JP2015063633A - 伸縮性フィルム - Google Patents

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Gohei Yamamura
剛平 山村
真之 廣田
Masayuki Hirota
真之 廣田
莉沙 ▲浜▼▲崎▼
莉沙 ▲浜▼▲崎▼
Risa Hamazaki
末岡 雅則
Masanori Sueoka
雅則 末岡
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Abstract

【課題】透湿性、柔軟性に優れた、伸縮性フィルムを提供することを目的とする。【解決手段】熱可塑性エラストマー(A)と多孔粒子(C)とを含む、伸縮性フィルム。【選択図】なし

Description

本発明は、透湿性、柔軟性に優れた、伸縮性フィルムに関する。
医療材料、衛生材料などを中心に、透湿性、柔軟性および伸縮性を有する材料が求められてきた。フィルム分野でそれらの要求を満たす材料として代表的なものに、ポリウレタン系フィルムが挙げられる。しかしポリウレタン系樹脂は非常に高価であり、また環境への負荷を与えたりする、という問題を抱えていた。
この問題を解決する方法として、例えば特許文献1や特許文献2、特許文献3には、ポリウレタン系以外の熱可塑性エラストマーに無機充填剤を配合したシートを延伸することにより多孔化したフィルムが開示されている。
特開平5−50522号公報 特開平8−53561号公報 特開2008−88293号公報
前述の特許文献1や特許文献2、特許文献3では、伸縮性、柔軟性を有する熱可塑性エラストマーに、一定の透湿性を付与できたがその効果は小さく、また、透湿性、伸縮性、柔軟性をそれぞれ高いレベルに保つ点で不十分であった。これらの文献で開示されている技術では、延伸により多孔化させるために、熱可塑性エラストマーに加えて、エラストマー性を有さない樹脂も配合したり、延伸後も伸縮性を維持するために、孔の起点となるフィラー量を少なくしたりしている。それが原因で、透湿性と伸縮性を高い領域で両立させることが不可能となっていると考えられる。また、これらの文献で開示されている技術では、延伸により多孔化させるために、フィルムの伸度が低いものとなり、その結果、柔軟性や、製品に組み込む際の加工性が不十分となっていると考えられる。
そこで本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、透湿性、柔軟性に優れた、伸縮性フィルムを提供せんとするものである。
上記課題を解決するために鋭意検討した結果、次によって解決することを見出し、本発明に至ったものである。
すなわち、本発明は、以下である。
(1) 熱可塑性エラストマー(A)と多孔粒子(C)とを含む、伸縮性フィルム。
(2) 前記熱可塑性エラストマー(A)が、ポリエステル系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー、及びポリオレフィン系エラストマーからなる群より選ばれる少なくとも1つのエラストマーであることを特徴とする、(1)に記載の伸縮性フィルム。
(3) 前記多孔粒子(C)が、ゼオライトであることを特徴とする、(1)または(2)に記載の伸縮性フィルム。
(4) 親水性樹脂(B)を含むことを特徴とする、(1)〜(3)のいずれかに記載の伸縮性フィルム。
(5) 前記親水性樹脂(B)が、ポリエーテル系樹脂、澱粉系樹脂、及びセルロース系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つの樹脂であることを特徴とする、(4)に記載の伸縮性フィルム。
(6) 前記ポリエーテル系樹脂が、ポリアルキレングリコールであることを特徴とする、(5)に記載の伸縮性フィルム。
本発明によれば、透湿性、柔軟性に優れた、伸縮性フィルムが提供される。本発明の伸縮性フィルムは、絆創膏、湿布材などの医療用フィルム、紙おむつ、生理用品などの衛生材料用フィルム、その他、衣料用、農業用、包装用、建材用などの各種フィルムに好適に用いることができる。
本発明は、前記課題、つまり透湿性、柔軟性に優れた、伸縮性フィルムについて鋭意検討した結果、熱可塑性エラストマーに、多孔粒子を添加することにより、かかる課題の解決に初めて成功したものである。すなわち本発明は、熱可塑性エラストマー(A)と多孔粒子(C)とを含む、伸縮性フィルム、である。
