JP2015060290A - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性を向上し得るようにする。
【解決手段】紙幣入出金機に、スロットに装着され金種に応じて紙幣を収納する紙幣カセットと、該紙幣カセットから紙幣を繰り出して金種を判別する制御部と、制御部により判別した紙幣の金種を記憶する記憶部とを設け、保守作業において、金種設定した金種とは異なる紙幣を該紙幣カセットに装填したり、前記スロットを間違えて該紙幣カセットを装着したりしてスロットに装着された紙幣が変化した場合であっても、設定された金種を正しく前記紙幣カセットから繰り出せるようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、紙幣処理装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)に適用して好適なものである。
従来、金融機関等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するようになされている。
現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種ごとに紙幣を格納する紙幣カセットとを有するものがある。
また現金自動取引装置のなかには、収納カセットに対し紙幣を装填する保守作業時の効率を高めるべく、現金自動取引装置本体にスロットを設け、このスロットに対し収納カセットを着脱可能に構成したものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような現金自動取引装置においては、予め金種設定した情報に従い各紙幣カセットに正しい紙幣を装填し、正しいスロットに紙幣カセットを装着する必要がある。
実公平6−31571号公報
しかしながらこのような現金自動取引装置においては、保守作業時において、金種設定した金種とは異なる紙幣を紙幣カセットに装填してしまったり、紙幣カセットを装着するスロットを間違えてしまったりすると、設定された金種の紙幣が繰り出せず、信頼性が保てないおそれがあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、信頼性を向上し得る紙幣処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の紙幣処理装置においては、スロットに装着され金種に応じて紙幣を収納する紙幣カセットと、紙幣カセットから紙幣を繰り出して金種を判別する判別部と、判別部により判別した紙幣の金種を記憶する記憶部とを設けるようにした。
この紙幣処理装置は、スロットに装着された紙幣カセットに収納された紙幣の金種が変化した場合であっても、設定された金種を正しく紙幣カセットから繰り出すことができる。
本発明によれば、スロットに装着された紙幣カセットに収納された紙幣の金種が変化した場合であっても、設定された金種を正しく紙幣カセットから繰り出すことができる。かくして本発明は、信頼性を向上し得る紙幣処理装置を実現できる。
現金自動取引装置の構成における前面、左側面及び上面を示す斜視図である。 収納状態の紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。 引出状態の紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。 紙幣カセットID対応情報を示す図である。 第1の実施の形態による判定処理手順を示すフローチャートである。 判定処理における紙幣の経路(1)を示す左側面図である。 判定処理における紙幣の経路(2)を示す左側面図である。 入金処理における紙幣の経路を示す左側面図である。 収納処理における紙幣の経路を示す左側面図である。 出金処理における紙幣の経路を示す左側面図である。 第2の実施の形態による判定処理手順を示すフローチャートである。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の全体構成]
図1に外観を示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行うようになされている。
筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所、すなわち前面の上部から上面に渡る部分が斜めに切り落とされたような形状となっており、この部分に接客部3が設けられている。
接客部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされている。
カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。
入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉塞するようになされている。因みに紙幣は、例えば長方形の紙で構成されている。
操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。
テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理キーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられるようになされている。
レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
以下では、現金自動取引装置1のうち顧客が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した顧客から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
筐体2は、前面を覆う前扉2A及び後面を覆う後扉(図示せず)がそれぞれ開閉可能に構成されている。すなわち筐体2は、顧客との間で現金に関する取引を行う取引動作時には、前扉2A等を閉塞することにより、内部に保有している紙幣や硬貨等を保護する。一方筐体2は、金融機関の職員等の保守作業者が紙幣の補充・回収等を行う保守作業時には、必要に応じて前扉2A等を開放することにより、内部の各部に対する作業を容易に行わせ得るようになされている。
筐体2には、前扉2Aの開閉状態を検知する前扉センサ20が設けられており、現金自動取引装置1は、当該前扉センサ20の検知結果に基づき、前扉2Aの開閉状態を検出する。
また筐体2内には、現金自動取引装置1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。
主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、入金取引や出金取引等の種々の処理を行うようになされている。
また主制御部9は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させるようになされている。
[1−2.紙幣入出金機の構成]
紙幣入出金機10は、図2に模式的な側面図を示すように、紙幣入出金機筐体11の内部に紙幣の入金処理や出金処理に関する種々の機構が設けられている。紙幣入出金機10の各部分は、制御部12により制御されるようになされている。
制御部12は、主制御部9と同様、図示しないCPUを中心に構成されており、図示しないROMやフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行し、また主制御部9等の他の制御部と連携することにより、紙幣の入金処理や出金処理等、紙幣に関する種々の処理を制御するようになされている。
また制御部12は、内部にRAM及びフラッシュメモリ等でなる記憶部12Aを有しており、この記憶部12Aに種々の情報を記憶させるようになされている。
例えば顧客が現金自動取引装置1との間で紙幣を入金する入金取引を行う場合、制御部12は、主制御部9等と連携しながら、操作表示部6を介して所定の操作入力を受け付けた後、入出金口5のシャッタを開いて紙幣入出金部13内へ紙幣を投入させる。
紙幣入出金部13は、紙幣が投入されると、入出金口5のシャッタを閉じてから紙幣を1枚ずつ取り出し、搬送部14へ受け渡す。搬送部14は、紙幣を短辺方向に沿って進行させ、鑑別部15へ搬送する。
鑑別部15は、その内部で紙幣を搬送しながら当該紙幣の金種、真偽及び損傷の程度を鑑別しその鑑別結果を制御部12へ通知する。これに応じて制御部12は、取得した鑑別結果に基づいて当該紙幣の搬送先を決定する。
このとき搬送部14は、鑑別部15において正常と鑑別された紙幣(いわゆる正券)を一時保留部16へ搬送する等して一時的に保留させる一方、取引すべきでないと鑑別された紙幣(いわゆる損券や偽券等)を紙幣入出金部13へ搬送して顧客に返却する。
その後制御部12は、操作表示部6(図1)を介して顧客に入金金額を確定させ、一時保留部16に保留している紙幣を鑑別部15へ搬送させてその金種、損傷の程度及び表裏方向等を鑑別させ、その鑑別結果を取得する。
そして制御部12は、紙幣の損傷の程度が大きければ、これを再利用すべきでない紙幣としてリジェクト庫17へ搬送して収納させ、損傷の程度が小さければ、これを再利用すべき紙幣として搬送部14を介してカセットトレイ18へ搬送させる。
カセットトレイ18には、複数の紙幣カセット19(19a、19b、19c及び19d)が設けられている。カセットトレイ18は、搬送されてきた紙幣をその金種に応じた紙幣カセット19に振り分けて収納させる。
また、例えば顧客が現金自動取引装置1との間で紙幣を出金する出金取引を行う場合、制御部12は、主制御部9等と連携しながら、操作表示部6を介して所定の操作入力を受け付けた後、出金すべき金額に応じた紙幣をカセットトレイ18の紙幣カセット19から繰り出させ、搬送部14により鑑別部15へ搬送して鑑別させる。
そして制御部12は、出金紙幣として不適格と判定された紙幣をリジェクト庫17へ搬送して収納させる一方、出金可能な紙幣を紙幣入出金部13へ搬送し、入出金口5のシャッタを開いてこの紙幣を顧客に取り出させる。
