JP2015072367A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の被駆動体を1つの駆動源によって異なる駆動状態で駆動させることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】現像装置14と、少なくともトナーを含む現像剤を収容するトナー収容容器147と、トナー収容容器内147から搬送されてきた現像剤を貯留し、現像装置14に補給する補給装置90とを備える。トナー収容容器147内の現像剤を補給装置90に向けて搬送する第1搬送部材95と、補給装置90内の現像剤を現像装置14に向けて搬送する第2搬送部材92,93とを、回転方向を第1及び第2の方向に切替可能な駆動源により駆動する。そして、駆動源が第1の方向に回転駆動されるとき、駆動源の駆動力を第1搬送部材95及び第2搬送部材92,93に伝達する第1の駆動力伝達手段と、駆動源が第2の方向に回転駆動されるとき、駆動源の駆動力を第1搬送部材95にのみ伝達する第2の駆動力伝達手段とを備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置としては、現像装置の内部にトナー収容容器(トナーカートリッジ)からトナーを直接供給するか、又はトナー収容容器からトナー補給装置を介してトナーを供給するように構成したものがある。
このような画像形成装置において、トナー収容容器やトナー補給装置を駆動する技術としては、例えば、特許文献1〜2に記載されているものが既に提案されている。
特許文献1は、1つの駆動源からの駆動伝達パターンを駆動源の正転時と逆転時とで切り換えるトナー補給装置を有する画像形成装置において、所定の駆動周期内に、駆動源の正転を可能とする正転時間帯及び駆動源の逆転を可能とする逆転時間帯を設け、駆動周期で正転時間帯の後に逆転時間帯を与えた場合、次の駆動周期では逆転時間帯の後に正転時間帯を与え、更にその次の駆動周期には最初の駆動周期に戻るように構成したものである。
特許文献2は、トナー供給部材駆動機構は、一個の欠歯ギア及び該各トナー供給部材に対しそれぞれ設けられたトナー補給ギアを含むギア列を含んでおり、各トナー補給ギアは、欠歯ギアの第1方向の回転及び該第1方向とは反対方向の第2方向の回転の組み合わせにより、トナー補給ギアが設けられたトナー供給部材をトナー補給方向に回転させる方向に選択的に回転駆動され得るように構成したものである。
特開2003−57934号公報 特開2007−163622号公報
この発明が解決しようとする課題は、複数の被駆動体を1つの駆動源によって異なる駆動状態で駆動させることが可能な画像形成装置を提供することにある。
請求項1に記載された発明は、現像装置と、
少なくともトナーを含む現像剤を収容するトナー収容容器と、
前記トナー収容容器内から搬送されてきた前記現像剤を貯留し、前記現像装置に補給する補給装置と、
回転方向を第1及び第2の方向に切替可能な駆動源と、
前記駆動源によって回転駆動され、前記トナー収容容器内の現像剤を前記補給装置に向けて搬送する第1搬送部材と、
前記駆動源によって回転駆動され、前記補給装置内の現像剤を前記現像装置に向けて搬送する第2搬送部材と、
前記駆動源と連結され前記駆動源が第1の方向に回転駆動されるとき、前記駆動源の駆動力を前記第1搬送部材及び第2搬送部材に伝達する第1の駆動力伝達手段と、
前記駆動源と連結され前記駆動源が第2の方向に回転駆動されるとき、前記駆動源の駆動力を前記第1搬送部材にのみ伝達する第2の駆動力伝達手段と、
前記現像装置内のトナー濃度が予め定められた第1閾値未満である場合に、前記駆動源を前記第1の方向に駆動し、前記現像装置内のトナー濃度が前記第1閾値以上でありかつ前記トナー収容容器内のトナー量が予め定められた第2閾値未満である場合に、前記駆動源を前記第2の方向に駆動する制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載された発明は、前記駆動源は、前記第1の駆動力伝達手段及び前記第2の駆動力伝達手段により、前記第1搬送部材および前記第2搬送部材と常時連結されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載された発明は、前記駆動源は、第1の歯車を備え、
前記第1の駆動力伝達手段は、
前記第1の歯車と噛み合う第1の駆動歯車と、前記第1の駆動歯車と同軸に形成され、前記第1搬送部材に設けられた第2の駆動歯車と噛み合う第1の同軸歯車と、前記第1の駆動歯車と同軸に形成され、前記第2搬送部材に設けられた歯車と噛み合う第2の同軸歯車と、前記第1の歯車が前記第1の方向に回転駆動された際に、前記第1の歯車から前記第1の駆動歯車に伝達された駆動力を前記第1の同軸歯車および前記第2の同軸歯車に伝達する一方、前記第1の歯車が前記第2の方向に回転駆動された際に、前記第1の歯車から前記第1の駆動歯車に伝達された駆動力を前記第1の同軸歯車および前記第2の同軸歯車に伝達しない第1一方向駆動力伝達手段と、を備え、
前記第2の駆動力伝達手段は、
