JP2015059865A - 温度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】一対の熱電対素線と、一対の熱電対素線の各々の先端を互いに接合して形成された測温接点部と、を有し、従来に比べ応答性及び絶縁碍管の強度を損なうことなく、製造が容易な構成を有する温度センサを提供すること。
【解決手段】温度センサ1は、一対の熱電対素線23及び24と、測温接点部21と、絶縁碍管30と、外筒10と、接触部材40と、を備える。外筒10は、第一収容部11と、第二収容部12と、を含む。第一収容部11は、絶縁碍管30の少なくとも一部を収容する。第二収容部12は、第一収容部11よりも先端側に配置され、軸線AX方向に垂直な少なくとも一部の方向の幅が第一収容部11よりも小さく、測温接点部21を収容する。接触部材40は、絶縁碍管30の先端部35に設けられ、先端部41が第二収容部12に収容され、先端部41が測温接点部21の後端部22と接触する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一対の熱電対素線と、一対の熱電対素線の各々の先端を互いに接合して形成された測温接点部と、を備える温度センサに関する。
一対の熱電対素線と、一対の熱電対素線の各々の先端を互いに接合して形成された測温接点部と、を備える温度センサが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の温度センサは、絶縁碍管及び外筒を備える。絶縁碍管は、一対の熱電対素線の各々を互いに絶縁した状態で内部に通す。外筒は、測温接点部を収容する。
実開昭56−174032号公報
特許文献1に記載の温度センサでは、測温接点部と、絶縁碍管及び外筒とは離間している。このような構成の温度センサでは、一対の熱電対素線の先端を溶接することによって、測温接点部を形成する場合、溶接条件の制御が難しく、規定した位置に測温接点部を配置させることが困難である。
本発明は、一対の熱電対素線と、一対の熱電対素線の各々の先端を互いに接合して形成された測温接点部と、を有し、従来に比べ応答性及び絶縁碍管の強度を損なうことなく、製造が容易な構成を有する温度センサを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る温度センサは、一対の熱電対素線と、前記一対の熱電対素線の各々の先端を互いに接合して形成された測温接点部と、前記一対の熱電対素線の各々を、互いに絶縁した状態で内部に通す絶縁碍管と、先端側が閉じられた、軸線方向に延びる有底筒状に形成された外筒と、を備える温度センサにおいて、前記外筒は、前記絶縁碍管の少なくとも一部を収容する第一収容部と、前記第一収容部よりも先端側に配置され、前記軸線方向に垂直な少なくとも一部の方向の幅が前記第一収容部よりも小さく、前記測温接点部を収容する第二収容部と、を含み、前記絶縁碍管の先端部に設けられ、少なくとも自身の先端部が前記第二収容部に収容され、前記自身の先端部が前記測温接点部の後端部と接触する接触部材を備える。
測温接点部を安定して規定の位置に配置させる構成として、絶縁碍管の先端部に測温接点部を接触させる構成が考えられる。しかしこの構成の場合、強度等の観点から絶縁碍管の径(幅)を小さくすることに限界があるため、従来と同じ外筒を備える場合、測温接点部と外筒の底部との間の距離が従来に比べ大きくなり、温度センサの応答感度が損なわれる。そこで本態様の温度センサでは、絶縁碍管の先端部に接触部材を設ける。温度センサは、一対の熱電対素線の先端を溶接することによって測温接点部を形成する場合、溶接された素線が接触部材の先端部に当接して凝固する。つまり、本態様の温度センサは、測温接点部を、測温接点部の後端部が接触部材の先端部と接触する位置に形成させることができる。温度センサは、絶縁碍管の強度を確保しつつ、測温接点部を規定の位置に容易に形成できる。測温接点部は第二収容部に収容されているため、測温接点部が第一収容部に収容される場合に比べ、測温接点部と、外筒との間の距離を小さくすることが可能である。故に、温度センサは、安定して高い応答性を発揮可能である。
