JP2015067075A - 車両用保護部材、ワイヤハーネス組付体及びワイヤハーネス組付体の製造方法 - Google Patents

車両用保護部材、ワイヤハーネス組付体及びワイヤハーネス組付体の製造方法 Download PDF

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【課題】保護部材を別途設けることなくワイヤハーネスの端末部分を保護することができるとともに、当該端末部分の曲げやすさの低下を抑制できる車両用保護部材、この車両用保護部材を備えたワイヤハーネス組付体、及び、ワイヤハーネス組付体の製造方法を提供する。【解決手段】ワイヤハーネス組付体1は、フラットケーブル3の端末部分3aに巻き付け可能なシート状の巻付部材42が、高発泡部材4Bにおける上記端末部分3aが露出される箇所に当該高発泡部材4Bと一体に設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、車両のドアや天井などの壁部に配設される防音性及び断熱性を有する車両用保護部材、この車両用保護部材を備えたワイヤハーネス組付体、及び、ワイヤハーネス組付体の製造方法に関する。
車両には、各種電子機器に電力や制御信号などを伝えるためのワイヤハーネスが配索されている。このようなワイヤハーネスを車両のドアに組み付ける構造の一例を、図8、図9に示す。この組み付け構造では、車両用ドア102のドアパネル102Aとドアトリム102Bとの間に保持される車両用保護部材としての防音シート104にワイヤハーネス130を固定して取り付ける。そして、この防音シート104をドアパネルに取り付けることで、ワイヤハーネス130をドアトリム102Bに組み付けている。
ワイヤハーネス130は、複数の被覆電線が束ねられて構成された組電線131と、組電線131が内部に挿通される外装部材132と、組電線131の端末に取り付けられるコネクタ133と、を備えている。外装部材132には、組電線131を防音シート104に取り付けるための係止部151が複数設けられている。防音シート104は、フェルト材などの不織布によって平板状に形成されている。防音シート104には、各係止部151に対応する係止受け部152が、ワイヤハーネス130の配索経路に沿って複数箇所に設けられている。
しかしながら、上述したような組み付け構造では、車両に搭載される電子機器の増加に伴ってワイヤハーネス130の配索経路が複雑になると、ワイヤハーネス130を防音シート104に取り付けるための係止部151及び係止受け部152の数が増加して、ワイヤハーネス103を防音シート104に取り付ける作業工数が増えてしまうという問題があった。
そして、このような問題を解決する技術が、例えば、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示された組み付け構造では、図10に示すように、ドアトリム201の複数の突出部204、205の先端に、防音部材207と、ワイヤハーネス209が配索されたシート208と、を積層して配置している。これにより、積層された防音部材207とシート208とを互いに固定することで、ワイヤハーネス209の複数の箇所を一つ一つ係止することなく、ワイヤハーネス209を保持することができ、作業工数の増加を抑制することができる。
特開2005−329838号公報
しかしながら、上述したような組み付け構造では、例えば、図11に示すように、互いに積層された防音部材207及びシート208からワイヤハーネス209の端末部分209aが露出されるところ、別途保護部材211を設けて露出された端末部分209aに巻き付けることにより当該端末部分209aを保護する必要があり、製造コストが上昇してしまうという問題があった。また、防音部材207及びシート208を端末部分209aまで延在して間に挟むことで、端末部分209aを保護する構成も考えられるが、端末部分209aの曲げやすさが低下して、作業性が悪くなってしまうという別の問題があった。
