JP2015066480A - 塗布液貯留装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布液に気泡を混入させることを抑制でき、また攪拌機のタンク内における取り付け位置を任意の位置に配置可能な塗布液貯留装置を提供する。
【解決手段】円柱型タンク3に塗布液4を導入する導入配管5は、円柱型タンク3の上部側に外壁11を貫通してその先端部5aがタンク内部に突出して設けられると共に、その先端部5aの向きが円柱型タンク3の中心位置から外れた位置に設けられている。また、円柱型タンク3は、中心に平面視で円形穴7を有すると共にその円形穴7の開口周辺に平面視で円環状の面8を有し、その円柱型タンク2の内径は、導入配管5が設けられた位置よりも導入配管の下側では小さい。
【選択図】図2

Description

本発明は、塗布液貯留装置に関する。
例えば、特許文献1には、被塗布体が浸漬塗工される塗工槽と、塗布液を貯蔵する塗布液タンクと、塗布液タンクに貯蔵されている塗布液を塗工槽に供給する送液ポンプと、塗工槽からオーバーフローした塗布液を塗布液タンクに導くリターン配管と、塗工液を攪拌する攪拌機とを有した塗工装置が開示されている。
また、この塗工装置では、気泡の発生を抑制するために、リターン配管に導かれた塗布液を受ける液受け板が、液受け板上を流れる塗布液の方向が鉛直方向にならないように塗布液タンク内に設けている。
特開2006−343493号公報
特許文献1に記載の塗工装置は、塗布液に気泡を発生させないようにするために塗布液タンク内に液受け板を設けているため、この液受け板の障害とならない位置に攪拌機を配置しなければならず、その攪拌機の取り付け位置が制限されてしまう。
そこで、本発明は、攪拌機のタンク内における取り付け位置を任意の位置に配置可能な塗布液貯留装置を提供するものである。
本発明の塗布液貯留装置では、円柱型タンクに塗布液を導入する導入配管は、円柱型タンクの上部側に外壁を貫通してその先端部がタンク内部に突出して設けられると共に、その先端部の向きが円柱型タンクの中心位置から外れた位置に設けられている。また、円柱型タンクは、中心に平面視で円形穴を有すると共にその円形穴の開口周辺に平面視で円環状の面を有し、その円柱型タンクの内径は、導入配管が設けられた位置よりも導入配管の下側では小さい。
本発明の塗布液貯留装置によれば、導入配管から導入された塗布液は、円柱型タンクの外壁内面に当たり外側に遠心力を受けながらタンク中心の円形穴の開口周辺に設けられた円環状の面上を円弧状に流れた後、前記円形穴の中に流れ込んで円弧を描きながら円形穴の内壁に伝って底部へとサイクロンの如く循環して落ちて行くことになる。このため、導入配管から導入されて底部へと流れ落ちた塗布液には、空気が入り込み難くなる。その結果、導入配管からタンク底部へと塗布液を受けて流し込むための液受け板が不要となり、タンク内における任意の位置に攪拌機を配置することができる。
本実施形態の塗布液貯留装置の外観を示す斜視図である。 本実施形態の塗布液貯留装置の縦断面図である。 本実施形態の塗布液貯留装置において、導入配管から導入された塗布液が第1タンクを流れる様子を示すための説明図である。 本実施形態の塗布液貯留装置において、導入配管から導入された塗布液が第2タンクを流れる様子を示すための説明図である。 本実施形態の塗布液貯留装置において、第1タンク内に堰き止め部材を設けた例を示す塗布液貯留装置の縦断面図である。 図5の堰き止め部材を設けた塗布液貯留装置において、導入配管から導入された塗布液が第1タンクを流れる様子を示すための説明図である。 堰き止め部材に設けられた隙間調整手段を示す概略図である。 堰き止め部材に設けられた隙間調整手段を示す詳細図である。 塗布液の粘度と堰き止め部材の浮き量(隙間)との関係を示す特性図である。 