本態様の温度センサにおいて、前記接触部材の前記先端部は、後端側に窪み、前記測温接点部の前記後端部と接触する凹部を有してもよい。この場合の温度センサは、接触部材の先端部が平面状である場合に比べ、接触部材と、測温接点部の後端部との接触面積を大きくすることが可能である。故に温度センサは、振動により測温接点部が破損する可能性を低減させることができる。
本態様の温度センサにおいて、前記一対の熱電対素線は各々、2点以上の部位で前記接触部材と接触してもよい。この場合の温度センサは、一対の熱電対素線の各々と接触部材とが接触する部位が1点以下である場合に比べ、一対の熱電対素線が振動により破損する可能性を低減させることができる。
本態様の温度センサにおいて、前記絶縁碍管の先端から前記外筒の内側底部までの前記軸線方向の長さをLとし、前記絶縁碍管の先端から前記測温接点部までの前記軸線方向の長さをMとした場合、MはL/2以上であってもよい。この場合の温度センサは、MがL/2未満である場合に比べ、測温接点部と、外筒の内側底部との距離を小さくすることができ、振動により測温接点部が破損する可能性を低減しつつ、応答感度を更に向上させることができる。
本態様の温度センサにおいて、前記絶縁碍管は、前記第二収容部と接触し位置決めされてもよい。この場合の温度センサは、絶縁碍管を第二収容部と接触させることによって、絶縁碍管を外筒に対して位置決めすることができる。
本態様の温度センサにおいて、前記測温接点部と前記外筒とは、前記熱電対素線の直径以上離間してもよい。この場合の温度センサは、測温接点部と外筒との間の距離が一対の熱電対素線の直径未満である場合に比べ、測温接点部と外筒とが接触することでショートする可能性を低減させることができる。
温度センサ1の部分縦断面図である。 温度センサ1の先端部の拡大部分縦断面図である。 絶縁碍管30の斜視図である。 変形例の温度センサ101の縦部分断面図である。
以下、本発明を具現化した実施形態である温度センサ1について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いられるものである。記載されているセンサの構成等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。以下の説明において、図1及び図2の上下方向及び左右方向を各々、温度センサ1の上下方向及び左右方向として説明する。図1及び図2の紙面表側及び紙面裏側を各々、温度センサ1の前側及び後ろ側として説明する。図1及び図2の上方を温度センサ1の後端側とし、図1及び図2の下方を温度センサ1の先端側として説明する。図1及び図2において、温度センサ1の軸線を軸線AXで図示する。軸線AX方向とは、温度センサ1の長手方向であり、図1及び図2においては上下方向に相当する。軸線AXに対して垂直に交差する方向のうち、軸線AXを始点とする方向を、径方向という。軸線AXを中心として軸線AXの回りを回る方向を、周方向という。
図1から図3を参照して、第一実施形態の温度センサ1の構成について説明する。温度センサ1は、例えば、自動車(図示略)のエンジンから排出される排気ガスを車外に放出するための排気管に取り付けられる。温度センサ1は、外筒10と、測温接点部21と、一対の熱電対素線23及び24と、絶縁碍管30と、接触部材40、一対の補償導線25及び26と、ナット部材50と、継手部材60と、シールドチューブ70と、シール部材80と、を構成の主体とする。
外筒10は、先端13が閉じられた、軸線AX方向に延びる有底筒状に形成された部材である。外筒10は、耐腐食性を有する金属(例えば、ステンレス合金)によって形成される。外筒10の上下方向中央のやや下側付近の外周面15には、径方向に突出するフランジ19が溶接により固定されている。外筒10は、第一収容部11及び第二収容部12を含む。第一収容部11は、後述する絶縁碍管30の少なくとも一部を収容する。第二収容部12は、第一収容部11よりも先端側に配置され、軸線AX方向に垂直な少なくとも一部の方向の幅が第一収容部11よりも小さい。軸線AX方向に垂直な少なくとも一部の方向は、比較に用いる方向が第一収容部11と、第二収容部12とで同じである限り、軸線AX方向に垂直な方向であればよい。幅は、外筒10の内周面14を基準に決定される。
