JP2015055484A - 光ファイバ曲げ具及び光ファイバの接続確認方法 - Google Patents

光ファイバ曲げ具及び光ファイバの接続確認方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 所定の曲率半径に合わせて繰り返し曲げることに適した光ファイバ曲げ具及び光ファイバの接続確認方法を提供する。【解決手段】 それぞれが円弧状に形成された一対の円弧部材であって、それぞれが円弧方向の一端部を支点にして回転可能に設けられ、それぞれが前記一端部を支点に回転することで、他端部同士が接近又は離間する一対の円弧部材と、一対の円弧部材のそれぞれの径方向に向く面に当接する一対の当て部を有し、一対の円弧部材の間にある中間線に沿って移動する第1スライド体と、光ファイバを添接可能に形成された光ファイバ添接部を有し、一対の円弧部材の間にある中間線に沿って移動可能に形成された光ファイバ添接部が一対の円弧部材のそれぞれの他端の間に介在する位置と退避した位置との間で位置変更可能な第2スライド体とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、光ファイバを曲げる光ファイバ曲げ具及び光ファイバの接続確認方法に関する。
並列する光ファイバのうち、特定の光ファイバを撤去、接続変更、及び分離等することがある。この際、撤去、接続変更、及び分離等される光ファイバ以外の光ファイバが切断又は接続されないように、切断又は接続予定の特定の光ファイバであることを確認する試験が実施される。例えば、クロージャで光ケーブルを分離する場合や、中継線(ジャンパコード)で中継されている光ファイバを中継線の位置で切断する場合、切断(分離)予定とされる光ファイバが試験されることで、切断(分離)すべき光ファイバであるか否かが判別(確認)される。具体的な試験内容としては、計測機器が切断(分離)予定とされる光ファイバの出力端に接続され、切断(分離)予定とされる中継線が曲げられる(湾曲される)。計測機器は、光信号を光ファイバに出力するとともに、湾曲された中継線での光信号の反射の影響による光信号の減衰を計測可能になっている。計測機器が光信号の減衰を計測することで、湾曲されている中継線が切断(分離)すべき中継線であるか否かが判別(確認)される。
ところで、光ファイバは、所定の曲率以上に曲げられると、破断(折損)する虞がある。特に、電力保安用通信回線として用いられる光ファイバにおいて、光ファイバが誤って破断(折損)すると、電力系統の運用に支障が生じる。そこで、光ファイバを試験すべく破断(折損)しない曲率で光ファイバを湾曲させる装置として、例えば、光ファイバを巻き付けることで湾曲させることが可能な円板を有するものが知られている(特許文献1参照)。この種の装置は、円板の径以上の曲率で光ファイバを湾曲させないので、光ファイバの破断(折損)を防止できる。
一方で、この種の装置では、円板の径以外の曲率に光ファイバを湾曲させた状態で試験することができない。上記のような電力保安用通信回線では、切断する光ファイバを確実に判別すべく、光ファイバの湾曲は、三段階に分けられた曲率半径でゆっくり繰り返し実施される。具体的には、最初に大きい曲率半径で光ファイバを曲げて光信号の減衰が確認され(曲率半径:大)、次に、中程の曲率半径で光ファイバを曲げて光信号の減衰が確認され(曲率半径:中)、最後に、小さい曲率半径で光ファイバを曲げて光信号の減衰が確認される(曲率半径:小)。上記のような装置を用いるとすると、それぞれの曲率に合った装置を用意した上で、光ファイバを曲げる曲率に合わせて装置を交換する必要があった。その交換作業は煩雑なものであり、装置交換の際に光ファイバを誤って破断(折損)してしまう虞があった。
特開平9−54015号公報
よって、本発明は、かかる事情に鑑み、所定の曲率半径に合わせて繰り返し曲げることに適した光ファイバ曲げ具及び光ファイバの接続確認方法を提供することを課題とする。
本発明に係る光ファイバ曲げ具は、それぞれが円弧状に形成された一対の円弧部材であって、それぞれが円弧方向の一端部を支点にして回転可能に設けられ、それぞれが前記一端部を支点に回転することで、他端部同士が接近又は離間する一対の円弧部材と、一対の円弧部材のそれぞれの径方向に向く面に当接する一対の当て部を有し、一対の円弧部材の間にある中間線に沿って移動する第1スライド体と、光ファイバを添接可能に形成された光ファイバ添接部を有し、一対の円弧部材の間にある中間線に沿って移動可能に形成された光ファイバ添接部が一対の円弧部材のそれぞれの他端の間に介在する位置と退避した位置との間で位置変更可能な第2スライド体とを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、一対の円弧部材のそれぞれは、円弧方向の一端を支点として回転可能に構成されている。一方、一対の円弧部材のそれぞれは、第1スライド体の当て部に径方向の面を当接することで、所定角度以上の回転を当て部により規制される。
第1スライド体が一対の円弧部材の中間線に沿って移動することで、一対の当て部のそれぞれは、中間線の延びる方向で位置変更し、当接位置が変わる。すると、一対の円弧部材のそれぞれは、互いの円弧方向の他端を接近又は離間するように、円弧方向の一端部を支点として回転する結果、一対の円弧部材の開度が変わる。
