JP2015072396A - 偏光部材、眼鏡レンズ、模様入りサングラス、ならびに光反射性偏光板 - Google Patents

偏光部材、眼鏡レンズ、模様入りサングラス、ならびに光反射性偏光板 Download PDF

Info

Publication number
JP2015072396A
JP2015072396A JP2013208675A JP2013208675A JP2015072396A JP 2015072396 A JP2015072396 A JP 2015072396A JP 2013208675 A JP2013208675 A JP 2013208675A JP 2013208675 A JP2013208675 A JP 2013208675A JP 2015072396 A JP2015072396 A JP 2015072396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
polarizing plate
polarizing
pattern
reflecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013208675A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6220213B2 (ja
Inventor
田中 裕二
Yuji Tanaka
裕二 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei E Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei E Materials Corp filed Critical Asahi Kasei E Materials Corp
Priority to JP2013208675A priority Critical patent/JP6220213B2/ja
Publication of JP2015072396A publication Critical patent/JP2015072396A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6220213B2 publication Critical patent/JP6220213B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Eyeglasses (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)

Abstract

【課題】光の入射側からは模様を視認することができ、光の入射側に対して反対側からは模様を視認できなくした偏光部材及び、前記偏光部材に用いられる光反射性偏光板を提供すること。【解決手段】本発明の偏光部材(1)は、光の入射側から順に、模様を有する光反射性偏光板(2)と、光吸収性偏光板(3)とを、前記光が層内を透過する方向に配置してなることを特徴とする。そして本発明の偏光部材(1)を眼鏡レンズや模様入りサングラスに適用することが可能である。【選択図】図1

