JP2015063315A - 粘稠な内容物が収容される包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘稠な内容物が収容された包装容器において、内容物の排出に際しての液切れ性が顕著に向上し、液垂れの問題を従来公知の技術とは比較にならないほど、確実に防止すること。
【解決手段】サックバック性を有し且つ粘稠な内容物が収容される包装容器であって、該内容物を排出する際に該内容物が流れる注出流路は、排出される内容物によって閉じられる狭い流路空間を有していると共に、該注出流路の表面には、非付着性処理がされていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、粘稠な内容物が収容される包装容器に関するものである。
プラスチックは、成形が容易であり、安価に製造でき、耐薬品性が良好であるばかりか、柔軟性、可撓性に富んでおり、種々の用途、特に包装容器の形態で広く使用されている。
ところで、流動性物質が内容物として収容される包装容器では、必ず液垂れの問題がある。即ち、包装容器に収容された流動性内容物は、該容器を傾けることにより、該容器の口部(或いは容器口部に装着されたキャップ)などに形成されている注出流路から外部に注ぎ出されて取り出されるが、内容物の注出を停止したとき、注出流路の先端部分から、内容物が容器の外面に沿って垂れ落ちてしまうという問題がある。特に、流動性内容物が粘稠な場合(例えばドレッシング、ケチャップ、液体洗剤など)には、容器の汚れが顕著となってしまう。従って、このような液垂れの改善が強く望まれている。
このような液垂れ改善の技術としては、例えば特許文献1に、粘性流体が排出される注出口を有する注出部材において、疎水性の無機微粒子による疎水性層が前記注出口を形成している基材の上端面に選択的に形成されている注出部材が提案されている。
即ち、この注出部材は、ボトル等の容器(の口部)、キャップ、ノズル、スパウト等の形態を有しているものであり、これらの上端面(内容物が注ぎ出される注出路の先端部)に疎水性無機微粒子の疎水性層を形成したというものである。
上記の注出部材によれば、粘稠な流動性内容物を排出する際の液切れ性が向上しており、液垂れをかなり効果的に防止することができる。
しかしながら、液垂れをかなり効果的に防止することができるといっても、多少の液垂れは生じてしまい、さらに液切れ性を高め、確実に液垂れを防止することが求められている。即ち、粘稠な流動性内容物が容器外面に沿って流れ落ちてしまうと、流れ落ちる量が少量であっても、容器外面を汚し、これを払拭したとしても、ベタツキなどが残ってしまうからである。
WO2013/077380
従って、本発明の目的は、粘稠な内容物が収容された包装容器において、内容物の排出に際しての液切れ性が顕著に向上し、液垂れの問題を従来公知の技術とは比較にならないほど、確実に防止することにある。
本発明者等は、粘稠な内容物が収容された包装容器の液切れ性について多くの実験を行って検討した結果、内容物の注出流路に、微粒子等の吹き付け等による非付着性処理を行うと同時に、容器にサックバック性を付与することにより、非付着性処理による液切れ性の向上が飛躍的に高められ、内容物排出時における液垂れをほぼ完全に防止し得ることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明によれば、サックバック性を有し且つ粘稠な内容物が収容される包装容器であって、
該内容物を排出する際に該内容物が流れる注出流路は、排出される内容物によって閉じられる狭い流路空間を有していると共に、該注出流路の表面には、非付着性処理がされていることを特徴とする包装容器が提供される。
本発明の包装容器においては、
(1)前記非付着性処理がされている注出流路表面は、原子間力顕微鏡により10μmx10μmの範囲を走査して得られる表面形状プロファイルにおいて、下記式(1):
r=S/S (1)
式中、
Sは表面形状プロファイルから得られる表面積であり、
は走査範囲面積(100μm)、
で表される比表面積rが1.10乃至2.00の範囲にあること、
(2)前記非付着性処理がされている注出流路表面は、該表面に純水20μLを滴下したとき、この純水が滑落する該表面の角度として定義される転落角が5°以下であること、
(3)前記非付着性処理がされている注出流路表面には、疎水性無機微粒子が分布していること、
