JP2015060646A - コネクタ装置、及び、接続方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 コネクタ装置の適切な接続を実現する。【解決手段】 本発明のコネクタ装置は、第1の接続端子を含む第1のハウジングと、第1の接続端子との接続時に第1の接続端子との間で複数の接触点を実現する第2の接続端子と、第1の接続端子と接続時における第2の接続端子の変形を所定の範囲に制限する補助接続端子とを含む第2のハウジングとを含む。【選択図】 図1

Description

本発明は、コネクタ装置に関し、特に、コネクタ装置の接続端子に関する。
電気的な接続を実現するコネクタ装置は、導電体の接続端子を用いている。接続端子は、コネクタ装置の嵌合時に、弾性変形して、接続点(コンタクト構造)を実現する。
一般的なコネクタ装置の接続端子は、平面又は一方向に凸である平面状の形状である。その結果、接続端子の接触点は、1箇所となっている。そのため、例えば、接続端子の接触点が破損若しくは腐食する、又は、接触点にゴミが挟まると、コネクタ装置は、接続不良(つまり、導通不良)となる。
そこで、複数の接触点を備えた接続端子が、提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2、及び、特許文献3を参照)。
特許文献1ないし特許文献3に記載の発明は、弾性材料を用いた螺旋(コイル)形状の接続端子を備えている。
螺旋状の接続端子は、相手端子の形状に合わせて弾性変形し、螺旋構造の複数の位置で接触点を実現する。
実開平03−002567 特開平05−144497 特開2001−244010
コネクタ装置の接続端子は、コネクタ装置のハウジング(筐体)に収められている。そして、接続端子は、接続時に弾性変形する。つまり、接続時、接続端子は、ハウジングに押し付けられる。
接続端子の材質は、一般的に、ハウジングの材質より硬度が高い。
ただし、一般的なコネクタ装置の接続端子は、平面となっている。そのため、一般的なコネクタ装置の接続端子は、ハウジングに面接触する。そのため、ハウジングは、接続端子から、小さな範囲に集中するような大きな圧力を受けず、塑性変形を起こさない。
しかし、特許文献1ないし特許文献3に記載の発明の螺旋状の接続端子は、ハウジングに線接触又は点接触する。
そのため、特許文献1ないし特許文献3に記載の発明の螺旋状の接続端子は、ハウジングの一部に大きな圧力を加える可能性がある。その場合、大きな圧力が加わったハウジングの一部は、必要以上に大きく変形し、さらには、塑性変形となってしまう可能性があった。
ハウジングが必要以上に変形すると、接続端子とハウジングとの空間(接続端子が接触時に変形する方向の空間(接触時の逃げ空間))が、接触圧を確保するために必要な大きさより大きくなる。逃げ空間が大きくなると、接続端子は、接触点において、適切な接触圧を確保できなくなる。
このように、特許文献1ないし特許文献3に記載の発明は、適切な接触を実現できないという問題点があった。
本発明の目的は、上記問題点を解決し、適切な接続を実現するコネクタ装置、及び、接続方法を提供することにある。
本発明のコネクタ装置は、第1の接続端子を含む第1のハウジングと、前記第1の接続端子との接続時に前記第1の接続端子との間で複数の接触点を実現する第2の接続端子と、前記第1の接続端子と接続時における前記第2の接続端子の変形を所定の範囲に制限する補助接続端子とを含む第2のハウジングとを含む。
本発明の接続方法は、コネクタ装置の第1のハウジングに第1の接続端子を設け、前記コネクタ装置の第2のハウジングに前記第1の接続端子との接続時に前記第1の接続端子との間で複数の接触点を実現する第2の接続端子と、前記第1の接続端子と接続時における前記第2の接続端子の変形を所定の範囲に制限する補助接続端子とを設ける。
本発明に基づけば、コネクタ装置の適切な接続を実現するとの効果を提供できる。
