JP2009252499A - 電池装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】正負の出力端子間で短絡が発生した場合でも、正負の電極端子間の短絡を確実に防止できる電池装置を提供する。
【解決手段】正負の電極端子31,32を有するセル部材30が内装されてなるケース本体21を備えた電池ケース20と、この電池ケース20の蓋体22に設けられた、正負の電極端子31,32に正負のリード線91,92を介してそれぞれ接続される正負の出力端子41,42と、正負のリード線91,92のいずれか一方または双方の途中に設けられ、切り離されることにより非導通とされた当該正負のリード線91,92の各自由端にそれぞれ接続され、かつ、一部が電池ケース20の表面から外部に臨まされた各一対の中間端子50と、一対の中間端子50間に着脱可能に架設されて正負のリード線91,92を導通状態にする架設部材60とが備えられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電池ケースから外部に露出した正の出力端子と、負の出力端子とが工具などの異物を介して短絡することを防止するように構成された電池装置に関する。
電池を電源として使用する場合、当該電池の正極側出力端子および負極側出力端子を電力被供給機器から引き出された導線にそれぞれ接続する必要がある。通常、この接続作業は、金属製の所定の工具を用いて行われるのが一般的であるが、当該接続作業中に誤って工具や作業者の身体の一部が正極側出力端子と負極側出力端子とに同時に接触することがある。このような接触が生じると正極側出力端子と負極側出力端子との間が電気的に短絡し、これによって火花の発生、工具の溶損、電池の破壊さらには作業者の感電事故等の不都合が生じる虞がある。
かかる不都合を解消するべく、例えば、特許文献1には、電池ケースの上面の対角線上の角部にそれぞれ上面より一段下がった端子部を凹設し、各端子部に正極側出力端子および負極側出力端子を形成することが開示されている。こうすることで、工具等が正負の出力端子に同時に接触することが防止される。
また、特許文献2には、電池ケース内に単位電池としてのセル板を複数個直列接続して並設し、該セル板の正の電極端子と負の電極端子との間に着脱可能な導電部材を介設することが開示されている。かかる導電部材を電池ケースから取り外すことにより、当該蓄電池の正極側出力端子および負極側出力端子に電線を接続するに際し、接続位置でアーク放電の発生を防止し得る。
特開平5−121052号公報 特開2002−343331号公報
ところで、特許文献1の蓄電池にあっては、電池ケースの上面の一段下がった位置に正極および負極の出力端子が設けられているものの、これらの出力端子が外部に露出していることについては従来と変わりはない。従って、これらの端子に工具等が確実に接触しないとは言い得るものではなく、短絡を確実に防止する上では問題がある。
また、特許文献2の手法は、複数個の単位電池が直列接続されている電池に対してのみ有効な手法である。従って、例えばリチウムイオン電池のように1個の単位電池で構成されている場合や、複数個の単位電池が並列接続されている場合には、特許文献2の手法は採用できないという問題がある。
本発明は、従来の上記のような状況に鑑みなされたものであって、電池ケース内部の単位電池の個数や接続構成に関わらず、正負の出力端子間で短絡が発生した場合においても、正負の電極端子間の短絡を確実に防止することができる電池装置を提供することを目的としている。
本発明の一局面にかかる電池装置は、正負の電極端子を有する電池要素が内蔵された電池ケースと、前記電池ケースの表面側に設けられ、前記正負の電極端子に正負のリード線を介してそれぞれ接続される正負の出力端子と、前記電池ケースの表面側に設けられ、前記正負のリード線のいずれか一方または双方の途中を分断して形成された当該リード線の各自由端にそれぞれ接続される一対の中間端子と、前記一対の中間端子間に着脱可能に架設され、前記分断されたリード線を導通状態にする架設部材と、を備えることを特徴とする(請求項1)。
この構成によれば、架設部材が一対の中間端子間に架設されている状態では、電池要素からの電圧は、その正負の電極端子、正負のリード線および架設部材を介して正負の出力端子に印加された状態になる。このため、正負の出力端子間には電位差が形成され、これによって電池装置は、電源として利用可能な状態になる。
