JP2015068158A - 1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体。 - Google Patents
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Abstract
【課題】地震や強風に対抗し、地盤から地上へと単独柱で立設する強固な高床式建築基礎構造体。
【解決手段】杭から直接に立設される1本の柱と、その上頭部に固着するPC床受盤と複数のPC床板との接合により高床式建築基礎構造体が構築された。
【選択図】図1
【解決手段】杭から直接に立設される1本の柱と、その上頭部に固着するPC床受盤と複数のPC床板との接合により高床式建築基礎構造体が構築された。
【選択図】図1
Description
本発明は、1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体に関し、特に床構造に関するものである。
1本の単独柱で支持される一般的建築物としては、特開昭60−148965号公報に開示の「吊構造建築物」が公知であるが、この「吊構造建築物」は、地盤に基礎を介してシャフトが屋根頂部まで立設され、該シャフトが屋根小屋構造体を構築し、そこからワイヤー等で吊り下げられた床構造である。又、これ以外には、地震や強風等に抵抗すべく、地盤にコアを立設し、同コアの頂部にトラス等の梁を構築し、該梁から柱や床を吊って支持したものも在る。
特開昭60−148965
前記の「吊構造建築物」は吊構造であり、垂直方向のみ可動する構成であるから大きな水平力が作用してシャフト等が左右に揺れると床は傾斜し恒久的に水平状態を維持することが困難である。そこで、本発明は、上記の問題を解決すべく、地盤から地上へ単独柱で立設する安全で確実強固な高床組構造体を構成し、又、完成後も敷地の状況が従来と殆ど変らず維持されるよう、環境を重視し開発された全く新しい技術を提供するものである。
本発明は、上記課題を解決するために、1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体を提供する。
請求項1は、杭から直接に立設される1本の柱と、該柱の上頭部に固着する平面形状のPC床受盤と、基端部が該PC床受盤に支持され放射状に水平方向に延伸する複数のPC床板とからなり、複数の該PC床板は互いに密着して略矩形、円形、又は多角形状の床平面を形成することを特徴とする1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体。
請求項1は、杭から直接に立設される1本の柱と、該柱の上頭部に固着する平面形状のPC床受盤と、基端部が該PC床受盤に支持され放射状に水平方向に延伸する複数のPC床板とからなり、複数の該PC床板は互いに密着して略矩形、円形、又は多角形状の床平面を形成することを特徴とする1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体。
請求項2は、該杭は、地中に所定の強度に達するまで垂直に打設され、そのまま該杭の上頭部を地上に所定の高さまで突出して延設し、該杭を中軸に鉄筋組、型枠工事を施工し、コンクリート打設にて一体構造とした基礎を伴う1本の該柱とし、該柱の上頭部に塔載される該PC床受盤との連結用の複数本のアンカーボルトが該柱の中心より放射状に等間隔の配置で設置されていることを特徴とする請求項1記載の1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体。
請求項3は、該PC床受盤は、平面形状が円形、正方形、矩形又は多角形で,その中央部切断面形状は台形状で、固着する該柱の上頭部に設置されているアンカーボルトに合わせた位置とその数に合わせた複数の貫通穴があり、該PC床受盤の底面は、該円柱の上頭部に相対勘合する形状であり、該PC床受盤の上端面には、続いて搭載される該PC床板との連結用の複数本のアンカーボルトが設けられることを特徴とする請求項1記載の1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体。
請求項4は、複数の該PC床板はそれぞれが該PC床受盤の連結用のアンカーボルトに合わせた位置とその数に合わせた、複数の貫通穴があり、又その底面は該PC床受盤の鼻先部に相対勘合する形状であり、互いに基端部が該PC床受盤に支持されアンカーボルトにて連結し、略矩形、円形、又は多角形状の床面を形成すること特徴とする請求項1記載の1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体。
