JPWO2019116500A1 - エレベーターの遠隔診断システム - Google Patents

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Abstract

制御装置200と、記憶部260を含み制御装置200と接続されて制御装置200との間でデータの授受を行う監視装置250と、監視装置250と通信ネットワーク30を介して接続されて監視装置250との間でデータの授受を行う管理サーバ360と、を備え、監視装置250は、制御装置200がエレベーター20の診断運転を実行した際に、制御装置200から診断運転結果データを受け付けて記憶部260に格納し、管理サーバ360から診断運転結果データの送信要求のあった際に、送信要求のあった診断運転結果データを管理サーバ360に送信する。これにより、小規模の通信容量で多くのエレベーター20を遠隔から診断、監視できる。

Description

本発明は、エレベーターを遠隔から診断する遠隔診断システムに関する。
近年、エレベーターに診断運転を行わせて通常の運転状態と異なる状態をつくりだし、機器の状態を自動的に点検するエレベーター診断方法が用いられている。例えば、エレベーターの制御基板に接続した状態監視装置によって管理サーバコンピュータからの診断指示を受信し、状態監視装置から制御基板に診断実行の指示を出力してエレベーターに診断運転を実行させ、通信装置を介して管理サーバコンピュータに診断結果を送信してエレベーターの診断を行うシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)
また、各国に設置されたエレベーターと監視センタとを通信ネットワークを介して接続したエレベーターの遠隔監視システムにおいて、エレベーターの制御装置から所定の監視項目に関する情報を読み出して、各設置国の通信規格に従って監視情報を監視センタに送信する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特許第5389229号明細書 特許第6100319号明細書
ところで、近年、エレベーターの普及により、管理サーバコンピュータは多数のエレベーターの診断、監視を行うことが求められている。多数のエレベーターの診断、監視を行う場合、各エレベーターから管理サーバコンピュータへの診断結果の送信が重なって来る場合がある。この場合、送信データの量が管理サーバコンピュータの通信容量を超えてしまうと診断結果のデータを受信できない場合がある。
また、管理サーバコンピュータから各エレベーターに診断指令を送信して各エレベーターに診断動作を実行させる場合、診断指令の送信時期をずらしても、各エレベーターの診断実行時間が異なるので、診断結果が同時に管理サーバコンピュータに送信されてしまい、診断結果のデータを受信できない場合がある。
そこで、本発明は、小規模の通信容量で多くのエレベーターを遠隔から診断、監視することを目的とする。
本発明のエレベーターの遠隔診断システムは、エレベーターの運転制御を行う制御装置と、記憶部を含み、前記制御装置に接続されて前記制御装置との間でデータの授受を行う監視装置と、前記監視装置と通信ネットワークを介して接続されて前記監視装置との間でデータの授受を行う管理サーバと、を備え、前記監視装置は、前記制御装置が前記エレベーターの診断運転を実行した際に、前記制御装置から診断運転結果データを受け付けて前記記憶部に格納し、前記管理サーバから診断運転結果データの送信要求のあった際に、送信要求のあった診断運転結果データを前記管理サーバに送信すること、を特徴とする。
このように、エレベーターの診断運転を実行した際に診断運転結果データをエレベーターの制御装置に接続された監視装置の記憶部に格納しておき、管理サーバからの送信要求に応じて診断運転結果データを管理サーバに送信するので、多数のエレベーターから診断運転結果データが同時に管理サーバに送信されてしまい、管理サーバが診断運転結果データを受信できなくなることを抑制できる。このため、小規模の通信容量で多くのエレベーターを遠隔から診断、監視することができる。
本発明のエレベーターの遠隔診断システムにおいて、前記監視装置は、前記管理サーバから前記エレベーターの診断運転指令を受信した際に、前記制御装置に診断運転指令を出力して前記制御装置に診断運転を実行させることとしてもよい。
このように、管理サーバからの診断運転指令によりエレベーターに診断運転を実行させることにより、必要に応じた診断運転を行うようにすることができる。
本発明のエレベーターの遠隔診断システムにおいて、前記エレベーターと、前記制御装置と、前記監視装置とが第1国に設置され、前記管理サーバが第2国に設置され、前記監視装置は、前記第1国の通信規格に従って前記管理サーバとの間の通信を行うこと、としてもよい。
エレベーターと管理サーバとが別の国に設置されている場合でも、容易に診断運転結果データを管理サーバに送信することができる。
本発明のエレベーターの遠隔診断システムにおいて、前記監視装置と前記通信ネットワークを介して接続されて前記監視装置との間でデータの授受を行う監視センタと、を備え、前記監視装置は、前記制御装置から受け付けた診断運転結果データに異常項目が含まれている場合に、前記監視センタに診断運転異常信号を送信してもよい。
