JP2015071201A - 切断機 - Google Patents

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悟知 岩田
Satoaki Iwata
悟知 岩田
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Abstract

【課題】切断機の大型化を回避しつつ、保護カバー用のリターンスプリングの耐久性を向上させる。【解決手段】丸のこ1は、のこ刃3を回転自在に支持する本体2と、本体2に回動可能に支持され、のこ刃3の一部を覆う保護カバー40と、本体2に設けられた第1固定点71と、保護カバー40に設けられた第2固定点72とに跨るリターンスプリング70と、を有する。リターンスプリング70は、第1固定点71と第2固定点72とを結ぶ直線Lから外れた位置にある支点73を経由して、第1固定点71と第2固定点72とに跨っている。【選択図】図1

Description

本発明は、回転刃と該回転刃の周囲に配置される保護カバーとを備える切断機に関するものである。
上記切断機の一例として丸のこが知られている。図7に示されるように、丸のこ100は、回転駆動されるのこ刃101と、のこ刃101の周囲に配置される保護カバー102と、を備えている。尚、保護カバー102は、“セーフティカバー”などと呼ばれることもある。保護カバー102は、本体103に回動可能に取り付けられるとともに、リターンスプリング104を介して本体103に連結されている。すなわち、リターンスプリング104の一端は本体103に固定され、他端は保護カバー102に固定されている。図8に示されるように、保護カバー102は、のこ刃101によって切断される被加工材Xに当接すると、リターンスプリング104の付勢に抗して矢印a方向へ回動する。保護カバー102が矢印a方向へ回動すると、その回動量に応じてのこ刃101が露出される。保護カバー102は、被加工材Xに対する当接が解除されると、リターンスプリング104の付勢によって矢印b方向へ回動し、図7に示される位置に戻る。
すなわち、保護カバー102は、図7に示される位置と図8に示される位置との間で回動可能である。そこで、以下の説明では、図7に示される保護カバー102の位置を“初期位置”と呼び、図8に示される保護カバー102の位置を“最大回動位置”と呼ぶ。
特許第3765425号公報
図7,図8に示されるリターンスプリング104には、保護カバー102が回動する度に負荷が加わる。そこで、リターンスプリング104の耐久性を向上させるために、保護カバー102が初期位置にあるときにリターンスプリング104に加わる負荷と、保護カバー102が最大回動位置にあるときにリターンスプリング104に加わる負荷との差を小さくすることが望ましい。負荷の差は、保護カバー102が初期位置にあるときのリターンスプリング104の全長と保護カバー102が最大回動位置にあるときのリターンスプリング104の全長との差(伸び量Δa)が小さくなれば、小さくなる。すなわち、図7に示されるリターンスプリング104の全長(a1)と、図8に示されるリターンスプリング104の全長(a2)との差が小さくなることで、初期位置でのリターンスプリング104の全長(a1)に対する伸び量(Δa)の比率が小さくなり、リターンスプリング104に加わる負荷が小さくなる。
ここで、初期位置でのリターンスプリング104の全長(a1)に対するリターンスプリング104の伸び量(Δa)の比率を小さくするためには、保護カバー102が初期位置にあるときのリターンスプリング104の全長(a1)をなるべく長くする必要がある。しかし、図7から明らかなように、リターンスプリング104の全長(a1)を長くすると、本体103が大型化してしまう。具体的には、リターンスプリング104の本体側の固定点104aがのこ刃101の中心から遠ざかるので、図7の紙面左側へ向けて本体103の寸法を拡大しなくてはならない。
本発明の目的は、切断機の大型化を回避しつつ、保護カバー用のリターンスプリングの耐久性を向上させることである。
本発明の切断機は、回転刃を回転自在に支持する本体と、前記本体に回動可能に支持され、前記回転刃の一部を覆う保護カバーと、前記本体に設けられた第1固定点と、前記保護カバーに設けられた第2固定点とに跨るリターンスプリングと、を有する。前記リターンスプリングは、前記第1固定点と前記第2固定点とを結ぶ直線から外れた位置にある支点を経由して、前記第1固定点と前記第2固定点とに跨っている。