塗工ワークに塗布膜を形成する塗工工程全体を示す工程図である。 塗工ワークに塗布膜を形成する塗工時の塗布液の流れを示す工程図である。 塗工停止時の塗布液の流れを示す工程図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は塗布液貯留装置の外観を示す斜視図、図2は塗布液貯留装置の縦断面図、図3は塗布液貯留装置において導入配管から導入された塗布液が第1タンクを流れる様子を示すための説明図、図4は塗布液貯留装置において導入配管から導入された塗布液が第2タンクを流れる様子を示すための説明図である。
塗布液貯留装置1は、図1及び図2に示すように、底部2を有した円柱型タンク3と、この円柱型タンク3に塗布液(塗工液とも言う)4を導入する導入配管5と、円柱型タンク3内に貯留した塗布液4を攪拌する攪拌機6とを備えている。なお、攪拌機6は、図1にのみ図示し、図2では省略してある。
円柱型タンク3は、中心に平面視で円形穴7を有すると共に、その円形穴7の開口周辺7aに平面視で円環状の面8(以下、円環状面8という)を有している。円柱型タンク3は、例えばSUS316やSUS304等のステンレスで形成されており、その内面が鏡面仕上げされている。また、円柱型タンク3は、ステンレス以外の材質でもよく、その内面がPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のコーティングがされていてもよい。このようにすることで、塗布液4の滑り性が向上し、塗布液4の固着、凝集に効果があると共に溶材での洗浄性を向上させることができる。
また、円柱型タンク3は、第1タンク9と第2タンク10を有し、第2タンク10の上に直径が第2タンク10よりも大きい第1タンク9が配置された構成とされている。第1タンク9は、第2タンク10に対してその高さが低い円柱形状として形成されている。第1タンク9と第2タンク10の間には、前記した円環状面8が形成されている。前記円形穴7は、第2タンク10の中心に形成されており、その開口周辺7aがR形状とされている。開口周辺7aがR形状であるので、円環状面8から円形穴7へと塗布液4が滑らかに流れ込むことになる。第2タンク10の中心に形成された円形穴7は、開口から底面に行くに従って次第にその内径を小さくするすり鉢形状として形成されている。
導入配管5は、図3に示すように、円柱型タンク3の上部側である第1タンク9の外壁11を貫通してその先端部5aがタンク内部に突出して設けられている。また、導入配管5は、第1タンク9の外壁11に対して接線方向と平行に設けられており、その先端部5aから供給される塗布液4が外壁内面11aに向かって流れるように先端部5aが配置されている。別の見方をすると、導入配管5は、その先端部5aの向きが円筒型タンク3の中心位置Oから外れた位置とされている。つまり、導入配管5の先端部5aは、円柱型タンク3の中心位置Oに向いていない。
前記導入配管5は、例えばSUS316やSUS304等のステンレスで形成されており、その管内面が鏡面仕上げされている。この鏡面仕上げにより、塗布液4が抵抗なく導入配管5内を流れることになる。なお、可動部や曲りを要する部位がある場合は、PTFE等のチューブを導入配管5として使用することもできる。
また、導入配管5は、その導入方向の延長線が第1タンク9の前記円環状面8に交わるように傾斜角度θ(図1参照)を有している。前記傾斜角度θは、塗布液4の特性にもよるが0〜10度程度であることが好ましい。この導入配管5が設けられた位置よりも導入配管5の下側では、図4に示すように、導入配管5の上側に対して円柱型タンク3の内径が小さくされている。具体的には、導入配管5が設けられる位置よりも上側の円柱型タンク3の内径L1よりも、導入配管5が設けられる位置よりも下側の円柱型タンク3の内径L2は小さくなっている。
