JP2015058841A - 車両用操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転中の運転者による複雑な操作の実施を効果的に抑制することが可能な車両用操作装置の提供。【解決手段】車両用操作装置100は、運転席93及び助手席94の設置された車両の室内に配置されている。車両用操作装置100には、車両に搭載された空調装置83等の車載機器の動作状態を表示する表示画面43と、その動作状態を変更する操作がなされる静電スイッチ37及びタッチパネル39aとが設けられている。表示画面43を有する表示器40は、表示画面43の向きが変化可能なように、支持機構10によって支持されている。表示画面43の向きは、方向検出スイッチ15によって検出される。走行中において、表示画面43が運転席側を向いていると判定された場合には、空調装置83の動作状態を変更するための一部の操作の入力が制限される。【選択図】図7

Description

本発明は、車両の室内に配置される車両用操作装置に関する。
一般に、車室内に設置される車両用の機器は、運転者及び助手席乗員の両者によって表示画面の視認と操作の実施とが可能なように、インスツルメントパネル中央のセンタークラスター内に設置されている。こうした車両用の機器の一種として、例えば特許文献1,2には、操作を行っている操作者が運転者及び助手席乗員のいずれであるかを判別可能なナビゲーション装置が開示されている。
特許文献1のナビゲーション装置において、表示装置は、回転板を介して支持されることにより、表示画面の向きを変化させることができる。例えば、運転席及び助手席にそれぞれ設けられた着座検出センサの検出結果から、運転者のみが車両に搭乗していると判定された場合、表示装置の表示画面は、自動で運転席側に向けられる。このような表示装置の回転により、操作の利便性を高めることが可能となる。
一方で、特許文献2のナビゲーション装置は、特許文献1の発明とは全く逆の思想に基づくものであり、操作の利便性を制限する構成とされている。詳記すると、特許文献2のナビゲーション装置では、表示画面の運転席側及び助手席側のそれぞれに、一対の赤外線センサが設けられている。このナビゲーション装置は、操作者から伸びる手を各センサによって検知することにより、操作者が運転者及び助手席乗員のいずれであるかを判別する。そして、各センサの検出結果から運転者が操作者であると判定された場合には、車両の走行中に操作がなされたとしても、ナビゲーション装置は、当該操作に応じた制御を実施しないようにしている。
特開2003−252127号公報 特開2006−64547号公報
さて、例えば空調機器等の車載機器を操作するための車両用操作装置であれば、特許文献2のナビゲーション装置のように、運転中の運転者による複雑な操作の入力は、制限されることが望ましい。しかし、操作者の手を一対のセンサによって検出する上述の構成では、運転者は、運転席側のセンサによる手の検出を避けたうえで、助手席側のセンサによって手を検出させるということを、故意に行うことができてしまう。このような場合、運転中において禁止されるべき複雑な操作の入力が許容される。加えて、表示画面が助手席と運転席の中間を向けて固定される上述の構成では、運転者は、表示画面に表示された車載機器の動作状態も視認可能となる。故に運転者は、表示画面を視認しつつ詳細な設定を変えるような複雑な操作を、運転中に実施できてしまうのである。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、運転中の運転者による表示画面を注視しながら行うような複雑な操作の実施を効果的に抑制することが可能な車両用操作装置を提供することである。
上記目的を達成するために、第1の発明は、運転席及び助手席が設置された車両の室内に配置され、車両に搭載された車載機器の動作状態を表示する表示画面と、車載機器の動作状態を変更する操作がなされる操作部とを備える車両用操作装置であって、表示画面を有する表示手段と、表示画面の向きが変化可能なように表示手段を支持する支持機構と、表示画面の向きを検出する検出手段と、検出手段の検出結果に基づいて、表示画面が運転席側を向いているか否かを判定する判定手段と、判定手段によって表示画面が運転席側を向いていると判定された場合に、車両の走行中において、操作部への操作に基づく車載機器の動作状態の変更を制限する操作制限手段と、を備えている。
この発明では、表示画面が運転席側を向いていると判定された場合に、操作部への操作に基づく車載機器の動作状態の変更が制限される。故に、車載機器の動作状態を変更する操作のうちで、表示画面を注視して詳細な設定を変えるようなものを、表示画面が運転席側を向く状態下にて受け付けなくすることが可能となる。一方で、表示画面が助手席側に向けられた場合では、上述した操作の受け付け制限は、解除され得る。しかし、表示画面が助手席側に向けられた場合では、表示画面に表示された車載機器の動作状態は、運転席側からは視認困難となる。そのため、詳細な設定を変えるような操作を操作部に行うことは、実質的にできなくなる。以上のように、表示画面の向きの変化に操作の受け付け制限を適確に関連付けることによれば、運転中の運転者による画面を注視しながら行うような複雑な操作の実施を効果的に抑制することが可能となる。
