JP2015063016A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘着剤転写部を備え、ラベルに対する粘着剤の付け方を全面又は上下左右の一部のみに選択できると共に、粘着剤の付与された領域を印刷面側から容易に把握できる印刷装置を提供する。
【解決手段】テープ紙11のロールと排出口の間に、カートリッジの粘着剤を転写する転写部と、印刷部と、裁断部が配置されている。粘着剤の全面転写の場合は転写部で粘着剤を裏面に転写しながら、印刷部で表記すべき印刷データ「ABCDE」と粘着剤の全面転写領域に対応した領域に粘着剤塗布位置把握用の星印とを合成印刷し、裁断部で後端37−2を裁断する。左端や右端、上端や下端のみ転写の場合は、粘着剤を範囲fだけ転写したのち範囲fに対応した表面に星印40aや丸40bや山型40cをさりげなく印字する。右端のみ転写では180°、上端のみ転写では270°、下端のみ転写では90°それぞれ印刷データ「ABCDE」を回転して印刷する。
【選択図】図6

Description

本発明は、印刷装置に関わり、より詳しくは、作成されるラベルに対する粘着剤の付け方を全面又は上下左右の一部のみ等自在に選択できる粘着剤付加機能付きの印刷装置に関する。
従来、表面に印刷を施された被印刷媒体の裏面に粘着剤を付加された印刷物が知られている。このような被印刷媒体の母体には通常ロール状のものが多く、この場合、粘着剤の付加された面に剥離紙を備えたものと、剥離紙無しのものとがある。いずれにしても、粘着剤は被印刷媒体の裏面全面に塗布されている。
これに対して、粘着剤を予め全面塗布した高価な専用紙に代えて廉価な普通紙を用いることができるものとして、印刷装置本体の記録紙排出口の下流側つまり装置外部に、粘着剤転写装置を備えるようにした技術が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
この技術では、印刷済みの記録紙をカッタで切断後に粘着剤を塗布する方法として、粘着剤テープに記録紙を圧接する圧接状態と、圧接しない非圧接状態とを交互に形成するようにしている。
そして、圧接動作の間に転写位置で記録紙を搬送するか、非圧接動作のとき切断済みの記録紙を手で引っ張って取り出すかをユーザに選択させている。そして、手で引っ張って取り出した場合には、記録紙の印刷済み部分が転写位置を通過する際に粘着剤を転写している。
特開2011−235595号公報
ところで、特許文献1に記載の技術では、高価な専用紙に代えて安価な普通紙を使うことができるというだけで、粘着剤が記録済みの印刷物の裏面全面に塗布されるということにおいては従来と何ら変わるところがない。
ところが、ユーザとしては、印刷する目的に応じて、粘着剤を付ける又は付けない、また、粘着剤を付ける場合にしても、全面的につける又は部分的に付ける、というように粘着剤の付け方に変化を持たせたいという欲求がある。そこで、粘着剤の転写領域(あるいは転写位置)を自在に転写できるように粘着剤転写装置を備えるように構成することが考えられる。
しかし、そのように構成できたにしても、粘着剤が塗布されているのは印字面に対して裏面であり、裏面のどの領域(あるいは位置)に塗布されているのか一見して判りづらい。そうすると、ユーザとしては、例えば作成されるラベルを被貼付箇所に貼り付ける際に、裏面の粘着剤が塗布されている部分を確認するという煩わしさが伴うという問題点がある。
これに対して、特許文献1に記載の技術では、外付けの粘着剤転写装置を備えるものであって、粘着剤の付け方においてもユーザによる選択の余地がないばかりか、粘着剤の塗布位置を把握するという上記技術思想が全く存在しない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、粘着剤転写部を装置本体内に備え作成されるラベルに対する粘着剤の付け方を全面又は上下左右の一部のみ等に自在に選択できると共に、粘着剤が付与された位置を印刷面側から容易に把握できる粘着剤付加機能付きの印刷装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の印刷装置は、長尺状の被印刷部材を搬送する搬送機構と、前記被印刷部材の第1面に印刷を行う印刷機構と、装置本体に着脱自在に装着されるカートリッジに収容された粘着剤を有する転写部材を搬送しつつ前記搬送される前記被印刷部材と選択的に接触して前記被印刷部材の前記第1面とは反対側の第2面に前記粘着剤を転写する転写機構と、前記転写機構による前記第2面への前記粘着剤の転写と非転写を制御する転写制御部と、前記被印刷部材の第1面に表記すべき印刷情報に基づいて前記印刷機構による印刷を制御すると共に、前記第2面へ転写される前記粘着剤の転写領域を前記第1面側から把握可能に、前記第1面に対応情報として印刷すべく前記印刷機構による印刷を制御する印刷制御部と、を備えて構成される。