ところで紙幣入出金機筐体11は、内部に空間が形成されると共にその前側に当該空間と外部とを連通させる連通孔が形成されており、当該空間内にカセットトレイ18を収納している。カセットトレイ18はスライドレール22を介して紙幣入出金機筐体11に取り付けられている。
スライドレール22は、前後方向に延長されたレール状の部品や複数のローラ等(図示せず)の組み合わせにより構成されており、紙幣入出金機筐体11に対しカセットトレイ18を前方向又は後方向へ直線的に且つ円滑に移動させるようになされている。
紙幣入出金機10は、顧客との間で取引処理が行われる場合や保守作業が行われない場合、図2に示したようにカセットトレイ18を紙幣入出金機筐体11の内部に収納することにより、当該カセットトレイ18内の各部や紙幣等を保護する。以下これをカセットトレイ収納状態と呼ぶ。
このカセットトレイ収納状態において、カセットトレイ18は紙幣入出金機筐体11に対し所定の収納位置に位置決めされる。
一方紙幣入出金機10は、保守作業者により保守作業が行われる場合、図3に示すように前扉2A(図示せず)を開きカセットトレイ18を前方へ移動させて、当該カセットトレイ18のほぼ全体を紙幣入出金機筐体11の外部に引き出した状態とする。
以下では、紙幣入出金機筐体11からカセットトレイ18の全体が引き出されているか否かに関わらず、当該カセットトレイ18が収納位置から前側に引き出された状態をカセットトレイ引出状態と呼ぶ。
ところで、カセットトレイ18の後側面にはカセットトレイコネクタ24が設けられている。また紙幣入出金機筐体11の内側面においてカセットトレイコネクタ24と対向する位置には、当該カセットトレイコネクタ24と電気的且つ機械的に接続し得る紙幣入出金機筐体コネクタ26が設けられている。
カセットトレイ収納状態においては、図2に示したようにカセットトレイコネクタ24と紙幣入出金機筐体コネクタ26とが接続され、これを制御部12が検知することにより、当該制御部12は、カセットトレイ18が紙幣入出金機筐体11に収納されたことを認識する。このとき制御部12は、カセットトレイ18に対し電源を供給することにより、当該カセットトレイ18及び紙幣カセット19を動作させる。
一方カセットトレイ引出状態においては、図3に示したように、紙幣入出金機筐体コネクタ26からカセットトレイコネクタ24が離脱し、これを制御部12が検知することにより、当該制御部12は、カセットトレイ18が紙幣入出金機筐体11から引き出されたことを認識する。このときカセットトレイ18及び紙幣カセット19は、紙幣入出金機10からの電源の供給が遮断されるため、内蔵されたバッテリーにより動作する。
カセットトレイ18には、4個のスロット28(28a、28b、28及び28d)が前後方向に整列するよう配置されている。スロット28a〜28dは、いずれも同等の大きさでなり上下を長手方向とする直方体状に構成され、また中空に形成されると共に天板が省略されることにより、内部空間を上方へ向けて開放させた状態となっている。
紙幣カセット19a、19b、19c及び19dは、それぞれ当該スロット28a、28b、28c及び28dに対し着脱自在に装着されている。
全ての紙幣カセット19a、19b、19c及び19dは、同一形状に形成されており、全てのスロット28a、28b、28c及び28dの内部空間もまた同一形状に形成されているため、何れの紙幣カセット19a、19b、19c及び19dは何れのスロット28a、28b、28c及び28dへ装着されることも可能となっている。
紙幣カセット19a〜19dは、それぞれ図示しないカセット制御部及びカセット記憶部を有しており、当該カセット記憶部に、それぞれの紙幣カセット19a〜19dを識別する固有の紙幣カセットIDを記憶している。
紙幣カセット19には、上面を覆う紙幣カセット扉30が開閉可能に構成されている。保守作業者は、紙幣の装填作業等を行う保守作業時に紙幣カセット扉30を開くことにより、紙幣カセット19内部に紙幣を装填する一方、装填作業が完了すると紙幣カセット扉30を閉じることにより、内部の紙幣を保護する。
紙幣カセット19には、紙幣カセット扉30の開閉状態を検知する紙幣カセット扉センサ32が設けられており、紙幣カセット19は、当該紙幣カセット扉センサ32の検知結果に基づき、紙幣カセット扉30の開閉状態を検出する。
紙幣カセット19は、紙幣カセット扉30が開かれたことを検知すると、当該紙幣カセット扉30が開かれた履歴を示す扉開情報をカセット記憶部に記憶する。
紙幣カセット19の下面には紙幣カセットコネクタ34が設けられている。またスロット28の内側面において紙幣カセットコネクタ34と対向する位置には、当該紙幣カセットコネクタ34と電気的且つ機械的に接続し得るスロットコネクタ36が設けられている。
紙幣カセット19がスロット28から取り外された紙幣カセット脱着状態においては、スロットコネクタ36からカセットコネクタ34が脱着し、これをカセット制御部が検知することにより、当該カセット制御部は、紙幣カセット19がスロット28から外されたことを認識する。このときカセット制御部は、当該紙幣カセット19がスロット28から外された履歴を示すカセット脱着情報をカセット記憶部に記憶する。