以下、本発明の伸縮性フィルムについて説明する。
(伸縮性)
本発明でいう伸縮性とは、後述する方法で測定したフィルムの長さ方向の引張伸度が30%以上、かつ、後述する方法で測定したフィルムの長さ方向の30%伸長時回復率が60%以上である性能のことをいう。つまり本発明でいう伸縮性フィルムとは、長さ方向の引張伸度が30%以上、及び、長さ方向の30%伸長時回復率が60%以上のフィルムを意味する。
長さ方向の引張伸度を30%以上、及び、長さ方向の30%伸長時回復率を60%以上とするための方法は特に限定されないが、熱可塑性エラストマー(A)を、後述する好ましい種類、好ましい含有量として、フィルムを製造する方法が挙げられる。
(熱可塑性エラストマー(A))
本発明の伸縮性フィルムは、熱可塑性エラストマー(A)を含有することが重要である。本発明でいう熱可塑性エラストマーとは、融点以上に加熱すると熱可塑性の性質を示す一方、常温ではゴム弾性の性質を示すポリマーである。そのような熱可塑性エラストマー(A)として、具体的には、ポリエステル系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、ポリアミド系エラストマーが挙げられる。
本発明でいうポリエステル系エラストマーとしては、芳香族ポリエステルと脂肪族ポリエステルとのブロック共重合体、および、芳香族ポリエステルと脂肪族ポリエーテルとのブロック共重合体が挙げられるが、芳香族ポリエステルと脂肪族ポリエーテルとのブロック共重合体であることが好ましい。
ポリエステルエラストマー中の芳香族ポリエステルとしては、ポリブチレンテレフタレート系樹脂および/またはポリエチレンテレフタレート系樹脂であることが好ましい。ここで、ポリブチレンテレフタレート系樹脂とは、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、またはテレフタル酸とイソフタル酸を組合せたものを用い、ジオール成分として1,4−ブタンジオールを用いたポリエステルをいうものとするが、このジカルボン酸成分の一部(50モル%未満)を他のジカルボン酸成分やオキシカルボン酸成分で置き換えたり、ジオール成分の一部(50モル%未満)をブタンジオール成分以外の低分子ジオール成分で置き換えたりしたポリエステルであってもよい。また、ポリエチレンテレフタレート系樹脂とは、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸、またはテレフタル酸とイソフタル酸を組合せたジカルボン酸成分を用い、ジオール成分としてエチレングリコールを用いたポリエステルをいうものとするが、このジカルボン酸成分の一部(50モル%未満)を他のジカルボン酸成分やオキシカルボン酸成分で置き換えたり、ジオール成分の一部(50モル%未満)をエチレングリコール成分以外の低分子ジオール成分で置き換えたりしたポリエステルであってもよい。
また、ポリエステル系エラストマー中の脂肪族ポリエーテルとしては、ポリアルキレングリコール系樹脂であることが好ましく、そのなかでも、ポリテトラメチレングリコール系樹脂および/またはポリエチレングリコール系樹脂であることがさらに好ましい。ここで、ポリアルキレングリコール系樹脂とは、ポリアルキレングリコールを主たる成分とする脂肪族ポリエーテルをいうものとするが、ポリエーテル部分の一部(50質量%未満)を、アルキレングリコール成分以外のジオキシ成分で置き換えた脂肪族ポリエーテルであってもよい。また、ポリテトラメチレングリコール系樹脂とは、ポリテトラメチレングリコールを主たる成分とするポリアルキレングリコールをいうものとするが、脂肪族ポリエーテル部分の一部(50質量%未満)を、テトラメチレングリコール成分以外のジオキシ成分で置き換えた脂肪族ポリエーテルであってもよい。さらに、ポリエチレングリコール系樹脂とは、ポリエチレングリコールを主たる成分とするポリアルキレングリコールをいうものとするが、脂肪族ポリエーテル部分の一部(50質量%未満)を、エチレングリコール成分以外のジオキシ成分で置き換えた脂肪族ポリエーテルであってもよい。ここで、「主たる」とは、脂肪族ポリエーテル部分全体を100質量%とした際、50質量%以上を占める場合をいうものとする。
