランジ部32bの第1対向面321bと集電板31の第1の面311とが、絶縁体37、第1側壁22a及び絶縁部材34の第1絶縁部34aを介して、間接的に接触する。その結果、集電板31が、支持部材33に支持された状態で、フランジ部32bの第1対向面321bと本体部33aの第2対向面331aとの間で挟持され、電極組立体11、タブ12c(集電群12d)、集電板31、支持部材33、及び電極端子32の通電経路が形成される。
このようにして、正極端子30及び負極端子40が本体部材21の第1側壁22aに組み付けられる。よって、本実施形態では、第1側壁22aが端子壁に相当し、電極端子32が第1側壁22aに貫通して支持されている。これにより、集電群12d,13dと正極端子30及び負極端子40が電気的に接続される。そして、蓋部材28により本体部材21の開口部21aを閉鎖することで二次電池10が構成される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
本実施形態では、内部接続部32aの雄ねじ321aと支持部材33の雌ねじ33cとを螺合することで、集電板31と電極端子32とを電気的に接続するため、従来技術のように、集電板31と電極端子32とを電気的に接続するために、集電板31と電極端子32とを溶接する必要が無い。よって、第1側壁22aと電極組立体11との間に集電板31と電極端子32との溶接のためのスペースを確保する必要が無いため、ケース20内における第1側壁22aと電極組立体11との間に生じる無駄なスペースが従来技術よりも少なくなっている。その結果、ケース20内において、二次電池10の性能に寄与する部位を従来技術よりも増やすことができ、従来技術の二次電池に比べて、二次電池10全体として発生される電力の出力密度が向上し、本実施形態の二次電池10を使用した車両の走行性能が向上する。
また、内部接続部32aの雄ねじ321aと支持部材33の雌ねじ33cとを螺合するだけで、集電板31と電極端子32とを電気的に接続することができるため、集電板31と電極端子32とを電気的に接続するために、集電板31と電極端子32とを溶接する必要が無く、集電板31と電極端子32との電気的接続が容易となる。その結果、二次電池10の組み付け性が向上する。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)内部接続部32aの雄ねじ321aと支持部材33の雌ねじ33cとを螺合することで、支持部材33を第1側壁22a側に引き寄せて、集電板31をフランジ部32bの第1対向面321bと本体部33aの第2対向面331aとの間で挟持する。これにより、電極組立体11、タブ12c,13c、集電板31、支持部材33、及び電極端子32の通電経路を形成した。よって、集電板31と電極端子32とを溶接すること無く、電極組立体11、タブ12c,13c、集電板31、支持部材33、及び電極端子32の通電経路を形成することができる。その結果、第1側壁22aと電極組立体11との間に集電板31と電極端子32との溶接のためのスペースを確保する必要が無いため、ケース20内における第1側壁22aと電極組立体11との間に生じる無駄なスペースを従来技術よりも少なくすることができる。
(2)集電板31の第1の面311と第1側壁22aとの間に絶縁部材34を配設した。よって、絶縁部材34により第1側壁22aと集電板31との絶縁を確保することができるため、第1側壁22aと集電板31との間の距離を極力短くすることができ、第1側壁22aと電極組立体11との間のスペースを極力少なくすることができる。
(3)本実施形態によれば、内部接続部32aの雄ねじ321aと支持部材33の雌ねじ33cとを螺合するだけで、集電板31を絶縁部材34と支持部材33の本体部33aとの間で挟持して、集電板31と電極端子32とを支持部材33を介して電気的に接続することができる。よって、正極端子30及び負極端子40の組み付け性を向上させることができる。
(4)集電板31における第2縁部312eの第2接続部312f側に切欠31aを形成した。よって、各集電板31を集電群12d,13d(タブ12c,13c)に接続した状態で、電極組立体11を、開口部21aを介して本体部材21に挿入すると同時に、切欠31aと支持部材33の係止部33bとを係止させることで、電極組立体11をケース20内において位置決めすることができ、組み付け性が向上する。
