JP2015071841A - シート製造装置 - Google Patents

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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F9/00Complete machines for making continuous webs of paper

Abstract

【課題】小型化されたシート製造装置を提供する。
【解決手段】繊維と樹脂とを含み堆積したウエブを搬送する搬送部と、前記ウエブを加熱する加熱部と、を備え、前記搬送部は、前記ウエブを搬送する第1の面と、前記第1の面よりも前記ウエブの搬送方向下流側に位置し前記ウエブを搬送する第2の面と、を有し、前記第1の面と前記第2の面との成す角度が90度未満である。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート製造装置に関する。
従来、メッシュベルト上に解繊物を堆積させる紙成形機と、メッシュベルト上に堆積された解繊物を、メッシュベルトから受け渡される一対の搬送ローラーと、搬送された解繊物を裁断する裁断機等を備えた紙再生装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−144826号公報
しかしながら、上記の紙再生装置では、搬送ローラーが、メッシュベルトに対して隣接、かつ、水平方向に配置されている。このため、装置構成が大型化し、装置の設置面積が大きくなってしまう、という課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例にかかるシート製造装置は、繊維と樹脂とを含み堆積したウエブを搬送する搬送部と、前記ウエブを加熱する加熱部と、を備え、前記搬送部は、前記ウエブを搬送する第1の面と、前記第1の面よりも前記ウエブの搬送方向下流側に位置し前記ウエブを搬送する第2の面とを有し、前記第1の面と前記第2の面との成す角度が90度未満であることを特徴とする。
この構成によれば、搬送部の第1の面と第2の面とが90度未満に構成されており、ウエブは第1の面及び第2の面に倣って搬送される。これにより、第1の面と第2の面とを水平方向に隣接して配置する構成に比べて、水平方向における装置の長さを短くすることができる。従って、装置の設置面積を小さくすることができる。
[適用例2]上記適用例にかかるシート製造装置では、前記第2の面の搬送方向は、鉛直方向下向きであることを特徴とする。
この構成によれば、第1の面によって水平方向に搬送されるウエブは、第1の面の端部においてウエブの自重で第1の面から剥離して、鉛直方向下向きに配置される第2の面に受け渡される。これにより、第1の面から第2の面にウエブを搬送する際に、第1の面の端部に、第1の面からウエブを剥離するためのブレード等の剥離設備が不要となるので、装置構成を簡略化することができる。また、剥離ブレード等によるウエブの損傷等の発生を防止することができる。
[適用例3]上記適用例にかかるシート製造装置では、前記第1の面に接する前記ウエブの面と、前記第2の面に接する前記ウエブの面が異なることを特徴とする。
この構成によれば、第1の面に接しながら搬送されるウエブの面が、第2の面では方向が逆の表面側となって搬送される。このように、ウエブが、途中の搬送経路において接する面が反対になるので、ウエブを搬送する面との剥離性が高まり、ウエブの搬送性を向上させることができる。
[適用例4]上記適用例にかかるシート製造装置の前記搬送部は、前記第2搬送部の前記ウエブの搬送方向の下流側に前記ウエブを搬送する第3の面を有し、前記第3の面と前記第2の面との成す角度は150度以下であることを特徴とする。
この構成によれば、第1の面と第2の面とで第1の角度を持たせ、さらに、第2の面と第3の面とで第1の角度とは逆方向に角度を持たせてウエブを搬送させる。換言すれば、ウエブが搬送される搬送経路が略Z字状に構成される。さらに換言すれば、2度折り返されたように構成されている。これにより、鉛直方向、水平方向における装置の長さを短くすることができる。
[適用例5]上記適用例にかかるシート製造装置の前記搬送部は、前記第1の面を有する第1搬送部と、前記第2の面を有する第2搬送部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、第1の面を有する第1搬送部と第2の面を有する第2搬送部とに分けることにより、搬送部の構成を簡略化させることができる。さらに、第1の面と第2の面との成す角度を容易に設定することができる。
