JP2015069404A - 調査システム、調査方法、サーバ、ユーザ端末、プログラム、記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】商品の詳細な購買行動についての正確な回答が得られる調査システム等を提供する。【解決手段】調査システム1のアンケート管理サーバ2は、レシート8のレシート画像の商品名と商品購入日時を取得するレシート情報取得手段201と、商品名の中にアンケートの調査対象が含まれるか否かを判定する調査対象商品判定手段202と、商品購入日時から第1の制限時間内にユーザ端末7からレシート画像を受信したか否かを判定する初期時間判定手段203と、商品名の中にアンケートの調査対象が含まれ、かつ第1の制限時間内にユーザ端末7からレシート画像を受信した場合に、ユーザ端末7をアンケート対象と決定するアンケート対象決定手段204と、商品購入日時から、アンケートに対する回答を無効とする第2の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データ402の登録を行う経過時間データ登録手段205とを具備する。【選択図】図5
Description
本発明は、レシートを用いて商品購入者にアンケートを実施する調査システム等に関するものである。
ユーザによる商品の購買行動を分析するため、商品を購入したユーザに対するアンケートを行う場合がある。例えば特許文献1では、ユーザが、店舗で発行されたレシートに記載されるレシート番号およびアンケートの回答を携帯電話機からサーバに送信し、サーバが、受信したレシート番号からPOS(Point Of Sale)情報を特定し、POS情報とアンケートの回答を組み合わせて分析を行う方法が示されている。
特許文献2の方法では、レシート上にレシート番号とアンケートサイトのURLを含む二次元バーコードを印刷しておき、ユーザは携帯電話機等により二次元バーコードを読み取って、アンケートに回答する。遠隔アンケート装置はレシート番号から売上データを取得し、ユーザによるアンケート結果と併せてアンケートの分析、集計を行う。
このようなアンケートでは、例えば「○○(自社製品)の購入時に△△(他社製品)と比較しましたか」など、商品の詳細な購買行動について質問が行えると、商品戦略等に利用できるより有効なデータが得られる。しかし、特許文献1、2に記載の方法では、ユーザがいつアンケートに回答したかどうかは不明である。従って、ユーザが商品購入後、相当の時間が経過した後に回答を行うような場合があり、そのようなケースでは上記のような詳細な購買行動を覚えておらず、正確な回答が得られない問題がある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、商品の詳細な購買行動について正確な回答が得られる調査システム等を提供することである。
前述した目的を達成するための第1の発明は、サーバとユーザ端末がネットワークを介して接続される調査システムであって、前記サーバは、商品名と商品購入日時が印刷されたレシートを前記ユーザ端末によって撮影したレシート画像に含まれる商品名と商品購入日時を取得するレシート情報取得手段と、前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれるか否かを判定する調査対象商品判定手段と、前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれる場合に、前記ユーザ端末をアンケート対象と決定するアンケート対象決定手段と、前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録を行う経過時間データ登録手段と、を具備することを特徴とする調査システムである。
本発明では、アンケート回答者について商品購入からの経過時間に基づく選別を行うので、アンケートの回答を商品購入から短時間の間に行ったかどうかが判る。従って、回答者が自身の購買行動をよく覚えている間にアンケートができ、商品購入から相当の時間が経過した後では覚えていないような詳細な購買行動についての質問を行う場合にも、より有効なデータが得られる。また、ユーザ端末によって撮影したレシート画像を用いることにより、店舗のレジ端末等に新たな設備、機能を設置する必要はなく、既存の設備でアンケート調査を実施することが可能である。
前記調査対象判定手段は、POSシステムにおける商品名に対応し、調査対象となるレシート上の商品名を示す調査対象商品データに基づいて、前記レシート画像に含まれる商品名の中にアンケートの調査対象が含まれるか否かを判定することが望ましい。
POSシステム上の商品名とレシート上の商品名を紐付けることで、調査対象をPOSシステム上の商品名で指定でき、POSシステム上の商品名を基準として調査対象を定めることで、複数店舗の同一商品についてアンケート結果が得られ、ビッグデータの分析ができる。
POSシステム上の商品名とレシート上の商品名を紐付けることで、調査対象をPOSシステム上の商品名で指定でき、POSシステム上の商品名を基準として調査対象を定めることで、複数店舗の同一商品についてアンケート結果が得られ、ビッグデータの分析ができる。
前記ユーザ端末は、前記レシートを撮影するレシート撮影手段と、前記アンケートに対する回答を送信するアンケート回答手段と、を具備することが望ましい。
これにより、ユーザ端末を用い、ユーザの購買行動に関するアンケートを本発明に係る方法にて好適に行える。
これにより、ユーザ端末を用い、ユーザの購買行動に関するアンケートを本発明に係る方法にて好適に行える。
第2の発明は、サーバとユーザ端末がネットワークを介して接続される調査システムにおける調査方法であって、前記サーバが、商品名と商品購入日時が印刷されたレシートを前記ユーザ端末によって撮影したレシート画像に含まれる商品名と商品購入日時を取得するステップと、前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれるか否かを判定するステップと、前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれる場合に、前記ユーザ端末をアンケート対象と決定するステップと、前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録を行うステップと、を実行することを特徴とする調査方法である。