前記第1の歯車と噛み合う第1の中間歯車と、当該第1の中間歯車と同軸に形成された第3の同軸歯車と、当該第3の同軸歯車と噛み合い且つ前記第2の駆動歯車と噛み合う第2の中間歯車と、前記第1の歯車が前記第2の方向に回転駆動された際に、前記第1の歯車から前記第1の中間歯車に伝達された駆動力を前記第3の同軸歯車および前記第2の中間歯車に伝達する一方、前記第1の歯車が前記第1の方向に回転駆動された際に、前記第1の歯車から前記第1の中間歯車に伝達された駆動力を前記第3の同軸歯車に伝達しない第2一方向駆動力伝達手段と、を備え
ることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項1に記載された発明によれば、第1搬送部材と第2搬送部材とを共通の駆動装置で駆動する構成でありながら、補給装置内のトナー量が低下した場合に、現像装置内のトナー濃度を上昇させることなくトナー収容容器から補給装置へトナーの搬送を行うことができる。
請求項2に記載された発明によれば、駆動源と第1搬送部材および第2搬送部材との連結/非連結が当該駆動源の駆動力により切り替られる場合に比較して、当該駆動力が発生しているにもかかわらず第1搬送部材および第2搬送部材に駆動力が伝達されない時間の発生を抑制することができる。
請求項3に記載された発明によれば、駆動源と第1搬送部材および第2搬送部材とを常時連結しながら、駆動源が第1の方向に回転駆動されるときには当該駆動力を第1搬送部材にのみ伝達することが可能な歯車列を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係る画像形成装置を示す概略構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の現像装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の要部を示す概略構成図である。 トナー濃度センサの出力を示すグラフである。 トナーカートリッジ及びトナー補給装置の駆動手段を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係る画像形成装置の制御回路を示すブロック図である。 トナーカートリッジ及びトナー補給装置の駆動状態を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係る画像形成装置の駆動機構を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係る画像形成装置の動作を示す説明図である。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1に係る画像形成装置の全体の概要を示すものである。
<画像形成装置の全体の構成>
実施の形態1に係る画像形成装置1は、例えばカラープリンタとして構成されたものである。画像形成装置1は、画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成手段の一例としての画像形成部107を備えている。この画像形成部107は、現像剤を構成するトナーで現像されるトナー像を形成する複数の作像装置10と、各作像装置10で形成されるトナー像をそれぞれ保持して最終的に記録媒体の一例としての記録用紙5に二次転写する二次転写位置まで搬送する中間転写装置20と、中間転写装置20の二次転写位置に供給すべき所要の記録用紙5を収容して搬送する給紙装置50と、中間転写装置20で二次転写された記録用紙5上のトナー像を定着させる定着装置40等を備えている。
この画像形成装置1は、例えば、記録用紙5に形成すべき原稿画像を入力する図示しない画像読取部としての画像読取装置を追加して装備させた場合にはカラー複写機として構成することができる。図中の1aは画像形成装置の筐体を示し、この筐体1aは支持構造部材、外装カバー等で形成されている。
作像装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(K)の4色のトナー像をそれぞれ専用に形成する4つの作像装置10Y,10M,10C,10Kで構成されている。この4つの作像装置10(Y,M,C,K)は、筐体1aの内部空間において1列に並べた状態となるよう配置されている。
各作像装置10(Y,M,C,K)は、図1に示されるように、回転する像保持体の一例としての感光体ドラム11を備えており、この感光体ドラム11の周囲に、次のような各装置が主に配置されている。主な装置とは、感光体ドラム11の像形成が可能な周面(像保持面)を所要の電位に帯電させる帯電装置12と、感光体ドラム11の帯電された周面に画像の情報(信号)に基づく光LBを照射して電位差のある(各色用の)静電潜像を形成する静電潜像形成手段としての露光装置13と、その静電潜像を対応する色(Y,M,C,K)の現像剤のトナーで現像してトナー像にする現像手段としての現像装置14(Y,M,C,K)と、その各トナー像を中間転写装置20に転写する一次転写装置15と、一次転写後における感光体ドラム11の像保持面に残留して付着するトナー等の付着物を取り除いて清掃するドラム清掃装置16等である。