[適用例6]上記適用例にかかるシート製造装置の前記第1搬送部は、無端ベルトと、前記無端ベルトの移動方向に沿って、第1のローラー、第2のローラー、第3のローラーの順で配置され、前記第1のローラーと前記第2のローラーとの間に張架された前記無端ベルトの一部分は前記材料を堆積する前記第1の面であり、前記第2のローラーと前記第3のローラーとの間に張架された前記無端ベルトの一部分が第4の面であり、前記第3のローラーと前記第3のローラーに対して前記無端ベルトの移動方向の下流側に設けられた他のローラーとの間に張架された前記無端ベルトの一部分が第5の面であり、前記第4の面と前記第2の面とで成す角度よりも、前記第5の面と前記第2の面とで成す角度の方が大きいことを特徴とする。
通常であれば、第4の面でウエブが自重で無端ベルトから剥離して第2の面側に移動するが、稀にウエブが第4の面で剥離されない場合も想定される。そこで、本構成では、第5の面と第2の面とで成す角度が、第4の面と第2の面とで成す角度より大きくなるように構成する。これにより、第3のローラーのところで第2の面となす角度が急に大きくなるため、ウエブの自重作用が増大し、ウエブを確実に無端ベルトから剥離させることができる。
シート製造装置の構成を示す概略図。 シート製造装置の一部の構成を示す模式図。 シート製造装置の構成を示す一部拡大図。 変形例1にかかるシート製造装置の一部の構成を示す模式図。 変形例2にかかるシート製造装置の一部の構成を示す模式図。 変形例3にかかるシート製造装置の一部の構成を示す模式図。 変形例4にかかるシート製造装置の一部の構成を示す模式図。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の各図においては、各部材等を認識可能な程度の大きさにするため、各部材等の尺度を実際とは異ならせて示している。
まず、シート製造装置の構成について説明する。シート製造装置は、例えば、純パルプシートや古紙などの原料(被解繊物)Puを新たなシートPrに形成する技術に基づくものである。シート製造装置に供給する古紙Puとしては、例えば、オフィスで現在主流となっているA4サイズの用紙等である。本実施形態にかかるシート製造装置は、繊維と樹脂とを含み堆積したウエブを搬送する搬送部と、ウエブを加熱する加熱部と、を備え、搬送部は、ウエブを搬送する第1の面と、第1の面よりもウエブの搬送方向下流側に位置しウエブを搬送する第2の面と、を有し、第1の面と第2の面との成す角度が90度未満に設定されたものである。なお、本実施形態にかかるウエブとは、繊維と樹脂とを含む物体の構成形態を言う。従って、ウエブが加熱時や加圧時や切断時や搬送時等において寸法等の形態が変化した場合であってもウエブとして示している。以下、具体的にシート製造装置の構成について説明する。
図1は、本実施形態にかかるシート製造装置の構成を示す概略図であり、図2は、シート製造装置の一部構成を示す模式図であり、図3は、シート製造装置の構成を示す一部拡大図である。図1に示すように、シート製造装置1は、供給部10と、粗砕部20と、解繊部30と、分級部40と、受け部50と、添加物投入部60と、ウエブ成形部70と、搬送部100と、加熱部120を備えている。さらに、シート製造装置1では、第1切断部110と、第2切断部130と、冷却部150等を備えている。
供給部10は、粗砕部20に古紙Puを供給するものである。供給部10は、例えば、複数枚の古紙Puを重ねて貯めておくトレー11と、トレー11中の古紙Puを粗砕部20に連続して投入可能な自動送り機構12等を備えている。シート製造装置1に供給する古紙Puとしては、例えば、オフィスで現在主流となっているA4サイズの用紙等である。
粗砕部20は、供給された古紙Puを数センチメートル角の紙片に裁断するものである。粗砕部20では、粗砕刃21を備え、通常のシュレッダーの刃の切断幅を広げたような装置を構成している。これにより、供給された古紙Puを容易に紙片に裁断することができる。そして、分断された粗砕紙は、配管201を介して解繊部30に供給される。
解繊部30は、回転する回転刃(図示せず)を備え、粗砕部20から供給された粗砕紙を繊維状に解きほぐす解繊をするものである。なお、本実施形態の解繊部30は、空気中で乾式で解繊を行うものである。解繊部30の解繊処理により、印刷されたインクやトナー、にじみ防止材等の紙への塗工材料等は、数十μm以下の粒となって繊維と分離する(以下、「インク粒」という)。したがって、解繊部30から出る解繊物は、紙片の解繊により得られる繊維とインク粒である。そして、回転刃の回転によって気流が発生する機構となっており、配管202を介して解繊された繊維はこの気流に乗って分級部40に搬送される。なお、風発生機構を備えていない乾式の解繊部30を用いる場合には、粗砕部20から解繊部30に向けて気流を発生させる気流発生装置を別途設けるようにすればよい。