(4)前記疎水性無機微粒子が、シリカ微粒子表面に疎水性官能基が導入されたものであること、
(5)容器本体と、容器本体口部に装着された注出具とを有しており、該注出具に前記注出流路が形成されていること、
(6)前記注出具がキャップであること、
(7)前記粘稠な内容物が、100mPa・s以上の粘度(25℃)を有していること、
が好ましい。
尚、本発明において、サックバック性とは、容器の胴部等を押圧して内容積が小さくなるように大きく変形させることができ、押圧を停止すると同時に容器の胴部等が弾性復帰して元の形状に速やかに復帰する性質を意味する。
本発明の包装容器は、内容物を排出する際に該内容物が流れる注出流路には、微粒子等の非付着性処理がなされていると同時に、容器自体がサックバック性を有しているという点に特徴を有する。一般に液切れ性を高め、液垂れを防止するための手段として、非付着性処理やサックバックが効果的であることは知られているが、非付着性処理とサックバックとを組み合わせた例は、本発明者等の知る限り、従来には全く無い。おそらく、非付着性処理及びサックバックの何れの手段でも、液切れ性がかなり高められ、液垂れはかなり効果的に防止されているためであると思われる。
しかしながら、上記の手段においても、内容物が粘稠になると、少量ではあるが液垂れを生じてしまう。先にも述べたが、粘稠な内容物では、ごく僅かな量の液垂れであったとしても容器の外壁を汚し、ベタツキなどの原因となってしまう。しかるに、本発明では、非付着性処理とサックバックとを組み合わせると同時に、内容物が流れる注出流路に、排出される内容物によって閉じられる狭い流路空間を形成しておくことにより、非付着性処理及びサックバックによる液切れ性が相乗的に高められ、この結果、粘稠な内容物の排出に際しての液垂れをほぼ完全に防止することが可能となったものである。
例えば、後述する実施例に示されているように、粘度(25℃)が1050mPa・sのトマトケチャップ500gを、所定の容器に充填し、その排出を行ったとき、本発明に従い、容器としてサックバック容器が使用され且つ該容器のキャップに形成されている注出口の内面に疎水性シリカによる非付着性処理を施したものでは、このトマトケチャップを約10g程度ずつ、繰り返し排出して収容された量の60%を排出したとき、注出口の先端から外面に垂れ落ちたケチャップ量はゼロである(実施例1)。
一方、キャップの注出口に同様の非付着処理がされているが、容器がサックバック性を有していないものについて、同様の試験を行ったところ、0.13gが注出口の先端から外面に垂れ落ちている(比較例1)。また、サックバック性を有している容器を用いたが、キャップの注出口に非付着性処理がされていないものについての同様な試験では、0.82gが注出口の先端から外面に垂れ落ちている(比較例2)。
このように、本発明の包装容器では、非付着性処理及びサックバックによる液切れ性が相乗的に高められて著しく優れた液切れ性(液垂れ防止性)が発現する。この理由について、本発明者等は、注出流路に形成されている狭い流路空間が大きな要因であると考えている。
即ち、サックバック性容器では、上記のような狭い空間で内容物が閉じられているため、容器の弾性復帰による容器内圧の低下によって注出流路から容器内に空気が流入する際、この空気が内容物を効果的に容器内に押し込むこととなり、これにより液切れ性が高められている。
一方、非付着処理では、注出流路が粗面になり、この表面を内容物が流れる際、空気を巻き込み易く、内容物と注出流路との界面に空気が存在することとなり、この結果、内容物の注出流路面への付着が防止され、さらには内容物に対する滑り性が向上する。しかるに、上記のような狭い空間が形成されていると、サックバックによる吸引により狭い空間に多量の空気が流入する。この結果、非付着処理がなされた注出流路の表面を内容物が流れる際の空気の巻き込みがより一層顕著となり、非付着処理による内容物の非付着性や滑り性が一層向上することとなる。
このように、内容物により閉じられる狭い流路空間を注出流路に形成することにより、非付着処理による液切れ向上性及びサックバックによる液切れ向上性の何れもがさらに高められるため、粘稠な内容物を排出する際の液垂れ防止性が飛躍的に向上するわけである。
このように本発明の包装容器は、粘稠な内容物に対する液垂れ性が飛躍的に向上しているため、トマトケチャップやソース等の粘稠な内容物の容器として好適に使用される。
