JP2015063333A - 把持部を備えた袋、および把持部 - Google Patents

把持部を備えた袋、および把持部 Download PDF

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Abstract

【課題】持ち易く、かつ折れ曲がりにくい袋を提供する。【解決手段】プラスチック成形体からなる把持部が、本体部のシール部に取り付けられている。把持部は、袋の表面側に位置する第1部分と、袋の裏面側に位置する第2部分と、第1部分と第2部分との間に位置する反転部と、を有している。また第1部分は、第1部分と袋の表面との間、および、第2部分と袋の裏面との間のいずれにも、人の指が挿入される隙間が形成され得るよう、第2部分に対して固定されている。【選択図】図1A

Description

本発明は、内容物が充填される充填部が形成された本体部と、本体部に取り付けられた把持部と、を備えた袋に関する。また本発明は、袋に設けられる把持部に関する。
液体や粉体などの流動性を有する内容物を収容するための袋として、軟包装材から構成された袋が用いられている。流動性物質を収容するための袋は一般に、内側の面が熱可塑性樹脂層で構成された表面フィルムおよび裏面フィルムを熱溶着して、側部シール部や底部シール部などのシール部を形成することによって得られる。側部シール部や底部シール部などによって囲まれた収容空間には内容物が充填され、その後、再び熱溶着を実施することによって収容空間が密封され、このようにして、内容物が充填された袋が得られる。
また、表面フィルムおよび裏面フィルムの底部に、折り込まれたフィルム(底面フィルム)を挟み、この状態で上述の熱溶着を実施することによって、いわゆる底ガセット式の自立袋を作製することも知られている。
しかしながら、軟包装材から構成された袋においては、プラスチック製の容器に比べて、その強度、例えば剛性が一般に低い。このため、軟包装材から構成された上述の自立袋などは、陳列されている間に折れ曲がることがある。また自立袋から内容物を注出するときに袋が折れ曲がってしまい、これによって注出作業が困難になってしまうことも考えられる。このような折れ曲がりは一般に、袋に充填される内容物の体積が大きくなるほど生じやすくなる。またスパウトなどの注出用の器具が別個に袋に取り付けられる場合、スパウトの重量に起因して袋の折れ曲がりが生じやすくなることも考えられる。
このような課題を考慮して、例えば特許文献1,2などにおいて、上下方向に延びるとともに高圧気体が充填された気体充填部を袋に設けることが提案されている。このような袋においては、気体の圧力によって気体充填部の表面に張りを持たせることができるため、袋が折れ曲がってしまうことを抑制することができ、これによって、袋の自立性や保形性を高めることができる。
特開2006−123931号公報 特開2009−12800号公報
ところで、上述の気体充填部が形成された袋から内容物を注出する場合、使用者は、気体充填部を手の平で包むようにして袋を把持することになる。しかしながら、気体充填部には手の指が引っかかる部分が存在しないため、袋の重量が大きい場合、袋が手から滑り落ちてしまうことが考えられる。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、使用者が容易に把持することができ、かつ折れ曲がりにくい袋を提供することを目的とする。
本発明は、内容物が充填される充填部が形成された本体部と、前記本体部に取り付けられた把持部と、を備えた袋であって、前記本体部は、少なくとも表面フィルムおよび裏面フィルムを含む複数のフィルムを熱溶着することによって構成されたシール部を有し、各フィルムは基材層および熱可塑性樹脂層を含み、前記把持部は、前記シール部のうち袋の縁部に沿って延びる部分に取り付けられており、前記把持部は、プラスチック成形体から構成されており、前記把持部は、袋の表面側に位置する第1部分と、袋の裏面側に位置する第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間に位置する反転部と、を有し、前記反転部において、前記把持部の外面が向く方向が反転しており、前記把持部には、前記第1部分を前記第2部分に対して前記本体部の前記シール部に形成された孔を介して固定するための固定部が設けられており、前記固定部は、前記第1部分と前記袋の表面との間、および、前記第2部分と前記袋の裏面との間のいずれにも、人の指が挿入される隙間が形成され得るよう、構成されている、袋である。
本発明は、内容物が充填される充填部が形成された本体部を備えた袋に設けられる把持部であって、前記本体部は、少なくとも表面フィルムおよび裏面フィルムを含む複数のフィルムを熱溶着することによって構成されたシール部を有し、各フィルムは基材層および熱可塑性樹脂層を含み、前記把持部は、前記本体部の前記シール部のうち袋の縁部に沿って延びる部分に取り付けられており、前記把持部は、袋の表面側に位置する第1部分と、袋の裏面側に位置する第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間に位置する反転部と、を有し、前記反転部において、前記把持部の外面が向く方向が反転しており、前記把持部は、プラスチック成形体から構成されており、前記把持部には、前記第1部分を前記第2部分に対して前記本体部の前記シール部に形成された孔を介して固定するための固定部が設けられており、前記固定部は、前記第1部分と前記袋の表面との間、および、前記第2部分と前記袋の裏面との間のいずれにも、人の指が挿入される隙間が形成され得るよう、構成されている、把持部である。
本発明によれば、プラスチック成形体からなる把持部が、本体部のシール部に取り付けられている。把持部は、袋の表面側に位置する第1部分と、袋の裏面側に位置する第2部分と、第1部分と第2部分との間に位置する反転部と、を有している。また第1部分は、第1部分と袋の表面との間、および、第2部分と袋の裏面との間のいずれにも、人の指が挿入される隙間が形成され得るよう、第2部分に対して固定されている。このため、持ち易く、かつ折れ曲がりにくい袋を提供することができる。
図1Aは、本発明の実施の形態における袋を示す斜視図。 図1Bは、図1Aに示す袋に設けられた把持部を単独で示す斜視図。 図2は、図1に示す袋の側面図。 図3は、図1に示す袋の本体部の表面フィルムおよび裏面フィルムの層構成を示す断面図。 図4は、図2に示す袋をIV−IV線に沿って見た場合を示す断面図。 図5Aは、図2に示す袋をV−V線に沿って見た場合を示す断面図。 図5B(a)(b)は、把持部が第1位置にある状態および把持部が第2位置にある状態をそれぞれ示す断面図。 図5Cは、把持部の固定部の変形例を示す断面図。 図6(a)〜(d)は、本発明の実施の形態における袋を製造する工程を示す図。 図7(a)は、袋が右手で把持されている様子を示す図、図7(b)は、袋が左手で把持されている様子を示す図。 図8Aは、第1部分と第2部分との間のギャップに関する一変形例を示す断面図。 図8Bは、第1部分と第2部分との間のギャップに関する一変形例を示す断面図。 図9Aは、本発明の実施の形態の一変形例による袋の本体部を示す側面図。 図9Bは、本発明の実施の形態の一変形例による袋の本体部を示す側面図。 