ところで、一対の円弧部材の他端が離間すると、添接する部材がないことから、その間に位置される光ファイバを適切に湾曲することができない。そこで、光ファイバ添接部が一対の円弧部材のそれぞれの他端の間に介在するように、第2スライド体が位置変更する。これにより、一対の円弧部材と光ファイバ添接部とで光ファイバに添接することになる。したがって、光ファイバ添接部が、一対の円弧部材のそれぞれの他端の間で、光ファイバを適切に湾曲させることができるようになる。一方、一対の円弧部材の円弧方向の他端が接近した状態では、光ファイバ添接部は、退避位置に位置変更される。すなわち、光ファイバ添接部は、一対の円弧部材の他端の間から退避する。これにより、光ファイバ添接部は、一対の円弧部材の他端側の接近を阻害しない。
以上により、一対の円弧部材が円弧方向の他端を接近した状態で、光ファイバの軸方向に円弧方向を沿わせるように押し当てられることで、光ファイバは、曲率半径の小さい状態で湾曲する。一方、一対の円弧部材が円弧方向の他端を離間し、且つ第2スライド体が一対の円弧部材のそれぞれの円弧方向の他端の間に介在した状態で、光ファイバの軸方向に円弧方向を沿わせるように押し当てられることで、光ファイバは、曲率半径の大きい状態で湾曲する。
また、本発明に係る光ファイバ曲げ具の一態様として、各円弧部材を相手側の円弧部材に対して接近又は離間させる弾性部材をさらに備えてもよい。
かかる構成によれば、弾性部材が常態において、各円弧部材を相手側の円弧部材に対して接近又は離間させる。したがって、第1スライド体を移動させることで、当て部が対応する円弧部材を押圧又は引くことになる。これにより、一対の当て部のそれぞれに対して、一対の円弧部材を当接する状態にすることができる。したがって、第1スライド体の移動に伴い、一対の円弧部材の円弧方向の他端側を接近又は離間させることができる。これにより、光ファイバを湾曲させる作業を容易にすることができる。
また、本発明に係る光ファイバ曲げ具の他態様として、一対の円弧部材のそれぞれの径外方向の面の接線方向に沿う方向で光ファイバを保持する一対の保持部材であって、それぞれが第1スライド体に取り付けられた一対の保持部材をさらに備えてもよい。
かかる構成によれば、保持部材が光ファイバを保持することで、一対の円弧部材は、保持部材により保持された光ファイバの位置に対して光ファイバの特定の位置に押し当てられる。これにより、一対の円弧部材は、特定の位置の光ファイバを湾曲させる。第1スライド体が移動することで一対の円弧部材の円弧方向の他端が当接又は離間したとしても、保持部材が光ファイバを保持しているので、光ファイバの表面から一対の円弧部材を大きく離すことなく光ファイバの曲率を容易に変更することができる。したがって、光ファイバを通過する光信号の減衰の有無を確認する作業性を向上することができる。
本発明に係る光ファイバの接続確認方法は、上記光ファイバ曲げ具で光ファイバを所定の曲率半径に曲げ、光ファイバの一方の端縁から入力された光信号に対する他方の端縁から出力される光信号の変動に基づいて、光ファイバ同士の接続に誤りがあるか否かを確認することを特徴とする。
かかる構成によれば、光ファイバを所定の曲率半径に容易に繰り返し曲げることができる。そして、光ファイバの一方の端縁から入力された光信号に対する他方の端縁から出力される光信号の変動に基づいて、光ファイバ同士の接続に誤りがあるか否かを確認することができる。
以上の如く、本発明に係る光ファイバ曲げ具及び光ファイバの接続確認方法によれば、所定の曲率半径に合わせて容易に繰り返し曲げられるというすぐれた効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る光ファイバ曲げ具の概略正面図を示す。 同実施形態に係る光ファイバ曲げ具の他の概略正面図を示す。 同実施形態に係る第1スライド体の長手方向の概略断面図を示す。 同実施形態に係る保持部材の概略斜視図を示し、図4(a)は、一方の保持部材の概略正面図を示し、図4(b)は、他方の保持部材の概略正面図を示す。
以下、本発明に係る光ファイバ曲げ具及び光ファイバの接続確認方法における一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。光ファイバ曲げ具1は、光ファイバCを所定の曲率半径に曲げる(湾曲させる)ために用いられる。具体的に、光ファイバ曲げ具1は、曲率半径を変えて光ファイバCを曲げる(湾曲させる)ことで、光ファイバCの一方の端縁から入力された入力信号に対して、光ファイバCの他方の端縁から出力される出力信号の変動を確認することで、繋ぎ合わせる光ファイバCの組み合わせに誤りがないかを確認する。
本実施形態に係る光ファイバ曲げ具1は、図1及び図2に示すように、それぞれが円弧状に形成された一対の円弧部材30,30であって、それぞれが円弧方向の一端部を支点にして回転可能に設けられ、それぞれが前記一端部を支点に回転することで、他端部同士が接近又は離間する一対の円弧部材30,30と、一対の円弧部材30,30のそれぞれの径方向に向く面に当接する一対の当て部15,15を有し、一対の円弧部材30,30の間にある中間線Nに沿って移動する第1スライド体10と、光ファイバCを添接可能に形成された光ファイバ添接部62を有し、一対の円弧部材30,30の間にある中間線Nに沿って移動可能に形成された光ファイバ添接部62が一対の円弧部材30,30のそれぞれの他端の間に介在する位置と退避した一との間で位置変更可能な第2スライド体60とを備える。また、本実施形態に係る光ファイバ曲げ具1は、第1スライド体10に内挿され、一対の円弧部材30,30の一端部に接続される円筒状の操作棒20を備える。