図1は、本発明における第1の実施形態に係るコネクタ装置の構成の一例を示す断面図である。 図2は、第1の実施形態に係るコネクタ装置の嵌合時の状態の一例を示す断面図である。 図3は、第1の実施形態に係るコネクタ装置の接続状態を説明するための図である。 図4は、第2の実施形態に係るコネクタ装置の構成の一例を示す断面図である。 図5は、第3の実施形態に係る接続端子の一例を示す斜視図である。 図6は、第4の実施形態に係るコネクタ装置の構成の一例を示す断面図である。 図7は、第4の実施形態に係るコネクタ装置の嵌合時の状態の一例を示す断面図である。 図8は、第5の実施形態の係る接続端子の構成の一例を示す側面図である。 図9は、第6の実施形態に係る接続端子の構成の一例を示す側面図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
なお、各図面は、本発明の実施形態を説明するものである。そのため、本発明は、各図面の記載に限られるわけではない。また、各図面の同様の構成には、同じ番号を付し、その繰り返しの説明を、省略する場合がある。
また、以下の説明に用いる図面において、本発明の説明に関係しない部分の構成については、記載を省略し、図示しない場合がある。
<第1の実施形態>
図1は、本発明における第1の実施形態に係るコネクタ装置10の構成の一例を示す断面図である。
コネクタ装置10は、ハウジング30(第1のハウジング)と、ハウジング20(第2のハウジング)とを含む。
ハウジング30とハウジング20とは、以下の説明のとおり、嵌合時に、右部分で電気的な接続を実現する。
なお、ハウジング20及びハウジング30の左部分は、嵌合における物理的な接続(例えば、位置合わせ、又は、抜け防止)を実現する構成である。そのため、左部分の詳細な説明は省略する。
ハウジング30は、接続端子31(第1の接続端子)を含む。
接続端子31は、外部部品(第1の外部部品)と接続するためにハウジング30に設けられた図示しない外部端子(第1の外部端子)と、接続している。そして、接続端子31は、ハウジング20とハウジング30との嵌合時、接続端子21と電気的な接続を実現する。
ハウジング20は、接続端子21(第2の接続端子)と補助接続端子22とを含む。
接続端子21は、第1の外部部品とは異なる外部部品(第2の外部部品)と接続するためにハウジング20に設けられた図示しない外部端子(第2の外部端子)と、電気的に接続している。そして、接続端子21は、ハウジング20とハウジング30とが嵌合したときに、接続端子31と接触点を形成し、電気的な接続を実現する。
図2は、コネクタ装置10の嵌合時の状態の一例を示す断面図である。
ハウジング20とハウジング30とが嵌合した場合、第1の外部部品と第2の外部部品とは、コネクタ装置10の各構成部品(第1の外部端子、接続端子31、接続端子21、及び、第2の外部端子)を介して、電気的に接続する。
ただし、本実施形態の接続端子21は、接続端子31に対する、複数の接触点を有する。
すなわち、接続端子21は、接続端子31と、螺旋の複数の接触点で接続する。また、接続端子21は、補助接続端子22と複数の接触点で接続する。
図3は、接続端子21に接触状態をより明確に説明するための図である。
図3において、接続端子21と補助接続端子22とが接触する範囲を、接触範囲22Aとして示す。同様に、接続端子21と接続端子31とが接触する範囲を、接触範囲31Aとして示す。
接続端子21は、接続時に所定の接触圧を実現するために変形する。ここで、接続端子21は、上記機能を実現すれば、特に形状及び材質に制限はない。一例として、図1ないし図3では、一般的なばね材(例えば、リン青銅、又は、その他の銅合金)を螺旋状に成型した接続端子21を示す。
なお、接続端子21の先端部は、図1ないし図3に示すように、ハウジング20の所定の位置決め孔に嵌入し、接続端子21の位置を所定に範囲に固定している。
補助接続端子22は、ハウジング20とハウジング30とが嵌合時、接続端子21に対して、接続端子31の反対側、つまり、接続端子21が、嵌合時に接続端子31との接続を確保するために変形する方向に設けられている。このように、補助接続端子22と接続端子31は、嵌合時に、接続端子21を挟む位置に設けられている。言い換えると、接続端子21は、嵌合時に、補助接続端子22と接続端子31とに挟まれている。
また、補助接続端子22は、ハウジング20の内面に対して面接触する形状を備えている。例えば、補助接続端子22は、平面形状を備えている。