本発明は、かかる問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、保護部材を別途設けることなくワイヤハーネスの端末部分を保護することができるとともに、当該端末部分の曲げやすさの低下を抑制できる車両用保護部材、この車両用保護部材を備えたワイヤハーネス組付体、及び、ワイヤハーネス組付体の製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載された発明は、上記目的を達成するために、車両の壁部に配設され、当該壁部に配索されるワイヤハーネスを互いの間に挟むように積層された複数の積層部材を有する車両用保護部材であって、前記複数の積層部材から露出される前記ワイヤハーネスの端末部分に巻き付け可能なシート状の巻付部材が、前記複数の積層部材のうちの1つの積層部材における前記ワイヤハーネスの端末部分が露出される箇所に当該積層部材と一体に設けられていることを特徴とする車両用保護部材である。
請求項2に記載された発明は、上記目的を達成するために、車両の壁部に配索されるワイヤハーネスと、前記壁部に配設され、前記ワイヤハーネスを互いの間に挟むように積層された複数の積層部材を有する車両用保護部材と、を備えたワイヤハーネス組付体であって、前記車両用保護部材が、請求項1に記載の車両用保護部材で構成され、前記巻付部材が、前記ワイヤハーネスの端末部分に巻き付けられていることを特徴とするワイヤハーネス組付体である。
請求項3に記載された発明は、上記目的を達成するために、車両の壁部に配索されるワイヤハーネスと、前記壁部に配設され、前記ワイヤハーネスを互いの間に挟むように積層された複数の積層部材を有する車両用保護部材と、を備えたワイヤハーネス組付体の製造方法であって、前記ワイヤハーネスをその端末部分を露出させた状態で互いの間に挟むように前記複数の積層部材を積層する積層工程と、前記複数の積層部材のうちの1つの積層部材における前記ワイヤハーネスの端末部分が露出される箇所に当該積層部材と一体に設けられたシート状の巻付部材を、前記端末部分に巻き付ける巻付工程と、を有していることを特徴とするワイヤハーネス組付体の製造方法である。
本発明によれば、複数の積層部材から露出されるワイヤハーネスの端末部分に巻き付け可能なシート状の巻付部材が、複数の積層部材のうちの1つの積層部材におけるワイヤハーネスの端末部分が露出される箇所に当該積層部材と一体に設けられている。このようにしたことから、積層部材と一体の巻付部材を、それが設けられた箇所から露出されたワイヤハーネスの端末部分に巻き付けることで当該端末部分を保護することができる。そのため、保護部材を別途用意することなくワイヤハーネスの端末部分を保護することができる。これにより、製造コストの上昇を抑制できる。また、複数の積層部材のうちの1つの積層部材と一体に設けられた巻付部材を端末部分に巻き付けるので、当該端末部分を複数の積層部材の間に挟んだ構成に比べて、当該端末部分の曲げやすさの低下を抑制することができる。これにより、作業性の低下を抑制できる。
本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネス組付体を備えた車両用ドアを示す斜視図である。 図1の車両用ドアが備えるワイヤハーネス組付体とドアトリムとを示す斜視図である。 図1の車両用ドアの断面図である。 図1の車両用ドアのワイヤハーネス組付体が備える発泡シートの構造を模式的に示す図である。 図1の車両用ドアのワイヤハーネス組付体の発泡シートを構成する低発泡部材と高発泡部材との斜視図である。 図1の車両用ドアのワイヤハーネス組付体の製造方法における積層工程を説明する部分斜視図である。 図1の車両用ドアのワイヤハーネス組付体の製造方法における巻付工程を説明する部分斜視図である。 従来のワイヤハーネス組付け構造を示す断面図である。 図8のワイヤハーネス組付け構造を示す分解斜視図である。 従来の他のワイヤハーネス組付け構造を示す断面図である。 図10のワイヤハーネス組付け構造の斜視図である。