本実施形態の温度センサ1では、第一収容部11の軸線AXに垂直な断面は、軸線AXを中心とし、直径が長さW1である円状である。同様に、第二収容部12の軸線AXに垂直な断面は、軸線AXを中心とし、直径が長さW2である円状である。本実施形態の第二収容部12は、先端側ほど幅が狭い形状(テーパ状)である。故に、長さW2は、軸線AX方向の位置に応じて異なる。各長さW2は、長さW1よりも短い。第二収容部12は、軸線AX方向に垂直なすべての方向の幅が第一収容部11よりも小さい。第二収容部12は、測温接点部21を収容する。
測温接点部21は、一対の熱電対素線23及び24の各々の先端を互いに接合して形成される。測温接点部21は、例えば、電気を用いた溶接方法の一種であるタングステン−不活性ガス(TIG)溶接又はレーザ溶接によって、球状に形成される。熱電対素線23はNiSi、熱電対素線24はNiCrSiで各々形成された、直径が0.3mmから0.65mmの丸線である。本実施形態では、測温接点部21と外筒10とは、熱電対素線23及び24の直径以上離間している。
一対の補償導線25及び26は各々、一対の熱電対素線23及び24の後端と接続されている。補償導線25はNiSi、補償導線26はNiCrSiで形成され、各々、一対の熱電対素線23及び24とほぼ同等の熱起電力特性を有する。一対の補償導線25及び26は、電気信号取り出し用の撚り線である。一対の補償導線25及び26は、温度センサ1の後端から温度センサ1の外部に引き出されている。
絶縁碍管30は、セラミック製の絶縁体によって形成された、軸線AX方向に延びる筒状部材である。絶縁碍管30は、軸線AX方向に延びる一対の孔31及び32を有する。図1に示すように、絶縁碍管30は、一対の熱電対素線23及び24の各々を、互いに絶縁した状態で一対の孔31及び32の内部に通して保持する。絶縁碍管30の少なくとも一部は、外筒10の第一収容部11に収容される。本実施形態では絶縁碍管30の後端側は、後述の継手部材60に収容される。本実施形態の温度センサ1では、絶縁碍管30の軸線AXに垂直な断面は、軸線AXを中心とし、直径が長さW3(例えば、3mmから5mm)の円状である。絶縁碍管30は、先端部35に先端面33を備える。先端面33は、軸線AX方向に垂直に延設されている。長さW3は、絶縁碍管30の先端面33よりも先端側となる部位の長さW2よりも長い。先端面33の外周34(図3参照)は、第二収容部12と当接する。これにより絶縁碍管30は、外筒10に対して位置決めされている。
接触部材40は、絶縁碍管30の先端部35に設けられ、軸線AX方向に延びる。本実施形態の接触部材40は、絶縁碍管30の先端面33から、軸線AX方向先端側に延びる四角柱状の部材である。接触部材40は、絶縁碍管30と一体に形成されている。接触部材40は、少なくとも自身の先端部41が第二収容部12に収容される。図3に示すように、接触部材40は、先端面33のうち、一対の孔31及び32の間となる位置に設けられている。接触部材40の前後方向の長さNは、一対の孔31及び32の直径よりも長い。接触部材40の左右方向の長さPは、例えば、0.2mmから0.5mmである。
図1及び図2に示すように、接触部材40の先端部41は、測温接点部21の後端部22と接触する。具体的には、接触部材40の先端部41は、後端側に窪んだ凹部42を有する。図3に示すように、本実施形態の凹部42は、正面視逆U字状の、前後方向に延びる溝状に形成されている。凹部42は、測温接点部21の後端部22と接触する。絶縁碍管30の先端面33から外筒10の内側底部16までの軸線AX方向の長さをLとし、絶縁碍管30の先端面33から測温接点部21までの軸線AX方向の長さをMとした場合、MはL/2以上である。軸線AX方向において、測温接点部21と、絶縁碍管30の先端面33との間の距離よりも、測温接点部21と、外筒10の内側底部16との間の距離の方が短い。
図1に示すように、ナット部材50は、軸線AX方向に延びる孔51を有する筒状の部材で有り、外筒10の上下方向中央付近の外周面15に嵌められている。ナット部材50は、外筒10の上下方向中央付近の外周面15に対して移動可能に配置されている。ナット部材50は、ネジ筒部53と、多角形部54と、を備える。ネジ筒部53の外周面には、温度センサ1を排気管(図示略)のマニホールド部位の取り付け穴(ネジ穴)に締結して固定するためのネジ山が形成されている。ネジ筒部53の外周面の先端寄り部位は、先端側ほど幅が狭い形状(テーパ状)に形成されている。多角形部54は、ネジ筒部53の後端側において、径方向に突出した鍔状の形状を有する。温度センサ1を上記取り付け穴(ネジ穴)に締結して固定する場合、ナット部材50は、外筒10のフランジ19の後端面に当接する。これにより、ナット部材50が外筒10に対して位置決めされる。