尚、上記括弧内の参照番号は、本発明の理解を容易にすべく、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、本発明の範囲を何ら制限するものではない。
本発明の第一実施形態による車両用操作装置の車室内での配置を説明するための図である。 可動本体を上方から見た図であって、可動本体が揺動する様子を説明するための図である。 可動本体の正面図である。 可動本体の構成を説明するための図であって、図3のIV−IV線断面図である。 支持機構の構成を説明するための断面図である。 方向検出スイッチの作動を説明するための図である。 車両用操作装置の電気的な構成を説明するためのブロック図である。 各操作モードにおいて表示画面に表示されるステータス画像を比較して示す図である。 制御回路により実施される操作モード選択処理を示すフローチャートである。 制御回路により実施される操作制限設定処理を示すフローチャートである。 第二実施形態による車両用操作装置の車室内での配置を説明するための図である。 車両用操作装置が回転軸を中心に揺動する様子を説明するための図である。 車両制御装置が車両用操作装置の制御対象とされた場合に、各操作モードの表示を比較して示す図である。 ナビゲーション装置が車両用操作装置の制御対象とされた場合に、各操作モードの表示を比較して示す図である。 図11の変形例を示す図である。 図4の変形例を示す図である。 図8Aの変形例を示す図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態による車両用操作装置100は、図1に示すように、運転席93及び助手席94が設置された車両の室内に配置されている。車両用操作装置100には、表示画面43及び複数の静電スイッチ37が設けられている。表示画面43には、車両に搭載された種々の車載機器の操作アイコンや動作状態が表示される。静電スイッチ37には、表示画面43に動作状態が表示された車載機器について、その動作状態を変更するための操作が、操作者の手指等によってなされる。車両用操作装置100は、インスツルメントパネル90中央のセンタークラスター91近傍に設置されている。第一実施形態による車両用操作装置100は、ナビゲーション装置82及びオーディオ装置81の下方に配置されている。車両用操作装置100は、運転席93に着座する運転者及び助手席94に着座する乗員の両者によって、表示画面43の視認と静電スイッチ37の操作とが可能にされている。
車両用操作装置100は、可動本体20、図5に示す支持機構10、及び図7に示す制御回路60等によって構成されている。
図1,2に示す可動本体20は、センタークラスター91から突き出した配置とされており、運転席93及び助手席94の並ぶ車両の幅方向に沿って移動可能である。こうした左右への揺動により、可動本体20は、表示画面43及び各静電スイッチ37の向きを変化させて、運転席93及び助手席94のそれぞれに表示画面43及び各静電スイッチ37の正面を向けることができる。尚、以下の説明では、表示画面43の向く方向を正面方向とし、正面方向とは反対の方向を背面方向とする。
図3,4に示すように、可動本体20は、筐体30、表示器40、回路基板44、プリズム50、及び意匠フィルム56等によって構成されている。
筐体30は、可動本体20の外観を形成しつつ、表示器40及び回路基板44等の各構成を収容することにより、これらを雰囲気中の塵や埃から保護している。筐体30は、リヤケース31及びオーナメントパネル36等を組み合わせることにより構成されている。リヤケース31は、例えば遮光性の樹脂材料等によって形成されている。リヤケース31には、連結部32及び配線開口33が形成されている。
連結部32は、支持機構10(図5参照)と連結されており、可動本体20を支持機構10に固定している。配線開口33は、連結部32内に形成された貫通孔であって、フレキシブルケーブル46を通過させている。フレキシブルケーブル46は、筐体30内の表示器40及び回路基板44等と、筐体30の外部の制御回路60等とを電気的に接続させており、制御信号の伝達及び電力の供給に用いられている。
オーナメントパネル36は、例えば灰色に着色された透光性の樹脂材料、所謂スモーク材によって形成されている。オーナメントパネル36は、リヤケース31の正面方向に取り付けられている。オーナメントパネル36には、表示窓39及び操作面38が形成されている。オーナメントパネル36の裏面には、タッチセンサフィルム47a,47bが貼り付けられている。これにより、静電スイッチ37とともに、表示画面43を覆う表示窓39がタッチパネル39aとして機能するようにされている。
表示窓39は、表示画面43の正面方向に形成され、表示画面43に映し出される画像を透過させる。操作面38は、操作者の手指と接触可能なように露出したオーナメントパネル36のおもて面である。操作面38は、表示窓39及び表示画面43の左右両外側に配置されている。タッチセンサフィルム47a,47bは、オーナメントパネル36の裏面において、それぞれ操作面38及び表示窓39と重なる領域に両面テープ等によって取り付けられている。タッチセンサフィルム47a,47bは、酸化インジウムスズ(ITO)等の透光性の導電材料による電極を用いることにより、透明な薄膜状に形成されている。タッチセンサフィルム47a,47bは、操作面38に触れた手指との間に蓄積される静電容量の値を制御回路60に検出させる。以上の構成により、タッチセンサフィルム47a,47bは、操作面38と共に手指の接触を検出する静電スイッチ37及びタッチパネル39aを形成している。