第3の発明は、ユーザ端末とネットワークを介して接続されるサーバであって、商品名と商品購入日時が印刷されたレシートを前記ユーザ端末によって撮影したレシート画像に含まれる商品名と商品購入日時を取得するレシート情報取得手段と、前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれるか否かを判定する調査対象商品判定手段と、前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれる場合に、前記ユーザ端末をアンケート対象と決定するアンケート対象決定手段と、前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録を行う経過時間データ登録手段と、を具備することを特徴とするサーバである。
第4の発明は、サーバとネットワークを介して接続されるユーザ端末であって、商品名と、商品購入日時が印刷されたレシートを撮影するレシート撮影手段と、前記レシートを撮影したレシート画像中の商品名にアンケートの調査対象が含まれると前記サーバによって判定された場合に受信したアンケートに対する回答を送信するアンケート回答手段と、を備え、前記商品購入日時は、前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録に用いられることを特徴とするユーザ端末である。
第5の発明は、ユーザ端末とネットワークを介して接続されるサーバを、商品名と商品購入日時が印刷されたレシートを前記ユーザ端末によって撮影したレシート画像に含まれる商品名と商品購入日時を取得するレシート情報取得手段と、前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれるか否かを判定する調査対象商品判定手段と、前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれる場合に、前記ユーザ端末をアンケート対象と決定するアンケート対象決定手段と、前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録を行う経過時間データ登録手段と、して機能させるためのプログラムである。
第6の発明は、サーバとネットワークを介して接続されるユーザ端末を、商品名と、商品購入日時が印刷されたレシートを撮影するレシート撮影手段と、前記レシートを撮影したレシート画像中の商品名にアンケートの調査対象が含まれると前記サーバによって判定された場合に受信したアンケートに対する回答を送信するアンケート回答手段と、して機能させ、前記商品購入日時は、前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録に用いられることを特徴とするプログラムである。
第7の発明は、ユーザ端末とネットワークを介して接続されるサーバを、商品名と商品購入日時が印刷されたレシートを前記ユーザ端末によって撮影したレシート画像に含まれる商品名と商品購入日時を取得するレシート情報取得手段と、前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれるか否かを判定する調査対象商品判定手段と、前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれる場合に、前記ユーザ端末をアンケート対象と決定するアンケート対象決定手段と、前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録を行う経過時間データ登録手段と、して機能させるためのプログラムを記録した記録媒体である。
第8の発明は、サーバとネットワークを介して接続されるユーザ端末を、商品名と、商品購入日時が印刷されたレシートを撮影するレシート撮影手段と、前記レシートを撮影したレシート画像中の商品名にアンケートの調査対象が含まれると前記サーバによって判定された場合に受信したアンケートに対する回答を送信するアンケート回答手段と、して機能させ、前記商品購入日時は、前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録に用いられることを特徴とするプログラムを記録した記録媒体である。
本発明により、商品の詳細な購買行動についての正確な回答が得られる調査システム等を提供することができる。
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(1.調査システム)
図1は本発明の実施形態に係る調査システム1の構成を示す図である。この調査システム1では、アンケート管理サーバ2、ユーザデータ管理サーバ3、経過時間管理サーバ4、商品データベースサーバ5、アンケートサーバ6、ユーザ端末7等がネットワーク9を介してデータ送受信可能に接続される。ネットワーク9は、例えば、インターネット等である。
(1.調査システム)
図1は本発明の実施形態に係る調査システム1の構成を示す図である。この調査システム1では、アンケート管理サーバ2、ユーザデータ管理サーバ3、経過時間管理サーバ4、商品データベースサーバ5、アンケートサーバ6、ユーザ端末7等がネットワーク9を介してデータ送受信可能に接続される。ネットワーク9は、例えば、インターネット等である。
アンケート管理サーバ2は、調査システム1においてアンケートの進行全体を管理するコンピュータである。
図2は、アンケート管理サーバ2のハードウエア構成を示す図である。アンケート管理サーバ2は、制御部21、記憶部22、入力部23、表示部24、通信部25等をバス26を介して接続し、構成される。但しこれに限ることなく、適宜様々な構成をとることができる。
制御部21は、CPU、ROM、RAMなどから構成される。
CPUは、記憶部22、ROM、記憶媒体などに格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、各部を駆動制御してアンケート管理サーバ2に係る処理を実行する。ROMは不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOSなどのプログラム、データなどを恒久的に保持している。RAMは揮発性メモリであり、記憶部22、ROM、記憶媒体などからロードしたプログラム、データなどを一時的に保持するとともに、制御部21が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
