JP2015054324A - 半自動打鋲装置および半自動打鋲方法 - Google Patents

半自動打鋲装置および半自動打鋲方法 Download PDF

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Abstract

【課題】パネル部材を連結してバレル構造体を構成したりバレル構造体同士を連結したりする場合であっても、簡素な構成で、リベットの打鋲に伴うバリの発生や切屑の残存を有効に回避することができる打鋲装置を提供する。
【解決手段】リベット40を打鋲するための貫通孔33cの形成は、(1)下孔ドリル114による下孔の形成および(2)仕上げドリル114による下孔の径の拡大、という2段階を経るという条件下で行われる。また、リベットの打鋲は、(1)エアハンマー111の打鋲により連結部位を外面から押圧している状態で、(2)リベットの打鋲位置から見て、隣接する位置でリベットが打鋲済みであり、かつ、(3)連結部位を内面から当て盤により押圧されている、という3条件を満たしているときに行われる。
【選択図】図5

Description

本発明は、リベットを半自動で打鋲する半自動打鋲装置および半自動打鋲方法に関し、特に、被連結部材同士をリベットで連結することにより構成される航空機用構造体の製造に好適に用いることができる半自動打鋲装置および半自動打鋲方法に関する。
航空機を構成する構造体(便宜上「航空機用構造体」とする)は、被連結部材同士をリベットにより連結することにより製造されるものが多い。リベットは、金属疲労に強い、被連結部材の材質を問わない、溶接では難しいほど薄い被連結部材であっても連結が可能、連結が機械的であるため信頼性が高い等の利点を有するため、航空機の分野では、被連結部材の連結用途に広く用いられている。
従来では、リベットの打鋲作業は人手で行われることが多かったが、近年では、リベットの打鋲を自動で行う自動打鋲装置が開発されている。
例えば、特許文献1には、仮組立作業時に用いられるタックリベットを取り外す作業と、正規に用いられるリベットの打鋲作業との双方の自動化を図る自動打鋲装置が開示されている。この自動打鋲装置は、打鋲の対象となるワークを、予め指定された手順で移動させることにより、タックリベットが打鋲されていない複数の場所に正規のリベットを打鋲する。その後、ワークを移動させてタックリベットの軸中心を穿孔ドリルの軸中心に一致させ、タックリベットを穿孔および破砕することで除去し、タックリベットの打鋲位置にも正規リベットを打鋲している。
ところで、航空機用構造体としては、パネル部材または平板状の構造体ばかりではなく、胴体部等のようにバレル状(あるいは筒状)の構造体(バレル構造体)も多く存在する。このバレル構造体は、被連結部材であるパネル部材同士を連結することで構成され、また、バレル構造体同士を連結することによって航空機の機体が構成される。また、被連結部材がパネル部材であってもバレル構造体であっても、その連結には高度の品質維持が要求される。具体的には、例えば、リベットを打鋲するための貫通孔を形成するためには、高い位置精度を実現する必要があり、また、被連結部材同士の連結部位においては、許容値を超えるバリの発生や許容寸法以上の切屑の残存は回避される必要がある。
一般に、バリの発生や切屑の残存を回避するためには、被連結部材同士の連結部位に隙間が発生しないように、例えばCフレーム等を用いてクランプ固定することが行われている。しかしながら、バレル構造体の製造またはバレル構造体同士の連結であれば、連結部位の内部側にはCフレームが届かないためクランプ固定することができない。それゆえ、例えば、バレル構造体専用に、バレル内部を貫通する構成の自動打鋲装置を開発することが検討されるが、このような専用の自動打鋲装置は非常に高コストとなり、また、バレル構造体の大きさに合わせて打鋲設備そのものも大型化してしまう。
そこで、例えば、特許文献2には、航空機の胴体アセンブリ等を大型の設備を用いずに組み立てるプロセスが開示されている。このプロセスでは、特別な構成のドリル加工工具と、構造体同士の間に十分な締結力を提供する多数の締付装置とが用いられている。この締付装置は、双方の構造体にそれぞれ配置される一対の吸着パッドと、この吸着パッドをつなぐ接合バーと、この接合バーに設けられる圧力ねじから構成され、構造体の外側と内側との適所に配置されている。
特開2000−135541号公報 特表2010−517866号公報
ここで、特許文献1に開示される自動打鋲装置は、基本的に平板状の構造体に対する打鋲が想定されているため、バレル状の構造体の打鋲に用いることができない。
また、特許文献2に開示されるプロセスは、バレル状の構造体同士の連結部位を、多数の締付装置で締め付けた上で、特別な構成のドリル加工工具を用いて貫通孔を形成している。そのため、構造体の内面および外面に多数の締付装置を設置するとともに、圧力ねじの締付トルクによって局所的な締付力を調整する必要があるため、プロセスが煩雑化することになる。しかも、特許文献2ではリベットの自動打鋲に関しては具体的な言及がなされていない。
本発明はこのような課題を解決するためになされたものであって、パネル部材を連結してバレル構造体を構成したりバレル構造体同士を連結したりする場合であっても、簡素な構成で、リベットの打鋲に伴うバリの発生や切屑の残存を有効に回避することができる打鋲装置および打鋲方法を提供することを目的とする。
