JP2015060658A - 過充電防止ユニット及び二次電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】信頼性の高い電流遮断機構を備える過充電防止ユニット及び二次電池を提供する。【解決手段】過充電防止ユニット30は、電流遮断部12と、第1短絡リードと、第2短絡リードと、電圧検知部14と、接続部と、を備える。電流遮断部12は、二次電池1の一方の電極端子と電気的に一端を接続され、所定の電流が通過すると切断する。第1短絡リードは、電流遮断部12の他端と電気的に接続される。第2短絡リードは、二次電池1の他方の電極端子と電気的に接続される。電圧検知部14は、前記第1短絡リードと前記第2短絡リードとの間の電圧を測定する。接続部は、電圧検知部14が測定した電圧が所定の閾値を超えると、前記第1短絡リードと前記第2短絡リードとを電気的に接続させる。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、過充電防止ユニット及び二次電池
二次電池は、過充電状態が生じた場合に、電池電圧の上昇及び電池内部のガス圧の上昇などを生じる。そのため、二次電池は、過充電状態が生じた場合に、外部装置から供給される充電電流を遮断するヒューズを備える。電池電圧が所定の電圧を超過すると、ヒューズは、融解し、外部装置から供給される充電電流を遮断する。
信頼性の高い電流遮断機構を備える過充電防止ユニット及び二次電池を提供する。
実施形態によれば、過充電防止ユニットは、電流遮断部と、第1短絡リードと、第2短絡リードと、電圧検知部と、接続部と、を備える。電流遮断部は、前記二次電池の一方の電極端子と電気的に一端を接続され、所定の電流が通過すると切断する。第1短絡リードは、前記電流遮断部の他端と電気的に接続される。第2短絡リードは、前記二次電池の他方の電極端子と電気的に接続される。電圧検知部は、前記第1短絡リードと前記第2短絡リードとの間の電圧を測定する。接続部は、前記電圧検知部が測定した電圧が所定の閾値を超えると、前記第1短絡リードと前記第2短絡リードとを電気的に接続させる。
(第1実施形態)
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る二次電池システムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、二次電池システムは、二次電池1、充電装置20及び配線29a並びにbなどを備える。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る二次電池システムの構成例を示すブロック図である。図1に示すように、二次電池システムは、二次電池1、充電装置20及び配線29a並びにbなどを備える。
図1が示すように、二次電池1は、外装缶2と、外装缶2内に収納される電極群3と、内部正極リード4と、内部負極リード5と、正極端子6と、負極端子7と、キャッププレート15と、絶縁部材16と、過充電防止ユニット30と、を備える。電解質(図示しない)は電極群3に保持されている。外装缶2は、矩形上に形成される箱状であって、外装缶2の上面は、開口している。外装缶2は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等から形成することができる。たとえば、アルミニウム合金は、マグネシウム、亜鉛、ケイ素等の元素を含む合金などである。合金中に鉄、銅、ニッケル、クロム等の遷移金属が含む場合、その量は、たとえば、100ppm以下である。外装缶の板厚は、1mm以下にすることができ、0.5mm以下であってもよい。
電極群3は、正極と負極がその間にセパレータを介して偏平形状に捲回されたものである。正極は、例えば金属箔からなる帯状の正極集電体と、正極集電体の長辺に平行な一端部からなる正極集電タブ10と、少なくとも正極集電タブ10の部分を除いて正極集電体に形成された正極材料層(正極活物質含有層)とを含む。一方、負極は、例えば金属箔からなる帯状の負極集電体と、負極集電体の長辺に平行な一端部からなる負極集電タブ11と、少なくとも負極集電タブ11の部分を除いて負極集電体に形成された負極材料層(負極活物質含有層)とを含む。このような正極、セパレータ及び負極は、正極集電タブ10が電極群の捲回軸方向にセパレータから突出し、かつ負極集電タブ11がこれとは反対方向にセパレータから突出するよう、正極及び負極の位置をずらして捲回されている。このような捲回により、電極群3は、図1に示すように、一方の端面から渦巻状に捲回された正極集電タブ10が突出し、かつ他方の端面から渦巻状に捲回された負極集電タブ11が突出している。正極集電タブ10及び負極集電タブ11は、正負極の集電体と同じ材料から形成しても、アルミニウム、Mg、Ti、Zn、Mn、Fe、Cu及びSiよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素を含むアルミニウム合金から形成しても良い。