継手部材60は、金属(例えば、ステンレス合金)によって形成された、軸線AX方向に延びる円筒状の部材である。外筒10と継手部材60とは、同軸上に配置されている。継手部材60と、外筒10とは、溶接部61において接合されている。溶接部61は、外筒10の後端側の外周面と継手部材60の先端側の内周面とが重なり合った状態で、継手部材60と外筒10とが、継手部材60の外周面側から周方向に渡ってレーザ溶接されて形成される。継手部材60は、一対の熱電対素線23及び24の後端側、並びに一対の補償導線25及び26の先端側を収容する。
シールドチューブ70は、SUS鋼で形成された軸線AX方向に延びる円筒状の部材である。シールドチューブ70は、シール部材80の後端側並びに一対の補償導線25及び26の後端側を内部に収容している。継手部材60と、シールドチューブ70とは、同軸上に配置されている。シールドチューブ70の先端部は継手部材60の筒孔に挿入される。
シール部材80は、軸線AX方向に延びる耐熱ゴム製の筒状部材である。シール部材80は、絶縁性の被覆材にて被覆された一対の補償導線25及び26を内部に通して保持する。補償導線25及び26は、シール部材80の内部を貫通する状態で継手部材60の内部から外部に向かって引き出されている。シール部材80は、第一加締め部65において継手部材60により加締め固定され、第二加締め部66において継手部材60及びシールドチューブ70により加締め固定されている。第一加締め部65は、第二加締め部66よりも先端側にある。
上記実施形態の温度センサ1において、外筒10、第一収容部11、及び第二収容部12は各々、本発明の外筒、第一収容部、及び第二収容部に相当する。測温接点部21並びに一対の熱電対素線23及び24は各々、本発明の測温接点部及び一対の熱電対素線に相当する。絶縁碍管30、接触部材40、及び凹部42は各々、本発明の絶縁碍管、接触部材、及び凹部に相当する。
温度センサ1では、絶縁碍管30の先端側に接触部材40が配置されている。温度センサ1では、一対の熱電対素線23及び24の先端を溶接することによって測温接点部21を形成する場合、溶接された素線が接触部材40の先端部41に当接して凝固する。つまり、温度センサ1は、測温接点部21を、測温接点部21の後端部22が接触部材40の先端部41と接触する位置に形成させることができる。温度センサ1は、絶縁碍管30の強度を確保しつつ、測温接点部21を規定の位置に容易に形成できる。測温接点部21は第二収容部12に収容されているため、測温接点部21が第一収容部11に収容される場合に比べ、測温接点部21と、外筒10との間の距離を小さくすることが可能である。故に、温度センサ1は、安定して高い応答性を発揮可能である。
測温接点部21の後端部22は、接触部材40の凹部42と接触する。温度センサ1が比較的強い振動を受けても、測温接点部21が軸線AX方向とは垂直な方向に振れ難く、測温接点部21の折損等を抑制することができる。
図4を参照して、第二実施形態の温度センサ101について説明する。図4において、第一実施形態の温度センサ1と同様の構成を有する部材については、同じ符号を付与し、説明を省略する。図4に示すように、第二実施形態の温度センサ101と、第一実施形態の温度センサ1とは、外筒110及び接触部材140において互いに異なり、他の構成については互いに同じである。以下、温度センサ101の外筒110及び接触部材140について説明する。
外筒110は、先端117が閉じられた、軸線AX方向に延びる有底筒状の部材である。外筒110は、耐腐食性を有する金属(例えば、ステンレス合金)によって形成される。外筒10の外周面には、径方向に突出するフランジ119が溶接により固定されている。外筒110は、第一収容部111及び第二収容部112を含む。第一収容部111は、絶縁碍管30の少なくとも一部を収容する。第二収容部112は、第一収容部111よりも先端側に配置され、軸線AX方向に垂直な少なくとも一部の方向の幅が第一収容部111よりも小さい。軸線AX方向に垂直な少なくとも一部の方向は、比較に用いる方向が第一収容部111と、第二収容部112とで同じである限り、軸線AX方向に垂直な方向であればよい。幅は、外筒110の内周面118を基準に決定される。