表示器40は、表示画面43を有し、当該表示画面43を正面方向に向けた姿勢にて、リヤケース31によって背面方向から保持されている。表示器40は、バックライト41及び液晶パネル42等によって構成されている。バックライト41は、液晶パネル42の背面方向に配置されており、液晶パネル42を透過照明する。液晶パネル42は、制御回路60からの制御信号に基づいて、表示画面43に種々の画像を表示する。
回路基板44は、リヤケース31に保持されている。回路基板44には、複数の発光ダイオード45及び複数のコネクタ48が実装されている。各発光ダイオード45は、プリズム50の右辺に一列に並んでいる。各コネクタ48には、フレキシブルケーブル46、及び各タッチセンサフィルム47a,47bから伸びる接続配線(図示しない)等が接続されている。
プリズム50は、アクリル樹脂等の実質透明な材料により平板状に形成されている。プリズム50は、表示器40とオーナメントパネル36との間に配置されており、表示画面43を覆っている。プリズム50には、入射部53、シボ部51、及び発光スポット52が設けられている。入射部53は、回路基板44に並べられた複数の発光ダイオード45と対向するプリズム50の外縁に形成されている。入射部53は、各発光ダイオード45から放射された光をプリズム50内に入射させる。シボ部51は、プリズム50の裏面に形成された微小な凹形状である。シボ部51は、プリズム50内に入射した光を、正面方向に向かって乱反射させる。発光スポット52は、シボ部51の正面方向に位置し、シボ部51によって反射された光を正面方向に射出させる。発光スポット52は、意匠フィルム56において、後述する意匠部57と重なる位置に形成されている。
意匠フィルム56は、実質透明な薄膜状の樹脂製フィルムに、遮光性の印刷を施すことによって形成されている。意匠フィルム56は、プリズム50とオーナメントパネル36との間に配置されている。意匠フィルム56は、プリズム50の前面を接するように重ねられている。意匠フィルム56とオーナメントパネル36との間には、僅かな空間が形成されている。意匠フィルム56には、遮光性の印刷に開口を形成することにより、光を透過可能な透過窓58及び意匠部57が設けられている。透過窓58は、表示画面43の形状に対応した長方形状の透過領域である。意匠部57は、各静電スイッチ37に割り当てられた機能を操作者に示す文字及び絵記号等の形状を模っている。発光スポット52と重ねられた意匠部57からは、文字及び絵文字等を模った光が操作面38に向けて投影される。以上により、操作面38には、例えば『OFF』といった発光表示が浮かび上がる(図3参照)。
図5に示す支持機構10は、表示画面43の向きが変化可能なように、筐体30を介して表示器40を支持する構成である。支持機構10は、センタークラスター91内に収容されており、インスツルメントパネル90及び車両の構造材のいずれかに設けられた取付部材96に取り付けられている。支持機構10は、揺動軸部11、アーム部13、方向検出スイッチ15、及び固定部16を有している。
揺動軸部11は、回転の軸線方向を鉛直方向に向けた姿勢にて、取付部材96を貫通している。アーム部13は、水平方向に延伸する棒状に形成されている。アーム部13の両端のうちの一方は、揺動軸部11に取り付けられている。アーム部13の両端のうちの他方は、筐体30の連結部32に取り付けられている。揺動軸部11及びアーム部13は、取付部材96に支持された状態で、水平方向に揺動可能とされている。
図5,6に示す方向検出スイッチ15は、表示画面43の向きを検出するために、揺動軸部11の回転を検知している。具体的に方向検出スイッチ15は、突起部15a及び接触片15bを有している。突起部15aは、揺動軸部11と一体で回転する二本のピン11a,11bによって両側を挟まれている(図6B参照)。接触片15bは、帯状の金属材料を折り曲げることにより形成されている。接触片15bは、三つの端子15c〜15eと接触可能である。図6Bに示すように、表示画面43(図5参照)が車両後方に向けられている場合、突起部15aは、正立している。これにより、接触片15bの両端部は、共に中央の端子15cに接触している。その結果、方向検出スイッチ15は、オフ状態となる。図6Aに示すように、表示画面43が運転席側に向けられた場合、突起部15aも、運転席側に倒れる。これにより、接触片15bは、端子15c及び端子15eの間をオン状態にする。一方、図6Cに示すように、表示画面43が助手席側に向けられた場合、突起部15aも、助手席側に倒れる。これにより、接触片15bは、端子15c及び端子15dの間をオン状態にする。
図5に示す固定部16は、揺動軸部11及びアーム部13に揺動を規制するデテント機構である。固定部16は、プランジャー16a及び固定プレート16bを有している。プランジャー16aは、揺動軸部11の軸線方向に沿って変位可能であり、揺動軸部11と共に回転する。固定プレート16bには、プランジャー16aの軌道に沿って、プランジャー16aの先端と嵌合する複数の窪みが形成されている。以上の構成によれば、揺動軸部11の特定の回転位置において、プランジャー16aの先端は、固定プレート16bの窪みに嵌合する。故に、揺動軸部11の回転は規制される。そして、揺動軸部11に外部から所定のトルクを入力することにより、プランジャー16aの先端は窪みから離脱する。固定部16は、表示画面43が運転席93(図1参照)、助手席94(図1参照)、及び車両後方にそれぞれ正面を向ける位置にて、揺動軸部11の揺動を規制する。