ポリエステル系エラストマーとして市販されているものとしては、東レ・デュポン製の“ハイトレル(登録商標)”、東洋紡製の“ペルプレン(登録商標)”、三菱化学製の“プリマロイ(登録商標)”などが挙げられる。
本発明でいうポリスチレン系エラストマーは、ポリスチレンとポリブタジエンとのブロック共重合体、ポリスチレンと水素添加ポリブタジエンとのブロック共重合体、ポリスチレンとポリイソプレンとのブロック共重合体、ポリスチレンと水素添加ポリイソプレンとのブロック共重合体、ポリスチレンとポリイソブチレンとのブロック共重合体を挙げることができる。また、本発明のポリスチレン系エラストマーは、酸無水物基、カルボキシル基、アミノ基、イミノ基、アルコキシシリル基、シラノール基、シリルエーテル基、ヒドロキシル基、及びエポキシ基からなる群から選ばれる少なくとも1種の官能基で変性されていてもよい。
ポリスチレン系エラストマーとして、具体的には、SBS(スチレン‐ブタジエン‐スチレンコポリマー)、SEBS(スチレン−エチレン/ブチレン‐スチレンコポリマー)、SIS(スチレン‐イソプレン‐スチレンコポリマー)、SEPS(スチレン‐エチレン/プロピレン‐スチレンコポリマー)などが挙げられる。
ポリスチレン系エラストマーとして市販されているものとしては、クレイトンポリマージャパン製の“クレイトン”、JSR製の“ダイナロン”、旭化成製の“タフテック(登録商標)”、“S.O.E.”、“タフプレン(登録商標)”、“アサプレン(登録商標)”、クラレ製の“セプトン(登録商標)”、アロン化成製のAR−FLシリーズなどが挙げられる。
本発明でいうポリオレフィン系エラストマーの第1の態様は、ポリエチレンおよびポリプロピレンからなる群より選ばれる1つと、ポリブタジエン、水素添加ポリブタジエン、ポリイソプレン、水素添加ポリイソプレン、ポリイソブチレン、及びα−オレフィンからなる群より選ばれる1つとの共重合体である。共重合の形態は、ブロック共重合、グラフト共重合のいずれでもよいが、ポリエチレンおよびポリプロピレンからなる群より選ばれる1つと、α−オレフィンからなる共重合体の場合のみ、共重合の形態はランダム共重合であってもよい。前記α−オレフィンとは、分子鎖の片末端に二重結合を有するオレフィンのことであり、1−オクテンなどが好ましく用いられる。
本発明でいうポリオレフィン系エラストマーの第2の態様は、ポリエチレンおよびポリプロピレンからなる群より選ばれる1つと、エチレン‐プロピレン共重合体、エチレン‐プロピレン‐ジエン共重合体、エチレン‐ブテン共重合体、水素添加スチレンブタジエンからなる群より選ばれる1つとのブレンド物である。このとき、エチレン‐プロピレン共重合体、エチレン‐プロピレン‐ジエン共重合体、エチレン‐ブテン共重合体は、部分的もしくは完全に架橋されていてもよい。
また、本発明のポリオレフィン系エラストマーは、酸無水物基、カルボキシル基、アミノ基、イミノ基、アルコキシシリル基、シラノール基、シリルエーテル基、ヒドロキシル基およびエポキシ基からなる群から選ばれる少なくとも1種の官能基で変性されていてもよい。
ポリオレフィン系エラストマーとして市販されているものとしては、三井化学製の“ミラストマー(登録商標)”、住友化学製“エスポレックス(登録商標)”、三菱化学製の“サーモラン(登録商標)”、“ゼラス(登録商標)” 、ダウ・ケミカル製“エンゲージ(登録商標)”などが挙げられる。
本発明でいうポリアミド系エラストマーは、ポリアミドと脂肪族ポリエステルとのブロック共重合体、ポリアミドと脂肪族ポリエーテルとのブロック共重合体を挙げることができる。
ポリアミド系エラストマーとして市販されているものとしては、宇部興産製の“UBESTA(登録商標)”、ダイセル・エボニック製の“ダイアミド(登録商標)”、“ベスタミドE(登録商標)”などが挙げられる。
本発明の伸縮性フィルムが含む熱可塑性エラストマー(A)は、1種単独であっても、2種以上を組み合わせてもよい。熱可塑性エラストマー(A)としては、ポリエステル系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー、及びポリオレフィン系エラストマーからなる群より選ばれる少なくとも1つのエラストマーであることが好ましい。