本発明は、粘着剤転写部を装置本体内に備え作成されるラベルに対する粘着剤の付け方を全面又は上下左右の一部のみと自在に選択できると共に、粘着剤が付与された位置を印刷面側から容易に把握できる粘着剤付加機能付きの印刷装置を提供することができる。
本発明の実施例1に係る粘着剤付加機能付き印刷装置の外観斜視図、(b)はこの粘着剤付加機能付き印刷装置に装着されるロール状テープ紙を示す図である。 実施例1に係る粘着剤付加機能付き印刷装置の上蓋を上後方に回動させて開いた状態を示す斜視図である。 実施例1に係る粘着剤付加機能付き印刷装置の側断面図を、プラテンローラと被印刷部材との間に着脱自在に装着されるカートリッジの内部構成と共に示す図である。 実施例1に係る粘着剤付加機能付き印刷装置から外部に取り出したカートリッジのみを示す斜視図である。 実施例1に係る粘着剤付加機能付き印刷装置の制御装置を含む回路ブロック図である。 (a)〜(e)は貼付方法指定部により指定される貼付(粘着剤の転写)方法の選択肢である、全面、左端、右端、上端、下端、の指定に応じてテープ紙から作成される各ラベルの印字態様と粘着剤の転写態様を示す図である。 実施例1に係る粘着剤付加機能付き印刷装置におけるラベル作成時の印字処理と粘着剤転写処理の方法を説明するフローチャートである。 実施例1に係る粘着剤付加機能付き印刷装置におけるラベル作成時の印刷処理立ち上がり時点のテープ紙と押圧転写ローラ、サーマルヘッド、テープカッタとの位置関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明おいて、上記の搬送機構は例えばプラテンローラ15、サーマルヘッド18等から成り、上記の印刷機構は例えばプラテンローラ15、サーマルヘッド18等から成る。
また、上記の転写部材は例えば粘着剤テープ21からなり、上記の転写機構は例えば粘着剤テープ21、転写ローラ17、押圧転写ローラ19等からなり、上記の転写制御部は例えば制御装置25の貼付方法指定部32、プリンタ制御部34等からなり、上記の印刷制御部は例えば制御装置25の印刷指示部33、プリンタ制御部34等からなり、上記の裁断部は例えばテープカッタ6等からなる。また、以下の説明において、印字と印刷は同義に用いている。
[実施例1]
図1(a)は、本発明の実施例1に係る粘着剤付加機能付き印刷装置の外観斜視図であり、同図(b)はこの粘着剤付加機能付き印刷装置に装着されるロール状の感熱テープ紙を示す図である。
図1(a)に示すように粘着剤付加機能付き印刷装置(以下、装置本体ともいう)1は、ほぼ直方体の形状をなし、その外周面の下部近傍に飾り溝2を形成された本体筐体3と、本体筐体3の上部の開口部に配設された開閉自在な上蓋4を備えている。
本体筐体3の前面上部と上蓋4の前部はそれぞれ一部が切り欠かれた形状で、これら2つの切り欠き部を合わせて印刷済みテープの排出口5が形成されている。排出口5より内部近傍には、上に印刷済みテープを裁断するテープカッタ6が配置され、下方の下流側に裁断されたテープを排出口5から排出する排出ローラ7が配置されている。
また、本体筐体3の側面には、飾り溝2の下方に電源プラグ用のプラグジャック8が形成され、本体筐体3の前面には飾り溝2と同一位置に外部のホスト機器の信号線USB(universal serial bus)端子と接続するUSBジャック9が形成されている。
図1(b)に示す長尺の印刷媒体10は、長尺のテープ状に裁断されロール状に巻回された感熱テープ紙(以下、単にテープ紙という)11と、このテープ紙11のロール状の中心部に挿入されてテープ紙11を直接保持するリール12とリール12を回転自在に支持するリール支持軸13からなるロール保持部14とで構成されている。
図2は、粘着剤付加機能付き印刷装置1の上蓋4を上後方に回動させて開いた状態を示す斜視図である。なお、図2には図1(a),(b)に示した構成と同一の構成部分には図1(a),(b)と同一の番号を付与して示している。
図2に示すように、粘着剤付加機能付き印刷装置1の本体筐体3の内部には、図1(a),(b)に示した排出ローラ7と被印刷部材10のロール状のテープ紙11の他に、プラテンローラ15が配設されている。そして、プラテンローラ15と被印刷部材10との間に、詳しくは後述する転写部材を内蔵したカートリッジ16が配置されている。図2には、カートリッジ16の転写ローラ17が僅かに見えている。
また、図2に示すように、粘着剤付加機能付き印刷装置1の上蓋4の裏面には、図1に示したテープカッタ6の他に、サーマルヘッド18と、カートリッジ16の転写ローラ17と協働してテープ紙11に粘着剤を転写する押圧転写ローラ19が配置されている。