図10Aは、本発明の実施の形態の一変形例による袋を示す側面図。 図10Bは、本発明の実施の形態の一変形例による袋を示す側面図。 図11Aは、本発明の実施の形態の一変形例による袋を示す側面図。 図11Bは、本発明の実施の形態の一変形例による袋を示す側面図。 図12は、本発明の実施の形態の一変形例による袋を示す側面図。 図13Aは、本発明の実施の形態の一変形例による袋を示す斜視図。 図13Bは、図13Aに示す袋に設けられた把持部を単独で示す斜視図。 図14は、図13Bの把持部の変形例を示す斜視図。 図15は、本発明の実施の形態の一変形例による把持部を示す断面図。 図16は、図15に示す把持部を製造するためのシートの一例を示す平面図。 図17Aは、把持部の輪郭に関する第1の変形例を示す図。 図17Bは、図17Aに示す袋に設けられた把持部を単独で示す斜視図。 図17Cは、図17Bに示す把持部のさらなる変形例を示す斜視図。 図18Aは、把持部の輪郭に関する第2の変形例を示す図。 図18Bは、図18Aに示す袋に設けられた把持部を単独で示す斜視図。 図18Cは、図18Bに示す把持部のさらなる変形例を示す斜視図。 図19Aは、把持部の輪郭に関する第3の変形例を示す図。 図19Bは、図19Aに示す袋に設けられた把持部を単独で示す斜視図。 図19Cは、図19Bに示す把持部のさらなる変形例を示す斜視図。
本実施の形態による袋は、手が袋の一部を握ることよりもむしろ、袋の一部が手の指に引っ掛かることによって、袋を保持することができるタイプのものである。以下、図1A乃至図7(a)(b)を参照して、本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから適宜変更し誇張してある。

図1Aおよび図2は、本実施の形態による袋10を示す斜視図および側面図である。袋10は、内容物が充填される充填部12が形成された本体部11と、本体部11に取り付けられた把持部20と、を備えている。流動性を有する限りにおいて、本体部11の充填部12に充填される内容物が特に限られることはない。例えば、充填部12に充填されている内容物として、酒、液体洗剤やシャンプー等の液体、豆類や菓子等の粒体や、粉末洗剤等の粉体を挙げることができる。
(本体部)
本体部11は、少なくとも表面フィルム1および裏面フィルム2を含む複数のフィルムを熱溶着することによって構成された複数のシール部を有している。表面フィルム1とは、本体部11の表面(図1Aに示されている側の面)を構成するフィルムのことであり、裏面フィルム2とは、本体部11の裏面(表面の裏側にある面)を構成するフィルムのことである。そして、本体部11のうちフィルムが熱溶着されていない部分によって、内容物が充填される充填部12が構成されている。なお袋10の製造工程において、表面フィルム1および裏面フィルム2は、互いに分離された別個のフィルムとして準備されてもよく、若しくは、一連のフィルムとして準備されてもよい。
内容物や気体を適切に密封することができる限りにおいて、袋10のタイプが特に限られることはない。例えば袋10は、表面フィルム1と裏面フィルム2との間にマチが設けられる、いわゆるガセット式の袋として構成されていてもよい。そのようなマチは、袋10の底部に設けられていてもよく、若しくは袋10の側部に設けられていてもよい。本実施の形態においては、表面フィルム1と裏面フィルム2との間に、2つ折りにされた底面フィルム3が挟み込まれ、この底面フィルム3によってマチ付きの底部が構成されている例について説明する。
図1Aおよび図2に示すように、本体部11の複数のフィルムを熱溶着することによって構成される複数のシール部は、袋10の底部を構成する底部シール部14と、袋10の第1側縁15aに沿って上下方向に延びる第1側部シール部15と、第1側縁15aに対向する第2側縁16aに沿って上下方向に延びる第2側部シール部16と、袋10の上部を構成する上部シール部13と、を含んでいる。このうち底部シール部14は、表面フィルム1および裏面フィルム2と底面フィルム3とを熱溶着することによって構成されたシール部である。また第1側部シール部15、第2側部シール部16および上部シール部13は、表面フィルム1と裏面フィルム2とを熱溶着することによって構成されたシール部である。
本実施の形態において、上述の把持部20は、袋10の第1側部シール部15に取り付けられている。しかしながら、これに限られることはなく、把持部20は、本体部11の複数のシール部のうち、袋10の縁部に沿って延びる部分に取り付けられ得る。例えば把持部20は、図示はしないが、袋の上縁に沿って延びる上部シール部13に取り付けられていてもよい。
図1Aおよび図2に示すように、袋10には、本体部11に充填されている内容物が注出される際に通る注出口部として機能するスパウト18が設けられていてもよい。スパウト18は、例えば図2に示すように、中空状の筒部18aと、筒部18aに接続された接着部18bと、を含んでいる。接着部18bは、表面フィルム1と裏面フィルム2との間に挟み込まれる部分である。また筒部18aには、筒部18aの上端の開口を塞ぐためのキャップ18cが取り付けられていてもよい。このようなスパウト18を設けることにより、注出の際の流量を安定化させたり、再封したりすることが可能である。なお図1Aおよび図2に示す例では、表面フィルム1および裏面フィルム2とは別個の部材から構成されたスパウト18が注出口部として設けられる例を示したが、これに限られることはなく、変形例として後述するように、注出口シール部によって画定される、本体部11と一体の注出口部が形成されていてもよい。
スパウト18などの注出口部は、使用者が把持部20を把持して袋10を傾けるときに内容物を注出し易い位置に設けられる。例えば図1Aおよび図2に示すように、スパウト18は、把持部20が設けられている第1側縁15aに対向する第2側縁16aの側に設けられている。なお図1Aおよび図2に示すように、上部シール部13および第2側部シール部16のいずれに対しても傾斜した方向に延びるとともに上部シール部13および第2側部シール部16に接続された角部シール部17を形成し、この角部シール部17にスパウト18などの注出口部が取り付けられていてもよい。
(把持部)
次に、本体部11の第1側部シール部15に取り付けられている把持部20について、図1A乃至図2を参照して説明する。図1Bは、袋10に取り付けられた把持部20を単独で示す斜視図である。
本実施の形態において把持部20は、プラスチック成形体から構成されている。プラスチック成形体とは、合成樹脂が成形され固化されることによって得られる部材のことである。プラスチック成形体から構成された把持部20は、フィルムから構成された本体部11に比べて高い剛性を有している。また把持部20は、本体部11の表面フィルム1および裏面フィルム2に沿って所定の範囲にわたって広がっている。従って、把持部20を本体部11に取り付けることにより、袋10の剛性を高め、これによって袋10の自立性や保形性を高めることができる。