本発明の一態様では、前記支点は、前記第1固定点と前記第2固定点とを結ぶ直線よりも上方の位置にある。
本発明の他の態様では、前記支点は、前記第1固定点を通る鉛直線、前記第2固定点を通る水平線および前記第1固定点と前記第2固定点とを結ぶ直線によって囲まれた領域内にある。
本発明の他の態様では、前記保護カバーの位置によって前記回転刃の露出量が変化する。また、前記支点は、前記保護カバーが前記回転刃の露出量が最も小さくなる位置にあるとき、及び、前記保護カバーが前記回転刃の露出量が最も大きくなる位置にあるときに、前記第1固定点と前記第2固定点とを結ぶ直線から外れた位置にある。
本発明の他の態様では、前記支点に配置された支持ピンが設けられ、前記リターンスプリングが前記支持ピンに掛けられている。
本発明の他の態様では、前記リターンスプリングは、前記支持ピンの直径よりもピッチが小さいコイルばねである。
本発明の他の態様では、前記支持ピンに該支持ピンを回転軸とするローラが設けられ、前記リターンスプリングが前記ローラに掛けられている。
本発明の他の態様では、前記保護カバーは、前記本体に回転可能に取り付けられる環状の取付け部を有し、前記取付け部は、前記回転刃の回転軸の周囲に、該回転軸と同軸に取り付けられている。
本発明の他の態様では、前記取付け部は、前記回転軸を回転自在に支持する軸受の周囲に取り付けられている。
本発明の他の態様では、前記回転刃の駆動源と、該駆動源から出力される回転駆動力を前記回転軸に伝達する減速機構とが設けられる。前記減速機構は、第1ギアと、最終ギアと、前記第1ギアと前記最終ギアとの間に介在する中間ギアとを含む。
本発明によれば、切断機の大型化を回避しつつ、保護カバー用のリターンスプリングの耐久性を向上させることができる。
第1の実施形態に係る丸のこの側面図であって、保護カバーが初期位置にあるときの側面図である。 図1に示される丸のこの断面図である。 図1に示される保護カバーの拡大図である。 第1の実施形態に係る丸のこの側面図であって、保護カバーが最大回動位置にあるときの側面図である。 図1に示される丸のこの一変形例を示す側面図である。 図1に示される丸のこの他の変形例を示す断面図である。 従来の丸のこの側面図であって、保護カバーが初期位置にあるときの側面図である。 従来の丸のこの側面図であって、保護カバーが最大回動位置にあるときの側面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態の一例について説明する。図1に示される丸のこ1は、本発明が適用された切断機の一例である。図1に示される丸のこ1は、本体2と、本体2に回転自在に支持された回転刃(のこ刃3)と、を有する。
図2に示されるように、本体2は、のこ刃3の駆動源である電動モータ4を収容するモータケース10と、電動モータ4から出力される回転駆動力をのこ刃3に伝達する動力伝達機構5を収容するギアケース20と、のこ刃3の一部(上部)を覆うソーカバー30と、のこ刃3の他の一部(下部)を覆う保護カバー40と、ハンドル50と、を含む。
さらに、図1に示されるように、本体2の下部にはベース部60が設けられており、ベース部60の一端(先端)はソーカバー30の端部に回動可能に取り付けられている。図2に示されるように、ベース部60にはスリット61が設けられており、このスリット61を通してのこ刃3の一部(下部)がベース部60の下方に突出している。再び図1を参照すると、ベース部60の先端は支持軸62によってソーカバー30の端部に回転可能に連結されている一方、ベース部60の他端(後端)には不図示の固定ねじが設けられている。固定ねじを緩めると、支持軸62を支点としてベース部60を上下方向に回動させることができる。ベース部60が上下に回動されると、ベース部下方へののこ刃3の突出量が変化し、切り込みの深さが変化する。また、図1に示される調整ねじ63を緩めると、のこ刃3を含む本体2のベース部60に対する角度を変更することができる。すなわち、のこ刃3を傾動させることができる。
図2に示されるモータケース10は合成樹脂によって筒状に形成されており、図示が省略されている軸方向一端は閉塞され、他端には開口部が設けられている。ハンドル50は、モータケース10の外周面からのこ刃3の回転平面と略平行に斜め後方へ向けて延びている。
ギアケース20は金属(本実施形態ではアルミニウム)によって形成されている。ギアケース20は、その一端がモータケース10の開口部に突き合わされて、モータケース10と一体化されている。すなわち、モータケース10の内部空間とギアケース20の内部空間とは連通している。