本発明の包装容器の好適例を示す図。 図1の包装容器の要部であるキャップの注出用管の上方部分の壁面を拡大して示す図。
本発明の包装容器の代表的な例を示す図1において、全体として30で示すこの包装容器は、ボトル状の容器本体1と、容器本体1に装着されたキャップ3とを有している。
容器本体1は、その内部に粘稠な内容物(図示せず)が収容されるものであり、筒状の首部1aを上部に有しており、この首部1aの下方には、外方に湾曲して肩部1bが連なっており、肩部1bは胴部1cに連なり、胴部1cの下端は底部1dで閉じられている。
図1から理解されるように、首部1aの上端は開放され、この首部1aを通って粘稠な内容物が排出される。即ち、この首部1aは、容器本体1の口部に相当する。
首部1aの外周面には、キャップを螺子締結するための螺条1eが形成されており、螺条1eの下方には、サポートリング1fが形成されており、螺条1eとの螺子係合によりキャップ3が容器本体1にしっかりと固定されている。
上記の容器本体1は、サックバック性を有するものであり、例えば胴部1cを指等で押圧すると、該胴部1cは大きく変形し、容器本体1の内容積は小さくなり、該容器本体1内に収容されている粘稠な内容物は、容積が減少している分だけ容器本体1外に排出される。さらに、胴部1cの押圧を停止すると、胴部1cは直ちに弾性復帰し、容器本体1の内容積も元に戻ることとなる。
キャップ3は、容器本体1の首部1aに螺子固定されているキャップ本体5と、キャップ本体5にヒンジ連結されたオーバーキャップ7とから形成されている。
キャップ本体5は、天板5aと筒状側壁5bとからなり、筒状側壁5bの内面には、前述した容器本体1の首部1aの外面に設けられている螺条1eと螺子係合する螺条5cが形成されている。即ち、螺条5cと螺条1eとの螺子係合により、キャップ3(キャップ本体5)は、容器本体1の首部1aにしっかりと固定されることとなる。
また、天板5aの中央部分には注出用管9が立設している。この注出管9は、容器内容物を排出する際の注出路となるものであり、従って、中空であり、且つその内部は、内容物が収容される容器本体1内空間に通じている。このことから理解されるように、キャップ3(キャップ本体5)は、粘稠な内容物を排出するための注出具として機能する。
一方、キャップ本体1にヒンジ連結されているオーバーキャップ7は、これを閉じることにより、キャップ本体1の上部を覆うように形成されているが、その内面には、シール用リング11が形成されている。即ち、オーバーキャップ7を閉じたとき、注出用管9の上端がシール用リング11の内部に入り込み、これにより、包装容器30のシール性が確保されるようになっている。
このような包装容器30において、上記注出用管9の内部は、粘稠な内容物を排出する際の注出路となっているが、本発明においては、この注出用管9の内部は狭く、この内容物が注出管9の内部を通って排出される際、該内容物によって閉じられるようになっている。即ち、粘稠な内容物が排出される際には、容器本体1の内部空間は、注出用管9内の内容物によって密閉された状態となっている。従って、胴部1cの押圧を停止すると、胴部1cは直ちに弾性復帰し、容器本体1の内容積も元に戻るが、この際、容器本体1の内部が減圧状態となり、容器本体1の内部と外部との間に圧力差が生じ、この結果、注出用管9の内部を閉じている粘稠な内容物は、容器本体1の内部に回収されることとなる。また、粘稠な内容物の回収により、注出用管9が開放されることにより、この注出用管9を通って外部から空気が容器本体1の内部に流入し、容器本体1の内部は常圧に復帰することとなり、容器本体1のサックバック性が最大限に発揮される。
尚、本発明において、注出用管9の内径dは、粘稠な内容物が排出される際に、この内容物によって注出管の内部が完全に閉じられた状態となるような大きさであればよい。一般的には、粘稠な内容物の粘度によっても異なるが、この内径dは10mm以下に設定される。また、内径がこれより大きい場合であっても、注出管9の内部にメッシュ部材などを嵌め込んでおくことにより、この内部に狭い空間を形成し、排出される粘稠な内容物によって注出用管9の内部が閉じられるようにすることも可能である。