分級部40は、解繊物をインク粒と繊維とに分級するものである。本実施形態では、分級部40としてのサイクロン(以下、分級部としてのサイクロン40として説明する)を適用し、搬送された繊維をインク粒と脱墨繊維(脱墨解繊物)とに気流分級する。なお、サイクロン40に替えて他の種類の気流式分級器を利用してもよい。この場合、サイクロン40以外の気流式分級器としては、例えば、エルボージェットやエディクラシファイヤー等が用いられる。気流式分級器は旋回気流を発生させ、解繊物のサイズと密度により受ける遠心力の差によって分離、分級するもので、気流の速度、遠心力の調整により、分級点を調整することができる。これにより比較的小さく密度の低いインク粒と、インク粒より大きく密度の高い繊維とに分けられる。繊維からインク粒を除去することを脱墨と言う。
なお、サイクロン40は、接線入力方式のサイクロンが比較的簡便な構造である。本実施形態のサイクロン40は、解繊部30から導入される導入口40aと、導入口40aが接線方向についた円筒部41と、円筒部41の下部に続く円錐部42と、円錐部42の下部に設けられる下部取出口40bと、円筒部41の上部中央に設けられる微粉排出のための上部排気口40cとから構成される。円錐部42は鉛直方向下方にむかって径が小さくなる。
分級処理において、サイクロン40の導入口40aから導入された解繊物をのせた気流は、円筒部41で円周運動に変わり、遠心力がかかり、気流との相乗効果で、繊維は絡み合い大きくなり、逆円錐部42へと移動する。また、分離されたインク粒は空気とともに微粉として上部排気口40cへ導出され、脱墨が進行する。そして、サイクロン40の上部排気口40cからインク粒が多量に含まれた短繊維混合物が排出される。そして、排出されたインク粒が多量に含まれる短繊維混合物は、サイクロン40の上部排気口40cに接続された配管203を介して受け部50に回収される。一方、サイクロン40の下部取出口40bから配管204を介してウエブ成形部70に向けて脱墨された繊維が搬送される。なお、上部排気口40cから吸引してもよい。
また、脱墨された繊維がサイクロン40からウエブ成形部70に搬送される配管204の途中には、搬送される脱墨繊維に対して樹脂(例えば、融着樹脂あるいは熱硬化性樹脂)等の添加物を添加する添加物投入部60が設けられている。なお、添加物としては、融着樹脂の他、例えば、難燃剤、白色度向上剤、シート力増強剤やサイズ剤等を投入することも可能である。これらの添加物は、添加物貯留部61に貯留され、図示しない投入機構によって投入口62から投入される。
ウエブ成形部70は、配管204から投入された繊維と樹脂とを含むウエブを形成するものである。ウエブ成形部70は、繊維を空気中に均一に分散させる機構と、分散された繊維を無端ベルトとしてのメッシュベルト73上に堆積する機構を有している。
まず、繊維を空気中に均一に分散させる機構として、ウエブ成形部70には、繊維及び樹脂が内部に投入されるフォーミングドラム71が配置されている。そして、フォーミングドラム71を回転駆動させることにより繊維中に樹脂(添加剤)を均一に混ぜることができる。フォーミングドラム71の表面には複数の小孔を有するスクリーンが設けられている。また、フォーミングドラム71の内部には、回転可能なニードルロールが設けられており、投入された繊維を浮かすようになっている。このような構成により、小孔を通過した繊維を空気中に均一に分散させることができる。
一方、フォーミングドラム71の下方には、搬送部100が配置され、堆積されたウエブWを搬送するように構成されている。本実施形態の搬送部100は、第1搬送部101と第2搬送部102とを備えている。第1搬送部101は、張架ローラー72(本実施形態では、4つの張架ローラー72a〜72d)によって張架されるメッシュが形成されている無端のメッシュベルト73が配置されている。そして、張架ローラー72のうちの少なくとも1つが自転することで、このメッシュベルト73が一方向に移動するようになっている。
また、フォーミングドラム71の鉛直下方には、メッシュベルト73を介して、鉛直下方に向けた気流を発生させる吸引部としてのサクション装置75が設けられている。サクション装置75によって、空気中に分散された繊維をメッシュベルト73上に吸引することができる。
そして、絡み合った状態の繊維がサイクロン40からウエブ成形部70のフォーミングドラム71内に導入されると、繊維と樹脂とがニードルロール等でほぐされる。そして、ほぐされた繊維は、フォーミングドラム71の表面の小孔スクリーンを通過し、サクション装置75による吸引力によって、メッシュベルト73上に堆積される。このとき、メッシュベルト73を一方向に移動させることにより、繊維と樹脂を長尺状に堆積させたウエブWを形成することができる。フォーミングドラム71からの分散とメッシュベルト73の移動を連続的に行うことで、連続状のウエブWが成形される。なお、メッシュベルト73は金属性でも、樹脂性でも、不織布でもよく、繊維が堆積でき、気流を通過させることができれば、どのようなものでもあってもよい。なお、メッシュベルト73のメッシュの穴径が大きすぎるとメッシュの間に繊維が入り込み、ウエブ(シート)を成形したときの凸凹になり、一方、メッシュの穴径が小さすぎると、サクション装置75による安定した気流を形成しづらい。このため、メッシュの穴径は適宜調整することが好ましい。サクション装置75はメッシュベルト73の下に所望のサイズの窓を開けた密閉箱を形成し、窓以外から空気を吸引し箱内を外気より負圧にすることで構成できる。