本発明の伸縮性フィルムは、フィルムに含まれる全成分の合計を100質量%としたときに、熱可塑性エラストマー(A)を40〜99質量%含むことが好ましい。本発明の伸縮性フィルムが、熱可塑性エラストマー(A)を40質量%以上含むと、柔軟性、伸縮性が良好となり、熱可塑性エラストマー(A)を99質量%以下含むと、透湿性が良好となる。本発明の伸縮性フィルムは、より好ましくは熱可塑性エラストマー(A)を50質量%以上95質量%以下含み、さらに好ましくは60質量%以上90質量%以下含む。
(親水性樹脂(B))
本発明の伸縮性フィルムは、親水性樹脂(B)を含むことが好ましい。本発明でいう親水性樹脂(B)とは、厚さ50μmのフィルムにしたときに水に可溶な樹脂、または厚さ50μmのフィルムにして吸水させた時の線膨潤率が1〜400%の樹脂を意味する。
ここで「水に可溶」とは、水300mL(水温20℃±5℃)を入れた300mLのビーカーをマグネチックスターラーに乗せ、回転子(直径10mm、長さ50mm)を用いて500rpmで撹拌している中に、上記加熱プレスフィルムの10mm角の試験片を投入し、24時間撹拌後に固形物が完全に無くなっている状態のことをいう。なお、固形物が完全に無くなっていることは目視で判断する。また、吸水させた時の線膨潤率は、一定の間隔をマーキングしたフィルムを25℃の水に浸漬し、24時間後のマーキング間隔の増加率から決定する。
なお、親水性樹脂(B)に該当するか否かを確認するために用いる上記フィルムを作成する条件は特に限定されないが、樹脂の融点+30〜60℃程度の温度で溶融し、任意の圧力でプレス、もしくはTダイよりドラム上へキャストする方法などが用いられる。
本発明の親水性樹脂(B)は、前述の定義を満たす樹脂であれば特に制限されない。親水性樹脂(B)は、具体的には、ポリエーテル系樹脂、澱粉系樹脂、セルロース系樹脂、水溶性ポリエステル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン‐酢酸ビニル共重合系樹脂、エチレン‐ビニルアルコール共重合系樹脂、アイオノマー系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ナイロン系樹脂、アクリル系樹脂、エチレン‐(メタ)アクリル酸共重合系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、エポキシ系樹脂、アミド系樹脂、およびこれらの変性物、他の化合物との共重合物が挙げられる。
なお、本願では、本願の親水性樹脂の要件を満たす樹脂であっても、その樹脂が熱可塑性エラストマーの要件をも満たす場合には、熱可塑性エラストマー(A)に分類することとする。
本発明の伸縮性フィルムが含む親水性樹脂(B)は、1種単独であっても、2種以上を組み合わせてもよい。親水性樹脂(B)としては、ポリエーテル系樹脂、澱粉系樹脂、及びセルロース系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つの樹脂であることが好ましい。
また、ポリエーテル系樹脂としては、ポリアルキレングリコール、アルキレンオキサイド付加物等の樹脂、ジカルボン酸とポリアルキレングリコールの共重合体などが好ましく用いられるが、これらの中でも、ポリアルキレングリコールであることがより好ましい。また、ポリアルキレングリコールの中でも、ポリエチレングリコールおよび/またはポリテトラメチレングリコールであることが好ましい。
澱粉系樹脂としては、熱可塑性澱粉や、澱粉を配合した熱可塑性樹脂が好ましく用いられる。市販されているものとしては、日本コーンスターチ製の“コーンポール”、ノバモント製の“マタービー”などが挙げられる。
セルロース系樹脂としては、各種セルロースエステルが好ましく用いられる。
本発明の伸縮性フィルムは、フィルムに含まれる全成分の合計を100質量%としたときに、親水性樹脂(B)を1質量%以上40質量%以下含むことが好ましい。伸縮性フィルムが親水性樹脂(B)を1質量%以上含むことで、透湿性が良好となり、親水性樹脂(B)を40質量%以下含むことで、柔軟性、伸縮性が良好となる。伸縮性フィルムは、親水性樹脂(B)を5質量%以上35質量%以下含むことがより好ましく、10質量%以上30質量%以下含むことがさらに好ましい。
(多孔粒子(C))
