JP2015054742A - エレベータ制御システム - Google Patents

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【課題】運転盤からの安全な保守操作を可能にするとともに正運転盤が故障中であっても、保守用端末無しで乗りかご内保守運転可能なエレベータ制御システムを提供する。【解決手段】号機制御装置と、乗りかご内のかご端末と複数の運転盤とスイッチボックスと表示器とを伝送系で接続したエレベータ制御システムであって、号機制御装置と複数の運転盤との間の伝送を一定周期で実施し、スイッチボックス内の保守運転スイッチにより保守運転モードを確認し、一定周期での伝送通信が成功している第1の運転盤による保守運転操作であることを号機制御装置と表示器に通知し、第2の運転盤による保守運転操作を阻止するとともに、保守運転モード時に号機制御装置と第1の運転盤とによる伝送が不調であることを確認し、一定周期での伝送通信が成功している第2の運転盤による保守運転操作であることを号機制御装置と表示器に通知し、第1の運転盤による保守運転操作を阻止する。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータの保守運転操作性を向上させたエレベータ制御システムに関する。
エレベータでは適宜、保守員によるエレベータの保守運転操作を実施している。このうち乗りかご内で実施する保守運転操作には、保守員が携帯する保守用端末(モバイル等)を乗りかご内のスイッチBOX内のインターフェイスに接続して行う方法と、乗りかご内の運転盤から行う方法とがある。
通常は保守用端末(モバイル等)による保守運転操作を行っているが、保守用端末を忘れた、あるいは保守用端末がバッテリ切れした場合も考慮して、乗りかご内の運転盤によっても保守運転操作を可能としている。
保守員によるエレベータの保守運転操作手法について、特許文献1などが知られている。
特開2012−218886号公報
本発明では、乗りかご内の運転盤から保守運転操作を行うことを前提としているがこの場合には、安全に留意する必要がある。エレベータの乗りかご内には、運転盤が複数設置されている場合が多い。また保守運転操作は複数の保守員により行われることが多い。かかる状態で、保守員が正運転盤により保守運転操作中に、エレベータの乗りかごに同乗している他の保守員が不用意に他の運転盤による操作などを行ってしまうと、乗りかご上部に別の保守員がいる場合など別の保守員に危険がおよぶ事態を生じかねない。
これを防止するためには、副運転盤での保守運転操作をできないようにする(正運転盤でのみ保守運転操作を許可する)ことが考えられるが、正運転盤が故障し、かつ保守用端末を持っていない場合には、保守運転操作自体ができないことが問題となる。
また顧客の要求仕様によっては、正運転盤が設置されず、副運転盤や車椅子運転盤しか設置されないこともあり、そういう場合には号機制御盤内の号機制御MPUの記憶装置にある保守運転プログラムを変更する必要があった。
このような事情により、乗りかご内に運転盤を設置し、保守員が保守モードとしたうえで運転盤のボタンを操作すれば保守運転を可能とする方法をとっていたが、保守運転の安全性確保のために、メインの運転盤でしか保守運転操作を行えないように構成していた。このため保守運転の可能な運転盤が故障などした場合には、他に副運転盤があったとしても保守運転が行えない問題点があった。
以上のことから本発明においては、運転盤からの安全な保守操作を可能にするとともに正運転盤が故障中であっても、保守用端末無しで乗りかご内保守運転可能なエレベータ制御システムを提供することを目的とする。
以上のことから本発明においては、乗りかごの外部に設置され乗りかごを制御する号機制御装置と、乗りかご内に設置され前記号機制御装置と伝送により接続されたかご端末と、乗りかご内に設置され前記かご端末と伝送により接続され行き先階ボタンや開閉ボタンを備えた複数の運転盤と、乗りかご内に設置され前記号機制御装置と伝送により接続され保守運転スイッチや停止スイッチなどを備えたスイッチボックスと、乗りかご内に設置されかご端末と接続される表示器により構成されるエレベータ制御システムであって、
号機制御装置と乗りかご内の複数の運転盤との間の伝送を一定周期で実施し、スイッチボックス内の保守運転スイッチが操作されたことにより保守運転モードを確認し、一定周期での伝送通信が正常に成功している第1の運転盤による保守運転操作であることを号機制御装置と表示器に通知し、第1の運転盤以外の第2の運転盤による保守運転操作を阻止するとともに、