また、本実施形態に係る光ファイバ曲げ具1は、各円弧部材30を相手側の円弧部材30に対して接近又は離間させる弾性部材40をさらに備える。
また、本実施形態に係る光ファイバ曲げ具1は、一対の円弧部材30,30のそれぞれの径外方向の面の接線方向に沿う方向で光ファイバCを保持する一対の保持部材70であって、それぞれが第1スライド体10に取り付けられた一対の保持部材70をさらに備える。
一対の円弧部材30,30のそれぞれは、半円弧形状を形成するように構成される。そして、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、円弧方向の一端で、支持軸35を用いて軸止される。これにより、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、支持軸35を回転支点として互いに回転可能に構成される。また、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、厚さ方向(図1及び図2の紙面直交方向)で光ファイバCに押し当て(当接)可能に構成されている。具体的に、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、円弧方向に沿って径方向外面に形成される図示しない溝を有し、該図示しない溝の断面が光ファイバCの断面の外面円弧に合うように構成されている。
本実施形態において、一対の円弧部材30,30は、それぞれの円弧方向の他端を互いに当接した状態で、直径を第1スライド体10の内面の直径と同じ長さになるように構成される。これにより、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、第1スライド体10の一対の当て部15,15に当接する。
第1スライド体10は、円筒状に形成され、一対の円弧部材30,30の中間線Nに沿って、一対の円弧部材30,30を軸方向一端側で円筒内部から出し入れするように移動可能に構成される。このとき、第1スライド体10は、一対の当て部15,15で一対の円弧部材30,30の径外方向の面に当接しながら摺動するように構成される。そして、第1スライド体10は、把持するのに充分な長さで構成されることで、作業員により把持可能になっている。また、第1スライド体10は、軸方向に交差する方向に貫通する第1孔部12及び第2孔部14を有する。
第1孔部12は、第2孔部14に対して第1スライド体10の長手方向一端側に設けられる。第1孔部12は、第1スライド体10の軸方向に沿って長い形状で形成される。そして、第1孔部12は、長手方向両端部を半円形状とするように形成され、中途部の幅に対して、半円形状の直径をより大きくするように形成される。
第2孔部14は、第1孔部12に対して第1スライド体10の長手方向他端側に設けられる。第2孔部14は、第1スライド体10の軸方向に沿って長い形状で形成される。そして、第2孔部14は、長手方向両端部を半円形状とするように形成され、中途部の幅に対して、半円形状の直径をより大きくするように形成される。
第2スライド体60は、第1スライド体10の軸方向に移動可能になっている。これにより、第2スライド体60は、一対の円弧部材30,30のそれぞれの他端の間に光ファイバ添接部62を介在する位置と、退避する位置とで位置変更可能になっている。第2スライド体60は、光ファイバ添接部62に接続される調整棒64をさらに有する。
光ファイバ添接部62は、調整棒64の一端に接続され、第1スライド体10に対する調整棒64の移動に合わせて位置変更可能に構成される。光ファイバ添接部62は、調整棒64の移動により一対の円弧部材30,30の円弧方向の他端の間に介在するように位置変更されることで、光ファイバCに当接可能に構成される。
本実施形態において、光ファイバ添接部62は、円弧形状(扇状)に形成され、径方向内面側で調整棒64に接続される。そして、光ファイバ添接部62は、径方向外面側で光ファイバCに押し当て(当接)可能に構成される。これにより、光ファイバ添接部62は、径方向外面側で光ファイバCを円弧方向に湾曲させることができる。特に、光ファイバ添接部62は、それぞれの円弧方向の他端を離間している状態の一対の円弧部材30,30の円弧方向に沿うように径方向外面側の面を円弧形状にされることで、添接する光ファイバCを適切に湾曲することができる。
また、光ファイバ添接部62は、径方向外面に、厚さ方向(図1及び図2の紙面直交方向)で円弧方向に沿って図示しない溝を有し、該図示しない溝の断面が光ファイバCの断面の外面円弧に合わせて構成されている。
調整棒64は、操作棒20の内面の径と同径又はより小さい径で形成され、操作棒20に内挿される。そして、調整棒64は、光ファイバ添接部62を一対の円弧部材30,30の円弧方向の他端の間に介在するように位置変更可能な長さで形成される。具体的に、調整棒64は、第1孔部12の一端側(第1スライド体10の一端側)に合わせて、第1スライド体10に対して移動されている状態で、一対の円弧部材30,30の円弧方向の他端の間に光ファイバ添接部62を位置変更することが可能な長さで形成される。そして、調整棒64は、図3に示すように、操作棒20を貫通して第1孔部12に挿通される突出部52を有する。また、調整棒64は、突出部52の先端に取り付けられる調整摘55を有する。本実施形態において、調整棒64は、他端側端部を折り曲げ、操作棒20を貫通させて第1孔部12に挿通させることで突出部52を形成している。