本発明の伸縮性フィルムは、多孔粒子(C)を含むことが重要である。本発明でいう多孔粒子(C)とは、粒子表面に複数(2つ以上)の孔を有する粒子を意味する。ここでいう孔とは、粒子に対し粒子内部へ向かって凹状に窪んだ部分のことであり、それらは、針状や曲線状に粒子内部や中心へ向かって窪んだ形状でもよいし、粒子を貫通した形状でもよい。貫通孔がひとつだけであっても粒子表面には2つの孔が存在することになるので、本願では多孔性粒子(C)に分類される。また、孔の大きさや容積は特に限定されない。このような多孔粒子(C)としては、層間に空隙(孔に相当)が存在し、上記定義を満たす層状粘土鉱物も含む。
多孔粒子(C)は、具体的には、ゼオライト、シリカ、シリカゲル、アルミナ、アルミナシリカゲル、セピオライト、アロフェン、パーライト、ハイドロカルマイトなどの汎用多孔粒子;炭酸カルシウム、炭酸バリウムなどの汎用無機粒子の内部に1つ以上の開口孔を設けた粒子;酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化チタンなどの金属酸化物;水酸化アルミニウムなどの金属水酸化物;ケイ酸アルミニウム、ケイ酸カルシウムなどの金属ケイ酸塩;リン酸ジルコニウムなどの金属リン酸塩;層状ケイ酸塩などの層状粘土鉱物;活性白土、活性炭などが挙げられる。
これらの中でも、フィルムの透湿性がより優れる点で、多孔粒子(C)はゼオライトが好ましい。また、粒子表面の疎水度が調整可能で、樹脂の加水分解を抑制できる点からは、多孔粒子(C)はシリカが好ましい。
本発明の伸縮性フィルムが含む多孔粒子(C)は、1種単独であっても、2種以上を組み合わせて使用するもよい。
本発明の伸縮性フィルムで使用する多孔粒子(C)の平均粒径は、特に限定されないが、0.01〜10μmが好ましい。平均粒径が0.01μm以上であることで、透湿性が良好となり、平均粒径が10μm以下であることで、フィルムの製膜性が良好となる。平均粒径は、より好ましくは0.1〜8μm、さらに好ましくは0.5〜5μmである。なお、ここでいう平均粒径とは、レーザー回折散乱式の方法で測定される累積分布50%平均粒子径とする。
本発明の伸縮性フィルムは、フィルムに含まれる全成分の合計を100質量%としたときに、多孔粒子(C)を1質量%以上50質量%以下含むことが好ましい。伸縮フィルムが多孔粒子(C)を1質量%以上含むことで、透湿性が良好となり、多孔粒子(C)を50質量%以下含むことで、柔軟性、伸縮性が良好となる。伸縮性フィルムは、多孔粒子(C)を5質量%以上45質量%以下含むことがより好ましく、10質量%以上40質量%以下含むことがさらに好ましい。
(有機滑剤)
本発明の伸縮性フィルムは、フィルムに含まれる全成分の合計を100質量%としたときに、有機滑剤を0.1〜5質量%含むことが好ましい。有機滑剤の含有量を0.1質量%以上とすることで、フィルムの製膜時、あるいは、保管時の耐ブロッキング性が良好となり、有機滑剤の含有量を5質量%以下とすることで、溶融粘度の低下や加工性の悪化、あるいはフィルム表面からのブリードアウトなどの外観不良の問題も発生しにくい。
有機滑剤としては、脂肪族炭化水素系、脂肪酸系、脂肪酸アミド系、脂肪酸金属塩系、脂肪酸エステル系などの各化合物が使用できる。
(充填剤)
本発明の伸縮性フィルムは、フィルムに含まれる全成分の合計を100質量%としたときに、充填剤を1〜50質量%含むことが好ましい。充填剤を含有させる目的は、フィルム表面を荒らして滑り性を付与することにより取り扱い性を向上させることや、フィルムの柔軟性や透湿性、伸縮性を調整すること、フィルム全体として低コスト化することなど、が挙げられる。
充填剤の種類は特に制限されないが、無機充填剤の例としては、炭酸カルシウムなどの各種無機粒子を使用することができる。有機充填剤の例としては、シュウ酸カルシウムなどの各種有機粒子、木粉、パルプ粉等の各種セルロース系粉末、綿繊維などの各種繊維を使用することができる。
伸縮フィルム中の充填剤の含有量は、5〜45質量%がより好ましく、10〜40質量%がさらに好ましい
(添加剤)
本発明の伸縮性フィルムには、本発明の効果を損なわない範囲で前述した以外の添加剤を含有してもよい。このような添加剤としては、例えば、公知の酸化防止剤、結晶核剤、紫外線安定化剤、着色防止剤、艶消し剤、消臭剤、難燃剤、耐候剤、帯電防止剤、抗酸化剤、イオン交換剤、粘着性付与剤、消泡剤、着色顔料、染料、末端封鎖剤、熱安定剤、相溶化剤、可塑剤、発泡剤などが含有できる。