保守運転モード時に号機制御装置と第1の運転盤とによる伝送が不調であることを確認し、一定周期での伝送通信が正常に成功している第2の運転盤による保守運転操作であることを号機制御装置と表示器に通知し、第1の運転盤による保守運転操作を阻止することを特徴とする。
運転盤からの安全な保守操作を可能にするとともに正運転盤が故障中であっても、保守用端末無しで乗りかご内保守運転可能となる。
本発明におけるエレベータ制御システムの系統構成を示す図。 号機制御マイコン、かご端末、入出力部の間のデータ伝送を示した図。 乗りかご内の運転盤の構成を示した図。 かご端末における処理フローを示した図。
以下図面を用いて本発明の実施例を説明する。
図1は本発明によるエレベータ制御システムの構成例を示している。この図で、C1は上下動する乗りかごであり、CP1は乗りかごC1の外部に設けられた号機制御装置である。乗りかごC1内部には、かご端末CT1が設置され、号機制御装置CP1内部には、号機制御マイコンCMPU1を設置しており、かご端末CT1と号機制御マイコンCMPU1の間がかご多重伝送路CL1により接続されている。かかる構成により、号機制御装置マイコンCMPU1はかご多重伝送路CL1介して乗りかごC1に設置されるかご端末CT1を制御する。
乗りかごC1内のかご端末CT1には、入出力部として各種の入力部や出力(表示)部が多重伝送路CTLにより接続されている。具体的な入出力部は、行き先階釦を設置する正運転盤端末CD1、行き先階釦を設置する副運転盤端末CD2、乗りかご内表示器端末DISP1、乗りかご内スイッチ端末CSW1などである。かご端末CT1と、上記の各入出力部端末(CD1、CD2、DISP1、CSW1)との間の多重伝送路CTLは、図1に示したCTL1〜CTL4である。
これらの入出力部を用いた通常のエレベータ運転は、乗りかご内スイッチ端末CSW1を除く他の端末CD1、CD2、DISP1を用いて行われるが、本発明は保守運転操作に特徴があるので、通常のエレベータ運転における他の端末CD1、CD2、DISP1の操作状態について説明を省略する。
本発明における保守運転では、スイッチ端末CSW1で保守運転許可スイッチをONした状態で、正運転盤端末CD1の行き先階予備釦を選択操作して実施する。正運転盤端末CD1の行き先階予備釦のうち最上階の釦を押せば保守低速上昇運転を行い、最下階の釦を押せば保守低速下降運転となる。また正運転盤端末CD1とかご端末CT1の通信が正常に確立されているときには、副運転盤端末CD2での保守運転操作は無効となるが、正運転盤端末CD1とかご端末CT1の間の通信が異常になると、副運転盤端末CD2での保守運転操作を許可する。
図2は、号機制御装置CP1内部の号機制御マイコンCMPU1と、かご端末CT1内のかご端末CT1と、かご端末CT1内の入出力部との間のデータ伝送の状態を示した図である。ここでは本発明のデータの流れを、かご端末CT1を中心に表している。また各端末などの間でやりとりされるデータを中心に説明するために、各端末が備えるデータテーブルを主体に表記して説明する。
まず図2左側には、号機制御装置CP1に内蔵される号機制御用MPU(CMPU1)が記述されており、ここにはかご端末CT1と送受信するための各種データを保持するかご端末送受信テーブルTRXTBLを備えている。号機制御用MPU(CMPU1)は、かご端末送受信テーブルTRXTBLに定期的にリード・ライトアクセスし、かご端末CT1を介して、運転盤端末CD1、CD2や表示器端末DISP1、スイッチCSW1端末とのデータの授受を行う。
図2中央には、かご端末CT1が備えるテーブルTB1を記述している。かご端末CT1内のテーブルTB1は、上位の号機制御用MPU(CMPU1)からのデータを下位の入出力部に渡す機能を果たすものを受信テーブルTB1Rと定義し、逆に下位の入出力部からのデータを上位の号機制御用MPU(CMPU1)に渡す機能を果たすものを送信テーブルTB1Sと定義している。但し、かご端末CT1内に受信後(したがって受信テーブルを備える)、他のデータを付与して下位に送信する場合には送信テーブルとして表記する。またこれらのかご端末CT1が備えるテーブルTB1については、伝送相手となる入出力部を区別する意味で入出力部端末CD1が伝送相手であれば1を、CD2が伝送相手であれば2を、DISP1が伝送相手であれば3を、CSW1が伝送相手であれば4を、記号TB1(TB1RとTB1Sを含む)の末尾に付与して表示している。