内部正極リード4及び内部負極リード5は、それぞれ、帯状の導電板からなる。内部正極リード4が正極集電タブ10に電気的に接続され、また、内部負極リード5が負極集電タブ11に電気的に接続されている。正極端子6及び負極端子7は、それぞれ、絶縁部材16を介してキャッププレート15に固定されている。内部正極リード4の先端は、正極端子6に電気的に接続され、内部負極リード5の先端は負極端子7に電気的に接続されている。
キャッププレート15は、外装缶2の上面を覆うプレートである。キャッププレート15は、正極端子6を通過させる穴と、負極端子7を通過させる穴と、を備える。キャッププレート15は、穴に設置される絶縁部材16を介して正極端子6及び負極端子7を固定する。また、キャッププレート15は、図示されない絶縁物質などを介して正極短絡リード8、負極短絡リード9、絶縁体13、及び、電圧検知部14などを固定する。キャッププレート15は、例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金等から形成することができる。
二次電池1の正極、負極、セパレータ及び電解質について説明する。
(1)正極
正極は、正極集電体と、集電体の片面もしくは両面に担持され、正極活物質を含む正極材料層とを含む。
(1)正極
正極は、正極集電体と、集電体の片面もしくは両面に担持され、正極活物質を含む正極材料層とを含む。
正極活物質には、例えば、リチウム含有複合化合物、二酸化マンガン(MnO2)、酸化鉄、酸化銅、酸化ニッケル、ポリアニリンやポリピロールなどの導電性ポリマー材料、ジスルフィド系ポリマー材料、イオウ(S)、フッ化カーボン、硫酸鉄(Fe2(SO4)3)、バナジウム酸化物(例えばV2O5)を挙げることができる。中でも、リチウム含有複合化合物が好ましい。リチウム含有複合化合物には、例えば、LiaMnO2(0<a≦1.2)、リチウムコバルト複合酸化物(LiaCoMhO2、ここでMはAl,Cr,MgおよびFeよりなる群から選択される少なくとも1つまたは2つ以上の元素、0<a≦1.2、0≦h≦0.1)、リチウムマンガンコバルト複合酸化物(例えばLiMn1−g−hCogMhO2、ここでMはAl,Cr,MgおよびFeよりなる群から選択される少なくとも1つまたは2つ以上の元素、0≦g≦0.5、0≦h≦0.1)、リチウムマンガンニッケル複合酸化物{例えば、LiMnjNijM1−2jO2(MはCo,Cr,Al,MgおよびFeよりなる群より選択される少なくとも1つまたは2つ以上の元素、1/3≦j≦1/2)、LiMn1/3Ni1/3Co1/3O2、LiMn1/2Ni1/2O2}、スピネル型リチウムマンガン複合酸化物(例えばLiaMn2−bMbO4、ここでMはAl,Cr,NiおよびFeよりなる群から選択される少なくとも1つまたは2つ以上の元素、0<a≦1.2、0≦b≦1)、スピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物(例えばLiaMn2−bNibO4、0<a≦1.2、0≦b≦1)、オリビン構造を有するリチウムリン酸化物{例えば、LiaFePO4(0<a≦1.2)、LiaFe1−bMnbPO4(0<a≦1.2、0≦b≦1)、LiaCoPO4(0<a≦1.2)など}を挙げることができる。
正極材料層に結着剤を含有させる場合、結着剤は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ素系ゴムを用いることができる。
また、正極材料層は、導電剤を含有させても良い。導電剤は、例えば、アセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛等の炭素質物を挙げることができる。
正極活物質、導電剤および結着剤の配合割合は、正極活物質73〜95重量%、導電剤3〜20重量%、結着剤2〜7重量%であってもよい。
正極集電体は、アルミニウム箔若しくはアルミニウム合金箔から形成されてもよい。アルミニウム箔及びアルミニウム合金箔の厚さは、20μm以下にすることができ、15μm以下であってもよい。アルミニウム箔の純度は99質量%以上であってもよい。アルミニウム合金としては、マグネシウム、亜鉛、ケイ素、などの元素を含む合金であってもよい。一方、鉄、銅、ニッケル、クロムなどの遷移金属の含有量は1質量%以下にしてもよい。