攪拌機6は、駆動部12と、駆動部12の駆動力を伝達する伝達部材13と、攪拌部材14とを有している。伝達部材13は、円柱型タンク3の円形穴7の開口から底部へと垂直に設けられている。攪拌部材14は、伝達部材13の先端に取り付けられている。駆動部12が駆動されると、その駆動力が伝達部材13に回転力として伝達され、その伝達部材13の先端に設けられた攪拌部材14が回転するようになっている。
また、第1タンク9内には、図5及び図6に示すように、第2タンク10の開口部(前記円形穴7に相当する)の周囲(開口周縁7a)を囲むように前記第1タンク9の外壁11との間に平面視で円環状の空間15を形成し且つ第1タンク9の円環状面8に対して隙間16を有するように堰き止め部材17を配置してもよい。堰き止め部材17を設けることで、堰き止め部材17がない場合と比べて第2タンク10内に流れ込む塗布液4の量を制限することができる。そのため、衝撃が少なくなり、塗布液4内に気泡の発生を抑制することが可能となる。
堰き止め部材17は、円環状をなすリング壁として形成されている。この堰き止め部材17は、例えばSUS316やSUS304等のステンレスで形成されており、全面が鏡面仕上げされている。鏡面仕上げされることで、堰き止め部材17に塗布液4が付着し難くなる。堰き止め部材17は、第1タンク9の外壁11から離れた位置であって円形穴7の開口周縁7aの近傍に設けられることで、前記外壁11との間に円環状をなす空間15を形成している。
前記堰き止め部材17は、図7に示すように、第1タンク9の外壁11のうち内面11aから円柱型タンク3の中心に向かって突出する支持部材18により支持されている。そして、この堰き止め部材17には、第1タンク9の円環状の面8(円環状面8)との間に形成する前記隙間16を大小に可変させる隙間調整手段が設けられている。
隙間調整手段は、図8に示すように、第1タンク9内に突出するように該第1タンク9の外壁11に固定された支持部材18と、支持部材18を貫通させ堰き止め部材17に形成された長穴19と、この長穴19の任意の位置で支持部材18に堰き止め部材17を固定する固定手段とを備えている。
支持部材18は、例えばねじ山を有するボルトからなり、前記外壁11の内面11aに動かないように固定されている。長穴19は、堰き止め部材17に直接形成しても良いが、堰き止め部材17に対して一体的に固定或いは溶接された支持部材保持部20に形成されている。長穴19は、円柱型タンク3の高さ方向に沿って両端が円弧をなす長方形状とされている。この長穴19には、支持部材18が貫通するようになっている。堰き止め部材17を手に持ち、固定された支持部材18をガイドとして上下させると、堰き止め部材17が上下動し、前記隙間16の大きさを大小とすることができる。
固定手段は、支持部材18がねじ部を有したボルトであり、そのボルトに螺合するナット21からなる。ナット21は、支持部材保持部20を挟んでその両側にそれぞれ設けられており、締め付けることで支持部材18に堰き止め部材17を固定することができる。なお、支持部材18及び支持部材保持部20は、堰き止め部材17を安定して上下動させるために三箇所設けることが望ましい。
このような隙間調整手段を持った堰き止め部材17を手に持って第1タンク9の底面である円環状面8に近づけると、支持部材18が長穴19の上方に位置し、前記円環状面8と堰き止め部材17との間に形成される隙間16が小さく(狭く)なる。これとは逆に、堰き止め部材17を手に持って第1タンク9の円環状面8から遠ざけると、支持部材18が長穴19の下方に位置し、前記円環状面8と堰き止め部材17との間に形成される隙間16が大きく(広く)なる。前記隙間16は、堰き止め部材17を上下させることで任意の間隔にすることができる。したがって、設定した位置でナット21を締めれば隙間16の間隔を保持できる。