Description

本発明は、偏光板を備えた偏光部材、前記偏光部材を用いた眼鏡レンズ、模様入りサングラス、ならびに光反射性偏光板に関する。
特許文献1には、眼鏡レンズの装飾方法に関する発明が開示されている。この発明によれば、眼鏡レンズの表裏面の少なくともどちらか一方の面の周縁部近辺に、レーザによりレンズの曲面に沿って平行に均一の深さで座ぐって好みの装飾模様を設け、その座ぐられた装飾模様部分に塗料又は七宝により色彩を施して、眼鏡レンズの装飾を行っている。
また特許文献2には、偏光サングラス用のレンズとして、光入射側から、少なくとも反射型偏光性フィルム層と吸収型偏光性フィルム層とを有し、これらがこの順に、透過軸を揃えて配置され、光入射側が凸面の球面あるいは非球面とされた偏光ミラー眼鏡レンズに関する発明が開示されている。
特開2007−58146号公報 国際公開第2013/051489号パンフレット
従来、眼鏡レンズに文字入れや装飾を行う場合、特許文献1に示すように、視界を妨げないように、眼鏡レンズ中心を避け、かつ外周部に小さく刻印しなければならなかった。
特許文献2には、どのようにして偏光レンズに文字入れや装飾を行うか記載されていないが、特許文献1に示すように、眼鏡レンズの裏面側にレーザ加工等によりエッチングして装飾を行うと、光の拡散や屈折が生じてしまい、また印刷等の場合では、透過性を低下させ視認性を悪化させるため、眼鏡レンズの外周部以外に視界を妨げずに装飾を行うことは困難であった。
そこで本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、特に、光の入射側からは模様を視認することができ、光の入射側に対して反対側からは模様を視認できなくした偏光部材及び、前記偏光部材に用いられる光反射性偏光板を提供することを目的とする。
また前記偏光部材を用いて、接眼側からは模様を視認できなくして視界を妨げないようにし、光入射側からは模様を認識できるようにしたファッション性、広告性等に優れた眼鏡レンズ、及び模様入りサングラスを提供することを目的とする。
本発明者は、偏光板の配置及び模様形成を制御することで、模様の視認性を、光の入射側と反対側とで変えることができ、特に、ファッション性や広告性が要求される眼鏡レンズ等に好ましく使用可能な発明に至った。具体的に本発明は以下のように示される。
本発明における偏光部材は、光の入射側から順に、模様を有する光反射性偏光板と、光吸収性偏光板とを、前記光が層内を透過する方向に配置してなることを特徴とする。これにより、光の入射側(偏光部材の表面側)から観察すると模様を視認することができ、一方、光の入射側に対して反対側(偏光部材の裏面側)から観察すると光の入射側に比べて模様を視認しにくい構成になっている。したがって本発明の偏光部材を例えば、眼鏡レンズとして使用し、光の入射側に対して反対側を接眼側(眼鏡の着用者側)とすれば、視界を妨げることなく、一方、光の入射側(着用者と対面する側)からは模様の視認を可能とする。
本発明では、前記模様は、前記光反射性偏光板の光反射性偏光部と同じ面側に設けられていることが好ましい。このとき、前記模様及び光反射性偏光部は、前記光反射性偏光板の前記光吸収性偏光板との対向面に設けられていることが好ましい。このように模様及び光反射性偏光部を、光反射性偏光板の光吸収性偏光板との対向面に設けることで、より効果的に、光の入射側に対する反対側からの模様の視認性を抑制することができる。
また本発明では、前記模様が、前記光反射性偏光板の光反射機能を消失させることにより形成されていることが好ましい。光反射性偏光板の光反射機能のうち、模様を付する部分に対して光反射機能を消失させる加工を行うことで達成できる。
また本発明では、前記模様の部分を透過する光の透過率と、前記光反射性偏光板の光反射機能を有する部分を透過する光の透過率との差が10%以下であることが好ましい。このように透過率差を小さくすることで、光の入射側に対して反対側から観察したときに、効果的に、模様が視認されにくい構成にできる。
また本発明では、前記模様の部分と、前記光反射性偏光板の光反射機能を有する部分との光の反射率の差が10%以上であることが好ましい。このように反射率差を大きくすることで、光の入射側から観察したときに効果的に、模様を視認することができる。
また本発明では、前記光反射性偏光板の偏光透過軸と、前記光吸収性偏光板の偏光透過軸とが略一致するように配置されていることが好ましい。これにより透過率の低下を抑制することができる。
また本発明では、前記光反射性偏光板が、ワイヤグリッド偏光板であることが好ましい。あるいは、前記光反射性偏光板が、多層複屈折ポリマーであってもよい。
また本発明では、前記偏光部材が、フィルム状であることが好ましい。これにより曲面等に偏光部材を適切に貼付けることができ、また偏光部材を折り曲げることができる等、偏光部材の利用性を向上させることができる。
また本発明では、前記偏光部材の片面に微粘着層を有することが好ましい。このとき、前記微粘着層は、前記偏光部材の光入射面とは反対面に設けられていることが好ましい。
また本発明における眼鏡レンズは、上記のいずれかに記載された前記偏光部材を熱成形することにより曲面を付与したことを特徴とする。
また本発明における模様入りサングラスは、上記のいずれかに記載された前記偏光部材を有することを特徴とする。
このように本発明における偏光部材を用いて眼鏡レンズ及び模様入りサングラスを構成することで、文字や図形等からなる模様の形成エリアや大きさを自由に設定でき、したがって従来に比べてファッション性や広告性に優れた構成にできる。
また本発明における光反射性偏光板は、上記のいずれかに記載された前記偏光部材に用いられることを特徴とする。
本発明の偏光部材によれば、光の入射側(偏光部材の表面側)から観察すると模様を視認することができ、一方、光の入射側に対して反対側(偏光部材の裏面側)から観察すると光の入射側に比べて模様を視認しにくい構成になっている。したがって本発明の偏光部材を例えば、眼鏡レンズとして使用し、光の入射側に対して反対側を接眼側(眼鏡の着用者側)とすれば、視界を妨げることなく、一方、光の入射側(着用者と対面する側)からは模様の視認を可能とする。
本実施の形態に係る偏光部材の断面図である。 図1とは別の実施の形態に係る偏光部材の断面図である。 本実施の形態に係る偏光部材を構成する光反射性偏光板及び光吸収性偏光板の斜視図である。 本実施の形態に係る模様の一例を示す模式図である。 本実施の形態に係る偏光部材を用いた眼鏡レンズ及び模様入りサングラスの模式図である。 本実施の形態の偏光部材の製造工程を示す断面図である。 図4に示す模様の製造工程を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る偏光部材の断面図である。
図1に示す偏光部材1では、光の入射側から順に、模様を有する光反射性偏光板2と、光吸収性偏光板3とを、光が層内を透過する方向に配置している。
「光の入射側」とは、光反射性偏光板(光反射性偏光層)2の表面2a(光入射面)側であり、光吸収性偏光板(光吸収性偏光層)3との対向面とは逆面側を指す。
本実施の形態における光反射性偏光板2は、入射光L1のうち所定の直線偏光成分を透過し、これと直交する直線偏光成分を反射する機能を持つものである。光反射性偏光板2はこのような機能を有していれば材質等の制限は無く、例えば、多層複屈折ポリマーの積層体からなるフィルムや、ワイヤグリッドタイプの反射偏光フィルム等を用いることができる。光反射性偏光板2としては、3M社製の多層複屈折フィルムAPF,DBEF、旭化成イーマテリアルズ(株)製のワイヤグリット偏光板(ワイヤグリッド偏光フィルム)、MOXTEK社製のワイヤグリッド偏光板等がある。
