JP2015061394A - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転電機の製造コストを抑制する。
【解決手段】テーパ軸20に固定されるロータ32と、ロータ32に対して軸方向に対向するステータ33と、を備えるジェネレータ30であって、ロータ32は、テーパ軸20の周りに環状に配置される複数の永久磁石39と、永久磁石39が収容される開口部と、永久磁石39の一方面39aに接触する位置決め片74と、を備える第1ホルダー35と、永久磁石39が収容される開口部と、永久磁石39の他方面39bに接触する位置決め片74と、を備える第2ホルダー36と、永久磁石39が収容される開口部を備え、第1ホルダー35に重ねて設けられる第1フレーム37と、永久磁石39が収容される開口部を備え、第2ホルダー36に重ねて設けられる第2フレーム38と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転軸に固定されるロータと、ロータに対して軸方向に対向するステータと、を備える回転電機に関する。
モータやジェネレータ等の回転電機として、ステータとロータとを軸方向に対向させた所謂アキシャルギャップ型の回転電機が開発されている。このアキシャルギャップ型の回転電機を構成するロータは、円盤状のフレームとこれに固定される複数の磁石とを備えている(特許文献1参照)。
特開2010−115017号公報
ところで、特許文献1に記載される回転電機においては、2つのフレーム間に磁石を挟んで固定するロータ構造や、1つのフレームに磁石を組み込んで固定するロータ構造が採用されている。このように、フレームに対して直に磁石を固定するロータ構造を採用した場合には、ロータに対する磁石の位置決め精度を確保するため、フレーム形状が複雑になるだけでなくフレームに対して高い加工精度が要求されていた。このように、複雑な形状を備えるフレームの加工精度を高めることは、フレームの製造に対して切削加工等が求められることから、回転電機の製造コストを増大させる要因となっていた。
本発明の目的は、回転電機の製造コストを抑制することにある。
本発明の回転電機は、回転軸に固定されるロータと、前記ロータに対して軸方向に対向するステータと、を備える回転電機であって、前記ロータは、前記回転軸の周りに環状に配置される複数の磁石部材と、前記磁石部材が収容される開口部と、前記磁石部材の一方面に接触する位置決め片と、を備える第1ホルダーと、前記磁石部材が収容される開口部と、前記磁石部材の他方面に接触する位置決め片と、を備える第2ホルダーと、前記磁石部材が収容される開口部を備え、前記第1ホルダーに重ねて設けられる第1フレームと、前記磁石部材が収容される開口部を備え、前記第2ホルダーに重ねて設けられる第2フレームと、を有し、前記第1フレームと前記第2フレームとの間に前記第1ホルダーおよび前記第2ホルダーが挟まれ、前記第1ホルダーと前記第2ホルダーとの間に前記磁石部材が挟まれる。
本発明によれば、第1フレームと第2フレームとの間に第1ホルダーおよび第2ホルダーが挟まれ、第1ホルダーと第2ホルダーとの間に磁石部材が挟まれる。これにより、磁石部材の位置決め精度を確保しながら、回転電機の製造コストを抑制することが可能となる。
エンジンの内部構造を示す断面図である。 発電ユニットの一部を拡大して示す断面図である。 (a)はロータを軸方向から示す正面図である。(b)は図3(a)のA−A線に沿ってロータの断面構造を示す端面図である。(c)は図3(b)に示したロータを部材毎に示す分解図である。 (a)はロータを構成するホルダーを軸方向から示す正面図である。(b)は図4(a)のA−A線に沿ってホルダーの断面構造を示す端面図である。 (a)はロータを構成するフレームを軸方向から示す正面図である。(b)は図5(a)のA−A線に沿ってフレームの断面構造を示す端面図である。 ロータの組立過程を示す分解斜視図である。 ロータの組立過程を示す分解斜視図である。 (a)はロータの組立過程を示す分解斜視図である。(b)はロータの完成状態を示す斜視図である。 (a)は永久磁石の着磁状態を示す平面図である。(b)は図9(a)のA−A線に沿って永久磁石の着磁状態を示す断面図である。(c)は図9(a)のB−B線に沿って永久磁石の着磁状態を示す断面図である。(d)は永久磁石の組付状態を示すロータの平面図である。 エンジン本体に対する発電ユニットの組付過程を示す断面図である。 エンジン本体に対する発電ユニットの組付過程を示す断面図である。 エンジン本体に対する冷却ファン等の組付過程を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1はエンジン10の内部構造を示す断面図である。図1に示すように、エンジン10は、クランク軸11が組み込まれるエンジン本体12と、エンジン本体12に隣接する発電ユニット13とを備えている。エンジン本体12が備えるクランクケース14には、軸受15,16を介してクランク軸11のジャーナル17,18が支持されている。また、クランク軸11には、一方のジャーナル17から延びる出力軸19が設けられるとともに、他方のジャーナル18から延びるテーパ軸20が設けられている。なお、クランク軸11のクランクピン21には、図示しないコネクティングロッドが組み付けられている。