図9には、塗布液の粘度と堰き止め部材の浮き量(隙間)との関係を示す。図9では、塗布液4のそれぞれの粘度における堰き止め部材17の最適な隙間16を示している。プロットを結んだ線を越える隙間16では、隙間16から流れ出る塗布液4が第2タンク10の円形穴7の内壁面に伝わらず、滝状になり、気泡が発生する可能性が高い。また、プロットを結んだ線を下回る隙間16では、隙間16から流れ出る塗布液4の量が少なすぎるため、堰き止め部材17と外壁11との間に形成される空間15内に溜まる塗布液4が増大し、堰き止め部材17を乗り越える可能性がある。
以上のように構成された塗布液貯留装置1では、堰き止め部材17が無くても本願発明の効果が奏されるが、堰き止め部材17があるとより高い効果が得られる。以下に、塗布液貯留装置1における塗布液4の流れについて説明する。導入配管5から戻って来た塗布液4は、堰き止め部材17が無い場合には、図3に示すように第1タンク9の円環状をなす外壁11に当たり、図中矢印で示すようにサイクロンのように外側に遠心力Fを受けながら第1タンク9の円環状面8を循環して第2タンク10の円形穴7へと流れ落ちて行く。
導入配管5は、その先端部5aが第1タンク9の中心位置Oから外れた位置に設けられているため、導入配管5から供給される塗布液4は円形である第1タンク9の外壁11に沿って回り、サイクロンを発生させる。
そして第2タンク10内に流れ落ちた塗布液4は、図4で示す矢印のように円形穴7内に入ると、外向きの遠心力を受けながら円形穴7の内壁面を伝いながら底部へと流れて行く。つまり、塗布液4は、導入配管5から円柱型タンク3内の円形穴7に壁面を伝うことなく落下するのではなく、第1タンク9内で渦を巻くように流れてから第2タンク10の円形穴7へと流れ、その円形穴7の内壁面を伝ってスパイラル状に底部へと滑らかに流れ込む。このため、塗布液4には気泡が入り難い。
堰き止め部材17がある場合は、塗布液4は、図6の矢印のように第1タンク9内で渦巻き状に流れるが、堰き止め部材17があるために一時的に堰き止められる。この時、前記空間15に溜まっている塗布液4は、サイクロンによって攪拌されることになる。これにより、第1タンク9内での塗布液4の滞留や沈降が無くなり、塗布液4の品質を維持することが可能となる。
そして、前記空間15に溜まった塗布液4は、堰き止め部材17と円環状面8との間に形成された前記隙間16を通して第2タンク10の円形穴7に流れ込み、その円形穴7の内壁面を伝ってスパイラル状に底部へと流れて保持されている塗布液4と合流する。塗布液4は、円形穴7の内壁面を伝うため、泡立ちが無く、静かに合流することが可能となる。また、円形穴7の開口周縁7aにはR形状が付いているので、なだらかに第1タンク9から第2タンク10へと塗布液4を流れ入れることができる。
このように、塗布液4に気泡が入り難くなるので、従来のようなタンク内に液受け板等を設ける必要が無くなる。そのため、タンク内の任意の位置に攪拌機6を自在に取り付けることが可能となる。
次に、塗工ワークに塗布膜を形成する塗工工程に、本実施形態の塗布液貯留装置1を適用した例を説明する。図10に塗工工程全体を表す工程図を示す。図10では、各装置を簡略化して示してある。塗布液貯留装置1からポンプ22にて塗布液4を吸い込み、吐出して濾過器23を通過し、間欠塗布バルブ24にて塗布液貯留装置1に戻すか、コーターヘッド25に送るかを切り替える。
コーターヘッド25に塗布液4を送ると、バックアップロール26にて送られる塗工ワーク27に塗布液4が塗られて塗布膜28が形成される。
図11に塗工ワーク27に塗布膜28を形成する塗工時の塗布液4の流れを示す。塗工時には、間欠塗布バルブ24がコーターヘッド25側に切り替わる。すると、塗布液4は、コーターヘッド25に送液される。この時、タンク状況は、塗布液4の戻りが無いため、堰き止め部材17からの流れ出しと第2タンク10の底部からのポンプ22の吸い込みのみとなる。
