JP2015059775A - 乳化化粧料の評価方法及び製造方法 - Google Patents

乳化化粧料の評価方法及び製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】乳化化粧料の計測値に基づいて品質評価の指標となる値を算出し、乳化化粧料の品質を評価できるようにする。【解決手段】乳化化粧料の評価方法は、評価の対象となる乳化化粧料を被測定物として近赤外線の吸光度を測定する工程と、所定の基準を満たす大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料の品質評価の指標となる値と、所定の基準を満たさない大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料の品質評価の指標となる値とを用いて導出された検量線と、評価の対象となる乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度とを用いて、当該評価の対象となる乳化化粧料に含まれる乳化粒子の大きさが所定の基準を満たすか否かを示す値を算出する評価値算出工程とを含む。【選択図】図5

Description

本発明は、乳化化粧料の評価方法及び製造方法に関する。
従来、近赤外領域の波長を用いて、青果物の透過光又は反射光を計測し、成分等を推定するという技術が提案されている(例えば、特許文献1〜4)。また、透過光、反射光等を用いて、油分の濃度、乳製品の成分、乳化された懸濁液の濃度等を求める技術も提案されている(例えば、特許文献5〜10)。また、エマルジョンの粒子径を濁度によって評価するという技術も提案されている(例えば、特許文献11)。
特開平6−213804号公報 特開平7−63674号公報 特開平11−304697号公報 特許第3931875号 特開昭52−52690号公報 特開平4−47254号公報 特開平9−124708号公報 特開2005−291704号公報 特開2008−38162号公報 特開昭55−34385号公報 国際公開第2006/112541号パンフレット
従来、乳化化粧料の品質検査は、例えば、外観評価、官能評価等によって行われていた。この場合、評価には熟練を要するため、誰もが検査を行えるようなものではない。
そこで、本発明は、乳化化粧料の計測値に基づいて品質評価の指標となる値を算出し、乳化化粧料の品質を評価できるようにすることを目的とする。
本発明の一側面に係る乳化化粧料の評価方法は、評価の対象となる乳化化粧料を被測定物として近赤外線の吸光度を測定する工程と、所定の基準を満たす大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料の品質評価の指標となる値と、所定の基準を満たさない大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料の品質評価の指標となる値とを用いて導出された検量線と、評価の対象となる乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度とを用いて、当該評価の対象となる乳化化粧料に含まれる乳化粒子の大きさが所定の基準を満たすか否かを示す値を算出する評価値算出工程とを含む。
このようにすれば、客観的な測定値である吸光度に基づいて、乳化化粧料に含まれる乳化粒子の大きさが所定の基準を満たすか否かを示す値を算出することができる。すなわち、乳化化粧料の計測値に基づいて品質評価の指標となる値の推定値を算出し、乳化化粧料を評価できるようになる。
また、検量線は、所定の基準を満たす大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料に含まれる乳化粒子の粒子径と、所定の基準を満たさない大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料に含まれる乳化粒子の粒子径とを用いて統計解析により予め導出しておき、評価値算出工程において、評価の対象となる乳化化粧料の乳化粒子の粒子径の推定値を算出するようにしてもよい。このようにすれば、乳化粒子の大きさが所定の基準を満たすか否かを示す値として、評価の対象となる乳化化粧料の乳化粒子の粒子径の推定値を用いることができる。