このように、診断運転結果データに異常項目が含まれている場合には、監視センタに診断運転異常信号を送信するので、エレベーターの診断運転を実行後に診断運転結果データを管理サーバに送信しなくとも、迅速に異常発生を監視センタに連絡することができる。
本発明のエレベーターの遠隔診断システムにおいて、前記エレベーターと、前記制御装置と、前記監視装置とが第1国に設置され、前記管理サーバと、前記監視センタとが第2国に設置され、前記通信ネットワークは、前記管理サーバと接続される第1回線と、前記監視センタと接続される第2回線とを有し、前記監視装置は、前記第1国の通信規格に従って前記第1回線により前記管理サーバとの間の通信を行い、前記第1国の通信規格に従って前記第2回線により前記監視センタとの間の通信を行うこと、としてもよい。
このように、管理サーバとの通信回線と監視センタとの通信回線を別回線とすることにより、管理サーバへの診断運転結果データの送信により、通信回線が線有されて異常発生等の情報を監視センタに通信できなくなることを抑制できる。
本発明のエレベーターの遠隔診断システムにおいて、前記監視装置に接続されて前記エレベーターの保守点検を行う保守端末を備え、前記監視装置は、前記保守端末から前記エレベーターの診断運転指令を受信した際に、前記制御装置に診断運転指令を出力して前記制御装置に診断運転を実行させ、前記制御装置から診断運転結果データを受け付けて前記記憶部に格納し、前記保守端末から診断運転結果データの出力要求のあった際に、出力要求のあった診断運転結果データを前記保守端末に出力してもよい。
このように、保守端末から診断運転を実行させた場合も、エレベーターの診断運転を実行した際に診断運転結果データをエレベーターの制御装置に接続された監視装置の記憶部に格納しておき、保守端末からの出力要求に応じて診断運転結果データを保守端末に出力するので、診断運転結果データが管理サーバと保守端末とに同時に出力されることがなく、監視装置の情報処理量を抑制することができる。
本発明のエレベーターの遠隔診断システムにおいて、前記監視装置と通信ネットワークを介して接続されて前記監視装置との間でデータの授受を行う監視センタと、を備え、前記監視装置は、前記制御装置から受け付けた診断運転結果データに異常項目が含まれている場合に、前記監視センタ又は前記保守端末に診断運転異常信号を送信してもよい。
このように、診断運転結果データに異常項目が含まれている場合には、監視センタ又は保守端末に診断運転異常信号を送信するので、エレベーターの診断運転を実行後に診断運転結果データを管理サーバに送信しなくとも、迅速に異常発生を監視センタ又は保守員に連絡することができる。
本発明は、小規模の通信容量で多くのエレベーターを遠隔から診断、監視することができる。
実施形態のエレベーターの遠隔診断システムの構成を示す系統図である。 図1に示すエレベーターの遠隔診断システム中の診断データベースの構成図である。 図1に示すエレベーターの遠隔診断システムの動作を示す動作シーケンス図である。 図2に示す動作シーケンス中の制御装置の動作を示すフローチャートである。 図2に示す動作シーケンス中の監視装置の動作を示すフローチャートである。 図2に示す動作シーケンス中の監視装置の他の動作を示すフローチャートである。 診断運転結果データのデータ構造を示す図である。 図1に示すエレベーターの遠隔診断システムの他の動作を示す動作シーケンス図である。 図8に示す動作シーケンス中の制御装置の動作を示すフローチャートである。 図8に示す動作シーケンス中の監視装置の動作を示すフローチャートである。 他の実施形態のエレベーターの遠隔診断システムの構成を示す系統図である。 図11に示すエレベーターの遠隔診断システムの動作を示す動作シーケンス図である。 図11に示す動作シーケンス中の監視装置の動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら実施形態のエレベーター20の遠隔診断システム100について説明する。図1に示すように、遠隔診断システム100は、ビル10の昇降路11の中に配置されたエレベーター20の運転制御を行う制御装置200と、記憶部260を含み、制御装置200に接続されて制御装置200との間でデータの授受を行う監視装置250と、監視装置250と通信ネットワーク30を介して接続されて監視装置250との間でデータの授受を行う管理サーバ360及び監視センタ310と、を備えている。図1では、監視センタ310、管理サーバ360に接続されているエレベーター20は1台であるが、多数のエレベーター20が接続されていてもよい。
以下の説明では、多数のエレベーター20は第1国に設置されており、監視センタ310、管理サーバ360は第1国と異なる第2国に設置されているとして説明する。なお、複数のエレベーター20は、同一のビル10に設置されていてもよいし、異なるビル10に設置されていてもよい。
エレベーター20の運転制御を行う制御装置200は、内部にCPUとメモリとを含むコンピュータである。同様に、監視装置250は、内部にCPUと記憶部260を含むコンピュータである。また、監視装置250は、内部に通信ネットワーク30とデータの授受を行う通信部270を有している。通信部270は、エレベーター20の設置されている第1国の通信規格に従って通信ネットワーク30との間でデータの授受を行うことにより、第1国の通信規格に従って管理サーバ360、監視センタ310とデータの授受を行うことができる。