(5)切欠31aにより切り欠いた切欠領域Z1と、切欠領域Z1上の仮想面Zaと、係止部33bにおける仮想面Za上の断面である係止部断面Daと、を規定したとき、係止部断面Daは、少なくとも一部が切欠領域Z1に存在しており、係止部断面Daにおける切欠領域Z1内に存在する部分の断面積が切欠領域Z1の面積よりも小さくなっている。よって、切欠31aと係止部33bとの間にクリアランスCを形成することができるため、集電群12d,13dと集電板31との接合部位と、係止部33bとの間で寸法公差が生じても、クリアランスCによって寸法公差を吸収することができ、組み付け性を向上させることができる。
(6)集電板31を、第1の面311と第2の面312とでなす角度が鋭角である先細り形状にした。よって、集電板31が、第1絶縁部34a及び一対の第3絶縁部34c,34dに干渉し難く、集電板31を隙間S1にスムーズに挿入することができる。
(7)支持部材33を保持する絶縁部材34を設けた。よって、ケース20内において、例えば、手で支持部材33を保持しておく必要がないため、正極端子30及び負極端子40の組み付け性を向上させることができる。
(8)本実施形態によれば、内部接続部32aの雄ねじ321aと支持部材33の雌ねじ33cとを螺合するだけで、集電板31と電極端子32とを電気的に接続することができる。よって、集電板31と電極端子32とを電気的に接続するために、集電板31と電極端子32とを溶接する必要が無く、集電板31と電極端子32との電気的接続を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図9に示すように、絶縁部材34における一方の絶縁部34cには、二つの孔34hが形成されている。また、支持部材33の本体部33aにおける一方の絶縁部34cと対向する部位には、二つの孔33hが形成されている。一方の絶縁部34cの各孔34hと本体部33aの各孔33hとはそれぞれ重なる位置に形成されている。そして、図10に示すように、本体部材21に、電極組立体11、集電板31、支持部材33及び絶縁部材34が組み付けられた状態において、回転防止用治具R1に設けられた一対の突起Raを各孔33h,34hに挿入する。そして、一対の突起Raが各孔33h,34hに挿入された状態において、電極端子32の内部接続部32aを支持部材33の雌ねじ33cに螺入する。このとき、一対の突起Raが各孔33h,34hに挿入されているため、雌ねじ33cに対する電極端子32の内部接続部32aの螺入に伴って、支持部材33及び絶縁部材34が回転してしまうことが防止される。
二次電池10は、電池容量を大きくする観点から、ケース20内の無駄なスペース(デッドスペース)が極力小さく設定されており、例えば、第2絶縁部34bと第3側壁22cとの間の隙間や、第1側壁22aと電極組立体11との間のスペースが狭くなっている。よって、支持部材33及び絶縁部材34の回転を防止するための治具を第2絶縁部34bと第3側壁22cとの間の隙間や、第1側壁22aと電極組立体11との間に配置することが困難になっている。しかし、図9及び図10に示す実施形態によれば、第2絶縁部34bと第3側壁22cとの間の隙間や、第1側壁22aと電極組立体11との間のスペースが狭くなっていても、回転防止用治具R1を用いて支持部材33及び絶縁部材34の回転を防止して、電極端子32と支持部材33との螺合を確実に行うことができる。
○ 図9及び図10に示す実施形態では、少なくとも絶縁部材34における一方の絶縁部34cに二つの孔34hが形成されていればよい。すなわち、支持部材33の本体部33aの孔33hを削除してもよい。孔33hを削除した場合であっても、孔34hに一対の突起Raが挿入されていれば、雌ねじ33cに対する電極端子32の内部接続部32aの螺入に伴って、支持部材33及び絶縁部材34が回転してしまうことを防止することができる。
○ 保持部材を、図11に示す第1部材71と、図12に示す第2部材72とから構成される絶縁部材70としてもよい。
図11に示すように、第1部材71は、第1側壁22aに平行に且つ直線状に延びる矩形板状の第1絶縁部71aと、第1絶縁部71aに連なるとともに第1絶縁部71aに対して直交する方向へ延びる矩形板状の第2絶縁部71bとから構成されている。第2絶縁部71bは、本体部材21の底壁22に平行に且つ直線状に延びている。第2絶縁部71bの延設方向先端部には、係止突起71fが形成されている。係止突起71fの先端は鉤状に形成されている。第1絶縁部71aには、貫通孔71hが形成されている。貫通孔71hの内側には係止部33bが挿通可能になっている。貫通孔71hの内縁からは、第1側壁22aの孔221aの内縁に係止可能な係止突起71gが4つ突出形成されている。各係止突起71gの先端は鉤状に形成されている。