これに対し、当該電池装置に負荷としての所定の電気機器の端末導線を正負の出力端子にそれぞれ接続するに際し、予め架設部材を電池ケースから外した場合には、リード線に設けられた一対の中間端子間の接続状態が遮断される。このため、たとえ工具が正負の出力端子に同時に接触しても、電池要素からの電力が正負の出力端子を介して工具に供給されることはない。結果として、正負の出力端子間で工具を介した電気的な短絡が生じることはなく、電気機器の正負の導線を、それぞれ対応した出力端子に安全な状態で接続することができる。その後、架設部材の中間端子間への架設によって、電池要素が発生する電力は、リード線、架設部材および正負の出力端子を介して電気機器に供給可能になる。
上記構成において、前記電池要素が、正負の電極端子が形成されたセル部材と、電解物質とを含むことが望ましい(請求項2)。
上記構成において、前記架設部材は、U字状に湾曲された導体部材と、該導体部材を被覆する絶縁性の取っ手部材とを含み、前記導体部材の両端が前記取っ手部材から突出して一対のプラグ部とされており、前記一対の中間端子は、前記一対のプラグ部が各々差し込まれるプラグ孔からなることが望ましい(請求項3)。この構成によれば、プラグイン方式で簡単に架設部材の着脱を行わせることが出来る。
上記いずれかの構成において、前記一対の中間端子は、前記正極側および負極側の双方のリード線に設けられ、前記架設部材は、正極側架設部材と負極側架設部材とが一体化された部材からなることが望ましい(請求項4)。この構成によれば、一度の着脱操作で正極側と負極側のリード線の導通・遮断を行うことができ便利である。
本発明に係る電池装置によれば、架設部材の着脱を適時に行うことで、出力端子に負荷の端末導線を接続する作業を安全に行うことができる。また、接続作業中に負荷側の電気回路で短絡が生じた場合でも、架設部材が取り外されていれば、前記電気回路に短絡電流が流れることもない。さらに、電池の運搬中や保管中に架設部材を取り外しておくことにより、電池運搬中や保管中の電池短絡も抑止することができる。加えて、電池ケース内部に、複数個の単位電池が直列接続される単位電池構成だけでなく、1個の単位電池が収納される場合や複数個の単位電池が並列接続されている単位電池構成の場合でも、正負の電極端子間の短絡を確実に防止することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の電池装置の第1実施形態に係る電池10を示す一部切り欠き分解斜視図であり、図2は、その一部切り欠き組み立て斜視図である。また、図3は、図2のIII−III線断面図であり、図3(A)は、架設部材60が中間端子50から取り外された状態、図3(B)は、架設部材60が中間端子50に装着された状態をそれぞれ示している。なお、図1〜図3において、X方向を左右方向、Y方向を前後方向といい、特に−Xを左方、+Xを右方、−Yを前方、+Yを後方という。
図1に示すように、電池10は、内部に電池要素が収容される直方体状の箱形を呈した電池ケース20と、この電池ケース20に内装される巻回式のセル部材30(電池要素)と、所定のリード線90を介してこのセル部材30からの電力を電力被供給機器Mに供給するべく電池ケース20に設けられた正負の出力端子40と、これら正負の出力端子40の一方側と前記セル部材30との間のリード線90に介設された一対の中間端子50と、これら一対の中間端子50に架設してリード線90を導通状態にする架設部材60とを備えて構成されている。
電池ケース20は、硬質の合成樹脂により形成された直方体状を呈する上面が開放状態のケース本体21と、このケース本体21の上面開口を閉止する硬質の合成樹脂製の蓋体22とからなっている。
蓋体22は、上からケース本体21に摺接状態で外嵌可能に寸法設定された上下寸法が短尺の周壁221と、この周壁221の上面を閉止した天板222とを備えている。蓋体22の前方の左右の角部には、天板222の一部が凹まされることにより一段下がった状態でそれぞれ形成された左右方向一対の出力端子装着部23が設けられている。各出力端子装着部23には、出力端子40を装着するための出力端子装着孔231がそれぞれ穿設されている。
また、蓋体22には、天板222の前方位置における左右方向の中央部より若干左方へ寄った位置が若干凹没されることによって形成された、架設部材60を装着するための架設部材装着凹部24が設けられている。この架設部材装着凹部24には、一対の中間端子50をそれぞれ装着するための中間端子装着孔241(図4)が穿設されている。
セル部材30は、展開状態で板状の正極30P及び負極30Nと、正極30Pの一端部に取り付けられた正極端子31及び負極30Nの一端部に取り付けられた負極端子32とを含んでいる。例えばリチウム二次電池の場合、正極30Pとしてはコバルト酸リチウムなどのリチウム遷移金属酸化物等からなる正極活物質層を有する部材、負極30Nとしては炭素を主体とする負極活物質層を有する部材を用いることができる。