本発明者らは前記課題に鑑みて鋭意検討した結果、リベットの打鋲を完全に自動化するのではなく、一部を人手で行う半自動とすることによって、被連結部材が例えばバレル構造体であっても、簡素な構成の打鋲装置を実現でき、かつ、リベットの打鋲に伴うバリの発生や切屑の残存を有効に回避できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明に係る半自動打鋲装置は、前記の課題を解決するために、構造体を構成する被連結部材同士を連結するリベットを打鋲するために用いられ、前記被連結部材の連結部位に対して、外面から貫通孔を形成して当該貫通孔に前記リベットを打鋲する打鋲部と、前記連結部位の外面上で前記打鋲部を移動させる移動機構と、前記被連結部材の内面側に配置可能であって、少なくとも前記打鋲部による打鋲の開始を操作可能とする操作部と、前記外面で前記打鋲部が打鋲可能な状態にあることを報知する報知部と、制御部と、を備え、前記打鋲部は、前記連結部位の打鋲位置に前記貫通孔よりも内径の小さい下孔を形成する下孔ドリルと、当該下孔の内径を拡大して前記貫通孔に仕上げる仕上げドリルと、当該貫通孔に前記リベットを打鋲するインパクトハンマーを備え、前記操作部には、操作者が把持する把持部と、前記リベットの打鋲時に前記打鋲位置の内面に当接される当て盤と、が設けられ、前記制御部は、前記打鋲位置に隣接する位置、または、前記打鋲位置に近接する前回の打鋲位置で前記リベットが打鋲済みであり、かつ、前記打鋲部が前記打鋲位置で前記連結部位を押圧しているときに、前記報知部を動作させる構成である。
前記構成によれば、リベットを打鋲する貫通孔が下孔を拡大するという2段階で形成される。そのため、貫通孔を形成する段階において、連結部位で重ね合わせられている被連結部材同士の間に隙間が形成されることが有効に抑制される。
さらに、貫通孔にリベットを打鋲する際には、操作者は、報知部の報知により打鋲可能であることを把握できるので、把持部を把持して打鋲位置の内面に当て盤を当接した状態で、操作部の操作により打鋲を開始させることができる。このとき、打鋲位置は、外面から打鋲部(インパクトハンマー)により押圧され、内面から操作者(当て盤)により押圧され、さらに打鋲位置の隣接位置または近接位置ではリベットが打鋲済みとなっている。そのため、連結部位の両面から別途機械的に押圧しなくても、被連結部材を重ね合わせた状態を維持することができる。そのため、リベットを打鋲する際にも、被連結部材同士の間に隙間が形成されることが有効に抑制される。
しかも、打鋲部の打鋲に用いられるインパクトハンマーは、手作業の打鋲にも使用されるので、リベットの先端を当て盤で押さえている操作者に対して、非常に大きな力が加えられるようなことが回避される。これにより、外面からリベットを打鋲する作業は機械的に行い、かつ、内面からリベットをかしめる作業は実質的に操作者の人手で行うことができる。それゆえ、パネル部材を連結してバレル構造体を構成したりバレル構造体同士を連結したりする場合であっても、簡素な構成で、リベットの打鋲に伴うバリの発生や切屑の残存を有効に回避することができる。
前記構成の半自動打鋲装置においては、前記打鋲部は、前記被連結部材の前記外面の位置を検出する位置センサを備え、前記制御部は、前記位置センサの検出位置に基づいて前記打鋲位置を決定し、当該打鋲位置に前記打鋲部を移動させるように、前記移動機構を動作させる構成であってもよい。
また、前記構成の半自動打鋲装置においては、前記インパクトハンマーによる打鋲動作としては、予め設定される標準時間でリベットを打鋲する標準打鋲動作と、前記標準時間よりも短い補助時間でリベットを打鋲する補助打鋲動作との2種類が設定されている構成であってもよい。
また、前記構成の半自動打鋲装置においては、前記打鋲部は、前記貫通孔の位置に前記リベットを供給するリベット供給器と、前記貫通孔の外面側内周または前記リベットの頭部側外周にシール材を供給するシール材供給器と、を備えている構成であってもよい。
また、前記構成の半自動打鋲装置においては、前記被連結部材が、航空機用バレル構造体またはバレル構造体を構成するパネル部材である構成であってもよい。
また、本発明には、構造体を構成する被連結部材同士を連結するために、当該被連結部材の連結部位における打鋲位置に対して、内径の小さい下孔を外面から形成し、当該下孔の内径を外面から拡大して貫通孔に仕上げ、前記被連結部材の内面側で、操作者が前記打鋲位置の内面に当て盤を当接した状態で、当該操作者の操作によって、前記貫通孔に対して外面からインパクトハンマーによりリベットを打鋲し、前記下孔の形成、前記貫通孔への仕上げ、およびインパクトハンマーによる打鋲は、前記連結部位の外面上を移動可能とする打鋲部によって行われ、前記打鋲位置に隣接する位置、または、前記打鋲位置に近接する前回の打鋲位置で前記リベットが打鋲済みであり、かつ、前記打鋲部が前記打鋲位置で前記連結部位を押圧しているときに、前記外面で前記打鋲部が打鋲可能な状態にあることを前記操作者に報知する半自動打鋲方法も含まれる。
本発明では、以上の構成により、パネル部材を連結してバレル構造体を構成したりバレル構造体同士を連結したりする場合であっても、簡素な構成で、リベットの打鋲に伴うバリの発生や切屑の残存を有効に回避することができる打鋲装置および打鋲方法を提供することができる、という効果を奏する。