監視センタ310は、通信装置320と、エレベーター20の診断状況、運行状況、故障状況を監視する監視盤330とを含んでいる。監視盤330は、内部にCPUとメモリとを備えるコンピュータで、通信装置320に接続されて通信ネットワーク30を介して監視装置250とデータの授受を行う。また、監視盤330は、管理サーバ360と接続されている。監視盤330には、エレベーター20の診断状況、運行状況、故障状況、管理サーバ360からの通知等が表示されるディスプレイ331と、ディスプレイ331の表示を操作するスイッチ332とが設けられている。また、監視盤330には通信ネットワーク35を介して監視員334が第1国に設置されたサービスセンター340との通信を行う電話333が備えられている。
管理サーバ360は、内部にCPUと記憶部365とを含むコンピュータであり、通信装置325、通信ネットワーク30を介してエレベーター20の監視装置250とデータの授受を行う。記憶部365には、診断データベース370が格納されている。
図2に示すように、診断データベース370は、エレベーター仕様データ371と、診断履歴データ372とを含んでいる。エレベーター仕様データ371は、エレベーター20の管理番号、機種、製造日、製造番号、設置ビルの名称を格納するデータ構造を有している。
診断履歴データ372は、エレベーター20の管理番号、診断実行日時、診断モード、診断項目、診断結果を格納するデータ構造を有している。エレベーター20の診断は、例えば、一か月に1回等の予め設定されたスケジュールに従って、エレベーター20の制御装置200によって実施される。エレベーター20の制御装置200は、図1に示すエレベーター20のカゴ22を所定の階に移動させる。この移動の際にエレベーター20に取り付けられた各種のセンサによって運転性能(加速度、異常音の有無)、ブレーキ性能、戸開閉、非常用動力バッテリ等の各項目の診断を行う。診断モードの欄には、診断が設定されたスケジュールにより定期的に実行されたものであるか、管理サーバ360からの診断指示指令によって実行されたものであるかの区別が入力される。診断結果の欄には、運転性能(加速度、異常音の有無)、ブレーキ性能、戸開閉、非常用動力バッテリの各診断結果が入力されている。各診断が正常に終了し、異常、変調がない場合にはOKが格納される。また、変調が有った場合にはA1、異常が発生した場合にはNGが入力される。
次に図3から図7を参照しながら、図1に示すエレベーター20の遠隔診断システム100の動作について説明する。図3から図7では、診断は、制御装置200が予め定められたスケジュールに従って診断動作を実行するものとして説明する。
図3、図4のステップS101に示すように、エレベーター20の制御装置200は、予め定められたスケジュールに基づく診断運転開始時間帯であるかどうか判断している。そして、例えば、一か月に1回等の所定の診断運転時間帯になったら、図4のステップS102に進んで、エレベーター20が診断運転可能かどうか判断する。この判断は、例えば、カゴ22のドアが閉じているかどうか、カゴ22が停止しているかどうか、カゴ22の重量センサ、カゴ22内のカメラ、カゴ22内の人感センサ等の出力からエレベーター20のカゴ22の内部に乗客がいるかどうかを確認する。カゴ22のドアが開いている、カゴ22が動いている、カゴ22の中に乗客がいる場合、制御装置200図4のステップS102でNOと判断する。もし、診断運転開始時間帯の間に診断運転可能との判断がされない場合には、例えば、診断運転時間帯を翌日に再設定するようにしてもよい。制御装置200は、カゴ22のドアが閉じていること、カゴ22が停止していること、カゴ22の中に乗客がいないことを確認したら図4のステップS102でYESと判断して図4のステップS103に進み、診断運転を実行する。
診断運転は、通常の運転状態と異なる運転を行うことにより、エレベーター20の各機器の診断を行うものである。本実施形態のエレベーター20の遠隔診断システム100では、診断運転により、運転性能、ブレーキ性能、戸開閉、非常用動力バッテリ等の各項目の診断を行い、図7に示すような診断運転結果データ381〜383を出力する。診断運転結果データ381〜383は、図2に示す診断履歴データ372と同様のデータ形式で、エレベーター管理番号、診断実行日時、診断モード、診断項目、診断結果の各項目を含んでいる。図7は、3回の診断運転の結果出力された3つの診断運転結果データ381〜383を示している。図7において、各診断結果のOK、NG、A1は、それぞれ診断運転の結果、診断項目が正常の場合、異常の場合、変調の場合を示す。
運転性能の診断では、制御装置200は、図1に示すエレベーター20のカゴ22を所定の階に移動させ、エレベーター20に取り付けられた各種のセンサによって加速度、異常音の有無等の検出を行う。そして、加速度が所定の範囲に入っており、異常音が認められない場合には、運転性能についてはOKとの診断結果が入力される。加速度が所定の範囲を超えたり、異常音が認められたりした場合には、運転性能の診断結果にはNGが入力される。
