JP2015058958A - 包装装置および包装システム - Google Patents
包装装置および包装システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015058958A JP2015058958A JP2013194026A JP2013194026A JP2015058958A JP 2015058958 A JP2015058958 A JP 2015058958A JP 2013194026 A JP2013194026 A JP 2013194026A JP 2013194026 A JP2013194026 A JP 2013194026A JP 2015058958 A JP2015058958 A JP 2015058958A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- packaging
- bag mouth
- clamp
- mouth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 title claims abstract description 179
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 claims abstract description 66
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims abstract description 27
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims abstract description 27
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 41
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 40
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 230000008859 change Effects 0.000 abstract description 3
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 48
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 34
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 34
- 230000032258 transport Effects 0.000 description 24
- 238000000034 method Methods 0.000 description 18
- 230000008569 process Effects 0.000 description 14
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 9
- 230000007723 transport mechanism Effects 0.000 description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 description 6
- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 6
- 230000004927 fusion Effects 0.000 description 5
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 5
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 5
- 235000012431 wafers Nutrition 0.000 description 5
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 238000012858 packaging process Methods 0.000 description 3
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 3
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 3
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 3
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 2
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 2
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 2
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 2
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 1
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
- 241001122767 Theaceae Species 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000007872 degassing Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 229910052738 indium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 239000005022 packaging material Substances 0.000 description 1
- 229920006122 polyamide resin Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 1
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000003672 processing method Methods 0.000 description 1
- 238000004513 sizing Methods 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Images
Abstract
【解決手段】包装システムは、一端に袋口が形成された横置き状態のガセット袋の袋口を開閉するための複数のクランプ、包装対象物である収容容器Bをガセット袋に挿入するための運搬アームを有する。また、包装システムは、開らかれた袋口の内側からそれぞれ異なる放射方向へ向けて移動する整形部材11a、11b、11c、11dを備え、これらにより袋口の形状を収容容器B毎の挿入時の接触が回避される形状に強制的に整形するとともに、整形された袋口の形状を、ガセット袋への収容容器Bの挿入が終了するまで維持させる。
【選択図】図4
Description
このような包装工程の全てを手作業で行う場合、包装にかなりの時間を要するだけでなく、シール面に「シワ」が発生しやすく、その結果、密封状態の悪化で輸送中に基板が汚染されてしまう、という問題がある。
なお、半導体ウェーハ又はガラス基板などの基板を納めた収容容器の包装に用いる包装袋として、ガセット袋を用いる場合を例に挙げて説明する。ガセット袋とは、例えばお茶用の包装袋のように「まち(ガセット部)」となる側面を有する袋である。具体的には、一端に袋口が形成され、ガセット部である対向する二つの側面(対向二側面)の中央に内折れする折り目が設けられており、この折り目を基準に対向二側面をV字型に折りたたむことが可能な袋である。
なお、ガセット袋は、異なる素材を組み合わせた二層構造あるいは三層構造のものがある。また、その素材は、例えばポリアミド系樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、あるいはアルミニウムなどの金属が蒸着された合成樹脂等が採用されている。
しかしながら、大量生産されるガセット袋は、例えば各面を裁断・接合する際の誤差による寸法のバラつき、生産時、保管時あるは使用時における温湿度変化による伸縮(例えば、吸湿したポリエチレン樹脂の伸び及び多層フィルムにおける各層の伸び率の違いによる反り返り)などがある。そのため、収容容器を包装するときのガセット袋Pのコンディション(袋の状態)は必ずしも一定ではない。また、一般的にこの種の素材は伸展性に乏しく、形状変化させる際にある程度精密な位置管理を行い、変化前後の位置再現性を確保しないとシワになりやすい性質を持つ。以下、このような性質を持つガセット袋においても「袋外れ」あるいは「袋ズレ」などのトラブルの発生を防止し、シワの発生を抑止することができる包装システム、並びに、包装装置について詳細に説明する。
図1に示す包装システムSは、基板が納められた収容容器Bをガセット袋Pに挿入し、その後袋口をシール(封止)する密封工程が行われる包装ステージS1、運搬アーム10によりガセット袋Pに向けて収容容器Bを保持・搬送する工程が行われる搬送ステージS2、搬送前の収容容器Bを保管する容器保管ステージS3、多数枚のガセット袋Pを保管する袋保管ステージS4を含んで構成される。なお、制御部20は、包装システムSに配備された各構成機器を制御する、一種のコンピュータである。
図1に示すガセット袋Pは、袋保管ステージS4においては、図1に示すように、折りたたまれた状態で保管されている。ガセット袋Pの後端Fは予め封止されており、ガセット部には内側に向けて折り込むための折り目Gが設けられている。そして、ガセット部である側面と上面及び下面それぞれの二面接合部には、接着帯D(二面接合部位)が形成されている。接着帯Dは、折りたたまれた状態のガセット袋Pの上面側と下面側それぞれ一対ずつ形成されている。つまり、ガセット袋Pには合計4つの接着帯Dが形成されている。
包装ステージS1では、袋保管ステージS4から当該包装ステージS1の所定位置まで搬送されてきたガセット袋Pの袋口が開かれ、搬送ステージS2から搬送されてきた収容容器Bがその内部に挿入される。具体的には、上面側の接着帯Dを挟持した複数のクランプCによりガセット袋Pの袋口が開かれ、この袋口がマウスピースMにより収容容器Bの投影形状(挿入方向の断面形状)に合った形状に整形される。その後、図1に示すように、例えばガセット型袋Pの後端部Fの位置まで収容容器Bが挿入されてから袋口が折りたたまれ、折りたたまれた袋口が封止される。つまり、クランプCは、袋口を開閉する開閉手段として機能する。これらの動作の詳細については、後述する。