CPUは、記憶部22、ROM、記憶媒体などに格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、各部を駆動制御してアンケート管理サーバ2に係る処理を実行する。ROMは不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOSなどのプログラム、データなどを恒久的に保持している。RAMは揮発性メモリであり、記憶部22、ROM、記憶媒体などからロードしたプログラム、データなどを一時的に保持するとともに、制御部21が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶部22は、例えばハードディスクドライブであり、制御部21が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OSなどが格納される。プログラムに関しては、OSに相当する制御プログラムや、後述する処理を実行するためのプログラムが格納されている。これらのプログラムやデータは、制御部21により必要に応じて読み出され、RAMに移して実行される。なお、本実施形態では、商品購入日時からの経過時間を判定するため、後述する制限時間の情報がアンケート管理サーバ2の記憶部22に保持される。
入力部23はデータの入力を行い、例えばキーボード、マウスなどのポインティングデバイス、テンキーなどの入力装置を有する。
表示部24は、液晶パネルなどのディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示機能を実現するための論理回路(ビデオアダプタ等)を有する。
通信部25は、ネットワーク9を介した通信を媒介する通信インタフェースであり、他のサーバ等と通信を行う。
バス26は、各部間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
表示部24は、液晶パネルなどのディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示機能を実現するための論理回路(ビデオアダプタ等)を有する。
通信部25は、ネットワーク9を介した通信を媒介する通信インタフェースであり、他のサーバ等と通信を行う。
バス26は、各部間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
ユーザデータ管理サーバ3は、ユーザに関する各種の情報をユーザデータとして管理する。ユーザデータの詳細は後述する。
経過時間管理サーバ4は、ユーザの商品購入日時からの経過時間の管理を経過時間データを用いて行う。経過時間データの詳細は後述する。
商品データベースサーバ5は、POSシステムと連携可能であり、POSシステム上での商品データの他、店舗独自のレシート上の商品名とPOSシステム上の商品名の関連付けを行うための照合データ、およびアンケートの調査対象の商品を示す調査対象商品データなどを管理する。これらのデータの詳細は後述する。
アンケートサーバ6は、ユーザに対するアンケート、アンケートの回答結果の記録や集計、ユーザへの謝礼など、アンケートの実施に係る処理を実行する。
以上のユーザデータ管理サーバ3、経過時間管理サーバ4、商品データベースサーバ5、アンケートサーバ6は、図2で説明したものと同様のハードウェア構成を有する。また、本実施形態では、調査システム1が上記の各サーバを別体として備えるものとしたが、これに限定されることはない。例えば、一または複数のサーバに上記した各サーバの機能を集約してもよい。
ユーザ端末7は、ユーザが携帯するコンピュータ端末であり、例えばスマートフォンを用いることができる。ただし、これに限ることはなく、その他タブレット端末や携帯電話機等であってもよい。
図3は、ユーザ端末7のハードウェア構成を示す図である。ユーザ端末7では、制御部71、記憶部72、入力部73、表示部74、通信部75、カメラ76、音声通話部77等がバス78を介して接続される。但しこれに限ることなく、適宜様々な構成をとることができる。
制御部71は、前記した制御部21と同様、CPU、ROM、RAMなどから構成される。
記憶部72は、例えばフラッシュメモリであり、前記した記憶部22と同様、制御部71が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OSなどが格納される。本実施形態では後述するユーザIDも記憶部72に保持される。
入力部73はデータの入力を行うものであり、例えば、表示部74のディスプレイ装置とともに設けられたタッチパネル装置などである。
記憶部72は、例えばフラッシュメモリであり、前記した記憶部22と同様、制御部71が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OSなどが格納される。本実施形態では後述するユーザIDも記憶部72に保持される。
入力部73はデータの入力を行うものであり、例えば、表示部74のディスプレイ装置とともに設けられたタッチパネル装置などである。
表示部74は、液晶パネルなどのディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示機能を実現するための論理回路(ビデオアダプタ等)を有する。
通信部75は、ネットワーク9を介した通信を媒介する通信インタフェースである。
カメラ76は、制御部71の制御により撮影を行う撮影手段である。
通信部75は、ネットワーク9を介した通信を媒介する通信インタフェースである。
カメラ76は、制御部71の制御により撮影を行う撮影手段である。
音声通話部77は、マイクやスピーカーなどを備え、ユーザによる音声通話を行うためのものである。
バス78は、各部間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
バス78は、各部間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
レシート8は、店舗における商品の購入時に印刷され、レジ端末(不図示)から発行される。図4は、レシート8の一例を示す図である。
図に示すように、レシート8では、例えば、店舗情報81、商品購入日時83、レシート商品名84、商品価格85、合計金額86等のレシート情報が印字される。
店舗情報81は、店舗名や電話番号などである。ただしこれに限らず、店舗が特定できるようなものであればよい。
商品購入日時83は、ユーザが店舗で商品を購入した日時である。
レシート商品名84は、ユーザが購入した商品の名称であり、店舗独自のものである。
商品価格85は、商品の価格である。
合計金額86は、ユーザが購入した商品の合計金額である。
商品購入日時83は、ユーザが店舗で商品を購入した日時である。
レシート商品名84は、ユーザが購入した商品の名称であり、店舗独自のものである。
商品価格85は、商品の価格である。
合計金額86は、ユーザが購入した商品の合計金額である。