一方紙幣カセット19がスロット28に装着された紙幣カセット装着状態においては、紙幣カセットコネクタ34とスロットコネクタ36とが接続される。この紙幣カセット装着状態においてカセットトレイ18は、図示しないID読取部により、各スロット28に装着された紙幣カセット19から紙幣カセットIDを読み取ると共に、扉開情報及びカセット脱着情報を取得する。
かかる構成において紙幣装填作業を行う場合、保守作業者は、前扉2Aを開きカセットトレイ18を前方へ移動させてカセットトレイ引出状態とし、当該カセットトレイ18から紙幣カセット19を取り外して紙幣カセット脱着状態として紙幣カセット扉30を開き、予め設定された金種設定に従い各紙幣カセット19に紙幣を装填する。保守作業者は、紙幣カセット19への紙幣の装填が完了した後、紙幣カセット扉30を閉じ、各紙幣カセット19をカセットトレイ18のスロット28に装着して紙幣カセット装着状態とし、カセットトレイ18を後方へ移動させカセットトレイ収納状態として前扉2Aを閉じる。
紙幣カセット装着状態においてカセットトレイ収納状態となると、制御部12は、カセットトレイコネクタ24及び紙幣入出金機筐体コネクタ26を介し、カセットトレイ18から紙幣カセットID、扉開情報及びカセット脱着情報を取得する。
ところで記憶部12A(図1)は、図4に示す紙幣カセットID対応情報I1を記憶している。紙幣カセットID対応情報I1は、「紙幣カセットID」と、「装着スロット位置情報」及び「金種情報」とが対応付けられている。「紙幣カセットID」は、紙幣カセット19を識別する固有の識別情報である。「装着スロット位置情報」は、スロット28毎に付された固有の識別情報であり、P1はスロット28aを、P2はスロット28bを、P3はスロット28cを、P4はスロット28dをそれぞれ示している。「金種情報」は、紙幣カセット19に収納されている紙幣の金種を示している。
すなわち、図4に示す状態の紙幣カセットID対応情報I1は、紙幣カセットIDとしてC1が付された紙幣カセット19aがスロット28aに装着され10000円札が収納されており、紙幣カセットIDとしてC2が付された紙幣カセット19bがスロット28bに装着され10000円札が収納されており、紙幣カセットIDとしてC3が付された紙幣カセット19cがスロット28cに装着され1000円札が収納されており、紙幣カセットIDとしてC4が付された紙幣カセット19dがスロット28dに装着され1000円札が収納されていることを示している。
制御部12は、後述する判定処理を行うことにより、記憶部12Aに記憶された紙幣カセットID対応情報I1を最新の状態に更新する。
[1−3.判定処理手順]
紙幣入出金機10において紙幣カセットID対応情報I1を最新の状態に更新する判定処理の具体的な処理手順について、図5のフローチャートを用いて説明する。
制御部12は、記憶部12Aから判定処理プログラムを読み出して実行することにより判定処理手順RT1を開始し、ステップSP1へ移る。
ステップSP1において制御部12は、スロット28に装着されている紙幣カセット19a〜19dの紙幣カセットIDを取得し、保守作業前と変化した紙幣カセットIDが存在するか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは保守作業前とは異なる紙幣カセットIDが付された紙幣カセット19がスロット28に装着されたため、紙幣の金種が変化した可能性があり金種が不確定であることを表し、このとき制御部12はステップSP3へ移る。
一方ステップSP1において否定結果が得られると、制御部12はステップSP2へ移り、紙幣カセット19a〜19dの扉開情報を取得し、紙幣カセット扉30が開かれた履歴があるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは紙幣カセットIDは変化していないものの紙幣カセット扉30が開かれた履歴があるために紙幣の金種が変化した可能性があることを表し、このとき制御部12はステップSP3へ移る。
ステップSP3において制御部12は、金種チェック動作を行う。具体的に制御部12は、装着スロット位置に対する紙幣カセットIDが変化した紙幣カセット19か、又は紙幣カセット扉30が開かれた履歴がある紙幣カセット19(すなわち、収納している紙幣の金種が変化した可能性がある紙幣カセット19)から図6に示すように紙幣を例えば1枚繰り出し、鑑別部15に搬送して金種を判別する。
鑑別部15において紙幣の金種を判別できた場合、制御部12は当該紙幣を一時保留部16へ搬送し保留する。
一方鑑別部15において紙幣の金種を判別できなかった場合、制御部12は当該紙幣をリジェクト庫17へ搬送し収納する。このとき制御部12は、先ほど紙幣を繰り出した紙幣カセット19から紙幣をさらに1枚繰り出し、鑑別部15に搬送して金種を判別する。制御部12は、鑑別部15において金種を判別できるまで、紙幣カセット19から紙幣を繰り出して鑑別部15に搬送し金種を判別する。
