JP2015060858A - 電子部品モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、ハンダ付け性が向上された電子部品モジュールを提供する。
【解決手段】電子部品モジュール(100)では、電子部品と、第1面に電子部品を搭載し、第1面と反対側の第2面に外部と接続するための外部電極を有するベース基板(110)と、を備え、ベース基板は第1面側から見て4辺を有する矩形形状であり、その4辺の内の向かい合う2辺の側面は、その側面を切り欠く切り欠き部(130)が形成され、切り欠き部を通り、電子部品と外部電極と電気的に接続する側面電極(141)が形成され、側面電極及び外部電極の表面には、鉛フリーハンダ(112)がコーティングされている。
【選択図】図1
【解決手段】電子部品モジュール(100)では、電子部品と、第1面に電子部品を搭載し、第1面と反対側の第2面に外部と接続するための外部電極を有するベース基板(110)と、を備え、ベース基板は第1面側から見て4辺を有する矩形形状であり、その4辺の内の向かい合う2辺の側面は、その側面を切り欠く切り欠き部(130)が形成され、切り欠き部を通り、電子部品と外部電極と電気的に接続する側面電極(141)が形成され、側面電極及び外部電極の表面には、鉛フリーハンダ(112)がコーティングされている。
【選択図】図1
Description
本発明は、表面実装型の電子部品モジュールに関するもので、特に、電子部品モジュールの外部電極の構造に関するものである。
電子機器の小型化を図るため、表面実装型の電子部品モジュール(例えば圧電デバイス)が多用されるようになっている。そして、量産性を上げるため、圧電デバイスの外部電極は、真空蒸着又はスパッタリングで形成される。真空蒸着又はスパッタリングされた外部電極は、例えば300オングストローム(0.03μm)の厚さしかなく、圧電デバイスの完成後に熱衝撃試験又は耐電圧試験されると、酸化したり傷ついたりしてしまうことがある。このように酸化したり傷ついたりした外部電極は、ハンダ付け性が劣化してしまう。
そこで、特許文献1では、外部電極を真空蒸着又はスパッタリングではなく、数μmから十数μmの厚みを形成できるメッキ法によって、ニッケルメッキ又は銅メッキで形成している。さらに、ニッケルメッキ又は銅メッキの上に錫メッキを形成して、ハンダ付け性を向上させている。
しかし、外部電極をメッキ法で厚く形成していては、製造コストで不利である。その一方で熱衝撃試験又は耐電圧試験後に、簡易に外部電極を保護するとともにハンダ付け性を向上させる技術が求められている。
本発明では、ハンダ付け性が向上されている電子部品モジュールを提供することを目的とする。
第1観点の電子部品モジュールでは、電子部品と、第1面に電子部品を搭載し、第1面と反対側の第2面に外部と接続するための外部電極を有するベース基板と、を備え、ベース基板は第1面側から見て4辺を有する矩形形状であり、その4辺の内の向かい合う2辺の側面は、その側面を切り欠く切り欠き部が形成され、切り欠き部を通り、電子部品と外部電極と電気的に接続する側面電極が形成され、側面電極及び外部電極の表面には、鉛フリーハンダがコーティングされている。
第2観点の電子部品モジュールでは、第1観点において、ベース基板が、セラミック製のセラミック基板又はガラスエポキシ製のガラスエポキシ基板を含む。
第3観点の電子部品モジュールでは、第1観点及び第2観点において、切り欠き部が、第1面における面積が第2面における面積より大きい。
第4観点の電子部品モジュールでは、第1観点から第3観点において、切り欠き部が、第1面から見て半円状に形成されている。
第5観点の電子部品モジュールでは、第1観点及び第2観点において、切り欠き部が、第1面から見て多角形状に形成されており、第1面における多角形の面積が第2面における面積より大きい。
第6観点の電子部品モジュールでは、第1観点及び第2観点において、切り欠き部が、第1面における面積が第2面における面積より小さい。
第7観点の電子部品モジュールでは、第6観点において、切り欠き部が、第1面から見て多角形状に形成されている。
第8観点の電子部品モジュールでは、第1観点から第7観点において、切り欠き部にハンダが充填されている。
第9観点の電子部品モジュールでは、第1観点から第8観点において、第2面には、第2面の表面から凹み切り欠け部に接続される凹部が形成され、外部電極が凹部に形成されている。