また、他の側面に係る乳化化粧料の製造方法は、溶剤である水と、油剤と、乳化剤とを所定の割合で混合して乳化させ、乳化化粧料を生成する生成工程と、所定の基準を満たす大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料の品質評価の指標となる値と、所定の基準を満たさない大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料の品質評価の指標となる値とを用いて導出された検量線と、生成工程で生成された乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度とを用いて、生成工程で生成された乳化化粧料に含まれる乳化粒子の大きさが所定の基準を満たすか否かを示す値を算出し、生成工程で生成された乳化化粧料を評価する評価工程とを含む。
このようにすれば、客観的な測定値である吸光度に基づいて、乳化化粧料に含まれる乳化粒子の大きさが所定の基準を満たすか否かを示す値を算出することができる。すなわち、乳化化粧料の計測値に基づく指標値によって品質を評価することができ、所定の品質を満たす乳化化粧料を製造することができるようになる。
本発明によれば、乳化化粧料の計測値に基づいて品質評価の指標となる値を算出し、乳化化粧料の品質を評価できるようになる。
近赤外分析装置の一例を示す機能ブロック図である。 検量線作成処理の工程を説明するフロー図である。 粒度の異なる乳化化粧料の顕微鏡画像と近赤外線の透過光強度の関係を示す図である。 検量線の一例を表すグラフである。 品質推定処理の工程を説明するフロー図である。 成分の異なるクリームの乳化粒子径とNIR推定値を示す表である。 成分の異なる乳液の乳化粒子径とNIR推定値を示す表である。 乳化化粧料の製造方法の工程を説明するフロー図である。
以下、図面を参照して、乳化化粧料の評価方法及び乳化化粧料の製造方法の一実施形態について説明する。なお、本発明に係る乳化化粧料の評価方法及び乳化化粧料の製造方法は、実施形態の構成には限定されない。すなわち、本実施の形態に記載されている成分、その割合等は、特定的な記載がない限り、発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<乳化化粧料>
本実施形態に係る乳化化粧料は、例えばクリームや乳液(ミルク)といった皮膚用化粧品である。乳化化粧料は、水(純水)、油剤、乳化剤等を混合して生成される。さらに、乳化化粧料は、保湿剤、品質安定剤、香料、顔料等を含んでいてもよい。また、乳化化粧
料は、外相が油(すなわち、オイルベース)の油中水(W/O)であってもよいし、外相が水(すなわち、ウォーターベース)の水中油(O/W)であってもよい。本実施形態に係る乳化化粧料の詳細な成分は特に限定されず、本実施形態に係る乳化化粧料の評価方法及び乳化化粧料の製造方法は、既存の様々な乳化化粧料に適用することができる。
<近赤外分析装置>
図1は、本実施形態に係る近赤外分析装置1の機能ブロック図である。本実施形態では、近赤外分析装置1は、近赤外領域の吸光度を用いた近赤外線分光分析法により、乳化に関する品質を分析する。ここで、乳化化粧料の場合、例えば乳化粒子の粒度は細かくばらつきが少ない方が安定し、合一しにくくなる。よって、本実施形態では、乳化粒子径の大きさを基準として品質を分析する。近赤外分析装置1は、投光手段11と、受光手段12と、分析手段13とを有する。また、投光手段11と受光手段12との間には、被測定物2が載置され、近赤外分析装置1は吸光度を測定する。
投光手段11は、光源111を有する。光源111は、近赤外領域の波長(すなわち、近赤外線:NIR(Near Infrared))を含む光線を発する。本実施形態では、近赤外領
域のうち、例えば700nm〜1000nmの波長を用いるものとする。なお、近赤外線は、被測定物2の性状に応じて吸収される波長が異なる。本実施形態の場合、処方(成分)の異なる製品ごと且つ乳化粒子径の大きさごとに、吸収される波長が異なる。すなわち、ある1種類の製品を測定するとき、透過光は、被測定物2の乳化粒子径の大きさに応じて特定波長における吸収強度が変化する。
受光手段12は、分光部121と、センサ122とを有する。分光部121は、投光手段11が出力し、被測定物2を透過した光線を分光する。具体的には、例えば、図示していない集光レンズが被測定物2を透過した透過光を集め、所定の波長(例えば、700nm〜1000nm)を通過させるスリットが透過光の一部を抽出し、回折格子が抽出された透過光を分光反射させる。センサ122は、例えばラインセンサであり、分光反射させられた透過光のスペクトルデータを測定する。なお、センサ122は、測定したスペクトルデータをA/D変換し、デジタル信号を分析手段13へ出力するようにしてもよい。
分析手段13は、スペクトルデータ取得部131と、データ記憶部132と、品質値取得部133と、検量線導出部134と、品質推定部135と、出力部136とを含む。また、分析手段13は、主として検量線作成処理、品質推定処理の2つの処理を行う。