モータケース10に収容されている電動モータ4の回転軸4aは、モータケース10とギアケース20の突き合わせ面を越えてギアケース20の内部に進入している。ギアケース20の内部に進入している回転軸4aの先端にはピニオンギア4bが設けられている。
ギアケース20の他方の端部(モータケース10に突き合わされている端部と反対側の端部)には円筒状の軸受保持部21が一体成形されており、この軸受保持部21の内側に軸受(ボールベアリング)22が収容されている。さらに、軸受22が収容された軸受保持部21の開口部は、皿ねじ23によってギアケース20に固定された蓋部材24によって閉塞されている。
軸受22は、動力伝達機構5を構成する出力軸5aを回転自在に支持している。出力軸5aは、電動モータ4の回転軸4aと平行であり、かつ、軸受22を貫通している。出力軸5aの一端はギアケース20の内部に位置し、他端はギアケース20の外に突出している。のこ刃3は、ギアケース20の外に突出している出力軸5aの端部に、ロックボルト3aによって固定されている。一方、ギアケース20の内部に位置する出力軸5aの端部には、動力伝達機構5を構成するギア5bが固定されており、このギア5bにピニオンギア4bが噛み合っている。すなわち、のこ刃3は、本体2に回転自在に支持され、動力伝達機構5を介して伝達される駆動力によって回転駆動される。
図2に示されるように、軸受保持部21の周囲には、のこ刃3の回転平面に沿って広がるフランジ部31aと、フランジ部31aの縁からのこ刃3の回転平面と交差する方向へ延びる内側側壁部31bとを備える内側カバー部材31が設けられている。すなわち、内側カバー部材31はギアケース20と一体成形され、ギアケース20の一部を構成している。
一方、のこ刃3を挟んで内側カバー部材31の反対側には外側カバー部材32が配置されている。外側カバー部材32は、内側カバー部材31のフランジ部31aと対向する円弧部32aと、円弧部32aの縁からのこ刃3の回転平面と交差する方向へ延びる外側側壁部32bとを備えている。内側カバー部材31と外側カバー部材32は、互いの側壁部31b,32bの端面同士が突き合わされるように対向配置され、一体化されている。よって、内側カバー部材31のフランジ部31aと外側カバー部材32の円弧部32aとの間には、互いの側壁部31b,32bの幅に応じた隙間が形成されており、その隙間内でのこ刃3が回転する。すなわち、ギアケース20の一部である金属製の内側カバー部材31と、ギアケース20とは別体の合成樹脂製の外側カバー部材32とによって、のこ刃3の一部(上部)を恒久的に覆うソーカバー30が形成されている。
図3に示されるように、保護カバー40は、合成樹脂によって一体成形された環状の取付け部41と、取付け部41の外周面から取付け部41の径方向外側へ広がる略扇形の内側プレート42と、内側プレート42の周縁に対向する半円弧状の外側プレート43と、を有する。
図2に示されるように、保護カバー40の取付け部41は、ギアケース20の軸受保持部21の周囲に嵌められている。換言すれば、保護カバー40の取付け部41は、軸受22の周囲に取り付けられている。さらに換言すれば、保護カバー40の取付け部41は、軸受22によって支持されている出力軸5a(のこ刃3の回転軸)の周囲に、出力軸5aと同軸に取り付けられている。上記のようにして本体2に取り付けられている保護カバー40は、軸受保持部21を回転軸としてのこ刃3の周方向に回動可能である。すなわち、保護カバー40は、図1,図4に示される矢印a−b方向に回動可能である。
図2に示されるように、保護カバー40の幅は、ソーカバー30の幅よりも狭い。図1に示される保護カバー40は、矢印a方向に回動すると、図4に示されるように、ソーカバー30の内側に進入する。また、保護カバー40の矢印a方向への回動に伴ってのこ刃3の下部が露出する。のこ刃3の下部の露出量は、保護カバー40の矢印a方向への回動量に比例して増大する。一方、図4に示される保護カバー40は、矢印b方向に回動すると、図1に示されるように、ソーカバー30の外側に進出する。また、保護カバー40の矢印b方向への回動に伴ってのこ刃3が覆われ、のこ刃3の露出量が減少する。のこ刃3の露出量は、保護カバー40の矢印b方向への回動量に比例して減少する。すなわち、保護カバー40は、のこ刃3の一部(下部)を覆うとともに、必要に応じてのこ刃3の下部を露出させる。ここで、のこ刃3の下部とは、ベース部60よりも下方に突出している部分を意味する。一方、のこ刃3の上部とは、ベース部60よりも上方に突出している部分を意味する。