図12に示すように、第2部材72は、蓋部材28に沿って平行に且つ直線状に延びる矩形板状の蓋対向部72aと、蓋対向部72aに連なるとともに蓋対向部72aに対して直交する方向へ延び、本体部33aの裏面332aに接触する矩形板状の底部72bとを有している。さらに、第2部材72は、支持部材33における第3側壁22c及び第4側壁22d側の側面の外側に配置される矩形板状の一対の延設部72cを有している。一対の延設部72cは、蓋対向部72a及び底部72bに連なるとともに、蓋対向部72aから本体部材21の底壁22に向けて延びている。一対の延設部72cの延設方向先端部には、係止突起72fがそれぞれ形成されている。係止突起72fの先端は鉤状に形成されている。
図13に示すように、まず、第1側壁22aの孔221aに各係止突起71gを係止させることで、第1部材71を第1側壁22aに保持させる。このとき、第1絶縁部71aは第1側壁22aに対向配置されるとともに、第2絶縁部71bは本体部材21の底壁22に対向配置される。次に、係止突起71fに支持部材33を係止させて、第1部材71によって支持部材33を保持する。続いて、支持部材33における第3側壁22c及び第4側壁22d側の側面の外側の空間K1に、回転防止用治具R2に設けられた板状をなす一対の挿通部Rbを挿入する。そして、一対の挿通部Rbが空間K1に挿通された状態において、電極端子32の内部接続部32aを支持部材33の雌ねじ33cに螺入する。このとき、雌ねじ33cに対する電極端子32の内部接続部32aの螺入に伴って、支持部材33及び第1部材71が回転しようとしても、一対の挿通部Rbに支持部材33及び第1部材71が当接することで、支持部材33及び第1部材71が回転してしまうことが防止される。電極端子32と支持部材33との螺合が完了したら、一対の挿通部Rbを空間K1から引き抜いて、回転防止用治具R2を除去する。
続いて、図14に示すように、一対の延設部72cが空間K1に挿入されるようにして、第2部材72を本体部材21内に挿入する。すると、図15に示すように、一対の延設部72cの係止突起72fが、支持部材33における本体部材21の底壁22側の面に係止され、第2部材72が支持部材33に組み付けられる。これにより、支持部材33全体が第1部材71及び第2部材72に覆われる。この第1部材71及び第2部材72からなる絶縁部材70を用いれば、支持部材33を保持しつつも、回転防止用治具R2の一対の挿通部Rbを挿通可能な空間K1を確保することが可能となり、さらには、支持部材33全体を覆うことができ、ケース20と支持部材33とが短絡してしまうことを防止することができる。
○ 図16に示すように、支持部材33における本体部材21と対向する部分に、絶縁部としてのセラミックス層61を形成してもよい。これによれば、本体部材21内に電極組立体11を収容し、本体部材21を閉鎖するために、蓋部材28を本体部材21に対して溶接する際に、本体部材21の溶接部が本体部材21内に溶け出したとしても、セラミックス層61により、溶接部と支持部材33とが短絡してしまうことを防止することができる。
○ 実施形態では、内部接続部32aの雄ねじ321aと支持部材33の雌ねじ33cとの螺合により、支持部材33を絶縁部材34側に引き寄せて、集電板31を絶縁部材34と支持部材33の本体部33aとの間で挟持したが、これに限らない。例えば、図17に示すように、支持部材83における本体部33aの第2対向面331aからは、柱状をなすかしめ部83bが第1側壁22aの孔221aを介して外部へ突出している。かしめ部83bには、電極端子82の一部を構成する板状部82aの一端が接続されている。板状部82aは、集電板31に対向する第1対向面821aを有している。板状部82aの他端には電極端子82の一部を構成する外部端子82bが接続されている。かしめ部83bと板状部82aとの接続は、かしめ部83bの先端面831bを押圧部材Pにより押圧して、かしめ部83bの先端側を変形させて、板状部82aをかしめ固定することで行われる。このかしめ固定によって、支持部材33が第1側壁22a側に引き寄せられて、集電板31を板状部82aの第1対向面821aと本体部33aの第2対向面331aとの間で挟持するようにしてもよい。この場合、板状部82aが第1結合部として機能するとともに、かしめ部83bが第2結合部として機能する。