図1Aおよび図1Bに示すように、把持部20は、袋10の表面側に位置する第1部分21と、袋10の裏面側に位置する第2部分22と、第1部分21と第2部分22との間に位置する反転部23と、を有している。本実施の形態において、第1部分21は、第1側部シール部15の表面に沿って広がる平板状のものであり、また第2部分22は、第1側部シール部15の裏面に沿って広がる平板状のものである。また反転部23は、第1部分21と第2部分22とを接続するための部分であり、この反転部23において、把持部20の外面の向く方向が反転する。例えば、袋10の表面側から裏面側へ向かう経路を考える場合、反転部23を境として、把持部20の外面の向く方向が表面側から裏面側へ反転する。反転部23は、図1Aおよび図1Bに示すように、本体部11に取り付けられた後の状態において、外面(固定部24が設けられていない側の面)が湾曲した形状を有していてもよい。これによって、手に反転部23の外面が当たるように袋10が保持される場合に、使用者の手に対する把持部20の接触感を良好なものとすることができる。
図1Bにおいて、把持部20の端部のうち第1部分21に含まれる端部であって、反転部23から最も遠位にある端部が符号21aで示されている。また、把持部20の端部のうち第2部分22に含まれる端部であって、反転部23から最も遠位にある端部が符号22aで示されている。以下の説明において、符号21aおよび符号22aで表される端部をそれぞれ一端および他端とも称する。本実施の形態において、一端21aおよび他端22aはそれぞれ、把持部20の上端28と下端29との間で上下方向に真っ直ぐ延びている。
第1部分21、第2部分22および反転部23の厚みは、把持部20が所望の剛性を有するよう、把持部20を構成する合成樹脂(プラスチック)の特性に応じて適切に設定される。例えば第1部分21、第2部分22および反転部23の厚みは、0.8〜3.0mmの範囲内になっている。把持部20を構成する合成樹脂としては、例えばPP(ポリプロピレン)やPE(ポリエチレン)などを用いることができる。なお反転部23は、上述のように、第1部分21と第2部分22とを接続するための湾曲形状などを有する部分であり、平板状の第1部分21や第2部分22に比べて割れやすくなっている。反転部23をより割れにくいものとする観点から考えると、好ましくは、把持部20を構成する材料としてPPが用いられる。
図2において、把持部20の一端21aまたは他端22aから反転部23までの距離が符号S1で示され、把持部20の上端28から下端29までの距離が符号S2で表されている。図2に示すように、本実施の形態による把持部20において、距離S1は、距離S2よりも小さくなっている。
また把持部20には、第1部分21を第2部分22に対して本体部11の第1側部シール部15に形成された後述する孔を介して固定するための固定部24が設けられている。ここで「固定」とは、第1部分21が第2部分22に対して全く動かない場合だけでなく、第1部分21が第2部分22に対して実用上問題の無い範囲内でわずかに動く場合をも含む概念である。
固定部24は、第1部分21と第2部分22との間に所定のギャップ25を確保しながら、第2部分22に対して第1部分21を相対的に固定するよう、構成されている。ギャップ25の距離sは、第1部分21と袋10の表面との間に一端21a側から人の指が挿入される隙間が形成され、かつ、第2部分22と袋10の裏面との間に他端22a側から人の指が挿入される隙間が形成され得るよう、設定されている。例えば、一般的な指の太さが10〜20mmの範囲内であるとすると、第1部分21と袋10の表面との間および第2部分22と袋10の裏面との間に同時に指を挿入するためには、ギャップ25の距離sを20〜40mmに設定することになる。なお、この数値範囲は、手袋を嵌めていない場合のものである。固定部24の具体的な構造については後述する。
なお本実施の形態においては、第1部分21の内面が袋10の表面にほぼ密着する一方で、第2部分22の内面と袋10の裏面との間に隙間が形成される第1位置と、第2部分22の内面が袋10の裏面にほぼ密着する一方で、第1部分21の内面と袋10の表面との間に隙間が形成される第2位置と、の間で、把持部20が本体部11に対して相対的に移動可能であるよう、把持部20が本体部11に取り付けられている。また本体部11のシール部の厚みは、指の寸法に比べて無視できる程度に小さいものである。このことは、把持部20が上述の第1位置にあるときに第2部分22と袋10の裏面との間に形成される隙間の大きさ、および、把持部20が上述の第2位置にあるときに第1部分21と袋10の表面との間に形成される隙間の大きさのいずれもが、第1部分21と第2部分22との間のギャップ25の距離sにほぼ等しくなることを意味している。従って、第1部分21と袋10の表面との間、および第2部分22と袋10の裏面との間に人の指が挿入され得るようにするためには、第1部分21と第2部分22との間のギャップ25の距離sが人の指の寸法にほぼ対応するように、把持部20を構成すればよい。例えばギャップ25の距離sは、10〜20mmの範囲内に設定される。この数値範囲も、手袋を嵌めていない場合のものである。参考として、把持部20が第1位置にある状態を図5B(a)に示し、把持部20が第2位置にある状態を図5B(b)に示す。
本体部11と把持部20との間に指が挿入された状態で、内容物の注出のために袋10が傾けられる場合、把持部20の一端21a、他端22aや反転部23は、重力によって指に引っ掛かるようになる。従って本実施の形態によれば、手が把持部20を握ることよりもむしろ、把持部20が手の指に引っ掛かることによって、袋10を保持することができる。このため、手が袋の一部を握ることによって袋の保持が主に実現されるタイプの袋に比べて、袋10を安定に保持することができる。なお、手の指への把持部20の引っ掛かりは、手と袋10との間に生じる摩擦力が小さい場合であっても、安定に起こり得る。従って、袋10や把持部20の表面が滑りやすい材料で構成されている場合や、滑りやすい手袋が手にはめられている場合であっても、袋10を安定に保持することができると期待される。
また本実施の形態によれば、本体部11と把持部20との間に挿入された指には、本体部11および把持部20からの挟圧力が及ぼされる。従って本実施の形態によれば、使用者は、自身が把持部20を把持する力だけでなく、上述の挟圧力を使用して、袋10を安定に保持することができる。この挟圧力は一般に、充填部12の容積に対する、実際に充填部12に充填されている内容物の容積の比率(以下、充填率とも称する)が高くなるほど大きくなる。なぜなら、充填率が高い場合には、本体部11の表面フィルム1および裏面フィルム2が強く張られた状態にあるからである。従って、袋10に充填されている内容物の充填率が高く、このため袋10の重量が大きい場合であっても、袋10を安定に保持することができる。例えば、充填部12に充填されている内容物の容積が500ml〜5000mlの範囲内のときに好適に使用することができ、また、充填部12に充填されている内容物の容積が900ml〜3000mlの範囲内のときにさらに好適に使用することができる。
さらに本実施の形態によれば、指が挿入される隙間の上方には上側の固定部24が存在している。従って、袋10の重さに耐えきれずに袋10が手に対して下方に移動したとしても、上側の固定部24が指に引っ掛かり、これによって袋10の移動が阻止され得る。このため、袋10が床などにまで落下してしまうことを防ぐことができる。なお、固定部24による引っ掛かりをはじめから利用するため、指を上側の固定部24の直下に挿入してもよい。