この表記事例によれば、かご端末CT1が備えるテーブルTB1は入出力部端末として正運転盤CD1を伝送相手とする送受信のために、正運転盤受信テーブルTB1R1、正運転盤送信テーブルTB1S1、正運転盤の通常釦データ送信テーブルTB1S1Aを備える。
かご端末CT1が備えるテーブルTB1は入出力部端末として副運転盤CD2を伝送相手とする送受信のために、副運転盤受信テーブルTB1R2、副運転盤送信テーブルTB1S2、副運転盤の通常釦データ送信テーブルTB1S2A、保守運転操作データ送信テーブルTB1S2Bを備える。
かご端末CT1が備えるテーブルTB1は入出力部端末として表示部DISP1を伝送相手とする送受信のために、表示部受信テーブルTB1R3、表示部送信テーブルTB1S3を備える。但しDBは、かご端末CT1内に受信後、下位に送信するときに付加される他のデータであり、例えば「保守操作許可の情報」を保持しており、運転盤の表示データに追加して表示部送信テーブルTB1S3から送信させる。
かご端末CT1が備えるテーブルTB1は入出力部端末としてスイッチ端末CSW1を伝送相手とする送受信のために、SWBOX受信テーブルTB1R4を備える。
下位の入出力部である正運転盤CD1と副運転盤CD2が備えるテーブルTB2には、受信テーブルTB2R(TB2R1とTB2R2)と送信テーブルTB2S(TB2S1とTB2S2)が対にされて設置されている。なお受信したデータはLEDなどの表示器DP1、DP2に出力され、押釦PB1、PB2などの状態を示すデータが送信テーブルTB2Sに与えられて上位系に伝送される。
下位の入出力部である表示部DISP1が備えるテーブルTB2は受信テーブルTB2R3のみであり、受信したデータは表示ディスプレイDP3に出力、表示される。
下位の入出力部であるスイッチ端末CSW1が備えるテーブルTB2は送信テーブルTB2S4のみであり、SWBOX内のスイッチSWの状態を示すデータが送信テーブルTB2S4に与えられて上位系に伝送される。
図3は、乗りかごCT1内の運転盤の構成を示した図であり、一例として正副運転盤に関連して設置された各種の表示器DPや押しボタンなどの配置例を示している。この例では運転盤上部には表示器DISP1により表示を行う表示ディスプレイDP3が配置されて、現在階や、その他の必要な情報(例えば保守運転中など)の表示を行っている。運転盤中段には行先階の押釦PB1が配置されており、これらは指定された階についての表示を行う表示器DP1を兼用したものとされている。運転盤下段には、キーにより蓋が解放されて内部のスイッチSWを操作可能とする。
図2のテーブル主体に構成したシステムにおける通信の手順について以下説明する。ここでは、号機制御盤内の号機制御MPUであるCMPU1が定期的に、かご端末との送受信テーブルTRXTBLにアクセスし、多重伝送を介してかご端末とのデータのやり取りを行う。
具体的に述べると、号機制御盤内の号機制御MPUであるCMPU1が定期的に送受信テーブルTRXTBLにアクセスし、最初にかご端末CT1のデータを取り出し、多重伝送を介してかご端末CT1の正運転盤受信テーブルTB1R1にデータを伝送する。
かご端末CT1では、号機制御MPUより受信した正運転盤CD1へのデータ(応答灯やチャイム、音声など)を、正運転盤端末CD1の受信テーブルTB2R1へ送信し、ここで表示器DP1の表示制御を行う。またこの正運転盤端末CD1からの返信として、押釦PB1等の入力I/Oが送信テーブルTB2S1に準備されて、かご端末CT1の正運転盤送信テーブルTB1S1に受信され、正運転盤の通常釦データ送信テーブルTB1S1Aを介して、これを号機制御MPUに送信(かご端末CT1から見て返信)する。
同じように副運転盤CD2との伝送を行う。この時には号機制御盤内の号機制御MPUであるCMPU1が定期的に送受信テーブルTRXTBLにアクセスし、かご端末CT1のデータを取り出し、多重伝送を介してかご端末CT1の副運転盤受信テーブルTB1R2にデータを伝送する。
かご端末CT1では、号機制御MPUより受信した副運転盤CD2へのデータ(応答灯やチャイム、音声など)を、副運転盤端末CD2の受信テーブルTB2R2へ送信し、ここで表示器DP2の表示制御を行う。またこの副運転盤端末CD2からの返信として、押釦PB2の入力I/Oが送信テーブルTB2S2に準備されて、かご端末CT1の副運転盤送信テーブルTB1S2に受信され、副運転盤の通常釦データ送信テーブルTB1S2Aを介して、これを号機制御MPUに送信(かご端末CT1から見て返信)する。