請求項5は、該柱の施工にコンクリート打設時の型枠として又、仕上材として兼用できるようヒユーム管を起用することを特徴とする請求項1記載の記載の1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体。
本発明は、建築物本体が該杭に支持される構造体であり、従って地盤の掘削や現場打ち基礎工事が不要となり、基礎機能と建築物の床スラブ構造体として兼用され、特に傾斜地等の建設では地面の平坦にする改造や布基礎を高くすることなく傾斜地のまま構築できる。
本発明は、この建築物は主軸が地中深く打ち込まれた杭であるため地震に対し多少の揺れがあるが、その後は水平状態を恒久的に維持出来その傾きは最小限と想定される。
本発明は、環境と資源保護を最重視し、製作可能な物は出来るだけ工場製作とし、その目的は現場作業を省略し、工事期間を大幅に短縮し、工事中の騒音や砂埃を最小減に、更に工事中に発生する残材等の産業廃棄物の処理を大幅に削減し、無駄な費用を省くことにある。
本発明は、工事完成後、地上に突起するのは、1本の柱ののみで土地の状況が従来とほとんど変わらず維持され、更に敷地全体の有効利用が出来る。
杭から直接に立設される1本の柱と、該柱の上頭部に固着する平面形状のPC床受盤と、基端部が該PC床受盤に支持され放射状に水平方向に延伸する複数のPC床板とからなり、複数の該PC床板は互いに密着して略矩形、円形、又は多角形状の床平面が形成され基礎構造体の機能を併用した、高床式スラブ構造体が構築され、1本柱の高床式建築物が完成する。
本発明で使用される該杭は、その建設地の立地条件、地盤の状況により、その都度構造計算され、地震や強風に対応した曲げモーメント、せん断力等の応力強度が確保されたものである。
本発明で使用される該杭が地震等の圧力を受け単体で安全支持力が達しない場合、その圧力が3体以上の複数体に等分配されるよう該杭の配置は、該柱の中心から放射状に等間隔で集結され打設が行はれる、
本発明は、安全な強度を確保された該杭2が地盤1に支持され、地上に突出して必要とされる高さまで垂直に打設し、当建築物本体の主軸として取り扱われ、該柱の基盤となり、該柱は、地震や強風に対処されるよう、曲げモーメント・せん断力・引張強度等が再度計算され、許容応力度を確保して、確実強固な構造になるよう工事を行う。
本発明は、該杭2の打設には精度が重要視され正確な位置で先行掘りを行いコンプーター制御を搭載した杭打にて慎重に施工され、打設された該杭2を軸として、構造計算にてその応力強度を満たし、予め工場で加工組され鉄筋がクレーンにて取り付けられて、その外側に工場にて製作された外枠3を建込施工、その内部にコンクリート4が打設され、一体構造化した基礎を伴う1本の該柱を構築する。
本発明は、該柱上頭部に設置された該PC床受盤6との複数の連結用アンカーボールト5は、その都度建築物の形状及び規模の応じて構造計算されてその数量と径が決定し、該柱の中心として該外型枠3の内側で放射状に等間隔で配置示され、予め用意されたテンプレートにて正確な所定位置に埋込施工される。
本発明の該PC床受盤6は、該柱との連結用の該アンカーボルト5の数量と配置に合わせた複数の貫通穴7が設けられており、その上端面は平面形状で、続いて搭載される該床板9との、複数の連結用アンカーボルト8が,該床板の形成形状及び構成規模に応じてその都度構造計算されてその数量、及び径が決定され配置が示され埋込設置されて、又その底面は該柱上頭部の形状11に相対勘合するようにその切断面は、地震時等の横揺れに対応して、台形状を下向にした該柱上頭部を覆いかぶさるよう嵌め込まれる形状である。
本発明の該PC床板は、該PC床受盤との連結用の該アンカーボールト8の数量と配置に合わせた複数の貫通穴10が設けられており、その底面は該PC床受盤の鼻先の形状12に相対勘合しており、地震時等の横揺れに対応して該PC床受盤に覆い被さるよう、又キャンテレバー構造に応じた逆ハンチの形状であり、工事現場への搬送等を考慮して、基端部が該PC床受盤に支持され放射状に水平方向に延伸する複数の該床板に分割されており、その分割された複数の該床板は、該アンカーボルト8にて該PC床受盤と結合し、互いに密着して略矩形、円形、又は多角形状の床平面を構築する。
本発明は、工事費の縮小、便宜性、合理性を考慮し、該柱の構築に外型枠材として、その都度、建築物の規模と状況に応じ構造計算に適合したサイズのヒューム管を使用する。