光反射性偏光板2は、適宜、反射率や透過率を調整することができる。反射率及び透過率の調整方法としては、光反射性偏光板2が多層複屈折フィルムの場合、フィルムに任意に穴を空けること等によって、偏光性の高い部分と透明性の高い部分を、所望の透過率になるように配分し加工することができる。光反射性偏光板2がワイヤグリッド偏光板の場合、偏光性を発現するアルミ等の金属ワイヤをレーザエッチングで直接除去し、透過率の高い開口を、やはり所望の透過率が得られるように調整及び加工することができる。
またアルミ等の金属部分の除去方法としては、あらかじめ紫外線硬化樹脂や接着剤、粘着剤で所望のパターンにて金属部分をカバーした後、アルカリ等のエッチング液で、エッチングすることで、カバーされた金属部分のみ金属を残すことができ、これにより所望の透過率を有する光反射性偏光板2を作製することができる。
光反射性偏光板2のうち、アルミ等の金属ワイヤを除去した「加工部」は、透明であることが好適である。本明細書において「透明」とは、例えば全光線透過率が40%以上、好ましくは50%以上である。なお、光反射性偏光板2には、光吸収性偏光板3が配置されているため、例えば、光反射性偏光板2の「加工部」の偏光透過率を90%とし、光吸収性偏光板3の偏光透過率を80%とすると、「加工部」における偏光部材1の全光線透過率は、0.9×0.8/2=36%となる。
光吸収性偏光板3は、入射光L1のうち所定の直線偏光成分を透過し、これと直交する直線偏光成分を吸収する機能を持つものである。光吸収性偏光板3はこのような機能を有していれば材質等の制限はなく、ポリビニルアルコールあるいはその誘導体からなるフィルムにヨウ素や二色性色素を吸着し、前記フィルムを一軸に延伸配向させて製造されるフィルム等を用いることができる。
光反射性偏光板2及び光吸収性偏光板3の板厚は、それぞれ、0.5〜400μm程度である。また偏光部材1の総厚は、80〜400μm程度である。また、光反射性偏光板2、光吸収性偏光板3及び偏光部材1の平面の大きさは、偏光部材1の使用用途によって適宜変更される。例えば偏光部材1を眼鏡レンズに適用する場合には、長辺、短辺、あるいは直径が数cm程度である。
本実施の形態では、図1に示すように、光反射性偏光板2には模様5が付されている。なお図1に示す光反射性偏光板2はワイヤグリッド偏光板を示しており、光反射性偏光板2の光吸収性偏光板3との対向面(裏面)2bには、微細な凹凸面(金属ワイヤ面)からなる光反射性偏光部2cが形成されており、光反射性偏光部2cの部分が、光反射機能を有する面を備えている。一方、対向面2bのうち光反射性偏光部2c以外の部分は、金属ワイヤが形成されていない部分(消失した部分)であり、図1では模式図的に平坦な面として示している。そして図1の模式図的に示した平坦な面の部分が模様5を構成している。模様5は、図3(本実施の形態に係る偏光部材を構成する光反射性偏光板及び光吸収性偏光板の斜視図である)に示すように、例えばアルファベットの「ABC」の逆パターン(ミラー文字)にて形成される。模様5を逆パターンとしたのは、図1に示す光反射性偏光板2の表面(光入射面)2a側から観察したときに逆パターンが反転されて図4に示すように、「ABC」と視認できるようにするためである。模様5は、文字や図形等の任意の形状に形成される。なお図3、図4では、文字部が黒く塗りつぶされているが、これは文字部全体(文字部の輪郭のみならず輪郭内も含めた領域)が光反射機能を失い、文字部全体に光反射性偏光部2cが形成されていないことを意味する。
光反射性偏光板2に設けられた模様5の部分は、模様5を有さない他の部分(図1での光反射性偏光部2c)との間で反射率差を有している。本実施形態では、光反射性偏光板2の光反射機能を消失させることによって模様5を作成することが、加工性の観点から好ましい。光反射機能を消失させるとは偏光度を、光反射機能を消失させていない光反射性偏光部2cの偏光度よりも低くすることを意味し、具体的には偏光度を10%以下とすることが好ましく、5%以下にすることがより好ましく、更には0%が好ましい。
本実施の形態では、光反射性偏光板2の模様5の部分は、模様を有さない部分(光反射性偏光部2c)よりも反射率が低く、両者間での反射率の差は、周囲からの認識性の観点から10%以上が好ましく、より好ましくは20%以上である。
光反射性偏光板2に模様5を形成する方法としては、光反射性偏光板2が多層複屈折ポリマーの積層体からなるフィルムの場合は、あらかじめレーザ加工、機械加工等により光反射機能を消失させて、模様5を形成することができる。
また光反射性偏光板2が、金属ワイヤで構成されるワイヤグリッド型の反射偏光フィルムの場合、金属ワイヤ部分を、あらかじめ所望の形状に形成された型枠を用い、所望の形状部分をマスキングもしくは紫外線硬化樹脂や粘着剤でマスキングし、その後、アルカリ等でエッチングすることにより、金属ワイヤ部分を消失させて、模様5を形成することができる。また、金属ワイヤ部分をレーザマーカー等で昇華させることにより光反射機能を消失させることによっても、模様5を形成することができる。図1では、金属ワイヤ部分が残された光反射性偏光部2cと、金属ワイヤ部分を消失させて模様5を形成した部分とを模式図的に示した。詳細な構造は後述する図6Bを参照されたい。なお後述する図2においても同様である。
本実施の形態では、光反射性偏光板2の光反射性偏光部2cを加工して光反射機能を消失させることで模様5を付している。このように模様5を偏光部材1のどの部分に設けてもよいわけでなく、光反射偏光部2cと同一の面に模様5を付することで、後で詳述するように、光入射側からは模様5を視認でき、一方、光入射側に対して反対側(偏光部材1の裏面1b側)からは模様5を視認しにくい(視認できない)構成にできるのである。
また、光反射性偏光板2に入射された入射光L1のうち、光反射性偏光板2を透過する光には、光反射機能を有する部分、すなわち金属ワイヤからなる光反射性偏光部2cを透過する光L2と、光反射性偏光板2の光反射機能を消失させた部分、すなわち模様5の部分を透過する光L3とがある。ここで、光L2、L3は図1では、偏光部材1の裏面側(眼鏡レンズの接眼側)からの出射光として示されている。このとき、本実施の形態では、光反射機能を有する部分、すなわち金属ワイヤからなる光反射性偏光部2cを透過する部分の透過率と、偏光部分を消失させた部分、すなわち模様5の部分の透過率との差は、視認性の観点から、10%以内が好ましく、より好ましくは5%以内である。本実施の形態では、光反射性偏光板2の裏面側に光吸収性偏光板3が設けられているため、模様5の部分を透過した光のうち、模様5がなければ光反射性偏光板2の部分で反射されるべき光が、光吸収性偏光板3の部分で吸収される。なお、光吸収性偏光板3の部分における特定の光の吸収機能を向上させるには、後述するように、光反射性偏光板2の偏光透過軸と、光吸収性偏光板3の偏光透磁率とを略一致させることが好適である。
図1に示すように、光の入射側から順に、模様5を有する光反射性偏光板2と、光吸収性偏光板3とを重ねて配置している。光が、各偏光板2、3内を透過する方向は板厚方向(厚さ方向)であり、その方向に光反射性偏光板2と光吸収性偏光板3とを積み重ねている。なお図1に示すように、光反射性偏光板2と光吸収性偏光板3との間には、接着剤や粘着剤からなる接合層7が介在していてもよい。
図1に示すように偏光部材1を光の入射側(光反射性偏光板2の表面2a側)から観察すると、光反射性偏光部2cと光吸収性偏光板3を有する部分Aでは、光反射性偏光板2にて入射光(外光)L1のうち所定の直線偏光成分を透過し、これと直交する直線偏光成分を反射する(図1の反射光L4参照)。一方、光反射性偏光部2cを消失させた模様5の部分(光反射機能を消失して偏光度が部分Aよりも低い透明部分)と光吸収性偏光板3を有する部分Bでは入射光(外光)L1を反射しないか、あるいは反射しても反射率は部分Aより小さい。このため部分Aと部分Bとの間に反射率の差が生じる。この反射率の差によって、光の入射側から偏光部材1を観察すると模様5が視認される。