図3は、粘着剤付加機能付き印刷装置1の側断面図であり、プラテンローラ15と被印刷部材10との間に着脱自在に装着されるカートリッジ16の内部構成も示している。なお、図3には、図1(a),(b)及び図2と同一の構成部分には図1(a),(b)及び図2と同一の番号を付与して示している。
図3において、サーマルヘッド18は、先端部に発熱素子アレイからなる印刷部を備えており、支持軸を支点にして上下に回動し、印刷時には図3に示すように、プラテンローラ15にテープ紙11を介して圧接してテープ紙11に印刷を実行し、非印刷時にはプラテンローラ15から上方に離隔する。
上記の印刷時において、プラテンローラ15は、搬送ローラの一つを構成している。また、プラテンローラ15と被印刷部材10との間において、被印刷部材10からプラテンローラ15まで延び出すテープ紙11の下方にカートリッジ16が装着されている。
カートリッジ16には、図2に示した転写ローラ17の他に、転写部材としての粘着テープ21と、粘着テープ21を送り出す送りローラ22と、粘着テープ21を巻き取る巻取りローラ23が収容されている。粘着テープ21は、テープ状の台紙の一面に粘着剤を塗布されている。
粘着剤付加機能付き印刷装置1の上蓋4の内面には、転写ローラ17と対向する位置に、転写ローラ17と対をなす装置本体側の押圧転写ローラ19が配設され、これら一対の転写ローラによって粘着剤転写機構の転写部が構成されている。
上記の粘着テープ21は、一対の転写ローラの一方のローラである転写ローラ17に粘着剤を塗布されない面を接するようにして、送りローラ22と巻取りローラ23間に巻回されている。
装置本体側の押圧転写ローラ19は、不図示のギア列によって上下方向に回動し、カートリッジ16側の転写ローラ17にテープ紙11及び粘着テープ21を介して接離する。
押圧転写ローラ19が転写ローラ17に接する方向に移動したときは、押圧転写ローラ19と転写ローラ17が一対となって協働してテープ紙11及び粘着テープ21を挟持し、続いてテープ紙11の非印刷面つまり裏面に粘着剤の転写が開始される。
このとき、粘着テープ21は矢印aで示すように送りローラ22から送り出されて押圧転写ローラ19と転写ローラ17によりテープ紙11と粘着テープ21を介して挟持される。テープ紙11の裏面に接する粘着テープ21の面には粘着剤が塗布されており、この粘着剤がテープ紙11の裏面に転写される。
粘着剤をテープ紙11の裏面に転写されて使用済みとなった粘着テープ21は、矢印bで示すように巻取りローラ23に巻き取られる。以下、押圧転写ローラ19が、転写ローラ17に接する方向に移動することを「押圧転写ローラダウン」といい、転写ローラ17から離隔する方向に移動することを「押圧転写ローラアップ」ということにする。
図4は、上記のカートリッジ16のみを外部に取り出して示す斜視図である。なお、図4には、図3に示した構成と同一の構成部分には図3と同一の番号を付与して示している。図4に示すように、転写ローラ17の前後には、粘着テープ21を案内するガイドローラ24が配置されている。なお、カートリッジ16は、塗布された粘着剤の粘着力が異なる複数の粘着テープ21に対応して複数備えられている。
図5は、実施例1に係る上記の粘着剤付加機能付き印刷装置1の制御装置を含む回路ブロック図である。図5に示すように、制御装置25は、CPU(central processing unit)26と、このCPU26に接続されたROM(read only memory)27、RAM(Random Access Memory)28、キー入力部29、表示制御部31、貼付方法指定部32、印刷指示部33、プリンタ制御部34を備えている。
ROM27は、CPU26が各部を制御するためのプログラムを格納している他に、文字、記号、絵文字等のデータや各種のサイズ情報などのテーブルを格納している。また、詳細は後述するが、粘着剤塗布位置把握用のデザインデータが予め格納されている。RAM28は、CPU26の演算途中のデータ、表示部35に出力するデータ、プリンタ制御部34に出力するデータ等を一時的に記憶する。
CPU26は、ROM27に格納されている制御プログラムに基づいて各演算処理を行いながら上記の各部を制御する。キー入力部29は、USBジャック9に接続されたデータ入力ポートであり、外部のホスト機器から入力される印刷データをRAM28に一時的に格納する。
また、CPU26は、貼付方法指定部32から入力される貼付方法の指定に基づいて、RAM28に一時的に格納した印刷データを読み出し、回転、拡大、縮小等の編集を施して、その編集した印刷データをRAM28に再格納する。同時に、表記すべき印刷データとは別に、本願発明の特徴である粘着剤塗布位置把握用デザイン40の画像データ(例えば、40a〜40c)をROM27から呼び出しRAM28に再格納する。なお、粘着剤塗布位置把握用のデザインデータとしては、ユーザによって印刷の都度適宜入力・選択可能に構成しても良い。