本実施形態の温度センサ101では、第一収容部111の軸線AXに垂直な断面は、軸線AXを中心とし、直径が長さW11である円状である。同様に、第二収容部112の軸線AXに垂直な断面は、軸線AXを中心とし、直径が長さW12である円状である。本実施形態の第二収容部112は、段部113、筒状部114及び先端部115を備える。段部113は、先端側ほど幅が狭い形状(テーパ状)に形成される。先端部115は、半球状に形成されている。段部113及び先端部115では、長さW12は、軸線AX方向の位置に応じて異なる。筒状部114は、段部113と先端部115とを接続する筒状の部位である。筒状部114では、長さW12は、軸線AX方向の位置によらず同じである。各長さW12は、長さW11よりも短い。第二収容部112は、軸線AX方向に垂直なすべての方向の幅が第一収容部111よりも小さい。第二収容部112は、測温接点部21を収容する。絶縁碍管30の先端面33の外周34(図3参照)は、第二収容部112の段部113と当接する。これにより絶縁碍管30は、外筒110に対して位置決めされている。本実施形態では、測温接点部21と外筒110とは、熱電対素線23及び24の直径以上離間している。
接触部材140は、絶縁碍管30の先端部35に設けられ、軸線AX方向に延びる。接触部材140は、絶縁碍管30の先端面33から軸線AX方向先端側に延びる、正面視等脚台形状の部材である。接触部材140は、絶縁碍管30と一体に形成されている。一対の熱電対素線23及び24は各々、接触部材140の左右の側面に沿って配置されている。つまり、一対の熱電対素線23及び24は各々、接触部材140に2点以上の部位で接触している。接触部材140は、少なくとも自身の先端部141が第二収容部112に収容され、先端部141が測温接点部21の後端部22と接触する。接触部材140の先端部141は、後端側に窪んだ凹部142を有する。本実施形態の凹部142は、接触部材40の先端部141に、正面視逆U字状に形成されている。凹部142は、測温接点部21の後端部22と接触する。絶縁碍管30の先端面33から外筒110の内側底部116までの軸線AX方向の長さをLとし、絶縁碍管30の先端面33から測温接点部21までの軸線AX方向の長さをMとした場合、MはL/2以上である。軸線AX方向において、測温接点部21と、絶縁碍管30の先端面33との間の距離よりも、測温接点部21と、外筒110の内側底部116との間の距離の方が短い。
上記実施形態の温度センサ101において、外筒110、第一収容部111、及び第二収容部112は各々、本発明の外筒、第一収容部、及び第二収容部に相当する。測温接点部21並びに一対の熱電対素線23及び24は各々、本発明の測温接点部及び一対の熱電対素線に相当する。絶縁碍管30、接触部材140、及び凹部142は各々、本発明の絶縁碍管、接触部材、及び凹部に相当する。
温度センサ101では、温度センサ1と同様の効果に加え、一対の熱電対素線23及び24の各々と接触部材140とが接触する部位が1点以下である場合に比べ、一対の熱電対素線23及び24が振動により破損する可能性を低減させることができる。
本発明の温度センサは、以上詳述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が加えられてもよい。例えば、以下の(A)から(C)の変形が加えられてもよい。
(A)外筒10の構成は、適宜変更されてよい。例えば、外筒10と、継手部材60とは一体に形成されていてもよい。外筒10の軸線AX方向に垂直な方向の断面形状は、楕円状等適宜変更されてよい。第二収容部12は、軸線AX方向に垂直な少なくとも一部の方向の幅が第一収容部11よりも小さく、測温接点部21を収容していればよい。したがって、例えば、第一収容部の軸線AX方向に垂直な方向の断面形状が楕円状であり、第二収容部の軸線AX方向に垂直な方向の断面形状の少なくとも一部が円状であってもよい。