なお、包装対象物である収容容器Bは、例えば多数枚の基板を納めた容器であったり、あるいは半導体ウェーハなどを収容する前の空の状態の容器等である。また、二重包装などの一つの容器が複数回にわたって包装される場合では、既に包装されている容器が包装対象物となる。また、以下の説明において、これらの包装対象物をワークと称する場合もある。
包装ステージS1に配備された図示しない吸着機構は、包装ステージS1の所定位置に搬送されたガセット袋Pの上面及び下面双方の所定部位に、例えば吸着パッドを押し当ててそれぞれの面の吸着を開始する。その後、図示しない吸着機構は、上面を吸着している吸着パッドを上方向に向けて移動させる。これにより、ガセット袋Pのガセット部が開いた状態、つまり上面側の接着帯Dと下面側の接着帯Dが少し離れた状態(例えば、20[mm]程度浮かした状態)にすることができる。この動作は、後述する接着帯Dのクランプ動作をスムースに行うための準備動作である。
図2(a)に示すクランプL1U、L2U、L3U、L4U、L1L、L2L、L3L、L4L、R1U、R2U、R3U、R4U、R1L、R2L、R3L、R4Lは、図1に示す複数のクランプCを個別に特定したものである。
図2(a)を正面から見て、ガセット袋Pの上面左側の接着帯Dは、クランプL1U、L2U、L3U、L4Uにより狭持される。同様に、図2(a)を正面から見て、上面右側の接着帯Dは、クランプR1U、R2U、R3U、R4Uにより狭持される。このように、クランプL1U、L2U、L3U、L4U、R1U、R2U、R3U、R4Uは、上面側の接着帯Dを狭持する第一のクランプ群として機能する。
図2(a)を正面から見て、下面左側の接着帯Dは、クランプL1L、L2L、L3L、L4Lにより挟持される。同様に、図2(a)を正面から見て、下面右側の接着帯Dは、クランプR1L、R2L、R3L、R4Lにより挟持される。このように、クランプL1L、L2L、L3L、L4L、R1L、R2L、R3L、R4Lは、下面側の接着帯Dを狭持する第二のクランプ群として機能する。
また、各クランプそれぞれの形状は、後工程において上下に位置する各クランプそれぞれが接近するために薄型形状に形成される。各クランプは、例えば強度確保の観点から母材には金属製の薄板が用いられ、所定の圧力で接着帯Dを狭持できるように当該接着帯Dと接する接面には合成ゴムなどのコーティングを施して形成される。
なお、各クランプは、各々独立して図示しないクランプ駆動機構に接続されており、当該クランプの動作、例えば上下左右の移動又は移動の停止、クランプの開始又はその解除は、予め包装システムSが受け付けた設定情報に基づき制御部20が個別に制御する。
なお、クランプL1U、L2U、R1U、R2Uを四隅とするガセット袋Pの長方形の面を上側シール面と称す。また、クランプL1L、L2L、R1L、R2Lを四隅とするガセット袋Pの長方形の面を下側シール面と称す。なお、上側シール面と下側シール面には、袋口を封止する際にシールされる部位を含む面となる。
ガセット袋Pの袋口の開口は、ガセット袋Pの下面側の接着帯Dを挟持しているクランプL1LからL4L、R1LからR4Lは固定しておき、上面左側の接着帯Dを挟持するクランプ(クランプL1U、L2U、L3U、L4U)、及び、上面右側の接着帯Dを挟持するクランプ(クランプR1U、R2U、R3U、R4U)それぞれを上方に向けて所定の距離だけ移動させて行う。所定の距離とは、例えばガセット部の幅:Wと同じ長さの距離である。これにより、図2(b)に示すように、ガセット袋Pの袋口が開かれる。
また、ガセット袋Pの下面は、クランプL1LからL4L、R1LからR4Lにより当該下面全体に渡って固定されている。従って、クランプL1UからL4U、クランプR1UからR4Uを移動させることにより、開口動作に必要な張力(引張力)が袋全体に作用し、袋口を十分な広さにまで開口させることができる。図2(b)では、一例として袋口が長方形の形状に開かれた様子を示している。袋口が開かれると同時に、折り目Gが設けられたガセット部が折りたたまれた状態(図2(a))から、広げられた状態(図2(b))になる。
なお、ガセット袋Pの上面側の接着帯Dを狭持する各クランプを固定し、下面側の接着帯Dを狭持する各クランプを下方向に移動させて袋口を開くように構成することもできる。つまり、一方を相反する方向に移動させることにより、袋口が開くように構成することもできる。
包装ステージS1に配備されたマウスピースMは、図3(a)に示すように、主として4つの部品(部材)を含んで構成される。具体的には、図正面から見て袋口の左上側を整形するための整形部品(整形部材)11a、右上側を整形するための整形部品11b、左下側を整形するための整形部品11c、右下側を整形するための整形部品11dを含んで構成される。
図3(a)を正面から見て、袋口を構成する4辺のうち上辺は、整形部品11aと11bにより整形される。同様に、図3(a)を正面から見て、袋口を構成する4辺のうち下辺は、整形部品11cと11dにより整形される。図3(a)を正面から見て、袋口を構成する4辺のうち左辺は、整形部品11aと11cにより整形される。図3(a)を正面から見て、袋口を構成する4辺のうち右辺は、整形部品11bと11dにより整形される。このように、マウスピースMの各整形部品は、整形手段として機能する。