第10観点の電子部品モジュールでは、第9観点において、凹部にハンダが充填されている。
本発明の電子部品モジュールによれば、ハンダ付け性を向上できる。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明の範囲は以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
(第1実施形態)
<電子部品モジュール100の構成>
図1(a)は、電子部品モジュール100の斜視図である。電子部品モジュール100は、主に、矩形形状の平面を有するベース基板110と、ベース基板110上に配置される電子部品(不図示)と、により構成されている。以下の説明では、ベース基板110の長辺が伸びる方向をY軸方向、短辺が伸びる方向をX軸、X軸方向とY軸方向とに垂直な方向をZ軸方向として説明する。
<電子部品モジュール100の構成>
図1(a)は、電子部品モジュール100の斜視図である。電子部品モジュール100は、主に、矩形形状の平面を有するベース基板110と、ベース基板110上に配置される電子部品(不図示)と、により構成されている。以下の説明では、ベース基板110の長辺が伸びる方向をY軸方向、短辺が伸びる方向をX軸、X軸方向とY軸方向とに垂直な方向をZ軸方向として説明する。
ベース基板110は、例えばガラスエポキシ製のガラスエポキシ基板として形成される。ベース基板110の+Z軸側の面には複数の電子部品が配置されており、これらの電子部品はカバー120に覆われることにより保温及び保護されている。また、ベース基板110の+Z軸側の面から−Z軸側の面へは複数の電極140が引き出されている。ベース基板110の+X軸側及び−X軸側の側面には、ベース基板110の側面を切り欠く切り欠け部130(図1(b)参照)が形成されており、切り欠け部130にはハンダ112が充填されている。ハンダ112には、例えば鉛フリーハンダが用いられる。
図1(b)は、切り欠け部130の拡大斜視図である。切り欠け部130はベース基板110の側面の一部がベース基板110の内側に凹むように形成されており、その形状は、例えば+Z軸側から見て半円状となるように形成される。切り欠け部130には電極140が形成されており、この切り欠け部130に形成される電極140を側面電極141とする。ハンダ112は、側面電極141に密着し、図1(a)に示されるように半円状の切り欠け部130を満たすように充填される。
図2(a)は、電子部品モジュール100の上面図である。ベース基板110の+Z軸側の面に形成される電極140は、ベース基板110の+Z軸側の面に形成される電子部品(不図示)に直接的又は間接的に導通されている。また、ベース基板110の+X軸側及び−X軸側の側面には、それぞれ3箇所に切り欠け部130が形成されており、電極140はこれらの切り欠け部130を介してベース基板110の−Z軸側の面に引き出される。
図2(b)は、電子部品モジュール100の底面図である。電極140は、切り欠け部130を介して+Z軸側の面から−Z軸側の面に引き出されており、この−Z軸側の面に形成される電極140を外部電極142とする。外部電極142の表面はハンダ112で覆われている。電子部品モジュール100は、この外部電極142を介して他の基板等に実装される。
図3(a)は、図2(a)及び図2(b)のA−A断面図である。ベース基板110に形成される電極140は、例えばベース基板110の表面に形成される銅(Cu)層143と、銅(Cu)層143の表面に形成されるニッケル(Ni)層144と、ニッケル層144の表面に形成されている金(Au)層145と、により形成される。これらの層はめっきにより形成され、例えば金(Au)層145は0.03μm以上、ニッケル(Ni)層144は3〜5μm、銅(Cu)層143は20μm以上に形成される。また、切り欠け部130にハンダ112が充填された直後では、図3(a)に示されるように側面電極141及び外部電極142の金(Au)層145の表面がハンダ112により覆われるようにコーティングされる。この後、金(Au)層145がハンダ112に拡散し、さらにニッケル(Ni)層114とハンダ112との境界部分にニッケル(Ni)とハンダとが混じった層が形成される。