一方、偏光部材1を裏面1b側から観察した場合、光反射性偏光部2cと光吸収性偏光板3を有する部分Aを透過する光L2と、光反射性偏光部2cを消失させた模様5の部分と光吸収性偏光板3を有する部分Bを透過する光L3との間に透過率差が生じるが、このときの透過率差はわずかであるため、偏光部材1の裏面1b側から模様5は視認されにくくなっている。すなわち、部分Bでは、模様5がなければ、光反射性偏光板2にて本来反射されるはずの特定の直線偏光成分が透過して光吸収性偏光板3に入射されるが、光吸収性偏光板3に入射した前記直線偏光成分は、光吸収性偏光板3にて吸収される(あるいは光吸収性偏光板3での前記直線偏光成分に対する吸収率が高い)。このため、光吸収性偏光板3を透過した光L2、L3の間にはわずかな透過率差しか生じなくなっている。
本実施の形態では、図3に示すように、光反射性偏光板2の偏光透過軸8と、光吸収性偏光板3の偏光透過軸9とが、透過性の観点から略一致するように配置されることが好ましい。偏光透過軸8、9はP偏光を透過させる透過軸であってもS偏光を透過させる透過軸であっても構わない。通常の偏光サングラスの効果を得ようとする場合はP偏光が透過する偏光透過軸8、9を備えることが好ましい。一方、模様5の認識性の観点からは、S偏光が透過する偏光透過軸8、9を備えることが好ましい。
本実施の形態では、光反射性偏光板2の偏光透過軸8と、光吸収性偏光板3の偏光透過軸9とを略一致させることで偏光部材1の透過率の低下を抑制できる。これにより模様5を設けても、模様5の有無により濃淡の差を感じない。
ここで、光反射性偏光板2の偏光透過軸8と、光吸収性偏光板3の偏光透過軸9とを同じ面上に投影したときに、偏光透過軸8と偏光透過軸9の間の角度が、−5°〜+5°、特に好ましくは−2°〜+2°の範囲内であれば、光反射性偏光板2の偏光透過軸8と、光吸収性偏光板3の偏光透過軸9とが略一致した状態と定義される。
図3に示す偏光透過軸8、9の設定は、通常の偏光サングラスの機能を優先するか、広告性、ファッション性を優先するかで任意に設定できる。また、3Dテレビ用の偏光眼鏡の場合は、右目用と左目用とで偏光透過軸を変えることができる。
図1に示すように本実施の形態では、光反射性偏光板2と光吸収性偏光板3とを、接着剤や粘着剤による接合層7を介して貼合させたフィルムとすることができる。接合層7としては、光学用途の透明性、耐水性、耐熱性、耐候性などに優れた接着剤や粘着剤が好ましく、その代表的な例としては、ウレタン樹脂系、アクリル樹脂系の接着剤、粘着剤があり、この他にもイソシアネート系樹脂、エポキシ系樹脂などがある。特に粘着剤は透明性の高いアクリル系樹脂が望ましく、金属面を酸化しない酸フリータイプの粘着剤として、ITO用などの金属薄膜専用のアクリル系粘着剤がある。また、耐熱性の高いシリコン系などのPSA粘着剤などを接合層7として用いることが好適である。
図1に示すように、本実施の形態の偏光部材1をフィルムにした場合、フィルムの光吸収性偏光板3側に微粘着性フィルム10を備えることができる。ここで「微粘着」とはタック性を有し、被着体に対して密着可能であるともに弱い力で剥離可能な状態を指す。
図1に示すように微粘着性フィルム10は基材11と基材11の表面に設けられた微粘着層12とを有し、基材11と光吸収性偏光板3とが接合層13を介して接合されている。接合層13の材質は接合層7と同様である。微粘着層12は偏光部材1の裏面1bに位置している。
このように偏光部材1に微粘着層12を設けることで、本実施の形態の偏光部材1を例えば、眼鏡レンズ表面に自由に貼り付けたり、取り外しが可能な構成にできる。そして模様の異なる様々な偏光部材1を眼鏡レンズに自由に取り付け・取り外しができ、これにより、容易に眼鏡レンズの模様を変化させることができる。
微粘着層12としては、透明性、自己吸着性等に優れた粘着剤が好ましく、その代表的な例としては、フジコピアン(株)製のフィックスフィルムやパナック(株)製のゲルポリ等がある。なお、偏光部材1の製品化された状態では、微粘着層12の表面に保護シートが設けられており、保護シートを取り外すことで、微粘着層12の表面を露出させて偏光部材1を被着体に貼り付けることができる。保護シートを剥がしやすくするために、保護シートには偏光部材1の側面から外方に飛び出した飛び出し部を備えることが好適である。
本実施の形態の偏光部材1を、可撓性を有するフィルムで形成した場合、偏光部材1の光吸収性偏光板3側に着色フィルムを貼合させることもできる。このような着色フィルムは、ポリカーボネート、TAC等の光透過性樹脂にアゾ系、アントラキノン系、キノフタロン系等の染料を混ぜることによって作成することができる。
本実施の形態では、図1に示すように、光反射性偏光板2の光反射性偏光部2c及び模様5を、光吸収性偏光板3との対向面(裏面)2bに設けることが好ましい。これにより、光反射性偏光板2の光反射性偏光部2cが露出せず、光反射性偏光部2c(ワイヤグリッド面)に傷がつくのを防止できる。一方、光反射性偏光部2c及び模様5を、表面側に向けた場合には、光反射性偏光部2cを保護する層(TAC等のカバーフィルム)を設ければよいが、カバーフィルムが余分に必要になり、総厚が厚くなる問題がある。よって図1の構成とすることにより総厚を薄くすることができる。なお図1の構成では、例えば、露出したTACフィルム表面(光反射性偏光板2の表面2a)に、反射防止処理やハードコート処理を行う。
図2は、図1とは別の実施の形態に係る偏光部材の断面図である。なお図2において図1と同じ符号の部分は図1と同じ部材を示している。
図2では、光反射性偏光板2と接合層7を介して接合される光吸収性偏光板23は、光吸収性偏光層21の上下が保護部材(保護フィルム)20、22で挟まれた積層構造で形成されている。保護部材(保護フィルム)20、22を、例えばポリカーボネートで形成することができる。
図2では、保護部材(保護フィルム)20、22をカラー化することができる。なおカラー化層(図示せず)を、別途設けてもよい。
図5は、本実施の形態に係る偏光部材を用いた眼鏡レンズ及び模様入りサングラスの模式図である。本実施の形態における偏光部材1を図5A(断面図)に示すように眼鏡レンズ30として用いることができる。
例えば、本実施の形態における偏光部材1を熱成形することにより、前記偏光部材1に曲面を付与し、眼鏡レンズ30とすることができる。このとき、曲面を付与した偏光部材1を射出成形やキャスト成形によって光学補正された成形レンズ31と直接に貼合することで、眼鏡レンズ30を作製することができる。
また例えば、図2に示す偏光部材15にあっては、熱プレス成形、真空成形等の加工により所望のレンズ曲面にて成形した後、所望のレンズ形状にトリミングすることによって眼鏡レンズを作製できる。すなわち成形レンズ31と貼り合わさずに、偏光部材15単体で眼鏡レンズを構成することができる。
射出成形する成形レンズ材料には、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリシクロオレフィン樹脂、ポリシクロオレフィンコーポリマー樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリスチレン・メチルメタクリレート樹脂、ポリアクリロニトリル・スチレン樹脂、ポリ(4−メチル−1−ペンテン)樹脂、セルロース系樹脂などの熱可塑性透明樹脂等を用いることができる。また、キャスト成形法の樹脂としては、チオポリウレタン系樹脂、CR−39樹脂等を用いることができる。
本実施の形態における偏光部材を成形レンズ31と貼合する場合、接着剤を用いることができる。このような接着剤としては、透明性、耐久性等に優れた接着剤が好ましく、エポキシ系、ウレタン系、アクリル系等を用いることができる。また接着性を改善するためレンズ表面をプラズマ処理等することが好ましい。