なお、図示簡略化のために図1では図略しているが、正極30Pと負極30Nとの間にはセパレータが介在される。このセパレータには電解物質としてのリチウム塩等が含浸される。セル部材30は、例えばセパレータ−正極30P−セパレータ−負極30Nという4層積層体を渦巻き状に巻回して形成することができる。本実施形態では、ケース本体21に、扁平形状に成形された巻回式のセル部材30が収納されている例を示している。
ここでは、電池要素の一例として巻回式のセル部材30を例示しているが、平板状のセル板からなる正極・負極と、これらの間を充填する電解液とを有する電池要素を用いることもできる。また、電池要素は、一次電池であっても、二次電池であっても良い。
セル部材30の正極端子31と左側の出力端子40との間には、正のリード線91が配線されているとともに、セル部材30の負極端子32と右側の出力端子40との間には、負のリード線92が配線されている。かかるリード線90(91、92)は、正負の電極端子31,32に溶接等で接続されている。一方、リード線90の他の端部には、中心位置に孔が穿設された金属製の接続環93が取り付けられ、この接続環93を介して各所に電気的に接続される。
出力端子40は、蓋体22の左側の出力端子装着孔231に装着される正極側出力端子41と、同右側の出力端子装着孔231に装着される負極側出力端子42とを備えている。これら正負の出力端子41,42は、本実施形態においては、全長に亘って雄ネジが螺設された、頭部を有さないネジロッド43と、このネジロッド43に螺着される3個のナット44とからなっている。
そして、ネジロッド43が出力端子装着孔231に差し通され、接続環93が蓋体22の下側からネジロッド43に外嵌された状態で、当該ネジロッド43の上下からナット44が螺着されて締結されることにより、出力端子40が蓋体22の出力端子装着部23に装着されるとともに、リード線90は、接続環93を介して出力端子40に接続された状態になる。
この状態で電力被供給機器M(図2)から引き出された正のリード線(正の導線)M1の先端が正極側出力端子41のネジロッド43に巻き付けられ、その上からナット44が螺着締結されるとともに、電力被供給機器Mから引き出された負のリード線(負の導線)M2の先端が負極側出力端子42のネジロッド43に巻き付けられ、その上からナット44が螺着締結されることによって、電池10からの電力がリード線M1,M2を介して電力被供給機器Mへ供給され得る状態になる。
一対の中間端子50は、第1実施形態においては、正のリード線91側にのみ設けられている。図4は、中間端子50の一実施形態を示す斜視図である。なお、図4におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(−X:左方、+X:右方、−Y:前方、+Y:後方)である。
図4に示すように、中間端子50は、金属によって形成されており、軸心方向に同心で延びる接続孔511が穿設され、かつ、外周面に雄ネジの螺設された筒ボルト51と、この筒ボルト51の上端部に同心で形成された外径寸法が筒ボルト51のそれより若干大きいフランジ52と、筒ボルト51に螺着されるナット53とを備えている。
一方、架設部材装着凹部24に穿設された中間端子装着孔241は、当該架設部材装着凹部24の上面側に設けられた、内径寸法がフランジ52の外径寸法より僅かに大きい大径孔241aと、この大径孔241aの底部に同心で穿設された、内径寸法が筒ボルト51の外径寸法より僅かに大きい小径孔241bとからなっている。大径孔241aと小径孔241bとの間には、環状段差部241cが形成されている。
正のリード線91は、第1リード線911と第2リード線912とに分断され、この分断により形成された当該リード線の各自由端に一対の中間端子50がそれぞれ接続されている。中間端子50は、筒ボルト51が上から小径孔241bに差し通され、フランジ52が大径孔241aに嵌り込んで環状段差部241cに支持された状態で、第1リード線911及び第2リード線912の自由端に取り付けられた接続環93が筒ボルト51に外嵌され、引き続きナット53が筒ボルト51に螺着締結されることにより、正のリード線91と接続されることになる。
正のリード線91については、一対の中間端子50を挟んで第1リード線911と第2リード線912とに分離されている。このため、架設部材60が中間端子50に装着されない限り、セル部材30で発生した電力は出力端子40へ向かわない遮断状態になる。なお、負のリード線92については、中間端子50を介されることはなく、その基端側が負極端子32に溶接等で接続されている一方、先端側が接続環93を介して右側の出力端子40に接続されている。