図3(b)は、電子部品モジュール100及びアルミナ基板150の概略断面図である。以下に図3(b)を参照してベース基板110の電極140にハンダ112をコーティングする方法について説明する。まず、アルミナ基板150上にハンダペースト112を印刷する。次にベース基板110の電極140のハンダ112を付着させたい領域にフラックスを塗布する。電子部品モジュール100では、例えば側面電極141及び外部電極142の表面にハンダ112を付着させるために、側面電極141及び外部電極142の表面にフラックスが塗布される。次に、ハンダペースト112上に電子部品モジュール100を置き、ハンダ112が溶ける温度まで温度を上げる。ハンダ112とアルミナ基板150とは接合しないため、溶けたハンダ112は全て電子部品モジュール100の電極140に移動し、側面電極141及び外部電極142の表面をコーティングする。また、切り欠け部130の側面は図1(b)に示されるように側面電極141で覆われているため、ハンダ112の量が多い場合には切り欠け部130にハンダ112が溜まって表面張力によりハンダ112が切り欠け部130に保持される。この状態でハンダ112を固まらせることにより、切り欠け部130にハンダ112が充填される。
従来の電子部品モジュールでは、電極の表面に形成される金層の厚さが薄く、電子部品モジュールの形成の過程で金層にピンホールが形成されること等によりニッケル層が外気に触れて酸化し、ハンダが電極に付きにくくなるという問題、すなわちハンダ付け性が劣化するという問題があった。電子部品モジュール100では、フラックスを電極140に塗布した後にハンダ112を付着させることで、電極140のハンダ付け性が向上されている。このハンダ付け性の向上は、ハンダ付け性が一度劣化した電極に対して行うことで再びハンダ付け性を向上させることができる。
また、電子部品モジュールを実装基板等に実装する場合には実装基板にハンダを塗布することにより実装されるが、電子部品モジュール100では切り欠け部130にハンダ112が充填されているため、実装基板にハンダを塗布することが不要になる。また、電子部品モジュール100は、電極140の表面にすでにハンダ112が形成されているため、電極140とハンダ112とのハンダ付け性を考慮することなく容易に電子部品モジュール100を実装基板等に装着することができる。
(第2実施形態)
電子部品モジュールの切り欠け部は、様々な形状に形成される。以下に切り欠け部の変形例について説明する。また、以下の説明では、第1実施形態と同じ部分に関しては第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
電子部品モジュールの切り欠け部は、様々な形状に形成される。以下に切り欠け部の変形例について説明する。また、以下の説明では、第1実施形態と同じ部分に関しては第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
<切り欠け部230の構成>
図4(a)は、切り欠け部230の斜視図である。切り欠け部230は、ベース基板110の+Z軸側の面及び−Z軸側の面が半円状に形成されている切り欠け部である。切り欠け部230のベース基板110の+Z軸側の面の半円の直径を長さD1、ベース基板110の−Z軸側の面の半円の直径を長さD2とすると、長さD1は長さD2よりも大きく形成されている。また、切り欠け部230は、XY平面の断面の面積が+Z軸側に寄るほど大きくなるように形成されている。
図4(a)は、切り欠け部230の斜視図である。切り欠け部230は、ベース基板110の+Z軸側の面及び−Z軸側の面が半円状に形成されている切り欠け部である。切り欠け部230のベース基板110の+Z軸側の面の半円の直径を長さD1、ベース基板110の−Z軸側の面の半円の直径を長さD2とすると、長さD1は長さD2よりも大きく形成されている。また、切り欠け部230は、XY平面の断面の面積が+Z軸側に寄るほど大きくなるように形成されている。
<切り欠け部330の構成>
図4(b)は、切り欠け部330の斜視図である。切り欠け部330は、ベース基板110の+Z軸側の面及び−Z軸側の面が半円状に形成されている切り欠け部である。切り欠け部330は切り欠け部230とは逆に、ベース基板110の+Z軸側の面の半円の直径が長さD2、ベース基板110の−Z軸側の面の半円の直径が長さD1となるように形成されている。また、切り欠け部330は、XY平面の断面の面積が−Z軸側に寄るほど大きくなるように形成されている。