本発明は、環境保護を最重視し、開発されたものであり、その目的は工事期間を大幅に短縮する事に在り、又、工事中は、地盤を余り傷めず、土を掘り起さないように、騒音や砂埃を最小限に、更に、残材等の産業廃棄物の処理を大幅に削減せんが為に、と、製作可能の物は出来るだけ工場製作とし、出来かぎり現場作業を省略せんする事にあり、更に従述すると、建築物の完成後は、建築前と同じ環境を維持し、周囲の樹木等を出来るかぎり減らさないで、又、光熱費等が節約出来事にある。この建築は主軸が地中に深く打ち込まれた杭であるため地震に対して水平状態を恒久的に維持出来その傾きは最小限と思われる。
1 地盤
2 杭
3 外型枠
4 鉄筋コンコリート打設
5 PC床受盤との連結用アンカーボルト
6 PC床受盤
7 支柱との連結用アンカーボルト貫通穴
8 PC床板との連結用アンカーボルト
9 PC床板
10 PC床受盤との連結用アンカーボルト貫通穴
11 支柱とPC床受盤の連結勘合部
12 PC床受盤とPC床板の連結勘合部
2 杭
3 外型枠
4 鉄筋コンコリート打設
5 PC床受盤との連結用アンカーボルト
6 PC床受盤
7 支柱との連結用アンカーボルト貫通穴
8 PC床板との連結用アンカーボルト
9 PC床板
10 PC床受盤との連結用アンカーボルト貫通穴
11 支柱とPC床受盤の連結勘合部
12 PC床受盤とPC床板の連結勘合部
Claims (5)
- 杭から直接に立設される1本の柱と、該柱の上頭部に固着する平面形状のPC床受盤と、基端部が該PC床受盤に支持され放射状に水平方向に延伸する複数のPC床板とからなり、複数の該PC床板は互いに密着して略矩形、円形、又は多角形状の床平面を形成することを特徴とする1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体。
- 該杭は、地中に所定の強度に達するまで垂直に打設され、そのまま該杭の上頭部を地上に所定の高さまで突出して延設し、該杭を軸として、鉄筋組、型枠工事を施工し、コンクリート打設にて一体構造とした基礎を伴う1本の該柱とし、該柱の上頭部に塔載される該PC床受盤との連結用の複数本のアンカーボルトが該柱の中心より放射状に等間隔の配置で設置されていることを特徴とする請求項1記載の1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体。
- 該PC床受盤は、平面形状が円形、正方形、矩形又は多角形で,その中央部切断面形状は台形状で、固着する該柱の上頭部に設置されているアンカーボルトに合わせた位置とその数に合わせた複数の貫通穴があり、該PC床受盤の底面は、該円柱の上頭部に相対勘合する形状であり、該PC床受盤の上端面には、続いて搭載される該PC床板との連結用の複数本のアンカーボルトが設けられることを特徴とする請求項1記載の1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体。
- 複数の該PC床板はそれぞれが該PC床受盤の連結用のアンカーボルトに合わせた位置とその数に合わせた、複数の貫通穴があり、又その底面は該PC床受盤の鼻先部に相対勘合する形状であり、互いに基端部が該PC床受盤に支持されアンカーボルトにて連結し、略矩形、円形、又は多角形状の床面を形成すること特徴とする請求項1記載の1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体。
- 該柱の構築に、コンクリート打設時の型枠として、又仕上材として兼用できるようヒユーム管を起用することを特徴とする請求項1記載の1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体。
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JP2013214169A JP2015068158A (ja) | 2013-09-26 | 2013-09-26 | 1本の柱で支持される高床式建築基礎構造体。 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114370182A (zh) * | 2022-01-12 | 2022-04-19 | 中铁第一勘察设计院集团有限公司 | 一种三层独柱装配式高架车站 |
-
2013
- 2013-09-26 JP JP2013214169A patent/JP2015068158A/ja active Pending
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