図5は、架設部材60の一実施形態を示す一部切り欠き斜視図であり、図5(A)は、架設部材60が中間端子50に装着される直前の状態、図5(B)は、架設部材60が中間端子50に装着された状態をそれぞれ示している。なお、図5におけるXおよびYによる方向表示は、図1の場合と同様(−X:左方、+X:右方、−Y:前方、+Y:後方)である。
図5に示すように、架設部材60は、金属製の棒状体がU字状に折り曲げられることによって形成されたU字状プラグ部材61(導体部材)と、このU字状プラグ部材61の一部が埋設される合成樹脂などの絶縁材料製の取っ手62とを備えている。
U字状プラグ部材61は、取っ手62に埋設される直線状に延びた基端部611と、この基端部611の両端部から下方に向けて折り曲げられて取っ手62から外部へ突設された左右方向一対の差し込みプラグ612(プラグ部)とからなっている。差し込みプラグ612は、径寸法が中間端子50の筒ボルト51の内径寸法より若干小径に設定され、これによって筒ボルト51内に余裕をもって嵌め込むことができる。かかる差し込みプラグ612の周面には、上下方向に延びる装着溝613が凹設されている。この装着溝613に下端部が固定され、かつ、上部が装着溝613から外部に突出した状態の板バネ614が装着されている。
差し込みプラグ612は、中間端子50の筒ボルト51の接続孔511(プラグ孔)内に差し込まれる。この差し込みの際、板バネ614が接続孔511の周縁と干渉して差し込みプラグ612の軸心方向に向けて弾性変形しながら接続孔511内に嵌り込んでいく。差し込みプラグ612が接続孔511内に完全に差し込まれた状態では、弾性変形している板バネ614の上端が接続孔511の内周面を押圧する。これによってU字状プラグ部材61と中間端子50との間の確実な電気的接続状態を得ることができる。従って、架設部材60の中間端子50への差し込みにより、第1リード線911と第2リード線912とが短絡される。
取っ手62は、平面視の形状が蓋体22の架設部材装着凹部24の平面形状より僅かに小さめに設定されている。従って、U字状プラグ部材61の各差し込みプラグ612を中間端子50の各接続孔511にそれぞれ最後まで差し込んでいくと、取っ手62の下端部が装着凹部24に嵌り込み、これによって架設部材60の中間端子50への装着状態がより確実なものになる。
第1実施形態の電池10によれば、図3(A)に示すように、架設部材60が中間端子50から取り外された状態では、セル部材30の正極端子31から引き出された第1リード線911(正のリード線91)の接続環93と、先端が正極側出力端子41に接続されている第2リード線912(正のリード線91)の接続環93との間が遮断状態になっているため、セル部材30からの電力が正負の出力端子41,42に供給されることがない。従って、例えば正負の出力端子41,42に正負のリード線M1,M2を接続させたり、接続している正負のリード線M1,M2を正負の出力端子41,42から取り外したりするに際し、予め架設部材60を中間端子50から取り外しておけば、正負の出力端子41,42に電圧が印加されることがない。このため、正負の出力端子41,42を手で触っても感電することがないばかりか、たとえ工具が正負の出力端子41,42に同時に接触してしまったような場合でも、正負の出力端子41,42間で短絡が生じるような不都合の発生を防止することができる。
これに対し、図3(B)に示すように、架設部材60を中間端子50に装着すれば、セル部材30の負極端子32が負のリード線92を介して負極側出力端子42に接続されているとともに、セル部材30の正極端子31が正のリード線91(第1リード線911及び第2リード線912)と架設部材60のU字状プラグ部材61とを介して正極側出力端子41に接続されている。このため、電池10の正負の出力端子41,42に電力被供給機器Mの正負のリード線M1,M2を接続することにより、電池10で発生した電力がこれら正負の出力端子41,42および正負のリード線M1,M2を介して電力被供給機器Mに供給され、電力被供給機器Mが駆動可能状態になる。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態に係る電池10′を示す正面視の断面図であり、図6(A)は、架設部材60が中間端子50から取り外された状態、図6(B)は、架設部材60が中間端子50に装着された状態をそれぞれ示している。なお、図6におけるXによる方向表示は、図3の場合と同様(−X:左方、+X:右方)である。
第2実施形態の電池10′は、中間端子50が負のリード線92側に設けられている点が、第1実施形態の電池10と相違している。これに応じて、架設部材装着凹部24も蓋体22の左右方向の中央部から若干右側へ寄った位置に設けられている。そして、負のリード線92が二分されて各先端が一対の中間端子50の一方側と他方側とに接続されている。その他の構成は、第1実施形態の電池10と同様である。