図2は発電ユニット13の一部を拡大して示す断面図である。図1および図2に示すように、発電ユニット13は、本発明の一実施の形態である回転電機としてのジェネレータ30を備えている。ジェネレータ30は、テーパ軸(回転軸)20にアダプタ31を介して固定される円盤状のロータ32と、ロータ32の一方面に対向する第1のステータ33と、ロータ32の他方面に対向する第2のステータ34とを有している。ロータ32は、後述する円盤状のホルダー35,36およびフレーム37,38と、これらに組み付けられる永久磁石(磁石部材)39とを備えている。ステータ33,34は、電磁鋼鈑等によって形成されるコア40と、コア40に巻き付けられるコイル41とを備えている。ロータ32とステータ33,34とはテーパ軸20の軸方向に対向しており、ロータ32とステータ33,34との間には所定のエアギャップが設けられている。すなわち、図示するジェネレータ30は、所謂アキシャルギャップ型のジェネレータとなっている。なお、以下の説明において、軸方向とはテーパ軸20の軸方向を意味している。
図1に示すように、テーパ軸20に固定されるアダプタ31には冷却ファン50が取り付けられており、冷却ファン50の中央には係合スリーブ51が取り付けられている。冷却ファン50を覆うファンカバー52には、エンジン始動時に操作されるリコイルスタータ53が取り付けられている。リコイルスタータ53は、リコイルロープ54が巻き付けられるリコイルプーリ55と、リコイルプーリ55の回転動作に連動して係合スリーブ51側に突出する係合片56とを有している。作業者がリコイルロープ54を引いてリコイルプーリ55を回転させることにより、図1に破線で示す位置まで係合片56を突出させることができ、係合片56を係合スリーブ51に噛み合わせることが可能となる。これにより、リコイルプーリ55とクランク軸11とを連結させることができ、クランク軸11を手動で始動回転させることが可能となる。
続いて、ジェネレータ30が備えるロータ32の構造について説明する。図3(a)はロータ32を軸方向から示す正面図である。図3(b)は図3(a)のA−A線に沿ってロータ32の断面構造を示す端面図である。図3(c)は図3(b)に示したロータ32を部材毎に示す分解図である。また、図4(a)はロータ32を構成するホルダー35,36を軸方向から示す正面図である。図4(b)は図4(a)のA−A線に沿ってホルダー35,36の断面構造を示す端面図である。さらに、図5(a)はロータ32を構成するフレーム37,38を軸方向から示す正面図である。図5(b)は図5(a)のA−A線に沿ってフレーム37,38の断面構造を示す端面図である。
図3(a)〜(c)に示すように、ロータ32は、中心軸つまりテーパ軸20の周りに環状に配置される複数の永久磁石39を有している。ロータ32は、永久磁石39を挟んで保持する第1ホルダー35および第2ホルダー36を備えている。この第1ホルダー35と第2ホルダー36とは、同一形状を備えている。また、ロータ32は、第1ホルダー35および第2ホルダー36を挟み込む第1フレーム37および第2フレーム38を備えている。この第1フレーム37と第2フレーム38とは、同一形状を備えている。なお、永久磁石39を保持するホルダー35,36やフレーム37,38の材料としては、ステンレス鋼等の非磁性体を用いることが好ましい。
図4(a)および(b)に示すように、ホルダー35,36は、円盤状のホルダー本体60を有している。ホルダー本体60は、アダプタ31が挿入される中心穴61を備えた基板部62と、基板部62の径方向外方に設けられるリング部63と、基板部62とリング部63とを接続する複数のスポーク部64とを有している。ホルダー本体60の基板部62には、複数の貫通穴65〜67が、中心穴61を囲むように周方向に並んで形成されている。これらの貫通穴65〜67は、位置決めピン68が挿入される位置決めピン穴65、ロータ32用の締結ボルト69が挿入される締結ボルト穴66、冷却ファン50用の締結ボルト70が挿入される締結ボルト穴67として機能している。また、ホルダー本体60には、環状に配置される複数の収容穴71を備えた開口部72が形成されている。それぞれの収容穴71は、基板部62、リング部63およびスポーク部64によって区画されている。さらに、基板部62およびリング部63には、複数のリベット穴73が周方向に並んで形成されている。