検量線作成処理では、スペクトルデータ取得部131は、受光手段12のセンサ122からスペクトルデータの入力を受け、データ記憶部132に記憶させる。なお、スペクトルデータ取得部131は、アナログデータの入力を受け、A/D変換するようにしてもよい。品質値取得部133は、例えばユーザから被測定物2の乳化粒子径を示す値の入力を受け、データ記憶部132に記憶させる。ここで、被測定物2の乳化粒子径を示す値は、例えばユーザが顕微鏡で乳化化粧料を観察し、計測した所定数の乳化粒子径の平均値である。検量線導出部134は、例えば最小二乗法や部分最小二乗法を用いた重回帰分析等の統計解析(多変量解析)手法に基づき、データ憶部132に記憶されているスペクトルデータ及び乳化粒子径を示す値を用いて検量線を求める。なお、検量線とは、予め成分等がわかっている標準物質とその測定データとの関係性を表す計算式であり、例えば「y=a+a+a+・・・+a+b」で表すことができる。また、検量線導出部134は、導出した検量線をデータ記憶部132に記憶させる。
品質推定処理では、スペクトルデータ取得部131は、受光手段12のセンサ122からスペクトルデータの入力を受け、データ記憶部132に記憶させる。ここでも、スペクトルデータ取得部131は、アナログデータの入力を受け、A/D変換するようにしても
よい。また、品質推定部135は、データ記憶部132からスペクトルデータ及び検量線を読み出し、被測定物2の乳化粒子径の推定値を算出する。例えば、品質推定部135は、検量線の関数に、検量線導出部134が導出した係数及び定数と、スペクトルデータ取得部131が入力を受けたスペクトルデータ(変数)とを代入して、乳化粒子径(すなわち、品質)の推定値を算出する。本実施形態における乳化粒子径の推定値は、評価の対象となる乳化化粧料に含まれる乳化粒子の大きさが所定の基準を満たすか否かを示す値である。また、出力部136は、例えば液晶画面等の表示装置であり、算出された推定値を出力する。
なお、分析手段13は、CPU(Central Processing Unit)又はマイクロコントロー
ラといった演算装置、揮発性メモリ又は不揮発性メモリといった記憶装置、データの入出力を行う入出力装置等を含む装置構成により実現される。
また、本実施形態における被測定物2は乳化化粧料である。被測定物2は、例えば、キュベット(「セル」とも呼ぶ)に充填され、近赤外分析装置1が備える暗室に載置されて吸光度を測定される。なお、被測定物2の吸光度は、キュベットに充填された乳化化粧料の吸光度とキュベット単体の吸光度との差分として測定できる。
<検量線作成処理>
図2は、検量線作成処理の一例を示す処理フローである。検量線作成処理は、近赤外分析装置1が測定する吸光度と例えば顕微鏡で観察した乳化粒子径の大きさとの関係を、統計解析手法により学習させる処理である。なお、検量線作成処理に先立ち、被測定物2を保持していない空のキュベットを用いて近赤外分析装置1を校正しておく。
分析手段13のスペクトルデータ取得部131は、透過光のスペクトルデータを取得し、データ記憶部132に記憶させる(図2:S(ステップ)1)。詳細には、まず、生成した乳化化粧料のサンプルを被測定物2としてキュベットに充填し、近赤外分析装置1に載置する。そして、投光手段11の光源111は、700nm〜1000nmの波長を含む光線を被測定物2に照射する。また、受光手段12の分光部121は、透過光を分光し、受光手段12のセンサ122は、スペクトルデータを測定する。そして、分析手段13のスペクトルデータ取得部131は、測定されたスペクトルデータをデータ記憶部132に記憶させる。なお、吸光度の値は、被測定物の温度の影響を受けるため、検量線作成に用いる乳化化粧料と後述する品質推定処理に用いる乳化化粧料は、温度がほぼ同一であることが好ましい。
S1で測定される吸光度について、図3を用いて説明する。図3の下段は、700nm〜1000nmの波長における透過光強度の値を示すグラフの一例である。グラフは、乳化粒子径(乳化粒子の粒度)が「標準」、「やや粗い」及び「粗い」の3種の乳化化粧料の透過光強度を示している。また、図3の上段は、3種の乳化化粧料の顕微鏡画像の一例を示している。「標準」とは、例えば外観及び官能試験により、品質的に好ましいと判断された乳化化粧料の乳化粒子径である。「やや粗い」とは、例えば外観及び官能試験により品質的な許容範囲の下限であると判断された乳化化粧料の乳化粒子径である。「粗い」とは、例えば外観及び官能試験により品質的に合格基準を満たさない(すなわち、不合格)と判断された乳化化粧料の乳化粒子径である。このような粒度の差は、例えば原料の劣化などによって製品の製造過程で起こり得るものである。合否の基準は、単に乳化粒子径の大きさだけでなく、粒度にばらつきが少なく合一しにくい等、安定しているか否かといった観点を加味して定めるようにしてもよい。好ましい粒度は製品の処方により異なるため、検量線は製品ごとに作成する。本実施の形態では、透過光でなく吸収光(吸光度)を用いるため、乳化粒子径が「標準」の場合が最も高い値になる。