正極は、例えば、正極活物質に導電剤および結着剤を添加し、これらを適当な溶媒に懸濁させ、この懸濁物(スラリー)を集電体に塗布、乾燥、プレスして帯状電極にすることにより作製される。
(2)負極
負極は、負極集電体と、負極集電体の片面もしくは両面に担持され、負極活物質を含む負極材料層とを含む。
負極は、負極集電体と、負極集電体の片面もしくは両面に担持され、負極活物質を含む負極材料層とを含む。
負極活物質には、例えば、金属リチウム、リチウムイオンを吸蔵及び放出し得る物質を挙げることができる。リチウムイオンを吸蔵及び放出し得る物質として、例えば、リチウムチタン複合酸化物が挙げられる。リチウムチタン複合酸化物は、例えば、Li4+xTi5O12(xは充放電反応により−1≦x≦3の範囲で変化する)で表されるスピネル型チタン酸リチウム、ラムステライド型Li2+xTi3O7(xは充放電反応により−1≦x≦3の範囲で変化する)、TiとP、V、Sn、Cu、NiおよびFeよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素を含有する金属複合酸化物などが挙げられる。TiとP、V、Sn、Cu、NiおよびFeよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素を含有する金属複合酸化物としては、例えば、TiO2−P2O5、TiO2−V2O5、TiO2−P2O5−SnO2、TiO2−P2O5−MeO(MeはCu、NiおよびFeよりなる群から選択される少なくとも1つの元素)を挙げることができる。これらの金属複合酸化物は、充電によりリチウムが挿入されることでリチウムチタン複合酸化物に変化する。リチウムチタン複合酸化物は、スピネル型チタン酸リチウムであってもよい。
その他のリチウムイオンを吸蔵及び放出し得る物質には、例えば、炭素質物、金属化合物が挙げられる。
炭素質物は、例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、コークス、気相成長炭素繊維、メソフェーズピッチ系炭素繊維、球状炭素、樹脂焼成炭素を挙げることができる。たとえば、炭素質物は、気相成長炭素繊維、メソフェーズピッチ系炭素繊維、球状炭素が挙げられる。炭素質物は、X線回折による(002)面の面間隔d002が0.34nm以下であってもよい。
金属化合物は、金属硫化物、金属窒化物を用いることができる。金属硫化物は、例えばTiS2のような硫化チタン、例えばMoS2のような硫化モリブデン、例えばFeS、FeS2、LixFeS2のような硫化鉄を用いることができる。金属窒化物は、例えばリチウムコバルト窒化物(例えばLisCotN、0<s<4,0<t<0.5)を用いることができる。
集電体は、例えば、銅箔、アルミニウム箔またはアルミニウム合金箔を用いることができる。アルミニウム箔またはアルミニウム合金箔の厚さは、20μm以下であってもよく、15μm以下であってもよい。アルミニウム箔は99質量%以上の純度を有してもよい。アルミニウム合金は、マグネシウム、亜鉛、ケイ素などの元素を含む合金であってもよい。合金成分として含まれる鉄、銅、ニッケル、クロムなどの遷移金属は1質量%以下であってもよい。
負極材料層には、結着剤を含有させることができる。結着剤は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、フッ素系ゴム、スチレンブタジエンゴムなどが挙げられる。
負極材料層には、導電剤を含有させることができる。導電剤は、例えば、アセチレンブラック、カーボンブラック、黒鉛等の炭素質物を挙げることができる。
負極活物質、導電剤および結着剤の配合割合は、負極活物質73〜96重量%、導電剤2〜20重量%、結着剤2〜7重量%の範囲であってもよい。
負極は、例えば、粉末状の負極活物質に導電剤および結着剤を添加し、これらを適当な溶媒に懸濁させ、この懸濁物(スラリー)を集電体に塗布、乾燥、プレスして帯状電極にすることにより作製される。
(3)セパレータ
セパレータは、絶縁性を有するものであれば特に限定されないが、ポリオレフィン、セルロース、ポリエチレンテレフタレート、及びビニロンのようなポリマーで作られた多孔質フィルム又は不織布を用いることができる。セパレータの材料は1種類であってもよく、或いは、2種類以上を組合せて用いてもよい。
セパレータは、絶縁性を有するものであれば特に限定されないが、ポリオレフィン、セルロース、ポリエチレンテレフタレート、及びビニロンのようなポリマーで作られた多孔質フィルム又は不織布を用いることができる。セパレータの材料は1種類であってもよく、或いは、2種類以上を組合せて用いてもよい。