2つの固定部24の間の間隔Lは、フィルム1,2の剛性や、袋10の重量などに応じて適切に設定される。好ましくは、間隔Lは、親指を除く4本の指が本体部11と把持部20との間に挿入され得るよう、設定される。
(フィルムの層構成)
次に図3を参照して、表面フィルム1、裏面フィルム2および底面フィルム3の層構成の一例について説明する。図3に示すように、フィルム1,2,3は、基材層41と、基材層41上に設けられた熱可塑性樹脂層45と、を含んでいる。このうち基材層41は、フィルム1,2,3の外面1a,2a,3aを構成する層であり、熱可塑性樹脂層45は、外面1a,2a,3aの反対側にある内面1b,2b,3bを構成する層である。各1,2,3の熱可塑性樹脂層45を互いに熱溶着させることにより、上述のシール部が形成される。
基材層41を構成する材料としては、例えばPETやナイロンを用いることができる。基材層41によって、外面1a,2a,3aにおける高い印刷適性を確保することができる。また基材層41は、熱溶着時の高い耐熱性を有している。
熱可塑性樹脂層45を構成する材料としては、例えば、ポリエチレンやプロピレンなどを用いることができる。
基材層41と熱可塑性樹脂層45とは、ドライラミネーション法や溶融押し出し法を用いることによって積層され得る。
フィルム1,2,3の厚みは、例えば8〜300μmの範囲内になっている。
なお、本体部11に剛性などの所望の特性を付与することができる限りにおいて、フィルム1,2,3の層構成が上述のものに限られることはない。例えばフィルム1,2,3は、図3に示すように、基材層41と熱可塑性樹脂層45との間に設けられた中間層42や中間層43をさらに含んでいてもよい。
中間層42としては、例えばアルミニウム箔を用いることができる。このような中間層42を設けることにより、酸素や水蒸気が袋10の内部に進入することを抑制することができる。中間層42は、金属あるいは金属酸化物の蒸着膜を有する熱可塑性樹脂フィルムから構成されていてもよい。
中間層43としては、例えば延伸ナイロンフィルムを用いることができる。このような中間層43を設けることにより、袋10の耐突き刺し性を高めることができる。
PETフィルムからなる基材層41、アルミニウム箔からなる中間層42および延伸ナイロンフィルムからなる中間層43の厚みは、例えばそれぞれ12μm、9μmおよび15μmになっている。
(本体部および把持部の断面構造)
次に図4および図5Aを参照して、本体部11および把持部20の断面構造について説明する。図4および図5Aは、図2に示す袋10をIV−IV線およびV−V線に沿って見た場合を示す断面図である。
はじめに図4を参照して、固定部24が形成されていない部分における本体部11および把持部20の断面構造について説明する。図4に示すように、本体部11の第1側部シール部15は、表面フィルム1の熱可塑性樹脂層45と裏面フィルム2の熱可塑性樹脂層45とを熱溶着することによって構成されている。また把持部20は、所定のギャップ25を空けて互いに対向するよう配置された平板状の第1部分21および第2部分22と、第1部分21と第2部分22とを接続する反転部23と、から構成されている。図4に示すように、把持部20の一端21aおよび他端22aは、湾曲した、すなわち角が取られた断面形状を有していてもよい。これによって、使用者の手に対する把持部20の接触感を良好なものとすることができる。また、把持部20の一端21aおよび他端22aによって使用者の手が傷ついてしまうことを防ぐことができる。
次に図5Aを参照して、固定部24が形成されている部分における本体部11および把持部20の断面構造について説明する。図5Aに示すように、第1側部シール部15を構成する表面フィルム1および裏面フィルム2にはそれぞれ孔1cおよび孔2cが形成されている。また表面フィルム1および裏面フィルム2は、孔1cおよび孔2cが互いに少なくとも部分的に重なるよう位置決めされている。そして、袋10の表面側に位置する把持部20の第1部分21には、孔1c,2cに対応する箇所に嵌合孔24aが形成されている。また、袋10の裏面側に位置する把持部20の第2部分22には、第1部分21の嵌合孔24aに向かって突出した突起24bが形成されている。この突起24bは、フィルム1,2の孔1c,2cを通って嵌合孔24aに嵌合し、これによって第1部分21が第2部分22に対して固定されるよう、構成されている。すなわち、第1部分21に形成された嵌合孔24aおよび第2部分22に形成された突起24bが、第1部分21を第2部分22に対して固定するための固定部24を構成している。好ましくは、図5Aに示すように、突起24bが嵌合孔24aに嵌合しているときに突起24bの先端面が第1部分21の外面と同一平面上に位置するよう、反転部23および突起24bの寸法が設定されている。これによって、固定部24に起因する段差が第1部分21の外面に生じることを防ぐことができ、このことにより、使用者の手に対する把持部20の接触感を良好なものとすることができる。
また、固定部24の突起24bの周囲には、図5Aに示すように、表面フィルム1および裏面フィルム2の積層体が存在している。従って、把持部20に対して力が及ぼされて把持部20が本体部11に対して移動しようとしたとしても、そのような移動は、突起24bが表面フィルム1および裏面フィルム2の積層体に引っ掛かることによって阻止される。すなわち、把持部20の固定部24および本体部11のフィルム1,2の孔1c,2cを利用することによって、把持部20を本体部11に対して取り付けることができる。
なお、嵌合孔24aに対する突起24bの挿入深さがより確実に一義的に定められ得るよう、固定部24が構成されていてもよい。これによって、第1部分21と第2部分22との間のギャップ25の距離sをより安定に定めることができる。嵌合孔24aに対する突起24bの挿入深さを一義的に定めるための具体的な構造は特には限られないが、例えば図5Cに示すように、嵌合孔24aを非貫通孔として構成することが考えられる。この場合、好ましくは図5Cに示すように、第1部分21の外面には段差が生じないよう、非貫通孔である嵌合孔24aが構成されている。これによって、嵌合孔24aに起因する段差が第1部分21の外面に生じることを防ぐことができ、このことにより、使用者の手に対する把持部20の接触感を良好なものとすることができる。
また図5Aにおいては、1つの嵌合孔24aに対して1つの突起24bが嵌合する例を示したが、これに限られることはなく、第1部分21の1つの嵌合孔24aに対して嵌合する複数の突起24bが第2部分22に形成されていてもよい。
袋の製造方法
次に、上述の袋10を製造する方法について、図6(a)〜(d)を参照して説明する。
(本体部の製造方法)