制御部12は、収納している紙幣の金種が変化した可能性がある全ての紙幣カセット19に対し上述した処理を行うことにより、全ての紙幣カセット19に対し収納されている紙幣の金種を判定する。
制御部12は、以上のような金種チェック動作を行うと、ステップSP4へ移り、紙幣カセット19の紙幣カセットID毎に、当該紙幣カセットIDが付された紙幣カセット19に収納された紙幣の金種を記憶部12Aに記憶し、ステップSP5へ移る。
ステップSP5において制御部12は、紙幣カセット19の紙幣カセットID毎に、当該紙幣カセットIDが付された紙幣カセット19が装着されているスロット28の装着スロット位置を記憶部12Aに記憶する。
制御部12は、ステップSP4及びSP5の処理を行うことにより、紙幣カセットID対応情報I1(図4)を最新の状態に更新し、ステップSP7へ移り判定処理手順RT1を終了する。
このとき制御部12は、図7に示すように、保留した紙幣を一時保留部16から繰り出し鑑別部15に搬送して金種を判別する。鑑別部15において紙幣の金種を判別できた場合、制御部12は、鑑別部15において判別した金種を収納する紙幣カセット19へ紙幣を搬送し収納する。一方鑑別部15において紙幣の金種を判別できなかった場合、制御部12は当該紙幣をリジェクト庫17へ搬送し収納する。
一方ステップSP2において否定結果が得られると、このとき制御部12はステップSP6へ移り、装着スロット位置が変化したか否かを判定する。
ここで肯定結果が得られると、このことは紙幣カセットIDは変化しておらず、紙幣カセット扉30が開かれた履歴もないものの、装着スロット位置が変化した、すなわち収納された紙幣は変化していない紙幣カセット19が、保守作業前とは異なるスロット28に装着されたことを表し、制御部12はステップSP5へ移り、紙幣カセット19の紙幣カセットID毎に、当該紙幣カセットIDが付された紙幣カセット19が装着されているスロット28の装着スロット位置を記憶部12Aに記憶し、ステップSP7へ移り判定処理手順RT1を終了する。
一方ステップSP6において否定結果が得られると、このことは紙幣カセットIDは変化しておらず、紙幣カセット扉30が開かれた履歴もなく、装着スロット位置も変化していないため、紙幣カセットIDに対応する装着スロット位置及び金種が変化していないことを表し、このとき制御部12はステップSP7へ移り判定処理手順RT1を終了する。
紙幣入出金機10は、紙幣カセットID対応情報I1に基づき、入出金取引を行う。
[1−4.紙幣の流れ]
[1−4−1.入金処理時の紙幣の流れ]
次に、紙幣入出金機10における入金処理の動作について図8を用いて説明する。
紙幣入出金機10は、顧客により現金自動取引装置1にキャッシュカード等が挿入され、操作表示部6を介して入金取引が選択されて暗証番号等が入力されると、入出金口5のシャッタを開くことにより利用者から紙幣を挿入される。
紙幣入出金機10は、紙幣が挿入されたことを図示しないセンサにより検知すると、入出金口5のシャッタを閉じ、紙幣の大きさ及び挿入状態を図示しないセンサにより検出する。挿入状態が異常であるか、又はサイズが異常な紙幣が存在すると判定した場合、紙幣入出金機10は、当該紙幣を顧客に返却する。一方挿入された紙幣が正常であると判定した場合、紙幣入出金機10は、紙幣入出金部13から紙幣を1枚ずつ分離して繰り出し鑑別部15に搬送する。
鑑別部15によって紙幣が入金受入可能な紙幣(すなわち正常紙幣)と判別された場合、紙幣入出金機10は、当該正常紙幣を鑑別部15から一時保留部16へ搬送し収納する。このとき紙幣入出金機10は、鑑別部15によって鑑別された紙幣の金種をもとに、一時保留部16内に収納した紙幣の計数を行う。
一方、鑑別部15によって紙幣が入金受入不可能な紙幣(すなわち入金リジェクト紙幣)と判別された場合、紙幣入出金機10は、当該入金リジェクト紙幣を鑑別部15から紙幣入出金部13へ搬送して集積する。続いて紙幣入出金機10は、入出金口5のシャッタを開き入金リジェクト紙幣を顧客が受け取り可能な状態とする。
その後、顧客により紙幣入出金部13から入金リジェクト紙幣が抜き取られると、センサにより紙幣の受け取りが検知され、紙幣入出金機10は入出金口5のシャッタを閉じる。そして紙幣入出金機10は再度入出金口5のシャッタを開き、紙幣の投入が可能な状態とする。
ここで、顧客により再度紙幣入出金部13に紙幣が投入されると、センサにより紙幣の投入が検知され、紙幣入出金機10は入出金口5のシャッタを閉じる。紙幣入出金機10は、再度投入された紙幣の計数を上述した手順で行う。
この入金処理が完了すると、現金自動取引装置1は、操作表示部6に入金計数結果を表示して、顧客に対して入金計数結果の確認を行う。ここで、顧客により操作表示部6を介して入金取引の確定が指示入力されると、紙幣入出金機10は、後述する収納処理を行う。
[1−4−2.収納処理時の紙幣の流れ]
次に、紙幣入出金機10における収納処理の動作について図9を用いて説明する。この収納処理は、顧客により入金取引の確定が指示入力された後に行われる。