感光体ドラム11は、接地処理される円筒状又は円柱状の基材の周面に感光材料からなる光導電性層(感光層)を有する像保持面を形成したものである。この感光体ドラム11は、図示しない回転駆動装置から動力が伝達されて矢印Aで示す方向に回転するように支持されている。
帯電装置12は、感光体ドラム11に接触した状態で配置される接触型の帯電ロールで構成される。帯電装置12には帯電用電圧が供給される。帯電用電圧としては、現像装置14が反転現像を行うものである場合、その現像装置14から供給されるトナーの帯電極性と同じ極性の電圧又は電流が供給される。
露光装置13は、画像形成装置1に入力される画像の情報に応じて構成される光LBを、帯電された後の感光体ドラム11の周面に対して照射して静電潜像を形成するものである。露光装置13には、潜像形成時になると画像形成装置1に任意の手段で入力され、画像処理部で画像処理された画像の情報(信号)が送信される。
現像装置14(Y,M,C,K)はいずれも、図2に示されるように、開口部141と現像剤4の収容室142が形成された筐体140の内部に、現像剤4を保持して感光体ドラム11と向き合う現像領域まで搬送する現像ロール143と、現像剤4を攪拌しながら現像ロール143に供給するよう搬送する2つのスクリューオーガー等の攪拌搬送部材144,145と、現像ロール143に保持される現像剤の量(層厚)を規制する層厚規制部材146などを配置して構成されたものである。この現像装置14には、その現像ロール143と感光体ドラム11の間に現像用のバイアス電圧が後述する電源装置から供給される。また、現像ロール143や攪拌搬送部材144,145は、図示しない回転駆動装置からの動力が伝達されて所要の方向に回転する。上記4色の現像剤4(Y,M,C,K)としては、例えば、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤が使用される。
なお、図1中、符号147(Y,M,C,K)は、対応する現像装置14(Y,M,C,K)に供給する少なくともトナーを含む現像剤を収容したトナー収容容器の一例としてのトナーカートリッジをそれぞれ示している。この実施の形態では、トナーカートリッジ147の内部にトナーのみが収容されている。
一次転写装置15は、感光体ドラム11の周面に接触して回転するとともに一次転写用電圧が供給される一次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。一次転写用電圧としては、トナーの帯電極性と逆の極性を示す直流の電圧が図示しない電源装置から供給される。
ドラム清掃装置16は、一部が開口する容器状の本体と、一次転写後の感光体ドラム11の周面に所要の圧力で接触するように配置されて残留トナー等の付着物を取り除いて清掃する清掃板と、清掃板により取り除かれた付着物を回収する回収装置等で構成されている。
中間転写装置20は、図1に示されるように、各作像装置10(Y,M,C,K)の上方の位置に存在するように配置される。この中間転写装置20は、感光体ドラム11と一次転写装置15(一次転写ロール)の間となる一次転写位置を通過しながら矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21と、中間転写ベルト21をその内面から所望の状態に保持して回転自在に支持する複数のベルト支持ロール22〜29と、ベルト支持ロール27に支持されている中間転写ベルト21の外周面(像保持面)側に配置されて中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に二次転写させる二次転写装置30と、二次転写装置30を通過した後に中間転写ベルト21の外周面に残留して付着するトナー、紙粉等の付着物を取り除いて清掃するベルト清掃装置31とで主に構成されている。
中間転写ベルト21としては、例えばポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂等の合成樹脂にカーボンブラック等の抵抗調整剤などを分散させた材料で製作される無端状のベルトが使用される。また、ベルト支持ロール22は駆動ロールとして構成され、ベルト支持ロール27は二次転写のバックアップロールとして構成され、ベルト支持ロール25は張力付与ロールとして構成され、ベルト支持ロール23,24,25,27,28,29は中間転写ベルト21の走行位置などを保持する従動ロールとして構成されている。
二次転写装置30は、図1に示されるように、中間転写装置20におけるベルト支持ロール23に支持されている中間転写ベルト21の外周面部分である二次転写位置において、中間転写ベルト21の周面に接触して回転するとともに二次転写用電圧が供給される二次転写ロールを備えた接触型の転写装置である。また、二次転写ロール30又は中間転写装置20の支持ロール27には、トナーの帯電極性と逆極性又は同極性を示す直流の電圧が二次転写用電圧として供給される。