まず、孔1cが形成された表面フィルム1と、孔2cが形成された裏面フィルム2と、底面フィルム3とを準備する。次に図6(a)に示すように、互いの孔1c,2cが重なるように表面フィルム1および裏面フィルム2を対向させるとともに、折り込んだ状態の底面フィルム3を表面フィルム1と裏面フィルム2との間に挿入する。この際、表面フィルム1、裏面フィルム2および底面フィルム3は、熱可塑性樹脂層で構成されたそれぞれの内面1a,2a,3aが互いに接するよう配置される。その後、各フィルム1,2,3を熱溶着によってシールする。これによって、図6(b)に示すように、底部シール部14、第1側部シール部15および第2側部シール部16によって囲まれた充填予定部12aが形成された本体部11を得ることができる。充填予定部12aとは、後の工程において内容物が充填される部分のことである。充填予定部12aに内容物が充填され、そして上部シール部13によって充填予定部12aが密閉されることにより、上述の充填部12が得られる。なお図6(b)に示すように、各フィルム1,2,3を熱溶着によってシールする工程と同時に、若しくはこの工程の後に、熱溶着によって上述の角部シール部17を形成し、これによってスパウト18を本体部11に取り付けてもよい。
また、本体部11の作製とは別個に、上述の把持部20を準備する。把持部20は上述のように、合成樹脂を成形することによって作製される。合成樹脂の成形方法としては、シート成形法や射出成形法など、公知の方法が適宜用いられ得る。
シート成形法においては、はじめに、把持部20の形状に対応した表面形状を有する型を準備する。次に、加熱されて軟化している合成樹脂製のシートを型にセットする。その後、真空の力や圧縮空気の力を利用して、シートを型に密着させ、これによって型の形状をシートに付与する。このようにして、把持部20を構成するためのプラスチック成形体を得ることができる。
射出成形法においては、はじめに、把持部20の形状に対応した表面形状を有する金型を準備する。次に、流動性を有するようになる温度まで加熱された合成樹脂を金型に充填させる。金型に接した合成樹脂が固化することによって、金型の表面形状に沿ったプラスチック成形体を得ることができる。
なおシート成形法が用いられる場合には一般に、型の形状が付与されたシートを、抜き刃を用いて打ち抜くことにより、把持部20を構成するためのプラスチック成形体が得られる。従って、把持部20の端部には、打ち抜きに起因するヒゲが発生しやすい。ヒゲが発生すると、使用者の手に対する把持部20の接触感が低下してしまう。一方、射出成形法が用いられる場合、把持部20の端部にそのようなヒゲが発生することはない。従って、使用者の手に対する把持部20の接触感の観点からは、射出成形法が用いられることが好ましい。
本体部11および把持部20を準備した後、図6(c)に示すように、本体部11のシール部、例えば第1側部シール部15に把持部20を装着する。その後、把持部20の第2部分22の突起24bを、本体部11のフィルム1,2の孔1c,2cを介して、把持部20の第1部分21の嵌合孔24aに嵌合させる。これによって、図6(d)に示すように、把持部20の第2部分22に対して第1部分21を固定するとともに、把持部20を本体部11に取り付けることができる。
その後、図示はしないが、充填予定部12aに内容物を充填する。また、本体部11の上部において表面フィルム1および裏面フィルム2を熱溶着させて上部シール部13を形成する。これによって、内容物が充填された本体部11と、本体部11に取り付けられた把持部20と、を備える袋10を得ることができる。
図7(a)は、使用者が右手で袋10の把持部20を把持して袋10を傾けている様子を示す図である。図7(a)に示すように、本実施の形態による袋10によれば、袋10の裏面側において、把持部20の第2部分22と裏面フィルム2との間の隙間に、他端22a側から、右手RHの指、例えば人差し指から小指までの4本の指を挿入することができる。従って、使用者は、自身が把持部20を把持する力だけでなく、把持部20が指に引っ掛かることや、本体部11および把持部20から指に対して及ぼされる挟圧力を使用して、袋10を安定に保持することができる。なお図示はしないが、把持部20の第2部分22と裏面フィルム2との間の隙間に右手RHの人差し指から小指までの4本の指を挿入するだけでなく、袋10の表面側において、把持部20の一端21aに右手RHの親指を引っ掛けたり、把持部20の第1部分21と表面フィルム1との間に右手RHの親指を挿入したりしてもよい。これによって、袋10をより安定に保持することができる。
また上述のように、本体部11と把持部20との間の隙間は、袋10の裏面側だけでなく、袋10の表面側にも同様に形成され得る。このため図7(b)に示すように、使用者は、袋10の表面側においても、把持部20の第1部分21と表面フィルム1との間の隙間に、一端21a側から、左手LHの指、例えば人差し指から小指までの4本の指を挿入することができる。従って本実施の形態によれば、右利きの使用者だけでなく左利きの使用者も、把持部20を利用して袋10を安定に保持することができる。なお図示はしないが、把持部20の第1部分21と表面フィルム1との間の隙間に左手LHの人差し指から小指までの4本の指を挿入するだけでなく、袋10の裏面側において、把持部20の他端22aに左手LHの親指を引っ掛けたり、把持部20の第2部分22と裏面フィルム2との間に左手LHの親指を挿入したりしてもよい。これによって、袋10をより安定に保持することができる。
また上述のように、所定の剛性を有するプラスチック成形体から構成される把持部20は、その一端21aおよび他端22aがいずれも袋10の第1側縁15aに沿って上下方向に延びるよう、本体部11に取り付けられている。従って、把持部20の剛性の分だけ、上下方向における袋10の剛性が高くなることが期待される。
このように把持部20は、袋10の保持性(持ち易さ)を高めるという機能だけでなく、上下方向における袋10の剛性を高め、これによって袋10の自立性や保形性を高めるという機能をも発揮することができる。
また本実施の形態によれば、上述のように、固定部24の嵌合孔24aと突起24bとの間の嵌合を利用して、把持部20が本体部11に取り付けられている。従って、把持部20を本体部11に取り付ける工程を、容易かつ低コストで実施することができる。なお上述の図6(d)においては、充填予定部12aに内容物を充填する工程よりも前に、本体部11に対して把持部20が取り付けられる例を示したが、これに限られることはない。充填予定部12aに内容物を充填し、そして本体部11の上部において表面フィルム1および裏面フィルム2を熱溶着させて上部シール部13を形成した後に、本体部11に把持部20を取り付けてもよい。この場合、本体部11の第1側部シール部15ではなく上部シール部13に把持部20を取り付けることも可能である。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(把持部の固定方法の変形例)
上述の本実施の形態においては、第1部分21に形成された嵌合孔24aに、第2部分22に形成された突起24bを嵌合させることにより、第2部分22に対して第1部分21が相対的に固定される例を示した。しかしながら、第2部分22に対して第1部分21を相対的に固定することができる限りにおいて、具体的な固定方法が特に限られることはない。例えば、フィルム1,2の孔1c,2cを介して第1部分21を第2部分22に対して熱溶着することによって、第2部分22に対して第1部分21を固定してもよい。熱溶着の方法としては、超音波法などの公知の方法が適宜用いられ得る。また、ホットメルト法を用いて第2部分22に対して第1部分21を固定してもよい。
(第1部分と第2部分との間のギャップの変形例)