また、ホルダー本体60には、それぞれの収容穴71の縁から延びる位置決め片74が設けられている。位置決め片74は、ホルダー本体60に対してほぼ直角に折り曲げられる立ち上げ部75と、立ち上げ部75に対してほぼ直角に折り曲げられる押さえ部76とを有している。なお、図示する場合には、収容穴71のそれぞれに対して、基板部62の縁に連なる1つの位置決め片74と、リング部63の縁に連なる2つの位置決め片74とを設けているが、これに限られることはなく、位置決め片74の個数や位置を変更しても良い。このような形状を有するホルダー35,36は、ステンレス鋼等の板材からなるプレス加工品となっている。すなわち、図示するホルダー35,36は、板材に対して打ち抜き加工や折り曲げ加工等のプレス加工を施すことで製造されている。
図5(a)および(b)に示すように、フレーム37,38は、円盤状のフレーム本体80を有している。フレーム本体80は、アダプタ31が挿入される中心穴81を備えた基板部82と、基板部82の径方向外方に設けられるリング部83と、基板部82とリング部83とを接続する複数のスポーク部84とを有している。フレーム本体80の基板部82には、複数の貫通穴85〜87が、中心穴81を囲むように周方向に並んで形成されている。これらの貫通穴85〜87は、位置決めピン68が挿入される位置決めピン穴85、ロータ32用の締結ボルト69が挿入される締結ボルト穴86、冷却ファン50用の締結ボルト70が挿入される締結ボルト穴87として機能している。また、フレーム本体80には、環状に配置される複数の収容穴88を備えた開口部89が形成されている。それぞれの収容穴88は、基板部82、リング部83およびスポーク部84によって区画されている。さらに、基板部82およびリング部83には、複数のリベット穴90が周方向に並んで形成されている。このような形状を有するフレーム37,38は、ステンレス鋼等の板材からなるプレス加工品となっている。すなわち、図示するフレーム37,38は、板材に対して打ち抜き加工等のプレス加工を施すことで製造されている。また、図3(c)に示すように、フレーム37,38を構成する板材の厚みはT1であり、ホルダー35,36を構成する板材の厚みはT1よりも薄いT2である。すなわち、フレーム37,38を構成する板材は、ホルダー35,36を構成する板材よりも厚くなっている。換言すれば、フレーム37,38はホルダー35,36よりも強度を有している。
次いで、ロータ32の組立手順について説明する。図6および図7はロータ32の組立過程を示す分解斜視図である。図8(a)はロータ32の組立過程を示す分解斜視図であり、図8(b)はロータ32の完成状態を示す斜視図である。図6に示すように、下方に位置決め片74が突出するように第1ホルダー35が設置され、第1ホルダー35の収容穴71つまり開口部72に対して永久磁石39が収容される。そして、第1ホルダー35の収容穴71の全てに永久磁石39が収容されると、第2ホルダー36の収容穴71つまり開口部72に永久磁石39を収容するように第1ホルダー35上に第2ホルダー36が設置される。このとき、第2ホルダー36の向きは、位置決め片74が上方に突出する向きとなっている。このように、第1ホルダー35と第2ホルダー36との間に永久磁石39を挟むことにより、永久磁石39の一方面39aには第1ホルダー35の位置決め片74が接触した状態となり、永久磁石39の他方面39bには第2ホルダー36の位置決め片74が接触した状態となる。すなわち、第1ホルダー35および第2ホルダー36によって、永久磁石39は軸方向に位置決めされた状態となる。
続いて、図7に示すように、永久磁石39をホルダー35,36で挟んだホルダー組立体91に対し、第1ホルダー35側から第1フレーム37が取り付けられ、第2ホルダー36側から第2フレーム38が取り付けられる。すなわち、第1フレーム37の収容穴88つまり開口部89に対して永久磁石39を収容するように、第1ホルダー35には第1フレーム37が重ねて設けられる。同様に、第2フレーム38の収容穴88つまり開口部89に対して永久磁石39を収容するように、第2ホルダー36には第2フレーム38が重ねて設けられる。このように、第1フレーム37と第2フレーム38とを設けることにより、ホルダー組立体91は第1フレーム37と第2フレーム38との間に挟まれた状態となる。なお、位置決めピン穴65,85が重なるようにフレーム37,38やホルダー35,36の位置が調整されており、位置決めピン穴65,85には位置決めピン68が挿入される。永久磁石39、ホルダー35,36およびフレーム37,38によってロータ32が組み立てられると、図8(a)に示すように、ホルダー35,36やフレーム37,38のリベット穴73,90に対して締結部品であるリベット92が挿入される。そして、リベット92の先端をかしめることにより、図8(b)に示すように、永久磁石39、ホルダー35,36およびフレーム37,38は一体に固定された状態となる。なお、ロータ32を組み立てる際には、ホルダー35,36やフレーム37,38の収容穴71,88に対する永久磁石39のガタツキを防止するため、永久磁石39の周囲に接着剤やエポキシ樹脂等を充填しても良い。