また、各整形部品(11aから11d)のサイズは、袋口の任意の1辺の長さよりも、その任意の1辺を整形する2つの整形部品を合わせた長さが小さくなるようなサイズで構成される(例えば、袋口上辺の長さ=幅より、11aと11bの幅の合計の方が小さくなるように構成される)。このようなサイズで各整形部品を形成することにより、各整形部品からなるマウスピースMを袋口の中央に集合させた状態で挿入する事が可能となるため、開かれた袋口からスムースに挿入することができる。
また、袋口下辺保護板11eにより、ガセット袋Pを所定の押圧力で包装ステージS1に押し当てるように構成することもできる。この場合、例えばガセット袋Pの内壁に接する袋口下辺保護板11eの押圧面に、合成ゴムなどのコーティングを施したり、当該ガセット袋Pを挟んだ包装ステージS1側に合成ゴムなどのコーティングを施したりする。これにより、収容容器Bを挿入する際の基準面(下側基準面)が形成されるため、当該収容容器Bのスムースな挿入が可能になる。さらに、より確実に「袋外れ」あるいは「袋ズレ」などのトラブルの発生を防止することもできる。
なお、各整形部品は、図示しないマウスピース駆動機構に接続されており、当該整形部品の動作、例えば上下左右方向の移動又は移動の停止は、予め包装システムSが受け付けた設定情報に基づき制御部20が個別に制御する。また、制御部20は、袋口下辺保護板11eの動作、例えば回転開始又はその停止、正回転又は逆回転を設定情報に基づき制御する。また、マウスピースMの各整形部品と袋口下辺保護板11eを含んで成る整形手段として機能するように構成することもできる。
マウスピースMは、袋口に挿入される前には、当該袋口のサイズよりも小さいサイズになるように各整形部品(11aから11d)が袋口の中心付近に集合した状態で所定位置(例えば、図3(a)に示すような袋口前)に配置される。マウスピースMは、この状態で袋口から挿入される。そして、図3(b)に示すように、袋口の四隅方向へ向けて各整形部品が移動して当該袋口の形状を整形する。つまり、各整形部品は、袋口の中心位置からそれぞれ異なる放射方向に向けて移動することにより、袋口の形状が強制的に整形される。
また、マウスピースM(整形部品11a、11b、11c、11d)、及び袋口下辺保護板11eは、挿入の際に収容容器B(多重包装時は収容容器Bを内包する包装袋)が直接袋口に接触してしまうことを防止する。そのため、例えば、二重包装の際の二回目の包装における「袋外れ」の発生を防止することができる。
上記したように、ガセット袋Pのコンディションは必ずしも一定ではない。張力センサの検知結果に基づき各整形部品の移動制御をすることにより、例えば、ガセット袋Pのサイズ誤差(バラつき)があった場合においても、袋口周辺の引張力を確保することができる。つまり、マウスピースMが袋口を整形する際に付与する引張力により、各整形部品の外側面とガセット袋Pの内壁との間に摩擦力が生じる。この摩擦力により袋口を内面から強固に保持し、収容容器Bを挿入する際の当該収容容器Bの外面とガセット袋Pの内壁との接触摩擦に起因する「袋外れ」の発生を防ぐことができる。
なお、各整形部品の移動の制御は、引張力の検知結果に基づいた制御に限定するものではなく、例えば位置による制御を行っても良い。
図4(a)は、運搬アーム10(不図示)に保持された収容容器BがマウスピースM(整形部品11a、11b、11c、11d)、及び袋口下辺保護板11eにより整形された袋口から挿入される様子を模式的に示している。
このように、マウスピースM(整形部品11a、11b、11c、11d)、及び袋口下辺保護板11eによりガセット袋Pの袋口が保持及び保護された状態で、収容容器Bが挿入される。そのため、収容容器Bが直接袋口に引っかかることで生じる「袋外れ」等の重大トラブルの発生頻度を飛躍的に軽減することができる。
袋口の整形を解除する際のマウスピースMは、袋口の開口サイズよりも小さいサイズになるように各整形部品(11aから11d)が中心付近に集合した状態となった後に、当該袋口から退避するように動作する。また、袋口下辺保護板11eは、袋口の下辺を覆う際とは逆方向に回転して装着状態を解除するように動作する。このように、マウスピースM及び袋口下辺保護板11eの動作を制御することにより袋口の整形状態を解除する。
図5は、包装ステージS1における袋口の折りたたみ動作を説明するための図である。袋口の折りたたみは、図5(a)に示す折板12a、折板12b、クランプL1U、L2U、L1L、L2L、R1U、R2U、R1L、R2Lが動作して行う。
折板12aは、図5(a)に示すように、左側の折り目Gの外側に当接し、且つ、当該折板12aの移動方向端部(先端部)がクランプL2UとクランプL2Lを結ぶ直線上に到達するまで待機位置から移動(収容容器挿入方向に前進)する。その後、折板12aは、図5(b)に示すように、後述する各クランプの折りたたみ動作と連動して当該折り目Gを折り込む動作を開始する。
折板12bは、図5(a)に示すように、右側の折り目Gの外側に当接し、且つ、当該折板12bの移動方向端部(先端部)がクランプR2UとクランプR2Lを結ぶ直線上に到達するまで待機位置から移動(収容容器挿入方向に前進)する。その後、折板12bは、図5(b)に示すように、後述する各クランプの折りたたみ動作と連動して当該折り目Gを折り込む動作を開始する。
また、クランプL1L、L2L、R1L、R2Lの動作は、これらを四隅とする下側シール面が弛まないように所定の引張力で張架された状態を維持しつつ一体的に移動する。つまり、包装システムSでは、水平状態を維持したまま下側シール面が収容容器Bの袋口側の側面中心に向けて移動するようにクランプL1L、L2L、R1L、R2Lそれぞれの動作が制御される。なお、それぞれの面に付与する引張力は、ガセット袋Pのサイズ、厚み等を考慮して設定される。