上述の本実施の形態においては、把持部20の第1部分21の内面が袋10の表面にほぼ密着する第1位置と、把持部20の第2部分22の内面が袋10の裏面にほぼ密着する第2位置との間で把持部20が本体部11に対して相対的に移動可能であるよう、ギャップ25が設定される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、ギャップ25は、本体部11に対する把持部20の移動可能範囲を制限するよう、若しくは、本体部11に対して把持部20が固定されるよう、構成されていてもよい。
例えば図8Aに示すように、第1部分21の内面には、第1部分21と第2部分との間のギャップ25を、その他の場所に比べて部分的に狭くするためのせり出し部25aが形成されていてもよい。また第2部分22の内面のうちせり出し部分25aと対向する場所には、せり出し部分25bが形成されていてもよい。この場合、把持部20がわずかでも移動するとせり出し部分25aおよびせり出し部分25bが本体部11に当接するので、本体部11に対する把持部20の移動可能範囲を制限することができる。すなわち、第1部分21と第2部分との間のギャップ25を部分的に狭くすることにより、本体部11に対して把持部20が大きく移動することを抑制することができる。なお図8Aに示すように、せり出し部分25aおよびせり出し部分25bは、固定部24の嵌合孔24aや突起24bと一体的に形成されたものであってもよい。この場合、孔1c,2cの周囲において、本体部11に対する把持部20の移動が制限されることになる。
その他にも、図8Bに示すように、把持部20の一端21aおよび他端22a近傍におけるギャップ25においては第1部分21と第2部分22との間に指が挿入され得る程度の距離が確保され、かつ固定部24の近傍においては、第1部分21と第2部分22との間の距離が本体部11の厚みよりもわずかに大きい程度になるよう、第1部分21および第2部分22を構成してもよい。この場合も、固定部24の周囲、すなわち孔1c,2cの周囲において、本体部11に対する把持部20の移動が制限されることになる。
(表面フィルムおよび裏面フィルムの孔の変形例)
上述の本実施の形態および各変形例において、把持部20の第1部分21を第2部分22に対して相対的に固定するための固定部24、および、固定部24の経路を確保するために表面フィルム1および裏面フィルム2に形成される孔1c,2cが、上下方向において所定の間隔を空けて設けられる例を示した。しかしながら、指が挿入され得るギャップ25を把持部20の第1部分21と第2部分22との間に形成することができる限りにおいて、固定部24および孔1c,2cの位置や形状が特に限られることはない。
例えば図9Aに示すように、上下方向に延びる部分を含む孔1c,2cがそれぞれ表面フィルム1および裏面フィルム2に形成されていてもよい。この場合、把持部20の固定部24は、孔1c,2cに沿って上下方向に延びる部分を含んでいてもよい。なお、孔1c,2cと把持部20の一端21a,他端22aとの間の、水平方向における距離Dは、指が体部11と把持部20の一端21aおよび他端22aとの間に適切な深さで挿入され得るよう、設定される。
また図9Bに示すように、表面フィルム1および裏面フィルム2には、孔の代わりに切り欠き1d,2dがそれぞれ形成されていてもよい。切り欠き1d,2dは、図9Bに示すように、上下方向における切り欠き1d,2dの寸法が本体部11の第1側縁15aに向かうにつれて少なくとも部分的に小さくなるよう、構成されている。このため、把持部20に対して力が及ぼされて把持部20が本体部11に対して移動しようとしたとしても、切り欠き1d,2dを介して形成される固定部24は、表面フィルム1および裏面フィルム2の積層体に引っ掛かることができる。
(スパウトの変形例)
上述の本実施の形態および各変形例において、スパウト18が袋10の角部に形成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図10Aに示すように、スパウト18が袋10の上部に形成されていてもよい。または図10Bに示すように、スパウト18が袋10の側部に形成されていてもよい。なお図10Aに示すようにスパウト18が袋10の上部に形成されている場合、第1側部シール部15だけでなく第2側部シール部16にも把持部20が取り付けられていてもよい。
(本体部の構造の変形例)
上述の本実施の形態および各変形例において、本体部11がガセット式の袋として構成されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図11Aおよび図11Bに示すように、本体部11は、表面フィルム1と裏面フィルム2とを熱溶着することによって得られる三方シール袋や四方シール袋として構成されていてもよい。また図示はしないが、本体部11は、ピロー袋であってもよい。これらの場合であっても、第1側部シール部15に把持部20を取り付けることにより、袋10の持ち易さや保形性を改善することができる。
(注出口部の変形例)
上述の本実施の形態および各変形例において、内容物が注出される際に通る注出口部が、表面フィルム1および裏面フィルム2とは別個の部材から構成されたスパウト18として構成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図12に示すように、注出口部は、表面フィルム1と裏面フィルム2とを熱溶着させることによって形成される注出口シール部19aによって画定される、本体部11と一体の一体型注出口19として構成されていてもよい。
(把持部の第1部分および第2部分の変形例)
上述の本実施の形態において、把持部20の第1部分21および第2部分22がそれぞれ平板状のものである例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図13Aおよび図13Bに示すように、第1部分21および第2部分22にはそれぞれ、第1部分21と第2部分22との間のギャップ25の距離sが局所的に大きくなるように外方に膨らんだ膨らみ部21bおよび膨らみ部22bが形成されていてもよい。膨らみ部21bおよび膨らみ部22bは、図13Bに示すように、把持部20の一端21aおよび他端22aに沿って形成されている。また膨らみ部21bおよび膨らみ部22bは、固定部24とは重ならないように形成されている。このため、一端21aおよび他端22a近傍においては、ギャップ25の距離sを十分に大きくしながら、固定部24近傍においては、ギャップ25の距離を、第1部分21が第2部分22に対して安定に固定され得るように小さくすることができる。一端21aおよび他端22a近傍におけるギャップ25の距離sを大きくすることは、把持部20と本体部11との間に指を挿入することが容易になることを意味する。また、固定部24におけるギャップ25の距離を小さくすることは、本体部11に対する把持部20の可動範囲が小さくなることや、第2部分22に対する第1部分21の固定が容易になることを意味する。従って本変形例によれば、把持部20の把持のし易さと、把持部20の安定性や取り付けの容易性とを実現することができる。