本発明の連結対象となる被連結部材の一例を示す模式図である。 本発明の実施の形態に係る半自動打鋲装置の外観構成の一例を示す模式的斜視図である。 図1に示す半自動打鋲装置の制御構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す半自動打鋲装置の打鋲部の具体的な構成の一例を示す模式的平面図および模式的側面図である。 リベットを挿入するための貫通孔を形成する際、並びに、貫通孔にリベットを打鋲する際に発生するおそれのあるバリの発生および切屑の残存を説明する模式図である。 図1に示す半自動打鋲装置によりリベットを打鋲する状況の一例を示す模式図である。 図1に示す半自動打鋲装置によるリベットの打鋲工程(すなわち本発明の実施の形態に係る半自動打鋲方法)の一例を示すフローチャートである。 (a),(b)は、図1に示す半自動打鋲装置によるリベットの打鋲工程を示す模式的工程図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
[被連結部材の代表例]
本発明に係る半自動打鋲装置は、航空機用構造体を構成する被連結部材同士を連結するリベットを打鋲するために用いられる。この被連結部材は特に限定されないが、例えば、図1に示すように、パネル部材31またはバレル構造体32を挙げることができる。
航空機50は、部位別に大まかに区分すれば、図1に示すように、胴体部51、機首部52、尾部53、および主翼部54の4つの部位から構成されている。このうち、胴体部51は主として客室または貨物室(もしくはその両方)となる部位である。そのため、胴体部51は、一般に、内部に十分な空間が形成されるように、複数のバレル構造体32を連結した筒状に構成されている。
また、バレル構造体32は、例えば、複数のパネル部材31同士を円筒状に連結することにより製造することができる。図1に示す例では、バレル構造体32を構成するパネル部材31としては、機体の上面となるクラウンパネル31a、機体の側面となるサイドパネル31b、機体の下面となるキールパネル31cの3種類を例示しており、例えば、2枚のサイドパネル31b、1枚のクラウンパネル31aおよび1枚のキールパネル31cの合計4枚を、側縁部同士で連結することで、1つのバレル構造体32が形成される。
ここで、被連結部材30がパネル部材31であってもバレル構造体32であっても、その連結部位33は、パネル部材31の側縁部が重ね合わせられた上で、リベット40により締結されることで構成されている。リベット40は複数の列状に打鋲される。図1に示す例では、パネル部材31同士の連結部位33では、リベット40は3列で打鋲されており、バレル構造体32同士の連結部位33では、リベット40は4列で打鋲されているが、その列数は特に限定されない。また、1列を成すリベット40の間隔、すなわちリベット40の打鋲ピッチも、一定間隔であれば特に限定されない。リベット40の列数または打鋲ピッチは、被連結部材30を連結した状態で実現すべき強度に合わせて適宜設定することができる。
なお、バレル構造体32を構成するパネル部材31の種類は、クラウンパネル31a、サイドパネル31bおよびキールパネル31cに限定されず、これらパネル部材31に加えて公知の他の種類のパネル部材31が用いられてもよいし、これら以外の種類のパネル部材31が用いられてもよい。
また、図1に示す例では、バレル構造体32は、複数のパネル部材31を連結することで構成されているが、これに限定されず、例えば、繊維強化樹脂複合材料製の単体のバレル構造体32であってもよい。したがって、被連結部材30の材質はアルミニウム系の金属材料に限定されず、前記複合材料または航空機の分野で公知の他の材料であってもよい。さらに、被連結部材30は、パネル部材31またはバレル構造体32に限定されず、本発明が適用可能であれば、他のどのような部位(または当該部位の製造に用いられる部材)であってもよい。
[半自動打鋲装置]
次に、本発明に係る半自動打鋲装置の代表的な構成例について、図2、図3および図4を参照して具体的に説明する。
図2および図3に示すように、本実施の形態に係る半自動打鋲装置10は、前述した被連結部材30同士の連結部位33にリベット40を打鋲するために用いられ、打鋲部11、移動機構12、操作部13、報知部14および制御部15を備えている。
打鋲部11は、連結部位33に対して被連結部材30の外面からリベット40を打鋲するものであり、本実施の形態では、図3および図4に模式的に示すように、エアハンマー111、リベット供給器112、シール材供給器113、仕上げドリル114Aおよび下孔ドリル114B等の工具と、位置センサ115と、これら工具および位置センサ115を移動させる工具移動部116と、これらを収容または保持する筐体部117とを備えている。
エアハンマー111は、リベット40を打鋲する工具であって、空気圧により駆動されるインパクトハンマーである。その具体的な構成は特に限定されず、リベット40を打鋲する分野で公知のエアハンマーを用いることができる。また、リベット40の打鋲に使用可能であれば、エアハンマー111以外の公知のインパクトハンマーも好適に用いることができる。
エアハンマー111は、リベット40を打鋲する際には、図4に示すように、動作しない定常の位置から図中二点鎖線で示す突出位置Pまで突出できるように構成されている。また、リベット40を打鋲するとき(打鋲動作時)には、リベット40に打撃を加えることにより、結果的に連結部位33の外面を押圧することになる。この点については後述する。