また、これらの成形レンズ材料はアゾ系、アントラキノン系、キノフタロン系等の染料を混ぜることによって着色させても良い。着色することによって、光反射機能を消失させた部分(模様5)をカラー化ができる。
また眼鏡レンズ30に対しては、必要に応じ、反射防止、ハードコート等の表面処理を実施できる。
また図5B(斜視図)に示すように、本実施の形態の偏光部材を用いて、模様入りサングラス35を構成することができる。模様入りサングラス35に用いる眼鏡レンズ30は図5Aで示した眼鏡レンズであり、あるいは図1に示したような微粘着層12を有する偏光部材1では、サングラスの眼鏡レンズの表面に、本実施の形態の偏光部材1を、微粘着層12を介して接合することで、模様入りサングラス35を構成することができる。又は偏光部材単体からなる眼鏡レンズを用いて、模様入りサングラス35を構成することもできる。
図5Aに示す眼鏡レンズ30及び図5Bに示す模様入りサングラス35では、光の入射側C(サングラスの着用者に対する対面者側)から観察すると模様5を視認することができ、一方、光の入射側とは反対側D(サングラスの着用者の接眼側)から観察すると模様5が認識されにくく、したがって、図5Bの模様入りサングラス35の着用者の視界を妨げることなく、一方、光の入射側からは模様の視認を可能とする。そして本実施の形態では模様5の形成エリアを従来のように眼鏡レンズの縁部だけに限定するものでなく、模様5の形成エリア、大きさ等をファッション性、広告性、意匠性、使用用途などの観点から自由に設計することが可能である。
図6は、本実施の形態の偏光部材の製造工程を示す断面図である。図6Aの工程では、光反射性偏光板2の光反射性偏光部2c(金属ワイヤを備える微細凹凸面)に例えば、レーザで模様5を形成する。図6Bは、図6Aの一部分を拡大した部分拡大断面図である。図6Bに示すように、光反射性偏光板2は、TACフィルム等で形成された保持基材16と表面に金属ワイヤを備える微細凹凸面が形成された樹脂基材17との積層構造で形成される。保持基材16と樹脂基板17とは接着層により接合されている。図6Bに示すように、模様5の部分にレーザを照射して金属ワイヤ(金属層)18を除去している。このとき模様5を例えば、図7A、図7B、図7Cに示すように視認される模様5に対して逆パターンで形成する。図7Aは、レーザにより輪郭を囲った模様を示し、図7Bはレーザにより文字部をベタ加工した模様を示し、図7Cは、文字部を残してその他の部分をレーザ加工した模様を示す。黒く塗りつぶした部分がレーザにより光反射機能を消失した領域である。
続いて図6Cの工程では、光反射性偏光板2の光反射性偏光部2cを光吸収性偏光板3と対向させた状態で、光反射性偏光板2と光吸収性偏光板3とを、接着剤や粘着剤からなる接合層7を介して接合する。
続いて図6Dの工程では、光吸収性偏光板3に接合層13を介して微粘着性フィルム10を接合する。
図6Dに示す光反射性偏光板2の表面(光入射面)2a側から模様5を観察すると、図7A、図7B、図7Cの逆パターンが反転して図7D、図7E、図7Fに示すように、「ABC」の文字部による模様を視認することができる。
図2に示す偏光部材15では、図6Aの次に、図2に示す光吸収性偏光板23を光反射性偏光板2と接合層7を介して接合する。
なお本実施の形態では、図1や図2に示す偏光部材1、15を製造・販売することができ、あるいは模様5を有する光反射性偏光板2を単独で製造・販売することもできる。また本実施の形態の偏光部材1、15を図5Aに示した眼鏡レンズ30や図5Bに示した模様入りサングラス35として適用することが可能であるが、偏光部材1、15の用途を眼鏡用に限定するものではない。
また、模様加工前の光反射性偏光板を、例えば、保持基材(PCなど)/光吸収性偏光板/保持基材(PCなど)と重ねて熱プレスし、レンズ形状に成形加工した後、光反射性偏光板の外側から直接、レーザ加工により模様を形成してもよい。このとき、光反射性偏光板のワイヤグリッド面の金属ワイヤ(アルミ等)がレーザ加工により昇華されて模様を形成することができる。かかる構成では、光吸収性偏光板との貼合前に、光反射性偏光板に対して反転させた模様をレーザ加工しなくてもよく、視認される模様を光反射性偏光板の外側からレーザ加工することができる。
以下の実施例により本発明を具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するものではない。
[実施例1]
旭化成イーマテリアルズ(株)製のWGF(ワイヤーグリッド反射型偏光フィルム)に、アルミグリッド面側からキーエンス(株)製のグリーンレーザマーカMD−S9900Aを用い、文字(模様)をパターニングした。文字太さは約0.3mm程度であった。
また文字は光入射側から文字が認識できるように左右反転パターンとした。次にパターンの付いたWGFのアルミグリッド面側に、吸収型偏光フィルム(住友化学(株)製のスミカラン(登録商標))を、粘着剤を介して貼合した。
次に自己吸着性微粘着層(フジコピアン(株)製のフィックスフィルム(登録商標)HG3)を吸収型偏光フィルムに貼合した。次に、自己吸着性微粘着層を介して、ワイヤグリッド反射型偏光フィルムと吸収型偏光フィルムとを有し模様が付された偏光部材を、サングラス用レンズに貼り合せた。
[実施例2]
実施例2では、左右反転パターンで文字(模様)をパターニングするところまでは実施例1と同様におこなった。
光吸収性偏光板として(PC/PVA/PC)の積層体を用意した。次に、WGFのアルミグリッド面側に光吸収性偏光板を、粘着剤を介して貼合し、熱プレス成形によりサングラス用レンズ曲面に成形し、その後レンズ形状にトリミングした。
続いて、実施例1及び実施例2にて作製された各レンズに対して反射防止及びハードコート処理の表面処理を行った。
実施例1及び実施例2で作製したレンズを眼鏡用として用い、実際に眼鏡を着用した状態で、着用者側からの文字(模様)の視認性と、着用者に対する対面者側からの文字(模様)の視認性とを評価した。その結果、着用者側からは、文字(模様)を視認できず、一方、対面者側からは、光の反射状況により文字(模様)が浮かび上がり、文字を視認できることがわかった。
また、ワイヤグリッド反射型偏光フィルム及び吸収型偏光フィルムの全光線透過率は40%(偏光透過で80%)程度であり、仮に光反射性偏光板のみで、模様を形成した場合における模様部分の透過率は、全光線透過率で約90%である。模様以外の部分、すなわち、偏光の残った部分(光反射性偏光部)での全光線透過率は40%であるため、模様の部分と、模様以外の部分との透過率差は約50%となる。光反射性偏光板と光吸収性偏光板とを重ねて計算してみると、光反射性偏光板(模様以外の部分;光反射性偏光部)の偏光透過率80%×光吸収性偏光板の偏光透過80%により64%となり、模様以外の部分における全光線透過率は64%の1/2の32%となる。一方、模様の部分では、光反射性偏光板の全光線透過率90%(透明)×光吸収性偏光板の偏光透過80%で72%となり、このとき模様部分における全光線透過率は72%の1/2の36%となる。このように模様の部分と、模様以外の部分との透過率差はわずか4%程度であることがわかった。
本発明の偏光部材は、偏光部材の裏面側(光入射側とは逆側)からは視界を妨げず、一方、光の入射側からは文字や図形等の模様を視認することを可能としている。したがって本発明の偏光部材を、ファッション性、広告性等を付与する眼鏡レンズ、模様入りサングラス等に適用することができる。
1、15 偏光部材
2 光反射性偏光板
2c 光反射性偏光部
3、23 光吸収性偏光板
5 模様
7、13 接合層
8、9 偏光透過軸
10 微粘着性フィルム
30 眼鏡レンズ
31 成形レンズ
35 模様入りサングラス