(2.調査システム1の機能構成)
次に、調査システム1の機能構成について、図5等を参照して説明する。
次に、調査システム1の機能構成について、図5等を参照して説明する。
図5に示すように、アンケート管理サーバ2は、レシート情報取得手段201、調査対象商品判定手段202、初期時間判定手段203、アンケート対象決定手段204、経過時間データ登録手段205を備える。
レシート情報取得手段201は、アンケート管理サーバ2の制御部21が、OCR(光学式文字認識)など既知の画像処理手法により、ユーザ端末7でレシート8を撮影したレシート画像から、レシート商品名84、店舗情報81、商品購入日時83などのレシート情報を読み取って取得するものである。
調査対象商品判定手段202は、アンケート管理サーバ2の制御部21が、商品データベースサーバ5の調査対象商品データ503に基づいて、レシート画像から取得したレシート商品名84の中に、アンケートの調査対象が含まれるか否かを判定するものである。
初期時間判定手段203は、アンケート管理サーバ2の制御部21が、商品購入日時83から第1の制限時間内に、ユーザ端末7からレシート画像のデータ通信が行われたかを判定するものである。本実施形態では上記第1の制限時間内にユーザ端末7からレシート画像を受信したか否かを判定するが、上記第1の制限時間内にユーザ端末7がレシート画像を送信したか否かで判定することも可能である。第1の制限時間は、商品購入日時83から○分間などとして予め定め、記憶部22に保持させておく。
アンケート対象決定手段204は、アンケート管理サーバ2の制御部21が、レシート画像から取得したレシート商品名84の中にアンケート調査対象が含まれ、かつ、商品購入日時83から第1の制限時間内にユーザ端末7からレシート画像のデータ通信が行われた場合に、ユーザ端末7をアンケート対象と決定するものである。
経過時間データ登録手段205は、アンケート管理サーバ2の制御部21が、経過時間管理サーバ4への経過時間データ402の登録を行うものである。この経過時間データ402は、商品購入日時83から第2の制限時間(所定の制限時間)が経過したか否かを判定するために用いられる。この場合の制限時間も、前記と同様に商品購入日時83から△分間などとして予め定め、記憶部22に保持させておく。その時間は前記した第1の制限時間より長くしておく。
図5に示すように、ユーザデータ管理サーバ3は、記憶部にユーザデータ301を保持する。図6(a)は、ユーザデータ301の例である。ユーザデータ301は、ユーザID3011、メールアドレス3012、属性情報3013、ポイント3014等を紐付けて記録したものである。
ユーザID3011は、ユーザを一意に識別するユーザ識別情報である。
メールアドレス3012は、ユーザが登録したメールアドレスである。
属性情報3013は、ユーザの属性に関する情報であり、氏名、性別、年齢、居住エリア、趣味嗜好等を記録したものである。
ポイント3014は、ユーザに付与されるポイントであり、例えば商品の購入時に金銭の代わりに利用可能なものである。
メールアドレス3012は、ユーザが登録したメールアドレスである。
属性情報3013は、ユーザの属性に関する情報であり、氏名、性別、年齢、居住エリア、趣味嗜好等を記録したものである。
ポイント3014は、ユーザに付与されるポイントであり、例えば商品の購入時に金銭の代わりに利用可能なものである。
ユーザデータ301は、ユーザが調査システム1に登録を行う際に必要なデータを入力することにより作成される。前記したように、ユーザID3011はユーザ端末7の記憶部72にも保持される。
図5に示すように、経過時間管理サーバ4は、経過時間判定手段401を有し、記憶部に経過時間データ402を保持する。
経過時間判定手段401は、経過時間管理サーバ4の制御部が、商品購入日時83から第2の制限時間が経過したか否かを判定するものである。
図6(b)は、経過時間データ402の例である。経過時間データ402は、ユーザID3011、メールアドレス3012、商品購入日時4011、回答残り時間4012等を紐付けて記録したものである。
商品購入日時4011は、前記のレシート8に印刷された商品購入日時83と同様である。
回答残り時間4012は、アンケートに対する回答を無効とする期限となるまでの残り時間である。この期限は商品購入日時83に前記した第2の制限時間を加えた日時であり、回答残り時間4012は、上記の期限と現在の日時との差分となる。回答残り時間4012は、経過時間管理サーバ4の制御部によって時間経過とともにカウントダウンされてゆく。
図5に示すように、商品データベースサーバ5は、商品データ501、照合データ502、調査対象商品データ503を記憶部に保持する。
商品データ501は、POSシステムにおいて管理される商品データであり、図6(c)に示すように、POS商品名5011と商品情報5012を有する。
POS商品名5011は、POSシステム上で管理される商品名である。
商品情報5012は、POSシステム上で管理される商品情報であり、商品の識別情報や価格等を含む。
商品情報5012は、POSシステム上で管理される商品情報であり、商品の識別情報や価格等を含む。
照合データ502は、図6(d)に示すように、POS商品名5011、レシート商品名5021、店舗情報5022等を紐付けて記録したものである。
レシート商品名5021は、店舗で販売する商品の商品名であり、店舗独自のものである。レシート商品名5021は、その商品の購入時、前記のレシート8にレシート商品名84として印刷される。
店舗情報5022は、店舗を特定する情報であり、店舗名などである。店舗情報5022は、商品の購入時、前記のレシート8に店舗情報81として印刷される。
店舗情報5022は、店舗を特定する情報であり、店舗名などである。店舗情報5022は、商品の購入時、前記のレシート8に店舗情報81として印刷される。
照合データ502は様々な店舗等の担当者によって予め登録され、これにより、各店舗独自のレシート商品名5021と、POSシステム上のPOS商品名5011の照合が可能になる。例えば店舗にて複数の同一商品を1パックとして販売するような場合、レシート商品名5021では「×××ビール6缶」のように記録され、これがレシート8にも印刷されるが、POSシステム上ではPOS商品名5011を「×××ビール」として管理しているようなケースがあり、照合データ502によってこれらを紐付けることができる。なお、複数のPOS商品名5011が1つのレシート商品名5021と対応付けられる場合もある。