そして、補助接続端子22は、接続端子21のハウジング20側への変形量を、所定の範囲に制限する。つまり、補助接続端子22は、接続端子21のハウジング20側への変形を受け止め、接続端子21の変形量を所定の範囲に制限する。つまり、補助接続端子22は、接続端子21のアンチ・オーバー・デフォメーション(anti over deformation)構造を実現する。
なお、補助接続端子22は、接続端子21の変形を制限できれば、接続端子21に対する大きさなどに制限はない。補助接続端子22は、ほぼ全面で接続端子21と接触しても良い。あるいは、例えば、補助接続端子22は、接続端子21より長く、その一部で、接続端子21の変形を制限しても良い。そして、補助接続端子22の他の部分が、ハウジング20への固定など、別の機能を実現しても良い。
また、補助接続端子22の材質は、特に制限はない。例えば、補助接続端子22は、ハウジング20より硬度が高い材質(例えば、接続端子21と同様のリン青銅)でも良い。また、後ほど説明するように、補助接続端子22は、ハウジング20より硬度が低い材質でも良い。なお、本実施形態の説明では、一例として、補助接続端子22の材質は、接続端子21と同様の材質として説明する。
さらに、補助接続端子22は、接続端子21が変形した際に、接続端子21がハウジング20を変形させることを防ぐ。これは、補助接続端子22が、接続端子21とハウジング20との間に入り、接続端子21からの力を受けて、圧力を分散して(例えば、面接触で)ハウジング20に伝えるためである。
なお、補助接続端子22は、図示しない外部端子側で、接続端子21と電気的に接続しても良い。図1においては、一例として、接続端子21と補助接続端子22とが、接続している場合を示す。
さらに、補助接続端子22は、接続端子21を介さずに、第2の外部端子と直接に接続しても良い。この場合、補助接続端子22は、接続端子21と第2の外部端子とを接続する迂回路となる。
なお、ここで、迂回路とは、具体的には、次のような機能の意味である。例えば、接続端子21と第2の外部端子との接続が切れたとする。しかし、補助接続端子22は、第2の外部端子と接続している。また、接続端子21は、補助接続端子22と接続している。そのため、接続端子21は、補助接続端子22を介して、第2の外部端子との接続を確保できる。
以上のように、補助接続端子22は、接続端子21と複数の点で接触し、さらに接続端子21のハウジング20方向への変形を所定に範囲に制限する。また、補助接続端子22は、接続端子21のハウジング20への直接的な接触を防ぎ、ハウジング20の変形に基づく接続端子21に必要以上の変形を防ぐ。
また、接続端子21は、接続端子31と複数の点で接触する。そのため、接続端子21は、接続端子31の一部に接触不良箇所があっても、接続を確保できる。
このように、本実施形態のコネクタ装置10は、適切な接続を実現するとの効果を得ることができる。
その理由は、次のとおりである。
接続端子21は、接続端子31との接触において、複数の接触点を実現する。そして、補助接続端子22は、接続時の接続端子21の変形を所定に範囲に制限する。また、補助接続端子22は、接続端子21がハウジング20を変形させることを防ぐ。このように、接続端子21と接続端子31とは、所定の変形に基づく接触圧を確保した複数の接触点で接続できるからである。その結果、コネクタ装置10は、適切な接続を実現できる。
さらに、コネクタ装置10は、接続端子21と補助接続端子22との接続を基に、より確実な接続を実現する効果を得ることができる。
その理由は、次のとおりである。
すなわち、補助接続端子22が外部端子との接続を確保している場合、接続端子21と外部端子との接続が切れても、コネクタ装置10は、補助接続端子22を介して、接続端子21と外部端子との接続を実現できるためである。
<第2の実施形態>
コネクタ装置10の補助接続端子22は、各接続端子21に対して、1つに限る必要はない。補助接続端子22は、各接続端子21に対して、複数設けられてもよい。
また、補助接続端子22は、接続端子21に対して、複数の方向に設けられても良い。
図4は、第2の実施形態のコネクタ装置11の構成の一例を示す断面図である。
