JP2015062234A - 小型固体レーザ素子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】レーザ結晶と波長変換結晶を光学接着剤にて接着してなる小型固体レーザ素子において、レーザのノイズを小さくする。【解決手段】基本波光の波長をλとするとき、前記レーザ結晶と前記光学接着剤の界面にAl2O3のλ/4膜を形成し、前記光学接着剤と前記波長変換結晶の界面にAl2O3のλ/4膜およびSiO2のλ/4膜の対を1対形成した。【効果】基本波光をほとんど反射しない場合に比べてモード間の損失の差が大きくなり、複数のモードの発振に差ができて、レーザのノイズを小さくすることが出来る。また、基本波光に対する界面反射率が光学接着剤の厚さに依存しなくなり、光学接着剤の厚さによる特性のばらつきをなくすことが出来る。【選択図】図1
Description
本発明は、小型固体レーザ素子の製造方法に関し、さらに詳しくは、レーザ結晶と波長変換結晶とを光学接着剤にて一体に接着してなる小型固体レーザ素子において、レーザのノイズを小さくしうる小型固体レーザ素子の製造方法に関する。
従来、レーザ結晶と波長変換結晶とを光学接着剤にて一体に接着すると共に、レーザ結晶の出射端面または波長変換結晶の入射端面に、2次高調波光を反射する反射膜を形成し、2次高調波光がレーザ結晶内を通過しないように構成したレーザ発振装置が知られている(特許文献1参照。)。
また、レーザ結晶と波長変換結晶とを光学接着剤またはオプティカルコンタクトにて一体に接着した光学素子が知られている(特許文献2参照。)。
また、レーザ結晶と波長変換結晶とを光学接着剤またはオプティカルコンタクトにて一体に接着した光学素子が知られている(特許文献2参照。)。
上記従来のレーザ発振装置では、レーザ結晶の出射端面に形成した反射膜における基本波光の透過率が99%以上であり、波長変換結晶の入射端面に形成した反射膜における基本波光の透過率が99%以上であった。すなわち、レーザ結晶の出射端面に形成した反射膜や波長変換結晶の入射端面に形成した反射膜では、基本波光をほとんど反射しないようにしていた。
ところが、基本波光をほとんど反射しない場合、モード間の損失の差が小さくなり、複数のモードが同じように発振し、レーザのノイズが大きくなってしまう問題があった。
ところが、基本波光をほとんど反射しない場合、モード間の損失の差が小さくなり、複数のモードが同じように発振し、レーザのノイズが大きくなってしまう問題があった。
また、上記従来の光学素子では、レーザ結晶と波長変換結晶の屈折率が近接している場合、光学接着剤の光学的膜厚がλ/4の偶数倍の近傍になると接着部での界面反射率が小さくなり、基本波光をほとんど反射せず、モード間の損失の差がなくなり、複数のモードで同じように発振し、レーザのノイズが大きくなる問題点があった。さらに、レーザ結晶の屈折率をn1とし波長変換結晶の屈折率をn2とし、光学接着剤の屈折率が√(n1×n2)に近い場合、光学接着剤の光学的膜厚がλ/4の奇数倍の近傍になると接着部での界面反射率が小さくなり、基本波光をほとんど反射せず、モード間の損失の差がなくなり、複数のモードで同じように発振し、レーザのノイズが大きくなる問題点があった。
そこで、本発明の目的は、レーザ結晶と波長変換結晶とを光学接着剤にて一体に接着する小型固体レーザ素子の製造方法において、レーザのノイズを小さくしうる小型固体レーザ素子の製造方法を提供することにある。
第1の観点では、本発明は、基本波光を出射するレーザ結晶と波長変換光を出射する波長変換結晶とを光学接着剤にて一体に接着する小型固体レーザ素子の製造方法において、基本波光の波長をλとするとき、前記レーザ結晶と前記光学接着剤の界面にAl2O3のλ/4膜を形成し、前記光学接着剤と前記波長変換結晶の界面にAl2O3のλ/4膜およびSiO2のλ/4膜の対を1対形成する小型固体レーザ素子の製造方法を提供する。