調査対象商品データ503は、図6(e)に示すように、アンケートの調査対象の商品について、店舗でのレシート商品名5021と該店舗の店舗情報5022とをリスト化し、調査対象のPOS商品名5011と紐付けたものである。
本実施形態では、例えば、予めメーカー等の担当者が調査対象の商品のPOS商品名5011を入力、指定する。商品データベースサーバ5の制御部は、照合データ502を参照し、入力されたPOS商品名5011と対応するレシート商品名5021および店舗情報5022を取得し、調査対象商品データ503として、調査対象のPOS商品名5011と紐付けて登録する。
図5に示すように、アンケートサーバ6は、アンケート手段601を有し、記憶部にアンケートデータ602を保持する。
アンケート手段601は、アンケートサーバ6の制御部が、アンケートの実施に係る処理を実行するものである。この処理には、ユーザへのアンケート依頼メールの送信、アンケート用サイトの提供、ユーザ端末7から入力されたアンケートの回答データの受信、ユーザへのポイント加算処理、ユーザへの謝礼メールの送信などがある。
アンケートデータ602は、アンケートの実施ならびに回答結果の集計、分析等を行うためのデータであり、アンケート依頼メールの依頼文や、調査対象の商品ごとのアンケート、ユーザ端末7にアンケート画面を表示させるためのデータ、ユーザ端末7から受信した回答データなどが記録される。
図5に示すように、ユーザ端末7は、レシート撮影手段701、アンケート回答手段702等を有する。
レシート撮影手段701は、ユーザ端末7の制御部71が、店舗から発行されたレシート8をカメラ76で撮影するものである。レシート8を撮影したレシート画像は、アンケート管理サーバ2に送信される。
アンケート回答手段702は、ユーザ端末7の制御部71が、アンケートサーバ6が提供するアンケート用サイトにアクセスしてアンケート画面を表示部74に表示させ、該画面上で入力されたアンケートに対する回答を、回答データとしてアンケートサーバ6に送信するものである。
(3.調査システム1における調査方法)
次に、図7、8を参照しながら、調査システム1における調査方法について説明する。図7、8は、調査方法の手順を示すフローチャートである。図7、8において、S101、112はユーザ端末7の制御部71が実行する処理であり、S111、116はアンケートサーバ6の制御部が実行する処理である。また、S113〜115、S117〜120は経過時間管理サーバ4の制御部が実行する処理であり、その他の処理はアンケート管理サーバ2の制御部21が実行する。
次に、図7、8を参照しながら、調査システム1における調査方法について説明する。図7、8は、調査方法の手順を示すフローチャートである。図7、8において、S101、112はユーザ端末7の制御部71が実行する処理であり、S111、116はアンケートサーバ6の制御部が実行する処理である。また、S113〜115、S117〜120は経過時間管理サーバ4の制御部が実行する処理であり、その他の処理はアンケート管理サーバ2の制御部21が実行する。
本実施形態では、ユーザ端末7を所持したユーザが、店舗で商品を購入する。ユーザは、商品の購入時にレジで発行されたレシート8を受け取り、ユーザ端末7を操作してカメラ76によりレシート8を撮影する。ユーザ端末7は、ユーザの入力に応じて、レシート8を撮影したレシート画像を、記憶部72に保持しているユーザID3011とともにアンケート管理サーバ2に送信する(図8のS101)。
アンケート管理サーバ2は、レシート画像とユーザID3011を受信すると、ユーザID3011がユーザデータ301として登録されているかの判定を行う(S102)。
S102では、例えば、アンケート管理サーバ2が、ユーザID3011がユーザデータ301として登録されているかの問い合わせをユーザデータ管理サーバ3に送信する。ユーザデータ管理サーバ3は、問い合わせを受信するとユーザID3011の登録の有無を判定し、判定結果を問い合わせ結果としてアンケート管理サーバ2に送信する。アンケート管理サーバ2は、受信した問い合わせ結果からS102の判定を行うことができる。なお、ユーザID3011が登録されている場合には、問い合せ結果とともにユーザID3011に対応するメールアドレス3012も送信する。
アンケート管理サーバ2は、ユーザID3011がユーザデータ301に登録されていない場合(S103;No)、そのまま処理を終了する。一方、ユーザデータ301にユーザID3011の登録が有る場合(S103;Yes)、前記のレシート画像から、レシート商品名84、店舗名などの店舗情報81、商品購入日時83等を読み取って取得する(S104)。
次に、アンケート管理サーバ2は、S104で読み取って取得したレシート商品名84の中に、アンケートの調査対象の商品が有るか無いかを判定する(S105)。
S105では、例えば、アンケート管理サーバ2が、S104で読み取った全てのレシート商品名84と、店舗情報81とともに、レシート商品名84の中に調査対象が含まれているかの問い合わせを商品データベースサーバ5に送信する。
商品データベースサーバ5は、問い合わせを受信すると、調査対象商品データ503(図6(e)参照)を参照し、店舗情報5022が店舗情報81と一致し、かつ店舗情報5022に対応するレシート商品名5021が上記レシート商品名84のいずれかと一致する組み合わせがあるかどうか判定する。そのような店舗情報5022とレシート商品名5021の組み合わせがある場合には、レシート商品名84の中に調査対象が含まれているとし、判定結果を問い合わせ結果としてアンケート管理サーバ2に送信する。
なお、上記したような店舗情報5022とレシート商品名5021の組み合わせがある場合には、そのレシート商品名5021に対応するPOS商品名5011も送信する。アンケート管理サーバ2は、受信した問い合わせ結果からS105の判定を行うことができる。
アンケート管理サーバ2は、S104で読み取ったレシート商品名84の中に、アンケートの調査対象の商品が無い場合(S106;No)、そのまま処理を終了する。一方、調査対象の商品が有る場合(S106;Yes)には、ユーザ端末7からレシート画像を受信したレシート画像受信日時が、商品購入日時83から前記した第1の制限時間内であるか否かを判定する(S107)。
アンケート管理サーバ2は、レシート画像受信日時が、商品購入日時83から第1の制限時間を超えている場合(S108;No)、そのまま処理を終了する。
一方、レシート画像受信日時が、商品購入日時83から第1の制限時間内である場合(S108;Yes)、ユーザ端末7をアンケート対象と決定し、ユーザID3011、メールアドレス3012、商品購入日時83、前記した第2の制限時間などともに、経過時間管理サーバ4に経過時間データ登録依頼を送信する(S109)。