第2実施形態の電池10′によれば、架設部材60を中間端子50から外したときの電力供給遮断状態が正のリード線91から負のリード線92に移っただけのことであり、作用効果は第1実施形態の電池10の場合と同一である。
[第3実施形態]
図7は、本発明の第3実施形態に係る電池10″の第3実施形態を示す正面視の断面図であり、図7(A)は、架設部材60が中間端子50から取り外された状態、図7(B)は、架設部材60が中間端子50に装着された状態をそれぞれ示している。なお、図7におけるXによる方向表示は、図3の場合と同様(−X:左方、+X:右方)である。
第3実施形態の電池10″は、中間端子50が正のリード線91側と、負のリード線92側との双方に設けられている点が、第1および第2実施形態の電池10,10′と相違している。これに応じて、蓋体22には、各一対の中間端子50が左右方向に向けて直列状態で並設されている。左側の一対の中間端子50は、第1実施形態の場合と同様に配設され、右側の一対の中間端子50は、第2実施形態の場合と同様に配設されている。
これに対し、架設部材60′は、取っ手62′が左右方向に長尺に長さ設定され、左側に正のリード線91側の中間端子50に対応したU字状プラグ部材61Pが設けられているとともに、右側に負のリード線92側の中間端子50に対応したU字状プラグ部材61Nが設けられている。第3実施形態の電池10″におけるその他の構成は、第1実施形態の電池10の場合と同様である。ここで、正のU字状プラグ部材61Pの一対間の距離aと負のU字状プラグ部材61Nの一対間の距離bとは同一であるが、正のU字状プラグ部材61P(右側)と負のU字状プラグ部材61N(左側)との間の距離cは、距離a、bよりも長いものとされている。これは、架設部材60′の誤装着によって正負の電極端子31,32間を短絡させないようにするためである。
第3実施形態の電池10″によれば、架設部材60′を中間端子50から外したときの電力供給遮断状態が正のリード線91および負のリード線92の双方において実現するため正負のリード線M1,M2を正負の電極端子31,32に接続する作業を行うに際し、より確実な電力遮断状態を確保することができる。
以上説明した本発明の第1〜第3実施形態に係る電池10,10′,10″によれば、架設部材60,60′が一対または各一対の中間端子50間に架設されている状態では、セル部材30の正負の電極端子31,32、正負のリード線91,92および架設部材60,60′を介して正負の出力端子41,42にセル部材30からの電圧が印加されているため、正負の出力端子41,42間には電位差が形成され、これによって電池10,10′,10″を電源として利用可能な状態にすることができる。
これに対し、当該電池10,10′,10″から電力の供給を受けるべく、負荷としての電力被供給機器Mの正負のリード線M1,M2を出力端子41,42にそれぞれ接続するに際し、予め架設部材60,60′を電池ケース20から外しておくことにより、リード線90に設けられた一対の中間端子50間の電気的な接続状態が遮断される。このため、たとえ工具が正負の出力端子41,42に同時に接触しても、セル部材30からの電力が正負の出力端子41,42を介して工具に供給されることはなく、結果として正負の出力端子41,42間で工具を介した電気的な短絡が生じることはなく、電気機器の正負の導線をそれぞれ対応した出力端子に安全な状態で接続することができる。
そして、中間端子50は、正負のリード線91,92のいずれか一方側または双方に介設されるため、電池ケース20内部に、複数個の単位電池が直列接続される単位電池構成だけでなく、1個の単位電池が収納される場合や複数個の単位電池が並列接続されている単位電池構成の場合でも、正負の電極端子間の短絡を確実に防止することができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態では、架設部材60として二股状のU字状プラグ部材61を例示した。これに代えて、真っ直ぐに延びた金属製の棒状のプラグを採用してもよい。この場合、電池ケース20の蓋体22の棒状プラグを嵌入するための1つの接続孔を設け、この接続孔の対向内壁面にそれぞれ中間端子を設けるようにすればよい。こうすることによって1本の棒状プラグを接続孔に差し込むことで中間端子間の接続状態を確保することができるとともに、棒状プラグを接続孔から引き抜くことによって、一対の中間端子間を絶縁状態にすることができる。