(4)非水電解質
非水電解質は、非水溶媒と、この非水溶媒に溶解される電解質塩を含む。非水溶媒中にはポリマーを含んでもよい。
非水電解質は、非水溶媒と、この非水溶媒に溶解される電解質塩を含む。非水溶媒中にはポリマーを含んでもよい。
次に、過充電防止ユニット30について説明する。
図1が示すように、過充電防止ユニット30は、正極短絡リード8と、負極短絡リード9と、電流遮断部12と、絶縁体13と、電圧検知部14と、を含む。
図1が示すように、過充電防止ユニット30は、正極短絡リード8と、負極短絡リード9と、電流遮断部12と、絶縁体13と、電圧検知部14と、を含む。
正極短絡リード8及び負極短絡リード9は、それぞれ、帯状の導電板からなる。正極短絡リード8は、電流遮断部12に電気的に接続され、また、負極短絡リード9は、負極端子7に電気的に接続されている。なお、各部の電気的接続は、例えば、溶接、かしめ固定等によって行われる。内部正負極リード、正負極短絡リード及び正負極端子には、例えば、アルミニウム、Mg、Ti、Zn、Mn、Fe、Cu及びSiよりなる群から選択される少なくとも1種類の元素を含むアルミニウム合金を使用することができる。部品同士の接点及びその周辺は、Alよりも融点の高いCu、Cu合金がコーティングされてもよい。
正極短絡リード8及び負極短絡リード9は、互いに接触する方向に応力を生じるように形成される。図1に示す例において、正極短絡リード8は、その先端が図1において上方向に応力を生じるように形成される。また、負極短絡リード9は、その先端が図1において下方向に応力を生じるように形成される。なお、正極短絡リード8又は負極短絡リード9のいずれかが、他方に接触する方向に応力を生じるように形成されてもよい。
正極短絡リード8と負極短絡リード9との間に、絶縁体13が形成される。絶縁体13は、正極短絡リード8と負極短絡リード9とが通電することを阻止している。また、絶縁体13は、正極短絡リード8と負極短絡リード9との間から引き出される方向に引っ張られるように形成される。たとえば、絶縁体13は、応力を印加された状態でキャッププレート15に固定される。このため、絶縁体13は、その一部が切断すると、正極短絡リード8と負極短絡リード9との間から引き抜かれる構造になっている。また、絶縁体13は、電極群3の電力から生じるジュール熱によって切断される物質から構成される。なお、絶縁体13は、他の部材を介して応力を印加されてもよい。この場合、当該部材が切断されると、絶縁体13は、正極短絡リード8と負極短絡リード9との間から引き抜かれる。
電流遮断部12は、所定の閾値以上の電流が流れると通過する電流を遮断する。電流遮断部12は、一方を正極端子6に接続し、他方を正極短絡リード8に接続する。即ち、電流遮断部12は、正極端子6と正極短絡リード8との間に流れる電流を遮断する。たとえば、電流遮断部12は、電流遮断部12を流れる電流が所定の閾値を超過した場合に融解し、正極短絡リード8を流れる電流を遮断する。たとえば、電流遮断部12は、ヒューズなどである。また、電流遮断部12は、一部の横断面の面積が他の部分に比して小さい構造であってもよい。電流遮断部12は、交換可能であってもよい。
電流遮断部12は、正極短絡リード8と負極短絡リード9とが電気的に接続された場合に生じる電流を閾値として設定される。即ち、電流遮断部12は、正極短絡リード8と負極短絡リード9とが電気的に接続された場合に通過する電流を遮断する。
電圧検知部14は、正極短絡リード8と負極短絡リード9との間に生じる電圧を測定する。電圧検知部14は、測定された電圧が所定の閾値を超過すると、図示されない切断手段に正極端子6と負極端子7との間に生じる電圧を印加させる。電圧検知部14は、トランジスタなどを備え、当該トランジスタを用いて電圧を切断手段に印加してもよい。
電圧検知部14は、過充電状態が生じた場合に正極短絡リード8と負極短絡リード9との間に生じる電圧を閾値として設定される。電圧検知部14に設定される閾値は、二次電池1の種類などに応じて決定される。たとえば、電圧検知部14は、閾値として3.5Vを設定される。
切断手段は、電圧が印加されると絶縁体13を切断する。切断手段は、たとえば、ニクロム線などから形成される。この場合、切断手段は、絶縁体13を加熱することができる位置に配置される。たとえば、切断手段は、絶縁体13に巻きつくように形成されてもよい。切断手段は、電圧を印加されると、発熱し、絶縁体13の一部を融解させる。その結果、絶縁体13は、切断され、正極短絡リード8と負極短絡リード9との間から引き抜かれる。なお、切断手段は、絶縁体13に応力を印加している部材を切断してもよい。