定着装置40は、表面温度が予め定められた温度に保持されるよう加熱手段によって加熱されるロール形態又はベルト形態の加熱用回転体41と、この加熱用回転体41に所要の圧力で接触して回転するロール形態又はベルト形態の加圧用回転体42などを配置して構成されたものである。この定着装置40では、加熱用回転体41と加圧用回転体42が接触する接触部が所要の定着処理(加熱及び加圧)を行う定着処理部となる。なお、定着装置40の下流側には、定着処理された記録用紙5を排出する排出ロール43が配置されている。
給紙装置50は、露光装置13の下方側の位置に存在するように配置される。この給紙装置50は、所望のサイズ、種類等の記録用紙5を積載した状態で収容する単数(又は複数)の用紙収容体51と、用紙収容体51から記録用紙5を1枚ずつ送り出す送出装置52とで主に構成されている。用紙収容体51は、例えば、筐体1aの正面(使用者が操作時に向き合う側面)側に引き出すことができるように取り付けられている。
給紙装置50と二次転写装置30との間には、給紙装置50から送り出される記録用紙5を二次転写位置まで搬送する複数の用紙搬送ロール対53,54,55や搬送ガイド材で構成される給紙搬送路56が設けられている。給紙搬送路56において二次転写位置の直前の位置に配置される用紙搬送ロール対55は、例えば記録用紙5の搬送時期を調整するロール(レジストロール)として構成されている。また、二次転写装置30と定着装置40との間には、二次転写装置30から送り出される二次転写後の記録用紙5を定着装置40まで搬送するためのベルト形態等の用紙搬送装置57が設けられている。さらに、筐体1aに形成される用紙の排出口に近い部分には、定着装置40から送り出される定着後の記録用紙5を筐体1aの外部に排出するための用紙排出ロール対58が設けられている。
なお、図1中、符号59は手差し給紙装置を示している。
<画像形成装置の基本的な動作>
以下、画像形成装置1による基本的な画像形成動作について説明する。
前記4つの作像装置10(Y,M,C,K)を使用して、4色(Y,M,C,K)のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像を形成するときの画像形成動作を説明する。
画像形成装置1は、画像形成動作(プリント)の要求の指令情報を受けると、4つの作像装置10(Y,M,C,K)、中間転写装置20、二次転写装置30、定着装置40等が始動する。
そして、各作像装置10(Y,M,C,K)においては、まず各感光体ドラム11が矢印Aで示す方向に回転し、各帯電装置12が各感光体ドラム11の表面を所要の極性(実施の形態1ではマイナス極性)及び電位にそれぞれ帯電させる。続いて、露光装置13が、帯電後の感光体ドラム11の表面に対し、画像形成装置1に入力される画像の情報を各色成分(Y,M,C,K)に変換して得られる画像の信号に基づいて発光される光LBを照射し、その表面に所要の電位差で構成される各色成分の静電潜像をそれぞれ形成する。
続いて、各現像装置14(Y,M,C,K)が、感光体ドラム11に形成された各色成分の静電潜像に対し、所要の極性(マイナス極性)に帯電された対応する色(Y,M,C,K)のトナーをそれぞれ供給して静電的に付着させて現像を行う。この現像により、各感光体ドラム11に形成された各色成分の静電潜像は、その対応する色のトナーでそれぞれ現像された4色(Y,M,C,K)のトナー像として顕像化される。
続いて、各作像装置10(Y,M,C,K)の感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が一次転写位置まで搬送されると、一次転写装置15が、その各色のトナー像を中間転写装置20の矢印Bで示す方向に回転する中間転写ベルト21に対して順番に重ね合わせるような状態で一次転写させる。
また、一次転写が終了した各作像装置10では、ドラム清掃装置16が感光体ドラム11の表面に残留するトナー等の付着物を掻き取るように除去して感光体ドラム11の表面を清掃する。これにより、各作像装置10は次の作像動作が可能な状態にされる。
続いて、中間転写装置20では、中間転写ベルト21の回転により一次転写されたトナー像を保持して二次転写位置まで搬送する。一方、給紙装置50では、作像動作に合わせて所要の記録用紙5を給紙搬送路56に送り出す。給紙搬送路56では、レジストロールとしての用紙搬送ロール対55が記録用紙5を転写時期に合わせて二次転写位置T2に送り出して供給する。
二次転写位置T2においては、二次転写装置30が、中間転写ベルト21上のトナー像を記録用紙5に一括して二次転写させる。また、二次転写が終了した中間転写装置20では、ベルト清掃装置31が、二次転写後の中間転写ベルト21の表面に残留したトナー等の付着物を取り除いて清掃する。
続いて、トナー像が二次転写された記録用紙5は、中間転写ベルト21と二次転写ロール30ら剥離された後に定着装置40まで搬送される。定着装置40では、必要な定着処理(加熱及び加圧)をして未定着のトナー像を用紙5に定着させる。最後に、定着が終了した後の記録用紙5は、排出ロール対58により例えば筐体1aの外部に設置された図示しない排出収容部に排出される。
以上の動作により、4色のトナー像を組み合わせて構成されるフルカラー画像が形成された記録用紙5が出力される。なお、モノクロの画像を形成する場合は、ブラックの作像装置10Kのみにより画像形成が行われる。