以下に、本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネス組付体について、図1〜図7を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるワイヤハーネス組付体を備えた車両用ドアを示す斜視図である。図2は、図1の車両用ドアが備えるワイヤハーネス組付体とドアトリムとを示す斜視図である。図3は、図1の車両用ドアの断面図である。図4は、図1の車両用ドアのワイヤハーネス組付体が備える発泡シートの構造を模式的に示す図である。図5は、図1の車両用ドアのワイヤハーネス組付体の発泡シートを構成する低発泡部材と高発泡部材との斜視図である。なお、例えば、図3においてドアビーム等の構造体の記載を省略しているなど、各図において本発明と関連性の低いものは記載を省略している。
本実施形態のワイヤハーネス組付体1は、図1〜図3に示すように、車両用ドア2が有するドアパネル2Aとドアトリム2Bとの間に配設される。
ドアパネル2Aは、鋼板で構成されており、ドアトリム2Bよりも車室外側に設けられている。このドアパネル2Aの上部には、内側にウインドウガラスWが位置するウインドウ枠Fが設けられている。
ドアトリム2Bは合成樹脂で構成されている。このドアトリム2Bは、そのドアパネル2A側の外面に、複数の図示しない固定突起が設けられている。各固定突起は、ドアトリム2Bの外面から立設された円柱状の軸部と、この軸部の先端に一体に設けられたフランジ状の大径部と、を有している。軸部の寸法は、後述するワイヤハーネス組付体1の発泡シート4の厚みと等しいか、発泡シート4の厚みより僅かに小さくなるように形成されている。後述するワイヤハーネス組付体1には、これら固定突起に対応して複数の固定孔40が設けられており、複数の固定孔40に固定突起を圧入することにより、ワイヤハーネス組付体1がドアトリム2Bに固定して取り付けられる。
ワイヤハーネス組付体1は、ワイヤハーネスとしてのフラットケーブル3と、車両用保護部材としての発泡シート4と、を有している。
フラットケーブル3は、図3に示すように、互いに平行な複数の芯線31と、各芯線31を被覆する絶縁性の被覆部32と、互いに隣り合う被覆部32を連結する絶縁性の連結部33と、を備えている。即ち、フラットケーブル3は、その幅方向(図3において複数の芯線31が並ぶ方向)の寸法が、厚さ方向(図3において幅方向に直交する方向)の寸法よりも大きく形成された帯板状に形成されている。
フラットケーブル3の芯線31は複数の素線が断面略円形状に撚られて構成されている。被覆部32と連結部33とは、合成樹脂から構成され互いに一体に成形されている。フラットケーブル3の各端末のそれぞれにはコネクタ34が取り付けられている。複数のコネクタ34のうちの一部は、電源装置や制御装置などに接続され、他の一部は、各種電子機器やモータなどに接続されている。
発泡シート4は、防音性及び断熱性を有しており、車室外からの騒音や熱が車室内に進入することを抑制する、即ち、騒音や熱から保護するための車両用保護部材である。発泡シート4は、図4、図5に示すように、比較的低発泡率の発泡材からなる低発泡部材4Aと、該低発泡部材4Aよりも発泡率が高い高発泡の発泡材からなる高発泡部材4Bと、が別々に形成された後、これらが互いに積層されて接着剤や両面テープなどの接着部材により固定されることにより構成される。低発泡部材4Aと高発泡部材4Bとは、積層部材に相当する。
本実施形態において、低発泡部材4Aは、1〜10倍の発泡率で発泡したポリエチレンから構成されている。また、高発泡部材4Bは、10〜50倍の発泡率で発泡してポリウレタンから構成されている。高発泡部材4Bは、低発泡部材4Aより厚みの小さいシート状に形成されている。高発泡部材4Bに代えて、低発泡部材4Aと積層される塩化ビニルやポリエチレンなどのフィルム(即ち、シート状)からなる積層部材を用いた構成としてもよい。または、低発泡部材4Aに代えて、高発泡部材4Bと積層されるポリエステル系繊維等の不織布からなる積層部材を用いた構成としてもよい。または、車両用保護部材としての発泡シート4に代えて、無発泡の積層部材が積層された車両用保護部材を用いた構成としてもよい。このような、低発泡部材4A及び高発泡部材4Bの2層から成る発泡シート4は、100〜10000Hzの周波数帯域の音の通過を抑制できる(防音性)。また、発泡シート4は、低発泡部材4A及び高発泡部材4Bが内部に気泡を含むため、熱の通過を抑制できる(断熱性)。また、低発泡部材4A及び高発泡部材4Bは、それぞれ柔軟性を有している。本実施形態において、発泡シート4は二層構造であるが、三層以上で構成されていてもよい。