(B)絶縁碍管30の構成は、適宜変更されてよい。絶縁碍管30の軸線AX方向に垂直な方向の断面形状は、楕円状等適宜変更されてよい。絶縁碍管30の先端は、軸線AXに垂直な面でなくてもよい。絶縁碍管30と、接触部材40との境界は不明確でもよい。絶縁碍管30と接触部材40とは別体に形成されてもよい。絶縁碍管30の先端面33の外周34(図3参照)は、第二収容部12(112)と接触しなくてもよい。一対の熱電対素線23及び24の材料及び断面形状等は適宜変更されてもよい。一対の補償導線25及び26の材料及び断面形状等は適宜変更されてもよい。
(C)接触部材40の形状及び大きさ等は適宜変更されてよい。より具体的には、接触部材40の形状は、多角柱状、円柱又は円錐状であってもよい。接触部材40の側面には、一対の熱電対素線23及び24の各々が線状又は面状に接触可能な溝が形成されていてもよい。このようにすれば、温度センサは、溝を設けない場合に比べ、熱電対素線23及び24と、接触部材40との接触面積を増やして、一対の熱電対素線23及び24が振動により破損する可能性を低減させることができる。絶縁碍管30の先端面33から外筒10の内側底部16までの軸線AX方向の長さをLとし、絶縁碍管30の先端面33から測温接点部21までの軸線AX方向の長さをMとした場合、MはL/2未満でもよいが、MはL/3以上であることが好ましい。軸線AX方向において、測温接点部21と、絶縁碍管30の先端面33との間の距離が、測温接点部21と、外筒10の内側底部16との間の距離以下であってもよい。測温接点部21と、外筒10とは、離間していればよい。接触部材40の凹部42の形状は例えば、凹部42は半球状に後端側に凹む形状、正面視逆V字状に後端側に凹む形状、並びに孔31及び32を結ぶ方向に延びる溝状等、適宜変更されてもよい。接触部材40は、凹部42を備えなくてもよい。接触部材40の先端部41の形状に応じて、測温接点部21の形状は変更されてよい。接触部材40は、絶縁碍管30の先端部35に設けられればよく、一対の孔31及び32の間に設けられていなくてもよい。
1、101 温度センサ
10、110 外筒
11、111 第一収容部
12、112 第二収容部
13 先端
16 内側底部
21 測温接点部
22 後端部
23、24 熱電対素線
30 絶縁碍管
40、140 接触部材
41、141 先端部
42、142 凹部

Claims (6)

  1. 一対の熱電対素線と、
    前記一対の熱電対素線の各々の先端を互いに接合して形成された測温接点部と、
    前記一対の熱電対素線の各々を、互いに絶縁した状態で内部に通す絶縁碍管と、
    先端側が閉じられた、軸線方向に延びる有底筒状に形成された外筒と、
    を備える温度センサにおいて、
    前記外筒は、
    前記絶縁碍管の少なくとも一部を収容する第一収容部と、
    前記第一収容部よりも先端側に配置され、前記軸線方向に垂直な少なくとも一部の方向の幅が前記第一収容部よりも小さく、前記測温接点部を収容する第二収容部と、を含み、
    前記絶縁碍管の先端部に設けられ、少なくとも自身の先端部が前記第二収容部に収容され、前記自身の先端部が前記測温接点部の後端部と接触する接触部材を備えることを特徴とする温度センサ。
  2. 前記接触部材の前記先端部は、後端側に窪み、前記測温接点部の前記後端部と接触する凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の温度センサ。
  3. 前記一対の熱電対素線は各々、2点以上の部位で前記接触部材と接触することを特徴とする請求項1又は2に記載の温度センサ。
  4. 前記絶縁碍管の先端から前記外筒の内側底部までの前記軸線方向の長さをLとし、前記絶縁碍管の先端から前記測温接点部までの前記軸線方向の長さをMとした場合、MはL/2以上であることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の温度センサ。
  5. 前記絶縁碍管は、前記第二収容部と接触し位置決めされていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の温度センサ。
  6. 前記測温接点部と前記外筒とは、前記熱電対素線の直径以上離間していることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の温度センサ。
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