JP2010178472A - アキシャルギャップ型モータ - Google Patents

アキシャルギャップ型モータ Download PDF

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Abstract

【課題】磁束の短絡を抑制し、モータの発生トルクの減少や効率低下を抑制することができるアキシャルギャップ型モータを提供する。
【解決手段】磁石極部31は、回転軸方向に磁化された主永久磁石片41と、回転軸方向一方側であって主永久磁石片41の周方向両側に配置され、それぞれ回転軸方向および径方向に直交する方向に磁化され主永久磁石片41の回転軸方向一方側の磁極と同極の磁極が対向する一対の永久磁石片42、42と、回転軸方向他方側であって主永久磁石片41の周方向両側に配置され、それぞれ回転軸方向および径方向に直交する方向に磁化され主永久磁石片41の回転軸方向他方側の磁極と同極の磁極が対向する一対の副永久磁石片43、43と、が一体となった一体化磁石44から構成され、主永久磁石片41の一部が一対のステータ12、12に露出する。
【選択図】図5

Description

本発明は、アキシャルギャップ型モータに関する。
従来、例えば回転軸方向の両側からロータを挟み込むようにして対向配置された1対のステータを備え、ロータの永久磁石による界磁磁束に対して、1対のステータを介した磁束ループを形成するアキシャルギャップ型の回転電機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
図15及び図16に示すように、上記特許文献1に記載のアキシャルギャップ型モータ100は、回転軸周りに回転可能なロータ101と、回転軸方向の両側からロータ101を挟んで対向配置される一対のステータ102、102と、を備え、ロータ101は、周方向に所定の間隔で配置される磁石極部103,…,103と、周方向で隣り合う磁石極部103、103間に配置される磁性材極部104と、を備え、これら磁石極部103,…,103と磁性材極部104,…,104がロータフレーム105に収容されて構成されている。
特開2001−136721号公報
しかしながら、このアキシャルギャップ型モータ100においては、各磁石極部103が回転軸方向に磁化された1つの磁石片から構成されるため、隣り合う磁性材極部104との間で、図16中矢印で示すように磁束の閉ループを形成する。このため、磁石極部103から各ステータ102に向かう磁束が短絡し、モータの発生トルクが減少したり効率が低下するおそれがあった。なお、これを回避するためには、ロータフレーム105のスポーク106の厚さを厚くする必要があるが、スポーク106の厚さを厚くすると、磁石極部103と磁性材極部104を小さくせざるを得ずトルクを向上することができなかった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、その目的は、磁束の短絡を抑制し、モータの発生トルクの減少や効率低下を抑制することができるアキシャルギャップ型モータを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
回転軸周りに回転可能なロータ(例えば、後述の実施形態におけるロータ11)と、
回転軸方向の両側から前記ロータを挟んで対向配置される一対のステータ(例えば、後述の実施形態におけるステータ12)と、を備えるアキシャルギャップ型モータ(例えば、後述の実施形態におけるアキシャルギャップ型モータ10)であって、
前記ロータは、
周方向に所定の間隔で配置される磁石極部(例えば、後述の実施形態における磁石極部31)と、
周方向で隣り合う前記磁石極部間に配置される磁性材極部(例えば、後述の実施形態における磁性材極部32)と、を備え、
前記磁石極部は、
回転軸方向に磁化された主磁石片(例えば、後述の実施形態における主永久磁石片41)と、回転軸方向一方側であって前記主磁石片の周方向両側に配置され、それぞれ回転軸方向および径方向に直交する方向に磁化され前記主磁石片の回転軸方向一方側の磁極と同極の磁極が対向する一対の副磁石片(例えば、後述の実施形態における副永久磁石片42、42)と、回転軸方向他方側であって前記主磁石片の周方向両側に配置され、それぞれ回転軸方向および径方向に直交する方向に磁化され前記主磁石片の回転軸方向他方側の磁極と同極の磁極が対向する一対の副磁石片(例えば、後述の実施形態における副永久磁石片43、43)と、が一体となった一体化磁石(例えば、後述の実施形態における一体化磁石44)から構成され、前記主磁石片の一部が前記一対のステータに露出する、
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、
前記副磁石片は、それぞれ前記主磁石片の略中央部(例えば、後述の実施形態における中央部410)に向かって次第に厚さが漸減するテーパ部(例えば、後述の実施形態におけるテーパ面421、431)を有し、
前記主磁石片の略中央部が前記一対のステータに露出する、
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明の構成に加えて、
前記主磁石片と、回転軸方向一方側に配置された前記一対の副磁石片と、回転軸方向他方側に配置された前記一対の副磁石片とは、接着材により、又は焼結により一体化される、
ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記磁性材極部は、珪素鋼板を積層した、又は軟磁性体の磁性部材(例えば、後述の実施形態における磁性部材45)で構成され、回転軸方向に磁気突極性を有する、
ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明の構成に加えて、
前記磁性部材は、回転軸方向に貫通する貫通孔(例えば、後述の実施形態におけるスリット450)を有する、
ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記ロータは、前記磁石極部と前記磁性材極部間に配置されて径方向に延びる複数のスポーク(例えば、後述の実施形態におけるスポーク35)と、前記複数のスポークの内径側及び外径側にそれぞれ設けられるシャフト部(例えば、後述の実施形態におけるシャフト部36)及びリム部(例えば、後述の実施形態におけるリム部37)と、を有する非磁性のロータフレーム(例えば、後述の実施形態におけるロータフレーム33)を備える、
ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明の構成に加えて、
前記ロータフレームは、前記磁石極部と前記磁性材極部間に配置されて径方向に延びる複数のスポーク(例えば、後述の実施形態におけるスポーク35a、35b)と、前記複数のスポークの内径側及び外径側にそれぞれ設けられるシャフト部(例えば、後述の実施形態におけるシャフト部36a、36b)及びリム部(例えば、後述の実施形態におけるリム部37a、37b)と、をそれぞれ有する第1及び第2フレーム(例えば、後述の実施形態における第1及び第2フレーム33A、33B)から構成され、前記第1及び第2フレームを軸方向に組付けて構成される
ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明の構成に加えて、
前記第1及び第2フレームの前記シャフト部及び前記リム部の回転軸方向外側に前記磁性材極部を保持する保持部(例えば、後述の実施形態における保持部361、371)を有する、
ことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の発明の構成に加えて、
前記磁性材極部には、前記保持部と係合する周方向に伸びる逃げ溝(例えば、後述の実施形態における逃げ溝451、452)が設けられる、
ことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項6〜9のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記第1及び第2フレームの前記スポークの回転軸方向外側には前記磁石極部を固定する爪部(例えば、後述の実施形態における爪部351)が設けられる、
ことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の発明の構成に加えて、
前記磁石極部には、前記スポークの爪部と係合する径方向に伸びる逃げ溝(例えば、後述の実施形態における逃げ溝422、432)が設けられる、
ことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記スポークの板厚は、前記ロータと前記ステータ間に形成される空隙よりも厚い、
ことを特徴とする
請求項13に記載の発明は、請求項6〜12のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記スポークの表面に絶縁層を設けた、
ことを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項6〜13のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記スポークは、前記シャフト部に沿って延設された内径側延設部(例えば、後述の実施形態における内径側延設部382)と前記リム部に沿って延設された外径側延設部(例えば、後述の実施形態における外径側延設部383)と一体に構成され、
前記内径側延設部と前記外径側延設部は、それぞれ前記シャフト部及び前記リム部に溶接により接合される、
ことを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項6〜14のいずれかに記載の発明の構成に加えて、
前記第1及び第2ロータフレームのリム部には、外周リング(例えば、後述の実施形態における外周リング50)が嵌合される、
ことを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項10に記載の発明の構成に加えて、
前記スポークは前記爪部とともにプレス成形により形成される、
ことを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項8に記載の発明の構成に加えて、
前記シャフト部及び前記リム部はそれぞれ前記保持部とともにプレス成形により形成される、
ことを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項1〜17のいずれかに記載の発明のアキシャルギャップ型モータが車両に用いられる、
ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、主磁石片の一方側と他方側にそれぞれ一対の副磁石片を配置して磁石極部を略ハルバッハ配置の一体化磁石で構成したので、各ステータに鎖交する有効磁束が相対的に増大するとともに、各ステータに向かう磁束以外の磁束が磁石極部内部で収束する。従って、周方向で隣り合う磁性材極部との磁束の短絡を抑制することができ、これによりモータの発生トルクの減少や効率低下を抑制することができる。
また、各ステータに向かう磁束以外の磁束が磁石極部内部で収束するため、ロータフレームのスポーク部の厚さを薄くすることができ、磁石極部及び磁性材極部の占有率を向上させてモータの発生トルクを増大させることができる。
さらに、磁石極部を予め主磁石片の一方側と他方側にそれぞれ一対の副磁石片を配置した略ハルバッハ配置の一体化磁石で構成したので、ロータフレームへの取付け性が向上し、製造工程を簡略化することができる。
請求項2の発明によれば、副磁石片は主磁石片の略中央部に向かって次第に厚さが漸減するテーパ部を有するので、テーパ部の傾きを調整することで極弧角を容易に調整することができる。
請求項3の発明によれば、容易に主磁石片と副磁石片を一体化した一体化磁石を製造することができる。
請求項4の発明によれば、容易に磁性材極部を構成する磁性部材を製造することができる。
請求項5の発明によれば、貫通孔を形成することで磁性部材に容易に磁気突極性を付与することができる。
請求項6の発明によれば、ロータの回転トルクがロータフレームを介してシャフトに伝達される。
請求項7の発明によれば、ロータフレームを軸方向に分割することで組付け性を向上させることができる。
請求項8の発明によれば、磁性材極部をロータフレーム内に確実に保持することができる。
請求項9の発明によれば、保持部と係合する係合部を逃げ溝とすることでロータとステータ間の空隙を最小限に設定することができる。
請求項10の発明によれば、磁石極部をロータフレーム内に確実に保持することができる。
請求項11の発明によれば、爪部と係合する係合部を逃げ溝とすることでロータとステータ間の空隙を最小限に設定することができる。
請求項12の発明によれば、スポークの板厚は、前記ロータと前記一対のステータ間に形成される空隙よりも厚くすることで、周方向で隣り合う磁石極部と磁性材極部との磁束流れを抑制することができる。
請求項13の発明によれば、スポークの表面に絶縁層を設けることにより、周方向で隣り合う磁石極部と磁性材極部間で渦電流を抑制することができる。
請求項14の発明によれば、スポークを平板状の板材をプレス成形してシャフト部とリム部に溶接することで、ロータフレームを一部材(円柱又は円筒形状からなる無垢材)から削り出して加工する場合に比べ、製造時間を短縮することができる。
請求項15の発明によれば、リム部に外周リングを嵌合することでロータフレームの剛性を高くすることができるとともに、リム部を薄くすることができ容易にプレス成形で製造することができる。
請求項16及び17の発明によれば、プレス成形による加工硬化で強度を高くすることができる。
請求項18の発明によれば、効率の良いモータを小型化することができ、車両搭載性に優れる。
本発明に係るアキシャルギャップ型モータの一実施形態の全体斜視図である。 図1に示すアキシャルギャップ型モータの分解斜視図である。 図1に示すアキシャルギャップ型モータの分解斜視図である。 (a)はロータの正面図、(b)は(a)のIVB−IVB線断面図であり、(c)はIVC−IVC線断面図である。 磁石極部を構成する一体化磁石の全体斜視図である。 磁性材極部を構成する磁性部材の全体斜視図である。 ロータフレームを構成する第1フレームの部分斜視図である。 ロータフレーム内に収容された磁石極部と磁性材極部を周方向から見た図である。 ロータの組付け方法を説明する説明図であり、(a)はロータの正面図、(b)は(a)のIXB−IXB線断面図である。 ロータの組付け方法を説明する説明図であり、(a)はロータの正面図、(b)は(a)のXB−XB線断面図である。 ロータの組付け方法を説明する説明図であり、(a)はロータの正面図、(b)は(a)のXIB−XIB線断面図である。 ロータの組付け方法を説明する説明図であり、(a)はロータの正面図、(b)は(a)のXIIB−XIIB線断面図である。 ロータの組付け方法を説明する説明図であり、(a)はロータの正面図、(b)は(a)のXIIIB−XIIIB線断面図である。 ロータの組付け方法を説明する説明図であり、(a)はロータの正面図、(b)は(a)のXIVB−XIVB線断面図である。 特許文献1に記載のアキシャルギャップ型モータの斜視図である。 図15に記載のアキシャルギャップ型モータを周方向から見た図である。
以下、本発明に係るアキシャルギャップ型モータの一実施形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本実施の形態によるアキシャルギャップ型モータ10は、例えば図1に示すように、このアキシャルギャップ型モータ10の回転軸O周りに回転可能に設けられた略円環状のロータ11と、回転軸O方向両側からロータ11を挟みこむようにして対向配置され、ロータ11を回転させる回転磁界を発生する複数相の各固定子巻線を有する1対のステータ12,12とを備えて構成されている。
このアキシャルギャップ型モータ10は、例えばハイブリッド車両や電動車両等の車両に駆動源として搭載され、出力軸がトランスミッション(図示略)の入力軸に接続されることで、アキシャルギャップ型モータ10の駆動力がトランスミッションを介して車両の駆動輪(図示略)に伝達されるようになっている。
また、車両の減速時に駆動輪側からアキシャルギャップ型モータ10に駆動力が伝達されると、アキシャルギャップ型モータ10は発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギー(回生エネルギー)として回収する。さらに、例えばハイブリッド車両においては、アキシャルギャップ型モータ10の回転軸が内燃機関(図示略)のクランクシャフトに連結されると、内燃機関の出力がアキシャルギャップ型モータ10に伝達された場合にもアキシャルギャップ型モータ10は発電機として機能して発電エネルギーを発生する。
各ステータ12は、略円環板状のヨーク部21と、ロータ11に対向するヨーク部21の対向面上で周方向に所定間隔をおいた位置から回転軸O方向に沿ってロータ11に向かい突出すると共に径方向に伸びる複数のティース22,…,22と、適宜のティース22,22間に装着される固定子巻線(図示略)とを備えて構成されている。
各ステータ12は、例えば主極が6個(例えば、U+,V+,W+,U−,V−,W)とされた6N型であって、一方のステータ12の各U+,V+,W+極に対して、他方のステータ12の各U−,V−,W−極が回転軸O方向で対向するように設定されている。例えば回転軸O方向で対向する1対のステータ12,12に対し、U+,V+,W+極およびU−,V−,W−極の一方に対応する一方のステータ12の3個のティース22,22,22と、U+,V+,W+極およびU−,V−,W−極の他方に対応する他方のステータ12の3個のティース22,22,22とが、回転軸O方向で対向するように設定され、回転軸O方向で対向する一方のステータ12のティース22と、他方のステータ12のティース22とに対する通電状態が電気角で反転状態となるように設定されている。
ロータ11は、例えば図2〜図4に示すように、複数の磁石極部31,…,31と、複数の磁性材極部32,…,32と、非磁性材からなるロータフレーム33と、外周リング50と、を備えて構成され、磁石極部31と磁性材極部32とは、周方向において交互に配置された状態で、外周リング50が装着されたロータフレーム33内に収容されている。
磁石極部31は、図5に示すように、略扇形板状の主永久磁石片41と、回転軸O方向一方側であってこの主永久磁石片41の周方向両側に配置された一対の第1副永久磁石片42、42と、回転軸O方向他方側であってこの主永久磁石片41の周方向両側に配置された一対の第2副永久磁石片43、43とが、例えば、接着材又は焼結により一体形成された一体化磁石44から構成されている。
主永久磁石片41は回転軸O方向に磁化され、磁性材極部32を挟んで周方向で隣り合う磁石極部31,31の各主永久磁石片41,41は、磁化方向が互いに異方向となるように設定されている。
副永久磁石片42(43)は、それぞれ主永久磁石片41の半分以下の周方向長さの略扇形板状を有する。一対の副永久磁石片42、42(43、43)の対向側面には、主永久磁石片41の中央部410に向かって次第に厚さが漸減するテーパ面421(431)が形成され、テーパ面421(431)とは反対側の面の主永久磁石片41と接しない角部には径方向に伸びる断面略L字形状の逃げ溝422(432)が形成されている。そして、一対の副永久磁石片42、42(43、43)は主永久磁石片41の磁石中心線Pを挟んで左右対称に設けられている。ここで、中心線Pからテーパ面421(431)までの距離をdとし、テーパ面の角度をθとすると、d>0、0<θ90°に設定されている。なお、距離dは図5に示すように内径側から外径側に向かって次第に長くなるように設定してもよく、一定としてもよい。距離dを内径側から外径側に向かって次第に長くすることで、ステータ12のティース22のボリュームが大きくなるに従って主永久磁石片41の中央部410の面積も広がるため磁束が均一化でき、より効率的に磁束のやりとりを行うことができる。また、副永久磁石片42、42(43、43)の磁石量を低減することができる。一方、距離dを一定にして主永久磁石片41の中央部410の面積をステータ12のティース22、22間に形成されるスロットの形状と対応させることで、発電量や駆動力の制御を簡易に行なうことができる。
第1副永久磁石片42、42は、それぞれ回転軸方向および径方向に直交する方向(略周方向)に磁化されるとともに、第1副永久磁石片42、42同士が主永久磁石片41の回転軸方向一方側の磁極と同極の磁極が対向するように配置され、第2副永久磁石片43、43は、それぞれ回転軸方向および径方向に直交する方向(略周方向)に磁化されるとともに、第2副永久磁石片43、43同士が主永久磁石片41の回転軸方向他方側の磁極と同極の磁極が対向するように配置されている。
つまり、例えば回転軸O方向の一方側がN極かつ他方側がS極とされた主永久磁石片41に対して、回転軸O方向の一方側に配置された一対の第1副永久磁石片42,42は、互いのN極が周方向で対向するように配置され、回転軸O方向の他方側に配置された一対の第2副永久磁石片43,43は、互いのS極が周方向で対向するように配置されている。 これにより、所謂永久磁石の略ハルバッハ配置による磁束レンズ効果により主永久磁石片41および各副永久磁石片42、42、43、43の各磁束が主永久磁石片41の中央部410で収束し、各ステータ12,12に鎖交する有効磁束が相対的に増大するようになっている。
また、各副永久磁石片42,42、43、43は、主永久磁石片41の周方向端部側で主永久磁石片41の磁極に対して異極となるように主永久磁石片41と回転軸O方向で対向している。つまり、例えば回転軸O方向の一方側がN極かつ他方側がS極とされた主永久磁石片41に対して、回転軸O方向の一方側に配置された各第1副永久磁石片42,42は、主永久磁石片41の周方向端部側でS極が、主永久磁石片41と回転軸O方向で対向し、回転軸O方向の他方側に配置された各第2副永久磁石片43,43は、主永久磁石片41の周方向端部側でN極が、主永久磁石片41と回転軸O方向で対向している。これにより、一体化磁石44内部で主永久磁石片41と各副永久磁石片42、42、43、43の磁束が収束するようになっている。
磁性材極部32は、図6に示すように、回転軸O方向と平行な方向に貫通する複数のスリット450,…,450を備えた磁性部材45から構成され、磁性部材45は、周方向において一様幅を有し、複数の珪素鋼板が積層されて、又は鉄粉などの軟磁性体を成形・焼結して製作される。スリット450は、例えば回転軸O方向に対する断面形状が径方向を長手方向とする長穴状とされ、周方向に所定間隔をおいて複数(ここでは4本)配置されている。また、磁性部材45の内周側角部及び外周側角部には周方向に伸びる断面L字形状の逃げ溝451、452が形成されている。
ロータフレーム33は、例えば図3及び図4に示すように周方向で隣り合う磁石極部31と磁性材極部32間に配置され径方向に伸びる複数のスポーク35,…,35と、このスポーク35,…,35によって接続された内周側円環状のシャフト部36と外周側円環状のリム部37と、シャフト部36の内周部に形成された外部の駆動軸(例えば、車両のトランスミッションの入力軸等)に接続される接続部と、を備えて構成されている。
より具体的に、ロータフレーム33は、それぞれシャフト部36a(36b)とリム部37a(37b)と、シャフト部36a(36b)とリム部37a(37b)間に配置され径方向に伸びる一対のスポーク35a、35a(35b、35b)を有する複数のスポーク形成部材38a,…,38a(38b,…,38b)と(図7参照)、を備える第1及び第2フレーム33A、33Bが軸方向で対向するように組み合わせて構成され、第1フレーム33Aのシャフト部36aと第2フレーム33Bのシャフト部36bによりロータフレーム33のシャフト部36が構成され、第1フレーム33Aのリム部37aと第2フレーム33Bのシャフト部37bによりロータフレーム33のリム部37が構成され、第1フレーム33Aのスポーク35aと第2フレーム33Bのスポーク35bによりロータフレーム33のスポーク35,…,35が構成されている。ここで、シャフト部36a(36b)とリム部37a(37b)と複数のスポーク形成部材38a,…,38a(38b,…,38b)は、それぞれ薄板状の板材からプレス成形により形成される。
そして、一体化磁石44と磁性部材45がスポーク35を介して周方向で隣り合うように配置され、径方向両側からシャフト部36とリム部37とにより挟み込まれている。
シャフト部36の回転軸O方向両端部、即ちシャフト部36aの回転軸O方向一方側端部とシャフト部36bの回転軸O方向他方側端部には、磁性材極部32の磁性部材45を収容する位置に径方向外側に伸びる保持部361、361が設けられ、磁性部材45に形成された逃げ溝451、451に係合する。同様にリム部37の回転軸O方向両端部、即ちリム部37aの回転軸O方向一方側端部とリム部37bの回転軸O方向他方側端部には、磁性材極部32の磁性部材45を収容する位置に径方向内側に伸びる保持部371、371が設けられ、磁性部材45に形成された逃げ溝452、452に係合する。これにより、磁性部材45は保持部361、371によりロータフレーム33内で回転軸O方向の位置決めがなされ、ロータフレーム33内に確実に保持される。このとき、磁性部材45と保持部361、371は軸直交方向の断面視で面一となるように構成されている。なお、保持部361、371はそれぞれシャフト部36a(36b)、リム部37a(37b)とともにプレス成形により形成される。
スポーク形成部材38a(38b)は、例えば図7に示すように、一体化磁石44を周方向及び径方向から囲うように軸直交方向断面視で略扇型形状を有し、外径側略中央部に開口381が形成されている。すなわち、スポーク形成部材38a(38b)は、周方向両側に設けられた一対のスポーク35a、35a(35b、35b)と、スポーク35a、35a(35b、35b)の内径側からシャフト部36a(36b)に沿って延設され一対のスポーク35a、35a(35b、35b)を互いに接続する内径側延設部382と、一対のスポーク35a、35a(35b、35b)の外径側からリム部37aに沿って延設され開口381を挟んで互いに対向する外径側接続部383、383を備えて構成されている。そして、シャフト部36a(36b)と内径側延設部382が内径側延設部382の両端で溶接して接合されるとともにリム部37a(37b)と外径側延設部383、383が溶接して接合される。
また、スポーク形成部材38aのスポーク35a、35aの回転軸O方向一方側端部とスポーク形成部材38bのスポーク35b、35bの回転軸O方向他方側端部には、周方向内側、即ち収容する一体化磁石44に向かって折り曲げられた爪部351、351が設けられ、一体化磁石44の各副永久磁石片42、42、43、43に形成された逃げ溝422、422、432、432に係合する。これにより、一体化磁石44は爪部351、351によりロータフレーム33内で回転軸O方向の位置決めがなされ、ロータフレーム33内で確実に保持される。このとき、副永久磁石片42、42、43、43と爪部351、351、351、351は軸直交方向の断面視で面一となるように構成されている。なお、爪部351はスポーク35a(35b)とともにプレス成形により形成される。スポーク35aの板厚(周方向長さ)はロータ11とステータ12との空隙より厚く、さらにスポーク35a(35b)の表面には絶縁層を設けてもよい。これにより周方向で隣り合う磁石極部31と磁性材極部32間の磁束流れを抑制するとともに、渦電流を抑制することができる。
外周リング50は、例えば、ステンレス鋼板などの非磁性材料からなり、ロータフレーム33のリム部37の外周面に装着され、ロータフレーム33に圧縮応力が発生するように取り付けられている。なお、装着方法は、ロータフレーム33に圧縮応力が発生するように取り付けられればよく、圧入や焼きばめ等により取り付けられる。
次に本実施形態のアキシャルギャップ型モータ10のロータ11の組付け方法について説明する。
図9に示すように、シャフト部36aの外周側に所定の間隔で複数のスポーク形成部材38a,…,38aを配置し、シャフト部36aの外周面に各内径側延設部382の両端で溶接してシャフト部36aとスポーク形成部材38a,…,38aを接合する。このとき、シャフト部36aに形成された保持部361とスポーク35に形成された爪部351が回転軸O方向で同じ側となるように接合する。続いて、図10に示すように、スポーク形成部材38a,…,38aの外径側にリム部37aに形成された保持部371がシャフト部36aに形成された保持部361と回転軸O方向で同じ側となるようにリム部37aを配置し、外径側延設部383、383で溶接してスポーク形成部材38a,…,38aにリム部37aを接合して第1フレーム33Aを製造する。
続いて、図11に示すように、一体化磁石44の副永久磁石部42に形成された逃げ溝422、422がスポーク35aに形成された爪部351、351と係合するように、第1フレーム33Aのスポーク形成部材38a,…,38a内にそれぞれ一体化磁石44,…,44を装着する。続いて、図12に示すように、磁性部材45に形成された逃げ溝451、452がシャフト部36に形成された保持部361とリム部37aに形成された保持部371と係合するように、周方向で隣り合うスポーク形成部材38a、38a間にそれぞれ磁性部材45,…,45を装着する。
そして、図13に示すように、第1フレーム33Aと同様に製造された第2フレーム33Bを第1フレーム33Aに対し回転軸O方向反対側から装着し、図14に示すように、リム部37a、37bの外周面に外周リング50を圧入する。
以上説明したように、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、主永久磁石片41の一方側と他方側にそれぞれ一対の副永久磁石片42、42、43、43を配置して磁石極部31を略ハルバッハ配置の一体化磁石44で構成したので、各ステータ12,12に鎖交する有効磁束が相対的に増大するとともに、各ステータ12,12に向かう磁束以外の磁束が磁石極部31を構成する一体化磁石44内部で収束する。従って、周方向で隣り合う磁性材極部32の磁性部材45との磁束の短絡を抑制することができ、これによりモータの発生トルクの減少や効率低下を抑制することができる。
また、各ステータ12、12に向かう磁束以外の磁束が一体化磁石44内部で収束するため、ロータフレーム33のスポーク部35の厚さを薄くすることができ、磁石極部31及び磁性材極部32の占有率を向上させてモータの発生トルクを増大させることができる。
さらに、磁石極部31を予め主永久磁石片41の一方側と他方側にそれぞれ一対の副永久磁石片42、42、43、43を配置した略ハルバッハ配置の一体化磁石44で構成したので、ロータフレーム33への取付け性が向上し、製造工程を簡略化することができる。
また、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、副永久磁石片42、42(43、43)は主永久磁石片41の略中央部410に向かって次第に厚さが漸減するテーパ面421(431)を有するので、テーパ面421(431)の傾きを調整することで極弧角を容易に調整することができる。
また、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、主永久磁石片41と副永久磁石片42、42、43、43を接着材により、又は焼結により一体化することで、容易に一体化磁石44を製造することができる。また、磁性材極部32を構成する磁性部材45は、珪素鋼板を積層、又は軟磁性体で成形・焼結して製造することで、磁性部材45を容易に製造することができ、さらにスリット450を形成することで、磁性部材45に容易に磁気突極性を付与することができる。
また、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、回転トルクを伝達するロータフレーム33を軸方向に分割することで組付け性を向上することができる。
また、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、シャフト部36a(36b)及びリム部37a(37b)の回転軸O方向外側に磁性材極部32の磁性部材45を保持する保持部361、371を設け、磁性部材45に保持部361、371と係合する逃げ溝451、452を設けたので、磁性部材45をロータフレーム33内に確実に保持することができる。また、保持部361、371と係合する係合部を逃げ溝451、452とすることでロータ11とステータ12間の空隙を最小限に設定することができる。さらに、シャフト部36a(36b)及びリム部37a(37b)はそれぞれ保持部361、371とともにプレス成形により形成されるので、プレス成形による加工硬化で強度を高くすることができる。
また、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、スポーク35a(35b)の回転軸O方向外側には磁石極部31の一体化磁石44を固定する爪部351が設けられ、一体化磁石44に爪部351、351と係合する逃げ溝422、432を設けたので、一体化磁石44をロータフレーム33内に確実に保持することができる。また、爪部351と係合する係合部を逃げ溝451、452とすることでロータ11とステータ12間の空隙を最小限に設定することができる。さらに、スポーク35a(35b)は爪部351とともにプレス成形により形成されるので、プレス成形による加工硬化で強度を高くすることができる。
また、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、スポーク35a(35b)の板厚をロータ11とステータ12間に形成される空隙よりも厚く設定しているので、周方向で隣り合う磁石極部31の一体化磁石44と磁性材極部32の磁性部材45との磁束流れを抑制することができる。また、スポーク35a(35b)の表面に絶縁層を設けることで渦電流の発生を抑制することができる。
また、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、スポーク35a(35b)はシャフト部36a(36b)に沿って延設された内径側延設部382とリム部37a(37b)に沿う外径側延設部383、383と一体に構成され、内径側延設部382と外径側延設部383、383は、それぞれシャフト部36a(36b)及びリム部37a(37b)に溶接により接合されるので、スポーク35a(35b)、シャフト部36a(36b)及びリム部37a(37b)をプレス加工で製造することができ、ロータフレーム33を一部材(円柱又は円筒形状からなる無垢材)から削り出して加工する場合に比べ、製造時間を短縮することができる
さらに、周方向で隣り合うスポーク35a、35a(35b、35b)を内径側延設部382及び/又は外径側延設部383、383で一体化し、一枚の平板からスポーク形成部材38a(38b)として形成することにより部品点数を削減することができ、組付け工程を簡易化することができる。
また、本実施形態のアキシャルギャップ型モータ100によれば、ロータフレーム33のリム部37に外周リング50が嵌合することでロータフレーム33の剛性を高くすることができるとともに、リム部37を薄くすることができ容易にプレス成形で製造することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、副永久磁石片42、42(43、43)にテーパ面421(431)を形成したが、必ずしもテーパ面421(431)を形成する必要はない。
また、周方向で隣り合うスポーク35a、35a(35b、35b)は、スポーク形成部材38a(38b)の内径側延設部382によって互いに接続されているが、外側延設部383によって接続されても、内径側延設部382と外側延設部383の両方によって接続されていてもよく、また、各スポーク35a、35bはそれぞれ独立に設けられていてもよい。
10 アキシャルギャップ型モータ
11 ロータ
12 ステータ
31 磁石極部
32 磁性材極部
33 ロータフレーム
33A 第1フレーム、
33B 第2フレーム
35、35a、35b スポーク
351 爪部
36、36a、36b シャフト部
361 保持部
37、37a、37b リム部
371 保持部
38a、38b スポーク形成部材
382 内径側延設部
383 外径側延設部
41 主永久磁石片(主磁石片)
410 中央部
42 副磁永久磁石片(副磁石片)
421 テーパ面(テーパ部)
422 逃げ溝
43 副磁永久磁石片(副磁石片)
431 テーパ面(テーパ部)
432 逃げ溝
44 一体化磁石
45 磁性部材
450 スリット(貫通孔)
451 逃げ溝
452 逃げ溝
50 外周リング
O 回転軸

Claims (18)

  1. 回転軸周りに回転可能なロータと、
    回転軸方向の両側から前記ロータを挟んで対向配置される一対のステータと、を備えるアキシャルギャップ型モータであって、
    前記ロータは、
    周方向に所定の間隔で配置される磁石極部と、
    周方向で隣り合う前記磁石極部間に配置される磁性材極部と、を備え、
    前記磁石極部は、
    回転軸方向に磁化された主磁石片と、回転軸方向一方側であって前記主磁石片の周方向両側に配置され、それぞれ回転軸方向および径方向に直交する方向に磁化され前記主磁石片の回転軸方向一方側の磁極と同極の磁極が対向する一対の副磁石片と、回転軸方向他方側であって前記主磁石片の周方向両側に配置され、それぞれ回転軸方向および径方向に直交する方向に磁化され前記主磁石片の回転軸方向他方側の磁極と同極の磁極が対向する一対の副磁石片と、が一体となった一体化磁石から構成され、前記主磁石片の一部が前記一対のステータに露出する、
    ことを特徴とするアキシャルギャップ型モータ。
  2. 前記副磁石片は、それぞれ前記主磁石片の略中央部に向かって次第に厚さが漸減するテーパ部を有し、
    前記主磁石片の略中央部が前記一対のステータに露出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  3. 前記主磁石片と、回転軸方向一方側に配置された前記一対の副磁石片と、回転軸方向他方側に配置された前記一対の副磁石片とは、接着材により、又は焼結により一体化される、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  4. 前記磁性材極部は、珪素鋼板を積層した、又は軟磁性体の磁性部材で構成され、回転軸方向に磁気突極性を有する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のアキシャルギャップ型モータ。
  5. 前記磁性部材は、回転軸方向に貫通する貫通孔を有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  6. 前記ロータは、前記磁石極部と前記磁性材極部間に配置されて径方向に延びる複数のスポークと、前記複数のスポークの内径側及び外径側にそれぞれ設けられるシャフト部及びリム部と、を有する非磁性のロータフレームを備える、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のアキシャルギャップ型モータ。
  7. 前記ロータフレームは、前記磁石極部と前記磁性材極部間に配置されて径方向に延びる複数のスポークと、前記複数のスポークの内径側及び外径側にそれぞれ設けられるシャフト部及びリム部と、をそれぞれ有する第1及び第2フレームから構成され、前記第1及び第2フレームを軸方向に組付けて構成される
    ことを特徴とする請求項6に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  8. 前記第1及び第2フレームの前記シャフト部及び前記リム部の回転軸方向外側に前記磁性材極部を保持する保持部を有する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  9. 前記磁性材極部には、前記保持部と係合する周方向に伸びる逃げ溝が設けられる、
    ことを特徴とする請求項8に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  10. 前記第1及び第2フレームの前記スポークの回転軸方向外側には前記磁石極部を固定する爪部が設けられる、
    ことを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載のアキシャルギャップ型モータ。
  11. 前記磁石極部には、前記スポークの爪部と係合する径方向に伸びる逃げ溝が設けられる、ことを特徴とする請求項10に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  12. 前記スポークの板厚は、前記ロータと前記ステータ間に形成される空隙よりも厚い、
    ことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のアキシャルギャップ型モータ。
  13. 前記スポークの表面に絶縁層を設けた、
    ことを特徴とする請求項6〜12のいずれかに記載のアキシャルギャップ型モータ。
  14. 前記スポークは、前記シャフト部に沿って延設された内径側延設部と前記リム部に沿って延設された外径側延設部と一体に構成され、
    前記内径側延設部と前記外径側延設部は、それぞれ前記シャフト部及び前記リム部に溶接により接合される、
    ことを特徴とする請求項6〜13のいずれかに記載のアキシャルギャップ型モータ。
  15. 前記第1及び第2ロータフレームのリム部には、外周リングが嵌合される、
    ことを特徴とする請求項6〜14のいずれかに記載のアキシャルギャップ型モータ。
  16. 前記スポークは前記爪部とともにプレス成形により形成される、
    ことを特徴とする請求項10に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  17. 前記シャフト部及び前記リム部はそれぞれ前記保持部とともにプレス成形により形成される、
    ことを特徴とする請求項8に記載のアキシャルギャップ型モータ。
  18. 車両に用いられることを特徴とする請求項1〜17に記載のアキシャルギャップ型モータ。
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