<画像形成装置の特徴部分の構成>
ところで、上記の如く構成される画像形成装置1では、各現像装置14(Y,M,C,K)により感光体ドラム11の周面に形成された静電潜像を現像することで、各現像装置14内のトナーが消費される。そのため、各現像装置14には、後述する補給装置の一例としてのトナー補給装置によって、トナー収容容器の一例としてのトナーカートリッジ147から所要のタイミングでトナーを補給するよう構成されている。
図3はこの実施の形態1に係る画像形成装置の要部を示す構成図である。
トナー補給装置90(Y,M,C,K)は、トナーカートリッジ147の下方に配置され、トナーカートリッジ147から供給されるトナーを一時的に貯留する貯留タンク等からなる貯留部材91と、貯留部材91の内部に配置され、貯留部材91内に貯留されたトナーを攪拌しつつ搬送するスクリューオーガ等からなる第2搬送部材の一例としての攪拌搬送部材92,93と、貯留部材91に一時的に貯留されたトナーを所要のタイミングで現像装置14へと搬送するスクリューオーガや搬送パイプ等からなる第2搬送部材の一例としての搬送部材94とを備える。トナーカートリッジ147は、本体の内部にトナーが収容され、円筒形状に形成されたカートリッジ本体を備えている。また、トナーカートリッジ147は、その内部に収納されたトナーを攪拌しつつ図示しない排出口へと搬送するアジテータ等からなる第1搬送部材の一例としての攪拌搬送部材95を有している。なお、攪拌搬送部材95を有さず、トナーカートリッジ本体自体が回転することでトナーを排出口へ搬送する場合、トナーカートリッジ本体が第1搬送部材の一例として機能する。トナー補給装置90の攪拌搬送部材92,93、搬送部材94及びトナーカートリッジ147の攪拌搬送部材95は、後述するように、駆動源としてのトナー補給モータ81により駆動される。以降、「トナーカートリッジ147を(回転)駆動」「トナー補給装置90を(回転)駆動」と言った場合、それぞれ「第1搬送部材を(回転)駆動」および「第2搬送部材を(回転)駆動」することを意味する。トナー補給モータ81は、その回転方向を第1の方向(正転方向)と第2の方向(逆転方向)とに切り替え可能に構成されている。
また、各現像装置14は、図2及び図3に示されるように、内部に収容された現像剤4のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ148を備えている。このトナー濃度センサ148は、現像装置14のトナー量に応じて変化する値を検知するトナー濃度検知手段を構成している。トナー濃度センサ148としては、例えば、現像剤4の透磁率を測定することにより現像剤4中のトナー濃度を検知するものが用いられる。トナー濃度センサ148の出力は、例えば、図4に示されるように、トナー濃度が高くなるに従って出力が低下するように変化する。現像装置14内のトナー濃度は、感光体ドラム11の周面に形成された静電潜像を現像することによってトナーが消費され変化する。
図5はトナーカートリッジ及びトナー補給装置の駆動系を示す構成図である。
トナー補給モータ81は、作像装置10のトナーカートリッジ147とトナー補給装置90の双方を同時に又はトナーカートリッジ147を単独で駆動するものである。トナー補給モータ81は、その図示しない駆動軸に取り付けられた出力歯車82を備える。トナー補給装置90の攪拌搬送部材92,93及び搬送部材94を駆動する第1の駆動力伝達手段の一例としての第1の駆動歯車83は、一方向にのみ回転駆動力を伝達するワンウェイクラッチ84を備えた第1の同軸歯車831およびワンウェイクラッチ841を備えた第2の同軸歯車832を同軸上に有している。このワンウェイクラッチ84およびワンウェイクラッチ841は、第1一方向駆動力伝達手段の一例であり、第1の駆動歯車83が反時計回り方向に回転駆動されるときにのみ、第1の同軸歯車831および第2の同軸歯車832にそれぞれ駆動力を伝達する。また、第1の同軸歯車831には、トナーカートリッジ147を回転駆動するための第2の駆動歯車85が噛み合わされている。また、第2の同軸歯車832には、攪拌搬送部材92,93に設けられた歯車(図示せず)が間接的または直接的に噛み合わされている。第2の駆動歯車85は、トナーカートリッジ147を筐体1aに装着した際に、当該トナーカートリッジ147の攪拌搬送部材95の回転軸と図示しないカップリング(結合手段)を介して作動連結される。
また、トナー補給モータ81の出力歯車82には、トナーカートリッジ147を単独で回転駆動するための第1の中間(従動)歯車86が噛み合わされている。この第1の中間歯車86は、一方向にのみ回転駆動力を伝達するワンウェイクラッチ87を備えた第3の同軸歯車861を同軸上に有している。このワンウエイクラッチ87は、第2一方向駆動力伝達手段の一例であり、第1の駆動歯車83が時計回り方向に回転駆動されるときにのみ第3の同軸歯車861に駆動力を伝達する。また、第3の同軸歯車861には、相対的に直径が小さく設定された第2の中間(従動)歯車88を介してトナーカートリッジ147を回転駆動するための第2の駆動歯車85が噛み合わされている。なお、第1の中間歯車86及び第2の中間歯車88は、第2の駆動力伝達手段を構成している。