コネクタ装置11は、ハウジング50(第1のハウジング)と、ハウジング40(第2のハウジング)とを含む。
ハウジング50は、接続端子51(第1の接続端子)を含む。接続端子51の一端は、ハウジング50の開口側で、自由端となっている。
ハウジング40は、接続端子41(第2の接続端子)と補助接続端子42とを含む。
接続端子41は、第1の実施形態の接続端子21と同様に螺旋状の形状を備え、接続端子51との複数の接触点を実現する。接続端子41の一端は、ハウジング40の開口側で、自由端となっている。
補助接続端子42は、接続端子41のハウジング40への変形を制限する位置に設けられている。より具体的には、図4において、補助接続端子42は、接続端子41を2方向(図4では左右)から挟むように、2つの部分(第1の補助接続端子421と第2の補助接続端子422)を備える。
接続端子51は、ハウジング40とハウジング50との嵌合時(コネクタ装置11の接続時)、接続端子41の螺旋の中心軸に向かって挿入される。その際、接続端子51は、接続端子41を、その中心軸から外側に広げる。つまり、接続端子41は、ハウジング40とハウジング50との嵌合時、螺旋形状の半径が大きくなるよう(外周方向)に変形する。
補助接続端子42は、接続端子41の外周方向への広がりにおいて、ハウジング40方向への広がりを受け止め、接続端子41の変形を所定の範囲に制限する。
嵌合時のコネクタ装置11は、接続端子41の中心軸から外側に向かって、接続端子51、接続端子41、補助接続端子42、及び、ハウジング40の順に配置される。
つまり、補助接続端子42は、本実施形態のコネクタ装置11においても、接続端子41とハウジング40との間に配置される。そのため、補助接続端子42は、接続端子41の変形時に、接続端子41の力を受け止め、接続端子41の変形時の力が直接的にハウジング40に加わらないようにする。そして、補助接続端子42は、接続端子41の変形時の力を分散してハウジング40に加える。
また、本実施形態の接続端子41は、第1の実施形態の接続端子21と同様に、補助接続端子42と接続端子51とに挟まれている。
なお、補助接続端子42は、接続端子41を2つ方向から挟む構造に限る必要はない。補助接続端子42は、3つ以上の方向から、接続端子41を囲む構造でも良い。例えば、補助接続端子42は、接続端子41を囲む直方体の形状でも良い。直方体の形状の場合、補助接続端子42の2つの面(例えば、図4の左右方向の面)は、ハウジング40に接し、残りの2つの面(例えば、図4の紙面に対して上下の面)は、ハウジング40に接しなくても良い。あるいは、補助接続端子42は、接続端子41を囲む円筒状の形状でも良い。円筒状の形状の場合、補助接続端子42は、円周の全てではなく、円周の一部の範囲で、ハウジング40に接してもよい。つまり、補助接続端子42は、ハウジング40に接しない部分を含んでも良い。
このように、本実施形態のコネクタ装置11は、第1の実施形態のコネクタ装置10と同様に、適切な接続を実現するとの効果を得ることができる。
その理由は、次の通りである。
接続端子41は、複数の接続点を備える。そして、補助接続端子42が、接続端子41のハウジング40の方向の広がりを制限する。また、補助接続端子42は、接続端子41がハウジング40を変形させることを防ぐ。そのため、接続端子41は、接続端子51との接続において、所定の接触圧を確保した複数の接触点を実現できるためである。
<その他の実施形態>
以下、図面を参照して、その他の実施形態について説明する。
本発明に係る実施形態の接続端子21は、これまでの説明の形状に限る必要はない。
図5は、第3の実施形態の接続端子61(第2の接続端子)の形状の一例を示す斜視図である。
ここで、接続端子61は、第1の実施形態の接続端子21(第2の接続端子)に相当する。
ただし、接続端子21が、螺旋状形状のばね材を用いて、複数の接触点を実現する。それに対し、接続端子61は、図5に示すように、複数の凹凸形状を折り返した蛇腹形状のばね材(波型形状ばね材)を用いて、複数の接触点を実現する。
なお、図5は、三角波形状部を備える接続端子61を示した。しかし、接続端子61の蛇腹形状部(波型形状部)の形状に、特に制限はない。例えば、接続端子61は、正弦波などの曲線状の波型形状部を備えても良い。