(引張伸度)
本発明の伸縮性フィルムは、長さ方向の引張伸度が、300%以上であることが好ましい。引張伸度が300%以上であると該フィルムを所望の製品に組み込む際の加工性、あるいは、該フィルムの柔軟性が良好となる。長さ方向の引張伸度は、400%以上であることがより好ましく、500%以上であることがさらに好ましい。長さ方向の引張伸度の上限は特に限定されないが、樹脂の特性上、1000%程度が上限である。
長さ方向の引張伸度を300%以上とするための方法としては、フィルムに含まれる熱可塑性エラストマー(A)、親水性樹脂(B)、多孔粒子(C)、有機滑剤、充填剤の含有量を、それぞれ前述した好ましい範囲とし、後述するインフレーション法にてフィルムを製造し、かつ、ブロー比、ドロー比を後述する好ましい範囲とする方法が挙げられる。
(引張弾性率)
本発明の伸縮性フィルムは、十分な柔軟性を付与するために、長さ方向の引張弾性率が10〜500MPaであることが好ましい。長さ方向の引張弾性率は、15〜400MPaであることがより好ましく、20〜300MPaであることがさらに好ましい。
長さ方向の引張弾性率を10〜500MPaとするための方法としては、熱可塑性エラストマー(A)の種類、含有量を、前述した好ましい種類、範囲とし、後述するインフレーション法にてフィルムを製造する方法が挙げられる。
(伸長回復率)
本発明の伸縮性フィルムは、十分な伸縮性を付与するために、長さ方向に30%伸長した際の回復率(30%伸長時回復率)が、80〜100%であることが好ましい。30%伸長時回復率は、90〜100%であることがより好ましく、95〜100%であることがさらに好ましい。
30%伸長時回復率を80〜100%とするための方法としては、熱可塑性エラストマー(A)、親水性樹脂(B)、多孔粒子(C)、有機滑剤、充填剤の種類、含有量を、それぞれ、前述した好ましい種類、範囲とし、後述するインフレーション法にてフィルムを製造し、かつ、ブロー比、ドロー比を後述する好ましい範囲とする方法が挙げられる。
(透湿度)
本発明の伸縮性フィルムに対して十分な透湿性を付与するために、透湿度は200g/m2/day以上であることが好ましい。本発明でいう透湿度の測定方法は、実施例の「透湿度」の項に記載した通りである。上記のように従来の技術では、透湿性と伸縮性を高い領域で両立させることは難しかった。しかし、本発明においては、熱可塑性エラストマー(A)と多孔粒子(C)とを含むフィルムとすることにより、十分な透湿性を有する伸縮性フィルムを得ることができる。透湿度がこのような高い値であることで、伸縮性、および、透湿性を必要とする用途に好ましく用いることが可能となる。
透湿度は、500g/m2/day以上であることがより好ましく、800g/m2/day以上であることがさらに好ましく、1,000g/m2/day以上であることがさらにより好ましく、1,500g/m2/day以上であることが特に好ましい。透湿度の上限は特に限定されないが、実用上、5,000g/m2/day程度が上限である。
(フィルム厚み)
本発明の伸縮性フィルムは、フィルム厚みが5〜100μmであることが好ましい。フィルム厚みを5μm以上とすることで、フィルムとした際のコシが強くなり、取り扱い性に優れ、また、ロール巻姿や巻出し性が良好となる。フィルム厚みを100μm以下とすることで柔軟性が向上し、各種用途での取り扱い性、加工性が良好となる。フィルム厚みは、7〜80μmがより好ましく、10〜50μmがさらに好ましい。
(製造方法)
次に、本発明の伸縮性フィルムを製造する方法について具体的に説明するが、これに限定されるものではない。
本発明の伸縮性フィルムを構成する組成物、つまり、熱可塑性エラストマー(A)、多孔粒子(C)、また、必要に応じて添加する親水性樹脂(B)、有機滑剤、充填剤などの成分を含有する組成物を得るにあたっては、各成分を溶媒に溶かした溶液を均一混合した後、溶媒を除去して組成物を製造することも可能であるが、溶媒へ原料の溶解、溶媒除去等の工程が不要で、実用的な製造方法である、各成分を溶融混練することにより組成物を製造する溶融混練法を採用することが好ましい。その溶融混練方法については、特に制限はなく、ニーダー、ロールミル、バンバリーミキサー、単軸または二軸押出機等の通常使用されている公知の混合機を用いることができる。それらの中でも混合性や生産性の観点から、二軸押出機の使用が好ましい。