図1に示されるように、本体2には、保護カバー40の矢印b方向への回動を規制するストッパ44が設けられている。具体的には、保護カバー40が矢印b方向へ所定量だけ回動されると、保護カバー40の内側プレート42がストッパ44に当接し、保護カバー40の回動が規制される。すなわち、保護カバー40は、図1に示される位置と図4に示される位置との間で回動可能である。そこで、以下の説明では、図1に示される保護カバー40の位置を“初期位置”と呼び、図4に示される保護カバー40の位置を“最大回動位置”と呼ぶ。図1に示されるように、保護カバー40が初期位置にあるとき、保護カバー40によってのこ刃3の下部の大部分が覆われる。また、のこ刃3の上部の大部分はソーカバー30によって常に覆われている。すなわち、保護カバー40が初期位置にあるとき、のこ刃3の露出量が最も小さくなり、のこ刃3の略全体がソーカバー30および保護カバー40によって覆われる。
図1に示されるように、本体2と保護カバー40は、リターンスプリング(本実施形態ではコイルばね)70によって連結されている。具体的には、リターンスプリング70の一端は本体2に設けられた第1固定点71に固定され、リターンスプリング70の他端は保護カバー40に設けられた第2固定点72に固定されている。すなわち、リターンスプリング70は、本体上の第1固定点71と保護カバー上の第2固定点72とに跨っている。具体的には、リターンスプリング70の一端に設けられたフックが内側カバー部材31(図2)に設けられた不図示の係止部に係止され、リターンスプリング70の他端に設けられたフックが保護カバー40の取付け部41の外周面に設けられた係止部41aに係止されている。第1固定点71は、鉛直方向に関してベース部60の近傍に配置される。具体的には、第1固定点71は、ベース部60の下面より下方に突出しない位置であって、かつ、ベース部60になるべく近い位置に配置される。これにより、リターンスプリング70の全長を長く設定することができる。
さらに、リターンスプリング70は、支点73を経由して第1固定点71と第2固定点72とに跨っている。リターンスプリング70が経由する支点73は、少なくとも保護カバー40が初期位置にあるとき、第1固定点71と第2固定点72とを結ぶ直線(L)から外れた位置にある。リターンスプリング70は、上記位置にある支点73を経由する結果、支点73において屈曲している。そこで、以下の説明では、支点73を“屈曲点73”と呼ぶ場合がある。図1に示されるように、リターンスプリング70の屈曲点73は、第1固定点71を通る鉛直線(V)と、第2固定点72を通る水平線(H)と、上記直線(L)と、によって囲まれた領域内にある。
支点73には支持ピン74が配置されており、支持ピン74の先端には該支持ピン74を回転軸とするローラが装着されており、リターンスプリング70はローラに掛けられている。すなわち、リターンスプリング70は、上記領域内に設けられたローラに引っ掛けられることによって屈曲されている。尚、リターンスプリング70と支持ピン74との間に回転自在なローラが介在しているので、リターンスプリング70の伸縮がスムーズに行われる。一方、リターンスプリング70のピッチがローラの直径よりも大きいと、リターンスプリング70がローラを噛んでしまう虞がある。よって、リターンスプリング70のピッチはローラの直径よりも小さい方が望ましい。また、ローラを省略し、リターンスプリング70を支持ピン74に直接引っ掛ける場合には、上記と同様の理由より、リターンスプリング70のピッチは支持ピン74の直径よりも小さい方が望ましい。
次に、本実施形態に係る丸のこ1が備える保護カバー40の動きについて説明する。図1に示されるベース部60の下面を不図示の被加工材の表面にあてがった状態で本体2を被加工材の表面に沿って移動させる。すると、本体2の移動に伴って、被加工材に当接している保護カバー40に矢印a方向の力が作用し、保護カバー40がリターンスプリング70の付勢に抗して同方向に回動する。このとき、保護カバー40が軸受保持部21(図2)を回転軸として回動することは既述の通りである。すなわち、軸受保持部21に嵌っている保護カバー40の取付け部41が軸受保持部21の周方向に回動する。取付け部41が軸受保持部21の周方向に回動すると、図4に示されるように、取付け部41に設けられている第2固定点72(係止部41a)が軸受保持部21の外周に沿って矢印a方向へ移動し、リターンスプリング70が引き伸ばされる。