これまで説明したように、第1ホルダー35と第2ホルダー36との間に永久磁石39を挟み、第1フレーム37と第2フレーム38との間に第1ホルダー35および第2ホルダー36を挟むようにしたので、永久磁石39の位置決め精度を確保しながら製造コストを抑制することが可能となる。すなわち、ジェネレータ30のエアギャップを精度良く管理するためには、ロータ32における永久磁石39の位置決め精度を高める必要がある。このように、永久磁石39の位置決め精度を高めるためには、第1および第2ホルダー35,36の加工精度を高めることが必要であるが、第1および第2フレーム37,38によってロータ32の強度が確保されるため、第1および第2ホルダー35,36の材料として薄い板材を用いることが可能となる。このように、ロータ32をホルダー35,36とフレーム37,38とに分けて構成することにより、第1および第2ホルダー35,36の材料に薄い板材を用いることが可能となっている。これにより、板金加工を用いて第1および第2ホルダー35,36の加工精度を高めることが可能となり、永久磁石39の位置決め精度を確保しながら製造コストを抑制することが可能となる。さらに、第1ホルダー35と第2ホルダー36とを同一形状にしたり、第1フレーム37と第2フレーム38とを同一形状にしたりすることにより、部品種類を削減して製造コストを更に引き下げることが可能となる。
続いて、永久磁石39の着磁状態について説明する。図9(a)は永久磁石39の着磁状態を示す平面図である。図9(b)は図9(a)のA−A線に沿って永久磁石39の着磁状態を示す断面図である。図9(c)は図9(a)のB−B線に沿って永久磁石39の着磁状態を示す断面図である。また、図9(d)は永久磁石39の組付状態を示すロータ32の平面図である。
図9(a)〜(c)に示すように、永久磁石39は、第1磁石部93とこれに隣接する第2磁石部94とを有している。第1磁石部93においては、一方面39aがS極となって他方面39bがN極となっており、第2磁石部94においては、一方面39aがN極となって他方面39bがS極となっている。すなわち、第1磁石部93と第2磁石部94とは、互いに異なる極性を有している。このように、永久磁石39として第1磁石部93と第2磁石部94とを備える2極一体型の磁石を採用することにより、ロータ32に対する永久磁石39の組み付けが極めて簡単になる。例えば、永久磁石の一方面が全てN極であり、永久磁石の他方面が全てS極であった場合には、組み付け時に永久磁石の表裏を判定する必要があるため、ロータ32に対する永久磁石の組み付けが極めて煩雑となる。すなわち、1極型の永久磁石を用いた場合には、表裏を見極めないとN極またはS極を周方向に連続させてしまうおそれがある。これに対し、2極一体型の永久磁石39を用いた場合には、図9(d)に示すように、表裏を見極めなくともN極とS極とを周方向に交互に設置することが可能となる。
続いて、エンジン本体12に対する発電ユニット13および冷却ファン50等の組付手順について説明する。図10および図11はエンジン本体12に対する発電ユニット13の組付過程を示す断面図である。図12はエンジン本体12に対する冷却ファン50等の組付過程を示す断面図である。
図10に示すように、テーパ軸20にはアダプタ31が取り付けられ、テーパ軸20の雄ねじ部95にはワッシャ96およびナット97が取り付けられる。そして、ステータ33を備えたステータケース98が、クランクケース14に対して取り付けられる。次いで、図11に示すように、テーパ軸20に固定されるアダプタ31には、締結ボルト69を用いてロータ32が組み付けられる。アダプタ31とロータ32との間には、ロータ32とステータ33,34との間のエアギャップを調整するため、所定の厚み寸法を備えるシム99が挟み込まれる。そして、ステータ34を備えたステータケース100が、ロータ32を挟み込むように、ステータケース98に対して取り付けられる。さらに、図12に示すように、アダプタ31には締結ボルト70を用いて冷却ファン50が組み付けられおり、冷却ファン50には締結ボルト101を用いて係合スリーブ51が組み付けられる。また、ステータケース100にはファンカバー52が取り付けられており、ファンカバー52にはリコイルスタータ53が取り付けられる。