図6はこの実施の形態に係る画像形成装置の制御回路を示すブロック図である。
図6において、101は制御手段の一例としての制御装置を示すものである。この制御装置101は、画像形成装置1の全体の動作を統括して制御し、例えば、CPUやROM・RAM等からなる電子機器から構成される。また、この制御装置101は、トナーカートリッジ147内のトナー量(残量)を判定するトナー量判定手段としての機能を兼ね備えている。
制御装置101には、現像装置14に設けられたトナー濃度センサ148から出力されるトナー濃度信号と、トナー補給装置90に設けられたトナー空検知センサ96から出力されるトナー空検知信号とがそれぞれ入力されている。また、制御装置101は、トナー補給モータ81に駆動信号を出力し、トナー補給モータ81の駆動時間及び回転方向を制御する。
トナー空検知センサ96は、トナー補給装置90内のトナー量が減少していることを検知するセンサであり、例えば発光素子と受光素子とを有する光学的センサにより構成される。
<画像形成装置の特徴部分の動作>
この実施の形態に係る画像形成装置1では、上述したように、画像形成動作(プリント)の要求の指令情報を受けると、4つの作像装置10(Y,M,C,K)、中間転写装置20、二次転写装置30、定着装置40等が始動する。
そして、各作像装置10(Y,M,C,K)においては、図2に示されるように、各感光体ドラム11の周面に形成された静電潜像を各現像装置14によって現像する。その際、各現像装置14では、現像工程に伴って内部に収容された現像剤4中のトナーが消費される。
制御装置101は、図6に示されるように、各現像装置14内のトナー濃度をトナー濃度センサ148からの出力信号によりモニターしているとともに、トナー補給装置90内のトナー量をトナー空検知センサ96からの出力信号によりモニターする。制御装置101は、各現像装置14のトナー濃度が予め定められた閾値(第1閾値の一例)以上であるか否かを判定する。そして、制御装置101は、対応する現像装置14のトナー濃度が予め定められた閾値未満であると判定すると、対応するトナー空検知センサ96からの出力にかかわらず、プリント動作の終了時などの予め定められた時期にトナー補給モータ81を正転方向(第1の方向)に所要の時間だけ回転駆動させる。この駆動時間は、トナー濃度センサ148の出力値などに基づいて制御装置101によって決定される。
トナー補給モータ81が正転方向に回転駆動されると、トナー補給モータ81の出力歯車82に噛み合わされた第1の駆動歯車83は、図7(A)に示されるように、矢印方向(反時計回り方向)に回転駆動され、ワンウェイクラッチ84が回転駆動力を伝達して第1の同軸歯車831が回転駆動され、ワンウェイクラッチ841が回転駆動力を伝達して第2の同軸歯車832が回転駆動される。そのため、第2の同軸歯車832によりトナー補給装置90が駆動されて、トナー補給装置90の内部に貯留されたトナーが搬送部材93により現像装置14へと補給される。
また、第1の駆動歯車83の第1同軸歯車831には、第2の駆動歯車85が噛合されており、トナーカートリッジ147の攪拌搬送部材95が回転駆動され、トナーカートリッジ147からトナー補給装置90へとトナーが供給される。
なお、トナー補給モータ81が正転方向に回転駆動されると、トナー補給モータ81の出力歯車82に噛み合わされた第1の中間歯車86も反時計回り方向に回転するが、ワンウェイクラッチ87が第1の中間歯車86の反時計回り方向の回転駆動力を第3の同軸歯車861に伝達しない方向に設定されている。
一方、制御装置101は、各現像装置14内のトナー濃度をトナー濃度センサ148からの出力信号に基づいて、各現像装置14のトナー濃度が予め定められた閾値以上であって、且つ、トナー補給装置90のトナー空検知センサ95からの出力信号に基づいて、トナー補給装置90内のトナー量が予め定められた閾値(第2閾値の一例)以上であると判定すると、トナー補給モータ81を駆動せず、トナーの補給動作を実行しない。
また、制御装置101は、各現像装置14内のトナー濃度をトナー濃度センサ148からの出力信号に基づいて、各現像装置14のトナー濃度が予め定められた閾値以上であって、且つ、トナー補給装置90のトナー空検知センサ95からの出力信号に基づいて、トナー補給装置90内のトナー量が予め定められた閾値(第2閾値の一例)未満であると判定すると、トナー補給モータ81を逆転方向(第2の方向)に回転駆動させる。このトナー補給モータ81の逆転方向へ回転駆動は、例えば、トナー空検知センサ95が、トナー量が第2閾値以上となったと検知するまで継続される。また、トナー補給モータ81の逆転方向へ回転駆動は、予め定められた駆動時間だけ実行されるように構成しても良い。この駆動時間は、例えば、トナーカートリッジ147内のトナー量(残量)を判定するトナー量判定手段として機能する制御装置101により、適宜異なった値に設定される。即ち、制御装置101は、トナーカートリッジ147内のトナー量(残量)が規定値以下であると判定した場合、当該駆動時間を通常の駆動時間よりも長く設定する。