図4(b)は、切り欠け部330の斜視図である。切り欠け部330は、ベース基板110の+Z軸側の面及び−Z軸側の面が半円状に形成されている切り欠け部である。切り欠け部330は切り欠け部230とは逆に、ベース基板110の+Z軸側の面の半円の直径が長さD2、ベース基板110の−Z軸側の面の半円の直径が長さD1となるように形成されている。また、切り欠け部330は、XY平面の断面の面積が−Z軸側に寄るほど大きくなるように形成されている。
<切り欠け部430の構成>
図4(c)は、切り欠け部430の斜視図である。切り欠け部430は、ベース基板110の+Z軸側の面及び−Z軸側の面が矩形形状に形成されている切り欠け部である。切り欠け部430は、ベース基板110の+Z軸側の面のY軸方向の長さが長さD1、X軸方向の長さが長さL1に形成されており、−Z軸側の面のY軸方向の長さが長さD2、X軸方向の長さが長さL2に形成されている。長さD1は長さD2よりも長く、長さL1は長さL2よりも長い。そのため、切り欠け部430は+Z軸側の面の面積が−Z軸側の面の面積よりも大きい。
図4(c)は、切り欠け部430の斜視図である。切り欠け部430は、ベース基板110の+Z軸側の面及び−Z軸側の面が矩形形状に形成されている切り欠け部である。切り欠け部430は、ベース基板110の+Z軸側の面のY軸方向の長さが長さD1、X軸方向の長さが長さL1に形成されており、−Z軸側の面のY軸方向の長さが長さD2、X軸方向の長さが長さL2に形成されている。長さD1は長さD2よりも長く、長さL1は長さL2よりも長い。そのため、切り欠け部430は+Z軸側の面の面積が−Z軸側の面の面積よりも大きい。
<切り欠け部530の構成>
図4(d)は、切り欠け部530の斜視図である。切り欠け部530は、ベース基板110の+Z軸側の面及び−Z軸側の面が矩形形状に形成されている切り欠け部である。切り欠け部530は、ベース基板110の+Z軸側の面のY軸方向の長さが長さD2、X軸方向の長さが長さL2に形成されており、−Z軸側の面のY軸方向の長さが長さD1、X軸方向の長さが長さL1に形成されている。そのため、切り欠け部530は+Z軸側の面の面積が−Z軸側の面の面積よりも小さい。
図4(d)は、切り欠け部530の斜視図である。切り欠け部530は、ベース基板110の+Z軸側の面及び−Z軸側の面が矩形形状に形成されている切り欠け部である。切り欠け部530は、ベース基板110の+Z軸側の面のY軸方向の長さが長さD2、X軸方向の長さが長さL2に形成されており、−Z軸側の面のY軸方向の長さが長さD1、X軸方向の長さが長さL1に形成されている。そのため、切り欠け部530は+Z軸側の面の面積が−Z軸側の面の面積よりも小さい。
切り欠け部230及び切り欠け部430に示されるような−Z軸側の面の面積が小さい切り欠け部は、切り欠け部にハンダ112が入りにくいため切り欠け部に供給されるハンダ112の量を減らすことができる。また、切り欠け部内に入ったハンダ112を保持し易くなるという特徴がある。これに対して、切り欠け部330及び切り欠け部530に示されるように、−Z軸側の面の面積が大きく+Z軸側の面積が小さい場合には、ハンダ112が切り欠け部内に入りやすく、切り欠け部の+Z軸側の面からハンダ112がはみ出しにくいという特徴がある。電子部品モジュールにおける切り欠け部の形成は、このような切り欠け部の形状による特徴を考慮し、電子部品モジュールの特徴等に応じて最適な形状に形成することができる。
<切り欠け部630の構成>
図5(a)は、切り欠け部630の斜視図である。切り欠け部630は、ベース基板110の+Z軸側の面及び−Z軸側の面が半円状に形成されている切り欠け部である。切り欠け部630は、半円状の断面を有し、3段の段差により形成されている。切り欠け部630のベース基板110の+Z軸側の面の半円の直径が長さD1、ベース基板110の中段の段差の半円の直径が長さD3、ベース基板110の−Z軸側の面の半円の直径が長さD2に形成されている。長さD3は長さD2よりも大きく長さD1よりも小さい。