また、ブレーキ性能については、制御装置200は、エレベーター20のカゴ22が満員と同等の状態を作り出し、2つあるブレーキの片側のブレーキを解放し、片側のブレーキでカゴ22を静止保持可能か診断する。そして、両方のブレーキともカゴ22が満員の状態でも片側のブレーキのみでカゴ22を静止保持可能であれば、ブレーキ性能の診断結果にはOKと入力される。一方、片側のブレーキのみではカゴ22の静止保持ができない場合には、ブレーキ性能の診断結果にはNGが入力される。また、戸開閉については、ドア26の開閉駆動力を通常より落とした状態で、各階にて戸開閉を行い、その際の戸開閉時間よりカゴ22の敷居への異物混入等の異常有無を診断する。開閉に通常より時間がかかる場合には、異物混入有で戸開閉の診断結果にはNGが入力され、通常と同様の開閉時間であれば、異物混入なしで戸開閉の診断結果にはOKが入力される。また、非常用動力バッテリについては、電圧をチェックし、電圧の低下がなければ非常用動力バッテリの診断結果にはOKが入力され、電圧が低下していれば診断結果にはNGが入力される。
また、各診断項目において、通常の数値よりも変動が有るものの、異常判断の閾値に達していない場合には、各診断項目の診断結果には、変調ありとしてA1が入力される。
制御装置200は、図4のステップS103における診断運転の実行が終了したら、図4のステップS104に進み、診断運転結果データを監視装置250に出力する(図3参照)。
図5のステップS110に示すように、監視装置250は、制御装置200から診断運転結果データが入力されたかどうか判断している。そして、制御装置200から診断運転結果データが入力されたら、図5のステップS111に進んで診断運転結果データを受け付けて図5のステップS112に進み、診断運転結果データの診断結果の中にNGとなっている診断項目がないか判断する。そして、図7に示す診断運転結果データ381の様に、診断結果の中にNGとなっている診断項目がなく、全ての診断項目にOKが入力されている場合、あるいは、図7の診断運転結果データ383のようにいずれかの項目にA1が入力されているが、NGが入力されている項目がない場合には、図5のステップS113に進み、診断運転結果データ381、383を記憶部260に格納する。
一方、制御装置200から入力された診断運転結果データが図7示す診断運転結果データ382の様に、診断結果の中にNGが入力されている診断項目が有る場合には、監視装置250は、図5のステップS112で診断運転結果データに異常項目が有ると判断して図5のステップS114に進み、監視センタ310に診断運転異常信号を発信する。この際、監視装置250の通信部270は、第1国の通信規格に従って通信ネットワーク30とデータの授受を行う。そして、監視装置250は、診断運転結果データ382を記憶部260に格納する。
診断運転異常信号が監視センタ310に入力されると、その情報はディスプレイ331に表示される。監視員334は、この信号が表示されたら第1国に設置されているサービスセンター340から技術者350を第1国に設置されているエレベーター20に派遣する。
監視装置250は、記憶部260に診断運転結果データ381〜383を格納したら、図6のステップS120に示すように、管理サーバ360から診断運転結果データの送信要求が有ったかどうか判断する。そして、図3に示すように、管理サーバ360から診断運転結果データの送信要求が有った場合には、図6のステップS121に進んで診断運転結果データを管理サーバ360に送信する。監視装置250の通信部270は、第1国の通信規格に従って通信ネットワーク30とデータの授受を行う。
図3に示すように、管理サーバ360は、監視装置250から診断運転結果データを受信したら、そのデータを診断データベース370に格納する。
以上説明したように、本実施形態のエレベーター20の遠隔診断システム100は、エレベーター20の診断運転を実行した際に診断運転結果データ381〜383をエレベーター20の制御装置200に接続された監視装置250の記憶部260に格納しておき、管理サーバ360からの送信要求に応じて診断運転結果データ381〜383を管理サーバ360に送信するので、多数のエレベーター20から診断運転結果データ381〜383が同時に管理サーバ360に送信されてしまい、管理サーバ360が診断運転結果データ381〜383を受信できなくなることを抑制できる。このため、小規模の通信容量で多くのエレベーター20を遠隔から診断、監視することができる。
また、監視装置250の通信部270が、監視センタ310、管理サーバ360の設置されている第2国と異なる第1国に設置されたエレベーター20に取り付けられ、第1国の通信規格に従って通信ネットワーク30とデータの授受を行うので、エレベーター20と、監視センタ310、管理サーバ360とが別の国に設置されている場合でも、容易に診断運転結果データ381〜383、診断運転異常信号を管理サーバ360、監視センタ310に送信することができる。
また、診断運転結果データ382に異常項目が含まれている場合には、監視センタ310に診断運転異常信号を送信するので、エレベーター20の診断運転を実行後に診断運転結果データ382を管理サーバ360に送信しなくとも、迅速に異常発生を監視センタ310に連絡することができる。