図7に示す制御回路60は、各種の演算処理を行うプロセッサ、演算処理の作業領域として機能するRAM、及び演算処理に用いられるプログラム等が格納されたフラッシュメモリ等によって構成されている。制御回路60は、インスツルメントパネル90(図1参照)内に収容されている。制御回路60は、所定のプログラムを実行することにより、入力検出部61、方向判定部62、機器通信部66、走行判定部63、表示制御部64、及び操作制限部65を機能ブロックとして有する。入力検出部61は、各タッチセンサフィルム47a,47bによって計測される静電容量に基づき、各静電スイッチ37への手指の接触操作を検出する。
方向判定部62は、方向検出スイッチ15の検出結果に基づいて、表示画面43が現在向いている方向を判定する。具体的に方向判定部62は、表示画面43が運転席側を向いているか否か、さらに表示画面43が助手席側を向いているか否かを判定する。運転席側及び助手席側のいずれにも表示画面43が向いていない場合、方向判定部62は、表示画面43が車両後方を向いていると判定する。
機器通信部66は、オーディオ装置81、ナビゲーション装置82、空調装置83、及び車両制御装置84等の車載機器と通信可能に設けられている。機器通信部66は、各車載機器81〜84の動作状態に加えて、車両の走行速度等を取得する。また、入力検出部61によって静電スイッチ37及びタッチパネル39aへの操作が検出された場合には、検出された操作に対応する動作状態の変更指示が、機器通信部66から各車載機器81〜84に出力される。
走行判定部63は、機器通信部66によって取得された車両の走行速度に基づいて、車両が現在走行中であるか否かを判定する。取得された車両の走行速度が概ねゼロであれば、走行判定部63は、停車中であると判定する。
表示制御部64は、機器通信部66によって取得された各車載機器81〜84の動作状態に基づいてステータス画像70(図8参照)を描画し、表示画面43に表示させる。また、入力検出部61によって静電スイッチ37及びタッチパネル39aへの操作が検出された場合には、当該操作に対応するようステータス画像70を変更する。
操作制限部65は、静電スイッチ37及びタッチパネル39aへの特定の操作を受け付けなくすることにより、当該操作に基づく各車載機器81〜84の動作状態の変更を禁止することができる。以上により、操作制限部65は、各車載機器81〜84の動作状態の変更する操作のうち、複雑なものの入力を制限する。具体的に操作制限部65は、方向判定部62によって表示画面43が運転席93(図1参照)又は車両後方を向いていると判定され、且つ、走行判定部63によって車両が走行中であると判定された場合に、特定の操作を入力できなくする。加えて操作制限部65は、表示画面43が運転席93を向いていると判定された場合に入力可能となる複数の操作のうちの一部(後述する)を、表示画面43が運転席93を向いていないと判定された場合に、入力できなくする。
ここまで説明した車両用操作装置100では、可動本体20の位置により、操作モードが切り替わる。こうした操作モードの切り替えに伴い、表示器40は、各操作モードのそれぞれにおいて、互いに異なるステータス画像70を切り替えて表示する。以下、各操作モードにおいて表示画面43に表示されるステータス画像70と、その操作モードにおいて入力可能とされる操作について、図8に基づいて詳細に説明する。尚、図8に示す各ステータス画像70は、図7に示す車両用操作装置100の制御対象が空調装置83に設定された場合のものである。
図8Cに示す運転者操作モードは、可動本体20(図1参照)を運転席側に移動させることにより、表示画面43が運転席93(図1参照)に向けられた場合に設定される操作モードである。運転者操作モードでは、例えば運転席側の空調における風量及び吹き出し口の調整、並びに運転席93におけるシート送風及びシートヒータのオン・オフの切り替え等が可能である。そして、これらの操作が可能なことを示すため、風量設定アイコン71a、吹出口設定アイコン71b、シートヒータ設定アイコン71c、及びシート送風設定アイコン71d等がステータス画像70に表示される。加えて運転者操作モードでは、当該操作モード固有の機能として、ワイパーデアイサのオン・オフの切り替え、及びステアリングヒータのオン・オフの切り替え等が可能である。ステータス画像70には、これらの機能に対応するワイパーデアイサ設定アイコン72a及びステアリングヒータ設定アイコン72bがさらに表示される。
加えて運転者操作モードのステータス画像70は、空調装置83(図7参照)の詳細設定を変更するタブ画像73aと、後席の空調設定を変更するタブ画像73b(図8A参照)とに切り替えることができる。これらのタブ画像73a,73bにて実施される操作は、停車中のみ有効とされ、走行中の入力は、受け付けられなくなる。故に、各タブ画像73a,73bは、走行中においてグレーダウンされる。