また、第1部分21および第2部分22に膨らみ部21bおよび膨らみ部22bが形成されている場合、膨らみ部21bまたは膨らみ部22bに指を引っ掛けることによって、袋10をより容易に上方に持ち上げることができるようになる。例えば、袋10が冷蔵庫のポケットに収容されている場合に、膨らみ部21bまたは膨らみ部22bに指を引っ掛けることによって、袋10を容易にポケットから引っ張り上げることができる。
なお図13Aおよび図13Bに示す例においては、第1部分21および第2部分22にそれぞれ膨らみ部21bおよび膨らみ部22bが1つのみ形成される例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、複数の膨らみ部21bおよび膨らみ部22bが第1部分21および第2部分22に形成されていてもよい。例えば図14に示すように、上下方向に並ぶ4つの膨らみ部21bおよび膨らみ部22bがそれぞれ第1部分21および第2部分22に形成されていてもよい。この場合、1つの膨らみ部21b,22bに対して1本の指を挿入する、という使用方法が可能になる。この場合、4本の指それぞれが膨らみ部21b,22bに引っ掛かるようになるので、袋10の保持性を高めることができる。
なお、複数の膨らみ部21b,22bが形成される場合の把持部20の使用方法が、上述の方法に限られることはない。例えば、図示はしないが、左手の4本の指が挿入され得る膨らみ部21bを、第1部分21の上部および下部の両方にそれぞれ形成してもよい。同様に、右手の4本の指が挿入され得る膨らみ部22bを、第2部分22の上部および下部の両方にそれぞれ形成してもよい。この場合、袋10に収容されている内容物の残量に応じて、指の位置を変えることが可能になる。例えば、内容物の残量が多い場合、第1部分21および第2部分22の上部に形成されている膨らみ部21bおよび膨らみ部22bに指を挿入し、内容物の残量が少ない場合、第1部分21及び第2部分22の下部に形成されている膨らみ部21bおよび膨らみ部22bに指を挿入する、ということが可能になる。
(反転部の変形例)
上述の本実施の形態において、把持部20の反転部23の厚みが、第1部分21および第2部分22の厚みと同等である例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、例えば図15に示すように、反転部23の厚みt2を、第1部分21および第2部分22の厚みt1よりも小さくしてもよい。一般に、湾曲形状を有する反転部23は、平板状の第1部分21や第2部分22に比べて割れやすくなっている。一方、プラスチック成形品においては、厚みが小さいほど柔軟性が向上し、この結果、割れにくくなる。従って、反転部23の厚みt2を、第1部分21および第2部分22の厚みt1よりも小さくすることにより、第1部分21および第2部分22における剛性を維持しながら、反転部23を割れにくいものとすることができる。反転部23の厚みt2の値は、把持部20を構成する合成樹脂の特性や反転部23の曲率などに応じて適宜定められるが、例えば0.3〜0.6mmの範囲内になっている。
また、反転部23の厚みt2を、第1部分21および第2部分22の厚みt1よりも小さくする場合、図16に示すように、はじめに嵌合孔24aおよび突起24bが形成されたシートを作製し、次に、反転部23に沿ってシートを折り曲げ、これによって把持部20を作製する、という方法を容易に実施することができる。また、反転部23の厚みt2を小さくすることにより、反転部23が撓みやすくなるので、固定部24の突起24bを嵌合孔24aに嵌合させる作業も容易になる。
(把持部の輪郭の変形例)
上述の本実施の形態において、側面図において、把持部20の一端21aおよび他端22aがそれぞれ、把持部20の上端28と下端29との間で上下方向に真っ直ぐに延びる例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、求められる特性に応じて、把持部20の輪郭を様々に設定することができる。以下、把持部20の輪郭のいくつかの変形例について、図17A乃至図19Cを参照して説明する。
〔把持部の輪郭に関する第1の変形例〕
図17Aおよび図17Bに示す例において、把持部20の第1部分21の上部には、一端21aから上端28に至る切欠部21cが形成されており、また第1部分21の下部には、一端21aから下端29に至る切欠部21cが形成されている。同様に、把持部20の第2部分22の上部には、他端22aから上端28に至る切欠部22cが形成されており、また第2部分22の下部には、他端22aから下端29に至る切欠部22cが形成されている。すなわち図17Aおよび図17Bに示す例においては、上下方向における第1部分21および第2部分22の中央部が、第1部分21および第2部分22の上部および下部に比べて突出した輪郭を有している。この場合、人の指が、第1部分21および第2部分22のうち突出した輪郭の部分を掴むことになるので、指が把持部20に対して強い力を及ぼし易くなる。すなわち、把持部20の持ち易さを向上させることができる。
好ましくは、第1部分21および第2部分22の中央部の輪郭の突出の程度は、個々の指の長さに対応したものとなっている。例えば、人の指は一般に薬指や小指よりも人差し指や中指が長い。このことを考慮し、好ましくは、第1部分21および第2部分22の中央部のうち人差し指および中指に対応する部分における突出の程度が、薬指および小指に対応する部分における突出の程度よりも大きくなっている。これによって、指に対する把持部20のフィット感を向上させることができ、このことにより、指が把持部20に対してより強い力を及ぼすことができるようになる。
なお本変形例においても、図13A乃至図14に示す上述の本実施の形態の変形例の場合と同様に、第1部分21および第2部分22に膨らみ部21bおよび膨らみ部22bが形成されていてもよい(図17C参照)。
〔把持部の輪郭に関する第2の変形例〕
図18Aおよび図18Bに示す例において、把持部20の第1部分21の一端21aには、第1部分21の上部から下部にまで広がる切欠部21cが形成されている。切欠部21cは、把持部20の上端28および下端29には達しないように形成されている。同様に、把持部20の第2部分22の他端22aには、第2部分22の上部から下部にまで広がる切欠部22cが形成されている。切欠部22cは、把持部20の上端28および下端29には達しないように形成されている。すなわち図18Aおよび図18Bに示す例においては、上下方向における第1部分21および第2部分22の中央部が、第1部分21および第2部分22の上部および下部に比べて凹んだ輪郭を有している。
本変形例において、人の指は、第1部分21の切欠部21cまたは第2部分22の切欠部22cに沿って把持部20と本体部11との間に挿入される。この場合、上下方向において指が切欠部21cおよび切欠部22cの上端または下端に引っ掛かるようになるので、上下方向における指の位置が安定する。また、切欠部21cおよび切欠部22cの上端が重力によって指に引っ掛かるようになるので、袋10を安定に保持することができる。まだ、第1部分21および第2部分22の中央部を広域にわたって切り欠くので、把持部20を作製するために必要になる合成樹脂の量を削減することができる。