突出部52は、第1孔部12の長手方向両端部に形成される半円形状の孔の径と同じ径で形成される。これにより、突出部52は、第1孔部12の長手方向で孔内を移動可能に構成されるとともに、第1孔部12の両端部に形成される半円形状の孔の位置で、第1孔部12の孔内の自由な移動を規制される。したがって、突出部52は、作業内容に従って、第1スライド体10に対する調整棒64の移動を規制することができる。
本実施形態において、突出部52は、操作棒20を貫通して構成されることで、操作摘25の操作による操作棒20の第1スライド体10に対する移動を受けて、調整棒64を第1スライド体10に対して移動するように構成される。また、逆に、調整摘55の移動を受けて、操作棒20を第1スライド体10に対して移動するように構成される。
調整摘55は、突出部52の突出方向先端に取り付けられる。調整摘55は、例えば、突出部52の先端にネジ締めされることで取り付けられる。調整摘55は、第1孔部12の幅よりも大きい径で形成される。これにより、調整摘55は、第1孔部12からの突出部52の脱落を防止する。
操作棒20は、第1スライド体10の内面の径に対して、小さい外径で形成される。そして、操作棒20は、調整棒64の径に対してより大きい内径で形成される。また、操作棒20は、第1スライド体10の長さに対して短い長さで形成される。操作棒20は、一端側端部で、支持軸35に軸止される。そして、操作棒20は、図3に示すように、第2孔部14に挿通される長さで他端側端部の表面から突出する突片22を有する。
突片22は、第2孔部14の長手方向両端部に形成される半円形状の孔の径と同じ径で形成される。これにより、突片22は、第2孔部14の長手方向で孔内を移動可能に構成されるとともに、第2孔部14の両端部に形成される半円形状の孔の位置で、第2孔部14の孔内の自由な移動を規制される。したがって、突片22は、作業内容に従って、第1スライド体10に対する操作棒20の移動を規制することができる。
操作摘25は、突片22の突出方向先端に取り付けられる。操作摘25は、例えば、突片22の先端にネジ締めされることで取り付けられる。操作摘25は、第2孔部14の幅よりも大きい径で形成される。これにより、操作摘25は、第2孔部14からの突片22の脱落を防止する。
一対の弾性部材40,40のそれぞれは、対応する円弧部材30の径外方向の面と、操作棒20とに接続される。そして、一対の弾性部材40,40のそれぞれは、一対の円弧部材30,30の他端を離間するように引っ張る。すなわち、一対の弾性部材40,40のそれぞれは、支持軸35を支点として、対応する円弧部材30の他端を離間する方向に回動するように対応する円弧部材30を引っ張る。これにより、一対の弾性部材40,40のそれぞれは、対応する円弧部材30を対応する当て部15に当接する状態に維持する。
保持部材70は、一対の円弧部材30,30の円弧方向に沿う方向で、第1スライド体10の軸方向(一対の円弧部材30,30の中間線)で線対称となる位置に第1保持部材72及び第2保持部材74をそれぞれ有する。
第1保持部材72は、図4(a)に示すように、第1スライド体10への取付面723を有する第1保持部材本体722と、第1保持部材本体722を貫通する第1挿通部724とを有する。
第1保持部材本体722は、取付面723で第1スライド体10の外面に取り付けられる。例えば、第1保持部材本体722は、取付面723と第1スライド体10の外面との間を接着剤等を用いて固定される。第1保持部材本体722は、ゴム等の弾性材料で形成され、保持した光ファイバCを滑り止め可能に構成される。
第1挿通部724は、第1スライド体10に固定された状態の第1保持部材本体722を、第1スライド体10の長手方向に貫通して形成される。そして、第1挿通部724は、光ファイバCの径よりも小さい径で形成される。また、第1挿通部724は、第1保持部材本体722の貫通方向の面に隣接する一面において、開口するように形成される。これにより、第1挿通部724は、開口する面から光ファイバCを挿入可能に構成され、開口から挿入した光ファイバCを第1保持部材本体722に貫通した状態に保持可能に構成される。
第2保持部材74は、図4(b)に示すように、第1スライド体10への取付面743を有する第2保持部材本体742と、第2保持部材本体742を貫通する第2挿通部744と、第2挿通部744の表面に設けられる緩衝部746を有する。
第2保持部材本体742は、取付面743で第1スライド体10の外面に取り付けられる。例えば、第2保持部材本体742は、取付面743と第1スライド体10の外面との間を接着剤等を用いて固定される。第2保持部材本体742は、ゴム等の弾性材料で形成される。
第2挿通部744は、第1スライド体10に固定された状態の第2保持部材本体742を、第1スライド体10の長手方向に貫通して形成される。そして、第2挿通部744は、光ファイバCの径よりも小さい径で形成される。また、第2挿通部744は、第2保持部材本体742の貫通方向の面に隣接する一面において、開口するように形成される。これにより、第2挿通部744は、開口する面から光ファイバCを挿入可能に構成され、開口から挿入した光ファイバCを第2挿通部744に貫通した状態に保持可能に構成される。