図8Bに示す中立操作モードは、可動本体20(図1参照)を揺動範囲の中央に位置させることにより、表示画面43が車両後方に向けられた場合に設定される操作モードである。中立操作モードでは、例えば運転席側及び助手席側の各空調における設定温度の変更等が可能である。そのため、ステータス画像70には、運転席側及び助手席側それぞれの温度設定アイコン74a,74bが表示される。一方で、中立操作モードのステータス画像70では、各タブ画像73a,73b(図8C,8A参照)への切り替えができなくされている。故に、これらのタブ画像73a,73bにて入力可能な操作は、中立操作モードにおいて入力できなくされている。
図8Aに示す乗員操作モードは、可動本体20(図1参照)を助手席94側に移動させることにより、表示画面43が助手席94(図1参照)に向けられた場合に設定される操作モードである。乗員操作モードでは、例えば助手席側の空調における風量及び吹き出し口の調整、並びに助手席94におけるシート送風及びシートヒータのオン・オフの切り替え等が可能である。そして、ステータス画像70には、運転者操作モードと同様の各アイコン71a〜71dが表示される。一方で、乗員操作モードでは、ワイパーデアイサ及びステアリングヒータの操作は、アイコン表示が無くされることにより、入力できなくされている。
加えて乗員操作モードのステータス画像70も、運転者操作モードの場合と同様に、各タブ画像73a(図8C参照),73bに切り替えることができる。乗員操作モードでは、各タブ画像73a,73bは、走行中においてもグレーダウンされることはない。これらのタブ画像73a,73bにて入力可能とされる操作は、停車中及び走行中に係らず受け付けられる。
以上の操作モードの切り替えを実現するために、制御回路60によって実施される操作モード選択処理を、図9に基づき、図1,7を参照しつつ詳細に説明する。図9に示される操作モード選択処理は、車両のアクセサリ(ACC)電源がオン状態とされる、又は車両のイグニッションがオン状態とされることにより、制御回路60によって開始される。この操作モード選択処理は、ACC電源又はイグニッションがオフ状態とされるまで、繰り返し実施される。
S101では、方向判定部62によって表示画面43の方向を判定する。S101にて、表示画面43が助手席94の方向に向けられていると判定した場合(端子15c,15d間が通電,図6C参照)には、S102に進む。S102では、操作モードを乗員操作モードに設定し、再びS101の判定を繰り返す。S101にて、表示画面43が車両後方に向けられていると判定した場合(図6B参照)には、S103に進む。S103では、操作モードを中立操作モードに設定し、再びS101の判定を繰り返す。S101にて、表示画面43が運転席93の方向に向けられていると判定した場合(端子15c,15eが通電,図6A参照)には、S104に進む。S104では、操作モードを運転者操作モードに設定し、再びS101の判定を繰り返す。
次に、走行中の操作を制限するために、制御回路60によって実施される操作制限設定処理を、図10に基づき、図1,7を参照しつつ詳細に説明する。図10に示される操作制限設定処理も、ACC電源又はイグニッションがオン状態とされることにより開始され、ACC電源又はイグニッションがオフ状態とされるまで繰り返し実施される。
S121では、上述の操作モード選択処理によって設定された現在の操作モードが、運転者操作モードであるか否かを判定する。S121にて否定判定をした場合、S122に進む。S122では、操作制限部65における操作制限を無効に設定し、再びS121の判定を繰り返す。これにより、走行中でも、乗員操作モードである場合には、各タブ画像73a,73b(図8A,8C参照)での操作入力が可能とされる。
一方で、S121にて肯定判定をした場合、S123に進む。S123では、走行判定部63によって走行中か否かを判定する。S123にて、停車中であるとの否定判定をした場合には、S122に進み、操作制限部65における操作制限を無効に設定する。対して、S123にて走行中であるとの肯定判定をした場合には、S124に進む。S124では、操作制限部65における操作制限を有効に設定し、再びS121の判定を繰り返す。これにより、運転者操作モードにおいて、走行中における各タブ画像73a,73b(図8A,8C参照)での操作入力が禁止される。
ここまで説明した第一実施形態では、表示画面43が運転席93に向けられている場合の運転者操作モードにおいて、表示画面43を注視して詳細設定を変えるような複雑な操作の入力は、走行中においては制限される。一方で、表示画面43が助手席94に向けられている場合の乗員操作モードでは、上述したような操作の受け付け制限は、解除されている。しかし、表示画面43が助手席94に向けられてしまっているので、運転者は、表示画面43に表示されるステータス画像70を視認困難となる。そのため、詳細設定を変えるような複雑な操作を行うことは、実質的にできなくなる。以上のように、表示画面43の向きの変化に操作の受け付け制限を適確に関連付けることによれば、運転中の運転者による表示画面43を注視しながら行うような複雑な操作の実施を効果的に抑制することが可能となる。