さらに、注出用管9の一部が、上記のように内径dが小さくなっているような形態とすることも可能である。例えば、注出用管9を大径に形成しておき、この内部を、開口形成用の無端状スコア(引き裂き用薄肉部)を有する仕切り壁により閉じた形態とすることができる。即ち、該スコアで囲まれる部分に上端にプルリングを備えた支柱を形成しておき、このプルリングを引っ張ってスコアを引き裂き、内容物注出用の開口が形成されるように設計することができる。この場合、無端状スコアによって形成される開口を、上記のような内径dを有する狭い空間とすることにより、上記と同様、サックバック性を最大限に発揮させることができる。
また、本発明においては、注出用管9の内部及びその先端部分9aは、非付着性処理がされていることが必要である。この注出用管9の上方部分の壁面を拡大して示す図2を参照して、この非付着性処理によって、注出用管9の内面及び先端9aには無機微粒子20が分布しており、この結果、これらの部分の比表面積rは1.10以上の値になる。
即ち、注出用管9の内部及びその先端部分9aがこのような比表面積rの大きな粗面になっているため、粘稠な内容物が、注出用管9の内部を通って排出されるとき、この内容物と注出管9の壁面との間に空気が巻き込まれ、これにより内容物と注出用管9との接触面積が小さくなり、この結果、粘稠な内容物に対する非付着性や滑り性が高められ、注出用管9の壁面に粘稠な内容物が付着せず、速やかに排出されることとなる。さらに、容器本体1の胴部1cの押圧を停止したとき、上記で述べたサックバック性により、注出用管9の内部に存在する粘稠な内容物は容器本体1の内部に回収されるが、注出管9の内壁面及び上端面9aは内容物に対する非付着性や滑り性が高められているばかりか、注出管9内の狭い空間に空気が一気に流入するため、内容物と注出管9の内壁面及び上端面9aとの間に空気が巻き込まれ易く、このため、非付着性処理による内容物に対する非付着性や滑り性はさらに高められている。この結果、内容物の液切れ性が飛躍的に高められており、内容物の排出停止に際しての液垂れが確実に防止することが可能となる。
このように、注出管9の内部及びその先端部分9aを粗面にする非付着性処理によって、粘稠な内容物に対する液垂れ防止性を飛躍的に向上させることが可能となるが、比表面積rが過度に大きくなると、それに伴い、表面に分布している無機微粒子20の凝集力が小さくなり、この結果、無機微粒子20の脱落を生じ易くなってしまう。このため、この比表面積rは、2.5以下、好ましくは2.0以下の範囲にあることが好ましい。
本発明において、上記のような非付着性処理は、無機微粒子20を適当な分散媒に分散させた塗布液を使用し、浸漬や塗布等によりこれを注出用管9の所定の面に付着させ、乾燥することによって容易に行うことができる。
分散媒としては、これに限定されないが、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロビルアルコール、アリルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、3−メトキシー3−メチル−1−ブタノール、1−メトキシ−2−プロパノール等のアルコール類、アセトン、エチルメチルケトン等のケトン類、ジメチルエーテル、エチルメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジブチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル等のエステル類、水のような極性溶媒、ヘキサン、n−ヘキサン、ヘプタン、イソオクタン等の非極性溶を適宜選択することができる。さらに、性能を損なわない範囲内で、分散剤、粘度調整剤を適宜添加することができる。
尚、分散媒を用いて無機微粒子20を所定の面に付着させた状態で、適当な治具を使用し、無機微粒子20を押圧することにより、これをしっかりと固定することもできる。
上記のような無機微粒子20としては、特に制限されないが、一般的には、シリカ、酸化チタン、アルミナ等の無機酸化物の粒子が好適に使用される。さらに、無機微粒子20の粒径は、一次粒子径が小さく、比表面積が大きいものが好ましく、例えばBET比表面積が300m/gよりも大きいものが好ましい。即ち、BET比表面気が大きい粒子は、一次粒径が小さく且つ細孔容積も大きいため比表面積rを大きくしやすいことに加え、この上を通る粘稠な内容物との間に微細な空気層を形成し易く、粘稠な内容物に対する非付着性や滑り性の向上効果が大きいからである。