上記第1の観点による製造方法で製造された小型固体レーザ素子では、基本波光に対する界面反射率が10%以上となる。このため、基本波光をほとんど反射しない場合に比べてモード間の損失の差が大きくなり、複数のモードの発振に差ができて、レーザのノイズを小さくすることが出来る。また、基本波光に対する界面反射率が光学接着剤の厚さに依存しなくなり、光学接着剤の厚さによる特性のばらつきをなくすことが出来る。
上記第1の観点による製造方法で製造された小型固体レーザ素子では、基本波光に対する界面反射率が10%以上となる。このため、基本波光をほとんど反射しない場合に比べてモード間の損失の差が大きくなり、複数のモードの発振に差ができて、レーザのノイズを小さくすることが出来る。また、基本波光に対する界面反射率が光学接着剤の厚さに依存しなくなり、光学接着剤の厚さによる特性のばらつきをなくすことが出来る。
本発明の小型固体レーザ素子によれば、レーザのノイズを小さくすることが出来る。
以下、図に示す実施例により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
−実施例1−
図1は、実施例1に係る小型固体レーザ素子10を示す断面図である。
この小型固体レーザ素子10は、半導体レーザからの励起レーザ光Liにより励起されて基本波光を出射するレーザ結晶1と、基本波光の高調波である波長変換レーザ光Loを出射する波長変換結晶2と、波長変換結晶2をサンドイッチ状に挟むダミー材3とを具備している。
図1は、実施例1に係る小型固体レーザ素子10を示す断面図である。
この小型固体レーザ素子10は、半導体レーザからの励起レーザ光Liにより励起されて基本波光を出射するレーザ結晶1と、基本波光の高調波である波長変換レーザ光Loを出射する波長変換結晶2と、波長変換結晶2をサンドイッチ状に挟むダミー材3とを具備している。
Al2O3のλ/4膜5が形成されたレーザ結晶1の出射端面と、Al2O3のλ/4膜6およびSiO2のλ/4膜7の対が形成された波長変換結晶2の入射端面とは、任意の厚さの光学接着剤4により接着されている。なお、λ=1.0644μmとする。
小型固体レーザ素子10の両端面には、HR薄膜1a,2aをコーティングしている。これらHR薄膜1a,2aは、それぞれ屈折率1.5/2.5のλ/4膜の対を10対積層したものである。
レーザ結晶1は、NdドープYVO4である。長さは500μmである。
波長変換結晶2は、LTを周期的に分極反転したQPMである。長さは1000μmである。
波長変換結晶2は、LTを周期的に分極反転したQPMである。長さは1000μmである。
図2に示す実線は、レーザ結晶1と波長変換結晶2の接着部における界面反射率(波長λでの反射率)を示すグラフである。なお、Al2O3の屈折率を1.8とし、SiO2屈折率を1.5とし、光学接着剤の屈折率を1.5とした。
光学接着剤4の光学的膜厚に対して、界面反射率は約12%で一定である。このため、基本波光をほとんど反射しない場合に比べてモード間の損失の差が大きくなり、複数のモードの発振に差ができて、レーザのノイズを小さくすることが出来る。
また、基本波光に対する界面反射率が光学接着剤4の厚さに依存しなくなり、光学接着剤4の厚さによる特性のばらつきをなくすことが出来る。
光学接着剤4の光学的膜厚に対して、界面反射率は約12%で一定である。このため、基本波光をほとんど反射しない場合に比べてモード間の損失の差が大きくなり、複数のモードの発振に差ができて、レーザのノイズを小さくすることが出来る。
また、基本波光に対する界面反射率が光学接着剤4の厚さに依存しなくなり、光学接着剤4の厚さによる特性のばらつきをなくすことが出来る。
一方、図2に示す破線は、レーザ結晶1の出射端面および波長変換結晶2の入射端面に
誘電体薄膜が無い場合のレーザ結晶1と波長変換結晶2の接着部における界面反射率を示
すグラフである。
レーザ結晶1と波長変換結晶2の屈折率が近接している場合、光学接着剤4の光学的膜
厚がλ/4の偶数倍の近傍になると界面反射率が小さくなり、基本波光をほとんど反射せ
ず、モード間の損失の差がなくなり、複数のモードで同じように発振し、レーザのノイズ
が大きくなる。