メッシュベルト73上に成形されたウエブWは、第1搬送部101によって搬送される。具体的には、まず、第1搬送部101のメッシュベルト73の第1の面S1上に成形されたウエブWは、メッシュベルト73の回転移動により、図1中において水平方向右側へ搬送される。そして、メッシュベルト73の右側端部(張架ローラー72bに対応する部分)へ来たウエブWは、搬送方向(図中の矢印)に従ってメッシュベルト73に張り付きながら下方へと搬送される。ここで、メッシュベルト73上の第1の面S1と、第2のローラー72bと第3のローラー72cとの間に張架されたメッシュベルト73の第4の面S4の成す角度(図2におけるθ1−θ3に相当)は90度未満である。そのため、ウエブWは第4の面S4から自重で剥がれる。それによって、ウエブWは、第1搬送部101から第2搬送部102に受け渡され搬送される。
第2搬送部102は、張架ローラー106(本実施形態では、3つの張架ローラー106a〜106c)によって張架される搬送無端の搬送ベルト105が配置されている。そして、張架ローラー106のうちの少なくとも1つが自転することで、この搬送ベルト105が一方向に移動するようになっている。そして、ウエブWが第1搬送部101の第1の面S1から第2搬送部102の第2の面S2に受け渡され、搬送方向(図中の矢印)に従って搬送される。ここで、第2の面S2の搬送方向は、鉛直方向下向きである。また、第2の面S2は第1の面S1よりもウエブWの搬送方向で下流側に位置する。して、図2に示すように、ウエブWを搬送する面としてのメッシュベルト73上の第1の面S1とウエブWを搬送する面としての搬送ベルト105上の第2の面S2との成す第1角度θ1が90度未満に設定されている。なお、θ1はθ3より大きい。すなわち、図3(a)に示すように、第1の面S1上に堆積されたウエブWが第2の面S2側に搬送される際、第1の面S1の端部(張架ローラー72bを搬送方向に越えた辺り)においてウエブWの自重により第1の面S1から剥離して、鉛直方向下向きに配置される第2の面S2に受け渡される。これにより、第1の面S1から第2の面S2にウエブWを搬送する際に、第1の面S1の端部にウエブWを剥離するためのブレード等の設備が不要となるので、搬送構成を簡略化することができる。また、剥離ブレード等によるウエブWの損傷等の発生が無くなる。なお、本実施形態にかかる第1角度θ1は、第1の面S1と第2の面S2との成す角度であって、搬送されるウエブWによって形成される角度ではない。
また、ウエブWが第1の面S1から第2の面S2に受け渡される際、図3(a)に示すように、第1の面S1に接するウエブWの面Waと、第2の面S2に接するウエブWの面Wbが異なる。具体的には、メッシュベルト73の第1の面S1にウエブWが成形(堆積)された際、第1の面S1にはウエブWの厚み方向における一方の面Waが接している。従って、第1の面S1上におけるウエブWの他方の面Wbは、第1の面S1に接していない。そして、ウエブWが第1の面S1から第2の面S2に受け渡される際、第1の面S1の端部(張架ローラー72を搬送方向に越えた辺り)においてウエブWの自重により第1の面S1とウエブWの一方の面Waとが剥離する。そして、ウエブWが第1の面S1から第2の面S2に受け渡された際、第2の面S2にはウエブWの他方の面Wbが接し、一方の面Waは第2の面S2に接していない。このように、ウエブWの搬送面が搬送途中において反転するため、適度に剥離性が高まり、搬送性を向上させることができる。
また、本実施形態の搬送部100では、図1に示すように、第2搬送部102のウエブWの搬送方向の下流側にウエブWを搬送する第3の面S3を有している。第3の面S3は、例えば、ウエブWを搬送するガイド108におけるウエブWの搬送面として構成することができる。そして、図2に示すように、第3の面S3と第2の面S2との成す第2角度θ2は150度以下である。すなわち、本実施形態では、第1の面S1と第2の面S2とで第1角度θ1を持たせ、さらに、第2の面2と第3の面S3とで第1角度θ1とは逆方向に第2角度θ2を持たせてウエブWを搬送させる構成を有している。換言すれば、ウエブWが搬送される搬送経路が略Z字状に構成される。なお、本実施形態にかかる第2角度θ2は、第2の面S2と第3の面S3との成す角度であって、搬送されるウエブWによって形成される角度ではない。