さらに、本発明においては、上記のような無機微粒子20の表面は、30mN/m以下の臨界表面張力を示す官能基、例えば、メチル基等のアルキル基、メチルシリル基などのアルキルシリル基、フルオロアルキル基、フルオロアルキルシリル基などによって修飾されていることが好ましい。このような疎水性官能基の導入により、例えば、この無機微粒子20が分布している表面に純水20μLを滴下したとき、この純水が滑落する該表面の角度として定義される転落角が5°以下とすることができ、水分を含有する粘稠な内容物に対する滑り性を著しく高めることができる。尚、このような疎水性官能基による修飾は、これらの官能基を有する疎水化剤(例えばシラン化合物、シロキサン化合物、シラザン化合物、チタンアルコキシド化合物など)を用いてのカップリングやコーティングにより行われる。
本発明において、特に好適に使用される無機微粒子20は、コストや入手のし易さから、疎水性シリカ微粒子であり、ジメチルシリル基、トリメチルシリル基で表面修飾、あるいはシリコーンオイルで表面被覆されている疎水性シリカ微粒子が最も好ましい。
上述した本発明において、容器本体1は、サックバック性が付与されている限り、それ自体公知の熱可塑性樹脂で形成されていてよいが、一般的には、従来から容器、特に液体を収容する容器に使用されているもの、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)に代表されるポリエステルや、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン等により形成されていることが好ましい。勿論、エチレンビニルアルコール樹脂等のガスバリア性樹脂や酸素吸収剤(酸化性樹脂や遷移金属触媒)を併用しての多層構造を採用することも可能である。
同様に、キャップ3も公知の熱可塑性樹脂で形成されていてよいが、一般的には、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィンやPET等のポリエステルで形成される。
さらに、上述した構造の包装容器30は、キャップ本体3に形成されている注出管9の上端面9aから内壁面にわたって無機微粒子20による非付着性処理がなされていることを除けば、それ自体公知の方法で製造することができ、例えばボトル形状の容器本体1は2軸延伸ブロー成形によって製造することができる。
また、かかる包装容器30において、非付着性処理がなされる領域は、少なくとも内容物が排出される注出流路の先端部分(図1において、注出管9の上端面9a)に非付着性処理がされていることは必要であるが、注出管9内の内部のどの程度までの領域が非付着性処理を行えばよいかは、注出用管9の大きさや形態によって、本発明による液垂れ防止効果が十分発揮されるように適宜設定すればよい。一般に、注出用管9の内部の一部分を、その径dが前述した狭い範囲となるように設定されている場合には、このような狭い範囲から上端面9aまでの領域に非付着性処理を施すことが好ましい。
本発明において、包装容器30の形態は、図1に示すものに限定されず、サックバック性と非付着性処理による液垂れ防止効果が十分に発揮される限りにおいて、種々の形態を有することができる。
例えば、キャップ本体5は、容器首部1aに螺子係合により固定されているが、嵌合により容器首部1aに固定されていてもよい。また、オーバーキャップ7は、キャップ本体5にヒンジ連結されているが、勿論、このキャップ7は、キャップ本体5に螺子締結されるようなものであってよい。
さらに、狭い空間を備えた注出流路を有する部材(注出具)も、上述したキャップ3に限定されず、例えば、容器の首部1aであってもよい。即ち、この首部3の内径を小さくし、少なくともその先端部分に前述した非付着性処理がなされていてもよい。この場合には、例えば首部3に装着されたキャップ3を取り外した状態で粘稠な内容物の排出が行われることとなる。さらには、容器本体3がサックバック性を有している限り、点滴バッグに装着されているような細長いスパウトのような部材が注出具として使用されていてもよい。
本発明において、上述した包装容器30内に収容される粘稠な内容物としては、特に制限されないが、一般的には、液垂れにより容器の外面に付着したときにベタツキなどを生じる粘性の高いもの、例えば25℃での粘度が100mPa・s以上のものが好適に使用される。具体的には、ケチャップ、水性糊、蜂蜜、各種ソース類、マヨネーズ、マスタード、ジャム、チョコレートシロップ、乳液等の化粧液、液体洗剤、シャンプー、リンス、及びドレッシングのように固形分が分散された粘稠な液状物が好適であり、特に非付着性処理が疎水性官能基で修飾された無機微粒子によりなされているものは、内容物の表面に水分が乳化せずに単独で存在しているケチャップのようなものに特に適している。