図5(a)は、切り欠け部630の斜視図である。切り欠け部630は、ベース基板110の+Z軸側の面及び−Z軸側の面が半円状に形成されている切り欠け部である。切り欠け部630は、半円状の断面を有し、3段の段差により形成されている。切り欠け部630のベース基板110の+Z軸側の面の半円の直径が長さD1、ベース基板110の中段の段差の半円の直径が長さD3、ベース基板110の−Z軸側の面の半円の直径が長さD2に形成されている。長さD3は長さD2よりも大きく長さD1よりも小さい。
<切り欠け部730の構成>
図5(b)は、切り欠け部730の斜視図である。切り欠け部730は、半円状の断面を有し、3段の段差により形成されている。切り欠け部730は切り欠け部630とは逆に、ベース基板110の+Z軸側の面の半円の直径が長さD2、ベース基板110の−Z軸側の面の半円の直径が長さD1となるように形成されている。また、ベース基板110の中段の段差の半円の直径が長さD3となるように形成されている。
図5(b)は、切り欠け部730の斜視図である。切り欠け部730は、半円状の断面を有し、3段の段差により形成されている。切り欠け部730は切り欠け部630とは逆に、ベース基板110の+Z軸側の面の半円の直径が長さD2、ベース基板110の−Z軸側の面の半円の直径が長さD1となるように形成されている。また、ベース基板110の中段の段差の半円の直径が長さD3となるように形成されている。
断面が矩形形状に形成される切り欠け部430及び切り欠け部530は、切り欠け部の断面の面積を広く形成することができ、切り欠け部のハンダの保持量を多くすることができる。一方、切り欠け部630及び切り欠け部730では、断面が弧状に形成されることによりハンダが切り欠け部全体に入り込みやすくなる。そのため、ハンダのコーティング量を確保し、ハンダとベース基板110との接合強度を確保し易いという特徴がある。また、ベース基板がガラスエポキシ製である場合、切り欠け部630及び切り欠け部730のような段差は、切り欠け部230及び切り欠け部330のような斜面よりも形成が容易である。
(第3実施形態)
ベース基板の外部電極が形成される領域にハンダが充填されるための凹みが形成されても良い。以下に外部電極が形成される領域に凹みが形成された電子部品モジュール800について説明する。また、以下の説明では、第1実施形態及び第2実施形態と同じ部分に関しては第1実施形態及び第2実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
ベース基板の外部電極が形成される領域にハンダが充填されるための凹みが形成されても良い。以下に外部電極が形成される領域に凹みが形成された電子部品モジュール800について説明する。また、以下の説明では、第1実施形態及び第2実施形態と同じ部分に関しては第1実施形態及び第2実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
図6(a)は、電子部品モジュール800の概略断面図である。電子部品モジュール800は、主に、矩形形状の平面を有するベース基板810と、ベース基板810上に配置される電子部品(不図示)と、により構成されている。また、電子部品はカバー120に覆われることにより保温及び保護されている。ベース基板810ではベース基板110と異なり、−Z軸側の外部電極142が形成される領域に凹部830が形成されている。凹部830は、ベース基板810の−Z軸側の面が+Z軸側に凹むように形成され、切り欠け部130に連結している。その為、ハンダ112は、凹部830から切り欠け部130にかけて充填されることにより外部電極142及び側面電極141の表面に形成される。ベース基板810のその他の構成要素はベース基板110と同様である。
図6(b)は、図6(a)のB−B断面を含むベース基板810の部分断面図である。凹部830は、ベース基板810の−Z軸側の面の外部電極142が形成されている領域のみに形成される。そのため、この凹部830は、ベース基板810の−Z軸側の面に形成されるハンダ112を充填するための空間となる。電子部品モジュールに凹部830が形成された場合には、より多くのハンダ112を充填するための空間を備えることになる。
以上、本発明の最適な実施形態について詳細に説明したが、当業者に明らかなように、本発明はその技術的範囲内において実施形態に様々な変更・変形を加えて実施することができる。
例えば、ハンダは切り欠け部に充填されたが、切り欠け部に充填されず電極の表面を覆うだけでもハンダ付け性は向上される。