以下、代表して袋口を折りたたむ際の上側シール面のクランプL1U、L2Uと下側シール面のクランプR1L、R2Lの動作を例に挙げて詳細に説明する。
また、例えばクランプL1U(あるいはクランプL2U、R1U、R2U)とクランプL1L(あるいはクランプL2L、R1L、R2L)との間の距離が、例えば10[mm]以下に近接した場合に当該折りたたみが完了したものとする。クランプL1UとランプL1Lとの距離は、図示しない位置センサにより検知することができる。その他、折りたたみ完了の検知は、折り目Gの折り込みを行う折板12a、折板12bの移動の停止を折板駆動機構が検知することにより行うこともできる。
なお、板12a、12bそれぞれは、袋口の折り込み完了を契機に袋口から抜き取られて、待機位置まで移動するように制御する。また、図示しない脱気機構によりガセット袋P内の空気を脱気しながら袋口を折りたたむように構成することもできる。この場合には、袋口の折りたたみ開始時に、例えば脱気機構に接続された脱気ノズルを袋口から挿入し、折りたたみ完了後、所定量の脱気動作を行った後に当該脱気ノズルを袋口から抜き取るように制御する。
図6は、包装ステージS1において、袋口を封止する動作を説明するための図である。
図6に示す上シール台13a、下シール台13bは、包装ステージS1に配備されており、ガセット袋Pのシール面を上下方向から挟んで加熱することにより袋口の封止を行う。上シール台13a、下シール台13bそれぞれは、図示しないシール台駆動機構に接続されている。また、上シール台13a、下シール台13bそれぞれがシール面に当接する部位には、当該シール面を加熱するための発熱部Hが設けられている。
上シール台13aは、待機位置である上側シール面の上方から当該上側シール面に向かって下降するように移動する。下シール台13bは、待機位置である下側シール面の下方から当該下側シール面に向かって上昇するように移動する。図6に示すように、上シール台13a、下シール台13bは、上側シール面と下側シール面を上方及び下方から所定の圧力をかけながら所定の時間だけ加熱して融着シールする。シール面上で融着シールする面積、加熱時間、加熱温度などは、ガセット袋Pの厚み、素材の材質等に応じて適宜設定する。
融着シールの完了後、上シール台13a、下シール台13bは、待機位置に退避するように動作する。
その後、融着シール完了後のシール面(袋口予長部位)は、図示しない整袋手段が下方向に折り曲げて整袋し固定される。このようにして、一連の包装動作が完了する。
次に、包装システムSにおける包装処理手順について説明する。図7は、包装処理方法を実行する際の制御部20による主要な制御手順の説明図である。
制御部20は、包装システムSのオペレータによる開始指示の入力受付を契機に制御を開始する。制御部20は、所定の初期処理後、袋保管ステージS4から包装ステージS1へのガセット袋Pの搬送、容器保管ステージS3に保管されているワーク(収容容器B)を運搬アーム10が保持し、搬送ステージS2まで搬送するなどの前処理が終了したか否かを判別する(S101)。前処理が終了したと判別した場合(S101:Yes)、制御部20は、図示しないクランプ駆動機構に指示を出し、各クランプ(L1UからL4U、L1LからL4L、R1UからR4U、R1LからR4L)それぞれを所定の配置位置に移動させて、接着帯Dの挟持(クランプ)を開始させる(S102)。また、そうでない場合(S101:No)、制御部20は、前処理が終了するまで次処理への移行を待機する。
制御部20は、ワーク挿入完了の検知を契機に、図示しない搬送機構に指示を出し、運搬アーム10のワーク保持の解除及び搬送ステージS2へ退避させた後に、図示しないマウスピース駆動機構に指示を出し、マウスピースMを袋口から離脱させる(S107)。なお、ワーク挿入完了の検知は、例えば運搬アーム10が所定位置まで移動したこと検知する位置センサなどを用いて検知することができる。
加えて、従来の袋口四隅を支持して拡げて開口を形成する方法では、収容容器寸法を超える開口形状を持つ包装袋でしか包装を行えなかったが、本実施形態に係る包装システムSあるいは包装装置では、袋口の形状を収容容器に合わせて自在形状に構成することができる。そのため、袋口の周長が収容容器投影面積の周長を一定程度上回ってさえいれば包装を行う事ができ、従来よりもよりコンパクトな包装袋を使用することができる。
Claims (6)
- 対象物を包装するための包装袋の袋口を開閉する機構を備えた開閉手段と、
前記対象物を保持しつつ前記包装袋に挿入する機構を備えた挿入手段と、
前記開かれた袋口の内側からそれぞれ異なる放射方向に向けて移動する複数の整形部材を備え、これらの整形部材により当該袋口の形状を、前記対象物毎に挿入時の接触が回避される形状に強制的に整形するとともに、整形された袋口の形状を、前記包装袋への前記対象物の挿入が終了するまで維持させる整形手段と、を有することを特徴とする、
包装装置。 - 前記整形手段は、整形する際に前記袋口に作用する引張力を検知する検知手段を備え、この検知手段による検知結果が所定の基準値を超えた場合に前記複数の整形部材それぞれの移動を停止させることを特徴とする、
請求項1に記載の包装装置。 - 前記包装袋は、上面と、この上面に対向する下面と、それぞれ前記上面及び前記下面と接合し、内折れする折り目が形成された対向二側面とを有しており、