これら低発泡部材4Aと高発泡部材4Bとは、それぞれがドアトリム2Bの外形に合わせて形成されており、これらを積層したときにフラットケーブル3の厚さ方向の寸法よりも厚くなるように形成されている。発泡シート4は、フラットケーブル3をそのコネクタ34が設けられた端末部分3aを外部に露出した状態で低発泡部材4Aと高発泡部材4Bとの間に挟むことにより、当該フラットケーブル3を保持する。
高発泡部材4Bには、図5に示すように、その外縁部におけるフラットケーブル3の端末部分3aが露出される箇所に当該高発泡部材4Bと一体に、平面視略帯形状のシート状の巻付部材42が設けられている。この巻付部材42は、高発泡部材4Bとの連接箇所に幅方向に延在する切れ込み43が設けられており、端末部分3aに巻き付け可能となっている。本実施形態において、巻付部材42は、平面視略帯形状に形成されているが、これに限定されるものではなく、フラットケーブル3の端末部分3aに巻き付け可能であれば、その形状は任意である。
発泡シート4には、ドアトリム2Bに形成された固定突起が圧入される複数の固定孔40が設けられている。複数の固定孔40は、フラットケーブル3の配索経路以外の場所に、互いに間隔をあけて設けられている。固定孔40は、発泡シート4に形成された貫通孔であり、その内径寸法は、固定突起の大径部の外径寸法よりも小さく形成されている。発泡シート4(即ち、ワイヤハーネス組付体1)、複数の固定孔40にドアトリム2Bの固定突起を圧入することにより、ワイヤハーネス組付体1がドアトリム2Bに固定して取り付けられる。本実施形態において、発泡シート4がドアトリム2Bに取り付けられたときに、低発泡部材4Aがドアパネル2A側に配置され、高発泡部材4Bがドアトリム2B側に配置される。これとは逆に、高発泡部材4Bがドアパネル2A側に配置され、低発泡部材4Aがドアトリム2B側に配置されてもよい。
次に、上述したワイヤハーネス組付体1の製造方法について、図6、図7を参照して説明する。
まず、別々に低発泡部材4Aと高発泡部材4Bとを成形する。また、高発泡部材4Bの成形と同時に、当該高発泡部材4Bと一体に巻付部材42を成形する。具体的には、例えば、発泡ポリウレタンからなるシート材を成形したのち、当該シート材を、所定の形状に切り抜くことにより、高発泡部材4B及びそれと一体の巻付部材42を成形する。
次に、低発泡部材4Aに、フラットケーブル3を重ねて配置する。このとき、フラットケーブル3の端末部分3aが低発泡部材4Aの外縁からはみ出すようにする。そして、端末部分3aが露出された状態でフラットケーブル3を間に挟むようにして、低発泡部材4Aに高発泡部材4Bを重ねる(積層工程)。このとき、図6に示すように、フラットケーブル3の端末部分3aの延在方向に沿って、巻付部材42が配置される。高発泡部材4Bにおける低発泡部材4A側の面には、接着剤や両面テープなどの図示しない接着部材が設けられている。これにより、高発泡部材4Bが低発泡部材4Aに重ねられると接着部材によりフラットケーブル3を挟んだ状態で互いに固定される。
次に、高発泡部材4Bに一体に設けられた巻付部材42を、図7に示すように、フラットケーブル3の端末部分3aに巻き付ける(巻付工程)。巻付部材42の幅方向(図6における左右方向)に相対する両縁部には図示しない接着部材が設けられており、これら両縁部を互いに接着することで、巻付部材42が端末部分3aに巻き付いた状態で保持される。
これら各工程を経て、ワイヤハーネス組付体1が完成する。そして、完成したワイヤハーネス組付体1は、複数の固定孔40にドアトリム2Bに設けられた固定突起が圧入されて、ドアトリム2Bに固定して取り付けられる。
以上より、本実施形態によれば、フラットケーブル3の端末部分3aに巻き付け可能なシート状の巻付部材42が、高発泡部材4Bにおける上記端末部分3aが露出される箇所に当該高発泡部材4Bと一体に設けられている。このようにしたことから、高発泡部材4Bと一体の巻付部材42を、それが設けられた箇所から露出されたフラットケーブル3の端末部分3aに巻き付けることで当該端末部分3aを保護することができる。そのため、保護部材を別途用意することなくフラットケーブル3の端末部分3aを保護することができる。これにより、製造コストの上昇を抑制することができる。また、高発泡部材4Bと一体に設けられた巻付部材42を端末部分3aに巻き付けるので、例えば、当該端末部分3aを高発泡部材4Bと低発泡部材4Aとの間に挟んだ構成に比べて、当該端末部分3aの曲げやすさの低下を抑制することができる。これにより、作業性の低下を抑制できる。