次に、分析手段13の品質値取得部133は、乳化粒子径の測定値を取得する(S2)。本実施形態に係る乳化粒子径の測定値は、乳化化粧料の品質評価の指標となる値である。本ステップでは、品質値取得部133は、ユーザからの入力を受け付け、S1においてスペクトルデータを取得した乳化化粧料の乳化粒子径の測定値を取得し、データ記憶部132に記憶させる。測定値は、例えばユーザが電子顕微鏡を用いて所定数の乳化粒子の大きさを測定し、平均を求めることによって決定する。例えば、ユーザは図3に示した顕微鏡画像に基づいて乳化粒子径の平均値を測定する。
また、例えば品質値取得部133は、所定数のサンプルについて、スペクトルデータ及び乳化粒子径の測定値を取得したか判断する(S3)。後述する品質推定処理において推定する乳化粒子径が、検量線の作成に用いた乳化粒子径の範囲から外れる場合、算出される推定値の正確性が低下してしまう。よって、S1及びS2の処理を繰り返し、生成され得る幅広い粒度の乳化化粧料をサンプルに用いて検量線を作成することが好ましい。少なくとも、所定の基準を満たす大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料と、所定の基準を満たさない大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料とをサンプルとして検量線を作成する。本実施形態では、例えば、「標準」、「やや粗い」、「粗い」と判断された乳化化粧料について、それぞれ10回ずつサンプリングし、スペクトルデータ及び乳化粒子径の測定値を取得するものとする。所定数のデータを取得していない場合(S3:NO)、処理はS1に遷移して処理を繰り返す。
一方、所定数のデータを取得したと判断された場合(S3:YES)、分析手段13の検量線導出部134は、検量線を作成し、データ記憶部132に記憶させる(S4)。検量線の式は、例えば、下記の式(1)のように表すことができる。
y=a+a+・・・+a+b (1)
なお、yは乳化粒子径の推定値、a〜aは検量線の係数、bは検量線の定数、x〜xは700nm〜1000nmのスペクトルデータである。S4では、検量線導出部134は、重回帰分析や最小二乗法、部分最小二乗法といった統計解析手法により、係数a〜a、定数bを求める。そして、近赤外分析装置1は、検量線作成処理を終了する。
図4は、作成された検量線による推定結果の一例をグラフで表したものである。図4のグラフは、検量線にスペクトルデータを代入して求めた値yと、乳化粒子径との相関関係を表している。なお、プロットされた丸は、乳化粒子径が「標準」とされた乳化化粧料を示しており、四角は、乳化粒子径が「やや粗い」とされた乳化化粧料を示しており、三角は、乳化粒子径が「粗い」とされた乳化化粧料を示している。このような検量線によれば、スペクトルデータを用いて推定値yを求めることにより、乳化粒子径を推定することができる。
検量線を作成するための統計解析手法としては、既存の様々な手法を利用することができる。例えば、吸光度を2次微分した値を用いるようにしてもよい。吸光度を2次微分したグラフによれば、近赤外線の波長のうち吸収帯のピークが明確になる。また、例えば部分最小二乗法によれば、異なる乳化粒子径の間で吸光度の共分散の大きな波長を用いて検量線を作成することができる。なお、検量線の作成は、既存の近赤外分析装置や統計解析プログラムを利用して行うことができる。
<品質推定処理>
図5は、品質推定処理の一例を示す処理フローである。品質推定処理では、作成した検量線と測定した吸光度のスペクトルデータとを用いて、乳化粒子径の推定値を算出する。
分析手段13のスペクトルデータ取得部131は、透過光のスペクトルデータを取得し、データ記憶部132に記憶させる(図5:S11)。本ステップは、図2のS1と同様
であるが、乳化粒子径が未知の乳化化粧料を被測定物2としてスペクトルデータを測定する。
次に、分析手段13の品質推定部135は、データ記憶部132から検量線を読み出す(S12)。本ステップでは、検量線作成処理において処理対象の乳化化粧料を用いて作成した検量線を読み出す。すなわち、上述した式(1)及び係数a〜a、定数bを読み出す。