表示制御部31は、LCD(liquid crystal display)から成る表示部35を備えている。表示部35は、表示制御部31の制御のもとに、入力された文字や、編集された印刷データを表示したり、絵文字や記号などの選択マークの表示を行う。
貼付方法指定部32は、貼付方法の指定において、全面、左端、右端、上端、下端、の5種類の粘着剤の転写方法のいずれか1つを指定する。また、上述の粘着剤塗布位置把握用デザイン40をユーザの指示若しくは自動的に選択指定する。印刷指示部33は、印刷開始と印刷終了をプリンタ制御部34に指示する。プリンタ制御部34には、サーマルヘッド18やプラテンローラ15から成るプリンタ部36が接続されている。
プリンタ制御部34は、貼付方法指定部32で指定された指示に従って押圧転写ローラ19の上下動を制御すると共に、RAM28の印刷バッファ領域に格納されている印刷データをプリンタ部36へ出力する。
図6(a)〜(e)は、貼付方法指定部32により指定される貼付指定(表面から透視的に見た粘着剤の転写位置の指定)方法である、全面、左端、右端、上端、下端、の指定に応じて、それぞれテープ紙11から作成されるラベル37(37a、37b、37c、37d、37e)の印字態様と粘着剤の転写態様を示す図である。
なお、図6(a)〜(e)には、粘着剤38の転写状態を分かりやすく、ラベル37の表面から透視的に示している。また、全面指定以外の粘着剤38の転写態様は、左端、右端、上端、下端いずれの指定の場合も、矢印cで示すテープ紙11の搬送方向に同一で一定の範囲fだけ転写される。そして、粘着剤38の転写領域に対応して、粘着剤塗布位置把握用デザイン40の画像データ40a〜40cが表面に印刷される。
図6(a)は粘着剤の転写が全面指定で作成されたラベル37aの例を示し、図6(b)は左端指定で作成されたラベル37bの例を示し、図6(c)は右端指定で作成されたラベル37cの例を示し、図6(d)は上端指定で作成されたラベル37dの例を示し、図6(e)は下端指定で作成されたラベル37eの例を示している。
上記のラベル37は、いずれも前端部37−1より先は切断された状態で、後端部37−2は、まだ切断されていない状態を示している。次に、上記の全面、左端、右端、上端、下端、の指定に応じて行われる制御装置25のCPU26による印字処理と粘着剤転写処理の処理動作について説明する。
図7は、上記構成の粘着剤付加機能付き印刷装置1におけるラベル作成時の印字処理と粘着剤転写処理の方法を説明するフローチャートである。処理が開始されると、先ず、データの入力を受け付ける(ステップS1)。
この処理では、ユーザにより、キー入力部29から入力される印刷用の文字データ(本例では文字「ABCDE」)や修飾データ(本例では「太字」)の指定を含む印刷データを表示部35に表示して、ユーザに確認させながら印刷データを受け付ける。
次に、貼付方法の指定を受け付ける(ステップS2)。この処理では、貼付方法指定部32により、表示部35に、図6(a)〜(e)に近似の選択入力画面が表示される。ユーザは、貼りたい形態(粘着剤の転写位置)を、選択入力画面で任意に選択して指定することができる。貼付方法が指定されると、CPU26は、粘着剤塗布位置把握用デザイン40から適宜のデザイン40a〜40cを自動的に選択して、粘着剤塗布位置把握用の印刷データを作成し、RAM28に記憶する(ステップS3)。
具体的には、例えば、図6(a)のような粘着剤の転写が全面指定の場合には、図示されるように例えばテープ紙11の幅方向上下に星印40aを複数印字すべく印刷データを作成する。なお、星印40aの複数印字は幅方向の上下の一端側のみであっても良く、要は、粘着剤の転写が全面であることをユーザが把握できる印刷形態であれば良い。また、この印刷はそもそも表記用の印刷データではないので、目障りにならない程度に印字濃度を薄くするようにするのが好ましい。
一方、図6(b)〜図6(e)に示すように粘着剤の転写が部分指定の場合には、転写範囲fに対応した部分に複数の星印40a、丸40bや山型40c等のデザインの印字列となる粘着剤塗布位置把握用の印刷データを作成する。
なお、粘着剤塗布位置把握用デザイン40は、粘着剤の転写位置に対応して予めROM27に記憶したものを自動的に呼び出して印刷データとしているが、ユーザーの好みに応じて選択入力できるようにしても良いし、ユーザーが作成・登録を行うようにすることもできる。
印刷データの入力と、貼付方法の指定が確定したところで、印刷指示部33により、ユーザからの印刷指示を受ける(ステップS4)。印刷指示を受けると、CPU26は、ステップS1で入力された表記用印刷データとステップS3で入力された粘着剤塗布位置把握用の印刷データと合成した形でRAM28の所定のビップマップ領域に展開する(ステップS5)。