以上、本発明について、好ましい実施形態を挙げて説明したが、本発明の車両用保護部材、ワイヤハーネス組付体及びワイヤハーネス組付体の製造方法はこれらの実施形態の構成に限定されるものではない。
例えば、上述した実施形態では、車両用保護部材が、低発泡部材及び高発泡部材が積層されて構成された発泡シートで構成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、車両用保護部材が、互いに積層された第1積層部材と第2積層部材とを有し、第1積層部材が、ウレタン等の連続気泡発泡体、ポリプロピレン繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエステル系繊維等の不織布などで構成され、第2積層部材が、塩化ビニル、ポリエチレン等のフィルム、ポリエチレン、ポリプロピレン、エラストマー等の独立発泡体、などで構成されていてもよく、本発明の目的に反しない限り、車両用保護部材が有する積層部材の材料は任意である。
また、上述した各実施形態では、ワイヤハーネスとしての被覆された丸電線が連結されたフラットケーブル3を備えた構成であったが、これに限定されるものではない。フラットケーブル以外にも、例えば、組電線や、フレキシブルフラットケーブル(FFC)などでもよく、車両用保護部材の積層部材の間に挟むことができれば、本発明の目的に反しない限り、ワイヤハーネスの種類は任意である。
上述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の車両用保護部材、ワイヤハーネス組付体、ワイヤハーネス組付体の製造方法の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 ワイヤハーネス組付体
3 フラットケーブル(ワイヤハーネス)
3a 端末部分(ワイヤハーネスの端末部分)
4 発泡シート(車両用保護部材)
4A 低発泡部材(積層部材)
4B 高発泡部材(積層部材)
42 巻付部材

Claims (3)

  1. 車両の壁部に配設され、当該壁部に配索されるワイヤハーネスを互いの間に挟むように積層された複数の積層部材を有する車両用保護部材であって、
    前記複数の積層部材から露出される前記ワイヤハーネスの端末部分に巻き付け可能なシート状の巻付部材が、前記複数の積層部材のうちの1つの積層部材における前記ワイヤハーネスの端末部分が露出される箇所に当該積層部材と一体に設けられていることを特徴とする車両用保護部材。
  2. 車両の壁部に配索されるワイヤハーネスと、前記壁部に配設され、前記ワイヤハーネスを互いの間に挟むように積層された複数の積層部材を有する車両用保護部材と、を備えたワイヤハーネス組付体であって、
    前記車両用保護部材が、請求項1に記載の車両用保護部材で構成され、
    前記巻付部材が、前記ワイヤハーネスの端末部分に巻き付けられている
    ことを特徴とするワイヤハーネス組付体。
  3. 車両の壁部に配索されるワイヤハーネスと、前記壁部に配設され、前記ワイヤハーネスを互いの間に挟むように積層された複数の積層部材を有する車両用保護部材と、を備えたワイヤハーネス組付体の製造方法であって、
    前記ワイヤハーネスをその端末部分を露出させた状態で互いの間に挟むように前記複数の積層部材を積層する積層工程と、
    前記複数の積層部材のうちの1つの積層部材における前記ワイヤハーネスの端末部分が露出される箇所に当該積層部材と一体に設けられたシート状の巻付部材を、前記端末部分に巻き付ける巻付工程と、
    を有していることを特徴とするワイヤハーネス組付体の製造方法。
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