そして、品質推定部135は、乳化粒子径の推定値を算出する(S13)。本実施形態に係る乳化粒子径の推定値とは、評価の対象となる乳化化粧料に含まれる乳化粒子の大きさが所定の基準を満たすか否かを示す値である。本ステップでは、読み出した検量線の式(1)に、700nm〜1000nmのスペクトルデータx〜xを代入し、乳化粒子径の推定値を算出する。以上のようにすれば、スペクトルデータに基づいて乳化粒子径(すなわち、乳化化粧料の品質)を推定することができるようになる。よって、予め品質的な合否を分ける閾値を定めておけば、ユーザは熟練を要することなく乳化化粧料の品質を評価することができるようになる。なお、出力部136は、算出された推定値を出力する。
例えば、図6及び図7に示すようなNIR推定値の値が求められるようになる。本実施形態におけるNIR推定値は、NIRを用いて算出した乳化粒子径の推定値である。図6及び図7の例では、検量線の作成に用いたサンプルを利用し、作成された検量線を検証するために算出したNIR推定値が示されている。図6は、処方の異なる6種類のクリームA〜Fについて、顕微鏡で測定した「乳化粒子径(μm)」及び推定した「NIR推定値」の値を、クリームの品質(「標準」、「やや粗い」及び「粗い」)ごとに示している。同様に、図7は、処方の異なる6種類の乳液G〜Lについて、顕微鏡で測定した「乳化粒子径(μm)」及び推定した「NIR推定値」の値を、乳液の品質ごとに示している。例えば、「やや粗い」の「乳化粒子径(μm)」の値を合格基準の下限値(閾値)とする。
なお、クリームAの成分は、純水、グリセリン、α−オレフィンオリゴマー、ダイジリノール酸ジエステル、1,3−ブタンジオール、ジグリセリン、水素添加大豆リン脂質、メチルポリシロキサン、ステアリン酸、フェノキシエタノール、メチルパラベン、4−n−ブチルレゾルシン、カルボキシビニルポリマー、ベヘニルアルコール、ラウロイルグルタミン酸ジエステル、菜種硬化油、水酸化カリウム、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル、キサンタンガム、グリチルリチン酸ジカリウム、ビタミンE、メントール、アスコルビン酸2−グルコシド、ポリメタクリロイルリジンである。
クリームBの成分は、純水、1,3−ブタンジオール、グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、メチルポリシロキサン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトールエステル、ポリエチレングリコール、メドウフォーム油、アスコルビン酸2−グルコシド、無水ケイ酸、ベヘニルアルコール、混合脂肪酸グリセリンエステル、菜種硬化油、セタノール、パルミチン酸セチル、クエン酸na、水酸化カリウム、メチルパラベン、水酸化大豆リン脂質、ビタミンE、ポリビニルアルコール、キサンタンガム、グリチルリチン酸ジカリウム、ジラウロイルグルタミン酸リシンna、クエン酸、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル、モノイソステアリン酸ソルビタンである。
クリームCの成分は、純水、デカメチルシクロペンタシロキサン、グリセリン、1,3−ブタンジオール、ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレン)シロキサン共重合体、ラウロイルグルタミン酸ジエステル、メドウフォーム油、有機変性ヘクトライト、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、ポリエチレングリコール、ワセリン、トラネキサム酸、フェノキシエタノール、メチルパラベン、ショ糖脂肪酸エステル、グリチルリチ
ン酸ジカリウム、ポリメタクリロイルリジン、ジラウロイルグルタミン酸リシンna、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル、モノイソステアリン酸ソルビタンである。
クリームDの成分は、純水、グリセリン、ソルビトール、1,3−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、メチルポリシロキサン、95%エタノール、デカメチルシクロペンタシロキサン、ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油、ポリオキシプロピレンメチルグルコシド、カルボキシビニルポリマー、パルミチン酸セチル、水酸化カリウム、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、メチルパラベン、セタノール、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリグリセリンポリオキシブチレンステアリルエーテル、モノステアリン酸グリセリン、グリチルリチン酸ジカリウム、ジラウロイルグルタミン酸リシンna、アスコルビン酸2−グルコシド、メントール、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル、モノイソステアリン酸ソルビタンである。