続いて、CPU26は、押圧転写ローラダウンを行い(ステップS6)、テープ紙11に粘着剤を所定の範囲fまで転写したところでテープ紙11の搬送を停止させ(ステップS7)、押圧転写ローラアップを行う(ステップS8)。
図8は、上記ステップS6〜S8の印刷処理立ち上がり時点のテープ紙11と、押圧転写ローラ19、サーマルヘッド18、テープカッタ6との位置関係を示す図である。図8は上記のようにテープ紙11に粘着剤38を所定の範囲fまで転写して搬送を停止させ、押圧転写ローラ19をアップさせたときのテープ紙11の状態を示している。
上記の粘着剤38を転写する所定の範囲fとは、図6(b)〜(e)に示したラベル37b〜37eにおけるテープ紙11の搬送方向前端部の粘着剤38の転写範囲fのことである。図8に示すように、押圧転写ローラ19は、転写範囲fの後端部に位置している。
これにより、粘着剤転写の全面が指定されたときは押圧転写ローラダウンの状態で転写範囲fに連続して粘着剤38の転写を続行することができる。また、粘着剤転写の左端、右端、上端、下端のいずれかが指定されたときは押圧転写ローラアップのまま印刷を行えばよい。
また、図8では、テープ紙11の先端は、転写範囲fだけ搬送されているため、転写範囲fに対応する長さだけ、テープカッタ6の位置から外に突き出している。この先端から転写範囲fの前端(ラベル37の先端37−1)までの長さ11−1は、初期の余剰部分であり、転写範囲fの前端がテープカッタ6の位置にきたとき切断されて除去される。
図7に戻り、ステップS6〜S8の印刷処理立ち上がりに続いて、CPU26は、「全面糊」つまり粘着剤の全面転写が指定されているか否かを判別する(ステップS9)。そして、全面糊が指定されていれば(ステップS9の判別がYes)、CPU26は、押圧転写ローラダウンを行う(ステップS10)。これで粘着剤全面転写の態勢となる。
続いて、CPU26は、印刷データの印刷を開始し、テープ紙11を所定の位置まで搬送したところで印刷及び搬送を一時停止する(ステップS11)。
この一時停止は、図8に示すテープ紙11の初期の余剰分11−1の後端、つまり印刷処理立ち上がり時点における粘着剤の初期転写範囲fの前端、つまり図6(a)のラベル37aとなるべき部分の先端37−1)が、テープカッタ6の位置に来た時点である。
続いて、CPU26は、テープカッタ6を作動させてテープ紙11の先端をカットする(ステップS12)。これにより、図8に示したテープ紙11の初期の余剰分11−1が切断されて除去される。
続いて、CPU26は、上記の一時停止で印刷が保留されていた残りの印刷データの印刷を行う(ステップS13)。これにより、文字「ABCDE」と複数の星印40aからなる粘着剤塗布位置把握用のデザインの印刷が完了する。ここで、CPU26は、押圧転写ローラアップを行う(ステップS14)。
最後に、CPU26は、テープ紙11を所定の位置まで搬送して(ステップS15)、搬送を停止する(ステップS16)。この停止タイミングは、図6に示す文字「ABCDE」と複数の星印40aからなる粘着剤塗布位置把握用のデザインの印刷が完了したラベル37aの後端37−2が、テープカッタ6の位置に来た時点である。
そして、CPU26は、テープカッタ6を作動させて、ラベル37aの後端37−2をカットする(ステップS17)。これにより、図6に示したラベル37aがテープ紙11から切り離されて、排出口5から排出される。
その結果、ユーザは、排出されたラベル37aの表面(印字面)には複数の星印40aが表記印字方向に沿って長く印字されていることにより、このラベル37aの裏面全体に糊が転写されたラベルであることを知ることが出来る。
また、上記ステップS9の判別で、粘着剤の転写指定が「全面糊」でないときは(ステップS9の判別がNo)、続いてCPU26は、粘着剤の転写指定が「部分糊左端」つまり図6(b)のラベル37bの状態が指定されているか否か判別する(ステップS18)。
そして、部分糊左端が指定されていれば(ステップS18の判別がYes)、CPU26は、印刷データ(表記用印刷データ+粘着剤塗布位置把握用印刷データ)の印刷を開始し、テープ紙11を所定の位置まで搬送したところで印刷及び搬送を一時停止する(ステップS21)。
この一時停止は、図8に示すテープ紙11の初期の余剰分11−1の後端(粘着剤の初期転写範囲fの前端)、つまり図6(b)のラベル37bとなるべき部分の先端37−1)が、テープカッタ6の位置に来た時点である。
続いて、CPU26は、テープカッタ6を作動させてテープ紙11の先端をカットする(ステップS22)。これにより、図8に示したテープ紙11の初期の余剰分11−1が切断されて除去される。