また、エアハンマー111による打鋲動作としては、標準打鋲動作と補助打鋲動作との2種類が予め設定されている。標準打鋲動作は、予め設定される標準時間でリベット40を打鋲する打鋲動作である。標準時間の長さは特に限定されず、被連結部材30の厚み、リベット40の種類、リベット40に要求される打鋲品質等の諸条件により適宜設定される。条件によって標準時間が設定可能であってもよい。また、補助打鋲動作は、標準時間よりも短い補助時間でリベット40を打鋲する打鋲動作である。補助時間の長さは特に限定されないが、標準打鋲動作で十分打鋲できなかった場合に、リベット40を軽く打鋲する程度の時間であればよく、例えば、前記の諸条件にもよるが0.5秒前後を挙げることができる。
リベット供給器112は、連結部位33に形成された貫通孔の位置(すなわち打鋲位置)にリベット40を供給するものである。また、シール材供給器113は、貫通孔の外面側の内周またはリベット40の頭部側の外周にシール材を供給(または塗布)するものである。これら工具の具体的な構成は特に限定されず、航空機の分野で公知の各種工具を好適に用いることができる。なお、シール材供給器113も、エアハンマー111と同様に突出位置Pまで突出できるように構成されている(図4参照)。
ここでシール材は、リベット40と貫通孔との隙間を封止(シール)するための材料であり、航空機の分野で公知のゴム系のシール材が好適に用いられる。また、シール材が供給される位置は、前記の通り、貫通孔の外面側の内周またはリベット40の頭部側の外周であればよく、特に限定されない。例えばリベット40が皿リベットであれば、貫通孔の外面側には皿面を形成することになるため、シール材は皿面(すなわち貫通孔の外面側の内周)に供給してもよいし、皿リベットの皿頭の下側周囲(すなわちリベット40の頭部側の外周)に供給してもよい。本実施の形態では、後述するように皿面にシール材を供給している。
仕上げドリル114Aおよび下孔ドリル114Bは、連結部位33に貫通孔を形成するための穿孔ドリルである。仕上げドリル114Aは、貫通孔を形成できる外径を有する公知の穿孔ドリルであればよく、下孔ドリル114Bは、貫通孔よりも内径の小さい下孔を形成する外径を有する公知の穿孔ドリルであればよい。貫通孔は、前記の通り連結部位33の打鋲位置に、リベット40を打鋲するために形成されるが、本実施の形態では、先に、下孔ドリル114Bで下孔を形成してから、仕上げドリル114Aにより下孔の内径を拡大して貫通孔に仕上げる。
このように、連結部位33に2段回で貫通孔を形成すれば、穿孔ドリルにより連結部位33に加えられる外力を小さくすることができる。それゆえ、貫通孔の形成に伴って被連結部材30に撓みが生ずるおそれを有効に抑制することができるので、リベット40の打鋲に伴うバリの発生または切屑の残存を有効に回避することができる。なお、仕上げドリル114Aおよび下孔ドリル114Bも、エアハンマー111と同様に突出位置Pまで突出できるように構成されている(図4参照)。
位置センサ115は、被連結部材30の外面の位置を検出するものであり、この検出結果(検出位置)に基づいて制御部15が打鋲位置を決定する。位置センサ115は、被連結部材30の外面の位置を検出できるものであれば特に限定されず、例えば、三次元レーザセンサ等の公知の画像センサが好適に用いられる。
工具移動部116は、前記の通り、エアハンマー111、リベット供給器112、シール材供給器113、仕上げドリル114Aおよび下孔ドリル114B等の工具、並びに、位置センサ115を打鋲位置(もしくは打鋲位置に形成された下孔または貫通孔)に移動させるための機構である。本実施の形態では、図4に示すように、前述した工具は、エアハンマー111、リベット供給器112、シール材供給器113、仕上げドリル114A、下孔ドリル114B、および位置センサ115の順で上から下に一列に配列されており、工具移動部116は、一列に配列された工具群を上下移動させることにより、各工具を打鋲位置に移動させる。工具移動部116の具体的な構成は特に限定されず、工作機械等の分野で公知の構成を好適に用いることができる。
筐体部117は、前述した各種工具(位置センサ115も含む)と工具移動部116等を収容または保持するものであり、その具体的な構成は特に限定されない。図4に示す例では、筐体部117は、板状部材等により枠体状に構成されているが、いわゆる「筐体」となるようにケーシングとして構成されてもよい。
移動機構12は、前述した打鋲部11を連結部位33の外面上で打鋲位置に移動させるものであり、本実施の形態では、図2に示す走行フレーム121および位置決めレール122、並びに、スライド車輪125およびスライドレール126、図3に模式的に示すフレーム移動部123およびレール移動部124等を備えている。
走行フレーム121は、バレル構造体32の外周の大部分を覆うフレームが2本等間隔で対向した構成となっており、打鋲部11を位置決めレール122とともに、バレル構造体32の周方向に移動させるために用いられる。また、位置決めレール122は、対向する走行フレーム121の間を架橋するように2本のレールを等間隔で配置させた構成となっており、打鋲部11を、バレル構造体32の長手方向に移動させるために用いられる。
フレーム移動部123は、位置決めレール122を含めた打鋲部11を、走行フレーム121上で移動させるための駆動部である。また、レール移動部124は、打鋲部11を位置決めレール122上で移動させるための駆動部である。また、スライド車輪125は走行フレーム121の下部に設けられ、スライドレール126上に載置されている。これにより走行フレーム121および位置決めレール122並びに打鋲部11は、スライドレール126上を移動することができる。