図12に塗工停止時の塗布液の流れを示す。塗布停止時には、間欠塗布バルブ24がタンク側に切り替わり、塗布液4は塗布液貯留装置1に戻される。この時、タンク状況は、塗工時の流れに加え、導入配管5から塗布液4の戻りが加わる。
本実施形態の塗布液貯留装置1では、円柱型タンク3に塗布液4を導入する導入配管5は、円柱型タンク3の上部側に外壁11を貫通してその先端部5aがタンク内部に突出して設けられると共に、その先端部5aの向きが円柱型タンク3の中心位置Oから外れた位置に設けられた構成としている。このため、導入配管5から導入された塗布液4は、円柱型タンク3の外壁11内面に当たり外側に遠心力を受けながらタンク中心の円形穴7の開口周辺7aに設けられた円環状面8の上を円弧状に流れることになる。その結果、塗布液4は攪拌され、滞留や沈降が無くなり、塗布液品質を維持することができる。
また、円柱型タンク3は、中心に平面視で円形穴7を有すると共にその円形穴7の開口周辺7aに平面視で円環状の面8(円環状面8)を有し、その円柱型タンク3の内径は、導入配管5が設けられた位置よりも導入配管5の下側では小さくされた構造となっている。このため、塗布液4は、円環状面8から円形穴7の中に流れ込んで円弧を描きながら円形穴7の内壁に伝って底部へとサイクロンの如く循環して落ちて行くことになる。このため、導入配管5から導入されて底部へと流れ落ちた塗布液4には、気泡が入り込み難くなる。その結果、導入配管5からタンク底部へと塗布液4を受けて流し込むための液受け板が不要となり、タンク内における任意の位置に攪拌機6を配置することができる。
また本実施形態の塗布液貯留装置1では、導入配管5を、その導入方向の延長線が第1タンク9の円環状面8に交わるように傾斜角度θを有した構造としている。このため、塗布液4の導入時に、塗布液4の導入速度を速くすることができ、塗布液4にかかる遠心力を大きくできる。
また本実施形態の塗布液貯留装置1では、導入配管5を、第1タンク9の外壁11に対して接線方向と平行に設け、その先端部5aから供給される塗布液4が外壁内面に向かって流れるように先端部5aを配置した構造としている。このため、塗布液4は、円形をなす第1タンク9の外壁11に沿って渦巻きの如く流れることになり、攪拌されて滞留や沈降を無くすことができる。
また本実施形態の塗布液貯留装置1では、第1タンク9内には、第2タンク10の開口部の周囲を囲むように第1タンク9の外壁11との間に平面視で円環状の空間15を形成し且つ第1タンク9の円環状の面8(円環状面8)に対して隙間16を有するように堰き止め部材17を設けた構造としている。堰き止め部材17があることで、大量の塗布液4が第2タンク10内に流れ落ちることを防止することができる。また、隙間16から所定量の塗布液4を第2タンク10に流れ込ませることが可能となる。
また本実施形態の塗布液貯留装置1では、堰き止め部材17には、第1タンク9の円環状の面8(円環状面8)との間に形成する隙間16の間隔を大小に可変させる隙間調整手段を設けた構成としている。このため、第1タンク9に溜まった塗布液4を第2タンク10に流れ込ませる量を調整することができる。
また本実施形態の塗布液貯留装置1では、隙間調整手段を、第1タンク9内に突出するように該第1タンク9の外壁11に固定された支持部材18と、支持部材18を貫通させ堰き止め部材17に形成された長穴19と、長穴19の任意の位置で支持部材18に堰き止め部材17を固定する固定手段とを備えた構成としている。このように、隙間調整手段を持たせることで、塗布液4の粘度に応じて最適な隙間16を調整することができる。
また本実施形態の塗布液貯留装置1では、固定手段を、支持部材18がねじ部を有したボルトと、そのボルトに螺合するナット21で構成している。このため、ナット21を締め付けることで、簡単で堰き止め部材17の上下位置を調整することができる。