続いて、CPU26は、上記の一時停止で印刷が保留されていた残りの印刷データの印刷を行う(ステップS23)。これにより、文字「ABCDE」の先端部分に、星印40aの列が印字されると共に、転写範囲fの粘着剤転写部を有するラベル37bの印刷が完了する。
この場合も最後に、CPU26は、ステップS15、S16、S17の処理を行う。これにより、図6(b)に示した文字「ABCDE」の印刷が完了したラベル37bの後端37−2が、テープカッタ6により切断されてテープ紙11から切り離されて、ラベル37bが排出口5から排出される。
この場合、排出されたラベル37bの表面(印字面)には、複数の星印40aが表記印字の先端のみの幅方向に沿って印字されていることにより、ユーザは、このラベル37bの文字「ABCDE」の左側先端に糊が部分転写されたラベルであることを知ることが出来る。これにより、ラベル37bを適宜被貼着位置へ容易に貼着することが出来る。
また、上記ステップS18の判別で、粘着剤の転写指定が「部分糊左端」でないときは(ステップS18の判別がNo)、続いてCPU26は、粘着剤の転写指定が「部分糊右端」つまり図6(c)のラベル37cの状態が指定されているか否か判別する(ステップS19)。
そして、部分糊右端が指定されていれば(ステップS19の判別がYes)、CPU26は、RAM28に展開されている印刷データを180°回転させる(ステップS20)。これにより、印刷データの文字「ABCDE」は、図6(c)に示すように、上下逆になり且つ送り方向が「E」から「A」となって、プリンタ制御部34に出力される。なお、星印40aについては、粘着剤塗布位置把握用のためなので、印刷データを回転させても回転させなくても良い。
これに続いて、CPU26は、前述したステップS21、S22,S23の処理を行う。これにより、「EDCBA」の文字が逆さになった印刷が開始され、所定の位置で印刷及び搬送が一時停止され、テープ紙11の初期の余剰分11−1が切除され、印刷が再開され、「EDCBA」の逆さ文字の先端、つまり逆さ「E」の印刷端部に転写範囲fの粘着剤転写部を有するラベル37cの印刷が完了する。また、逆さ「E」の印刷端部には複数の星印40aが同時に印刷されている。
この場合も最後に、CPU26は、ステップS15、S16、S17の処理を行う。これにより、図6(c)に示した「EDCBA」の逆さ文字の印刷と、「E」の位置に星印40aの印刷が完了したラベル37cの後端37−2(実際に切り離してラベル37cとなったときの右端)が、テープカッタ6により切断されてテープ紙11から切り離されて、ラベル37cが排出口5から排出される。
この部分糊右端指定の印刷では、排出されたラベル37cの表面(印字面)には文字「ABCDE」と「E」の位置に星印40cが印刷されることになるので、ユーザは、今度は、このラベル37aの文字「ABCDE」の右側先端に糊が部分転写されたラベルであることを知ることが出来る。従って、この場合もラベル37aを適宜被貼着位置へ容易に貼着することが出来る。
また、上記ステップS19の判別で、部分糊右端が指定されていないときは(ステップS19の判別がNo)、CPU26は、粘着剤の転写位置がラベルの上端又は下端に指定されている、つまり図6(d)又は図6(e)の状態が指定されていると判別する。
この場合は、CPU26は、先ず印刷文字の変倍処理を行う(ステップS24)。この処理では、CPU26は、RAM28に展開されている印刷データ「ABCDE」の横幅がテープ紙11の横幅に合うように「ABCDE」の文字を数分の1に変倍する。なお、この例では、粘着剤塗布位置把握用の印刷データとしては、特に変倍していない丸40bのデザインの印字列としているが、「ABCDE」の文字と同様に変倍処理しても良い。
次に、CPU26は、粘着剤の転写指定が「部分糊上端」つまり図6(d)のラベル37dの状態が指定されているか否か判別する(ステップS25)。
そして、部分糊上端が指定されていれば(ステップS25の判別がYes)、CPU26は、RAM28に数分の1に変倍されて展開されている印刷データを270°回転させる(ステップS26)。これにより、横幅がテープ紙11の横幅に合うように数分の1に変倍されている「ABCDE」の文字が、図6(d)に示すように、テープ紙11の幅方向に並ぶ画像となって、プリンタ制御部34に出力される。同時に、テープ紙11の排出方向先端に粘着剤塗布位置把握用の印刷データである例えば丸40bがプリンタ制御部34に出力される。
これに続いて、CPU26は、前述したステップS21、S22,S23の処理を行う。これにより、数分の1に変倍され、横一列になった「ABCDE」の文字と丸40bの印刷が開始され、所定の位置で印刷及び搬送が一時停止され、テープ紙11の初期の余剰分11−1が切除され、印刷が再開され、横一列の「ABCDE」の文字の上方部分に丸40bが印刷され、転写範囲fの粘着剤転写部を有するラベル37dの印刷が完了する。