溶融混練時の温度は、使用する熱可塑性エラストマー(A)、多孔粒子(C)などの各成分の熱特性によって適当な温度を設定すればよいが、通常は150℃〜300℃の範囲である。
本発明の伸縮性フィルムは、例えば上記した方法により得られた組成物を用いて、公知のインフレーション法、チューブラー法、Tダイキャスト法などの既存の溶融製膜法により得ることが出来る。
前述した方法により得られた組成物を一旦ペレット化し、再度溶融押出してフィルムを製造する場合、組成物の分解、劣化を防ぐ観点から、該ペレットを乾燥し、水分量を好ましくは200ppm(質量基準)以下、より好ましくは100ppm(質量基準)以下にしておくことが好ましい。同様の観点から、溶融混練、あるいは溶融製膜する際には、ベント孔付きの二軸押出機を使用し、水分や低分子量物などの揮発物を除去することが好ましい。
本発明の伸縮性フィルムをインフレーション法により製造する場合は、例えば、前述のような方法により調製した組成物をベント孔付き二軸押出機にて溶融押出して環状ダイスに導き、環状ダイスから押し出す。そして、環状ダイスの中央から乾燥エアーを供給してバブルを形成し、さらにエアーリングにより均一に空冷固化させ、ニップロールでフラットに折りたたみながら所定の速度で引き取った後、必要に応じて両端、または片方の端を切り開いて巻き取れば良い。その後、フィルムの熱収縮を抑制するために加熱ロールやオーブン内で熱処理を施しても良い。
この場合、環状ダイスからの吐出量とニップロールの引き取り速度、バブルのブロー比により、所望のフィルム厚みに調整すれば良い。厚み精度、均一性の点から、環状ダイスはスパイラル型を用いることが好ましく、同様の観点から環状ダイスは回転式のものを用いることが好ましい。
また、バブルのブロー比、ドロー比は、低過ぎても高過ぎても所望の伸度、伸長回復率を有するフィルムを得ることが難しく、また、特にいずれかが高過ぎる場合にはバブルが不安定となり易い。ブロー比は、1.5〜4.0が好ましく、1.7〜3.5がより好ましく、2.0〜3.0がさらに好ましい。ドロー比は、15〜50が好ましく、20〜45がより好ましく、25〜40がさらに好ましい。
さらに、フィルムに成形した後に、印刷性、ラミネート適性、コーティング適性などを向上させる目的で各種の表面処理を施しても良い。表面処理の方法としては、コロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処理、酸処理などが挙げられる。
以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれにより何ら制限を受けるものではない。
[評価方法]
実施例中に示す評価は次に示すとおりの条件で行った。
(1)引張伸度(%)
オリエンテック社製TENSILON(登録商標) UCT−100を用いて、室温23℃、相対湿度65%の雰囲気にて、引張伸度を測定した。具体的には、測定方向に長さ150mm、幅10mmの短冊状にサンプルを切り出し、初期引張チャック間距離50mm、引張速度200mm/分で、JIS K−7127(1999)に規定された方法にしたがって、長さ方向について10回の測定を行い、その平均値を引張伸度とした。
(2)引張弾性率(MPa)
オリエンテック社製TENSILON(登録商標) UCT−100を用いて、室温23℃、相対湿度65%の雰囲気にて、引張弾性率を測定した。具体的には、長さ方向に長さ150mm、幅10mmの短冊状にサンプルを切り出し、初期引張チャック間距離50mm、引張速度200mm/分で、JIS K−7127(1999)に規定された方法にしたがって、10回の測定を行い、その平均値を長さ方向の引張弾性率とした。
(3)30%伸長時回復率(%)
オリエンテック社製TENSILON(登録商標) UCT−100を用いて、室温23℃、相対湿度65%の雰囲気にて、30%伸長時回復率を測定した。具体的には、長さ方向に長さ150mm、幅10mmの短冊状にサンプルを切り出し、長さ方向中央部分50mmの両端にマジックで印をつけた。初期引張チャック間距離50mm、200mm/分の速度で30%伸長し、10秒後、200mm/分の速度で伸長歪みを解放した。伸長前のマジック間の距離(L0)と、伸長歪み解放後のマジック間の距離(L1)をノギスで測定し、以下の式にて30%伸長時回復率を算出した。この測定を10回行い、その平均値を長さ方向の30%伸長時回復率とした。
