JP4420911B2 - 携帯型金属板切断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、金属板に押し当てられつつ金属板上を移動させることにより、金属板を所定の線に沿って切断する携帯型金属板切断装置に関する。
たとえば、鉄筋コンクリートを施工する際に所定形状に配設される鉄筋は、製造上または取扱い上の都合から所定長さとされ、この鉄筋が施工現場において鉄筋コンクリート内に埋設される際、その一端が床面などと面一となるように切断される。鉄筋を切断するには、たとえば本願の出願人が先に出願した、円板状の回転切断具を含む金属棒切断装置(特許文献1参照)が使用される。この金属棒切断装置によれば、回転切断具を床面などに接近させた状態で切断装置を移動させることにより鉄筋が切断される。
ところで、切断される金属部材には、上記金属棒のほかにも金属板があり、金属板を切断するためのいくつかの金属板切断装置が知られている。たとえば、金属板の一種であるドラム缶の天蓋を切断するドラム缶切り装置(特許文献2参照)は、ドラム缶の胴体部を支持する支持部と、ドラム缶の天蓋を切断する円筒刃とを含む。このドラム缶切断装置は、荷役車両に取り付けて使用され、ドラム缶の胴体部を支持する支持体を荷役車両により支持し、天蓋を切断する円筒刃を荷役車両により下降させる。
特許第3705782号公報 特開平10−24992公報
しかしながら、上記ドラム缶切り装置は、回転しない円筒刃をドラム缶の天蓋に強制的に押し込んで天蓋を切断するものであり、円筒刃による天蓋の切断形状が円形状に限定される。また、円筒刃の寸法(直径)が大きいためにドラム缶切り装置が大きく、作業者が携帯することはできず小型トラックなどで運搬する必要があり、運搬に労力および時間がかかる。さらに、ドラム缶切り装置は単独ではドラム缶の天蓋を切断することはできず、天蓋の切断時は、荷役車両に取り付けなければならない。これでは、たとえば店舗の出入口のシャッタのように垂直に配置された金属板を切断することはできない。
本発明は以上の事情を背景としてなされたものであり、その目的とするところは、たとえ垂直に配置された金属板であっても任意の形状に切断することができ、コンパクトで金属板の設置場所まで容易に携帯可能であり、しかも他の駆動装置と組み合わせることなく単独で作動可能である携帯型金属板切断装置を提供することにある。
かかる目的を達成するための請求項1にかかる本発明の要旨とするところは、金属板を切断するための携帯型金属板切断装置であって、(a)一方向に開口した内部空間を有するハウジングと、(b)外周に複数の外周切刃が形成され該外周切刃の一部がハウジングの開口から突出するようにハウジングの内部に回転可能に支持された回転切断具と、(c)ハウジングの開口縁に取り付けられ回転切断具の突出した外周切刃を通過させるためのスリットを備えてハウジングの開口縁に対して接近離隔可能に取り付けられ回転切断具で金属板を切断するときに金属板の切断部位の近傍に押し当てられる押当部材と、を含み、(d)前記押当部材は、前記回転切断具の軸線方向および軸線直交方向に一定の長さを有する押当平面を有するとともに、その押当平面の中央部には前記スリットが形成されており、(e)前記押当部材は、その前端が前記回転切断具の軸線と平行な軸により前記ハウジングの一端部に支持されその後端が前記ハウジングの開口縁に接近離隔する方向に揺動可能であり、付勢部材により離隔方向に付勢されストッパにより離隔位置に保持され、前記回転切断具の突出した外周切刃の両側に位置する一対の保護部をさらに有することにある。
請求項1に記載の携帯型金属板切断装置によれば、押当部材を金属板の表面上に押し当てつつ移動させると、回転切断具のうちハウジングの開口から突出した複数の外周切刃が順次金属板に食い込み、金属板を所定の線に沿って切断する。その際、回転切断具が生じさせる金属板の板面方向の反力は、ハウジングの開口縁に取り付けられた押当部材と金属板との間に存在する摩擦のおかげで、携帯型金属板切断装置を把持した作業者の手にあまり加わらず、作業者は容易かつ確実に金属板を切断することができる。また、押当部材は、回転切断具の軸線直角方向すなわち押当部材の移動方向、および回転切断具の軸線方向すなわち押当部材の移動方向と直交する方向に一定の長さを有する押圧平面を備えていることから、回転切断具による金属板の切断時、押当部材はスリットの周囲の広い面積で金属板の切断部位の近傍に当接するので、携帯型金属板切断装置の姿勢が安定し、金属板を一層容易かつ確実に切断することができる。