(2)上記の第3実施形態の電池10″においては、架設部材60′として2つのU字状プラグ部材61を長尺の取っ手62′に取り付けたものを例示した。こうする代わりに第1および第2実施形態の電池10,10′において採用された、1つの取っ手62に1つのU字状プラグ部材61が装着されてなる架設部材60を2つ使用するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る電池を示す一部切り欠き分解斜視図である。 図1に示す電池の一部切り欠き組み立て斜視図である。 図2に示す電池のIII−III線断面図であり、(A)は、架設部材が中間端子から取り外された状態、(B)は、架設部材が中間端子50に装着された状態をそれぞれ示している。 中間端子の一実施形態を示す斜視図である。 架設部材の一実施形態を示す一部切り欠き斜視図であり、(A)は、架設部材が中間端子に装着される直前の状態、(B)は、架設部材が中間端子に装着された状態をそれぞれ示している。 本発明の第2実施形態に係る電池を示す正面視の断面図であり、(A)は、架設部材が中間端子から取り外された状態、(B)は、架設部材が中間端子に装着された状態をそれぞれ示している。 本発明の第3実施形態に係る電池を示す正面視の断面図であり、(A)は、架設部材が中間端子から取り外された状態、(B)は、架設部材が中間端子に装着された状態をそれぞれ示している。
符号の説明
10,10′,10″ 電池(電池装置)
20 電池ケース
21 ケース本体 22 蓋体
221 周壁 222 天板
23 出力端子装着部 231 出力端子装着孔
24 架設部材装着凹部 241 中間端子装着孔
241a 大径孔 241b 小径孔
241c 環状段差部 30 セル部材
31 正極端子(正の電極端子)
32 負極端子(負の電極端子)
33 接続片 40 出力端子
41 正極側出力端子 42 負極側出力端子
43 ネジロッド 44 ナット
50 中間端子 51 筒ボルト
511 接続孔 52 フランジ
53 ナット 60,60′ 架設部材
61 U字状プラグ部材 611 基端部
612 差し込みプラグ 613 装着溝
614 板バネ 62,62′ 取っ手
90 リード線 91 正のリード線
92 負のリード線 93 接続環
M 電力被供給機器 L 電解液
M1 正のリード線(正の導線)
M2 負のリード線(負の導線)

Claims (4)

  1. 正負の電極端子を有する電池要素が内蔵された電池ケースと、
    前記電池ケースの表面側に設けられ、前記正負の電極端子に正負のリード線を介してそれぞれ接続される正負の出力端子と、
    前記電池ケースの表面側に設けられ、前記正負のリード線のいずれか一方または双方の途中を分断して形成された当該リード線の各自由端にそれぞれ接続される一対の中間端子と、
    前記一対の中間端子間に着脱可能に架設され、前記分断されたリード線を導通状態にする架設部材と、
    を備えることを特徴とする電池装置。
  2. 前記電池要素が、正負の電極端子が形成されたセル部材と、電解物質とを含むことを特徴とする請求項1に記載の電池装置。
  3. 前記架設部材は、U字状に湾曲された導体部材と、該導体部材を被覆する絶縁性の取っ手部材とを含み、前記導体部材の両端が前記取っ手部材から突出して一対のプラグ部とされており、
    前記一対の中間端子は、前記一対のプラグ部が各々差し込まれるプラグ孔からなることを特徴とする請求項1に記載の電池装置。
  4. 前記一対の中間端子は、前記正極側および負極側の双方のリード線に設けられ、
    前記架設部材は、正極側架設部材と負極側架設部材とが一体化された部材からなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電池装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2479830A1 (en) * 2011-01-24 2012-07-25 SB LiMotive Co., Ltd. Secondary battery comprising a flexible current collector
JP2013239300A (ja) * 2012-05-14 2013-11-28 Toyota Industries Corp 蓄電装置
CN109524607A (zh) * 2017-09-19 2019-03-26 周锡卫 一种蓄电池及park单体及其组串的连接方法
US11380956B2 (en) 2017-09-21 2022-07-05 Blue Energy Co., Ltd. Energy storage apparatus

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