具体的には、リターンスプリング70は、その一部が取付け部41の周囲に巻き付けられるようにして引き伸ばされる。その後、保護カバー40の被加工材への当接が解除されると、保護カバー40はリターンスプリング70の付勢によって矢印b方向へ回動され、図1に示される初期位置に復帰する。尚、リターンスプリング70は、保護カバー40が初期位置に復帰した後も、保護カバー40を矢印b方向に付勢し続ける。すなわち、初期位置に復帰した保護カバー40はストッパ44に押し付けられている。換言すれば、保護カバー40は、リターンスプリング70によって初期位置に保持される。本実施形態においては、保護カバー40が初期位置にあるときの第1固定点71と第2固定点72とを結ぶ直線(L)よりも上方の位置に支点73がある。よって、保護カバー40が初期位置と最大回動位置の間のいずれの位置にあるときも、支点73は、第1固定点71と第2固定点72とを結ぶ直線(L)から外れた位置にある。
ここで、図1に示されるリターンスプリングの全長(A1)は、図7に示されるリターンスプリング104の全長(a1)と略同一である。また、図4に示されるリターンスプリング70の全長(A2)は、図8に示されるリターンスプリング104の全長(a2)と略同一である。すなわち、保護カバー40が初期位置にあるときのリターンスプリング70の全長(A1)と保護カバー40が最大回動位置にあるときのリターンスプリング70の全長(A2)との差(伸び量ΔA)は、上述の伸び量(Δa)と略同一である。しかし、図7に示されるリターンスプリング104は真っ直ぐなのに対し、図1に示されるリターンスプリング70は屈曲している。すなわち、従来の丸のこ100が備えるリターンスプリング104は、保護カバー102が初期位置にあるときに真っ直ぐである。一方、本実施形態に係る丸のこ1が備えるリターンスプリング70は、保護カバー40が初期位置にあるときに屈曲している。よって、図1,図4に示される第1固定点71は、図7,図8に示される固定点104aに比べて、のこ刃3の中心に近接している。換言すれば、本実施形態に係る丸のこ1では、図7,図8に示される丸のこ100に比べて、リターンスプリング70の本体側の固定点がのこ刃3の中心に近接している。すなわち、リターンスプリング70を屈曲させることによって、リターンスプリング70の伸び量(ΔA)を抑制しつつ、本体2の小型化が可能となっている。本実施形態においては、支点73は、第1固定点71を通る鉛直線(V)、第2固定点72を通る水平線(H)および第1固定点71と第2固定点72を通る直線(L)によって囲まれた領域内にある。よって、屈曲点73におけるリターンスプリング70の屈曲の角度が鈍角になり、屈曲点73における応力の集中や摩擦の増大が防止される。
一方、本体2の寸法を維持した場合、リターンスプリング70とソーカバー30との間にスペースが生まれる。すなわち、図7,図8に示されている固定点104aが設けられているスペースが空きスペースとなる。よって、その空きスペースを他の用途に利用することができる。例えば、図5に示されるように、上記空きスペースを利用して割り刃80を固定することができる。図示されている割り刃80は、図7,図8に示される固定点104aと同じ位置またはその近傍に設けられた不図示の螺子穴に結合されたボルト81によって固定されている。また、上記空きスペースに、ベース部60を固定するための固定ねじやベース部60の回動を案内するガイド部材などを配置することもできる。すなわち、リターンスプリング70を屈曲させることによって、リターンスプリング70の伸び量(ΔA)を抑制しつつ、本体2の内側に有効活用可能なスペースを確保することも可能である。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、図2に示される動力伝達機構5は、図6に示されるように変更可能である。図6に示される動力伝達機構5は減速機構90を含んでいる。減速機構90は、最終ギアとしてのギア5bと、ピニオンギア4bに噛み合う第1ギア91と、第1ギア91とギア5b(最終ギア)との間に介在する中間ギア92と、を備える。すなわち、図6に示される動力伝達機構5に含まれる減速機構90は二段減速機構である。図6に示されるような二段減速機構を採用した場合、出力軸5a(のこ刃3の回転軸)の位置が図2に示される出力軸5aに比べて低くなり、切り込みの最大深さが増す。また、図6に示されるような二段減速機構を採用した場合、最終ギアとしてのギア5bの直径が図2に示されるギア5bの直径に比べて小さくなる。ギア5bの直径が小さくなると、出力軸5aを支持する軸受22には、図2に示される軸受22よりも直径の小さな軸受が選択される。よって、軸受22の周囲に取り付けられる保護カバー40の取付け部41の直径も必然的に小さくなり、リターンスプリング70の伸び量(ΔA)がさらに小さくなる。