緩衝部746は、弾性材料で形成され、第1保持部材本体722を形成する弾性材料よりも摩擦係数の低い材料で形成される。より好ましくは、緩衝部746は、保持された光ファイバCを軸方向にスライド可能な材料で構成される。また、緩衝部746は、光ファイバCの径よりも小さい第2挿通部744の表面に形成されるので、光ファイバCを当接した状態で維持可能に構成される。
本実施形態に係る光ファイバ曲げ具1及び光ファイバの接続確認方法の構成については以上の通りであり、次に、本実施形態に係る光ファイバ曲げ具1及び光ファイバの接続確認方法の作用について説明する。
操作摘25が図1に示すように「強」の位置にある状態で、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、第1スライド体10の一対の当て部15,15に当接する状態で一部を第1スライド体10に収容されている。本実施形態において、操作摘25が「強」の位置にある状態で、一対の円弧部材30,30は、操作棒20の軸方向で半分の長さ分だけ第1スライド体10に収容されている。
これにより、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、操作棒20の軸方向に直交する方向の外面を第1スライド体10の一対の当て部15,15に当接する。すなわち、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、操作棒20の軸方向に直交する方向で互いの外面を結ぶ長さのうち、一番長くなる位置で第1スライド体10の一対の当て部15,15に当接する。これにより、一対の円弧部材30,30は、円弧方向の他端を当接した状態にされる。また、一対の弾性部材40,40のそれぞれは、支持軸35を支点として、対応する円弧部材30を相手側から離間するように引っ張る。
この状態の光ファイバ曲げ具1に対して、第1スライド体10が作業員により把持される。そして、操作摘25又は調整摘55が操作されることで、操作棒20及び調整棒64は、図3に示す突片22及び突出部52を介して、第1スライド体10の長手方向に移動する。具体的に、図1で示すように、操作摘25及び調整摘55のそれぞれが、第1孔部12及び第2孔部14において、「強」と示される位置の側方に位置する状態から、図2に示すように、「弱」と示される位置の側方に操作される。すると、操作棒20及び調整棒64のそれぞれは、操作摘25及び調整摘55の操作分だけ第1スライド体10に対して移動する。換言すると、第1スライド体10は、操作摘25及び調整摘55の操作分だけ、中間線Nに沿って移動する。
より詳しくは、操作摘25が第2孔部14の長手方向一端から他端まで操作されることで、操作棒20は、操作摘25の操作分だけ第1スライド体10に対して移動する。また、調整摘55が第1孔部12の長手方向一端から他端まで操作されることで、調整棒64は、調整摘55の操作分だけ第1スライド体10に対して移動する。
操作棒20が第1スライド体10に対して移動されると、図2に示すように、一対の円弧部材30,30は、中間線Nに沿って移動して、第1スライド体10からより露出した状態になる。すると、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、一対の当て部15,15との当接位置の変更により、支持軸35を支点として、円弧方向の他端を当接した状態から離間するように回動可能になる。具体的に、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、図1に示すように、開度が小さい状態から、図2に示すように、開度が大きい状態に変更される。
一対の弾性部材40,40のそれぞれは、一対の円弧部材30,30の開度の変更により、支持軸35を支点として、その引っ張り力で、円弧方向の他端を離間するように一対の円弧部材30,30を回動する。一対の円弧部材30,30のそれぞれは、弾性部材40の引っ張り力により、径方向外面を一対の当て部15,15に当接した状態で、当接位置を円弧方向の一端側に移動させながら、支持軸35を支点として回動する。
最終的に、図2に示すように、操作摘25が「弱」の側方の位置まで操作されることで、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、一対の当て部15,15と径方向外面との当接で回動を規制されつつ、弾性部材40の引っ張り力で、支持軸35を支点として円弧方向の他端を離間する方向に回動するように引っ張られる。これにより、一対の円弧部材30,30は、円弧方向の他端を離間した状態で回動を規制される。
調整棒64が中間線Nに沿って第1スライド体10に対して移動すると、図2に示すように、光ファイバ添接部62は、一対の円弧部材30,30のそれぞれの円弧方向の他端の間に介在する位置に移動する。具体的に、調整摘55が「弱」の側方の位置まで操作されると、調整棒64は、調整摘55の操作分だけ第1スライド体10に対して移動する。具体的に、調整摘55が第1孔部12の長手方向一端から他端まで操作された分だけ、調整棒64は、第1スライド体10に対して軸方向に移動する。すると、光ファイバ添接部62は、一対の円弧部材30,30によって囲まれた領域の位置から、離間する一対の円弧部材30,30の円弧方向の他端の間に介在する位置に位置変更される。より詳しくは、光ファイバ添接部62は、調整棒64の軸方向で、外面(外径方向の面)を一対の円弧部材30,30の円弧方向に対して、光ファイバCを押圧可能な位置に位置変更される。