○ 図18に示すように、電極端子32に第1結合部としての雌ねじ92aを形成するとともに、支持部材33に雌ねじ92aに螺合可能な第2結合部としての雄ねじ93aを形成してもよい。そして、雌ねじ92aと雄ねじ93aとを螺合することにより、支持部材33を第1側壁22a側に引き寄せて、集電板31を、フランジ部32bの第1対向面321bと本体部33aの第2対向面331aとの間で挟持してもよい。つまり、第1結合部及び第2結合部のいずれか一方が雄ねじであり、他方が雌ねじであればよい。
○ 実施形態において、フランジ部32bの第1対向面321bと集電板31の第1の面311とが直接的に接触してもよい。この場合、電極端子32と第1側壁22aとの間に隙間が形成されないようにするとともに、電極端子32と第1側壁22aとの間の絶縁が確保された状態で、ケース20が密閉されている必要がある。また、この場合、電極端子32がケース20内に存在した状態であってもよい。あるいは、電極端子32のフランジ部32b及びナット部32cと第1側壁22aとが絶縁された状態で接触されていてもよい。
○ 実施形態において、本体部33aの第2対向面331aと集電板31の第2の面312とが間接的に接触していてもよい。
○ 実施形態において、導電部材として、例えば、直方体状、円柱状(棒状)の導電部材を適用してもよい。要は、導電部材の形状は、特に限定されるものではない。
○ 実施形態において、集電板31全体が一定の厚みで形成されていてもよい。この一定の厚みとは、隙間S1,S2を通過可能な厚みである。
○ 実施形態において、集電板31に切欠31aを形成したが、これに限らず、切欠31aに代えて係合孔を形成してもよい。そして、係合孔の内側に支持部材33の係止部33bを挿通させた状態で、支持部材33を絶縁部材34に対して保持するようにしてもよい。
○ 実施形態において、絶縁部材34の第2係止突起36を削除してもよい。すなわち、絶縁部材34を、支持部材33を保持する保持部材として機能させなくてもよい。
○ 実施形態において、絶縁部材34の一対の第3絶縁部34c,34dを削除してもよい。そして、支持部材33の本体部33aの第2対向面331aにおいて、本体部材21の開口部21a側の部位を、本体部材21の開口部21a側に向かうにつれて本体部33aの裏面側へ直線上に傾斜するように形成してもよい。これによれば、集電板31の切欠31aを支持部材33に係合させる際に、集電板31が支持部材33に干渉し難くなり、組み付け性を向上させることができる。
○ 実施形態において、切欠31aと係止部33bとの間にクリアランスCが形成されていなくてもよい。
○ 実施形態において、正極シート12の未塗工部12bと負極シート13の未塗工部13bとが互いに反対側に突出していてもよい。
○ 実施形態では、正極及び負極として、シート状の正極シート12及び負極シート13を用いたが、これに限らず、例えば、所定量の厚みのある板状の正極及び負極を用いてもよい。
○ 実施形態では、正極シート12と負極シート13との間にセパレータ14を介在させて、これらを一定方向に複数積層して構成された積層型の電極組立体11を用いたが、これに限らず、例えば、帯状の正極と負極との間に帯状のセパレータを介在させて、これらを捲回軸周りに渦捲き状に捲回して構成された捲回型の電極組立体を用いてもよい。ここで、捲回型の電極組立体とは、正極、負極及びセパレータそれぞれが連続したものを層状に捲回してなる電極組立体のことである。
○ 本発明を、車両用の二次電池10に具体化したが、これに限らず、車両用以外の二次電池に具体化してもよい。
○ 本発明を、二次電池10に具体化したが、これに限らず、例えば、電気二重層コンデンサ等の蓄電装置に具体化してもよい。