さらに、押当部材は、その前端が回転切断具の軸線と平行な軸により支持されその後端がハウジングの開口縁に接近離隔する方向に揺動可能で、付勢部材により離隔方向に付勢されストッパにより所定の離隔位置に保持されていることから、金属板の切断時は、押当部材の後端がハウジングの開口縁に接近する方向に揺動しスリットに回転切断具の外周切刃を通過させ、金属板に押し当てられて携帯型金属板切断装置を所定の姿勢に保つ一方で、金属板の非切断時は、押当部材の後端がハウジングの開口縁から離間する方向に揺動するが、押当部材の一対の保護部が外周切刃を両側から覆うので、携帯型金属板切断装置の使用者の手などが誤って外周切刃に接触することが防止され、安全性が向上する。
ハウジングの後端に、回転切断具を回転させる電動機および電動機に電力を供給する蓄電器を搭載することができる。この携帯型金属板切断装置によれば、ハウジングの後端に電動機および蓄電器が搭載されているので、切断しようとする金属板(たとえば店舗の出入口のシャッタ)の設置場所に汎用の電源が存在しなくても作動し、金属板を切断することができる。また、ハウジングの上面に把持用ハンドルを取り付けることができ、その際取付方向が調整可能であることが望ましい。この携帯型金属板切断装置によれば、ハウジングの上面の把持用ハンドルの取付方向が調整可能であるので、取付方向を調整することにより、携帯型金属板切断装置の運搬および携帯型金属板切断装置による金属板の切断が容易になる。
以下、本発明の実施例による携帯型金属板切断装置を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は携帯型金属板切断装置の正面図(一部省略)、図2は同じく平面図(一部省略)、そして図3は図1における縦断面図である。なお、携帯型金属板切断装置は金属板の切断時、図1から図3において右から左に移動されるので、以下の説明では、図1から図3の左方を前方と呼び、右方を後方と呼ぶ。
図1から図3において、携帯型金属板切断装置(以下、実施例では「金属板切断装置」と略称する)110は、所定形状のハウジング10、ハウジング10に回転可能に支持されたチップソー70、ハウジング10と一体化されチップソー70を回転駆動するモータ、ハウジング10に内蔵されモータの回転駆動力をチップソー70に伝達する動力伝達機構50、ハウジング10に揺動可能に取り付けられ切断される金属板(たとえば、店舗の垂直に配置されたシャッター)Dに押し当てられるガイドブラケット80、および金属板Dの切断時に作業者により把持されるハンドル101などを含む。
ハウジング10はハウジング本体11、軸受覆い蓋21、および切断具覆い蓋61などを有する。ハウジング本体11の一面(図3において下面)側には低く突出した軸受保持部12と、高く突出した覆い蓋取付け部13と、高く突出した軸受保持部兼覆い蓋取付部14とが形成されている。軸受保持部12に三つの軸受16,17および18がそれぞれの軸線が平行となるように保持されている。ハウジング本体11の一面に対向して配置された軸受覆い蓋21がボルトなどによりハウジング本体11に固定されている。軸受覆い蓋21に形成された軸受保持部22には、三つの軸受24,25および26がそれぞれの軸線が平行となるように保持されている。
ハウジング本体11の軸受16には回転軸28の一端が嵌合され、回転軸28の他端が軸受覆い蓋21の軸受24に嵌合されナット29により固定され、回転可能な回転軸28上に歯車31が固定されている。軸受17には回転軸28と平行な回転軸33の一端が嵌合され、回転軸33の他端が軸受25に嵌合され、回転可能な回転軸33上に固定された歯車34が上記歯車31と噛み合っている。軸受18には回転軸33と平行な回転軸36の一端が嵌合され、回転軸36の他端が軸受26に嵌合され、回転可能な回転軸36の一端寄りに固定された歯車37が上記歯車34と噛み合っている。回転軸36の他端寄りには傘歯車部を備えた歯車38が固定されている。
上記軸受保持部兼覆い蓋取付部14には、複数の軸受41が、その軸線が上記軸受16などの軸線と直角を成すように保持されている。複数の軸受41には、回転軸42の軸方向中間部が嵌合され、回転軸42の一端(図3において左端)には傘歯車43が固定され、上記歯車38の傘歯車部と噛み合っている。傘歯車43および歯車38により回転軸42の回転が、該回転軸42と直角を成す回転軸36の回転に変換されている。回転軸42の他端(図3において右端)には歯車46が固定されている。