クリームEの成分は、純水、1,3−ブタンジオール、グリセリン、ポリエチレングリコール、メチルフェニルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、アスコルビン酸2−グルコシド、メドウフォーム油、無水ケイ酸、メチルグルコシド・ポリグリセリンステアリン酸ジエステル、ベヘニルアルコール、α−オレフィンオリゴマー、菜種硬化油、水酸化カリウム、セタノール、混合脂肪酸グリセリンエステル、クエン酸na、キサンタンガム、モノステアリン酸ソルビタン、メチルパラベン、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、カルボキシビニルポリマー、ポリグリセリンポリオキシブチレンステアリルエーテル、水酸化大豆リン脂質、マイクロクリスタリンワックス、グリチルリチン酸ジカリウム、ジラウロイルグルタミン酸リシンna、ビタミンE、クエン酸、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル、モノイソステアリン酸ソルビタンである。
そして、クリームFの成分は、純水、スクワラン、1,3−ブタンジオール、グリセリン、メチルグルコシド・ポリグリセリンステアリン酸ジエステル、菜種硬化油、ベヘニルアルコール、ステアリン酸、モノステアリン酸ソルビタン、セタノール、フェノキシエタノール、メチルパラベン、カルボキシビニルポリマー、水酸化カリウム、水酸化大豆リン脂質、グリチルレチン酸ステアリル、ジラウロイルグルタミン酸リシンna、ビタミンE、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル、モノイソステアリン酸ソルビタンである。
また、乳液Gの成分は、純水、2−エチルヘキサン酸セチル、メチルポリシロキサン、グリセリン、1,3−ブタンジオール、α−オレフィンオリゴマー、ジグリセリン、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル、菜種硬化油、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエチレングリコール、フェノキシエタノール、水素添加大豆リン脂質、グルコシルトレハロース、メチルパラベン、部分水素添加ホホバ油、セタノール、ベヘニルアルコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、水酸化カリウム、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、グリチルリチン酸ジカリウム、モノイソステアリン酸ソルビタンである。
乳液Hの成分は、純水、グリセリン、1,3−ブタンジオール、α−オレフィンオリゴマー、マルチトール液、メドウフォーム油、メチルフェニルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、ジグリセリン、2−エチルヘキサン酸セチル、95%エタノール、ポリエチレングリコール、菜種硬化油、ポリエチレングリコールグリセリルエーテル、メチルグルコシド・ポリグリセリンステアリン酸ジエステル、ラウロイルグルタミン酸ジエステル、フェノキシエタノール、メチルパラベン、セタノール、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、ショ糖脂肪酸エステル、ビタミンE、水酸化カリウム、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル、モノイソステアリン酸ソルビタン、水素添加大豆リン脂質である。
乳液Iの成分は、純水、グリセリン、1,3−ブタンジオール、α−オレフィンオリゴマー、マルチトール液、ジグリセリン、メチルフェニルポリシロキサン、メドウフォーム油、メチルポリシロキサン、2−エチルヘキサン酸セチル、95%エタノール、菜種硬化油、ポリエチレングリコールグリセリルエーテル、ポリエチレングリコール、メチルグルコシド・ポリグリセリンステアリン酸ジエステル、ラウロイルグルタミン酸ジエステル、フェノキシエタノール、メチルパラベン、セタノール、キサンタンガム、カルボキシビニルポリマー、ショ糖脂肪酸エステル、水酸化カリウム、ビタミンE、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル、モノイソステアリン酸ソルビタン、水素添加大豆リン脂質である。