また、上記実施形態のベース基板はガラスエポキシ製として説明されたが、他の材料を用いて形成されても良い。例えば、電子部品モジュールに形成される電子部品が所定の周波数で振動する圧電振動片及び圧電振動片を発振させる発振素子であり、電子部品モジュールが圧電発振器として形成された場合には、ベース基板はセラミック製のセラミック基板として形成されることができる。特に、セラミック基板は、図4(a)、(b)に示されるような斜面を有する切り欠け部を、グリーンシートの状態で型を充てるなどして形成することで容易に形成することができる。
さらに、切り欠け部の平面形状は、第2実施形態において半円形及び矩形形状が示されたが、楕円又は複数の角を有する多角形状等に形成されても良い。
100、800 … 電子部品モジュール
110 … ベース基板
112 … ハンダ、ハンダペースト
120 … カバー
130、230、330、430、530、630、730 … 切り欠け部
140 … 電極
141 … 側面電極
142 … 外部電極
143 … 銅(Cu)層
144 … ニッケル(Ni)層
145 … 金(Au)層
150 … アルミナ基板
830 … 凹部
110 … ベース基板
112 … ハンダ、ハンダペースト
120 … カバー
130、230、330、430、530、630、730 … 切り欠け部
140 … 電極
141 … 側面電極
142 … 外部電極
143 … 銅(Cu)層
144 … ニッケル(Ni)層
145 … 金(Au)層
150 … アルミナ基板
830 … 凹部
Claims (10)
- 電子部品と、
第1面に前記電子部品を搭載し、前記第1面と反対側の第2面に外部と接続するための外部電極を有するベース基板と、を備え、
前記ベース基板は前記第1面側から見て4辺を有する矩形形状であり、その4辺の内の向かい合う2辺の側面は、その側面を切り欠く切り欠き部が形成され、
前記切り欠き部を通り、前記電子部品と前記外部電極と電気的に接続する側面電極が形成され、
前記側面電極及び前記外部電極の表面には、鉛フリーハンダがコーティングされている電子部品モジュール。 - ベース基板が、セラミック製のセラミック基板又はガラスエポキシ製のガラスエポキシ基板を含む請求項1に記載の電子部品モジュール。
- 前記切り欠き部は、前記第1面における面積が前記第2面における面積より大きい請求項1又は請求項2に記載の電子部品モジュール。
- 前記切り欠き部は、前記第1面から見て半円状に形成された請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子部品モジュール。
- 前記切り欠き部は、前記第1面から見て多角形状に形成されており、前記第1面における多角形の面積が前記第2面における面積より大きい請求項1又は請求項2に記載の電子部品モジュール。
- 前記切り欠き部は、前記第1面における面積が前記第2面における面積より小さい請求項1又は請求項2に記載の電子部品モジュール。
- 前記切り欠き部は、前記第1面から見て多角形状に形成された請求項6に記載の電子部品モジュール。
- 前記切り欠き部にハンダが充填されている請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の電子部品モジュール。
- 前記第2面には、前記第2面の表面から凹み前記切り欠け部に接続される凹部が形成され、前記外部電極が前記凹部に形成されている請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の電子部品モジュール。
- 前記凹部にハンダが充填されている請求項9に記載の電子部品モジュール。
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JP (1) | JP2015060858A (ja) |
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2013
- 2013-09-17 JP JP2013191862A patent/JP2015060858A/ja active Pending
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