10…蓄電装置としての二次電池、11…電極組立体、12c,13c…タブ、20…ケース、21…本体部材、22a…端子壁としての第1側壁、28…蓋部材、31…導電部材としての集電板、311…第1の面、312…第2の面、31a…切欠、311e…第1縁部、311f…第1接続部、312e…第2縁部、312f…第2接続部、32,82…電極端子、321a…第1結合部としての雄ねじ、321b…第1対向面、33,83…支持部材、331a…第2対向面、33b…係止部、33c…第2結合部としての雌ねじ、34,70…保持部材としての絶縁部材、34c…蓋対向部に相当する第3絶縁部、34h…孔、61…絶縁部としてのセラミックス層、71…第1部材、71a…第1絶縁部、71b…第2絶縁部、71f,72f…係止突起、72…第2部材、72a…蓋対向部、72b…底部、72c…延設部、82a…第1結合部としての板状部、821a…第1対向面、83b…第2結合部としてのかしめ部、92a…第1結合部としての雌ねじ、93a…第2結合部としての雄ねじ、Da…係止部断面、Z1…切欠領域、Za…仮想面。

Claims (10)

  1. ケース内に収容される電極組立体と、
    前記電極組立体の縁部に形成されるとともに前記ケース内に収容される導電部材と電気的に接続されるタブと、
    前記導電部材に電気的に接続される電極端子と、を有する蓄電装置であって、
    前記ケースは、前記電極端子が設けられる端子壁を有し、
    前記電極端子は、第1結合部と、前記導電部材に対向する第1対向面と、を有し、
    前記第1結合部と結合される第2結合部を有する支持部材を備え、
    前記支持部材は、前記導電部材の前記電極組立体側と対向する第2対向面を有し、
    前記導電部材は、前記電極組立体の縁部に沿って配置される第1接続部、及び第2接続部と、前記第1対向面と対向する第1の面と、前記第2対向面と対向する第2の面と、を有し、
    前記第1接続部は前記タブに接続され、
    前記第1対向面と前記第1の面とが直接的又は間接的に接触し、
    前記第2対向面と前記第2の面とが直接的又は間接的に接触することで前記第2接続部が前記支持部材と接続され、
    前記第1対向面と前記第2対向面とで前記導電部材を挟持し、
    前記電極組立体、前記タブ、前記導電部材、前記支持部材、及び前記電極端子の通電経路が形成され
    前記ケースは、少なくとも蓋部材と、前記端子壁を有する本体部材とを有し、
    前記導電部材には、前記蓋部材側の第1縁部と、前記本体部材側の第2縁部とが形成され、前記第2縁部の前記第2接続部側に切欠が形成されており、
    前記支持部材には、前記切欠に係止され、且つ前記導電部材から前記端子壁側に突出する係止部が設けられている
    ことを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記第1対向面と前記導電部材との間に前記端子壁を有し、
    前記端子壁と前記導電部材との間には絶縁手段を有することを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記第1結合部及び前記第2結合部のいずれか一方は雄ねじであるとともに他方は雌ねじであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記切欠により切り欠いた切欠領域と、前記切欠領域上の仮想面と、前記係止部における前記仮想面上の断面である係止部断面と、を規定したとき、
    前記係止部断面は、少なくとも一部が前記切欠領域に存在しており、
    前記係止部断面における前記切欠領域内に存在する部分の断面積は、前記切欠領域の面積よりも小さいことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の蓄電装置。
  5. ケース内に収容される電極組立体と、
    前記電極組立体の縁部に形成されるとともに前記ケース内に収容される導電部材と電気的に接続されるタブと、
    前記導電部材に電気的に接続される電極端子と、を有する蓄電装置であって、
    前記ケースは、前記電極端子が設けられる端子壁を有し、
    前記電極端子は、第1結合部と、前記導電部材に対向する第1対向面と、を有し、
    前記第1結合部と結合される第2結合部を有する支持部材を備え、
    前記支持部材は、前記導電部材の前記電極組立体側と対向する第2対向面を有し、
    前記導電部材は、前記電極組立体の縁部に沿って配置される第1接続部、及び第2接続部と、前記第1対向面と対向する第1の面と、前記第2対向面と対向する第2の面と、を有し、
    前記第1接続部は前記タブに接続され、
    前記第1対向面と前記第1の面とが直接的又は間接的に接触し、
    前記第2対向面と前記第2の面とが直接的又は間接的に接触することで前記第2接続部が前記支持部材と接続され、
    前記第1対向面と前記第2対向面とで前記導電部材を挟持し、