この場合も最後に、CPU26は、ステップS15、S16、S17の処理を行う。これにより、図6(d)に示した数分の1に変倍され横一列になった「ABCDE」の文字の印刷が完了したラベル37dの後端37−2が、テープカッタ6により切断されてテープ紙11から切り離されて、ラベル37dが排出口5から排出される。
排出されたラベル37dには、文字「ABCDE」の上部に丸40bが印刷されていることから、このラベル37dが部分糊上端指定のラベルであることをユーザは容易に把握することが出来て便利である。
また、上記ステップS25の判別で、粘着剤の転写指定が「部分糊上端」でないときは(ステップS25の判別がNo)、粘着剤の転写指定が全面、左端、右端、上端でもない場合であるので、粘着剤の転写指定は「部分糊下端」であると判別する。
この場合は、CPU26は、RAM28に数分の1に変倍されて展開されている印刷データを90°回転させる(ステップS27)。これにより、横幅がテープ紙11の横幅に合うように数分の1に変倍されている「ABCDE」の文字列が、図6(e)に示すように、テープ紙11の幅方向に逆さに並ぶ画像となって、プリンタ制御部34に出力される。一方、この場合も上記の「部分糊上端」と同様に、テープ紙11の排出方向先端に粘着剤塗布位置把握用の印刷データである例えば山型40cが変倍されずに、あるいは所定の倍率に変倍されてプリンタ制御部34に出力される。
これに続いて、CPU26は、前述したステップS21、S22,S23の処理を行う。これにより、数分の1に変倍され、逆さになって横一列の「ABCDE」の文字の印刷が開始され、所定の位置で印刷及び搬送が一時停止され、テープ紙11の初期の余剰分11−1が切除され、印刷が再開され、逆さ横一列の「ABCDE」の文字の下方部分に山型40cが印刷され、転写範囲fの粘着剤転写部を有するラベル37eの印刷が完了する。
この場合も最後に、CPU26は、ステップS15、S16、S17の処理を行う。これにより、図6(e)に示した数分の1に変倍され逆さ横一列になった「ABCDE」の文字の印刷が完了したラベル37eの後端37−2(実際に切り離された状態のラベル37eの下端)が、テープカッタ6により切断されてテープ紙11から切り離されて、ラベル37eが排出口5から排出される。
従って、排出されたラベル37eには文字「ABCDE」の下部に山型40cが印刷されていることになるから、このラベル37eが部分糊下端指定のラベルであることをユーザは容易に把握することが出来て便利である。
このように、本例の粘着剤付加機能付き印刷装置1によれば、粘着剤転写部を装置本体内に備え作成されるラベルに対する粘着剤の付け方を全面又は上下左右の一部のみ等に自在に選択できると共に、粘着剤が付与された位置を印刷面側から容易に把握できて便利な
粘着剤付加機能付きの印刷装置を提供することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
長尺状の被印刷部材を搬送する搬送機構と、
前記被印刷部材の第1面に印刷を行う印刷機構と、
装置本体に着脱自在に装着されるカートリッジに収容された粘着剤を有する転写部材を搬送しつつ前記搬送される前記被印刷部材と選択的に接触して前記被印刷部材の前記第1面とは反対側の第2面に前記粘着剤を転写する転写機構と、
前記転写機構による前記第2面への前記粘着剤の転写と非転写を制御する転写制御部と、
前記被印刷部材の第1面に表記すべき印刷情報に基づいて前記印刷機構による印刷を制御すると共に、前記第2面へ転写される前記粘着剤の転写領域を前記第1面側から把握可能に、前記第1面に対応情報として印刷すべく前記印刷機構による印刷を制御する印刷制御部と
を備えることを特徴とする印刷装置。
[付記2]
前記第1面の対応情報は、前記第2面へ転写される前記粘着剤の転写領域と反対側の略同領域に形成される画像情報である、ことを特徴とする付記1記載の印刷装置。
[付記3]
前記転写機構及び前記印刷機構よりも前記被印刷部材の搬送方向下流に位置して前記被印刷部材を裁断する裁断部を備える、ことを特徴とする付記1又は2記載の印刷装置。
[付記4]
前記印刷機構は、プラテンローラとサーマルヘッドであり、前記プラテンローラは前記搬送機構の搬送ローラの一つを構成する、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれかに記載の印刷装置。
[付記5]
前記転写機構は、前記被印刷部材と前記転写部材とを挟持して搬送可能で且つ前記被印刷部材と前記転写部材とを介して接離する一対の転写ローラを含み、該一対の転写ローラは前記装置本体側の押圧転写ローラと前記装置本体に着脱自在に装着される前記カートリッジの転写ローラで構成される、