充電装置20は、二次電池1へ電力を充電する。充電装置20は、配線21a及びbを介して、電気的に二次電池1へ接続する。充電装置20は、配線21a及びbを介して、所定の電圧を正極短絡リード8と負極短絡リード9との間に印加する。
次に、二次電池システムを流れる電流について説明する。
図2は、通常の充電状態(即ち、過充電状態でない)において二次電池システムを流れる電流の例を示す回路図である。
図2は、通常の充電状態(即ち、過充電状態でない)において二次電池システムを流れる電流の例を示す回路図である。
電流は、充電装置20の正極端子から配線21aを通じて正極短絡リード8に流れる。正極短絡リード8へ流れると、電流は、電流遮断部12、正極端子6、内部正極リード4及び正極集電タブ10に流れる。正極集電タブ10へ流れると、電流は、電極群3を通過し、電極群3を充電する。電極群3を通過すると、電流は、負極集電タブ11、内部負極リード5及び負極端子7に流れる。負極端子7に流れると、電流は、配線21bを通じて充電装置20の負極端子へ流れる。
ここでは、電流遮断部12に流れる電流は、電流遮断部12が融解する電流よりも小さい。そのため、電流遮断部12は、融解することなく、正極端子6と正極短絡リード8とを電気的に接続する。
次に、過充電状態が生じた場合において二次電池システムを流れる電流について説明する。
二次電池1が過充電状態になると、二次電池1は、通常よりも高い電圧(即ち、電圧検知部14に設定される閾値よりも高い電圧)を生じる。二次電池1が高い電圧を生じると、電圧検知部14は、閾値よりも高い電圧を検知する。閾値よりも高い電圧を検知すると、電圧検知部14は、切断手段に正極端子6と負極端子7との間に生じる電圧を印加させる。電圧検知部14が切断手段に電圧を印加させると、切断手段は、ジュール熱を発生させる。ジュール熱を発生させると、切断手段は、絶縁体13の一部を加熱し、融解させる。切断手段が絶縁体13の一部を融解させると、絶縁体13は、切断され、正極短絡リード8と負極短絡リード9との間から引き抜かれる。絶縁体13が正極短絡リード8と負極短絡リード9との間から引き抜かれると、正極短絡リード8と負極短絡リード9とは、接触し、電気的に接続される。
二次電池1が過充電状態になると、二次電池1は、通常よりも高い電圧(即ち、電圧検知部14に設定される閾値よりも高い電圧)を生じる。二次電池1が高い電圧を生じると、電圧検知部14は、閾値よりも高い電圧を検知する。閾値よりも高い電圧を検知すると、電圧検知部14は、切断手段に正極端子6と負極端子7との間に生じる電圧を印加させる。電圧検知部14が切断手段に電圧を印加させると、切断手段は、ジュール熱を発生させる。ジュール熱を発生させると、切断手段は、絶縁体13の一部を加熱し、融解させる。切断手段が絶縁体13の一部を融解させると、絶縁体13は、切断され、正極短絡リード8と負極短絡リード9との間から引き抜かれる。絶縁体13が正極短絡リード8と負極短絡リード9との間から引き抜かれると、正極短絡リード8と負極短絡リード9とは、接触し、電気的に接続される。
図3は、正極短絡リード8と負極短絡リード9とが電気的に接続された直後の電流の流れを示す回路図である。
図3が示すように、電流は、電極群3の正極側から流れる。電極群3の正極側から流れると、電流は、正極集電タブ10、内部正極リード4及び正極端子6を通過する。正極端子6を通過すると、電流は、電流遮断部12に流れる。電流遮断部12を流れると、電流は、正極短絡リード8、負極短絡リード9、負極端子7、内部負極リード5及び負極集電タブ11を流れる。負極集電タブ11を流れると、電流は、電極群3の負極側へ流れる。
図3が示すように、電流は、電極群3の正極側から流れる。電極群3の正極側から流れると、電流は、正極集電タブ10、内部正極リード4及び正極端子6を通過する。正極端子6を通過すると、電流は、電流遮断部12に流れる。電流遮断部12を流れると、電流は、正極短絡リード8、負極短絡リード9、負極端子7、内部負極リード5及び負極集電タブ11を流れる。負極集電タブ11を流れると、電流は、電極群3の負極側へ流れる。
ここでは、電流遮断部12に流れる電流は、電流遮断部12が切断する電流の閾値を超過する。したがって、図3が示す状態が生じた後に、電流遮断部12は、切断し、正極端子6と正極短絡リード8との電気的な接続を遮断する。
次に、電流遮断部12が切断した後の電流の流れについて説明する。
図4は、電流遮断部12が切断した後の電流の流れを示す回路図である。
図4は、電流遮断部12が切断した後の電流の流れを示す回路図である。
図4が示すように、電流は、充電装置20の正極端子から配線20aへ流れる。配線20aへ流れると、電流は、正極短絡リード8、負極短絡リード9及び配線20bを通過し、充電装置20の負極端子へ流れる。