また、基本波光に対する界面反射率が光学接着剤4の厚さに依存し、光学接着剤4の厚
さによる特性のばらつきを生じる。
誘電体薄膜が無い場合のレーザ結晶1と波長変換結晶2の接着部における界面反射率を示
すグラフである。
レーザ結晶1と波長変換結晶2の屈折率が近接している場合、光学接着剤4の光学的膜
厚がλ/4の偶数倍の近傍になると界面反射率が小さくなり、基本波光をほとんど反射せ
ず、モード間の損失の差がなくなり、複数のモードで同じように発振し、レーザのノイズ
が大きくなる。
また、基本波光に対する界面反射率が光学接着剤4の厚さに依存し、光学接着剤4の厚
さによる特性のばらつきを生じる。
−参考例1−
図3は、参考例1に係る小型固体レーザ素子20を示す断面図である。
この小型固体レーザ素子20は、半導体レーザからの励起レーザ光Liにより励起されて基本波光を出射するレーザ結晶1と、基本波光の高調波である波長変換レーザ光Loを出射する波長変換結晶2と、波長変換結晶2をサンドイッチ状に挟むダミー材3とを具備している。
図3は、参考例1に係る小型固体レーザ素子20を示す断面図である。
この小型固体レーザ素子20は、半導体レーザからの励起レーザ光Liにより励起されて基本波光を出射するレーザ結晶1と、基本波光の高調波である波長変換レーザ光Loを出射する波長変換結晶2と、波長変換結晶2をサンドイッチ状に挟むダミー材3とを具備している。
レーザ結晶1の出射端面と、Al2O3のλ/4膜5およびSiO2のλ/4膜6の対並びにAl2O3のλ/4膜7およびSiO2のλ/4膜8の対が形成された波長変換結晶2の入射端面とは、任意の厚さの光学接着剤4により接着されている。なお、λ=1.0644μmとする。
小型固体レーザ素子20の両端面には、HR薄膜1a,2aをコーティングしている。これらHR薄膜1a,2aは、それぞれ屈折率1.5/2.5のλ/4膜の対を10対積層したものである。
レーザ結晶1は、NdドープYVO4である。長さは500μmである。
波長変換結晶2は、LTを周期的に分極反転したQPMである。長さは1000μmである。
波長変換結晶2は、LTを周期的に分極反転したQPMである。長さは1000μmである。
図4に示す実線は、レーザ結晶1と波長変換結晶2の接着部における界面反射率(波長λでの反射率)を示すグラフである。なお、Al2O3の屈折率を1.8とし、SiO2の屈折率を1.5とし、光学接着剤の屈折率を1.5とした。
光学接着剤4の光学的膜厚に対して、界面反射率は2.5%以上である。このため、基本波光をほとんど反射しない場合に比べてモード間の損失の差が大きくなり、複数のモードの発振に差ができて、レーザのノイズを小さくすることが出来る。
光学接着剤4の光学的膜厚に対して、界面反射率は2.5%以上である。このため、基本波光をほとんど反射しない場合に比べてモード間の損失の差が大きくなり、複数のモードの発振に差ができて、レーザのノイズを小さくすることが出来る。
一方、図4に示す破線は、レーザ結晶1の出射端面および波長変換結晶2の入射端面に誘電体薄膜が無い場合のレーザ結晶1と波長変換結晶2の接着部における界面反射率を示すグラフである。
レーザ結晶1と波長変換結晶2の屈折率が近接している場合、光学接着剤4の光学的膜厚がλ/4の偶数倍の近傍になると界面反射率が小さくなり、基本波光をほとんど反射せず、モード間の損失の差がなくなり、複数のモードで同じように発振し、レーザのノイズが大きくなる。
レーザ結晶1と波長変換結晶2の屈折率が近接している場合、光学接着剤4の光学的膜厚がλ/4の偶数倍の近傍になると界面反射率が小さくなり、基本波光をほとんど反射せず、モード間の損失の差がなくなり、複数のモードで同じように発振し、レーザのノイズが大きくなる。
−光学接着剤の光学的膜厚と界面反射率の関係−
図5に示すように、レーザ結晶1の出射端面および波長変換結晶2の入射端面に誘電体薄膜が無い以外は実施例1と同様の小型固体レーザ素子50について、波長に対する接着部の透過率を調べた。
図5に示すように、レーザ結晶1の出射端面および波長変換結晶2の入射端面に誘電体薄膜が無い以外は実施例1と同様の小型固体レーザ素子50について、波長に対する接着部の透過率を調べた。