    前記電極組立体、前記タブ、前記導電部材、前記支持部材、及び前記電極端子の通電経路が形成され、
    前記支持部材には、前記ケースと対向する部分に絶縁部を有することを特徴とする蓄電装置。
  6. ケース内に収容される電極組立体と、
    前記電極組立体の縁部に形成されるとともに前記ケース内に収容される導電部材と電気的に接続されるタブと、
    前記導電部材に電気的に接続される電極端子と、を有する蓄電装置であって、
    前記ケースは、前記電極端子が設けられる端子壁を有し、
    前記電極端子は、第1結合部と、前記導電部材に対向する第1対向面と、を有し、
    前記第1結合部と結合される第2結合部を有する支持部材を備え、
    前記支持部材は、前記導電部材の前記電極組立体側と対向する第2対向面を有し、
    前記導電部材は、前記電極組立体の縁部に沿って配置される第1接続部、及び第2接続部と、前記第1対向面と対向する第1の面と、前記第2対向面と対向する第2の面と、を有し、
    前記第1接続部は前記タブに接続され、
    前記第1対向面と前記第1の面とが直接的又は間接的に接触し、
    前記第2対向面と前記第2の面とが直接的又は間接的に接触することで前記第2接続部が前記支持部材と接続され、
    前記第1対向面と前記第2対向面とで前記導電部材を挟持し、
    前記電極組立体、前記タブ、前記導電部材、前記支持部材、及び前記電極端子の通電経路が形成され、
    前記導電部材は板状であるとともに、前記第1の面と前記第2の面とでなす角度が鋭角である先細り形状であることを特徴とする蓄電装置。
  7. ケース内に収容される電極組立体と、
    前記電極組立体の縁部に形成されるとともに前記ケース内に収容される導電部材と電気的に接続されるタブと、
    前記導電部材に電気的に接続される電極端子と、を有する蓄電装置であって、
    前記ケースは、前記電極端子が設けられる端子壁を有し、
    前記電極端子は、第1結合部と、前記導電部材に対向する第1対向面と、を有し、
    前記第1結合部と結合される第2結合部を有する支持部材を備え、
    前記支持部材は、前記導電部材の前記電極組立体側と対向する第2対向面を有し、
    前記導電部材は、前記電極組立体の縁部に沿って配置される第1接続部、及び第2接続部と、前記第1対向面と対向する第1の面と、前記第2対向面と対向する第2の面と、を有し、
    前記第1接続部は前記タブに接続され、
    前記第1対向面と前記第1の面とが直接的又は間接的に接触し、
    前記第2対向面と前記第2の面とが直接的又は間接的に接触することで前記第2接続部が前記支持部材と接続され、
    前記第1対向面と前記第2対向面とで前記導電部材を挟持し、
    前記電極組立体、前記タブ、前記導電部材、前記支持部材、及び前記電極端子の通電経路が形成され、
    前記支持部材の前記電極組立体側に接触し、且つ前記支持部材を前記端子壁側に保持する保持部材をさらに備えたことを特徴とする蓄電装置。
  8. 前記ケースは、少なくとも蓋部材と、前記端子壁を有する本体部材とを有し、
    前記保持部材は、前記蓋部材と対向する蓋対向部を有し、
    前記蓋対向部には、少なくとも一つの孔が形成されていることを特徴とする請求項7に記載の蓄電装置。
  9. 前記ケースは、少なくとも蓋部材と、前記端子壁を有する本体部材とを有し、
    前記保持部材は、第1部材と第2部材とから構成され、
    前記第1部材は、前記端子壁に対向配置される第1絶縁部と、前記本体部材における前記蓋部材と対向する壁に対向配置される第2絶縁部と、を有し、
    前記第2部材は、前記蓋部材に対向配置される蓋対向部と、前記支持部材における前記電極組立体側の面に接触する底部と、前記支持部材の両側面の外側の空間に挿入される延設部と、を有し、
    前記第1部材及び前記第2部材には、前記支持部材と係止可能な係止突起がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項7に記載の蓄電装置。
  10. 前記蓄電装置は二次電池であることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の蓄電装置。
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