加えて第一実施形態では、静電スイッチ37及びタッチパネル39aと表示器40とが一体となった可動本体20が支持機構10によって支持されているため、助手席側に表示画面43を向けると、静電スイッチ37及びタッチパネル39aも助手席側を向くこととなる。故に、表示画面43を助手席94に向けて操作の入力制限を意図的に解除できたとしても、運転者は、表示画面43だけでなく各静電スイッチ37及びタッチパネル39aも視認できなくなる。そのため、詳細な設定を変えるような複雑な操作を運転中に行うことを、いっそう抑止することができるようになる。
また第一実施形態では、表示画面43が車両後方を向けられている場合の中立操作モードにおいても、操作の受け付け制限は、解除される。表示画面43が車両後方を向く場合、運転者による表示画面43の視認が可能となり得る。故に、中立操作モードでも、設定温度の上下変更(図8Bの温度設定アイコン74a,74b参照)やAUTOアイコンのON等の簡単な操作入力の受け付けは、走行中であっても有効にされることが望ましいのである。
一方で、中立操作モードのステータス画像70では、表示画面40の注視が必要となるような各タブ画像73a,73b(図8C,8A参照)への切り替えができなくされている。故に、中立操作モードにおいても、運転中の運転者による複雑な操作の実施を効果的に抑制することが可能となる。
さらに第一実施形態のように、揺動軸部11から延伸するアーム部13に可動本体20を保持させる構成であれば、可動本体20は、運転席93と助手席94との間において、水平方向に大きく移動できるようになる。故に、表示画面43を助手席94に向けた場合では、表示器40は、運転席93から遠い位置まで移動することになる。その結果、運転者は、助手席94を向く表示画面43をいっそう視認困難となる。したがって、詳細な設定を変えるような複雑な操作を運転中に行うことは、さらに確実に抑止されるようになる。
また加えて第一実施形態のように、ワイパーデアイサ及びステアリングヒータ等の運転者との関連が強い機能や、後述する第二実施形態の車両制御装置84に設定された機能は、運転者操作モードにて運転者のみが入力可能とされることが望ましい。こうした設定により、助手席乗員によって重要な操作が誤って入力されてしまう事態は、回避されるようになる。
尚、第一実施形態において、揺動軸部11が特許請求の範囲に記載の「揺動部」に相当し、方向検出スイッチ15が特許請求の範囲に記載の「検出手段」に相当し、静電スイッチ37及びタッチパネル39aが特許請求の範囲に記載の「操作部」に相当する。さらに、表示器40が特許請求の範囲に記載の「表示手段」に相当し、方向判定部62が特許請求の範囲に記載の「判定手段」に相当し、操作制限部65が特許請求の範囲に記載の「操作制限手段」に相当する。
(第二実施形態)
図11〜14に示す本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。図11,12に示すように、第二実施形態による車両用操作装置200は、コンビネーションメータを囲むメータフード290に隣接して設置され、メータフード290と連続する一体的な形状とされている。車両用操作装置200は、助手席94(図1参照)よりも運転席93(図1参照)に近接した位置にて、車両の幅方向に揺動可能なようメータフード290によって回転可能に支持されている。車両用操作装置200は、メータフード290に近接する一方の外縁部に規定された回転軸RAXを中心に回転し、運転席93及び助手席94のそれぞれに表示画面243及び各静電スイッチ237の正面を向けることができる。
車両用操作装置200には、縦長に形成された表示画面243が設けられている。また、表示画面243とメータフード290との間には、複数の静電スイッチ237が上下方向に沿って配列されている。加えて、第二実施形態の表示器240は、表示画面243をタッチパネル239aとしている。故に操作者は、表示画面243への手指による接触操作により、車載機器の動作状態を変更させるための指示を車両用操作装置200に入力することができる。
次に、車両用操作装置200の各操作モードにおいて、表示画面243に表示されるステータス画像70と、各操作モードにおいて入力可能とされる操作とを、図13,14に基づいて、図7を参照しつつ説明する。
車両用操作装置200の制御対象が車両制御装置84に設定された場合では、図13Cに示す運転者操作モードにおいてのみ、操作の入力が受け付けられる。故に、車両制御装置84の動作状態を示すステータス画像70は、操作モードが運転者操作モードである場合にだけ、表示画面243に表示される。以上の車両制御装置84を制御対象とした運転者操作モードでは、機関の出力特性を変更する走行モードの設定、走行支援装置の設定、後席に関連する設定、及びプリクラッシュセーフティシステム及びクリアランスソナー等の設定が変更可能とされている。図13A,13Bに示す乗員操作モード及び中立操作モードでは、車両制御装置84のステータス画像70は、表示されない。
車両用操作装置200の制御対象がナビゲーション装置82に設定された場合では、図14に示すように、目的地を入力する目的地設定画面270が表示される。車両を停車させている場合、目的地設定画面270への入力は、操作モードに係らず可能とされる。一方で、車両が走行中の場合、目的地設定画面270への入力は、運転者操作モード及び中立操作モードにおいて受け付けられなくなる。故に、目的地設定画面270は、走行中においてグレーダウンされる。