軸受保持部兼覆い蓋取付部14と、これからハウジング本体11と直交する方向に延びた延長部47とにわたって配置されたモータ保持部材51は、筒状部52とその一端のフランジ部53とを持つ。モータ保持部材51の筒状部52内にモータ(不図示)が収容され、軸受55で回転可能に支持されたモータの出力軸56に固定した歯車57が上記歯車46と噛み合っている。上記歯車31,34,37,38、43,46および57により動力伝達機構50が構成されている。モータの背後にはモータに電力を供給する蓄電器(不図示)が配置されている。モータ保持部材51のフランジ部53がボルトにより延長部47に固定されている。
ハウジング本体11の上面に取り付けられた把持用ハンドル101は垂直部102と水平部103とを含み、垂直部102その軸線の回りに回動可能で、それによって水平部103の取付方向を任意の方向に調整できるようになっている。
次に、店舗などのシャッター、波板(トタン板)またはドラム缶など金属板Dを切断する円板形状のチップソー70について説明する。図3において、ハウジング本体11の他面にくぼみ15が形成され、該他面を覆う切断具覆い部61にもくぼみ62が形成されている。切断刃覆い部61はボルト63によりハウジング本体61に固定されている。ハウジング本体11のくぼみ15と切断具覆い部61のくぼみ62とで区画される内部空間65は下方に開口し、内部空間65内にチップソー70が収容され、取付部材65により回転軸28に固定されている。
詳述すると、図4に示すように、チップソー70は中空円板形状の金属板から成り、中心に形成された取付穴71は円形穴72と、その外周縁に形成された所定幅および深さの複数の係合溝73とを含む。一方、取付部材65は、円形穴72を貫通する円柱部66と、係合溝73に係合する複数の係合突起67と、取付穴71の内周縁を押圧する押圧部68とを有し、ボルトに69より回転軸28に固定されている。
チップソー70の外周縁には複数の凸部75と複数の凹部76とが円周方向で交互に形成され、凸部75の一面(回転時に前面となる)に超硬合金からなる切刃チップ77が形成されている。図1から分かるように、チップソー70の外周の複数の切刃チップ77のうちの一部が、内部空間65の開口縁65aから下方に突出している。
次に、図5を参照しつつ、開口縁65aに揺動可能に取り付けられ、チップソー70を案内するガイドブラケット80について説明する。ガイドブラケット80は底板81、軸部材86および一対の保護板88を含む。底板81は矩形板形状を有し、その下面が押当平面82となり、その中央部に所定の幅および長さを持つスリット83が形成されている。底板81の上面の一端(図3において左端)に立設された支持部85には底板81の幅方向に延びる軸部材86が取り付けられている。底板81の上面には、スリット83の両側に同じ形状の一対の保護板88が所定間隔で立設されている。保護板88は軸部材86寄りの比較的低い部分88aと、軸部材86から離れた比較的高い部分88bとを含み、上端縁はチップソー70の外周縁に対応する円弧状にくぼんでいる。
一方、図2において、ハウジング本体11の前端から突出した突出部19には、上記ガイドブラケット80の軸部材86が挿通され、ガイドブラケット80は突出部91の周りに揺動可能となっている。軸部材86は突出部91を貫通して延び、上記回転軸28と平行で、その先端には、ハウジング本体11に設けられたストッパ91に当接可能な当接部材92が固定されている。ガイドブラケット80は当接部材92を介してL字形状のばね94によりその後端部が開口縁65aから離隔する方向に付勢されている。すなわち、L字形状のばね94は中間の取付部94aがボルト96によりハウジング本体11に取り付けられ、一方端部94bがハウジング本体11に立設されたピン97に係合され、他方端部94cが当接部材92に立設されたピン98に係合している。ばね94、当接部材92およびストッパ91などはハウジング本体11に取り付けられたカバー99(図1参照、図2および図3では図示省略)で覆われている。