前記開閉手段は、前記袋口を前記対象物の挿入方向に向けた状態で、前記包装袋の上面と前記対向二側面それぞれとの二面接合部位を狭持する第一のクランプ群と、当該包装袋の下面と当該対向二側面それぞれとの二面接合部位を狭持する第二のクランプ群とを含んで構成されており、前記第一のクランプ群と前記第二のクランプ群の少なくとも一方を相反する方向に移動させることにより前記袋口を開くことを特徴とする、
請求項1又は2に記載の包装装置。 - 前記包装袋に前記対象物が挿入されたことが検知されたときに、それぞれ前記対向二側面の外側から内側に向けて移動して当該対向二側面を内側に折りたたむための機構を備えた側面折手段と、
前記折りたたまれた袋口の所定部位をシールして当該袋口を封止する封止手段と、をさらに備えており、
前記開閉手段は、前記側面折手段による前記対向二側面の折りたたみと連動して、前記第一のクランプ群のうち前記封止手段によりシールされる部位を定める第一のクランプと、前記第二のクランプ群のうち前記封止手段によりシールされる部位を定める第二のクランプとが相互に近接する方向に移動させることにより前記袋口を折りたたむことを特徴とする、
請求項3に記載の包装装置。 - 前記開閉手段は、前記相互に近接する方向に移動させる際に、前記第一のクランプと前記第二のクランプとを前記包装袋に挿入されている対象物に近づく方向に移動させ、これにより前記対象物の周囲に存在する気体を当該包装袋の外部へ押し出すことを特徴とする、
請求項4に記載の包装装置。 - 対象物を包装するための包装袋を包装装置まで搬送する搬送装置と、当該対象物の包装を行う当該包装装置とを含む包装システムであって、
前記包装装置は、
前記搬送装置により搬送された包装袋の袋口を開閉する機構を備えた開閉手段と、
前記対象物を保持しつつ前記包装袋に挿入する機構を備えた挿入手段と、
前記開かれた袋口の内側からそれぞれ異なる放射方向に向けて移動する複数の整形部材を備え、これらの整形部材により当該袋口の形状を、前記対象物毎に挿入時の接触が回避される形状に強制的に整形するとともに、整形された袋口の形状を、前記包装袋への前記対象物の挿入が終了するまで維持させる整形手段と、を有することを特徴とする、
包装システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013194026A JP5547840B1 (ja) | 2013-09-19 | 2013-09-19 | 包装装置および包装システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013194026A JP5547840B1 (ja) | 2013-09-19 | 2013-09-19 | 包装装置および包装システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5547840B1 JP5547840B1 (ja) | 2014-07-16 |
JP2015058958A true JP2015058958A (ja) | 2015-03-30 |
Family
ID=51416716
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013194026A Active JP5547840B1 (ja) | 2013-09-19 | 2013-09-19 | 包装装置および包装システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5547840B1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200086455A (ko) * | 2019-01-09 | 2020-07-17 | 에스케이실트론 주식회사 | 웨이퍼 카세트의 포장 장치 |
JPWO2020250267A1 (ja) * | 2019-06-10 | 2020-12-17 | ||
JP2021059367A (ja) * | 2019-10-08 | 2021-04-15 | 大日本印刷株式会社 | シリコン材料の輸送用袋及びシリコン材料の梱包体 |
EP4273910A1 (de) | 2022-05-05 | 2023-11-08 | Siltronic AG | Vorrichtung zum verpacken von waferkassetten |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5468392A (en) * | 1977-11-07 | 1979-06-01 | Kawatetsu Keiriyou Kk | Automatic sack packing device |
JP3385058B2 (ja) * | 1993-03-03 | 2003-03-10 | 大和製罐株式会社 | 紙袋の開口装置 |
JP3673645B2 (ja) * | 1998-07-28 | 2005-07-20 | 大和製罐株式会社 | 袋の開口装置 |
JP5407961B2 (ja) * | 2010-03-18 | 2014-02-05 | 信越半導体株式会社 | 容器包装装置 |
-
2013
- 2013-09-19 JP JP2013194026A patent/JP5547840B1/ja active Active