また本実施形態の塗布液貯留装置1では、長穴19を、堰き止め部材17と一体的に固定した支持部材保持部20に形成した構成としている。このため、支持部材18との摺接による摩擦で長穴19が大きくなってしまった場合でも、この支持部材保持部20を取り替えるだけで堰き止め部材17を新しい物に代える必要がない。
本発明は、塗布液を循環させる塗布液貯留装置に利用できる。
1 塗布液貯留装置
3 円柱型タンク
4 塗布液
5 導入配管
6 攪拌機
7 円形穴
8 円環状の面(円環状面)
9 第1タンク
10 第2タンク
11 外壁
15 空間
16 隙間
17 堰き止め部材
18 支持部材(隙間調整手段)
19 長穴(隙間調整手段)
20 支持部材保持部(隙間調整手段)
21 ナット(固定手段)

Claims (8)

  1. 底部を有した円柱型タンクと、前記円柱型タンクに塗布液を導入する導入配管と、円柱型タンク内に貯留した塗布液を攪拌する攪拌機とを備える塗布液貯留装置において、
    前記導入配管は、前記円柱型タンクの上部側に外壁を貫通してその先端部がタンク内部に突出して設けられると共に、その先端部の向きが円筒型タンクの中心位置から外れた位置に設けられており、
    前記円柱型タンクは、中心に平面視で円形穴を有すると共にその円形穴の開口周辺に平面視で円環状の面を有し、その円柱型タンクの内径は、前記導入配管が設けられた位置よりも導入配管の下側では小さい
    ことを特徴とする塗布液貯留装置。
  2. 請求項1記載の塗布液貯留装置であって、
    前記円柱型タンクは、第1タンクと第2タンクを有し、第2タンクの上に直径が第2タンクよりも大きい第1タンクが配置された構成とされており、
    前記導入配管は、その導入方向の延長線が前記第1タンクの前記円環状の面に交わるように傾斜角度を有している
    ことを特徴とする塗布液貯留装置。
  3. 請求項2記載の塗布液貯留装置であって、
    前記導入配管は、前記第1タンクの外壁に対して接線方向と平行に設けられており、その先端部から供給される塗布液が外壁内面に向かって流れるように先端部を配置している
    ことを特徴とする塗布液貯留装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の塗布液貯留装置であって、
    前記第1タンク内には、前記第2タンクの開口部の周囲を囲むように前記第1タンクの外壁との間に平面視で円環状の空間を形成し且つ第1タンクの円環状の面に対して隙間を有するように堰き止め部材が設けられている
    ことを特徴とする塗布液貯留装置。
  5. 請求項4に記載の塗布液貯留装置であって、
    前記堰き止め部材には、前記第1タンクの円環状の面との間に形成する前記隙間の間隔を大小に可変させる隙間調整手段が設けられている
    ことを特徴とする塗布液貯留装置。
  6. 請求項5に記載の塗布液貯留装置であって、
    前記隙間調整手段は、第1タンク内に突出するように該第1タンクの外壁に固定された支持部材と、前記支持部材を貫通させ前記堰き止め部材に形成された長穴と、前記長穴の任意の位置で前記支持部材に前記堰き止め部材を固定する固定手段とを備えた
    ことを特徴とする塗布液貯留装置。
  7. 請求項6に記載の塗布液貯留装置であって、
    前記固定手段は、前記支持部材がねじ部を有したボルトであり、そのボルトに螺合するナットからなる
    ことを特徴とする塗布液貯留装置。
  8. 請求項6に記載の塗布液貯留装置であって、
    前記長穴は、前記堰き止め部材17と一体的に固定された支持部材保持部からなる
    ことを特徴とする塗布液貯留装置。
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