なお、前記のS105の判定でアンケートの調査対象の商品が無い場合(S106;No)、およびS107の判定でレシート画像受信日時が第1の制限時間を超えている場合(S108;No)は、ユーザ端末7にアンケート対象とならなかった旨のメールを送信してもよい。
アンケート管理サーバ2は、さらに、調査対象のPOS商品名5011、商品購入日時83、第2の制限時間、ユーザID3011、メールアドレス3012などとともに、アンケートサーバ6にアンケート依頼を送信する(図9のS110)。
アンケートサーバ6は、アンケート依頼を受信すると、上記のメールアドレス3012にアンケート依頼メールを送信する(S111)。このメールには、アンケート依頼文と、商品購入日時83および第2の制限時間、アンケートサーバ6が提供するアンケート用サイトのURLが含まれる。
このアンケート用サイトでは、上記した調査対象のPOS商品名5011の商品に応じたアンケートを含むアンケート画面(不図示)が表示される。また、商品購入日時83および第2の制限時間は、例えば「○時○分(商品購入日時83)から△分後までにアンケートに回答してください。これを超えるとアンケートが無効になります」などの注意書きとしてメールに含まれる。
一方、経過時間管理サーバ4は、経過時間データ登録依頼(S109参照)を受信すると、前記した経過時間データ402(図6(b)参照)を作成するとともに、回答残り時間4012のカウントダウンを開始する(S113)。
経過時間管理サーバ4は、商品購入日時83から第2の制限時間内の間(S114;Yes)、カウントダウンを続け、第2の制限時間を経過したと判定する(回答残り時間4012が「0」になる)と(S114;No)、その旨を示す時間超過通知をユーザのメールアドレス3012に送信する(S115)。時間超過通知を確認したユーザは、通常、アンケートの回答を中止すると考えられる。
ユーザは、上記のような制限時間を考慮しつつ、ユーザ端末7を用いてアンケート用サイトにアクセスし、前記のアンケート画面を表示部74に表示させる。そして、ユーザ端末7は、アンケート画面上でユーザにより入力されたアンケートに対する回答を、回答データとしてアンケートサーバ6に送信する(S112)。
アンケートサーバ6は、アンケートの回答データを受信すると、アンケートの回答を受取った旨の回答受取通知をユーザID3011等とともに経過時間管理サーバ4に送信する(S116)。なお、指定した回答方法によらない回答がある等、受信した回答データにエラーがある場合には、再度アンケート画面をユーザ端末7に送信して表示させ、再回答を促してもよい。
経過時間管理サーバ4は、アンケートサーバ6から回答受取通知を受信すると、経過時間データ402を参照して、回答受取通知の受信日時が、商品購入日時83から第2の制限時間内か否か(回答残り時間4012が「0」より大きいか否か)を判定する(S117)。
経過時間管理サーバ4は、回答受取通知の受信日時が商品購入日時83から第2の制限時間内の場合(S118;Yes)、第2の制限時間内に回答受取通知を受信した旨の時間内受取通知をユーザID3011等とともにアンケート管理サーバ2に送信する(S120)。
アンケート管理サーバ2は、時間内受取通知を受信すると、アンケートが完了した旨を示すアンケート完了通知をユーザ端末7とアンケートサーバ6に送信し(S121)、処理を終了する。ユーザ端末7は、アンケート完了通知によりアンケートが正しく完了した事を知ることができ、アンケートサーバ6は、アンケート完了通知の受信に応じて、ユーザへのポイント加算を行ったり、ユーザ端末7へ謝礼メールを送信したりすることができる。
ユーザへのポイント加算については、例えば、アンケートサーバ6から、加算するポイントとユーザID3011を含むポイント加算依頼をユーザデータ管理サーバ3に送信し、ユーザデータ管理サーバ3がポイント加算依頼を受信して、ユーザID3011に対応するポイント3014の加算を行う。
一方、前記のS117の判定において、回答受取通知の受信日時が、商品購入日時83から第2の制限時間内にない場合(S118;No)、経過時間管理サーバ4は、その旨を示す時間超過通知をアンケートサーバ6とユーザ端末7に送信し(S119)、処理を終了する。アンケートサーバ6は、時間超過通知の受信に応じて、ユーザ端末7から送信された回答データを無効とすることができ、ユーザは、時間超過通知によりアンケートが無効となったことを知ることができる。なお、この場合、ユーザは既に前記の時間超過通知(S115参照)を受け取っており、再度、時間超過通知を受け取ったことになる。
なお、S115や上記のS119で時間超過通知を行う場合、アンケートは無効となるが、この場合にも上記と同様にユーザへの一定のポイント加算を行い、ユーザにインセンティブを与えることも可能である。この場合は、例えば経過時間管理サーバ4から、加算するポイントとユーザID3011を含むポイント加算依頼をユーザデータ管理サーバ3に送信し、ユーザデータ管理サーバ3がポイント加算依頼を受信して、ユーザID3011に対応するポイント3014の加算を行う。
本実施形態の調査システム1では、以上で説明したようにアンケート対象者やアンケート回答者について商品購入からの経過時間に基づく選別を行うので、例えば、商品購入直後のユーザに対して商品の購買行動に関するアンケートを実施でき、アンケートの回答を商品購入から短時間の間に行ったかどうかが判る。従って、回答者が自身の購買行動をよく覚えている間にアンケートができ、「○○(自社製品)の購入時に△△(他社製品)と比較しましたか」というような、商品購入から相当の時間が経過した後では覚えていないような詳細な購買行動についての質問を行う場合にも、より有効なデータが得られる。
また、ユーザ端末7によって撮影したレシート画像を用いることにより、店舗のレジ端末等に新たな設備、機能を設置する必要はなく、既存の設備でアンケート調査を実施することが可能である。
さらに、本実施形態ではPOS商品名5011とレシート上のレシート商品名5021が紐付けられるので、調査対象をPOS商品名5011で指定してレシート商品名5021で登録することができる。上記のようにPOS商品名5011を基準として調査対象を定めることで、複数店舗で販売する同一の商品についてアンケート結果が得られ、ビッグデータの分析ができる。また、POS商品名5011に対応するレシート商品名5021が、季節や特売日などのイベントで変わる場合にも対応可能である。
加えて、ユーザ端末7が、レシート8の撮影、アンケートに対する回答等を行うので、ユーザ端末7を利用して、ユーザの購買行動に関するアンケートを上記の手順で好適に行える。