以上の運転盤による一連操作により、乗りかご内における目的階の指定が押し釦PB1の釦操作により行われて、これが号機制御盤内の号機制御MPUであるCMPU1に伝達されて電動機制御を行い乗りかごの上昇下降動作を開始する。また、目的階の情報が乗りかごに送られて表示器DP1兼用の押釦PB1を点灯させる。目的階に到着したら消灯させる信号を送っている。
これら一連の送信および受信動作は、一定周期のポーリング動作により継続実施されている。号機制御MPUから一定周期で処理のトリガをかけ、その都度運転盤端末CDが返信する。このポーリングの周期は例えば10msであり、この周期内で号機制御MPUと度運転盤端末CDとの間の全ての送受信を完了する。例えば正運転盤CD1との送受信完了後に副運転盤CD2との送受信を完了し、さらに表示器DISP1、スイッチボックスCSW1との間の送受信を実行する。なお各機器における周期はいずれも10msである。
保守運転操作データ送信テーブルTB1S2Bでは、上記のポーリングが正常に実施されていることを監視報告している。号機制御MPUと正運転盤端末CD1の間のデータ伝送が10msで正しく行われていること、号機制御MPUと副運転盤端末CD2の間のデータ伝送が10msで正しく行われていることを確認し、これが正しく行われていない時に当該の正運転盤端末CDが異常であると判断する。
この判断の結果として保守運転操作データ送信テーブルTB1S2Bでは、保守運転に関するデータのみ保守操作を許可した正運転盤端末CD1か、副運転盤端末CD2、いずれかで受信したデータのみをかご端末CT1内で選択して、号機制御MPUに送信する。これはかご端末からの一定周期での各運転盤との多重伝送による通信状況を確認した結果、正運転盤端末CD1との通信異常時には副運転盤端末CD2での通信状態を確認し、副運転盤端末CD2との通信が正常であれば、保守操作許可運転盤を副運転盤端末CD2と決定するための処理である。
また、かご端末CT1は号機制御MPUから受信した表示器DISP1での表示データ受信テーブルTB2R3を、号機制御MPUから受信した運転モード状態が保守運転モードである場合にのみ、保守操作許可した運転盤の表示を追加処理(例えば「副運転盤で保守操作可能です。」などと表示)して、かご端末CT1から表示器端末DISP1への送信を行う。「副運転盤で保守操作可能です。」との情報は、データベースDBに保持されているものを使用する。表示器端末DISP1は受信テーブルに受信した表示データをもとに接続された表示器(ディスプレィ等)に表示を行う。
また、かご端末CT1は号機制御MPUに対して、かご内のスイッチ類の入力データを多重伝送にて伝送する。スイッチ端末CSW1は乗りかご内に設置されるスイッチBOX内にある各種スイッチ(停止スイッチ、保守スイッチ、換気扇スイッチ、照明スイッチ、専用運転スイッチ、サービス階切り離しスイッチ、セキュリティ運転スイッチ等)の入力データをかご端末CT1に送信し、これを受信したかご端末CT1は号機制御MPUであるCMPU1に送信し、これを基に号機制御MPUは各種運転モードを決定する。
本発明のかご端末における処理フローを図4に示している。図4により本発明の概略動作を説明する。
乗りかごに設置されるかご端末CT1は、号機制御装置内に設置される号機制御MPU側から多重伝送を介して、現状の運転モードを受信する。ここでの運転モードは乗りかご内に設置されるスイッチBOX内にある保守スイッチにより保守運転モードが指定されるものである。
ご端末CT1の処理では最初にステップS10において、運転モードの確認を行う。保守運転モードであれば、ステップS20で正運転盤CD1との通信状態を確認する。なお本実施例では運転盤が正運転盤と副運転盤の2個で説明しているが、この他に車いす利用者用運転盤などが設置される場合もある。ここでは車いす利用者用運転盤は、副運転盤として取り扱っている。
なお、複数の運転盤端末にはそれぞれ固有のIDNoが指定されており、例えばIDNo=01はスイッチ端末CSW1、02は表示器端末DISP1、03は正運転盤端末CD1、04は副運転盤端末CD2としている。これらのIDNoに対して、ポーリングを定期的に例えば10ms周期で実施する。その結果、連続で数回の通信が失敗するなどした場合には、一過性のノイズによる通信エラーではなく、致命的な断線などの故障が発生したと看做す。
このようにして、正運転盤CD1との通信状態を確認した結果が正常であればステップS40に移行する。ステップS40では表示器端末DISP1への送信テーブルTB1S3に正運転盤CD1で保守操作を可能である旨を表示するデータをセットし、これを定期的に表示器端末DISP1に送信処理する。