30%伸長時回復率(%)={(L0−L1)/L0}×100
L0:伸長前のフィルムの長さ(マジック間の距離)
L1:伸長歪み解放後のフィルムの長さ(マジック間の距離)
(4)透湿度
25℃、90%RHに設定した恒温恒湿装置にて、JIS Z0208(1976)に規定された方法に従って透湿度(g/(m・day))を測定した。
[熱可塑性エラストマー(A)]
(A1)
ポリオレフィン系エラストマー(ダウ・ケミカル製、商品名“エンゲージ”8411;ポリエチレンと1−オクテンのランダム共重合体)
(A2)
ポリスチレン系エラストマー(旭化成製、商品名“タフテック”H1052;ポリスチレンと水素添加ポリブタジエンのブロック共重合体)
(A3)
ポリエステル系エラストマー(東レ・デュポン製、商品名“ハイトレル”G3548L;ポリブチレンテレフタレート系樹脂とポリテトラメチレングリコール系樹脂のブロック共重合体)
[親水性樹脂(B)]
(B2)
ポリエチレングリコール(三洋化成製、PEG6000S、厚さ50μmのフィルムにしたときの吸水させた時の線膨潤率:8%)
[多孔粒子(C)]
(C1)
ゼオライト(日東粉化製、SP2300)
[有機滑剤]
(EBSA)
エチレンビスステアリン酸アミド(日本化成製、商品名“スリパックスE”)
[充填剤]
(炭カル)
炭酸カルシウム(三共精粉製、商品名“トップフロー”H200)
[伸縮性フィルムの作製]
(実施例1)
熱可塑性エラストマー(A1)70質量%、多孔性粒子(C1)20質量%、有機滑剤(EBSA)1質量%、充填剤(炭カル)9質量%の混合物を、シリンダー温度180℃のスクリュー径45mm、L/D=32の真空ベント付き2軸押出機に供し、真空ベント部を脱気しながら溶融混練し、押出機の先端に取り付けた、直径250mm、リップクリアランス1.4mm、温度160℃のスパイラル型環状ダイスより、ブロー比2.4にてバブル状に上向きに押出し、冷却リングにより空冷し、ダイス上方のニップロールで折りたたみながら引き取り、両端部をエッジカッターにて切断して2枚に切り開き、それぞれワインダーにてフィルムを巻き取った。吐出量と引き取り速度の調整により、ドロー比29、最終厚みが20μmのフィルムを得た。得られたフィルムの物性を表1に示した。
実施例2〜4、比較例1、2は、原料組成、製造条件を表1のとおりに変更した以外は、実施例1と同様にして、最終厚みが20μmのフィルムを得た。得られたフィルムの物性を表1に示した。
上記実施例、比較例で得られたフィルムの評価結果を表1に示した。
Figure 2015063633
本発明の伸縮性フィルムは、絆創膏、湿布材などの医療用フィルム、紙おむつ、生理用品などの衛生材料用フィルム、その他、衣料用、農業用、包装用、建材用などの各種フィルムに好ましく用いることができる。

Claims (6)

  1. 熱可塑性エラストマー(A)と多孔粒子(C)とを含む、伸縮性フィルム。
  2. 前記熱可塑性エラストマー(A)が、ポリエステル系エラストマー、ポリスチレン系エラストマー、及びポリオレフィン系エラストマーからなる群より選ばれる少なくとも1つのエラストマーであることを特徴とする、請求項1に記載の伸縮性フィルム。
  3. 前記多孔粒子(C)が、ゼオライトであることを特徴とする、請求項1または2に記載の伸縮性フィルム。
  4. 親水性樹脂(B)を含むことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の伸縮性フィルム。
  5. 前記親水性樹脂(B)が、ポリエーテル系樹脂、澱粉系樹脂、及びセルロース系樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1つの樹脂であることを特徴とする、請求項4に記載の伸縮性フィルム。
  6. 前記ポリエーテル系樹脂が、ポリアルキレングリコールであることを特徴とする、請求項5に記載の伸縮性フィルム。
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