ただし、本発明が上記の実施形態に限ることはない。例えば、前記のS106で調査対象の商品が無いとされた場合(S106;No)やS108で第1の制限時間を超えている(S108;No)とされた場合には以降のアンケートは行わないが、この場合でもユーザに一定のポイント加算を行うようにしておき、前記と同様インセンティブを与えてレシート画像の送信を促進することも可能である。この場合、例えば加算するポイントとユーザID3011を含むポイント加算依頼をアンケート管理サーバ2からユーザデータ管理サーバ3に送信し、ユーザデータ管理サーバ3がポイント加算依頼を受信して、ユーザID3011に対応するポイント3014の加算を行えばよい。
また、レシート画像のレシート商品名84や商品購入日時83等の読取はユーザ端末7側で行ってもよく、この場合は、読取ったレシート商品名84や商品購入日時83等をS101においてアンケート管理サーバ2に送信する。アンケート管理サーバ2は、ユーザ端末7からレシート商品名84や商品購入日時83等を受信して取得する。S107の判定は、レシート画像受信日時の代わりに、レシート商品名84や商品購入日時83をアンケート管理サーバ2が受信した日時、もしくはユーザ端末7がこれらのデータを送信した日時を用いて行えばよい。
さらに、本実施形態では、前記のS107において、レシート画像受信日時が商品購入日時83から第1の制限時間内かどうかを判定したが、この判定は省略することも可能で、この場合はレシート商品名84にアンケートの調査対象商品が含まれればアンケート対象と決定される。
また、本実施形態では、前記のS105において、レシート商品名84の中にアンケートの調査対象商品が有るか無いかの判定を、POS商品名5011やレシート商品名5021、店舗情報5022を含む調査対象商品データ503を用いて行ったが、調査対象商品データ503としては、例えば「ヨーグルト」のように、調査対象商品のキーワードのみ定め、レシート画像のレシート商品名84のいずれかに当該キーワードが含まれていればアンケート調査対象の商品が有ると判定することもできる。この場合、アンケートでは、調査したい具体的な商品(例えば「○△ヨーグルト」)を購入したかどうかの設問を設けて最初にふるい分けを行い、購入したと回答した場合に残りのアンケートを行うとよい。一方、購入しなかったと回答した場合にはアンケートを終了し、無効とできる。この場合にも前記と同様、一定のポイントをユーザに付与することが可能である。
さらに、本実施形態ではPOS商品名5011で調査対象を指定したが、POSシステムとの連携を省略し、調査対象をレシート商品名5021で直接指定して調査対象商品データ503を作成することも可能である。この場合は調査対象商品データ503のPOS商品名5011は省略される。また、前記の商品データ501や照合データ502も省略可能である。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と異なる点について説明し、同様の点については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態と異なる点について説明し、同様の点については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。
第2の実施形態は、前記した経過時間による判定に加え、ユーザ端末7の位置による判定も併せて行う例である。図9、10は、第2の実施形態に係る調査方法の手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、本実施形態では、S107での判定においてレシート画像受信日時が商品購入日時83から第1の制限時間内の場合(S108;Yes)、アンケート管理サーバ2は、さらに、ユーザ端末7の端末位置が、店舗情報81に対応して予め定められた、店舗から所定の近距離範囲等の指定エリアにあるか否かの判定を行う(S201)。
なお、ユーザ端末7の端末位置は、ユーザ端末7が自身のGPS機能等によって測定し、ユーザID3011などとともにアンケート管理サーバ2に定期的に送信し、データとして記録、更新するようにしておく。
ユーザ端末7が上記の指定エリアに無い場合(S202;No)には処理を終了し、指定エリアに有る場合(S202;Yes)に、前記のS109以降の処理に移る。
上記と同様、ユーザにアンケートを行った後も、図10に示すように、前記の時間内受取通知(S120参照)を受け取ったアンケート管理サーバ2は、店舗情報81に対応して予め定められた指定エリアにユーザ端末7があるか否かの判定を行う(S203)。この場合の指定エリアの範囲は前記の指定エリアと同じでもよいし、異なっていてもよい。例えば前記の指定エリアより広い範囲でもよい。
ユーザ端末7が上記の指定エリアに有る場合(S204;Yes)には前記と同様のアンケート完了通知を送信する(S121)が、指定エリアに無い場合(S204;No)には、その旨を示す指定エリア不在通知をアンケートサーバ6とユーザ端末7に送信し(S205)、処理を終了する。アンケートサーバ6は、指定エリア不在通知の受信に応じて、ユーザ端末7から送信された回答データを無効とでき、ユーザ端末7は、指定エリア不在通知によりアンケートが無効となったことを知ることができる。
この第2の実施形態でも第1の実施形態と同様の効果が得られる。また、ユーザ端末7の位置による制限を設けることで、店舗から離れた場合には無効としてアンケート対象者やアンケート回答者の選別条件をより厳しくし、より質の高いアンケート結果が得られる利点がある。
以上、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………調査システム
2………アンケート管理サーバ
3………ユーザデータ管理サーバ
4………経過時間管理サーバ
5………商品データベースサーバ
6………アンケートサーバ
7………ユーザ端末
8………レシート
9………ネットワーク
2………アンケート管理サーバ
3………ユーザデータ管理サーバ
4………経過時間管理サーバ
5………商品データベースサーバ
6………アンケートサーバ
7………ユーザ端末
8………レシート
9………ネットワーク
Claims (10)
- サーバとユーザ端末がネットワークを介して接続される調査システムであって、
前記サーバは、
商品名と商品購入日時が印刷されたレシートを前記ユーザ端末によって撮影したレシート画像に含まれる商品名と商品購入日時を取得するレシート情報取得手段と、