次にステップS80に移行し、保守運転操作データの送信テーブルTB1S2Bに正運転盤CD1での保守操作データをセットし、これを定期的に号機制御MPUに送信する。これにより、号機制御MPUは副運転盤CD2での保守操作データを受け付けたとしても、これを無効としてクリヤするので、正運転盤CD1での保守操作時に副運転盤CD2での保守操作が行われたとしてもこれには応答しないことになる。
ステップS20での判定結果が、かご端末CT1と正運転盤端末CD1の間の通信異常であった場合には、ステップS30において副運転盤CD2との通信状態を確認する。副運転盤CD2との通信状態が正常であればステップS50に移る。ステップS50では、表示器端末DISP1への送信テーブルTB1S3に副運転盤CD2で保守操作を可能である旨を表示するデータをセットし、これを定期的に表示器端末DISP1に送信処理する。
次にステップS90に移行し、保守運転操作データの送信テーブルTB1S2Bに副運転盤CD2での保守操作データをセットし、これを定期的に号機制御MPUに送信する。これにより、号機制御MPUは正運転盤CD1での保守操作データを受け付けたとしても、これを無効としてクリヤするので、副運転盤CD2での保守操作時に正運転盤CD1での保守操作が行われたとしてもこれには応答しないことになる。
ステップS30で副運転盤CD2との通信状態が異常であると判定された場合では、号機制御MPUと、正運転盤CD1および副運転盤CD2の間の通信はいずれも途絶している。この状態での保守運転は不可能である。このためこの条件では、ステップS60で表示器端末DISP1への送信テーブルTB1S3に正副運転盤CD1、CD2での保守操作が不可能である旨を表示するデータをセットし、これを定期的に表示器端末DISP1送信処理する。
また次にステップS100に移行し、保守運転操作データの送信テーブルTB1S2Bに保守操作トラブルデータをセットし、これを定期的に号機制御MPUに送信する。
なおステップS10で保守運転モードでないと判定されれば、ステップS70で表示器端末DISP1への送信テーブルTB1S3に通常運転あるいは管制運転での表示するデータをセットし、これを定期的に表示器端末DISP1に送信処理する。以上の処理をOSにより一定周期で実行する。
CP1:号機制御装置
CMPU1:号機制御マイコン
CT1:かご端末
CD1:正運転盤
CD2:副運転盤
CL1:かご端末用多重伝送路
CSW1:スイッチ端末
DISP1:乗りかご内表示器
CT1〜CT4:かご端末から各種端末への多重伝送線

Claims (2)

  1. 乗りかごの外部に設置され乗りかごを制御する号機制御装置と、乗りかご内に設置され前記号機制御装置と伝送により接続されたかご端末と、乗りかご内に設置され前記かご端末と伝送により接続され行き先階ボタンや開閉ボタンを備えた複数の運転盤と、乗りかご内に設置され前記号機制御装置と伝送により接続され保守運転スイッチや停止スイッチなどを備えたスイッチボックスと、乗りかご内に設置され前記かご端末と接続される表示器により構成されるエレベータ制御システムであって、
    前記号機制御装置と前記乗りかご内の複数の運転盤との間の伝送を一定周期で実施し、前記スイッチボックス内の保守運転スイッチが操作されたことにより保守運転モードを確認し、前記一定周期での伝送通信が正常に成功している第1の運転盤による保守運転操作であることを前記号機制御装置と前記表示器に通知し、第1の運転盤以外の第2の運転盤による保守運転操作を阻止するとともに、
    保守運転モード時に前記号機制御装置と前記第1の運転盤とによる伝送が不調であることを確認し、前記一定周期での伝送通信が正常に成功している第2の運転盤による保守運転操作であることを前記号機制御装置と前記表示器に通知し、第1の運転盤による保守運転操作を阻止することを特徴とするエレベータ制御システム。
  2. 請求項1記載のエレベータ制御システムであって、
    保守運転モード時に前記号機制御装置と前記第1の運転盤および第2の運転盤による伝送が不調であることを確認し、前記第1の運転盤および第2の運転盤による保守運転操作が実行不可能であることを前記号機制御装置と前記表示器に通知することを特徴とするエレベータ制御システム。
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