本発明を次の実施例にて説明する。
尚、以下の実施例等で行った各種の特性、物性等の測定方法等は次の通りである。
(注出流路表面の表面形状測定)
後述の方法で作製した注出部材の注出流路表面における表面形状を、原子間力顕微鏡(NanoScopeIII、Digital Instruments社製)により測定した。測定条件を下記に示す。
カンチレバー:共振周波数f=363〜392kHz、
バネ定数k=20〜80N/m
測定モード:タッピングモード
Scanrate:0.6Hz
スキャン範囲:10μmx10μm
スキャンライン数:256
得られた3次元形状のデータから、前記原子間力顕微鏡に付属のソフトウェア(Nanoscope:version5.30r2)を用いて、スキャン範囲(100μm)の表面積Sを求め、比表面積rを算出した。比表面積rは下記式(1)で与えられる。
r=S/S (1)
式中、
Sは表面形状プロファイルから得られる表面積であり、
は走査範囲面積(100μm)である。
また、スキャン範囲における二乗平均面粗さRMSを求めた。二乗平均面粗さRMSは下記式(2)で与えられる。
Figure 2015063315
式中、nはデータポイント数であり、
Z(i)は各データポイントのZの値であり、
aveは全Z値の平均値である。
(水の転落角測定)
後述の方法で作製した注出部材の注出流路表面における水の転落角を、固液界面解析システムDropMaster700(協和界面科学(株)製)を用いて測定した。23℃、50%RHの条件下、水平状態(傾斜角0°)で注出流路表面に20μLの蒸留水をのせ、徐々に傾斜角を増加させ、水滴が転落した最終の傾斜角度を測定し、このときの角度を水の転落角とした。転落角が小さい程、付着性が低い表面である。
(粘稠性内容物の液だれ性試験)
後述の方法で作製した容器に、内容物としてトマトケチャップ(カゴメ(株)製)を500g充填し、この容器に後述の方法で用意した注出部材(ヒンジキャップ)を装着した。容器胴部を押すことで内容物を約10g排出し、排出後、押圧を停止した後、ヒンジキャップを閉じた。この操作を容器内残存量が約200gになるまで繰り返し行った。容器内残存量が約200gになった段階で、キャップの注出口の先端から外面側に垂れ落ちているか否かを目視により判断した。また、外面側に垂れ落ちて付着した内容物の重量を測定した。
粘稠性内容物として用いたトマトケチャップの粘度を音叉型振動式粘度計SV−10((株)エー・アンド・デイ製)を用いて25℃で測定した値を下記に示す。
ケチャップ:粘度=1050mPa・s
(包装容器のサックバック性測定)
後述の方法で作製した容器に、内容品を充填しない状態(空気が入った状態)で注出部材(ヒンジキャップ)を装着した。キャップを開け、注出流路が開いた状態で容器胴部を押し、内容積を小さくした後、押圧を停止した。押圧停止と同時に、変形部が速やかに弾性復帰したものをサックバック性有り(○)、速やかに弾性復帰しなかったものをサックバック性無し(×)と評価した。
(容器の胴部厚み・層構成の測定)
後述の方法で成形した多層ボトルの底から50mmの位置での胴部水平断面における層構成を偏光顕微鏡にて観察し、ボトルの胴部厚み、および層構成を求めた。断面に対し、0°、90°、180°、270°の位置での層構成を観察し、4方向での平均値をボトルの胴部厚み、層構成とした。
<実施例1>
1.ヒンジキャップの注出流路への非付着性処理
疎水性シリカ(RX300、日本アエロジル製)3gをエタノール(特級、和光純薬製)97g、およびスターラーチップをガラス瓶中に入れ密閉し、30分間スターラーで攪拌した後、30分間超音波処理を行い、疎水性シリカの懸濁液を調整した。
注出流路内径φ6mm、流路長さが4mmの注出口を有するポリプロピレン製のヒンジキャップを用いて、注出部のみ上述の疎水性シリカの懸濁液中に浸漬した後、大気中で乾燥させ、注出流路に非付着性処理されたヒンジキャップを得た。得られたヒンジキャップを用いて、注出流路表面の表面形状測定、ならびに水の転落角測定を行った。結果を表1に示す。
2.容器の作製