乳液Jの成分は、純水、グリセリン、1,3−ブタンジオール、α−オレフィンオリゴマー、メドウフォーム油、菜種硬化油、メチルフェニルポリシロキサン、ジグリセリン、95%エタノール、ポリエチレングリコール、無水ケイ酸、水素添加大豆リン脂質、4−n−ブチルレゾルシン、ラウロイルグルタミン酸ジエステル、メチルパラベン、モノステ
アリン酸ポリエチレングリコール、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、セタノール、混合脂肪酸グリセリンエステル、グリチルレチン酸ステアリル、キサンタンガム、水酸化カリウム、カルボキシビニルポリマー、ビタミンE、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、クエン酸、アスコルビン酸2−グルコシド、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル、モノイソステアリン酸ソルビタンである。
乳液Kの成分は、純水、1,3−ブタンジオール、グリセリン、メドウフォーム油、メチルフェニルポリシロキサン、95%エタノール、菜種硬化油、α−オレフィンオリゴマー、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、無水ケイ酸、水素添加大豆リン脂質、4−n−ブチルレゾルシン、メチルパラベン、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、ア
クリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、セタノール、グリチルレチン酸ステアリル、キサンタンガム、水酸化カリウム、カルボキシビニルポリマー、ビタミンE、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、クエン酸、アスコルビン酸2−グルコシド、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル、モノイソステアリン酸ソルビタンである。
そして、乳液Lの成分は、純水、グリセリン、菜種硬化油、メドウフォーム油、95%エタノール、1,3−ブタンジオール、α−オレフィンオリゴマー、メチルフェニルポリシロキサン、メチルポリシロキサン、ジグリセリン、1,3−プロパンジオール、ポリエチレングリコール、無水ケイ酸、2−エチルヘキサン酸セチル、フェノキシエタノール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、カルボキシビニルポリマー、モノステアリン酸ソルビタン、ポリグリセリンポリオキシブチレンステアリルエーテル、メチルパラベン、セタノール、水酸化カリウム、クエン酸Na、キサンタンガム、ビタミンE、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa、クエン酸、アスコルビン酸2−グルコシド、ポリグリセリンモノオレイン酸エステル、モノイソステアリン酸ソルビタン、水素添加大豆リン脂質である。
<乳化化粧料の製造方法>
図8は、乳化化粧料の製造方法の一例を示す処理フローである。本実施形態に係る品質推定処理を利用して、熟練を要することなく所定基準以上の品質の乳化化粧料を製造する方法を実現することができる。
まず、図示していない乳化化粧料の製造装置を用いて乳化化粧料を生成する(図8:S21)。本ステップでは、溶剤である水、油剤、乳化剤等を所定の割合で混合して乳化させ、乳化化粧料を生成する。なお、具体的な原料や生成の手順は様々であってよい。次に、近赤外分析装置1を用いて、生成された乳化化粧料の品質推定処理を行う(S22)。品質推定処理の内容は、図5の処理と同様である。また、品質推定処理は乳化化粧料の生
産ラインの中で自動的に実行するようにしてもよいし、担当者が製品から手動でサンプリングして実行するようにしてもよい。その後、算出された推定値は所定の閾値以上であるか判断する(S23)。本ステップも、乳化化粧料の生産ラインの中で自動的に実行するようにしてもよいし、担当者が判断するようにしてもよい。
推定値が閾値以上である場合(S23:YES)、生成された乳化化粧料は所定の基準を満たす品質であると判断できるため、乳化化粧料の製造を終了する。一方、推定値が閾値以上でない場合(S23:NO)、生成された乳化化粧料は所定の基準を満たしていないと判断できるため、例えばS21に戻り、新たな原料を用いて製造をやり直す。このような判断も、乳化化粧料の生産ラインの中で自動的に実行するようにしてもよいし、担当者が行うようにしてもよい。このような乳化化粧料の製造方法によれば、所定の基準を満たす品質の乳化化粧料を製造することができる。