この状態で、第2保持部材74は、光ファイバCの所定の位置を保持する。具体的に、第1保持部材72は、第1挿通部724の軸方向に交差する方向で開口する位置への光ファイバCの所定の位置の挿入により、第1保持部材本体722で光ファイバCを保持する。また、第2保持部材74は、光ファイバCの他の所定の位置を保持する。具体的に、第2保持部材74は、第2挿通部744の軸方向に交差する方向で開口する位置への光ファイバCの他の所定の位置の挿入により、第2保持部材本体742で光ファイバCを保持する。
第2保持部材74の緩衝部746は、第1保持部材本体722に挿入された光ファイバCの表面に当接する。緩衝部746は、一対の円弧部材30,30の外面及び光ファイバ添接部62の外面に光ファイバCの表面を当接するような光ファイバCの移動を許容する。これにより、第1保持部材72から第2保持部材74までの間の光ファイバCの長さが、一対の円弧部材30,30の外面及び光ファイバ添接部62の外面に当接するよりも長い場合又は短い場合には、緩衝部746の表面に対して光ファイバCを軸方向にスライドさせることで、一対の円弧部材30,30及び光ファイバ添接部62の外面に当接するように調整することができる。
上記のようにすることで、光ファイバCは、図1に示すような曲率半径に対して図2に示すような大きい曲率半径で光ファイバCを湾曲させることができる。
次に、図1のように、小さな曲率半径で光ファイバCを湾曲させるべく、操作摘25及び調整摘55が操作される。具体的に、図2に示すように、「弱」の側方に位置する操作摘25は、図1に示すように「強」の側方に位置するように操作される。すなわち、操作摘25は、第2孔部14の孔内を長手方向他端から一端に位置するまで操作される。また、図2に示すように、「弱」の側方に位置する調整摘55は、図1に示すように「強」の側方に位置するように操作される。すなわち、調整摘55は、第1孔部12の孔内を長手方向他端から一端に位置するまで操作される。
すると、操作棒20及び調整棒64は、中間線Nに沿って移動する。換言すると、第1スライド体10は、中間線Nに沿って移動する。そして、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、支持軸35を支点として、徐々に円弧方向の他端を接近するように回動する。具体的に、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、一対の当て部15,15との当接位置の円弧方向の他端側への変化により、徐々に円弧方向の他端を接近するように回動する。そして、操作摘25が「強」の側方に位置するまで操作されると、一対の円弧部材30,30は、図1に示すように、円弧方向の他端を当接した状態で、一部を第1スライド体10内に収容した状態にされる。このとき、一対の弾性部材40,40のそれぞれは、支持軸35を支点とする一対の円弧部材30,30の回動により、対応する円弧部材30を引っ張る。
光ファイバ添接部62は、調整棒64のスライドにより、第1スライド体10の他端に近づく方向に移動する。そして、光ファイバ添接部62は、一対の円弧部材30,30で囲まれる退避位置に移動される。
第2保持部材74の緩衝部746は、第1保持部材72及び第2保持部材74の間で一対の円弧部材30,30の外面に当接するのに必要な長さの減少により、余分になった分の光ファイバCのスライドを許容する。これにより、図2に示すような曲率半径が大きい状態から、図1に示すような曲率半径が小さい状態で光ファイバCを湾曲することができる。そして、図1及び図2の状態を繰り返すことで、光ファイバCの光信号の変化(減衰)を確認することができ、光ファイバCの接続確認をすることができる。
以上より、本実施形態に係る光ファイバ曲げ具1は、それぞれが円弧状に形成された一対の円弧部材30,30であって、それぞれが円弧方向の一端部を支点にして回転可能に設けられ、それぞれが前記一端部を支点に回転することで、他端部同士が接近又は離間する一対の円弧部材30,30と、一対の円弧部材30,30のそれぞれの径方向に向く面に当接する一対の当て部15,15を有し、一対の円弧部材30,30の間にある中間線Nに沿って移動する第1スライド体10と、光ファイバCを添接可能に形成された光ファイバ添接部62を有し、一対の円弧部材30,30の間にある中間線Nに沿って移動可能に形成された光ファイバ添接部62が一対の円弧部材30,30のそれぞれの他端の間に介在する位置と退避した一との間で位置変更可能な第2スライド体60とを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、円弧方向の一端を支点として回転可能に構成されている。一方、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、第1スライド体10の当て部15に径方向の面を当接することで、所定角度以上の回転を当て部15により規制される。
第1スライド体10が一対の円弧部材30,30の中間線Nに沿って移動することで、一対の当て部15,15のそれぞれは、中間線Nの延びる方向で位置変更し、当接位置が変わる。すると、一対の円弧部材30,30のそれぞれは、互いの円弧方向の他端を接近又は離間するように、円弧方向の一端部を支点として回転する結果、一対の円弧部材30,30の開度が変わる。