紙幣入出金機10は、上述した入金処理で一時保留部16に収納された紙幣を1枚ずつ分離して繰り出し鑑別部15に搬送する。
鑑別部15によって紙幣が収納可能な紙幣(すなわち正常紙幣)と判別された場合、紙幣入出金機10は、当該正常紙幣を鑑別部15からその金種に応じた紙幣カセット19へと搬送し集積する。
一方、鑑別部15によって紙幣が収納不適合な紙幣(すなわち収納リジェクト紙幣)と判別された場合、紙幣入出金機10は、当該収納リジェクト紙幣を鑑別部15からリジェクト庫17へ搬送し集積する。
[1−4−3.出金処理時の紙幣の流れ]
次に、紙幣入出金機10における出金処理の動作について図10を用いて説明する。
紙幣入出金機10は、顧客により現金自動取引装置1にキャッシュカード等が挿入され、操作表示部6を介して出金取引が選択されて暗証番号及び出金金額等が入力されると、要求金額に応じて必要な金種毎の紙幣枚数を認識し、この金種毎の紙幣枚数に応じて紙幣カセット19(19a〜19d)から紙幣を1枚ずつ繰り出して鑑別部15に搬送する。
鑑別部15によって紙幣が出金可能な紙幣(すなわち正常紙幣)と判別されると、紙幣入出金機10は、当該正常紙幣を鑑別部15から紙幣入出金部13へ搬送して集積する。続いて紙幣入出金機10は、入出金口5のシャッタを開き紙幣を顧客へ出金する。
一方、鑑別部15によって紙幣が出金不可能な紙幣(すなわち出金リジェクト紙幣)と判別されると、紙幣入出金機10は、当該出金リジェクト紙幣を鑑別部15からリジェクト庫17へ搬送し集積する。
[1−5.動作及び効果]
以上の構成において紙幣入出金機10は、紙幣カセット19に収納された紙幣の金種が変化する可能性がある事象が発生したと金種変化検出部としての制御部12が検出した場合、金種が不明確であると判定部としての制御部12が判定し、紙幣カセット19から紙幣を繰り出して金種を判別するようにした。
これにより紙幣入出金機10は、保守作業時において、金種設定した金種とは異なる紙幣を紙幣カセットに装填してしまったり、紙幣カセットを装着するスロットを間違えてしまったりして、スロット28に装着された紙幣カセット19に収納された紙幣の金種が変化した場合であっても、設定された金種を正しく紙幣カセット19から繰り出すことができる。
ところで従来、装着スロット位置毎に固有の誤装着防止溝をスロットに設け、当該誤装着防止溝に対応した形状の誤装着防止突起を紙幣カセットに設けることにより、装着スロットとして予め設定されたスロット以外のスロットには紙幣カセットを装着できないようにすることにより、紙幣カセットの誤装着を防止するものがある。
しかしながらその場合、各紙幣カセットはスロット毎の専用紙幣カセットとなるため、保守作業時に交換される予備の紙幣カセットを全種類の紙幣カセットだけ用意する必要があり、取り扱いが煩雑であると共にコストが増加してしまっていた。
これに対し紙幣入出金機10は、紙幣カセット19に収納された紙幣の金種が変化する可能性がある事象が発生したと検出した場合、紙幣カセット19から紙幣を繰り出して金種を判別するようにした。
これにより紙幣入出金機10は、スロット28に装着する紙幣カセット19を全て同一形状にすることができるため、コストを削減できると共に、保守作業時において効率的に紙幣カセットを取り扱うことができる。
また紙幣入出金機10は、誤装着防止溝をスロットに設けたり誤装着防止突起を紙幣カセットに設けたりすることなく、保守作業者が紙幣の装填作業においてどの紙幣カセットへどの金種の紙幣を装填するかを注意する必要がなくなるため、紙幣の装填作業を簡略化できる。
以上の構成によれば、紙幣入出金機10は、スロット28に装着され金種に応じて紙幣を収納する紙幣カセット19と、紙幣カセット19から紙幣を繰り出して金種を判別する制御部12と、制御部12により判別した紙幣の金種を記憶する記憶部12Aとを設けるようにした。
これにより紙幣入出金機10は、スロット28に装着された紙幣カセット19に収納された紙幣の金種が変化した場合であっても、設定された金種を正しく紙幣カセット19から繰り出すことができる。
[2.第2の実施の形態]
図1に示す第2の実施の形態による現金自動取引装置101の紙幣入出金機110は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1と比べて、制御部112が制御部12と異なり、紙幣カセット扉センサ32が削除されている(図示せず)ものの、それ以外は同様に構成されている。
[2−1.判定処理手順]
紙幣入出金機110において紙幣カセットID対応情報I1を最新の状態に更新する判定処理の具体的な処理手順について、図11のフローチャートを用いて説明する。
制御部112は、記憶部12Aから判定処理プログラムを読み出して実行することにより判定処理手順RT2を開始し、ステップSP11へ移る。
ステップSP11において制御部112は、スロット28に装着されている紙幣カセット19a〜19dの紙幣カセットIDを取得し、保守作業前と変化した紙幣カセットIDが存在するか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは保守作業前とは異なる紙幣カセットIDが付された紙幣カセット19がスロット28に装着されたため、紙幣の金種が変化した可能性があることを表し、このとき制御部112はステップSP13へ移る。