ここまで説明した第二実施形態でも、第一実施形態と同様の効果を奏し、運転中の運転者による複雑な操作の実施を効果的に抑制することが可能となる。加えて第二実施形態のように、表示画面243が運転席93に近接した配置では、運転者による表示画面243の視認が容易になるため、運転中の複雑な操作は、実施され易くなってしまう。しかし、表示画面243の向きを変える構成の採用によれば、表示画面243を運転者から視認困難にして、操作の実施を阻むことが可能になる。このように、表示画面243の向きによって操作の制限を有効にする構成は、運転席寄りに表示画面243を配置する車両用操作装置200において、運転中の操作実施の抑止に特に有効なのである。
尚、第二実施形態において、静電スイッチ237及びタッチパネル239aが特許請求の範囲に記載の「操作部」に相当し、表示器240が特許請求の範囲に記載の「表示手段」に相当する。
(他の実施形態)
以上、本発明による複数の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用可能である。
図15に示す車両用操作装置300は、第二実施形態の変形例1である。車両用操作装置300は、ステアリングコラム390に隣接して設置され、ステアリングコラム390と連続する一体的な形状とされている。車両用操作装置300は、ステアリングコラム390側に位置する一方の外縁部に規定された回転軸RAXを中心に回転することで、運転席側及び助手席側のそれぞれに表示画面343の正面を向けることができる。変形例1では、表示画面343を形成する表示器340が、「操作部」に相当するタッチパネルとされている。
図16に示す車両用操作装置400は、第一実施形態の変形例2である。車両用操作装置400の可動本体420では、表示器40の両側に、回路基板444に実装された複数の発光ダイオード445が配置されている。そして、これらの発光ダイオード445から射出された光が意匠フィルム456及びタッチセンサフィルム447を透過することにより、オーナメントパネル436に、発光表示が浮かび上がる。以上の変形例2のように、各静電スイッチ37に意匠を発光表示させるための構成は、適宜可能である。
図17に示す乗員操作モードのメインのステータス画像70には、空調装置83(図7参照)の詳細設定を変更するタブ画像73aに表示されていた一部のアイコン(図8C参照)が表示されている。このように、ステータス画像70に表示されるアイコンは、カスタマイズ可能にすることができる。
加えて、カスタマイズされた乗員操作モードのステータス画像70には、助手席乗員のみに入力可能とされることが望ましい機能のアイコンを表示させることもできる。こうした表示によれば、操作制限部は、表示画面が助手席を向いていると判定された場合に入力可能となる複数の操作のうちの一部を、表示画面が助手席を向いていないと判定された場合に、入力できなくすることができる。
上記実施形態では、中立操作モードのステータス画像に詳細設定のためのアイコンを表示させないことにより、中立操作モードにおける詳細設定の入力の受け付けが制限されていた。しかし、中立操作モードのステータス画像に詳細設定のためのアイコンを表示させたうえで、操作制限部が、中立操作モード及び運転者操作モードにおいて、走行中に操作制限を有効に設定することも可能である。
上記実施形態における「操作部」は、表示画面と共に可動するよう設けられていた。しかし、「操作部」は、表示画面とは別体で、例えばインスツルメントパネルやステアリング等に設けることができる。また、「操作部」は、静電スイッチ及びタッチパネル等に限定されない。押し釦式のスイッチやジョイスティック等が「操作部」として採用可能である。
上記第一実施形態では、空調装置83を制御対象としたステータス画像を例示し、上記第二実施形態では、車両制御装置84及びナビゲーション装置82を制御対象としたステータス画像を例示した。しかし、車両用操作装置が制御対象とする車載機器は、上記のものに限定されない。さらに、制御回路と各車載機器とは、車載ネットワークを介して通信可能に接続できる。加えて、入力の受け付けを制限される操作は、制御対象とされる車載機器に応じて適宜変更可能である。
上記実施形態では、運転者操作モードだけでなく、中立操作モードにおいても、走行中における操作制限は、有効とされていた。しかし、例えば表示画面が運転席よりも助手席に近接して配置される形態等では、中立操作モードにおける操作制限を無効にすることも可能である。さらに、中立操作モードは、ステータス画像を単に表示するのみの操作モードとされてもよい。或いは、中立操作モードを設けない形態も可能である。
上記実施形態では、操作制限が有効に設定されると、表示画面は、画像の明度及び彩度を低下させることによってグレーダウンされていた。このように、操作制限が有効であることを示す表示の手法は、適宜変更可能である。例えば、通常のステータス画像に重ねるようにして、『走行中は操作できません』等のメッセージを表示することも可能である。また、操作制限が有効な場合に、表示画面による画像表示を停止することも可能である。
上記実施形態では、可動本体又は車両用操作装置を特定の回転軸まわりに揺動可能にしていたが、可動本体又は車両用操作装置は、例えばボールジョイント等によっても支持可能である。このように、表示画面の向きを水平方向に変えることができれば、表示手段を支持する構成は、適宜変更可能である。
上記実施形態では、方向検出スイッチが表示画面の向きを検出していた。しかし、表示画面の向きを検出するセンサは、上記の構成に限定されない。例えば、ロータリエンコーダ等によって、回転する軸部の角位置を計測し、表示画面の向きを検出することも可能である。
上記実施形態において、プログラムを実行した制御回路60によって提供されていた機能は、上述の制御装置と異なるハードウェア及びソフトウェア、或いはこれらの組み合わせによって提供されてよい。例えば、プログラムによらないで所定の機能を果たす回路によって、「表示制御手段」及び「操作制限手段」等の機能が提供されていてもよい。
10 支持機構、11 揺動軸部(揺動部)、13 アーム部、15 方向検出スイッチ(検出手段)、37,237 静電スイッチ(操作部)、39a,239a タッチパネル(操作部)、40,240,340 表示器(表示手段)、43,243 表示画面、62 方向判定部(判定手段)、65 操作制限部(操作制限手段)、81 オーディオ装置(車載機器)、82 ナビゲーション装置(車載機器)、83 空調装置(車載機器)、84 車両制御装置(車載機器)、93 運転席、94 助手席、100,200,300,400 車両用操作装置

Claims (8)

  1. 運転席(93)及び助手席(94)が設置された車両の室内に配置され、前記車両に搭載された車載機器(81〜84)の動作状態を表示する表示画面(43,243,343)と、前記車載機器の動作状態を変更する操作がなされる操作部(37,39a,237,239a)とを備える車両用操作装置であって、
    前記表示画面を有する表示手段(40,240,340)と、
    前記表示画面の向きが変化可能なように前記表示手段を支持する支持機構(10)と、
    前記表示画面の向きを検出する検出手段(15)と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記表示画面が前記運転席側を向いているか否かを判定する判定手段(62)と、
    前記判定手段によって前記表示画面が前記運転席側を向いていると判定された場合に、前記車両の走行中において、前記操作部への操作に基づく前記車載機器の動作状態の変更を制限する操作制限手段(65)と、
    を備えることを特徴とする車両用操作装置。
  2. 前記操作部は、前記表示手段と共に前記支持機構に支持され、前記表示画面と共に向きを変化させることを特徴とする請求項1に記載の車両用操作装置。
  3. 前記操作制限手段は、前記表示画面が前記運転席側を向いていると判定された場合に入力可能となる複数の操作のうちの一部を、前記表示画面が前記運転席側を向いていないと判定された場合に、入力できなくすることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用操作装置。
  4. 前記判定手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記表示画面が前記助手席側を向いているか否かをさらに判定し、
    前記操作制限手段は、前記表示画面が前記助手席側を向いていると判定された場合に入力可能となる複数の操作のうちの一部を、前記表示画面が前記助手席側を向いていないと判定された場合に、入力できなくすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用操作装置。
  5. 前記判定手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記表示画面が前記助手席側を向いているか否かをさらに判定し、
    前記操作制限手段は、前記判定手段によって前記運転席側及び前記助手席側のいずれにも前記表示画面が向いていないと判定された場合でも、前記車両の走行中において、前記操作部への操作に基づく前記車載機器の動作状態の変更を制限することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両用操作装置。
  6. 前記判定手段は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記表示画面が前記助手席側を向いているか否かをさらに判定し、
    前記表示手段は、前記表示手段が前記運転席側を向いていると判定された場合、前記表示手段が前記助手席側を向いていると判定された場合、前記運転席側及び前記助手席側のいずれにも前記表示画面が向いていないと判定された場合、のそれぞれにおいて、互いに異なる画像(70)を切り替えて表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両用操作装置。
  7. 前記支持機構は、前記車両に対して水平方向に揺動可能に支持される揺動部(11)、及び前記揺動部から延伸して前記表示手段を保持するアーム部(13)、を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両用操作装置。
  8. 前記表示手段は、前記助手席よりも前記運転席に近接する位置に設けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両用操作装置。
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