本実施形態の接続端子61は、接続端子21と同様の効果を実現できる。
その理由は、接続端子61が、接続端子21と同様に複数の接触点を備えているためである。
これまでの実施形態では、補助接続端子22は、ハウジング20に対して、硬度の高い材質として説明した。しかし、本発明は、補助接続端子22に硬度の低い材質を用いても良い。
図6は、第4の実施形態のコネクタ装置12の補助接続端子72を含むハウジング70(第2のハウジング)の構成の一例を示す断面図である。
なお、ハウジング70と嵌合するハウジング30(第1のハウジング)は、第1の実施形態と同様のため、詳細な説明を省略する。そのため、図6においても、ハウジング30の記載を省略した。
ハウジング70は、接続端子71(第2の接続端子)と、補助接続端子72とを含む。
接続端子71は、接続端子21(第2の接続端子)と同様に、複数の接触点を確保する形状を備えている。図6では、一例として、接続端子71は、図5と同様の三角波型形状を備えている。
補助接続端子72は、接続端子71及びハウジング70より硬度の低い弾性材質で構成されている。例えば、材質の一例を挙げると、次のようになる。
接続端子71の材質:リン青銅
補助接続端子72の材質:導電ゴム
ハウジング70の材質:ポリアミド系合成樹脂
補助接続端子72は、接続端子71より硬度が低いため、接続端子71との接触時に変形する。つまり、補助接続端子72は、接続端子71との接触において変形し、接触面積を広くする。ただし、接続端子71及び補助接続端子72を含めコネクタ装置12の各部は、コネクタ装置12の嵌合時に、適切な接触圧を確保できるような形状及び硬度を備えている。
また、補助接続端子72は、ハウジング70より硬度が低いため、変形してもハウジング70を変形させない。
図7は、コネクタ装置12の嵌合時の状態の一例を示す断面図である。
補助接続端子72は、接続端子71との接触面で変形して、凹む。そのため、補助接続端子72は、第1の実施形態の補助接続端子72に比べ、広い面積で接続端子71と接触する。したがって、補助接続端子72は、接続端子71との間の接続範囲を広くできる。
また、補助接続端子72は、より広い範囲で接続端子71と接触するため、ハウジング70に加わる力をさらに分散でき、ハウジング70の変形を防止できる。(以下、このように変形する構造を「変形層」と呼ぶ。)
なお、既に記載のとおり、補助接続端子72の形状(例えば、厚さ)及び材質は、変形後の状態で、接続端子71に適切な圧力を加えるように、予め設定されている。
また、補助接続端子72の材質は、弾性材料である。そのため、コネクタ装置12の嵌合が解除された場合、補助接続端子72は、元の形状に戻る。
さらに、補助接続端子72は、積層構造を備えても良い。例えば、補助接続端子72は、ハウジング70側に硬度が高い材質(例えば、接続端子71と同等の硬度の材質)の層を設け、接続端子71側に硬度の低い材質の層(変形層)を設けても良い。あるいは、補助接続端子72は、ハウジング70側に硬度が低い材質の層(変形層)を設け、接続端子71側に硬度の高い材質の層を設けても良い。
あるいは、接続端子71が、補助接続端子72側に硬度の低い弾性材質の層(変形層)を積層しても良い。
つまり、コネクタ装置12は、次のいずれかの変形層を備えればよい。
(1)補助接続端子72が変形層
(2)接続端子71と補助接続端子72との間の変形層
(3)補助接続端子72とハウジング70との間の変形層
本実施形態のコネクタ装置12は、第1の実施形態の同様の効果に加え、より安定した接触圧を確保できる効果を実現できる。
その理由は、第1に、コネクタ装置12が、接続端子71とハウジング70との間に、硬度の低い弾性材質の変形層を備えるからである。ここで、変形層は、補助接続端子72又は補助接続端子72の一部でも良い。あるいは、変形層は、接続端子71と補助接続端子72との間に設けられても良い。
そして、第2に、変形層が、ハウジング30とハウジング70との嵌合時(コネクタ装置12の接続時)に変形し、ハウジング70に加わる力を分散するためである。
また、上記のように、接続端子71は、複数の部分を含んでも良い。