トナー補給モータ81が逆転方向に回転駆動されると、トナー補給モータ81の出力歯車82に噛み合わされた第1の中間歯車86は、図7(B)に示されるように、矢印方向(時計回り方向)に回転駆動され、ワンウェイクラッチ87が回転駆動力を伝達することで歯車861が回転駆動される。歯車861の回転駆動力は、第2の中間歯車88を介して第2の駆動歯車85に伝達され、トナーカートリッジ147の攪拌搬送部材94が回転駆動され、トナーカートリッジ147からトナー補給装置90へとトナーが供給される。
なお、トナー補給モータ81が逆転方向に回転駆動されると、トナー補給モータ81の出力歯車82に噛み合わされた第1の駆動歯車83も時計回り方向に回転するが、図7(B)に示されるように、ワンウェイクラッチ84およびワンウェイクラッチ841が、第1の駆動歯車83の時計回りの回転駆動力を第1の同軸歯車831および第2の同軸歯車832に伝達しない方向にそれぞれ設定されている。
このように、上記実施の形態では、トナー補給モータ81の回転方向を正転方向と逆転方向とに切り替えることにより、トナーカートリッジ147とトナー補給装置90の双方を駆動する駆動状態と、トナーカートリッジ147のみを駆動する駆動状態とに切り替わる。
また、上記実施の形態では、トナー補給モータ81を逆転方向(第2の方向)に回転駆動することにより、トナーカートリッジ147のみを駆動する。例えば、現像装置14のトナー濃度センサ148の値が第1閾値以上である場合には、現像装置14へのトナーの補給は不要であるためトナー補給装置90の駆動は不要である。しかし、トナー補給装置90内のトナー量が第2閾値未満であった場合には、トナーカートリッジ147からトナー補給装置90へのトナー補給は必要である。そこで、トナーカートリッジ147のみを駆動させることにより、トナーカートリッジ147内のトナーを確実にトナー補給装置90へと供給することができ、最終的にトナーカートリッジ147内に残るトナー残量が減少する。
また、この実施の形態では、出力歯車82と第1の駆動歯車83及び第1の中間歯車86が常時噛み合わされている。すなわち、後述する実施の形態2のように、トナー補給モータ81から補給装置90に至るギア列途中の連結/非連結、およびトナー補給モータ81からトナーカートリッジ147に至るギア列途中の連結/非連結が、トナー駆動モータ81の駆動力により切り替えられる構成ではないため、駆動モータ81を駆動しているにもかかわらず第1の駆動歯車83または第1の中間歯車86が駆動していないという時間が発生することはない。そのため、駆動モータ81の累積的な駆動時間とトナーの補給量との間に差が生じることを抑制することができる。
[実施の形態2]
図8は、実施の形態2に係る画像形成装置の要部を示す構成図である。
この実施の形態2では、図8に示されるように、出力歯車82が第1の駆動歯車83及び第1の中間歯車86と噛み合わされておらず、出力歯車82には、当該出力歯車82を中心して揺動(公転)する揺動(遊星)歯車89が噛み合わされている。揺動歯車89は、図示しない枠体を介して出力歯車82と軸間距離が一定となるよう互いに連結されている。そのため、揺動歯車89は、常時、出力歯車82と噛み合った状態で出力歯車82の外周を揺動するように構成されている。また、揺動歯車89は、出力歯車82の上部に位置するように配置されている。
揺動歯車89と選択的に噛み合う第1の駆動歯車83及び第1の中間歯車86は、実施の形態1と同様の位置に固定した状態で配置してある。ただし、この実施の形態2では、第1の中間歯車86としてワンウェイクラッチ87が装着されておらず、通常の歯車を用いている。また、実施の形態2では、第1の実施形態において第1の駆動歯車83と同軸上に設けられていた第2の同軸歯車832およびワンウェイクラッチ841は用いない。トナー補給装置90の攪拌搬送部材92,93に設けられた歯車(図示せず)は、第1の駆動歯車83に間接的または直接的に噛み合わされている。
揺動歯車89は、トナー補給モータ81の回転方向を切り替えることにより、出力歯車82と揺動歯車89との間で伝達される回転駆動力により出力歯車82の回転方向に沿って揺動(移動)する。出力歯車82の回転方向が正転方向(第1の方向)である場合、揺動歯車89は、図9(A)に示されるように反時計回り方向に揺動し、第1の駆動歯車83と噛み合わされる。また、出力歯車82の回転方向が逆転方向(第2の方向)である場合、揺動歯車89は時計回り方向に揺動し、第1の中間歯車86と噛み合わされる。
以上の構成において、この実施の形態2では、次のようにしてトナーカートリッジ147及びトナー補給装置90が駆動される。
制御装置101は、現像装置14のトナー濃度が予め定められた閾値未満であると判定すると、プリント動作の終了時などの予め定められた時期にトナー補給モータ81を逆転方向(第1の方向)に所要の時間だけ回転駆動させる。
トナー補給モータ81が逆転方向に回転駆動されると、トナー補給モータ81の出力歯車82に噛み合わされた揺動歯車89は、出力歯車82の回転に伴って時計回り方向に揺動し、第1の駆動歯車86と噛み合った状態となる。そのため、第1の駆動歯車83によりトナー補給装置90が駆動され、トナー補給装置90の内部に貯留されたトナーが搬送部材93により現像装置14へと補給される。