図6は、光学接着剤の光学的膜厚=0の場合である。
モード間の損失の差がない。
モード間の損失の差がない。
図7は、光学接着剤の光学的膜厚=λ/8の場合である。
モード間にやや損失の差がある。
モード間にやや損失の差がある。
図8は、光学接着剤の光学的膜厚=λ/4の場合である。
モード間の損失の差がある。
モード間の損失の差がある。
図9は、光学接着剤の光学的膜厚=3λ/8の場合である。
モード間にやや損失の差がある。
モード間にやや損失の差がある。
図10は、光学接着剤の光学的膜厚=λ/2の場合である。
モード間の損失の差がない。
モード間の損失の差がない。
図6〜図10において、共振器の縦モードが立つ波長に透過率のピークがあり、透過率の高いもの程、増幅の度合いが大きいと考えられる。
光学接着剤4の光学的膜厚が0およびλ/2のときは各モード間の透過率に差が無いが、これはレーザ結晶1のYVO4と波長変換結晶2のLT4の屈折率がほぼ等しいためである。
一方、光学接着剤4の光学的膜厚がλ/4のときは各モード間の透過率の差は最大になり、ほぼモード3つごとに透過率がピークになっている。これはレーザ結晶1がエタロンとして機能しており、かつ、全共振器の光学的長さ:レーザ結晶1の光学的長さが3:1となっているためである。
光学接着剤4の光学的膜厚が0およびλ/2のときは各モード間の透過率に差が無いが、これはレーザ結晶1のYVO4と波長変換結晶2のLT4の屈折率がほぼ等しいためである。
一方、光学接着剤4の光学的膜厚がλ/4のときは各モード間の透過率の差は最大になり、ほぼモード3つごとに透過率がピークになっている。これはレーザ結晶1がエタロンとして機能しており、かつ、全共振器の光学的長さ:レーザ結晶1の光学的長さが3:1となっているためである。
図11は、1つのモードに着目し、温度を変化させて、透過率を計算したグラフである。また、図12は、1つのモードに着目し、温度を変化させて、波長を計算したグラフである。
光学接着剤4の光学的膜厚はλ/4とした。なお、レーザ結晶1の線膨張係数α=4.43E−6,屈折率温度係数dn/dt=2.9E−6とし、波長変換結晶2の線膨張係数α=1.62E−5,屈折率温度係数dn/dt=5.0E−6とし、これらに対する温度の影響は無視した。また、HR薄膜1a,2aおよび光学接着剤4は、膜厚が薄いため、温度の影響は無視した。
透過率は、「1」と「浅い方のボトム(矢印a)」の間および「1」と「深い方のボトム(矢印b)」の間を往復する。
波長は、直線的に変化する。
光学接着剤4の光学的膜厚はλ/4とした。なお、レーザ結晶1の線膨張係数α=4.43E−6,屈折率温度係数dn/dt=2.9E−6とし、波長変換結晶2の線膨張係数α=1.62E−5,屈折率温度係数dn/dt=5.0E−6とし、これらに対する温度の影響は無視した。また、HR薄膜1a,2aおよび光学接着剤4は、膜厚が薄いため、温度の影響は無視した。
透過率は、「1」と「浅い方のボトム(矢印a)」の間および「1」と「深い方のボトム(矢印b)」の間を往復する。
波長は、直線的に変化する。
図13は、光学接着剤4の光学的膜厚を横軸に取り、「浅い方のボトム」の透過率を計算したグラフである。また、図14は、光学接着剤4の光学的膜厚を横軸に取り、界面反射率を計算したグラフである。
実施例1や参考例1で光学接着剤4の光学的膜厚をλ/2としたものに対しても、図11,図12と類似の結果が得られる。
図15は、実施例1や参考例1で光学接着剤4の光学的膜厚をλ/2としたものに対して界面反射率を計算し、その結果と図13,図14を統合して得られたグラフである。黒四角は、図5に示す小型固体レーザ素子50の場合である。
cは、実施例1で光学接着剤4の光学的膜厚をλ/2とした場合である。
dは、実施例2で光学接着剤4の光学的膜厚をλ/2とした場合である。
図15から判るように、界面反射率と透過率には一貫した関係がある。換言すれば、界面反射率によりモード間の透過率差の大小(モード選択性)が決まることが判る。これは、レーザ結晶1がエタロンとして機能し、接着部での界面反射率が決まればエタロンのフィネスが決まるため、各モードの透過率が決定されるからと考えられる。