また、図3(b)に示すように、ウエブWが第2の面S2から第3の面S3に搬送される際、第2の面S2に接するウエブWの面Wbと、第3の面S3に接するウエブWの面Waとが異なる。具体的には、第2の面S2においてウエブWが搬送される際、第2の面S2にはウエブWの厚み方向における面Wbが接している。従って、第2の面S2上におけるウエブWの面Waは、第2の面S2に接していない。そして、ウエブWが第2の面S2から第3の面S3に受け渡される際、第2の面S2の端部(張架ローラー106cの辺り)においてウエブWの自重により第2の面S2とウエブWの面Wbとが剥離する。そして、ウエブWが第2の面S2から第3の面S3に受け渡された際、第3の面S3にはウエブWの面Waが接し、面Wbは第3の面S3に接していない。このように、ウエブWの搬送面が搬送途中おいて反転するため、ウエブWと搬送経路との剥離性が高まり、さらに搬送性を向上させることができる。そして、上記の通り、ウエブWの自重を利用した搬送経路を構成することにより、水平方向におけるシート製造装置1の設置長さを短くすることが可能となる。
ところで、ウエブWの自重を利用しながらウエブWを搬送する際、上述のように、通常であれば、メッシュベルト73の第1の面S1の端部において第1の面S1からウエブWが剥離して第2の面S2側に搬送されるが、稀にメッシュベルト73からウエブWが剥離されないまま搬送されてしまう場合も想定される。
そこで、本実施形態では、図1及び図2に示すように、第1搬送部101は、無端ベルトとしてのメッシュベルト73と、メッシュベルト73を巻き掛ける(張り架ける)第1のローラー72aと第2のローラー72bと第3のローラー72cと、を備えている。そして、メッシュベルト73の移動方向に沿って、第1のローラー72a、第2のローラー72b、第3のローラー72cの順で配置されている。第1のローラー72aと第2のローラー72bとの間に張架されたメッシュベルト73の一部分は繊維と樹脂とを含む材料を堆積する第1の面S1であり、第2のローラー72bと第3のローラー72cとの間に張架されたメッシュベルト73の一部分が第4の面S4であり、第3のローラー72cと第3のローラー72cに対してメッシュベルト73の移動方向の下流側に設けられた他のローラーとしての第4のローラー72dとの間に張架されたメッシュベルト73の一部分が第5の面S5であり、第4の面S4と第2の面S2とで成す第3角度θ3よりも、第5の面S5と第2の面S2とで成す第4角度θ4の方が大きくなるように構成されている。このように、第5の面S5と第2の面S2とで成す第4角度θ4が、第4の面S4と第2の面S2とで成す第3角度θ3より大きくすることで、第3のローラー72cの付近で第2の面S2となす角度が急に大きくなるため、ウエブWの自重が大きく作用し、メッシュベルト73から確実にウエブWを剥離させることができる。なお、本実施形態にかかる第1〜第4角度θ1,θ2,θ3,θ4は、搬送部100の各面にかかる角度であって、搬送されるウエブWによって形成される角度ではない。
ウエブWの搬送方向における第2搬送部102(第2の面S2)の下流側には、搬送されるウエブWの搬送方向と交差する方向にウエブWを切断する第1切断部110が配置されている。第1切断部110は、カッターを備え、連続状のウエブWを所定の長さに設定された切断位置に従って枚葉状(シート状)に裁断する。これにより、ウエブWが連続状からシート状の形態となり、搬送方向におけるウエブWの長さ寸法が短くなってスキューを矯正しやすくなるため、ウエブWの搬送にかかるスキュー等の発生を低減させることができる。
そして、第1切断部110よりウエブWの搬送方向の下流側には、切断されたウエブWを加熱する加熱部120が配置されている。当該加熱部120は、ウエブWに含まれる繊維同士を樹脂を介して結着させるものである。なお、本実施形態では、2か所に加熱部120(120a,120b)が設けられている。具体的には、第1切断部110よりウエブWの搬送方向の下流側に加熱部120aが配置され、加熱部120aの下流側に加熱部120bが配置されている。そして、各加熱部120a,120bには、一対の第1ローラー121が備えられている。第1ローラー121の回転軸中心部にはヒーター等の加熱部材が設けられており、当該一対の第1ローラー121間にウエブWを通過させることにより、搬送されるウエブWに対して加熱加圧することができる。そして、ウエブWは一対の第1ローラー121によって加熱加圧されることで、樹脂が溶けて繊維と絡みやすくなるとともに繊維間隔が短かくなり繊維間の接触点が増加する。これにより、密度が高まってウエブWとしての強度が向上する。さらに、本実施形態では、2か所に加熱部120(120a,120b)を設けることにより、加熱加圧する時間が十分に確保することが可能となり、ウエブWの強度を確実に向上させることができる。また、加熱部120を第1ローラー121として構成したことにより、加熱部120を板状のプレス装置として構成した場合に比べてウエブを連続的に搬送しながらシートを成形することができる。板状のプレス装置を用いた場合、プレスをしている間、搬送するウエブを一時的にたるませておくバッファー部が必要となる。つまり、加熱ローラーを用いた方が、シート製造装置1全体の構成を小型化することができる。