図8は、第5の実施形態に係る接続端子81(第2の接続端子)の構成の一例を示す側面図である。
ここで、接続端子81は、第1の実施形態の接続端子21(第2の接続端子)に相当する。
その他の構成は、第1の実施形態と同様である。そのため、その他の構成の符号として第1の実施形態の符号を用いて説明する。
接続端子81は、中心部811と、第1の接続部812と、第2の接続部813とを含む。
中心部811は、ハウジング20における、接続端子81の位置を固定する。そのため、中心部811は、剛性の高い材質の部品である。中心部811の形状は、特に限定されない。例えば、中心部811は、平板でもよく、円柱でもよい。ただし、後ほど説明するように、第1の接続部812と第2の接続部813とは、中心部811を挟んで相互に反対側に設けられる。そのため、中心部811は、第1の接続部812と第2の接続部813とが固定される面において、平板であることが望ましい。
第1の接続部812は、接続端子31に接触し、複数の接触点を確保する形状を備える。例えば、第1の接続部812は、図8に示すように、波型形状部を備えても良い。また、第1の接続部812は、接触圧を確保するために必要な剛性を備える。
第2の接続部813は、補助接続端子22との接続する部分である。第2の接続部813は、補助接続端子22に対して複数の接続点を確保する。第2の接続部813は、嵌合時に第1の接続部812が適切な接触圧を実現できる剛性を備えていればよい。
本実施形態の接続端子81は、第1の実施形態の接続端子21と同様の効果を実現できる。
その理由は、接続端子81が、接続端子21と同様に、複数の接触点を確保できるためである。
図9は、第6の実施形態に係る接続端子91(第2の接続端子)の構成の一例を示す側面図である。
ここで、接続端子91は、第1の実施形態の接続端子21(第2の接続端子)に相当する。
その他の構成は、第1の実施形態と同様である。そのため、その他の構成の符号として第1の実施形態の符号を用いて説明する。
接続端子91は、中心部911と、接続部912とを含む。
中心部911は、ハウジング20における、接続端子91の位置を固定する。そのため、中心部911は、剛性の高い材質の部品である。中心部911の形状は、特に限定されない。例えば、中心部911は、円柱、角柱、又は、平板でもよい。ただし、後ほど説明するように、中心部911は、接続部912を巻きつけるため、円柱が望ましい。
接続部912は、中心部911に螺旋状に巻きつけられている。そして、接続部912は、接続端子31に対し、複数の接触点を確保する。なお、接続部912の材質は、適切な接触圧を確保できれば、特に制限はない。接続部912は、中心部と同様の硬度の材質でもよく、硬度が高い材質でも、硬度が低くい材質でも良い。
本実施形態の接続端子91は、第1の実施形態の接続端子21と同様の効果を実現できる。
その理由は、接続端子91が、接続端子21と同様に、複数の接触点を実現できるためである。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
第1の接続端子を含む第1のハウジングと、
前記第1の接続端子との接続時に前記第1の接続端子との間で複数の接触点を実現する第2の接続端子と、
前記第1の接続端子と接続時における前記第2の接続端子の変形を所定の範囲に制限する補助接続端子と
を含む第2のハウジングとを含む
コネクタ装置。
(付記2)
前記補助接続端子の少なくとも一部と前記第1の接続端子が、
前記第1のハウジングと第2のハウジングの嵌合時に、
前記第2の接続端子を挟む位置に設けられた
付記1に記載のコネクタ装置。
(付記3)
前記補助接続端子と前記第2の接続端子とが、
複数の接触点を実現する
付記1又は付記2に記載のコネクタ装置。
(付記4)
前記補助接続端子が、
前記第2の接続端子の複数の方向に設けられた
付記1ないし付記3のいずれか1項に記載にコネクタ装置。
(付記5)
前記第2の接続端子と前記補助接続端子との間、又は、前記補助接続端子と前記第2のハウジングとの間に設けられ、
前記第1のハウジングと前記第2のハウジングの嵌合時に、前記第2の接続端子と前記補助接続端子との間、又は、前記補助接続端子と前記第2のハウジングとの間において変形する変形層を含む