また、第1固定点71を第2固定点72(軸受保持部21の上端)よりも高い位置に設け、支点73を第1固定点71を通る水平線、第2固定点72を通る鉛直線および第1固定点71と第2固定点72を通る直線によって囲まれた領域内に設けることもできる。この場合もリターンスプリング70の屈曲点73での屈曲角度が鈍角に保たれ、さらにリターンスプリング70の全長を確保しつつ本体2の小型化が可能となる。
また、支点73には支持ピン74及び支持ピン74の外周に設けたローラを有する構成としたが、これに限定されない。例えば、支持ピン74に代えてリブを設けることができる。この場合は、リターンスプリング70の引っ掛りを防止するように、リブの両端には丸みを持たせることが望ましい。
尚、図5,図6に示される部材のうち、既に説明した部材と同一または実質的に同一の部材については同一の符号を付して説明を省略する。
1 丸のこ
2 本体
3 のこ刃
3a ロックボルト
4 電動モータ
4a 回転軸
4b ピニオンギア
5 動力伝達機構
5a 出力軸
5b ギア
10 モータケース
20 ギアケース
21 軸受保持部
22 軸受
23 皿ねじ
24 蓋部材
30 ソーカバー
31 内側カバー部材
31a フランジ部
31b 内側側壁部
32 外側カバー部材
32a 円弧部
32b 外側側壁部
40 保護カバー
41 取付け部
41a 係止部
42 内側プレート
43 外側プレート
44 ストッパ
50 ハンドル
60 ベース部
61 スリット
62 支持軸
63 調整ねじ
70 リターンスプリング
71 第1固定点
72 第2固定点
73 支点(屈曲点)
74 支持ピン
80 割り刃
81 ボルト
90 減速機構
91 第1ギア
92 中間ギア

Claims (10)

  1. 回転刃を回転自在に支持する本体と、
    前記本体に回動可能に支持され、前記回転刃の一部を覆う保護カバーと、
    前記本体に設けられた第1固定点と、前記保護カバーに設けられた第2固定点とに跨るリターンスプリングと、を有し、
    前記リターンスプリングは、前記第1固定点と前記第2固定点とを結ぶ直線から外れた位置にある支点を経由して、前記第1固定点と前記第2固定点とに跨っている、
    切断機。
  2. 前記支点は、前記第1固定点と前記第2固定点とを結ぶ直線よりも上方の位置にある、
    請求項1記載の切断機。
  3. 前記支点は、前記第1固定点を通る鉛直線、前記第2固定点を通る水平線および前記第1固定点と前記第2固定点とを結ぶ直線によって囲まれた領域内にある、
    請求項1または2記載の切断機。
  4. 前記保護カバーの位置によって前記回転刃の露出量が変化し、
    前記支点は、前記保護カバーが前記回転刃の露出量が最も小さくなる位置にあるとき、及び、前記保護カバーが前記回転刃の露出量が最も大きくなる位置にあるときに、前記第1固定点と前記第2固定点とを結ぶ直線から外れた位置にある、
    請求項1記載の切断機。
  5. 前記支点に配置された支持ピンを有し、
    前記リターンスプリングが前記支持ピンに掛けられている、
    請求項1〜4のいずれかに記載の切断機。
  6. 前記リターンスプリングは、前記支持ピンの直径よりもピッチが小さいコイルばねである、
    請求項5記載の切断機。
  7. 前記支持ピンに該支持ピンを回転軸とするローラが設けられ、前記リターンスプリングが前記ローラに掛けられている、
    請求項5記載の切断機。
  8. 前記保護カバーは、前記本体に回動可能に取り付けられる環状の取付け部を有し、
    前記取付け部は、前記回転刃の回転軸の周囲に、該回転軸と同軸に取り付けられている、
    請求項1〜7のいずれかに記載の切断機。
  9. 前記取付け部は、前記回転軸を回転自在に支持する軸受の周囲に取り付けられている、
    請求項8記載の切断機。
  10. 前記回転刃の駆動源と、該駆動源から出力される回転駆動力を前記回転軸に伝達する減速機構と、を有し、
    前記減速機構は、第1ギアと、最終ギアと、前記第1ギアと前記最終ギアとの間に介在する中間ギアと、を含む、
    請求項9記載の切断機。
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