走行フレーム121、位置決めレール122、フレーム移動部123、レール移動部124、スライド車輪125、およびスライドレール126の具体的な構成は特に限定されず、工作機械等の分野で公知の構成を好適に用いることができる。
操作部13は、被連結部材30の内面側に配置可能であって、少なくとも打鋲部11による打鋲の開始を操作可能とするものである。例えば図2に示す例では、操作者(作業者)20は、バレル構造体32の内部で作業台34上に所在しており、操作部13は操作者20が保有できるように構成されている。この操作部13は、本実施の形態では、図3に模式的に示すように、操作者20が把持するための把持部131と、リベット40の打鋲時に打鋲位置の内面に当接される当て盤132とが設けられている。
操作部13と後述する制御部15とは、無線または有線で通信可能に構成されていればよく、操作部13の操作に従って制御部15の制御により打鋲部11、移動機構12、報知部14等が動作する。操作部13の具体的な構成は特に限定されない。例えば、操作部13の全体構成は、本実施の形態では、操作者20の首等にかけられるようにペンダントを挙げることができる。また、操作部13に設けられる操作用構成は、後述するように、例えば単一の押しボタンを挙げることができる。また、把持部131および当て盤132の具体的な構成も特に限定されず、リベット40を手作業でかしめる際に用いられる公知の構成を好適に用いることができる。
なお、図2に示す例では、被連結部材30であるパネル部材31がバレル構造体32を形成している状態にあるため、操作者20はバレル構造体32の内部に所在することになるが、操作者20および操作部13の位置はバレル構造体32の内部に限定されない。打鋲部11は常に被連結部材30の外面からリベット40を打鋲するので、操作者20および操作部13は、被連結部材30の内面側となる位置に所在していればよい。
報知部14は、連結部位33の外面で打鋲部11が打鋲可能な状態にあることを報知するものである。図2に模式的に示すように、本実施の形態では、前記の通り、操作者(作業者)20は、バレル構造体32の内部に所在しているため、バレル構造体32の外面に位置する打鋲部11が打鋲可能な状態にあるか否かがわからない。それゆえ、報知部14が報知動作を行うか否かによって操作者20は打鋲部11の状態を把握することができる。
報知部14の具体的な構成は特に限定されず、本実施の形態では、例えばブザー等の音声発生装置が用いられる。ブザーが鳴ることにより、操作者20は打鋲部11が打鋲可能な状態になったことを把握する。なお、ブザーではなく録音済みの言語音声により報知してもよい(例えば「打鋲可能な状態となりました」等を発するように構成されてもよい)。また、報知部14は、操作部13に設けられるランプまたは表示部等であってもよい。
制御部15は、前述した打鋲部11、移動機構12、操作部13、および報知部14を制御するものであり、公知のコンピュータ、コントローラまたは制御回路等により構成されている。図2に示す例では、制御部15は、打鋲部11および移動機構12から分離して設けられ、打鋲部11とはケーブルを介して接続されているが、例えば、打鋲部11に一体化されてもよいし、打鋲部11および移動機構12を動作させる制御構成と、情報処理を行う制御構成とが別体化され、情報処理を行う制御構成が操作部13に一体化されてもよい。
制御部15が打鋲部11を移動させる際の制御、すなわち、打鋲部11および移動機構12の制御は特に限定されず、例えば、工作機械等の分野で公知のNC制御を好適に用いることができる。基本的には、制御部15は、打鋲位置に打鋲部11を移動させるように移動機構12を動作させればよい。前述したように、打鋲部11の位置センサ115が被連結部材30の外面(連結部位33の外面)の位置を検出するので、制御部15は、この検出位置に基づいて打鋲位置を決定し、この打鋲位置に基づいて打鋲部11および移動機構12を制御すればよい。
また、打鋲位置に打鋲部11が移動すれば、制御部15は、打鋲部11の工具移動部116を制御して、前述した各工具を打鋲位置に移動させればよく、各工具が打鋲位置に移動すれば、所定の動作を行うように各工具を制御すればよい。
さらに本発明では、打鋲部11が打鋲位置に達した後には、制御部15は、打鋲位置に隣接する位置または近接する位置でリベット40が打鋲済みであり、かつ、打鋲部11が打鋲位置で連結部位33を押圧しているときに、前記のように報知部14を動作させるよう制御すればよい。これら制御に関しては後に詳述する。
[打鋲工程]
次に、前記構成の半自動打鋲装置10を用いて被連結部材30の連結部位33にリベット40を打鋲する打鋲工程に関して、図5〜図8を参照して具体的に説明する。
リベット40の打鋲に際しては、特に貫通孔を形成する際、並びに、リベット40を貫通孔に挿入する際に、連結部位33において被連結部材30同士に隙間が実質的に生じないようにする必要がある。
具体的には、例えば、図5に示すように、連結部位33を十分に押圧できない条件下で、穿孔ドリル114により貫通孔33cを形成しようとする。このとき、図5において向かって左側に示すように、内面側の被連結部材30(図中下側)に穿孔ドリル114の先端が当接すると、ドリル先端による切削よりも穿孔ドリル114による押圧力が優先されて、被連結部材30同士の間に隙間が形成されてしまう。