また、第1の駆動歯車83には、第2の駆動歯車85が噛み合わされている。第1の駆動歯車83は、図9(A)に示されるように矢印方向(反時計回り方向)に回転駆動され、ワンウェイクラッチ84が第2の駆動歯車85に回転駆動力を伝達する。そのため、トナーカートリッジ147の攪拌搬送部材94が回転駆動され、トナーカートリッジ147からトナー補給装置90へとトナーが供給される。
一方、制御装置101は、各現像装置14内のトナー濃度をトナー濃度センサ148からの出力信号に基づいて、各現像装置14のトナー濃度が予め定められた閾値以上であり、且つ、トナー補給装置90のトナー空検知センサ95からの出力信号に基づいて、トナー補給装置90内にトナーが第2閾値未満と判定すると、トナー補給モータ81を正転方向(第2の方向)に回転駆動させる。
トナー補給モータ81が正転方向に回転駆動されると、トナー補給モータ81の出力歯車82に噛み合わされた揺動歯車89は、図9(B)に示されるように、出力歯車82の回転に伴って反時計回り方向に揺動し、第1の中間歯車86と噛み合った状態となる。第1の中間歯車86は、第2の中間歯車88を介して第2の駆動歯車85が噛合されており、トナーカートリッジ147の攪拌搬送部材94が回転駆動され、トナーカートリッジ147からトナー補給装置90へとトナーが供給される。
この実施の形態2では、駆動力伝達手段に設けるワンウェイクラッチの数が1つで済み、揺動歯車を追加するのみで良い。
1…画像形成装置
14…現像装置
81…トナー補給モータ
82…出力歯車
83…第1の駆動歯車
84…ワンウェイクラッチ
85…第2の駆動歯車
90…トナー補給装置
101…制御装置
147…トナーカートリッジ

Claims (3)

  1. 現像装置と、
    少なくともトナーを含む現像剤を収容するトナー収容容器と、
    前記トナー収容容器内から搬送されてきた前記現像剤を貯留し、前記現像装置に補給する補給装置と、
    回転方向を第1及び第2の方向に切替可能な駆動源と、
    前記駆動源によって回転駆動され、前記トナー収容容器内の現像剤を前記補給装置に向けて搬送する第1搬送部材と、
    前記駆動源によって回転駆動され、前記補給装置内の現像剤を前記現像装置に向けて搬送する第2搬送部材と、
    前記駆動源と連結され前記駆動源が第1の方向に回転駆動されるとき、前記駆動源の駆動力を前記第1搬送部材及び第2搬送部材に伝達する第1の駆動力伝達手段と、
    前記駆動源と連結され前記駆動源が第2の方向に回転駆動されるとき、前記駆動源の駆動力を前記第1搬送部材にのみ伝達する第2の駆動力伝達手段と、
    前記現像装置内のトナー濃度が予め定められた第1閾値未満である場合に、前記駆動源を前記第1の方向に駆動し、前記現像装置内のトナー濃度が前記第1閾値以上でありかつ前記トナー収容容器内のトナー量が予め定められた第2閾値未満である場合に、前記駆動源を前記第2の方向に駆動する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記駆動源は、前記第1の駆動力伝達手段及び前記第2の駆動力伝達手段により、前記第1搬送部材および前記第2搬送部材と常時連結されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動源は、第1の歯車を備え、
    前記第1の駆動力伝達手段は、
    前記第1の歯車と噛み合う第1の駆動歯車と、前記第1の駆動歯車と同軸に形成され、前記第1搬送部材に設けられた第2の駆動歯車と噛み合う第1の同軸歯車と、前記第1の駆動歯車と同軸に形成され、前記第2搬送部材に設けられた歯車と噛み合う第2の同軸歯車と、前記第1の歯車が前記第1の方向に回転駆動された際に、前記第1の歯車から前記第1の駆動歯車に伝達された駆動力を前記第1の同軸歯車および前記第2の同軸歯車に伝達する一方、前記第1の歯車が前記第2の方向に回転駆動された際に、前記第1の歯車から前記第1の駆動歯車に伝達された駆動力を前記第1の同軸歯車および前記第2の同軸歯車に伝達しない第1一方向駆動力伝達手段と、を備え、
    前記第2の駆動力伝達手段は、
    前記第1の歯車と噛み合う第1の中間歯車と、当該第1の中間歯車と同軸に形成された第3の同軸歯車と、当該第3の同軸歯車と噛み合い且つ前記第2の駆動歯車と噛み合う第2の中間歯車と、前記第1の歯車が前記第2の方向に回転駆動された際に、前記第1の歯車から前記第1の中間歯車に伝達された駆動力を前記第3の同軸歯車および前記第2の中間歯車に伝達する一方、前記第1の歯車が前記第1の方向に回転駆動された際に、前記第1の歯車から前記第1の中間歯車に伝達された駆動力を前記第3の同軸歯車に伝達しない第2一方向駆動力伝達手段と、を備え
    ることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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