前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれるか否かを判定する調査対象商品判定手段と、
前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれる場合に、前記ユーザ端末をアンケート対象と決定するアンケート対象決定手段と、
前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録を行う経過時間データ登録手段と、
を具備することを特徴とする調査システム。 - 前記調査対象判定手段は、POSシステムにおける商品名に対応し、調査対象となるレシート上の商品名を示す調査対象商品データに基づいて、前記レシート画像に含まれる商品名の中にアンケートの調査対象が含まれるか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の調査システム。
- 前記ユーザ端末は、
前記レシートを撮影するレシート撮影手段と、
前記アンケートに対する回答を送信するアンケート回答手段と、
を具備することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の調査システム。 - サーバとユーザ端末がネットワークを介して接続される調査システムにおける調査方法であって、
前記サーバが、
商品名と商品購入日時が印刷されたレシートを前記ユーザ端末によって撮影したレシート画像に含まれる商品名と商品購入日時を取得するステップと、
前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれるか否かを判定するステップと、
前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれる場合に、前記ユーザ端末をアンケート対象と決定するステップと、
前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録を行うステップと、
を実行することを特徴とする調査方法。 - ユーザ端末とネットワークを介して接続されるサーバであって、
商品名と商品購入日時が印刷されたレシートを前記ユーザ端末によって撮影したレシート画像に含まれる商品名と商品購入日時を取得するレシート情報取得手段と、
前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれるか否かを判定する調査対象商品判定手段と、
前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれる場合に、前記ユーザ端末をアンケート対象と決定するアンケート対象決定手段と、
前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録を行う経過時間データ登録手段と、
を具備することを特徴とするサーバ。 - サーバとネットワークを介して接続されるユーザ端末であって、
商品名と、商品購入日時が印刷されたレシートを撮影するレシート撮影手段と、
前記レシートを撮影したレシート画像中の商品名にアンケートの調査対象が含まれると前記サーバによって判定された場合に受信したアンケートに対する回答を送信するアンケート回答手段と、
を備え、
前記商品購入日時は、
前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録に用いられることを特徴とするユーザ端末。 - ユーザ端末とネットワークを介して接続されるサーバを、
商品名と商品購入日時が印刷されたレシートを前記ユーザ端末によって撮影したレシート画像に含まれる商品名と商品購入日時を取得するレシート情報取得手段と、
前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれるか否かを判定する調査対象商品判定手段と、
前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれる場合に、前記ユーザ端末をアンケート対象と決定するアンケート対象決定手段と、
前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録を行う経過時間データ登録手段と、
して機能させるためのプログラム。 - サーバとネットワークを介して接続されるユーザ端末を、
商品名と、商品購入日時が印刷されたレシートを撮影するレシート撮影手段と、
前記レシートを撮影したレシート画像中の商品名にアンケートの調査対象が含まれると前記サーバによって判定された場合に受信したアンケートに対する回答を送信するアンケート回答手段と、
して機能させ、
前記商品購入日時は、
前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録に用いられることを特徴とするプログラム。 - ユーザ端末とネットワークを介して接続されるサーバを、
商品名と商品購入日時が印刷されたレシートを前記ユーザ端末によって撮影したレシート画像に含まれる商品名と商品購入日時を取得するレシート情報取得手段と、
前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれるか否かを判定する調査対象商品判定手段と、
前記商品名の中にアンケートの調査対象が含まれる場合に、前記ユーザ端末をアンケート対象と決定するアンケート対象決定手段と、
前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録を行う経過時間データ登録手段と、
して機能させるためのプログラムを記録した記録媒体。 - サーバとネットワークを介して接続されるユーザ端末を、
商品名と、商品購入日時が印刷されたレシートを撮影するレシート撮影手段と、
前記レシートを撮影したレシート画像中の商品名にアンケートの調査対象が含まれると前記サーバによって判定された場合に受信したアンケートに対する回答を送信するアンケート回答手段と、
して機能させ、
前記商品購入日時は、
前記商品購入日時から、前記アンケートに対する回答を無効とする所定の制限時間が経過したか否かを判定するための経過時間データの登録に用いられることを特徴とするプログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2013203013A JP2015069404A (ja) | 2013-09-30 | 2013-09-30 | 調査システム、調査方法、サーバ、ユーザ端末、プログラム、記録媒体 |
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