40mm押出機に、最外層および最内層形成用樹脂として、ポリプロピレン(MFR=1.2)、50mm押出機に第2内層形成用樹脂として、ポリプロピレン(MFR=1.2)、30mm押出機Aに接着剤層形成用樹脂として酸変性ポリプロピレン、30mm押出機Bにガスバリア層形成用樹脂としてエチレンビニルアルコール共重合体、の樹脂ペレットをそれぞれ供給し、温度210℃の多層ダイヘッドより溶融パリソンを押し出し、公知のダイレクトブロー成形法により内容量500g、重量20gの4種6層の多層容器を作製した。
この容器の胴部厚み、ならびに層構成は以下の通りである。
胴部厚み:475μm
最外層:70μm
接着材層:15μm
ガスバリア層:20μm
接着材層:10μm
第2内層:280μm
最内層:80μm
3.サックバック性測定、ならびに粘稠性内容物の液だれ性試験
1で準備したキャップを2で準備した容器に装着し、上述のサックバック性評価を行った。本包装容器は押圧停止と同時に変形部が速やかに弾性復帰し、サックバック性を有していた。サックバック性試験後、上述の粘稠性内容物の液だれ性試験を行った。結果をまとめて表1に示す。本包装容器では、使用時の液切れ性が非常に良好であった。また、容器胴部への押圧停止とともに容器胴部がサックバックした際、注出流路内に閉じ込められた内容物が容器内部へ引き込まれ、全く液だれが起こらなかった。
<比較例1>
1.ヒンジキャップの注出流路への非付着性処理
実施例1と同様の手順で、注出流路内径φ6mm、流路長さが4mmの注出口を有するポリプロピレン製のヒンジキャップを用い、注出流路に非付着性処理されたヒンジキャップを得た。得られたヒンジキャップを用いて、水の転落角測定を行った。結果を表1に示す。
2.容器の作製
40mm押出機に、最外層および最内層形成用樹脂として、ポリエチレン(MFR=0.4)、50mm押出機に第2内層形成用樹脂として、ポリエチレン(MFR=0.4)、30mm押出機Aに接着剤層形成用樹脂として酸変性ポリエチレン、30mm押出機Bにガスバリア層形成用樹脂としてエチレンビニルアルコール共重合体、の樹脂ペレットをそれぞれ供給し、温度210℃の多層ダイヘッドより溶融パリソンを押し出し、公知のダイレクトブロー成形法により内容量500g、重量18gの4種6層の多層容器を作製した。
この容器の胴部厚み、ならびに層構成は以下の通りである。
胴部厚み:345μm
最外層:30μm
接着材層:10μm
ガスバリア層:15μm
接着材層:10μm
第2内層:200μm
最内層:80μm
3.サックバック性測定、ならびに粘稠性内容物の液だれ性試験
1で準備したキャップを2で準備した容器に装着し、上述のサックバック性評価を行った。本包装容器は押圧停止と同時に変形部が速やかに弾性復帰せず、サックバック性を有さなかった。サックバック性試験後、上述の粘稠性内容物の液だれ性試験を行った。結果をまとめて表1に示す。本包装容器では、使用時の液切れ性が非常に良好であった。しかし、容器胴部への押圧停止時、容器胴部がサックバックせず、注出流路内に閉じ込められた内容物が容器内部へ引き込まれなかった。繰り返し使用していくと、外面側に若干量の液だれが発生した。
<比較例2>
1.ヒンジキャップの準備
注出流路に非付着性処理を施さない注出流路内径φ6mm、流路長さが4mmの注出口を有するポリプロピレン製のヒンジキャップを準備した。このヒンジキャップを用いて、注出流路表面の表面形状測定、ならびに水の転落角測定を行った。結果を表1に示す。
2.容器の作製
実施例1と同様の手順で内容量500g、重量20gの4種6層の多層容器を作製した。
この容器の胴部厚み、ならびに層構成は以下の通りである。
胴部厚み:475μm
最外層:70μm
接着材層:15μm
ガスバリア層:20μm
接着材層:10μm
第2内層:280μm
最内層:80μm
3.サックバック性測定、ならびに粘稠性内容物の液だれ性試験
1で準備したキャップを2で準備した容器に装着し、上述のサックバック性評価を行った。本包装容器は押圧停止と同時に変形部が速やかに弾性復帰し、サックバック性を有していた。サックバック性試験後、上述の粘稠性内容物の液だれ性試験を行った。結果をまとめて表1に示す。本包装容器では、使用時の液切れ性が悪く、液だれが発生した。また、容器胴部への押圧停止とともに容器胴部がサックバックした際、注出流路内に閉じ込められた内容物が容器内部へ完全には引き込まれず、注出口付近に内容物が付着残存した。繰り返し使用するに従って、液切れがさらに悪くなり、液だれが顕著に発生した。