図4が示す状態では、充電装置20からの電流は、二次電池1の内部へは供給されない。そのため、二次電池1は、充電装置20からさらに電力を充電されることなく、二次電池1の過充電状態は、収束する。
なお、二次電池1は、負極端子7と負極短絡リード9との間に電流遮断部12を備えてもよい。
以上のように構成される二次電池は、電圧検知部を外部に備えることができる。そのため、電圧検知部は、外装缶内の温度及び圧力の影響を受けずに、動作することができる。したがって、二次電池は、過充電状態が生じた場合に、確実に電流遮断部を融解させることができる。
また、二次電池は、電流遮断部を外部に備えることができる。そのため、電流遮断部の交換が容易になる。さらに、二次電池のエネルギー密度が向上する。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る二次電池1は、電流遮断部12が正極端子6と内部正極リード4との間にある点、及び、過充電防止ユニット30が駆動体、締結機構及び加熱部などを備える点などで第1実施形態における二次電池1と異なる。したがって、他の部分は、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る二次電池1は、電流遮断部12が正極端子6と内部正極リード4との間にある点、及び、過充電防止ユニット30が駆動体、締結機構及び加熱部などを備える点などで第1実施形態における二次電池1と異なる。したがって、他の部分は、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図5は、実施形態に係る二次電池システムの構成例を示すブロック図である。
図6は、実施形態に係る二次電池の上面図である。
図5及び6が示すように、二次電池1は、内部正極リード4と正極端子6との間に電流遮断部12を備える。電流遮断部12は、所定の閾値以上の電流が通過すると、内部正極リード4と正極端子6との間に流れる電流を遮断する。なお、電流遮断部12は、内部正極リード54一部として形成されてもよい。この場合、電流遮断部12は、内部正極リード4の他の部分よりも細く形成されてもよい。
図6は、実施形態に係る二次電池の上面図である。
図5及び6が示すように、二次電池1は、内部正極リード4と正極端子6との間に電流遮断部12を備える。電流遮断部12は、所定の閾値以上の電流が通過すると、内部正極リード4と正極端子6との間に流れる電流を遮断する。なお、電流遮断部12は、内部正極リード54一部として形成されてもよい。この場合、電流遮断部12は、内部正極リード4の他の部分よりも細く形成されてもよい。
図5及び6が示すように、過充電防止ユニット30は、正極短絡リード8、負極短絡リード9、駆動体22、締結機構23及び加熱部24などを備える。
正極短絡リード8は、正極端子6に電気的に接続する。また、正極短絡リード8は、第1実施形態と異なり、いずれの方向にも応力を生じていない。
負極短絡リード9は、正極短絡リード8の手前まで延び、そこから下方向に折れ曲がっている。負極短絡リード9は、正極短絡リード8の厚み分よりも下方向に延びる。負極短絡リード9は、そこから正極短絡リード8へ所定の長さ延びている。即ち、負極短絡リード9は、その先端が正極短絡リード8の下に潜り込むように形成される。また、負極短絡リード9は、下方向に折れ曲がっている箇所よりも負極端子7側に締結機構23を通すための穴を備える。
駆動体22は、外部からの圧力に応じて応力を生じる弾性体である。駆動体22は、圧縮されると、駆動体22が圧縮された方向と逆方向に応力を生じる。駆動体22は、たとえば、板バネ、薄板バネ、ねじりコイルバネ、又は、コイルバネなどである。
駆動体22は、圧縮された状態で負極短絡リード9と外装缶2の上面との間に設置される。そのため、駆動体22は、負極短絡リード9に上方向の応力を印加し続けている。即ち、駆動体22は、負極短絡リード9に対して、正極短絡リード8と負極短絡リード9とを接触させる方向に応力を印加し続けている。
締結機構23は、駆動体22が印加する応力に抗って負極短絡リード9を上方向に移動することを防止している。たとえば、締結機構23は、外装缶2の上面に固定される。締結機構23は、負極短絡リード9を貫通し、その先端が負極短絡リード9から突き出すように形成される。締結機構23の先端は、負極短絡リード9が有する穴よりも大きく形成され、負極短絡リード9が上方向に移動することを阻止する。締結機構23により、正極短絡リード8と負極短絡リード9とは、所定の間隔を維持することができる。