なお、図10に示すように、ステータケース98の中央に形成される貫通穴102の内径寸法D1は、アダプタ31の外径寸法D2よりも大きく形成されている。これにより、クランク軸11からアダプタ31を取り外すことなく、エンジン本体12からステータケース98を取り外すことができるため、発電ユニット13の整備性を高めることが可能となる。また、冷却ファン50には図示しないイグナイタ用の磁石が設けられることから、クランク軸11に対して冷却ファン50を適切な位置に固定するため、冷却ファン50とアダプタ31とは図示しない位置決めピンを用いて位置決めされる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。前述の説明では、回転電機としてジェネレータ30つまり発電機を例示しているが、これに限られることはない。例えば、回転電機としてのモータつまり電動機に対して本発明を適用しても良く、電動機および発電機として機能するモータジェネレータに対して本発明を適用しても良い。また、前述の説明では、永久磁石39のみによって磁石部材を構成しているが、これに限られることはなく、永久磁石39と他の部材(例えば磁性体)とを組み合わせて磁石部材を構成しても良い。
前述の説明では、ホルダー35,36およびフレーム37,38の材料としてステンレス鋼を用いているが、ステンレス鋼に限られることはなく、他の材料を用いてホルダー35,36やフレーム37,38を製造しても良い。さらに、ホルダー35,36とフレーム37,38とを異なる材料を用いて製造しても良い。また、前述の説明では、ロータ32を一対のステータ33,34によって挟んでいるが、これに限られることはなく、1つのステータ33に対してロータ32を対向させても良い。また、前述の説明では、リベット92を用いてホルダー35,36やフレーム37,38を一体に固定しているが、これに限られることはなく、ネジ部材を用いてホルダー35,36やフレーム37,38を一体に固定しても良く、溶接や接着によってホルダー35,36やフレーム37,38を一体に固定しても良い。
20 テーパ軸(回転軸)
30 ジェネレータ(回転電機)
32 ロータ
33 ステータ
34 ステータ
35 第1ホルダー
36 第2ホルダー
37 第1フレーム
38 第2フレーム
39 永久磁石(磁石部材)
39a 一方面
39b 他方面
72 開口部
74 位置決め片
89 開口部
93 第1磁石部
94 第2磁石部

Claims (7)

  1. 回転軸に固定されるロータと、前記ロータに対して軸方向に対向するステータと、を備える回転電機であって、
    前記ロータは、
    前記回転軸の周りに環状に配置される複数の磁石部材と、
    前記磁石部材が収容される開口部と、前記磁石部材の一方面に接触する位置決め片と、を備える第1ホルダーと、
    前記磁石部材が収容される開口部と、前記磁石部材の他方面に接触する位置決め片と、を備える第2ホルダーと、
    前記磁石部材が収容される開口部を備え、前記第1ホルダーに重ねて設けられる第1フレームと、
    前記磁石部材が収容される開口部を備え、前記第2ホルダーに重ねて設けられる第2フレームと、
    を有し、
    前記第1フレームと前記第2フレームとの間に前記第1ホルダーおよび前記第2ホルダーが挟まれ、前記第1ホルダーと前記第2ホルダーとの間に前記磁石部材が挟まれる、回転電機。
  2. 請求項1記載の回転電機において、
    前記第1フレームおよび前記第2フレームを構成する板材は、前記第1ホルダーおよび前記第2ホルダーを構成する板材よりも厚い、回転電機。
  3. 請求項1または2記載の回転電機において、
    前記第1ホルダーと前記第2ホルダーとは、同一形状を有する、回転電機。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の回転電機において、
    前記第1フレームと前記第2フレームとは、同一形状を有する、回転電機。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機において、
    前記第1ホルダーおよび前記第2ホルダーは、プレス加工品である、回転電機。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機において、
    前記第1フレームおよび前記第2フレームは、プレス加工品である、回転電機。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の回転電機において、
    前記磁石部材は、第1磁石部とこれに隣接する第2磁石部とを備え、
    前記第1磁石部と前記第2磁石部とは、異なる極性を有する、回転電機。
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