また本変形例によれば、切欠部21cの上端または切欠部22cの上端に指を引っ掛けることによって、袋10をより容易に上方に持ち上げることができるようになる。例えば、袋10が冷蔵庫のポケットに収容されている場合に、切欠部21cの上端または切欠部22cの上端に指を引っ掛けることによって、袋10を容易にポケットから引っ張り上げることができる。
なお本変形例においても、図13A乃至図14に示す上述の本実施の形態の変形例の場合と同様に、第1部分21および第2部分22に膨らみ部21bおよび膨らみ部22bが形成されていてもよい(図18C参照)。
〔把持部の輪郭に関する第3の変形例〕
図19Aおよび図19Bに示す例において、把持部20の第1部分21の一端21aには、第1部分21の上部から下端29にまで達するように広がる切欠部21cが形成されている。切欠部21cは、第1部分21の上端28には達しないように形成されている。同様に、把持部20の第2部分22の他端22aには、第2部分22の上部から下端29にまで達するように広がる切欠部22cが形成されている。切欠部22cは、第2部分22の上端28には達しないように形成されている。すなわち図18Aおよび図18Bに示す例においては、第1部分21および第2部分22の上端近傍の部分が、他の部分に比べて突出した輪郭を有している。
本変形例において、人の指は、第1部分21の切欠部21cまたは第2部分22の切欠部22cに沿って把持部20と本体部11との間に挿入される。この場合、切欠部21cおよび切欠部22cの上端が重力によって指に引っ掛かるようになるので、袋10を安定に保持することができる。
また本変形例によれば、切欠部21cの上端または切欠部22cの上端に指を引っ掛けることによって、袋10をより容易に上方に持ち上げることができるようになる。例えば、袋10が冷蔵庫のポケットに収容されている場合に、切欠部21cの上端または切欠部22cの上端に指を引っ掛けることによって、袋10を容易にポケットから引っ張り上げることができる。
好ましくは、図19Aおよび図19Bに示すように、第1部分21の切欠部21cの上端部分は、その輪郭が、水平方向に対して傾斜した方向へ延びている。すなわち、切欠部21cの上端近傍においては、その他の部分に比べて、反転部23から切欠部21cの端部までの距離が大きくなっている。この場合、例えば左手で袋10を保持する際、人差し指は、切欠部21cのうち水平方向に対して傾斜した方向へ延びる部分に当接する。従って、人差し指は、薬指や小指に比べて、把持部20に対して強い力を及ぼし易くなっている。すなわち、把持部20の持ち易さを向上させることができる。
同様に、第2部分22の切欠部22cの上端部分は、その輪郭が、水平方向に対して傾斜した方向へ延びている。この場合、第1部分21の切欠部22cに左手の人差し指、中指、薬指および小指を挿入しながら、切欠部22cのうち水平方向に対して傾斜した方向へ延びる部分に左手の親指を引っ掛けることが容易になる。これによって、さらに安定に袋10を保持できるようになる。
なお本変形例においても、図13A乃至図14に示す上述の本実施の形態の変形例の場合と同様に、第1部分21および第2部分22に膨らみ部21bおよび膨らみ部22bが形成されていてもよい(図19C参照)。
(その他の変形例)
図示はしないが、把持部20の端部は、側面図において、角が取られた形状を有していてもよい。
また上述の本実施の形態および各変形例において、把持部20の反転部23が湾曲形状を有する例を示したが、これに限られることはない。例えば、図示はしないが、把持部20の反転部23は、鋭い角度で折り返されることによって形成される屈曲形状を有していてもよい。
また上述の本実施の形態および各変形例において、側面図において把持部20が本体部11のシール部とのみ重なっている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図示はしないが、側面図において、把持部20が部分的に本体部11の充填部12と重なっていてもよい。
なお、上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 表面フィルム
1c 孔
2 裏面フィルム
2a 外面
2b 内面
2c 孔
3 底面フィルム
10 袋
11 本体部
12 充填部
13 上部シール部
14 底部シール部
15 第1側部シール部
15a 第1側縁
16 第2側部シール部
16a 第2側縁
18 スパウト
19 一体型注出口
20 把持部
21 第1部分
21a 一端(第1部分の端部のうち最も反転部から遠い端部)
21b 膨らみ部
21c 切欠部
22 第2部分
22a 他端(第2部分の端部のうち最も反転部から遠い端部)
22b 膨らみ部
22c 切欠部
23 反転部
24 固定部
24a 嵌合孔
24b 突起
25 ギャップ
27 補強部
28 上端
29 下端
41 基材層
42 中間層
43 中間層
45 熱可塑性樹脂層

Claims (2)

  1. 内容物が充填される充填部が形成された本体部と、前記本体部に取り付けられた把持部と、を備えた袋であって、
    前記本体部は、少なくとも表面フィルムおよび裏面フィルムを含む複数のフィルムを熱溶着することによって構成されたシール部を有し、各フィルムは基材層および熱可塑性樹脂層を含み、
    前記把持部は、前記シール部のうち袋の縁部に沿って延びる部分に取り付けられており、
    前記把持部は、プラスチック成形体から構成されており、
    前記把持部は、袋の表面側に位置する第1部分と、袋の裏面側に位置する第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間に位置する反転部と、を有し、前記反転部において、前記把持部の外面が向く方向が反転しており、
    前記把持部には、前記第1部分を前記第2部分に対して前記本体部の前記シール部に形成された孔を介して固定するための固定部が設けられており、
    前記固定部は、前記第1部分と前記袋の表面との間、および、前記第2部分と前記袋の裏面との間のいずれにも、人の指が挿入される隙間が形成され得るよう、構成されている、袋。
  2. 内容物が充填される充填部が形成された本体部を備えた袋に設けられる把持部であって、
    前記本体部は、少なくとも表面フィルムおよび裏面フィルムを含む複数のフィルムを熱溶着することによって構成されたシール部を有し、各フィルムは基材層および熱可塑性樹脂層を含み、
    前記把持部は、前記本体部の前記シール部のうち袋の縁部に沿って延びる部分に取り付けられており、
    前記把持部は、袋の表面側に位置する第1部分と、袋の裏面側に位置する第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間に位置する反転部と、を有し、前記反転部において、前記把持部の外面が向く方向が反転しており、
    前記把持部は、プラスチック成形体から構成されており、
    前記把持部には、前記第1部分を前記第2部分に対して前記本体部の前記シール部に形成された孔を介して固定するための固定部が設けられており、
    前記固定部は、前記第1部分と前記袋の表面との間、および、前記第2部分と前記袋の裏面との間のいずれにも、人の指が挿入される隙間が形成され得るよう、構成されている、把持部。
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