また、貫通孔33cが適切に形成されたとして、貫通孔33cにリベット40を挿入して打鋲しようとする。このとき、図5において向かって右側に示すように、リベット40の先端が内面側の被連結部材30(図中下側)の貫通孔33cに到達すると、エアハンマー111の打撃力によって、リベット40の先端が貫通孔33cに挿入されるよりも前に内面側の被連結部材30が押さえられて、被連結部材30同士の間に隙間が形成されてしまう。
このように、貫通孔の形成またはリベット40の挿入時に、連結部位33において被連結部材30同士の間に隙間が形成されてしまうと、図5において下側に示すように、貫通孔33cの周囲に外側から内側に向かってバリ30aが発生したり、被連結部材30同士の間に切屑30bが残存したりする。これらバリ30aの発生または切屑30bの残存は、リベット40の打鋲品質を大きく低下させることになる。
これに対して、本発明では、前述したように、リベット40を打鋲するための貫通孔33cの形成は、(1)下孔ドリル114Bによる下孔の形成および(2)仕上げドリル114Aによる下孔の径の拡大、という2段階を経るという条件下で行われる。また、リベット40の打鋲は、(1)エアハンマー111の打鋲により連結部位33が外面から押圧されている状態で、(2)リベット40の打鋲位置から見て隣接する位置、または、リベット40の打鋲位置に近接する位置でリベット40が打鋲済みであり、かつ、(3)連結部位33を内面から当て盤132により押圧されている、という3条件を満たしているときに行われる。
ここで、リベット40の打鋲位置から見て隣接する位置(隣接位置)とは、打鋲位置から見てすぐ隣の位置を意味する。また、本発明においては、リベット40の打鋲位置に近接する位置(近接位置)が打鋲済みであってもよい。この近接位置は、本実施の形態では、被連結部材30同士の連結部位33をCフレーム等のクランプ機器で固定しなくても、連結部位33の品質を満たすように打鋲できる位置として定義される。
連結部位33の品質を満たす状態とは、(i)貫通孔33cの形成中に被連結部材30同士の間に実質的に隙間が開かない状態、(ii)被連結部材30同士の間に切屑等の異物を残さない状態、(iii)リベット40の打鋲中に被連結部材30同士の間に実質的に隙間が開かない状態等を挙げることができる。言い換えれば、近接位置とは、打鋲位置(これから打鋲を行う位置)から見て、一連の打鋲工程(孔形成からリベット40の打鋲完了まで)中に、連結部位33において被連結部材30同士が実質的に隙間無く重ね合わせた状態(密接した状態)を維持できるように、これら被連結部材30同士を締結可能とする前回の打鋲位置、と定義することもできる。
まず、貫通孔33cの形成条件について説明すると、先に小径の下孔を形成してから貫通孔33cを仕上げることにより、第一段階の下孔の形成時に細い下孔ドリル114Bを用いることになる。そのため、内面側の被連結部材30に穿孔ドリル114の先端が当接したときには、細いドリル先端に押圧力が集中される。その結果、ドリル先端による切削が押圧力よりも優先されて、内面側の被連結部材30に隙間が形成される前に下孔を形成することが可能になる。
その後、仕上げドリル114Aが、内面側の被連結部材30に穿孔ドリル114の先端が当接したときには、内面側の被連結部材30に既に下孔が形成されているので、ドリル先端が下孔に容易に進入することができる。その結果、内面側の被連結部材30に隙間が形成されることなく、下孔を貫通孔に仕上げることができる。
次に、リベット40の打鋲条件について説明すると、本発明者らの検討によれば、連結部位33の両面から別途機械的に押圧することがなくても、(1)エアハンマー111の打鋲による外面からの押圧、(2)隣接位置または近接位置でのリベット40の打鋲完了、および(3)当て盤132による内面からの押圧の3つの条件を満たせば、例えばCフレーム等を用いたり、専用の大型の自動打鋲装置を用いたりしなくても、被連結部材30を重ね合わせた状態を維持できることが明らかとなっている。
ここで、図6に示すように、操作者20は、被連結部材30の内面側に所在するので、外面に位置する打鋲部11の状態を目視できない。これに対して、(2)隣接位置または近接位置でリベット40の打鋲が完了していて、(1)エアハンマー111の打鋲により外面が押圧されることになれば、リベット40が打鋲可能な状態にあることになるので、報知部14によって打鋲可能な状態であることが報知される。操作者20は、この報知を受けて、(3)打鋲位置の内面に当て盤132を当接して前記3条件を満たした上で、操作部13を操作して打鋲部11にリベット40の打鋲を開始させればよいことになる。
しかも、リベット40の打鋲にはエアハンマー111等のインパクトハンマーが用いられる。インパクトハンマーは、手作業の打鋲でも使用されるものであって、公知の自動打鋲装置のように打鋲に際して非常に大きな力が加えられることがない。リベット40の打鋲時には、操作者(作業者)20は、打鋲位置の内面を当て盤132で押圧しているが、インパクトハンマーによるリベット40の打鋲時には、操作者(作業者)20に対して非常に大きな反力が加えられるようなことが回避される。そのため、連結部位33の外側では自動的な打鋲が可能であるとともに、内側では人手によりかしめ作業が可能となる。それゆえ、簡素な構成で、リベット40の打鋲に伴うバリの発生や切屑の残存を有効に回避することができる。
次に、打鋲部11による打鋲工程の具体的な一例について説明すると、まず、図7に示すように、半自動打鋲装置10の制御部15は、打鋲工程を開始するか否かの判定を行う(ステップS001)。この判定は(2)隣接位置または近接位置でリベット40の打鋲が完了しているか否かの判定であって、半自動打鋲装置10により自動的に行われてもよいし、操作者(作業者)20により行われてもよい。