cは、実施例1で光学接着剤4の光学的膜厚をλ/2とした場合である。
dは、実施例2で光学接着剤4の光学的膜厚をλ/2とした場合である。
図15から判るように、界面反射率と透過率には一貫した関係がある。換言すれば、界面反射率によりモード間の透過率差の大小(モード選択性)が決まることが判る。これは、レーザ結晶1がエタロンとして機能し、接着部での界面反射率が決まればエタロンのフィネスが決まるため、各モードの透過率が決定されるからと考えられる。
本発明の小型固体レーザ素子の製造方法は、レーザ光源に使用する小型固体レーザ素子に利用できる。
1 レーザ結晶
1a HR薄膜
2 波長変換結晶
2a HR薄膜
3 ダミー材
4 光学接着剤
5,7 Al2O3のλ/4膜
6,8 SiO2のλ/4膜
10,20,50 小型固体レーザ素子
1a HR薄膜
2 波長変換結晶
2a HR薄膜
3 ダミー材
4 光学接着剤
5,7 Al2O3のλ/4膜
6,8 SiO2のλ/4膜
10,20,50 小型固体レーザ素子
Claims (1)
- 基本波光を出射するレーザ結晶と波長変換光を出射する波長変換結晶とを光学接着剤にて一体に接着してなる小型固体レーザ素子の製造方法において、基本波光の波長をλとするとき、前記レーザ結晶と前記光学接着剤の界面であって且つ基本波光が透過する領域にAl2O3のλ/4膜を形成し、前記光学接着剤と前記波長変換結晶の界面であって且つ基本波光が透過する領域にAl2O3のλ/4膜およびSiO2のλ/4膜の対を1対形成することを特徴とする小型固体レーザ素子の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014217673A JP2015062234A (ja) | 2014-10-24 | 2014-10-24 | 小型固体レーザ素子の製造方法 |
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JP2014217673A JP2015062234A (ja) | 2014-10-24 | 2014-10-24 | 小型固体レーザ素子の製造方法 |
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JP2011030336A Division JP2012169506A (ja) | 2011-02-16 | 2011-02-16 | 小型固体レーザ素子 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013187212A (ja) * | 2012-03-06 | 2013-09-19 | Shimadzu Corp | 小型固体レーザ素子 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09265002A (ja) * | 1996-03-27 | 1997-10-07 | Nikon Corp | 光学素子 |
JPH10256638A (ja) * | 1997-03-13 | 1998-09-25 | Ricoh Co Ltd | 固体レーザ装置 |
WO2006003955A1 (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-12 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 音響光学素子及びそれを用いた光描画装置 |
-
2014
- 2014-10-24 JP JP2014217673A patent/JP2015062234A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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