一方ステップSP11において否定結果が得られると、制御部112はステップSP12へ移り、スロット28に装着されている紙幣カセット19a〜19dのカセット脱着情報を取得し、スロット28から紙幣カセット19が脱着された履歴があるか否かを判定する。
ここで肯定結果が得られると、このことは紙幣カセットIDは変化していないものの紙幣カセット19がスロット28から脱着された履歴があるために紙幣の金種が変化した可能性があることを表し、このとき制御部112はステップSP13へ移る。
ステップSP13において制御部112は、ステップSP3(図5)と同様の金種チェック動作を行う。
続いて制御部112は、ステップSP14及びSP15においてステップSP4及びSP5と同様に紙幣カセットID対応情報I1(図4)を最新の状態に更新し、ステップSP16へ移り判定処理手順RT2を終了する。
一方ステップSP12において否定結果が得られると、このことは紙幣カセットIDは変化しておらず、紙幣カセット19がスロット28から脱着された履歴もないため、紙幣カセットIDに対応する装着スロット位置及び金種が変化していないことを表し、このとき制御部112はステップSP16へ移り判定処理手順RT2を終了する。
[2−2.動作及び効果]
以上の構成において紙幣入出金機110は、スロット28から紙幣カセット19が脱着された履歴がある場合、紙幣の金種が変化した可能性があると判断し、金種チェック動作を行うようにした。
これにより紙幣入出金機110は、紙幣入出金機10と比べて紙幣カセット扉センサ32を削除することができ、構成を簡略化できる。
その他第2の実施の形態による紙幣入出金機110は、第1の実施の形態による紙幣入出金機10とほぼ同様の作用効果を奏し得る。
[3.他の実施の形態]
なお上述した第2の実施の形態においては、スロット28から紙幣カセット19が脱着された履歴があるときに金種チェック動作を行う場合について述べた。本発明はこれに限らず、カセットトレイコネクタ24と紙幣入出金機筐体コネクタ26との接続状況に基づき、カセットトレイ18が紙幣入出金機筐体11から引き出された履歴がある場合や、前扉センサ20の検知結果に基づき前扉2Aが開かれた履歴がある場合や、紙幣カセット19に収納された紙幣の容量が変化したことを所定のセンサにより検出した場合等において、金種チェックを行っても良い。要は、紙幣カセット19に収納された紙幣の金種が変化する可能性がある事象が発生したことを検出した場合に金種チェックを行えば良い。
また、スロット28a〜28dそれぞれに装着された紙幣カセット19a〜19dに収納された金種をスロット28a〜28d毎に示す金種位置情報を、操作表示部6に表示して保守作業者に提示しても良い。
その場合、紙幣の金種が変化した場合のみ金種位置情報を表示したり、金種が変化した紙幣カセット19の表示を他の紙幣カセット19よりも目立たせて表示したり、予め設定された金種設定と異なっているときのみ金種位置情報を表示したりしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣カセット19から紙幣を1枚繰り出し鑑別部15に搬送して金種を判別する場合について述べた。本発明はこれに限らず、紙幣カセット19から紙幣を2枚以上、例えば5枚繰り出し鑑別部15に搬送して金種を判別し、5枚の紙幣全てが同一の金種でなかった場合、当該紙幣カセット19には、異なる金種の紙幣が混ざって収納されてしまっていると判断しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、金種チェック動作において、紙幣を一時保留部16に一時保留する場合について述べた。本発明はこれに限らず、紙幣入出金部13やリジェクト庫17等に一時的に保留しても良い。
さらに本発明は、上述した第1及び第2の実施の形態と、上述した他の実施の形態とに限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した第1及び第2の実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した実施の形態においては、媒体として紙幣について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば商品券や金券、入場券等のような薄い紙状の媒体であれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣カセットとしての紙幣カセット19と、判別部としての制御部12及び112と、記憶部としての記憶部12Aとによって、紙幣処理装置としての紙幣入出金機10及び110を構成する場合について述べた。
本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる紙幣カセットと、判別部と、記憶部とによって、紙幣処理装置を構成するようにしても良い。