以下、本実施例の作用について説明する。ここでは、本実施例の金属板切断装置110により金属板D(図6参照)を切断する場合について説明する。金属板Dは、シャッターの場合は垂直に配置され、ドラム缶の場合は水平に配置されている。詳述すると、図1から図3において、一方の手でハンドル101を把持し、他方の手でモータ保持部材51の円筒部52を支持して、金属板切断装置110を持ち運ぶ。モータの回転は、回転軸56と回転軸28との間に配置された動力伝達機構50を介して、回転方向が90度変換されるとともに、回転数が減速される。その結果、チップソー70は所定の回転数で図1において反時計方向に回転する。
チップソー70の切刃チップ77の一部がハウジング本体11などの開口縁65aから下方に突出してる。図6(a)に示すように、開口縁65aが金属板Dの表面に対して所定角度をなすように、金属板切断装置110を金属板Dに接近させる。このとき、ガイドブラケット80はばね94の付勢力で開口縁65aから離隔する方向(ここでは下方)に付勢され、当接部材92がストッパ91に当接することにより過度の離隔が防止され、所定の離隔位置に保持されている。ガイドブラケット80の底板81の長さ方向中間部が開口縁65aから突出した切刃チップ77の近傍に位置し、突出した切刃チップ77は一対の保護板88で両側から保護されている。
底板81の前端を金属板Dに当接させた後、図6(b)に示すように、ハンドル101を押し下げて、開口縁65aが金属板Dと平行となるように金属板切断装置110を回動させる。すると、ガイドブラケット80はばね94の付勢力に抗して軸部材56の回りに反時計方向に揺動し、チップソー70の切刃チップ77がガイドブラケット80の底板81のスリット83を通過し、押当平面82に対して垂直に突出して金属板Dに食い込む。その後、ガイドブラケット80の底板81の押当平面82を金属板Dの表面上の切断部位の近傍に押し当てた状態で、金属板切断装置110を前方(図6において左方)に移動させる。すると、回転するチップソー70の外周の複数の切刃チップ77が次々と金属板Dに食い込み、所定方向に切断する。
本実施例によれば、以下の効果が得られる。まず、本実施例の金属板切断装置110は回転するチップソー70を切断刃として採用しているので、金属板切断装置110を金属板Dの表面に沿って所定の経路に沿って移動させるのみで、金属板Dを所定の形状に切断することができる。チップソー70がガイドブラケット80の押当平面82に対して垂直に下方に突出し、金属板Dに垂直に食い込むからである。
また、本実施例の金属板切断装置110は、金属板Dの切断開始時は、前回りに回転するチップソー70と金属板Dとの接触で発生する反力により、金属板切断装置110が金属板Dの表面に沿って前方に引っ張られる傾向がある。しかし、底板81の先端部を金属板Dに押し当てるので、両者間の間の摩擦のおかげで、ガイドブラケット80すなわち金属板切断装置110が金属板Dに対して前方に移動することが防止される。
さらに、本実施例の金属板切断装置110は、金属板Dを切断する間は、ガイドブラケット80の底板81の押当平面82を金属板Dの表面の切断部位の近傍に押し当てるので、切断作業が安定する。矩形板形状の底板81は広い面積の押当平面82で金属板Dの表面に当接し、その結果金属板切断装置110の移動方向および移動方向と直交する方向において、金属板切断装置110の姿勢が安定する。これにより、チップソー70の移動方向が所定状態に維持されるとともに、チップソー70が金属板Dの表面に対してなす角度が直角状態に維持される。
また、チップソー70による金属板Dの切断開始時、ガイドブラケット80の後端が開口縁65aから離隔し、チップソー70の切刃チップ77の一部が開口縁65aから下方に突出する。しかし、ガイドブラケット80の一対の保護板88がチップソー70の両側に位置しているので、作業者が誤ってチップソー70の切刃チップ77に手などを触れる心配はなく、安全である。
さらに、本実施例の金属板切断装置110は、コンパクトな構造で、外形寸法が小さく、軽量であるので、携帯が可能である。従って、金属板Dがどこに設置してある場合でも、その設置場所に金属板切断装置110を携行し、迅速に金属板Dを切断することができる。加えて、本実施例の金属板切断装置110は、モータに電力を供給する蓄電器を内蔵しているので、汎用の電源が確保できない場所にある金属板Dでも切断することができる。
さらに、ハウジング本体11の上面に取付ける把持用ハンドル101の水平部103はその取付方向が調整可能であるので、ハンドル101の取付方向を切断の都合に応じて調整することができ、これにより金属板切断装置110による金属板Dの切断作業がより容易になる。