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の印刷装置。
[付記6]
前記転写部材は、
テープ状の台紙の一面に粘着剤を塗布され、
前記一対の転写ローラの一方の転写ローラに前記粘着剤を塗布されない面を接するよう送りローラと巻取りローラ間に巻回され、
前記一対の転写ローラの前記一方の転写ローラ、前記送りローラ、前記巻取りローラと共に前記カートリッジに収容されている、
ことを特徴とする付記1乃至5のいずれかに記載の印刷装置。
[付記7]
前記被印刷部材は感熱テープである、ことを特徴とする付記6記載の印刷装置。
本発明は、粘着剤転写部を装置本体内に備え、粘着剤の付け方を全面又は上下左右の一部のみ等に選択でき、且つ、粘着剤が付与された位置を印刷面側から容易に把握できる粘着剤付加機能付きの印刷装置に利用することができる。
1 粘着剤付加機能付き印刷装置(装置本体)
2 飾り溝
3 本体筐体
4 上蓋
5 テープの排出口
6 テープカッタ
7 排出ローラ
8 プラグジャック
9 USBジャック
10 被印刷部材
11 感熱テープ紙(テープ紙)
12 リール
13 リール支持軸
14 ロール保持部
15 プラテンローラ
16 カートリッジ
17 転写ローラ
18 サーマルヘッド
19 押圧転写ローラ
21 粘着テープ
22 送りローラ
23 巻取りローラ
24 ガイドローラ
25 制御装置
26 CPU(central processing unit)
27 ROM(read only memory)
28 RAM(Random Access Memory)
29 キー入力部
31 表示制御部
32 貼付方法指定部
33 印刷指示部
34 プリンタ制御部
35 表示部
36 プリンタ部
37 ラベル
37a 粘着剤全面付きラベル
37b 粘着剤左端付きラベル
37c 粘着剤右端付きラベル
37d 粘着剤上端付きラベル
37e 粘着剤下端付きラベル
37−1 先端
37−2 後端
38 転写剤
40 粘着剤塗布位置把握用デザイン
40a 星印
40b 丸
40c 山型

Claims (7)

  1. 長尺状の被印刷部材を搬送する搬送機構と、
    前記被印刷部材の第1面に印刷を行う印刷機構と、
    装置本体に着脱自在に装着されるカートリッジに収容された粘着剤を有する転写部材を搬送しつつ前記搬送される前記被印刷部材と選択的に接触して前記被印刷部材の前記第1面とは反対側の第2面に前記粘着剤を転写する転写機構と、
    前記転写機構による前記第2面への前記粘着剤の転写と非転写を制御する転写制御部と、
    前記被印刷部材の第1面に表記すべき印刷情報に基づいて前記印刷機構による印刷を制御すると共に、前記第2面へ転写される前記粘着剤の転写領域を前記第1面側から把握可能に、前記第1面に対応情報として印刷すべく前記印刷機構による印刷を制御する印刷制御部と
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記第1面の対応情報は、前記第2面へ転写される前記粘着剤の転写領域と反対側の略同領域に形成される画像情報である、ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 前記転写機構及び前記印刷機構よりも前記被印刷部材の搬送方向下流に位置して前記被印刷部材を裁断する裁断部を備える、ことを特徴とする請求項1又は2記載の印刷装置。
  4. 前記印刷機構は、プラテンローラとサーマルヘッドであり、前記プラテンローラは前記搬送機構の搬送ローラの一つを構成する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 前記転写機構は、前記被印刷部材と前記転写部材とを挟持して搬送可能で且つ前記被印刷部材と前記転写部材とを介して接離する一対の転写ローラを含み、該一対の転写ローラは前記装置本体側の押圧転写ローラと前記装置本体に着脱自在に装着される前記カートリッジの転写ローラで構成される、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 前記転写部材は、
    テープ状の台紙の一面に粘着剤を塗布され、
    前記一対の転写ローラの一方の転写ローラに前記粘着剤を塗布されない面を接するよう送りローラと巻取りローラ間に巻回され、
    前記一対の転写ローラの前記一方の転写ローラ、前記送りローラ、前記巻取りローラと共に前記カートリッジに収容されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 前記被印刷部材は感熱テープである、ことを特徴とする請求項6記載の印刷装置。
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