<変形例>
上記の例では、検量線作成処理において、品質値として乳化粒子径を取得したが、乳化化粧料に含まれる乳化粒子の大きさが所定の基準を満たすか否かを示す任意の値を用いるようにしてもよい。例えば、実際の乳化粒子径の大きさに関わらず、乳化粒子径が「標準」の場合に「1」、乳化粒子径が「やや粗い」の場合に「5」、乳化粒子径が「粗い」の場合に「10」としてもよい。このような品質値を用いて検量線を作成すれば、品質推定処理において、品質的に十分な乳化粒子径の場合には推定値が「1」に近い値となり、品質的に許容範囲の下限程度の乳化粒子径の場合には推定値が「5」に近い値となり、品質的に不合格である乳化粒子径の場合には推定値が「10」に近い値となる。成分の異なる製品であっても統一された基準の推定値が算出されるため、人間が推定値を確認して製品の合否を判断する場合には特に誤りが抑止される。このように、図2のS2では実際の測定値に限らず、乳化化粧料に含まれる乳化粒子の大きさが所定の基準を満たすか否かを示す値を取得するようにしてもよい。本変形例におけるNIR推定値は、NIRを用いて算出した乳化化粧料に含まれる乳化粒子の大きさが所定の基準を満たすか否かを示す基準値といえる。
また、図1の例では検量線作成処理と品質推定処理とを行う近赤外分析装置1を示したが、検量線作成処理と品質推定処理は、異なる装置で行うようにしてもよい。例えばある装置で検量線を作成し、作成した検量線のデータを可搬性の記憶媒体や通信ネットワークを介して他の装置へコピーする。このようにすれば、検量線作成処理と品質推定処理を異なる装置で行うことができる。
また、上記の例では、吸光度を用いて説明したが、被測定物を透過した光線の割合を表す透過光強度のスペクトルを用いて検量線を作成してもよい。
1 近赤外分析装置
11 投光手段
111 光源
12 受光手段
121 分光部
122 センサ
13 分析手段
131 スペクトルデータ取得部
132 データ記憶部
133 品質値取得部
134 検量線導出部
135 品質推定部
136 出力部
2 被測定物

Claims (3)

  1. 評価の対象となる乳化化粧料を被測定物として近赤外線の吸光度を測定する工程と、
    所定の基準を満たす大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料の品質評価の指標となる値と、前記所定の基準を満たさない大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料の品質評価の指標となる値とを用いて導出された検量線と、前記評価の対象となる乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度とを用いて、当該評価の対象となる乳化化粧料に含まれる乳化粒子の大きさが前記所定の基準を満たすか否かを示す値を算出する評価値算出工程と、
    を含む乳化化粧料の評価方法。
  2. 前記検量線は、所定の基準を満たす大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料に含まれる乳化粒子の粒子径と、前記所定の基準を満たさない大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料に含まれる乳化粒子の粒子径とを用いて統計解析により予め導出しておき、
    前記評価値算出工程において、前記評価の対象となる乳化化粧料の乳化粒子の粒子径の推定値を算出する
    請求項1に記載の乳化化粧料の評価方法。
  3. 溶剤である水と、油剤と、乳化剤とを所定の割合で混合して乳化させ、乳化化粧料を生成する生成工程と、
    所定の基準を満たす大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料の品質評価の指標となる値と、前記所定の基準を満たさない大きさの乳化粒子を含む乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度及び当該乳化化粧料の品質評価の指標となる値とを用いて導出された検量線と、前記生成工程で生成された乳化化粧料を被測定物として測定した近赤外線の吸光度とを用いて、前記生成工程で生成された乳化化粧料に含まれる乳化粒子の大きさが前記所定の基準を満たすか否かを示す値を算出し、前記生成工程で生成された乳化化粧料を評価する評価工程と、
    を含む乳化化粧料の製造方法。
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