締結機構23は、負極短絡リード9を固定するために必要な硬度を有する絶縁体である。また、締結機構23は、二次電池1が生じる電圧によって加熱される加熱部24の熱で融解し、かつ、融解によって延びることなく切断される物質で形成される。締結機構23を構成する物質は、二次電池1の電圧、駆動体22の応力、及び、負極短絡リード9の構成などによって決定され、特定の物質に限定されるものではない。締結機構23を構成する物質は、たとえば、ポリフェニルサルファイド(PPS)などである。
加熱部24は、二次電池1が生じる電力をジュール熱に変換する。加熱部24は、発生されたジュール熱を締結機構23に加える。実施形態において、加熱部24は、外装缶2の上面と負極短絡リード9との間にある締結機構23の領域23aにジュール熱を加える。たとえば、加熱部24は、ニクロム線などである。たとえば、加熱部24は、締結機構23の領域23aに巻き付けられる。
電圧検知部14は、正極短絡リード8と負極短絡リード9との間の電圧が所定の閾値を超えた場合に、正極端子6と負極端子7との間に生じる電圧を加熱部24に印加する。たとえば、電圧検知部14は、トランジスタなどを備える。この場合、加熱部24の一端は、負極端子7と電気的に接続し、他端はトランジスタに電気的に接続する。電圧検知部14のトランジスタは、正極端子6と電気的に接続する。電圧検知部14が正極短絡リード8と負極短絡リード9との間の電圧が所定の閾値を超えたと判断した場合に、電圧検知部14のトランジスタは、負極端子7と加熱部24とを電気的に接続させる。この動作によって、加熱部24は、正極端子6と負極端子7との間の電圧を印加される。
次に、過充電状態が生じた場合の二次電池1の動作例について説明する。
二次電池1が過充電状態となると、正極端子6に接続される正極短絡リード8と負極端子7に接続される負極短絡リード9との間の電圧が上昇する。正極短絡リード8と負極短絡リード9との間の電圧が所定の閾値を超えると、電圧検知部14は、正極短絡リード8と負極短絡リード9との間の電圧が所定の閾値を超えたことを検知する。電圧が所定の閾値を超えたことを検知すると、電圧検知部14は、加熱部24に正極端子6と負極端子7との間に生じる電圧を印加させる。電圧検知部14が加熱部24に電圧を印加させると、加熱部24は、印加された電圧によってジュール熱を発生させる。ジュール熱を発生させると、加熱部24は、締結機構23の領域23aを加熱し、融解させる。
二次電池1が過充電状態となると、正極端子6に接続される正極短絡リード8と負極端子7に接続される負極短絡リード9との間の電圧が上昇する。正極短絡リード8と負極短絡リード9との間の電圧が所定の閾値を超えると、電圧検知部14は、正極短絡リード8と負極短絡リード9との間の電圧が所定の閾値を超えたことを検知する。電圧が所定の閾値を超えたことを検知すると、電圧検知部14は、加熱部24に正極端子6と負極端子7との間に生じる電圧を印加させる。電圧検知部14が加熱部24に電圧を印加させると、加熱部24は、印加された電圧によってジュール熱を発生させる。ジュール熱を発生させると、加熱部24は、締結機構23の領域23aを加熱し、融解させる。
加熱部24が締結機構23の領域23aを融解させると、締結機構23は、領域23aにおいて切断される。締結機構23が切断されると、駆動体22は、自身の応力によって、負極短絡リード9を上方向に押し上げる。駆動体22が負極短絡リード9を押し上げると、負極短絡リード9は、正極短絡リード8と接触し、電気的に正極短絡リード8と接続される。負極短絡リード9と正極短絡リード8とが電気的に接続されると、正極短絡リード8、正極端子6、内部正極リード4、正極集電タブ10、電極群3、負極集電タブ11、内部負極リード5、負極端子7及び負極短絡リード9からなる閉回路が形成される。当該閉回路が形成されると、電流遮断部12に流れる電流は、電流遮断部12が切断する電流の閾値を超過する。そのため、電流遮断部12は、正極集電タブ10と正極端子6との間の電気的な接続を遮断する。
以上の動作によって、二次電池1は、充電装置20からさらに電力を充電されることなく、二次電池1の過充電状態は、収束する。
以上の動作によって、二次電池1は、充電装置20からさらに電力を充電されることなく、二次電池1の過充電状態は、収束する。
なお、駆動体22、締結機構23、及び、加熱部24は、正極短絡リード8側に設置されてもよい。
また、第2実施形態に係る二次電池1は、第1実施形態に係る二次電池1の特徴を備えてもよい。
また、第2実施形態に係る二次電池1は、第1実施形態に係る二次電池1の特徴を備えてもよい。