Claims (15)

  1. 光の入射側から順に、模様を有する光反射性偏光板と、光吸収性偏光板とを、前記光が層内を透過する方向に配置してなることを特徴とする偏光部材。
  2. 前記模様は、前記光反射性偏光板の光反射性偏光部と同じ面側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の偏光部材。
  3. 前記模様及び光反射性偏光部は、前記光反射性偏光板の前記光吸収性偏光板との対向面に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の偏光部材。
  4. 前記模様が、前記光反射性偏光板の光反射機能を消失させることにより形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の偏光部材。
  5. 前記模様の部分を透過する光の透過率と、前記光反射性偏光板の光反射機能を有する部分を透過する光の透過率との差が10%以下であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の偏光部材。
  6. 前記模様の部分と、前記光反射性偏光板の光反射機能を有する部分との光の反射率の差が10%以上であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の偏光部材。
  7. 前記光反射性偏光板の偏光透過軸と、前記光吸収性偏光板の偏光透過軸とが略一致するように配置されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の偏光部材。
  8. 前記光反射性偏光板が、ワイヤグリッド偏光板であることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の偏光部材。
  9. 前記光反射性偏光板が、多層複屈折ポリマーであることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の偏光部材。
  10. 前記偏光部材が、フィルム状であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の偏光部材。
  11. 前記偏光部材の片面に微粘着層を有することを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の偏光部材。
  12. 前記微粘着層は、前記偏光部材の光入射面とは反対面に設けられていることを特徴とする請求項11に記載の偏光部材。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載された前記偏光部材を熱成形することにより曲面を付与したことを特徴とする眼鏡レンズ。
  14. 請求項1ないし12のいずれかに記載された前記偏光部材を有することを特徴とする模様入りサングラス。
  15. 請求項1ないし12のいずれかに記載された前記偏光部材に用いられることを特徴とする光反射性偏光板。
JP2013208675A 2013-10-04 2013-10-04 偏光部材、眼鏡レンズ、及び模様入りサングラス Active JP6220213B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013208675A JP6220213B2 (ja) 2013-10-04 2013-10-04 偏光部材、眼鏡レンズ、及び模様入りサングラス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013208675A JP6220213B2 (ja) 2013-10-04 2013-10-04 偏光部材、眼鏡レンズ、及び模様入りサングラス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015072396A true JP2015072396A (ja) 2015-04-16
JP6220213B2 JP6220213B2 (ja) 2017-10-25