本発明は、筐体に収納された状態で所定の処理を実行する一方、保守等の作業時に筐体から引き出されてその一部又は全部を露出させるような引出機構を有する種々の機器でも利用できる。
1、101……現金自動取引装置、2……筐体、2A……前扉、3……接客部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、10、110……紙幣入出金機、11……紙幣入出金機筐体、12……制御部、13……紙幣入出金部、14……搬送部、15……鑑別部、16……一時保留部、17……リジェクト庫、18……カセットトレイ、19……紙幣カセット、20……前扉センサ、22……スライドレール、24……カセットトレイコネクタ、26……紙幣入出金機筐体コネクタ、28……スロット、30……紙幣カセット扉、32……紙幣カセット扉センサ、34……紙幣カセットコネクタ、36……スロットコネクタ。

Claims (10)

  1. スロットに装着され金種に応じて紙幣を収納する紙幣カセットと、
    前記紙幣カセットから前記紙幣を繰り出して金種を判別する判別部と、
    前記判別部により判別した前記紙幣の金種を記憶する記憶部と
    を有する紙幣処理装置。
  2. 前記紙幣カセットに収納された前記紙幣の金種が変化する可能性がある事象が発生したことを検出する金種変化検出部と、
    前記紙幣カセットに収納された前記紙幣の金種が変化する可能性がある事象が発生したと前記金種変化検出部により検出された場合、紙幣の金種が不明確であると判定する判定部と、
    をさらに有し、
    前記判別部は、前記紙幣の金種が変化した可能性がある前記紙幣カセットから前記紙幣を繰り出して金種を判別する
    請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記スロットは複数設けられ、複数の当該スロットに装着される前記紙幣カセットは、いずれも同一形状である
    請求項2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記記憶部は、前記紙幣カセット毎に付された固有の識別情報である紙幣カセットIDと、前記スロット毎に付された固有の識別情報である装着スロット位置情報と、金種を示す金種情報とを対応付けて記憶する
    請求項3に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記金種変化検出部は、前記紙幣カセットから前記紙幣カセットIDを読み取り、読み取った前記紙幣カセットIDが前記記憶部に記憶された前記紙幣カセットIDと異なるか否かを検出し、
    前記判定部は、読み取った前記紙幣カセットIDが前記記憶部に記憶された前記紙幣カセットIDと異なると前記金種変化検出部により検出された場合、紙幣の金種が不明確であると判定する
    請求項4に記載の紙幣処理装置。
  6. 前記金種変化検出部は、前記紙幣カセットに設けられ当該紙幣カセットに前記紙幣を装填する際に開放される紙幣カセット扉が開放されたか否かを検出し、
    前記判定部は、前記紙幣カセット扉が開放されたと前記金種変化検出部により検出された場合、紙幣の金種が不明確であると判定する
    請求項4に記載の紙幣処理装置。
  7. 前記金種変化検出部は、脱着前に装着されていた前記スロットとは異なる前記スロットに前記紙幣カセットが再装着されたか否かを検出し、
    前記記憶部は、前記紙幣カセット扉が開放されたと検出されておらず、脱着前に装着されていた前記スロットとは異なる前記スロットに前記紙幣カセットが再装着されたと前記金種変化検出部により検出された場合、前記装着スロット位置情報と再装着後の前記紙幣カセットIDとを対応付けて記憶する
    請求項6に記載の紙幣処理装置。
  8. 前記金種変化検出部は、前記紙幣カセットが前記スロットから脱着されたか否かを検出し、
    前記判定部は、前記紙幣カセットが前記スロットから脱着されたと前記金種変化検出部により検出された場合、脱着された当該紙幣カセットに収納された紙幣の金種が不明確であると判定する
    請求項3に記載の紙幣処理装置。
  9. 前記金種変化検出部は、前記スロットが形成されたカセットトレイが前記紙幣処理装置の筐体から引き出されたか否かを検出し、
    前記判定部は、前記カセットトレイが前記紙幣処理装置の筐体から引き出されたと前記金種変化検出部により検出された場合、紙幣の金種が不明確であると判定する
    請求項3に記載の紙幣処理装置。
  10. 前記紙幣の金種を判別する鑑別部と、
    前記紙幣を保留する保留部と
    をさらに有し、
    前記判別部は、前記紙幣カセットから繰り出した前記紙幣を前記鑑別部に搬送して金種を鑑別させて前記保留部に保留した後に当該保留部から前記紙幣カセットに搬送して収納させる
    請求項3に記載の紙幣処理装置。
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