以上のように構成される二次電池は、過充電状態が生じた場合に、確実に正極短絡リードと負極短絡リードとを電気的に接続させることができる。そのため、二次電池は、過充電状態が生じた場合に、確実に電流遮断部を融解させることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…二次電池、2…外装缶、3…電極群、4…内部正極リード、5…内部負極リード、6…正極端子、7…負極端子、8…正極短絡リード、9…負極短絡リード、10…正極集電タブ、11…負極集電タブ、12…電流遮断部、13…絶縁体、14…電圧検知部、15…キャッププレート、22…駆動体、23…締結機構、24…加熱部、30…過充電防止ユニット。
Claims (9)
- 二次電池に設置する過充電防止ユニットであって、
前記二次電池の一方の電極端子と電気的に一端を接続され、所定の電流が通過すると切断する電流遮断部と、
前記電流遮断部の他端と電気的に接続される第1短絡リードと、
前記二次電池の他方の電極端子と電気的に接続される第2短絡リードと、
前記第1短絡リードと前記第2短絡リードとの間の電圧を測定する電圧検知部と、
前記電圧検知部が測定した電圧が所定の閾値を超えると、前記第1短絡リードと前記第2短絡リードとを電気的に接続させる接続部と、
を備える過充電防止ユニット。 - 前記電流遮断部は、前記二次電池の電力によって融解することで切断する、
前記請求項1に記載の過充電防止ユニット。 - 前記第1短絡リード又は前記第2短絡リードのいずれかの短絡リードの少なくとも一部は、他の短絡リードと重なるように形成され、
前記接続部は、
前記第1短絡リード又は前記第2短絡リードのいずれかの短絡リードを、他の短絡リードと接触する方向に応力を印加する駆動部と、
前記短絡リードを、他の前記短絡リードとの間隔を維持するように固定する固定部と、
前記電圧検知部が測定した電圧が所定の前記閾値を超えると、前記固定部を加熱し、前記固定部に前記短絡リードを固定できなくさせる加熱部と、
を備える、
前記請求項1又2に記載の過充電防止ユニット。 - 前記加熱部は、二次電池の電力によって前記固定部を加熱する、
前記請求項3に記載の過充電防止ユニット。 - 上面が開口している外装容器と、
前記外装容器内に含まれ、電解質を含む電極群と、
前記電極群の正極に電気的に接続される正極リードと、
前記電極群の負極に電気的に接続される負極リードと、
前記正極リードの電気的に接続され前記外装容器の外部に設置される正極端子と、
前記負極リードの電気的に接続され前記外装容器の外部に設置される負極端子と、
前記請求項1乃至4の何れか1項に記載の過充電防止ユニットと、
を備え、
前記電流遮断部は、前記第1短絡リードと前記第2短絡リードとが電気的に接続された場合に電流を遮断する、
二次電池。 - 二次電池に設置する過充電防止ユニットであって、
前記二次電池の一方の電極端子と電気的に接続される第1短絡リードと、
前記二次電池の他方の電極端子と電気的に接続され、少なくとも一部が前記第1短絡リードと重なるように形成される第2短絡リードと、
前記第1短絡リードと前記第2短絡リードとの間の電圧を測定する電圧検知部と、
前記第1短絡リード又は前記第2短絡リードのいずれかの短絡リードを、他の短絡リードと接触する方向に応力を印加する駆動部と、
前記短絡リードを、他の前記短絡リードとの間隔を維持するように固定する固定部と、
前記電圧検知部が測定した電圧が所定の前記閾値を超えると、前記固定部を加熱し、前記固定部に前記短絡リードを固定できなくさせる加熱部と、
を備える過充電防止ユニット。 - 前記加熱部は、二次電池の電力によって前記固定部を加熱する、
前記請求項6に記載の過充電防止ユニット。 - 前記短絡リードは、前記固定部を通過させる穴を備え、
前記固定部は、前記二次電池のキャッププレートに一端を固定され、前記穴に他端を固定される、
前記請求項6乃至7の何れか1項に記載の過充電防止ユニット。 - 上面が開口している外装容器と、
前記外装容器内に含まれ、電解質を含む電極群と、
前記電極群の正極に電気的に接続される正極リードと、
前記電極群の負極に電気的に接続される負極リードと、
前記正極リードの電気的に接続され前記外装容器の外部に設置される正極端子と、
前記負極リードの電気的に接続され前記外装容器の外部に設置される負極端子と、
前記正極リードと前記負極リードとが電気的に接続された場合に、前記正極リードと前記電極群の前記正極との間に流れる電流、又は、前記負極リードと前記電極群の前記負極との間に流れる電流を遮断する電流遮断部と、
請求項6乃至10の何れか1項に記載の過充電防止ユニットと、
を備える二次電池。
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