Family

ID=53014798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013208675A Active JP6220213B2 (ja) 2013-10-04 2013-10-04 偏光部材、眼鏡レンズ、及び模様入りサングラス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6220213B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190067790A (ko) * 2016-10-19 2019-06-17 에씰로 앙터나시오날 임시 편광 패치
JP2019095492A (ja) * 2017-11-17 2019-06-20 住友ベークライト株式会社 光学シートおよび光学部品
WO2019244841A1 (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 株式会社東海理化電機製作所 反射型偏光部材の加工方法、および反射型偏光部材
KR20200018697A (ko) * 2017-10-24 2020-02-19 아사히 가세이 가부시키가이샤 영상 표시 장치, 와이어 그리드 편광판 및 그의 제조 방법, 와이어 그리드 편광판의 관측 방법, 그리고 와이어 그리드 편광판의 편광축 방향의 추정 방법
WO2022168709A1 (ja) * 2021-02-05 2022-08-11 日本ゼオン株式会社 光学積層体及びその真正性の判定方法、並びに物品
EP3971636A4 (en) * 2019-05-17 2023-06-14 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha OPTICAL ELEMENT OR POLARIZING PLATE, AND GLASSES USING IT

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002127647A (ja) * 2000-10-19 2002-05-08 Nhk Spring Co Ltd 対象物の識別媒体及びその製造方法
US20060256260A1 (en) * 2005-05-16 2006-11-16 Lg Electronics Inc. Display device with polarizer sheet and method for manufacturing polarizer sheet
JP2008203753A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Hitachi Maxell Ltd 偏光膜及びその製造方法
JP2010117381A (ja) * 2008-10-14 2010-05-27 Nhk Spring Co Ltd 識別媒体および物品
JP2011257678A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Asahi Kasei E-Materials Corp ワイヤグリッド偏光板及び当該ワイヤグリッド偏光板を用いた液晶表示装置
WO2013051489A1 (ja) * 2011-10-03 2013-04-11 三菱瓦斯化学株式会社 偏光ミラーめがねレンズ