付記1ないし付記4のいずれか1項に記載のコネクタ装置。
(付記6)
前記補助接続端子が、
前記変形層を含む
付記5に記載のコネクタ装置。
(付記7)
前記第2の接続端子が、
螺旋状又は波型形状の部品を含む
付記1ないし付記6のいずれか1項に記載のコネクタ装置。
(付記8)
前記第2の接続端子が、
前記第2のハウジング内での位置を固定する中心部と
前記中心部に設けられた前記螺旋状の又は波型形状の部品である接続部と
を含む付記7に記載のコネクタ装置。
(付記9)
コネクタ装置の第1のハウジングに第1の接続端子を設け、
前記コネクタ装置の第2のハウジングに前記第1の接続端子との接続時に前記第1の接続端子との間で複数の接触点を実現する第2の接続端子と、
前記第1の接続端子と接続時における前記第2の接続端子の変形を所定の範囲に制限する補助接続端子と
を設ける
接続方法。
10 コネクタ装置
11 コネクタ装置
12 コネクタ装置
20 ハウジング
21 接続端子
22 補助接続端子
30 ハウジング
31 接続端子
40 ハウジング
41 接続端子
42 補助接続端子
50 ハウジング
51 接続端子
61 接続端子
70 ハウジング
71 接続端子
72 補助接続端子
81 接続端子
91 接続端子
22A 接触範囲
31A 接触範囲
421 補助接続端子
422 補助接続端子
811 中心部
812 接続部
813 接続部
911 中心部
912 接続部

Claims (9)

  1. 第1の接続端子を含む第1のハウジングと、
    前記第1の接続端子との接続時に前記第1の接続端子との間で複数の接触点を有する第2の接続端子と、
    前記第1の接続端子と接続時における前記第2の接続端子の変形を所定の範囲に制限する補助接続端子と
    を含む第2のハウジングとを含む
    コネクタ装置。
  2. 前記補助接続端子の少なくとも一部と前記第1の接続端子が、
    前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとの嵌合時に、
    前記第2の接続端子を挟む位置に設けられた
    請求項1に記載のコネクタ装置。
  3. 前記補助接続端子と前記第2の接続端子とが、
    複数の接触点を有する
    請求項1又は請求項2に記載のコネクタ装置。
  4. 前記補助接続端子が、
    前記第2の接続端子の複数の方向に設けられた
    請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載にコネクタ装置。
  5. 前記第2の接続端子と前記補助接続端子との間、又は、前記補助接続端子と前記第2のハウジングとの間に設けられ、
    前記第1のハウジングと前記第2のハウジングの嵌合時に、前記第2の接続端子と前記補助接続端子との間、又は、前記補助接続端子と前記第2のハウジングとの間において変形する変形層を含む
    請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ装置。
  6. 前記補助接続端子が、
    前記変形層を含む
    請求項5に記載のコネクタ装置。
  7. 前記第2の接続端子が、
    螺旋状又は波型形状の部品を含む
    請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のコネクタ装置。
  8. 前記第2の接続端子が、
    前記第2のハウジング内での位置を固定する中心部と
    前記中心部に設けられた前記螺旋状の又は波型形状の部品である接続部と
    を含む請求項7に記載のコネクタ装置。
  9. コネクタ装置の第1のハウジングに第1の接続端子を設け、
    前記コネクタ装置の第2のハウジングに前記第1の接続端子との接続時に前記第1の接続端子との間で複数の接触点を有する第2の接続端子と、
    前記第1の接続端子と接続時における前記第2の接続端子の変形を所定の範囲に制限する補助接続端子と
    を設ける
    接続方法。
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