加熱部120よりウエブWの搬送方向の下流側には、ウエブWを冷却する冷却部150を有している。当該冷却部150は、加熱しない部である。冷却部150はヒーター等の加熱部が設けられていない。本実施形態の冷却部150は、一対の冷却ローラー151を備えている。従って、冷却部150は、ウエブWを冷却するとともに、ウエブWを加圧する。これにより、ウエブWの温度を下げるとともにウエブWの強度を向上させる機能を有する。冷却ローラー151は、例えば、中空の金属製芯金と中空部にエアーを注入するエアー注入部とを備えた空冷機構を有する。これにより、加熱部120によって加熱されたウエブWに接したときに、加熱されたウエブWの温度以上に上がらないように構成されている。さらに具体的には、冷却ローラー151とウエブWとの接触により、ウエブWの熱が冷却ローラー151を介して放熱され、ウエブWの温度が常温近傍になるように構成されている。これにより、ウエブWが冷却され、溶けた樹脂が冷えて固まることで繊維同士が樹脂を介して確実に結着される。なお、冷却部150は、本実施形態の空冷方式に限定されず、放熱がきちんと行えれば、冷やさなくてもよい。また、冷やす場合は、例えば、水冷方式であってもよい。
冷却部150よりウエブWの搬送方向の下流側には、ウエブWの搬送方向に沿ってウエブWを切断する第2切断部130が配置されている。第2切断部130は、カッターを備え、ウエブWの搬送方向における所定の切断位置に従って裁断する。これにより、所望するサイズのシートPr(ウエブW)が形成される。そして、切断されたシートPr(ウエブW)はスタッカー160等に積載される。従って、本実施形態では、まず搬送されたウエブWを第1切断部110によってシート状に切断してスキューが低減された状態のウエブWを第2切断部130で搬送方向に沿って切断する。このため、精度良く、ウエブWを所望の寸法に切断することができる。
以上、上記実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
搬送部100における第1の面S1と第2の面S2との第1角度θ1が90度未満に構成されているため、第1の面S1の端部においてウエブWの自重により第1の面S1とウエブWとを容易に剥離することが可能となり、効率よく第2の面S2にウエブWを受け渡することができる。また、メッシュベルト73からウエブWを剥離させる際に、第1の面S1からウエブWを剥離するためのブレード等が不要となるので、装置構成を簡略化することができる。また、剥離ブレード等によるウエブWの損傷等の発生を防止できる。そして、ウエブWをZ字状に搬送させる搬送経路を構築することにより、水平方向におけるシート製造装置1の長さを短くすることできる。
なお、本実施形態にかかるシートとは、繊維を原料とし、シート状にしたものを主に言う。しかし、そのようなものに限らず、ボード状やウエブ状(や凸凹を有する形状で)あってもよい。また、原料としてはセルロースなどの植物繊維やPET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリエステルなどの化学繊維や羊毛、絹などの動物繊維であってもよい。本願においてシートとは、紙と不織布に分かれる。紙は、純パルプや古紙を原料とし薄いシート状にした態様などを含み、筆記や印刷を目的とした記録紙や、壁紙、包装紙、色紙、ケント紙などを含む。不織布は紙より厚いものや低強度のもので、不織布、繊維ボード、ティッシュペーパー、キッチンペーパー、クリーナー、フィルター、液体吸収材、吸音体、緩衝材、マットなどを含む。
本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、第1の面S1と第2の面S2とで成す第1角度θ1の上限を90度未満と設定したが、第1の面S1と第2の面S2とで成す第1角度θ1の下限の角度は0度としてもよい。図4は、変形例1にかかるシート製造装置の一部の構成を示す模式図である。図4に示すように、第1搬送部101は、メッシュベルト73と、メッシュベルト73を巻き掛ける2つの張架ローラー72とを有し、張架ローラー72のうちの少なくとも1つが自転することで、メッシュベルト73を一方向に移動するように構成されている。また、第2搬送部102は、第1搬送部101の下方に配置される。