以上、本発明の好適な実施例を図面を参照しつつ説明したが、本発明これに限定されるものではなく、別の態様においても実施することができる。まず、ハウジング10は、少なくともチップソー70を回転可能に支持すれば良く、上記実施例のようにハウジング本体11、軸受覆い蓋21、および切断具覆い蓋61を含むことは不可欠ではない。また、回転切断具たるチップソー70の中心の取付穴71の具体的構成や、外周の切刃チップ77の構成は、上記実施例のものに限定されない。
また、押当部材たるガイドブラケット80に関し、上記実施例では、金属板切断装置110の移動方向に対して、チップソー70が前回りに回転し、これとの関係でガイドブラケット80の底板81の前端がハウジング本体11の前端に枢支され、後端が揺動するようになっていた。しかし、チップソー70の回転方向およびガイドブラケット80の底板81の揺動方向はこれに限定されず、たとえばチップソー70が後ろ回りに回転し、底板81の後端がハウジング本体11の後端に枢支され前端が揺動するようになっていても良い。
さらに、回転切断具に対するモータの位置および方向や、モータの駆動力を回転切断具に伝達する動力伝達機構50の構成は上記実施例のものに限定されない。具体的には、回転切断具70の軸線とモータの軸線とが直角以外の角度をなしても良いし、動力伝達機構50を構成する歯車の個数は実施例のものよりも多くても少なくても良い。また、把持用ハンドル101を設けることは不可欠ではなく、廃止することもでき、その場合はたとえばハウジングの一部やモータ保持部材を保持する。また、把持用ハンドルを設ける場合でも、その配置場所はハウジングの上面に限らない。
さらに、本発明の携帯型金属板切断装置は水平に配置されるドラム缶の胴体部や天板のほか、波板(トタン板)、垂直に配置される店舗の入口のシャッタなど、種々の金属板を切断することもできる。
本発明の実施例による携帯型金属板切断装置の一部の図示を省略した正面図である。 上記実施例による携帯型金属板切断装置の一部の図示を省略した平面図である。 図1における横断面図である。 上記実施例の回転切断具の正面図である。 上記実施例のガイドブラケットを示し、(a)はガイドブラケットの正面図、(b)はガイドブラケットの縦断面図、(c)はガイドブラケットの横断面図である。 上記実施例の作用を示し、(a)は切断開始時の携帯型金属板切断装置の状態を示し、(b)は切断中の携帯型金属板切断装置の状態を示す。
符号の説明
10:ハウジング、 11:ハウジング本体、 21:軸受覆い蓋、 28,33,36および42:回転軸、 50:動力伝達機構、 61:切断具覆い板、 65:内部空間、 65a:開口縁、 70:チップソー(回転切断具)、 71:中心穴、 77:切刃チップ(外周切刃)、 80:ガイドブラケット(押当部材)、 81:底板、 83:スリット、 88:保護板、 91:ストッパ、 94:ばね、 110:携帯型金属板切断装置、 D:金属板



Claims (1)

  1. 金属板を切断するための携帯型金属板切断装置であって、
    一方向に開口した内部空間を有するハウジングと、
    外周に複数の外周切刃が形成され、該外周切刃の一部が前記ハウジングの開口から突出するように該ハウジングの内部に回転可能に支持された回転切断具と、
    前記ハウジングの開口縁に取り付けられ、前記回転切断具の突出した外周切刃を通過させるためのスリットを備えて前記ハウジングの開口縁に対して接近離隔可能に取り付けられ、該回転切断具で前記金属板を切断するときに該金属板の切断部位の近傍に押し当てられる押当部材と、を含み、
    前記押当部材は、前記回転切断具の軸線方向および軸線直交方向に一定の長さを有する押当平面を有するとともに、該押当平面の中央部には前記スリットが形成されており、
    前記押当部材は、その前端が前記回転切断具の軸線と平行な軸により前記ハウジングの一端部に支持されその後端が前記ハウジングの開口縁に接近離隔する方向に揺動可能であり、付勢部材により離隔方向に付勢されストッパにより離隔位置に保持され、前記回転切断具の突出した外周切刃の両側に位置する一対の保護部をさらに有する
    ことを特徴とする携帯型金属板切断装置。
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