ところで、一対の円弧部材30,30の他端が離間すると、添接する部材がないことから、その間に位置される光ファイバCを適切に湾曲することができない。そこで、光ファイバ添接部62が一対の円弧部材30,30のそれぞれの他端の間に介在するように、第2スライド体60が位置変更する。これにより、一対の円弧部材30,30と光ファイバ添接部62とで光ファイバCに添接することになる。したがって、光ファイバ添接部62が、一対の円弧部材30,30のそれぞれの他端の間で、光ファイバCを適切に湾曲させることができるようになる。一方、一対の円弧部材30,30の円弧方向の他端が接近した状態では、光ファイバ添接部62は、退避位置に位置変更される。すなわち、光ファイバ添接部62は、一対の円弧部材30,30の他端の間から退避する。これにより、光ファイバ添接部62は、一対の円弧部材30,30の他端側の接近を阻害しない。
以上により、一対の円弧部材30,30が円弧方向の他端を接近した状態で、光ファイバCの軸方向に円弧方向を沿わせるように押し当てられることで、光ファイバCは、曲率半径の小さい状態で湾曲する。一方、一対の円弧部材30,30が円弧方向の他端を離間し、且つ第2スライド体60が一対の円弧部材30,30のそれぞれの円弧方向の他端の間に介在した状態で、光ファイバCの軸方向に円弧方向を沿わせるように押し当てられることで、光ファイバCは、曲率半径の大きい状態で湾曲する。
また、本実施形態に係る光ファイバ曲げ具1の一態様として、各円弧部材30を相手側の円弧部材30に対して接近又は離間させる弾性部材40をさらに備えてもよい。
かかる構成によれば、弾性部材40が常態において、各円弧部材30を相手側の円弧部材30に対して接近又は離間させる。したがって、第1スライド体10を移動させることで、当て部15が対応する円弧部材30を押圧又は引くことになる。これにより、一対の当て部15,15のそれぞれに対して、一対の円弧部材30,30を当接する状態にすることができる。したがって、第1スライド体10の移動に伴い、一対の円弧部材30,30の円弧方向の他端側を接近又は離間させることができる。これにより、光ファイバCを湾曲させる作業を容易にすることができる。
また、本実施形態に係る光ファイバ曲げ具1の他態様として、一対の円弧部材30,30のそれぞれの径外方向の面の接線方向に沿う方向で光ファイバCを保持する一対の保持部材70であって、それぞれが第1スライド体10に取り付けられた一対の保持部材70をさらに備えてもよい。
かかる構成によれば、保持部材70が光ファイバCを保持することで、一対の円弧部材30,30は、保持部材70により保持された光ファイバCの位置に対して光ファイバCの特定の位置に押し当てられる。これにより、一対の円弧部材30,30は、特定の位置の光ファイバCを湾曲させる。第1スライド体10が移動することで一対の円弧部材30,30の円弧方向の他端が当接又は離間したとしても、保持部材70が光ファイバCを保持しているので、光ファイバCの表面から一対の円弧部材30,30を大きく離すことなく光ファイバCの曲率を容易に変更することができる。したがって、光ファイバCを通過する光信号の減衰の有無を確認する作業性を向上することができる。
本実施形態に係る光ファイバの接続確認方法は、上記光ファイバ曲げ具1で光ファイバCを所定の曲率半径に曲げ、光ファイバCの一方の端縁から入力された光信号に対する他方の端縁から出力される光信号の変動に基づいて、光ファイバC同士の接続に誤りがあるか否かを確認することを特徴とする。
かかる構成によれば、光ファイバCを所定の曲率半径に容易に繰り返し曲げることができる。そして、光ファイバCの一方の端縁から入力された光信号に対する他方の端縁から出力される光信号の変動に基づいて、光ファイバC同士の接続に誤りがあるか否かを確認することができる。
なお、本発明に係る光ファイバ曲げ具及び光ファイバの接続確認方法は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。また、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
例えば、上記実施形態に係る光ファイバ曲げ具1及び光ファイバの接続確認方法において、調整摘55及び突出部52を設ける構成で説明したが、調整摘55及び突出部52を設けずに、調整棒64が操作棒20と連動して動くように構成されてもよい。すなわち、調整棒64は、操作棒20と一体に構成されて、操作摘25の操作により操作棒20とともに移動して、光ファイバ添接部62を進出させるように構成されてもよい。逆に、操作摘25及び突片22を設けずに、調整摘55を操作することで操作棒20を調整棒64に連動してスライドさせるように構成しても良い。なお、第1孔部12及び第2孔部14は、操作摘25及び調整摘55を設けるか否かに応じて設けられてよい。
また、上記実施形態に係る光ファイバ曲げ具1及び光ファイバの接続確認方法において、突出部52が貫通する操作棒20の軸方向に沿って延びる、突出部52を移動可能な図示しない孔部を設けてもよい。これにより、調整摘55を操作することで、操作棒20を移動させずに調整棒64のみを移動させるようにしてもよい。
また、上記実施形態に係る光ファイバ曲げ具1及び光ファイバ接続確認方法において、一対の当て部15,15は、対応する円弧部材30の径外方向の面に当接するとした。これに対して、一対の当て部15,15は、対応する円弧部材30の径内方向の面に当接するようにしてもよい。このとき、一対の弾性部材40,40は、各円弧部材30を相手側に対して他端を接近させるように押圧する。第1スライド体10が移動することで、一対の当て部15,15は、対応する円弧部材30との当接位置を変更して、一対の円弧部材30,30の他端を離間するように構成してもよい。
また、上記実施形態に係る光ファイバ曲げ具1及び光ファイバ接続確認方法において、一対の円弧部材30,30は、回転方向に交差する方向の面に図示しない溝を形成されてよい。一対の当て部15,15のそれぞれは、対応する円弧部材30の回転方向に交差する方向の面に形成された図示しない溝に当接するようにしてもよい。
また、上記実施形態に係る光ファイバ曲げ具1及び光ファイバ接続確認方法において、一対の弾性部材40,40は、単一の弾性部材40として、一対の円弧部材30,30の径内方向の面の間に接続されて設けられてもよい。そして、弾性部材40は、一対の円弧部材30,30の径外方向の面と一対の当て部15,15とが当接する状態で、弾性部材40は、一対の円弧部材30,30の双方を押圧してよい。一方。一対の円弧部材30,30の径内方向の面と一対の当て部15,15とが当接する状態で、弾性部材40は、一対の円弧部材30,30の双方を引っ張ってよい。このようにすることでも、弾性部材40は、一対の円弧部材30,30のそれぞれを一対の当て部15,15に当接させることができる。
また、上記実施形態に係る光ファイバ曲げ具1及び光ファイバ接続確認方法において、一対の円弧部材30,30は、支持軸35で互いに枢結されることに限定されない。例えば、一対の円弧部材30,30は、別々に一端を支点として回動する構成であってよい。
また、上記実施形態に係る光ファイバ曲げ具1及び光ファイバ接続確認方法において、光ファイバ添接部62が円弧形状であるとしたが、これに限定されず、外面(光ファイバCに添接する面)が円弧形状に形成されていればよい。
また、上記実施形態に係る光ファイバ曲げ具1及び光ファイバの接続確認方法において、操作摘25及び調整摘55のそれぞれを、第1孔部12又は第2孔部14の長手方向一端から他端まで移動させる構成を説明した。これに対し、第1孔部12及び第2孔部14の中間位置に突出部52及び突片22の径に合わせて孔の幅を広げた部分を設けてもよい。操作摘25及び調整摘55を中間位置に位置させることで、中程度の曲率半径で光ファイバCを湾曲させることができる。これにより、光ファイバCの湾曲をより柔軟にすることができ、ひいては、光ファイバCの接続確認をより柔軟にすることができる。
また、上記実施形態に係る光ファイバ曲げ具1及び光ファイバの接続確認方法において、一対の弾性部材40,40を設けずに、光ファイバ添接部62の進出により一対の円弧部材30,30のそれぞれが円弧方向の他端を離間するように構成されてもよい。例えば、光ファイバ添接部62が一対の円弧部材30,30のそれぞれの円弧方向の他端の間に進出することで、支持軸35を支点として一対の円弧部材30,30を回動させるような構成としてもよい。これにより、構成をより簡略化することができる。
1 光ファイバ曲げ具
10 第1スライド体
12 第1孔部
14 第2孔部
15 当て部
20 操作棒
22 突片
25 操作摘
30 円弧部材
35 支持軸
40 弾性部材
52 突出部
55 調整摘
60 第2スライド体
62 光ファイバ添接部
64 調節棒
70 保持部材
72 第1保持部材
74 第2保持部材
722 第1保持部材本体
724 第1挿通部
742 第2保持部材本体
744 第2挿通部
746 緩衝部
C 光ファイバ
N 中間線

Claims (4)

  1. それぞれが円弧状に形成された一対の円弧部材であって、それぞれが円弧方向の一端部を支点にして回転可能に設けられ、それぞれが前記一端部を支点に回転することで、他端部同士が接近又は離間する一対の円弧部材と、一対の円弧部材のそれぞれの径方向に向く面に当接する一対の当て部を有し、一対の円弧部材の間にある中間線に沿って移動する第1スライド体と、光ファイバを添接可能に形成された光ファイバ添接部を有し、一対の円弧部材の間にある中間線に沿って移動可能に形成された光ファイバ添接部が一対の円弧部材のそれぞれの他端の間に介在する位置と退避した位置との間で位置変更可能な第2スライド体とを備えることを特徴とする光ファイバ曲げ具。
  2. 各円弧部材を相手側の円弧部材に対して接近又は離間させる弾性部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ曲げ具。
  3. 一対の円弧部材のそれぞれの径外方向の面の接線方向に沿う方向で光ファイバを保持する一対の保持部材であって、それぞれが第1スライド体に取り付けられた一対の保持部材をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ファイバ曲げ具。
  4. 上記光ファイバ曲げ具で光ファイバを所定の曲率半径に曲げ、光ファイバの一方の端縁から入力された光信号に対する他方の端縁から出力される光信号の変動に基づいて、光ファイバ同士の接続に誤りがあるか否かを確認することを特徴とする光ファイバの接続確認方法。
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