半自動打鋲装置10が打鋲工程の開始判定を行う場合としては、例えば、移動機構12が打鋲部11を連結部位33の外面上で一方向に移動させるように構成され、打鋲部11が、連結部位33において連続してリベット40を打鋲するよう構成されている場合に、制御部15において、最初のリベット40が打鋲済みであるか否かを判定すればよい。打鋲済みでなければ、操作者20が手作業により最初のリベット40を打鋲してから操作部13により打鋲工程を開始するよう操作すればよく、打鋲済みであれば、制御部15は打鋲工程を開始すればよい。
また、操作者20が打鋲工程の開始判定を行うのであれば、例えば、操作部13を操作して半自動打鋲装置10を起動させればよい。この場合、制御部15は、図7に示すステップS001の判定を行わず、次のステップから制御を開始すればよい。
次に、制御部15は、打鋲部11の位置センサ115により連結部位33の位置を検出させて、打鋲位置33aを決定する(ステップS002)。例えば、図8(a)の最上段に示すように、隣接位置33d(または図示しない近接位置)でリベット40が打鋲済みであるとする。制御部15は、移動機構12および/または打鋲部11の工具移動部116を動作させながら、図中矢印Sで模式的に示すように位置センサ115により位置を検出させ、検出位置に基づいて、打鋲位置33aを決定する。
次に、制御部15は、打鋲部11の工具移動部116を動作させて、打鋲位置33aに下孔ドリル114Bを移動させ、図8(a)の2段目に示すように、連結部位33に下孔33bを形成させる(ステップS003)。続いて、制御部15は、仕上げドリル114Aを下孔33bの位置に移動させて、図8(a)の3段目に示すように、下孔33bの内径を拡大する仕上げを行い、貫通孔33cを形成する(ステップS004)。
なお、制御部15は、必要に応じて、操作者20が貫通孔33cを目視で確認するために、打鋲部11の動作(一連の打鋲工程)を一旦停止させてもよい。貫通孔33cは、被連結部材30の外面から形成されるが連結部位33を貫通しているので、内面側に所在する操作者20であっても目視で確認することができる。もし、貫通孔33cの状態が良好でなければ、操作者20は適切な対応(例えば、バリ30aの発生または切屑30bの付着が確認されれば、それを除去する対応)をとることができる。また、打鋲部11の動作が一旦停止した後は、操作者20は、操作部13を操作して、打鋲工程を継続させればよい。これにより制御部15は打鋲部11の動作を再開させることになる。
貫通孔33cの形成後、制御部15は、シール材供給器113を貫通孔33cの位置に移動させることにより、図8(a)の4段目に示すように、貫通孔33cの外面側の内周にシール材35を供給する(ステップS005)。図8(a)に示す例では、リベット40として皿リベットを用いるため、貫通孔33cにも皿面が形成されているので、この皿面にシール材35が供給される。なお、前述したようにリベット40の頭部側の外周(皿リベットの場合、皿頭の下側周囲)にシール材35を供給してもよい。また、皿面の形成方法は特に限定されず、仕上げドリル114Aにより仕上げ処理と同時に皿面形成処理を行ってもよいし、打鋲部11が別途皿面形成用のドリルを備えていてもよい。
次に、制御部15は、リベット供給器112を貫通孔33cの位置に移動させ、図8(a)の5段目に示すように、貫通孔33cにリベット40を挿入する。なお、この状態では、制御部15は報知部14を報知させてから、一連の打鋲工程を一旦停止させる(ステップS006)。
操作者20は、報知部14の報知を確認すれば、操作部13の把持部131を把持して、図8(b)の最上段に示すように、操作部13の当て盤132を貫通孔33cの内面側に当接させる。その後、操作者20は、操作部13を操作して打鋲動作を開始させる(ステップS007)。これにより、制御部15は標準打鋲動作を開始させる。すなわち、エアハンマー111をリベット40の位置(打鋲位置33a)に移動させ、予め設定される標準時間のあいだエアハンマー111を動作させる。これにより(1)エアハンマー111の打鋲によって連結部位33が外面から押圧されることになる。なお、この後、制御部15は、一連の打鋲工程を一旦停止させる(ステップS008)。
標準打鋲動作では、図8(b)の2段目に示すように、エアハンマー111がリベット40の頭部に打撃を加えるため、図中矢印C1で示すように、連結部位33の外面から打鋲位置33aに対して押圧力が加えられる。また、このとき、リベット40の先端には操作者20が当て盤132を当接しているため、図中矢印C3で示すように、連結部位33の内面から打鋲位置33aに対して押圧力が加えられる。さらに、打鋲位置33aから見てすぐ隣の位置(隣接位置33d)には、リベット40が既に打鋲済みであるので、この隣接位置33dでは、見かけ上、図中矢印C2で示す締結力が加えられているような状態となる。
これにより、連結部位33の被連結部材30同士は密接した状態を有効に維持することができるので、図8(b)の3段目に示すように、打鋲位置33aにおいてリベット40が適切に打鋲されることになる。なお、図8(a)および(b)では図示しないが、隣接位置33dではなく、前述した近接位置にリベット40が打鋲済みであっても、連結部位33の被連結部材30同士が密接した状態を有効に維持することができる。