また、図1に示す実施形態の遠隔診断システム100において、監視装置250の通信部270と通信ネットワーク30、通信装置325を介して管理サーバ360とを接続する通信回線を第1回線とし、監視装置250の通信部270と通信ネットワーク30、通信装置320を介して監視センタ310とを接続する通信回線を第1回線と異なる第2回線として構成してもよい。
このように、管理サーバ360との間の第1回線と監視センタ310との間の第2回線を別回線とすることにより、管理サーバ360への診断運転結果データ381〜383の送信中でも、第1回線と異なる第2回線により異常発生等の情報を監視センタ310に通信できる。これにより、管理サーバ360への診断運転結果データ381〜383の送信により通信回線が線有されて異常発生等の情報を監視センタ310に通信できなくなることを抑制できる。
次に、図8から図10を参照しながら、本実施形態の遠隔診断システム100の他の動作について説明する。先に図1から図7を参照して説明した動作では、診断運転はエレベーター20の制御装置200が所定のスケジュールに従って実行するとしたが、本動作では、診断運転は、管理サーバ360からの診断運転指令によって制御装置200が実行する。先に図1から図7を参照して説明した動作と同様の動作については、簡単に説明する。
図8、図9に示すように、管理サーバ360は、エレベーター20の監視装置250に診断運転指令を送信する。監視装置250は、図10のステップS210に示すように管理サーバ360からの診断運転指令を受信したかどうか判断しており、管理サーバ360から診断運転指令を受信したら、図10のステップS211に進んでエレベーター20の制御装置200に診断運転指令を出力する。
制御装置200は、図9のステップS201に示すように、監視装置250から診断運転指令が入力されたかどうか判断しており、監視装置250から診断運転指令が入力されると、図9のステップS202に進み、診断運転可能かどうかを判断する。この判断は、先に図4を参照して説明したのと同様、カゴ22のドアが閉じてカゴ22が停止しており、カゴ22の中に乗員がいない場合に診断運転可能と判断する。この判断において、所定時間経過しても診断運転可能と判断できない場合には、診断失敗と判断して監視装置250は、管理サーバ360に「診断失敗」を通報してもよい。そして、制御装置200は、診断運転可能と判断したら図9のステップS203に進んで診断運転を実行し、図9のステップS204において、図7に一例を示すような診断運転結果データを監視装置250に出力する。
監視装置250は、図10のステップS212に示すように、制御装置200から診断運転結果データの入力が有るまで待機し、診断運転結果データの入力が有ったら図10のステップS213に進んで診断運転結果データを受け付け、図10のステップS214に進んで診断運転結果データの診断結果の中にNGとなっている診断項目がないか判断する。そして、診断結果の中にNGとなっている診断項目がない場合には、図10のステップS215に進み、診断運転結果データを記憶部260に格納する。一方、監視装置250は、診断運転結果データの診断結果にNGが入力されている診断項目が有る場合には、図10のステップS214で診断運転結果データに異常項目があると判断して図10のステップS216に進み、監視センタ310に診断運転異常信号を発信する。そして、監視装置250は図10のステップS215に進んで診断運転結果データを記憶部260に格納する。
図8に示すように、監視装置250は、記憶部260に診断運転結果データを格納したら、先に説明した動作と同様、管理サーバ360から診断運転結果データの送信要求が有るまで待機し、管理サーバ360から診断運転結果データの送信要求が有った場合に診断運転結果データを管理サーバ360に送信する。管理サーバ360は、監視装置250から診断運転結果データを受信したら、そのデータを診断データベース370に格納する。
本動作では、管理サーバ360から診断運転指令を出力してエレベーター20に診断運転を実行させた場合でも、診断運転の後に診断運転結果データを管理サーバ360に送信せず、監視装置250の記憶部260に格納しておき、管理サーバ360からの送信要求に応じて診断運転結果データ381〜383を管理サーバ360に送信する。このため、複数のエレベーター20の診断運転の実行時間の違いによって複数のエレベーター20から同時に診断運転結果データが管理サーバ360に送信されてしまうことがなく、小規模の通信容量で多くのエレベーター20を遠隔から診断、監視することができる。
次に図11から図13を参照しながら他の実施形態の遠隔診断システム110について説明する。本実施形態の遠隔診断システム110は、図1を参照して説明した遠隔診断システム100に保守端末500を接続したものである。以下の説明では、図1から図7を参照して説明した実施形態の遠隔診断システム100と同様の部位には同様の符号を付して説明は省略する。
図11に示す保守端末500は、監視装置250に接続されてエレベーター20の保守点検を行うコンピュータである。
次に、図12、図13を参照しながら図11に示す遠隔診断システム110の動作について説明する。先に図1から図7、図8から図10を参照して説明した動作と同様の動作については簡単に説明する。
図12に示すように、本動作は、保守端末500からの診断運転指令により制御装置200に診断運転を実行させ、診断運転結果データを監視装置250の記憶部260に格納し、監視装置250は、保守端末500から診断運転結果データの出力要求があった際に、保守端末500に診断運転結果データを出力するようにしたものである。
図13のステップS301に示すように、監視装置250は、保守端末500から診断運転指令が入力されたかどうか判断しており、診断運転指令が入力されたら図13のステップS211に示すように、制御装置200に診断運転指令を出力する。図12に示すように、制御装置200は、診断運転可否を判断し、診断運転可能と判断した場合には、診断運転を実行し、診断運転結果データを監視装置250に出力する。
図13のステップS212〜215に示すように、監視装置250は、制御装置200から診断運転結果データが入力されたら診断運転結果データを受け付けて診断結果にNGが入力された診断項目がない場合には、診断運転結果データを記憶部260に格納し、図13のステップS302に示すように、診断結果にNGが入力された診断項目が有る場合には、監視センタ310、保守端末500に診断運転異常信号を発信してから診断運転結果データを記憶部260に格納する。
図12に示すように、監視装置250は、記憶部260に診断運転結果データを格納したら、保守端末500から診断運転結果データの出力要求が有るまで待機し、保守端末500から診断運転結果データの出力要求が有った場合に診断運転結果データを保守端末500に出力する。また、先に説明した動作と同様、管理サーバ360から診断運転結果データの送信要求のあった場合には、管理サーバ360に診断運転結果データを送信する。
このように、保守端末500から診断運転を実行させた場合も、エレベーター20の診断運転を実行した際に診断運転結果データを監視装置250の記憶部260に格納しておき、保守端末500からの出力要求に応じて診断運転結果データを保守端末500に出力するので、診断運転結果データが管理サーバ360と保守端末500とに同時に出力されることがなく、監視装置250の情報処理量を抑制することができる。
また、診断運転結果データに異常項目が含まれている場合に保守端末500に診断運転異常信号を送信するので、迅速に異常発生を保守員に連絡することができる。
以上説明した様に、本実施形態のエレベーター20の遠隔診断システム110は、小規模の通信容量で多くのエレベーター20を遠隔から診断、監視することができる。
10 ビル、11 昇降路、20 エレベーター、22 カゴ、26 ドア、30,35 通信ネットワーク、100,110 遠隔診断システム、200 制御装置、250 監視装置、260,365 記憶部、270 通信部、310 監視センタ、320,325 通信装置、330 監視盤、331 ディスプレイ、332 スイッチ、333 電話、334 監視員、340 サービスセンター、350 技術者、360 管理サーバ、370 診断データベース、371 エレベーター仕様データ、372 診断履歴データ、381〜383 診断運転結果データ、500 保守端末。
本発明のエレベーターの遠隔診断システムは、エレベーターの運転制御を行う制御装置と、記憶部を含み、前記制御装置に接続されて前記制御装置との間でデータの授受を行う監視装置と、前記監視装置と通信ネットワークを介して接続されて前記監視装置との間でデータの授受を行う管理サーバと、を備え、前記監視装置は、前記制御装置が前記エレベーターの診断運転を実行した際に、前記制御装置から診断運転結果データを受け付けて前記記憶部に格納し、前記管理サーバから診断運転結果データの送信要求のあった際に、送信要求のあった診断運転結果データを前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記監視装置から送信される診断運転結果データを同時に受信しないように、前記監視装置に診断運転結果データの送信要求を行うこと、を特徴とする。
本発明のエレベーターの遠隔診断システムは、エレベーターの運転制御を行う制御装置と、記憶部を含み、前記制御装置に接続されて前記制御装置との間でデータの授受を行う監視装置と、前記監視装置と通信ネットワークを介して接続されて前記監視装置との間でデータの授受を行う管理サーバと、前記監視装置と前記通信ネットワークを介して接続されて前記監視装置との間でデータの授受を行う監視センタと、を備え、前記監視装置は、前記制御装置が前記エレベーターの各診断項目を診断するための診断運転を実行した際に、前記制御装置から診断運転結果データを受け付けると各診断項目の診断結果の判定を実行し、各診断項目が全て正常の場合、或いは、各診断項目の少なくとも1つが通常の数値よりも変動があるが異常判定の閾値に達していない変調であり他の診断項目が全て正常と判断した場合には、各診断運転結果データを前記記憶部に格納し、各診断項目に異常項目が含まれている場合には前記エレベーターに技術者を派遣するための診断運転異常信号を前記監視センタに送信してから診断運転結果データを前記記憶部に格納し、前記管理サーバから診断運転結果データの送信要求のあった際に、送信要求のあった診断運転結果データを前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記監視装置から送信される診断運転結果データを同時に受信しないように、前記監視装置に診断運転結果データの送信要求を行うこと、を特徴とする。
このように、エレベーターの診断運転を実行した際に診断運転結果データをエレベーターの制御装置に接続された監視装置の記憶部に格納しておき、管理サーバからの送信要求に応じて診断運転結果データを管理サーバに送信するので、多数のエレベーターから診断運転結果データが同時に管理サーバに送信されてしまい、管理サーバが診断運転結果データを受信できなくなることを抑制できる。このため、小規模の通信容量で多くのエレベーターを遠隔から診断、監視することができる。また、診断運転結果データに異常項目が含まれている場合には、監視センタに診断運転異常信号を送信するので、エレベーターの診断運転を実行後に診断運転結果データを管理サーバに送信しなくとも、迅速に異常発生を監視センタに連絡することができる。
本発明のエレベーターの遠隔診断システムにおいて、前記監視装置に接続されて前記エレベーターの保守点検を行う保守端末を備え、前記監視装置は、前記保守端末から前記エレベーターの診断運転指令を受信した際に、前記制御装置に診断運転指令を出力して前記制御装置に診断運転を実行させ、前記制御装置から診断運転結果データを受け付けると各診断項目の診断結果の判定を実行し、各診断項目が全て正常の場合、或いは、各診断項目の少なくとも1つが通常の数値よりも変動があるが異常判定の閾値に達していない変調であり他の診断項目が全て正常と判断した場合には、各診断運転結果データを前記記憶部に格納し、各診断項目に異常項目が含まれている場合には前記エレベーターに技術者を派遣するための診断運転異常信号を前記監視センタ又は前記保守端末に送信してから診断運転結果データを前記記憶部に格納し、前記保守端末から診断運転結果データの出力要求のあった際に、出力要求のあった診断運転結果データを前記保守端末に出力してもよい。
このように、保守端末から診断運転を実行させた場合も、エレベーターの診断運転を実行した際に診断運転結果データをエレベーターの制御装置に接続された監視装置の記憶部に格納しておき、保守端末からの出力要求に応じて診断運転結果データを保守端末に出力するので、診断運転結果データが管理サーバと保守端末とに同時に出力されることがなく、監視装置の情報処理量を抑制することができる。また、診断運転結果データに異常項目が含まれている場合には、監視センタ又は保守端末に診断運転異常信号を送信するので、エレベーターの診断運転を実行後に診断運転結果データを管理サーバに送信しなくとも、迅速に異常発生を監視センタ又は保守員に連絡することができる。
本発明のエレベーターの遠隔診断システムは、エレベーターの運転制御を行う制御装置と、記憶部を含み、前記制御装置に接続されて前記制御装置との間でデータの授受を行う監視装置と、前記監視装置と通信ネットワークを介して接続されて前記監視装置との間でデータの授受を行う管理サーバと、前記監視装置と前記通信ネットワークを介して接続されて前記監視装置との間でデータの授受を行う監視センタと、を備え、前記通信ネットワークは、前記管理サーバと接続される第1回線と、前記第1回線と異なる回線で前記監視センタと接続される第2回線とを有し、前記監視装置は、前記制御装置が前記エレベーターの各診断項目を診断するための診断運転を実行した際に、前記制御装置から診断運転結果データを受け付けると各診断項目の診断結果の判定を実行し、各診断項目が全て正常の場合、或いは、各診断項目の少なくとも1つが通常の数値よりも変動があるが異常判定の閾値に達していない変調であり他の診断項目が全て正常と判断した場合には、各診断運転結果データを前記記憶部に格納し、各診断項目に異常項目が含まれている場合には前記エレベーターに技術者を派遣するための診断運転異常信号を前記第2回線により前記監視センタに送信してから診断運転結果データを前記記憶部に格納し、前記管理サーバから診断運転結果データの送信要求のあった際に、送信要求のあった診断運転結果データを前記第1回線により前記管理サーバに送信し、前記管理サーバは、前記監視装置から送信される診断運転結果データを同時に受信しないように、前記監視装置に診断運転結果データの送信要求を行うこと、を特徴とする。
このように、エレベーターの診断運転を実行した際に診断運転結果データをエレベーターの制御装置に接続された監視装置の記憶部に格納しておき、管理サーバからの送信要求に応じて診断運転結果データを管理サーバに送信するので、多数のエレベーターから診断運転結果データが同時に管理サーバに送信されてしまい、管理サーバが診断運転結果データを受信できなくなることを抑制できる。このため、小規模の通信容量で多くのエレベーターを遠隔から診断、監視することができる。また、診断運転結果データに異常項目が含まれている場合には、監視センタに診断運転異常信号を送信するので、エレベーターの診断運転を実行後に診断運転結果データを管理サーバに送信しなくとも、迅速に異常発生を監視センタに連絡することができる。更に、通信ネットワークは、管理サーバと接続される第1回線と、第1回線と異なる回線で監視センタと接続される第2回線とを有しているので、管理サーバへの診断運転結果データの送信により通信回線が占有されて異常発生の情報を監視センタに通信できなくなることを抑制できる。
本発明のエレベーターの遠隔診断システムにおいて、前記エレベーターと、前記制御装置と、前記監視装置とが第1国に設置され、前記管理サーバと、前記監視センタとが第2国に設置され、前記監視装置は、前記第1国の通信規格に従って前記第1回線により前記管理サーバとの間の通信を行い、前記第1国の通信規格に従って前記第2回線により前記監視センタとの間の通信を行うこと、としてもよい。
これにより、エレベーターと管理サーバとが別の国に設置されている場合でも、容易に診断運転結果データを管理サーバに送信することができる。
本発明のエレベーターの遠隔診断システムにおいて、前記監視装置に接続されて前記エレベーターの保守点検を行う保守端末を備え、前記監視装置は、前記保守端末から前記エレベーターの診断運転指令を受信した際に、前記制御装置に診断運転指令を出力して前記制御装置に診断運転を実行させ、前記制御装置から診断運転結果データを受け付けると各診断項目の診断結果の判定を実行し、各診断項目が全て正常の場合、或いは、各診断項目の少なくとも1つが通常の数値よりも変動があるが異常判定の閾値に達していない変調であり他の診断項目が全て正常と判断した場合には、各診断運転結果データを前記記憶部に格納し、各診断項目に異常項目が含まれている場合には前記エレベーターに技術者を派遣するための診断運転異常信号を前記第2回線により前記監視センタに送信してから、又は前記保守端末に送信してから診断運転結果データを前記記憶部に格納し、前記保守端末から診断運転結果データの出力要求のあった際に、出力要求のあった診断運転結果データを前記保守端末に出力してもよい。

Claims (7)

  1. エレベーターの遠隔診断システムであって、
    エレベーターの運転制御を行う制御装置と、
    記憶部を含み、前記制御装置に接続されて前記制御装置との間でデータの授受を行う監視装置と、
    前記監視装置と通信ネットワークを介して接続されて前記監視装置との間でデータの授受を行う管理サーバと、を備え、
    前記監視装置は、
    前記制御装置が前記エレベーターの診断運転を実行した際に、前記制御装置から診断運転結果データを受け付けて前記記憶部に格納し、
    前記管理サーバから診断運転結果データの送信要求のあった際に、送信要求のあった診断運転結果データを前記管理サーバに送信すること、
    を特徴とするエレベーターの遠隔診断システム。
  2. 請求項1に記載のエレベーターの遠隔診断システムであって、
    前記監視装置は、
    前記管理サーバから前記エレベーターの診断運転指令を受信した際に、前記制御装置に診断運転指令を出力して前記制御装置に診断運転を実行させること、
    を特徴とするエレベーターの遠隔診断システム。
  3. 請求項1または2に記載のエレベーターの遠隔診断システムであって、
    前記エレベーターと、前記制御装置と、前記監視装置とが第1国に設置され、前記管理サーバが第2国に設置され、
    前記監視装置は、前記第1国の通信規格に従って前記管理サーバとの間の通信を行うこと、
    を特徴とするエレベーターの遠隔診断システム。
  4. 請求項1または2に記載のエレベーターの遠隔診断システムであって、
    前記監視装置と前記通信ネットワークを介して接続されて前記監視装置との間でデータの授受を行う監視センタと、を備え、
    前記監視装置は、
    前記制御装置から受け付けた診断運転結果データに異常項目が含まれている場合に、前記監視センタに診断運転異常信号を送信すること、
    を特徴とするエレベーターの遠隔診断システム。
  5. 請求項4に記載のエレベーターの遠隔診断システムであって、
    前記エレベーターと、前記制御装置と、前記監視装置とが第1国に設置され、
    前記管理サーバと、前記監視センタとが第2国に設置され、
    前記通信ネットワークは、前記管理サーバと接続される第1回線と、前記監視センタと接続される第2回線とを有し、
    前記監視装置は、前記第1国の通信規格に従って前記第1回線により前記管理サーバとの間の通信を行い、前記第1国の通信規格に従って前記第2回線により前記監視センタとの間の通信を行うこと、
    を特徴とするエレベーターの遠隔診断システム。
  6. 請求項1または2に記載のエレベーターの遠隔診断システムであって、
    前記監視装置に接続されて前記エレベーターの保守点検を行う保守端末を備え、
    前記監視装置は、
    前記保守端末から前記エレベーターの診断運転指令を受信した際に、前記制御装置に診断運転指令を出力して前記制御装置に診断運転を実行させ、前記制御装置から診断運転結果データを受け付けて前記記憶部に格納し、
    前記保守端末から診断運転結果データの出力要求のあった際に、出力要求のあった診断運転結果データを前記保守端末に出力すること、
    を特徴とするエレベーターの遠隔診断システム。
  7. 請求項6に記載のエレベーターの遠隔診断システムであって、
    前記監視装置と通信ネットワークを介して接続されて前記監視装置との間でデータの授受を行う監視センタと、を備え、
    前記監視装置は、
    前記制御装置から受け付けた診断運転結果データに異常項目が含まれている場合に、前記監視センタ又は前記保守端末に診断運転異常信号を送信すること、
    を特徴とするエレベーターの遠隔診断システム。
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