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200086455A (ko) * | 2019-01-09 | 2020-07-17 | 에스케이실트론 주식회사 | 웨이퍼 카세트의 포장 장치 |
CN111422397A (zh) * | 2019-01-09 | 2020-07-17 | 爱思开矽得荣株式会社 | 晶片盒包装设备 |
JP2020111389A (ja) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | エスケイ・シルトロン・カンパニー・リミテッド | ウェーハカセットの包装装置 |
KR102138122B1 (ko) * | 2019-01-09 | 2020-07-27 | 에스케이실트론 주식회사 | 웨이퍼 카세트의 포장 장치 |
US11569106B2 (en) | 2019-01-09 | 2023-01-31 | Sk Siltron Co., Ltd. | Wafer cassette packing apparatus |
JPWO2020250267A1 (ja) * | 2019-06-10 | 2020-12-17 | ||
WO2020250267A1 (ja) * | 2019-06-10 | 2020-12-17 | ミクロ技研株式会社 | 出荷検査装置、これを有する包装装置および包装システム |
CN114007942A (zh) * | 2019-06-10 | 2022-02-01 | 超微细技研有限公司 | 一种出厂检查装置、具有该装置的包装装置及包装系统 |
JP7313728B2 (ja) | 2019-06-10 | 2023-07-25 | ミクロ技研株式会社 | 出荷検査装置、これを有する包装装置および包装システム |
JP2021059367A (ja) * | 2019-10-08 | 2021-04-15 | 大日本印刷株式会社 | シリコン材料の輸送用袋及びシリコン材料の梱包体 |
EP4273910A1 (de) | 2022-05-05 | 2023-11-08 | Siltronic AG | Vorrichtung zum verpacken von waferkassetten |
WO2023213596A1 (de) | 2022-05-05 | 2023-11-09 | Siltronic Ag | Vorrichtung zum verpacken von waferkassetten |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5547840B1 (ja) | 2014-07-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5041273B2 (ja) | 容器包装装置 | |
JP5051504B2 (ja) | 容器包装装置 | |
JP5034338B2 (ja) | 容器包装装置 | |
JP5547840B1 (ja) | 包装装置および包装システム | |
JP7313728B2 (ja) | 出荷検査装置、これを有する包装装置および包装システム | |
JP6166182B2 (ja) | システム、方法及びエンベロープ | |
JP4152794B2 (ja) | 袋敷設装置 | |
TWM626368U (zh) | 口罩包裝機 | |
JP6639134B2 (ja) | 2室包装袋供給装置 | |
CN113734505A (zh) | 一种真空包装设备及真空包装设备的使用方法 | |
JP5368927B2 (ja) | バンド不良検査方法及び検査装置 | |
JP2003212223A (ja) | 包装体のセンタリング方法 | |
JP6507694B2 (ja) | 貼付装置、および貼付装置を備えた包装装置 | |
JP2013082480A (ja) | 袋装着装置 | |
JP6257311B2 (ja) | フィルム材供給装置、それを有する食材包装装置およびフィルム材供給方法 | |
JP2553756Y2 (ja) | エンドシール装置 | |
JP7079554B2 (ja) | 包装材の包装装置及び包装方法 | |
JP7195899B2 (ja) | フィルム接続装置 | |
JPH09132213A (ja) | 輸送用パックの製造装置 | |
JP4446631B2 (ja) | フィレット折り込み装置 | |
JP5373572B2 (ja) | 胴巻き包装装置 | |
JP2006137485A (ja) | サンドイッチの包装方法および包装装置 | |
WO2015170378A1 (ja) | 包装体の開封部形成装置及び開封用粘着テープ | |
JP4368649B2 (ja) | 箱体封緘装置 | |
JP2767701B2 (ja) | 帯状のプラスチックフィルムを用いて被包装物を緊密にパックする包装方法およびその包装機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140422 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140515 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5547840 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |