JP2015056291A - ワイヤーハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤーハーネス本体に防音部材部分を取付ける際に、ワイヤーハーネス本体に対するダメージを抑制でき、さらに、ワイヤーハーネスの補修作業を容易に行えるようにすることを目的とする。【解決手段】ワイヤーハーネス20は、少なくとも1本の電線を含むワイヤーハーネス本体22と、面状部材30とを備える。面状部材30は、面状に広がる不織材によって形成された防音部材部分32と、防音部材部分32の少なくとも一部に重ね合される固定部材部分34とが、それらの間に前記ワイヤーハーネス本体22の少なくとも一部を挟み込んだ状態で、面ファスナーによって接合されている。【選択図】図1

Description

この発明は、車両にワイヤーハーネス本体と防音部材とを取付ける技術に関する。
特許文献1は、電線と、電線の少なくとも一部を挟込んで重ね合されており、電線の周囲の領域に面状に広がる不織材で構成された面状部材とを備えたワイヤーハーネスを開示している。面状部材における不織材は、熱プレス等により接合される。
特開2012−123974号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術によると、不織材内での電線の位置又は熱プレス箇所が予定位置からずれてしまうと、熱プレス用の金型が不織材内の電線をプレスしてしまう恐れがある。これにより、電線の被覆が溶けたり、電線が断線等する恐れがある。
また、不織材を熱プレスによって接合してしまうと、当該不織材を開いて、ワイヤーハーネスの補修作業等を行うことは困難である。
そこで、本発明は、ワイヤーハーネス本体に防音部材部分を取付ける際に、ワイヤーハーネス本体に対するダメージを抑制でき、さらに、ワイヤーハーネスの補修作業を容易に行えるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るワイヤーハーネスは、少なくとも1本の電線を含むワイヤーハーネス本体と、面状に広がる不織材によって形成された防音部材部分と、前記防音部材部分の少なくとも一部に重ね合される固定部材部分とを含み、前記防音部材部分と前記固定部材部分とが、それらの間に前記ワイヤーハーネス本体の少なくとも一部を挟み込んだ状態で、面ファスナーによって接合されている面状部材と、を備える。
第2の態様は、第1の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記固定部材部分は、不織材によって形成されているものである。
第3の態様は、第1又は第2の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記防音部材部分及び固定部材部分の一方にフック部材が貼付けられ、他方に前記フック部材に着脱可能な相手側接合部材が貼付けられているものである。
第4の態様は、第1又は第2の態様に係るワイヤーハーネスであって、前記防音部材部分と前記固定部材部分の一方に、不織材によって形成された前記防音部材部分又は前記固定部材部分に対して着脱可能なフック部材が貼付けられているものである。
第5の態様は、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るワイヤーハーネスであって、前記防音部材部分と前記固定部材部分とは、少なくとも前記固定部材部分の周縁部及び前記ワイヤーハーネス本体の分岐部を囲む位置で、接合されているものである。
第1の態様に係るワイヤーハーネスによると、防音部材部分と固定部材部分とが、それらの間にワイヤーハーネス本体の少なくとも一部を挟み込んだ状態で、面ファスナーによって接合されることで、防音部材部分がワイヤーハーネス本体に取付けられるため、ワイヤーハーネス本体に対するダメージを抑制できる。また、防音部材部分と固定部材部分とは、面ファスナーによって接合されているため、両者を接合した後に、その接合箇所を分離させることができ、ワイヤーハーネスの補修作業を容易に行える。
第2の態様によると、固定部材部分も不織材によって形成されるため、防音性に優れる。
第3の態様によると、前記防音部材部分及び固定部材部分の一方にフック部材が貼付けられ、他方に前記フック部材に着脱可能な相手側接合部材が貼付けられているため、着脱を繰返しても防音部材部分と固定部材部分との接合性能を維持し易い。
第4の態様によると、不織材によって形成された前記防音部材部分又は前記固定部材部分をループ部材として利用することができるため、コスト低減が可能となる。
第5の態様によると、前記固定部材部分の捲れ上がりを抑制しつつ、防音部材部分に対してワイヤーハーネス本体の分岐位置を固定できる。
実施形態に係るワイヤーハーネスが車両のパネル部材に取付けられた状態を示す平面図である。 同上のワイヤーハーネスの斜視図である。 図1のIII−III線における部分断面図である。 ワイヤーハーネスの製造工程を示す説明図である。 ワイヤーハーネスの他の製造工程を示す説明図である。 変形例に係るワイヤーハーネスの部分断面図である。
以下、実施形態に係るワイヤーハーネスについて説明する。図1はワイヤーハーネス20が車両のパネル部材10に取付けられた状態を示す平面図であり、図2はワイヤーハーネス20の斜視図であり、図3は図1のIII−III線における部分断面図である。なお、図3では、面ファスナー40を誇張して描いている。
このワイヤーハーネス20は、ワイヤーハーネス本体22と、面状部材30とを備える。
ワイヤーハーネス本体22は、車両における配線材であり、その少なくとも一部が面状部材30と共に、車両におけるパネル部材10に取付けられる。パネル部材10としては、例えば、車両において、フロントウインドウ下側に広がるダッシュボードの上側板状部分、車両フロア、車両ルーフ部材等が想定される。ここでは、パネル部材10が、フロントウインドウ下側に広がるダッシュボードの上側板状部分であることを想定して説明する。ワイヤーハーネス本体22及び面状部材30は、パネル部材10の下面に沿って配設される。
すなわち、ワイヤーハーネス本体22は、少なくとも1本の電線を含む。ここでは、ワイヤーハーネス本体22は、複数の電線が車両における配線形態に応じて分岐しつつ、束ねられることにより構成されている。複数の電線の分岐部分は、本面状部材30の内及び外のいずれに存在してもよい。ここでは、複数の電線の分岐部分24a、24bが、面状部材30内及び面状部材30の外に存在している。もっとも、ワイヤーハーネス本体22は、複数の電線が分岐しないものであってもよいし、また、1本の電線のみによって構成されていてもよい。ワイヤーハーネス本体22のうち面状部材30内に配設される部分は、面状に沿って延在する。また、各電線の端部には、コネクタ26が取付けられている。そして、本ワイヤーハーネス本体22が車両における所定の配線形態に沿って配設された状態で、コネクタが車両における各種電気部品に接続されることで、各電気部品が本ワイヤーハーネス本体22を介して相互に電気的に接続される。なお、上記ワイヤーハーネス本体22には、光ケーブル等が含まれていてもよい。
面状部材30は、防音部材部分32と、固定部材部分34とを含む。
防音部材部分32は、面状に広がる不織材(不織シート)によって形成されている。不織材は、多数の繊維が織られずに絡み合うことにより形成されたものであり、良好な吸音性又は遮音性等、良好な防音特性を示す。不織材を構成する繊維は、天然繊維、合成樹脂繊維、ガラス繊維等のいずれであってもよい。防音部材としては、不織材の他、発泡シート等を用いることもできる。
防音部材部分32は、車両において防音が望まれる所定領域に広がる形状に形成されている。ここでは、防音部材部分32は、パネル部材10の一端部ほぼ全体に広がる形状、より具体的には、長方形の1つの角部を切除した形状に形成されている。
防音部材部分32の厚み寸法は、パネル部材10に対する本ワイヤーハーネス20の配設スペースに配設可能な範囲内で、好ましいとされる防音特性に応じた大きさに設定される。
固定部材部分34は、上記防音部材部分32の少なくとも一部に重ね合せ可能に構成されている。
ここでは、固定部材部分34は、上記防音部材部分32に応じた形状に広がるシート状に形成されている。ここでは、固定部材部分34は、防音部材部分32と同形状及び大きさのシート状に形成されている。もっとも、固定部材部分34が防音部材部分32に応じた形状に広がるシート状に形成されている場合には、防音部材部分の外周縁部全体に沿って固定部材部分の外周縁部全体を配設できるような場合、例えば、固定部材部分が、防音部材部分と相似形で、当該防音部材部分よりも一回り小さいような場合を含む。これにより、防音部材部分32のほぼ全体で、防音部材部分32と固定部材部分34との間でワイヤーハーネス本体22を挟込み保持できる。また、固定部材部分34の外周縁部全体を、防音部材部分32の外周縁部全体に沿って配設することができる。
もっとも、固定部材部分34は、ワイヤーハーネス本体22の延在方向全体に亘って又は部分的に設けられ、防音部材部分32の一部のみに重なる形状であってもよい。
また、ここでは、固定部材部分34は、不織材(不織シート)によって形成されている。このため、固定部材部分34自体も良好な吸音性又は遮音性等、良好な防音特性を発揮する。また、ワイヤーハーネス本体22は、不織材によって形成された防音部材部分32と、同じく不織材によって形成された固定部材部分34とで挟込まれた状態となるため、ワイヤーハーネス本体22と、防音部材部分32又は固定部材部分34との接触音も抑制できる。防音部材部分32の厚み寸法は、固定部材部分34の厚み寸法と同じであっても、異なっていてもよい。ここでは、防音部材部分32の厚み寸法は、固定部材部分34の厚み寸法と同じである。
なお、ここでは、防音部材部分32と固定部材部分34とを別々の不織材によって形成しているが、一枚の不織材を2つ折りし、その折目の一方側を防音部材部分32とし、折目の他方側を固定部材部分34としてもよい。
また、固定部材部分34は、不織材によって形成されている必要はなく、樹脂シート、織布等、その他のシート状部材によって構成されていてもよい。つまり、固定部材部分34は、防音部材部分32との間でワイヤーハーネス本体22を挟込んだ状態で、当該防音部材部分32に重ね合されるものであればよい。
上記防音部材部分32と固定部材部分34とは、それらの間にワイヤーハーネス本体22の少なくとも一部を挟込んだ状態で、面ファスナー40によって接合されている。ここでは、ワイヤーハーネス本体22は、分岐部分24aから分岐する複数の線部分22aを含む。そして、分岐部分24aが防音部材部分32と固定部材部分34との間に挟まれ、当該分岐部分24aから分岐する各線部分22aが防音部材部分32と固定部材部分34との周縁部から外方に延出している。
上記したように、防音部材部分32と固定部材部分34とは、面ファスナー40によって接合されている。ここで、面ファスナー40とは、平面的に広がる部材同士が着脱可能に接合する部材である。かかる面ファスナー40としては、先端部が曲るJ字形状、又は、棒状部分の先端部に環状突出部が形成された形状(いわゆるキノコ形状等)のフック部を有するフック部材が、ループ部又は前記フック部に係止可能な被フック部を有する相手側部材に着脱可能に接合される構成等を採用することができる。
ここでは、防音部材部分32にフック部材42が貼付けられ、固定部材部分34に相手側接合部材としてのループ部材46が貼付けられている。
フック部材42は、樹脂等で形成されたシート43の一主面側に、樹脂等で形成されたJ字状のフック部44が複数突設された構成とされている。フック部材42は、粘着剤等によって防音部材部分32に貼付けられている。
ループ部材46は、樹脂等で形成されたシート47の一主面側に、樹脂等で形成された輪状のループ部48が複数突設された構成とされている。このループ部材46も、粘着剤等によって固定部材部分34に貼付けられている。
そして、フック部材42とループ部材46とを突合わせると、フック部44の先端部が、ループ部48の輪内に入り込んで当該ループ部48に係合し、もって、フック部材42とループ部材46とが接合される。この状態から、フック部材42とループ部材46とを離すと、フック部44の先端部がループ部48によって引っ張られて直線状に弾性変形し、フック部44とループ部48との係合が解除され、もって、フック部材42とループ部材46とが分離する。フック部材42とループ部材46とを分離させた後は、フック部44は元のJ字形状に戻るので、フック部材42とループ部材46とを突合わせると、それらは再度接合される。このようにして、フック部材42とループ部材46とが着脱可能に接合される。このように、樹脂で形成されたフック部44の弾性変形を利用して、フック部材42と相手側接合部材としてのループ部材46とを着脱する構成によると、その着脱を繰返しても防音部材部分32と固定部材部分34との接合性能を維持し易いというメリットがある。
なお、上記とは逆に、防音部材部分にループ部材が貼付けられ、固定部材部分にフック部材が貼付けられていてもよい。
また、上記面ファスナー40は、固定部材部分34の周縁部及びワイヤーハーネス本体22の分岐部分24aを囲む位置に設けられており、防音部材部分32と固定部材部分34とは、それらの位置で、接合されている。
すなわち、防音部材部分32の周縁部のほぼ全体に沿って帯状のフック部材42が貼付けられている。防音部材部分32の周縁部のうちワイヤーハーネス本体22の線部分22aが延出する部分では、フック部材42は省略されている。
また、防音部材部分32のうち、ワイヤーハーネス本体22の分岐部分24aが配設される部分を囲むようにして複数のフック部材42が貼付けられている。より具体的には、分岐部分24a周りにおいて、各線部分22a間に位置するようにしてフック部材42が配設されている。ここでは、分岐部分24a周りにおいて各線部分22a間に位置するように配設されるフック部材42は、各線部分22aの延在方向に沿った縁を有する形状に形成されている。これにより、分岐部分24aより延出する各線部分22aが、防音部材部分32と固定部材部分34との間で、より確実に一定の経路に沿って維持される。もっとも、フック部材42が線部分22aの延在方向に沿った外形状を呈していることは必須ではない。
固定部材部分34に対しても、防音部材部分32に対するフック部材42の配設位置と同様の位置に、ループ部材46が貼付けられている。ここでは、固定部材部分34は、防音部材部分32と同じ形状及び大きさであるため、ループ部材46は、固定部材部分34の周縁部に貼付けられている。
なお、防音部材部分32又は固定部材部分34のその他の部分、或は、全体に、フック部材42又はループ部材46が設けられていてもよい。
上記ワイヤーハーネス20の製造方法例について説明する。
まず、図4に示すように、所定形状に形成された防音部材部分32を準備し、その周囲及び内側の所定位置に、フック部材42を貼付ける。フック部材42は、裏面側に粘着層が設けられ、この粘着層に剥離紙が貼付けられた形態で提供されることが好ましい。この場合、剥離紙を剥がして、フック部材42の裏面の粘着層を防音部材部分32に貼付けることで、容易にフック部材42を防音部材部分32に貼付けることができる。
次に、図5に示すように、防音部材部分32上にワイヤーハーネス本体22を配設し、当該防音部材部分32上において所定の配設経路に沿わせるようにする。
また、これとは別に、所定形状に形成された固定部材部分34を準備し、その周囲及び内側の所定位置に、ループ部材46を貼付ける。ループ部材46も、上記と同様に、裏面側に粘着層が設けられ、この粘着層に剥離紙が貼付けられた形態で提供されることが好ましい。
この後、固定部材部分34の周縁部を防音部材部分32の周縁部に一致させるようにして、固定部材部分34を、防音部材部分32に重ね合せる。そして、防音部材部分32及び固定部材部分34のうちフック部材42とループ部材46とが重なり合う面ファスナー40の部分を押える。すると、フック部材42とループ部材46とが接合され、防音部材部分32と固定部材部分34とが面ファスナー40を介して接合される。また、防音部材部分32と固定部材部分34との間では、フック部材42とループ部材46との複数の接合部分間で、ワイヤーハーネス本体22の各線部分22aが一定位置に維持される。
上記ワイヤーハーネス本体22は、面状部材30と共に車両のパネル部材10に沿って配設される。面状部材30はパネル部材10に対して載置されるだけであってもよいし、パネル部材10とその他の部材との間で挟込み固定されるものであってもよいし、その他、両面テープ、クランプ部材等を利用してパネル部材10に対して固定される構成であってもよい。なお、面状部材30が配設される箇所は、必ずしも平坦である必要はなく、湾曲していてもよい。
これにより、パネル部材10に対して防音構造及び配線構造を一括して容易に組込むことができる。
以上のように構成されたワイヤーハーネス20によると、防音部材部分32と固定部材部分34との間に、ワイヤーハーネス本体22の少なくとも一部を挟み込んだ状態で、防音部材部分32と固定部材部分34とが面ファスナー40によって接合されることで、防音部材部分32を含む面状部材30がワイヤーハーネス本体22に対して取付けられる。このため、防音部材部分32と固定部材部分34とを接合する際に、ワイヤーハーネス本体22が高熱に曝されず、また、ワイヤーハーネス本体22に大きな加圧力も作用しがたい。このため、ワイヤーハーネス本体22に対するダメージを抑制することができる。また、防音部材部分32と固定部材部分34とは、面ファスナー40によって接合されているため、両者を接合した後に、その接合箇所を分離させることができる。このため、ワイヤーハーネス20製造中又は整合直後にワイヤーハーネス本体22の不良等が発見された場合、ワイヤーハーネス20の組付中或は組付け後において、ワイヤーハーネス本体22の不良等が発見された場合等において、防音部材部分32と固定部材部分34とを開いてそれらの間からワイヤーハーネス本体22を取出すことができる。これにより、ワイヤーハーネス本体22の部分的な補修、ワイヤーハーネス本体22の交換等も容易に行うことができ、ワイヤーハーネス20の補修作業を容易に行うことができる。
また、固定部材部分34も不織材によって形成されているため、より防音性に優れたものとすることができる。
また、防音部材部分32と固定部材部分34とは、少なくとも固定部材部分34の周縁部及びワイヤーハーネス本体22の分岐部24aを囲む位置で、接合されているため、防音部材部分32に対して固定部材部分34が捲れ難くなりそれらの重ね合せ状態をより確実に維持でき、かつ、その内部で、ワイヤーハーネス本体22の分岐部24aの位置をより確実に一定位置に保持することができる。
また、防音部材部分32と固定部材部分34とに対して部分的に面ファスナー40を設ければよいため、材料費低減による低コスト化が可能になり、また、防音部材部分32と固定部材部分34との分離も容易に行える。また、面ファスナー40自体は、不織材よりも硬いため、それ自体音の発生要因となり得るところ、面ファスナー40の配設領域を部分的にすることで、音の発生可能性自体を少なくすることができる。
図6は、変形例に係るワイヤーハーネス20Bを示す図である。図6は、図3と同様部分の部分断面図である。
すなわち、上記実施形態では、防音部材部分32にフック部材42を貼付け、固定部材部分34にループ部材46を貼付けた例で説明したが、不織材自体は、繊維が複雑に絡み合ったものであるため、当該繊維自体がループ部材としての機能を果すことができる。
そこで、図6に示す変形例のように、不織材によって形成された固定部材部分34に対してループ部材46を貼付けず、防音部材部分32に貼付けられたフック部材42を直接固定部材部分34に着脱可能に接合するようにしてもよい。この場合、フック部材42と固定部材部分34の表面とが、面ファスナーとして用いられることになる。勿論、フック部材を固定部材部分に貼付け、当該フック部材を防音部材部分に直接着脱可能に接合するようにしてもよい。
この変形例によると、不織材によって形成された防音部材部分32又は固定部材部分34を、ループ部材として用いることができるため、コスト低減が可能となる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 パネル部材
20、20B ワイヤーハーネス
22 ワイヤーハーネス本体
24a 分岐部分
30 面状部材
32 防音部材部分
34 固定部材部分
40 面ファスナー
42 フック部材
46 ループ部材

Claims (5)

  1. 少なくとも1本の電線を含むワイヤーハーネス本体と、
    面状に広がる不織材によって形成された防音部材部分と、前記防音部材部分の少なくとも一部に重ね合される固定部材部分とを含み、前記防音部材部分と前記固定部材部分とが、それらの間に前記ワイヤーハーネス本体の少なくとも一部を挟み込んだ状態で、面ファスナーによって接合されている面状部材と、
    を備えるワイヤーハーネス。
  2. 請求項1記載のワイヤーハーネスであって、
    前記固定部材部分は、不織材によって形成されている、ワイヤーハーネス。
  3. 請求項1又は請求項2記載のワイヤーハーネスであって、
    前記防音部材部分及び固定部材部分の一方にフック部材が貼付けられ、他方に前記フック部材に着脱可能な相手側接合部材が貼付けられている、ワイヤーハーネス。
  4. 請求項1又は請求項2記載のワイヤーハーネスであって、
    前記防音部材部分と前記固定部材部分の一方に、不織材によって形成された前記防音部材部分又は前記固定部材部分に対して着脱可能なフック部材が貼付けられている、ワイヤーハーネス。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のワイヤーハーネスであって、
    前記防音部材部分と前記固定部材部分とは、少なくとも前記固定部材部分の周縁部及び前記ワイヤーハーネス本体の分岐部を囲む位置で、接合されている、ワイヤーハーネス。
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