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002127647A (ja) * 2000-10-19 2002-05-08 Nhk Spring Co Ltd 対象物の識別媒体及びその製造方法
US20030133098A1 (en) * 2000-10-19 2003-07-17 Nhk Spring Co., Ltd., A Corporation Of Japan Medium for identifying an object and method for making the same
US20060256260A1 (en) * 2005-05-16 2006-11-16 Lg Electronics Inc. Display device with polarizer sheet and method for manufacturing polarizer sheet
JP2006323351A (ja) * 2005-05-16 2006-11-30 Lg Electronics Inc 偏光シートの製造方法及びその偏光シートを備えたディスプレイ装置
JP2008203753A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Hitachi Maxell Ltd 偏光膜及びその製造方法
JP2010117381A (ja) * 2008-10-14 2010-05-27 Nhk Spring Co Ltd 識別媒体および物品
JP2011257678A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Asahi Kasei E-Materials Corp ワイヤグリッド偏光板及び当該ワイヤグリッド偏光板を用いた液晶表示装置
WO2013051489A1 (ja) * 2011-10-03 2013-04-11 三菱瓦斯化学株式会社 偏光ミラーめがねレンズ
US20140232983A1 (en) * 2011-10-03 2014-08-21 Mgc Filsheet Co., Ltd. Polarized mirrored glasses lens

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11106057B2 (en) 2016-10-19 2021-08-31 Essilor International Temporary polar patches
KR102670929B1 (ko) * 2016-10-19 2024-05-31 에씰로 앙터나시오날 임시 편광 패치
JP2019532345A (ja) * 2016-10-19 2019-11-07 エシロール・アンテルナシオナル 一時的偏光パッチ
JP7403508B2 (ja) 2016-10-19 2023-12-22 エシロール・アンテルナシオナル 一時的偏光パッチ
KR20190067790A (ko) * 2016-10-19 2019-06-17 에씰로 앙터나시오날 임시 편광 패치
JP2021192113A (ja) * 2016-10-19 2021-12-16 エシロール・アンテルナシオナル 一時的偏光パッチ
KR102502417B1 (ko) * 2017-10-24 2023-02-23 아사히 가세이 가부시키가이샤 영상 표시 장치, 와이어 그리드 편광판 및 그의 제조 방법, 와이어 그리드 편광판의 관측 방법, 그리고 와이어 그리드 편광판의 편광축 방향의 추정 방법
KR20200018697A (ko) * 2017-10-24 2020-02-19 아사히 가세이 가부시키가이샤 영상 표시 장치, 와이어 그리드 편광판 및 그의 제조 방법, 와이어 그리드 편광판의 관측 방법, 그리고 와이어 그리드 편광판의 편광축 방향의 추정 방법
US11960079B2 (en) 2017-10-24 2024-04-16 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Image display device, wire grid polarizing plate, method of manufacturing plate, method of observing wire grid polarizing plate, and method of estimating polarization axis direction of wire grid polarizing plate
JP2019095492A (ja) * 2017-11-17 2019-06-20 住友ベークライト株式会社 光学シートおよび光学部品
JP2019219463A (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 株式会社東海理化電機製作所 反射型偏光部材の加工方法、および反射型偏光部材
WO2019244841A1 (ja) * 2018-06-18 2019-12-26 株式会社東海理化電機製作所 反射型偏光部材の加工方法、および反射型偏光部材
EP3971636A4 (en) * 2019-05-17 2023-06-14 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha OPTICAL ELEMENT OR POLARIZING PLATE, AND GLASSES USING IT
WO2022168709A1 (ja) * 2021-02-05 2022-08-11 日本ゼオン株式会社 光学積層体及びその真正性の判定方法、並びに物品

Also Published As

Publication number Publication date
JP6220213B2 (ja) 2017-10-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6220213B2 (ja) 偏光部材、眼鏡レンズ、及び模様入りサングラス
JP6109071B2 (ja) 偏光ミラーめがねレンズ
JP3795727B2 (ja) サングラス、ゴーグル、または矯正レンズの製造方法
JP4220652B2 (ja) サングラス、ゴーグルまたは矯正レンズの製造方法
US9740044B2 (en) Set of polarizing plates having a young's modulus and front-plate-integrated liquid crystal display panel comprising the same
KR101727871B1 (ko) 편광판의 셋트 및 전면판 일체형 액정 표시 패널
KR20120085817A (ko) 기능성 시트 및 그것을 이용한 렌즈
KR101727870B1 (ko) 편광판의 셋트 및 전면판 일체형 액정 표시 패널
CN106501894A (zh) 偏振板、防反射层叠体及图像显示系统
JP6972423B2 (ja) 画像表示システム及びヘッドアップディスプレイシステム
JP7275787B2 (ja) 光学性積層体の製造方法
KR20140109084A (ko) 고위상차 필름을 구비하는 광학 부재
JP6819156B2 (ja) 液晶表示装置
TWI752471B (zh) 複合玻璃/塑膠層化式耐刮光學透鏡裝置
JP6231373B2 (ja) 内面反射防止機能付きワイヤーグリッド偏光レンズ
JP2020016848A (ja) 光学樹脂層および光学部品
TWI823316B (zh) 強化結構之彩色光學透鏡裝置
WO2021193387A1 (ja) ハーフミラーシート
JP7173181B2 (ja) 樹脂成形体、並びにそれを用いた積層体及び画像表示装置
CN218383524U (zh) 一种偏振光树脂镜片
TWM602970U (zh) 鏡面貼合型功能膜片結構
JP2023151668A (ja) 偏光性湾曲積層体、偏光性積層体、眼鏡用レンズおよび眼鏡
JPH0729523U (ja) 模様入りサングラス
JP2020173282A (ja) 光学性積層体の製造方法
KR20050099334A (ko) 편광 광학렌즈 기재 및 그 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20160413

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160516

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170929

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6220213

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350