そして、第2搬送部102は、搬送ベルト105と、搬送ベルト105を巻き掛ける複数の張架ローラー106とを有し、張架ローラー106のうちの少なくとも1つが自転することで、搬送ベルト105を一方向に移動するように構成されている。ここで、第1の面S1から搬送されるウエブWを確実に受け渡し可能なように、第1の面S1よりも第2の面S2の方が水平方向に長くなるように第2搬送部102を配置する。そして、メッシュベルト73において成形されたウエブWを搬送する第1の面S1と、第1の面S1から搬送されるウエブWを受け渡される搬送ベルト105の第2の面S2との角度を0度、すなわち、第1の面S1と第2の面S2とが平行に配置される。このようにしても、第1の面S1によって水平方向に搬送されるウエブWは、第1の面S1の端部においてウエブWの自重で第1の面S1から剥離して、第1の面S1の下方に配置される第2の面S2によって受け渡しすることができる。また、第1搬送部101と第2搬送部102とが平面視において重なるように配置可能なため、シート製造装置1の水平方向の長さをさらに短くすることができる。
(変形例2)上記実施形態では、搬送部100として、第1搬送部101と第2搬送部102とを備え、第2搬送部102に搬送ベルト105を備えた構成としたが、この構成に限定されない。図5は、変形例2にかかるシート製造装置の一部の構成を示す模式図である。図5に示すように、搬送部100は、第1搬送部101と第2搬送部102とを備えている。そして、第2搬送部102は、搬送ガイド107を備えている。搬送ガイド107は、例えば、ステンレス鋼を用いた表面平坦な部材である。これにより、ウエブWとの摩擦抵抗を低減させることができる。そして、搬送ガイド107の面を第2の面S2として構成し、第1搬送部101のメッシュベルト73の第1の面S1と搬送ガイド107の第2の面S2とで成す第1角度θ1を90度未満となるように構成する。このようにすれば、第1の面S1の端部においてウエブWの自重により第1の面S1とウエブWとが剥離し、ウエブWが第2の面S2に受け渡される。そして、第2の面S2では、ウエブWを搬送方向に滑らせるように効率よく搬送することができる。また、第2搬送部102の構成を簡略化させることができる。
(変形例3)上記実施形態では、ウエブWが第1の面S1から第2の面S2へ受け渡されて搬送される際、第1の面S1と第2の面S2とで成す第1角度θ1が90度未満を保持するように搬送されたが、この構成に限定されない。図6は、変形例3にかかるシート製造装置の一部の構成を示す模式図である。図6に示すように、第1搬送部101は、メッシュベルト73と、メッシュベルト73を巻き掛ける(張り架ける)第1のローラー72aと第2のローラー72bと第3のローラー72cと、第4のローラー72dと、メッシュベルト73の移動方向に対して第2のローラー72bと第3のローラー72cとの間に設けられた第5のローラー72eと、を備えている。そして、第1のローラー72aと第2のローラー72bとの間に張架されたメッシュベルト73の一部分が繊維と樹脂とを含む材料を堆積する第1の面S1であり、第2のローラー72bと第5のローラー72eとの間に張架されたメッシュベルト73の一部分が第6の面S6である。この構成では、第1の面S1に堆積されたウエブWは、第1の面S1から第6の面S6を介して第2の面S2に搬送される。この場合、第1面S1と第2面S2とで成す第1角度θ1は90度未満であるが、第6の面S6と第2の面S2とで成す第5角度θ5は90度以上である。すなわち、第1の面S1から第2の面S2にウエブWを搬送する際、一旦別の面(S6)で搬送され、搬送する角度θ5が90度以上になる構成であってもよい。すなわち、繊維と樹脂とを含む材料を堆積する第1の面S1と、第1の面S1よりも前記ウエブWの搬送方向で下流側に位置する第2の面S2とで成す第1角度θ1が確保されていればよい。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例4)上記実施形態では、第1搬送部101から第2搬送部102に向けて直接的にウエブWを受け渡ししたが、この構成に限定されない。図7は、変形例4にかかるシート製造装置の一部の構成を示す模式図である。図7に示すように、第1搬送部101(第1の面S1)と第2搬送部102(第2の面S2)との搬送経路の間に、他の搬送部材や部品等が配置された構成であっても第1の面S1よりも前記ウエブWの搬送方向で下流側に第2の面S2が位置すればよい。本変形例では、第1搬送部101と第2搬送部102との間に、別の搬送部103が配置されている。当該搬送部103は、無端の搬送ベルト103aと、無端の搬送ベルト103aが張り架ける張架ローラー103b(本変形例では2つの張架ローラー103b)を備えている。このようにしても、上記同様の効果を得ることができる。