<比較例3>
1.ヒンジキャップの準備
比較例2と同様に、注出流路に非付着性処理を施さないポリプロピレン製ヒンジキャップを準備した。このヒンジキャップを用いて水の転落角測定を行った。結果を表1に示す。
2.容器の作製
比較例1と同様の手順で、内容量500g、重量18gの4種6層の多層容器を作製した。
この容器の胴部厚み、ならびに層構成は以下の通りである。
胴部厚み:345μm
最外層:30μm
接着材層:10μm
ガスバリア層:15μm
接着材層:10μm
第2内層:200μm
最内層:80μm
3.サックバック性測定、ならびに粘稠性内容物の液だれ性試験
1で準備したキャップを2で準備した容器に装着し、上述のサックバック性評価を行った。本包装容器は押圧停止と同時に変形部が速やかに弾性復帰せず、サックバック性を有さなかった。サックバック性試験後、上述の粘稠性内容物の液だれ性試験を行った。結果をまとめて表1に示す。本包装容器では、使用時の液切れ性が悪く、液だれが発生した。さらに、容器胴部への押圧停止時、容器胴部がサックバックせず、注出流路内に閉じ込められた内容物が容器内部へ引き込まれなかった。繰り返し使用するに従って、液切れがさらに悪くなり、液だれが顕著に発生した。
Figure 2015063315
表中、「−」は実施無しを示す。
表1より、注出流路に非付着性処理を行い、さらにサックバック性を有する容器を用いた実施例1では、液だれ性試験の結果より、全く外面側に液だれせず付着量が0gであり、液切れ性および液だれ性が格段に改善出来ていることが分かる。一方、注出流路に非付着性処理を行い、サックバック性を有さない容器を用いた比較例1では、液切れ性が向上されているものの、外面側への付着量が0.13gと完全には液だれを防止出来ていないことが分かる。また、注出流路に非付着性処理を行わずに、サックバック性を有する容器を用いた比較例2では、外面側への付着量が0.82gと液だれが顕著に発生した。また、注出流路に非付着性処理を行わずに、サックバック性を有さない容器を用いた比較例3では、外面への付着量が0.62gと液だれが顕著に発生した。
以上より、粘稠な内容物を収納した包装容器においては、サックバック性のみでは液だれ性は防止出来ず(比較例2)、注出流路への非付着性処理のみでも液だれは完全には防止出来ないが(比較例1)、注出流路への非付着性処理と容器へのサックバック性付与を組み合わせることで、完全に液だれを防止出来ることが明らかになった。
1:容器本体
3:キャップ
5:キャップ本体
7:オーバーキャップ
9:注出用管
20:無機微粒子
30:包装容器

Claims (8)

  1. サックバック性を有し且つ粘稠な内容物が収容される包装容器であって、
    該内容物を排出する際に該内容物が流れる注出流路は、排出される内容物によって閉じられる狭い流路空間を有していると共に、該注出流路の表面には、非付着性処理がされていることを特徴とする包装容器。
  2. 前記非付着性処理がされている注出流路表面は、原子間力顕微鏡により10μmx10μmの範囲を走査して得られる表面形状プロファイルにおいて、下記式(1):
    r=S/S (1)
    式中、
    Sは表面形状プロファイルから得られる表面積であり、
    は走査範囲面積(100μm)、
    で表される比表面積rが1.10乃至2.00の範囲にある請求項1記載の包装容器。
  3. 前記非付着性処理がされている注出流路表面は、該表面に純水20μLを滴下したとき、この純水が滑落する該表面の角度として定義される転落角が5°以下である、請求項1に記載の包装容器。
  4. 前記非付着性処理がされている注出流路表面には、疎水性無機微粒子が分布している、請求項3に記載の包装容器。
  5. 前記疎水性無機微粒子が、シリカ微粒子表面に疎水性官能基が導入されたものである、請求項4に記載の包装容器。
  6. 容器本体と、容器本体口部に装着された注出具とを有しており、該注出具に前記注出流路が形成されている請求項1〜5の何れかに記載の包装容器。
  7. 前記注出具がキャップである請求項6に記載の包装容器。
  8. 前記粘稠な内容物が、100mPa・s以上の粘度(25℃)を有している請求項1〜7の何れかに記載の包装容器。
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