(変形例5)上記実施形態では、搬送部100によって搬送されたウエブWを第1切断部110によって切断したが、この構成に限定されない。例えば、第1切断部110のウエブWの搬送方向の上流側にウエブWを予備的に加熱部120よりも低温または低荷重でウエブWを加熱する予備加熱部を配置してもよい。この場合、予備加熱部は、一対の加熱加圧ローラーを備えた構成とすることができる。加熱加圧ローラーの回転軸中心部にはヒーター等の加熱部材を設け、当該一対の加熱加圧ローラー間にウエブWを通過させることにより、搬送されるウエブWを加熱加圧することができる。これにより、ウエブWの強度が増加する。そして、予備加熱部を通過したウエブWは第1切断部110によって切断される。すなわち、強度を持たせた状態のウエブWを切断することが可能となるので、切断時にウエブWの崩れ等が抑制され、正確にウエブWを切断することができる。
(変形例6)上記実施形態では、加熱部120として2つの加熱部120a,120bを配置した構成としたが、この構成に限定されない。例えば、製造するウエブW(シートPr)の厚み、材質等に応じて、一つの加熱部120のみ配置した構成であってもよいし、3つ以上の加熱部120を配置した構成としてもよく、適宜設定してもよい。このようにすれば、効率よくシートPr(ウエブW)を製造(成形)することができる。
1…シート製造装置、10…供給部、20…粗砕部、30…解繊部、40…分級部、50…受け部、60…添加物投入部、70…ウエブ成形部、71…フォーミングドラム、72…張架ローラー、72a…第1のローラー、72b…第2のローラー、72c…第3ローラー、72d…第4のローラー、72e…第5のローラー、73…メッシュベルト、75…サクション装置、100…搬送部、101…第1搬送部、102…第2搬送部、105…搬送ベルト、106…張架ローラー、107…搬送ガイド、108…ガイド、110…第1切断部、120,120a,120b…加熱部、130…第2切断部、150…冷却部、151…冷却ローラー、160…スタッカー、Pu…古紙、W…ウエブ、Pr…シート、S1…第1の面、S2…第2の面、S3…第3の面、S4…第4の面、S5…第5の面、S6…第6の面、θ1…第1角度、θ2…第2角度、θ3…第3角度、θ4…第4角度、θ5…第5角度。

Claims (6)

  1. 繊維と樹脂とを含み堆積したウエブを搬送する搬送部と、前記ウエブを加熱する加熱部と、を備え、
    前記搬送部は、前記ウエブを搬送する第1の面と、前記第1の面よりも前記ウエブの搬送方向下流側に位置し前記ウエブを搬送する第2の面と、を有し、前記第1の面と前記第2の面との成す角度が90度未満であることを特徴とするシート製造装置。
  2. 請求項1に記載のシート製造装置において、
    前記第2の面の搬送方向は、鉛直方向下向きであることを特徴とするシート製造装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のシート製造装置において、
    前記第1の面に接する前記ウエブの面と、前記第2の面に接する前記ウエブの面が異なることを特徴とするシート製造装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のシート製造装置において、
    前記搬送部は、前記第2搬送部の前記ウエブの搬送方向の下流側に前記ウエブを搬送する第3の面を有し、
    前記第3の面と前記第2の面との成す角度は150度以下であることを特徴とするシート製造装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のシート製造装置において、
    前記搬送部は、前記第1の面を有する第1搬送部と、前記第2の面を有する第2搬送部と、を備えることを特徴とするシート製造装置。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のシート製造装置において、
    前記第1搬送部は、
    無端ベルトと、
    前記無端ベルトの移動方向に沿って、第1のローラー、第2のローラー、第3のローラーの順で配置され、
    前記第1のローラーと前記第2のローラーとの間に張架された前記無端ベルトの一部分は前記材料を堆積する前記第1の面であり、
    前記第2のローラーと前記第3のローラーとの間に張架された前記無端ベルトの一部分が第4の面であり、
    前記第3のローラーと前記第3のローラーに対して前記無端ベルトの移動方向の下流側に設けられた他のローラーとの間に張架された前記無端ベルトの一部分が第5の面であり、
    前記第4の面と前記第2の面とで成す角度よりも、前記第5の面と前記第2の面とで成す角度の方が大きいことを特徴とするシート製造装置。
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