次に、操作者20は、標準打鋲動作で打鋲されたリベット40を目視で確認し、補助打鋲動作が必要であるか判定する(ステップS009)。つまり、標準打鋲動作でリベット40が十分に打鋲されていない場合には(ステップS009でYES)、操作者20は操作部13を操作して、制御部15に補助打鋲動作を行わせる(ステップS010)。補助打鋲動作は、前述したように、標準時間より短い補助時間のあいだエアハンマー111を動作させる打鋲動作である。操作者20は、操作部13の操作によって、この補助打鋲動作を必要に応じて1回または複数回繰り返すことで、リベット40を貫通孔33cに十分に挿入して当て盤132でかしめることにより、適切な打鋲品質を実現する。
なお、補助打鋲動作が不要な場合には(ステップS009でNO)、操作者20は操作部13を操作して一連の打鋲工程を再開させる。つまり、図7において、補助打鋲動作の要/不要を判定するステップは、制御部15による制御ステップではなく、前述した打鋲動作を開始させる操作(ステップS007)のように、操作部13の操作によって制御指令が入力されるステップとなる。
操作部13の操作により一連の打鋲工程が再開されれば、制御部15は、次の打鋲を行うか否か判定する(ステップS011)。次の打鋲を行うのであれば(ステップS011でYES)、制御部15は、移動機構12および打鋲部11を動作させて打鋲位置33aを決定するステップ(ステップS002)に戻り、前述した一連の打鋲工程を繰り返す。一方、次の打鋲を行わないのであれば(ステップS011でNO)、制御部15は一連の制御を終了する。
このように本発明によれば、まず、リベット40を打鋲する貫通孔33cが下孔33bを拡大するという2段階で形成される。そのため、貫通孔33cを形成する段階において、連結部位33で重ね合わせられている被連結部材30同士の間に隙間が形成されることが有効に抑制される。
さらに、貫通孔33cにリベット40を打鋲する際には、操作者20は、報知部14の報知により打鋲可能であることを把握できるので、把持部131を把持して打鋲位置33aの内面に当て盤132を当接した状態で、操作部13の操作により打鋲を開始させる。このとき、打鋲位置33aは、外面から打鋲部11(エアハンマー111の打鋲動作)により押圧され、内面から操作者20(当て盤132)により押圧され、さらに打鋲位置33aの隣接位置33d(または近接位置)ではリベット40が打鋲済みとなっている。そのため、連結部位33の両面から別途機械的に押圧しなくても、被連結部材30を重ね合わせた状態を維持することができる。そのため、リベット40を打鋲する際にも、被連結部材30同士の間に隙間が形成されることが有効に抑制される。
しかも、打鋲部11の打鋲に用いられるエアハンマー111は、手作業の打鋲にも使用されるインパクトハンマーの一種であるので、リベット40の先端を当て盤132で押さえている操作者20に対して非常に大きな力が加えられるようなことが回避される。これにより、外面からリベット40を打鋲する作業は機械的に行うことができ、内面からリベット40をかしめる作業は実質的に操作者20の人手で行うことができる。それゆえ、パネル部材31を連結してバレル構造体32を構成したりバレル構造体32同士を連結したりする場合であっても、簡素な構成で、リベット40の打鋲に伴うバリ30aの発生や切屑30bの残存を有効に回避することができる。
ここで、前述したように、操作部13に設けられる操作用構成としては、例えば単一の押しボタンを挙げることができる。これにより、操作者20が押しボタンを押すだけでエアハンマー111を操作することができるので、操作者20は複雑な操作を行う必要がない。具体的には、操作者20が最初に押しボタンを押せば、打鋲部11は、リベット40の打鋲を開始して標準時間に達するまで打鋲を継続するが、その後、操作者20が再度押しボタンを押せば、補助時間に達するまで打鋲を実施する。つまり、制御部15は、押しボタンが1回押されたときには打鋲部11は標準打鋲動作を実施し、2回目または3回目以上押されれば、補助打鋲動作を実施するように構成されていればよい。
また、制御部15は、例えば、リベット40の打鋲が完了した後に新たに打鋲位置33aが決定されれば(打鋲部11が移動すれば)、押しボタンの操作回数をリセットするように構成されていればよい。これにより、新たな打鋲位置33aで操作者20が最初に押しボタンを押したときには、打鋲部11は標準打鋲動作を行うことになる。それゆえ、操作者20は、一つの操作用部材(押しボタン)のみで、標準打鋲動作および補助打鋲動作を使い分けることができる。なお、操作用部材は押しボタンのみに限定されず、操作者20が容易に操作できるのであれば、レバー部材であってもよいし、その他のスイッチ型部材であってもよい。
[変形例]
本実施の形態では、移動機構12は、走行フレーム121および位置決めレール122から構成されているが、本発明はこれに限定されず、工作機械等の分野で公知の移動手段を好適に用いることができる。
また、本実施の形態では、打鋲部11は、リベット40として1種類のみを用いる構成となっているが、本発明はこれに限定されず、例えば、打鋲部11のリベット供給器112は、リベット40の種類を交換できるように構成されてもよい。このとき、少なくとも貫通孔33cを仕上げる仕上げドリル114Aは、リベット40の種類に応じて自動的(手動でもよい)交換できるように構成されてもよい。
また、本実施の形態では、打鋲部11は、エアハンマー111、リベット供給器112、シール材供給器113、仕上げドリル114Aおよび下孔ドリル114B以外に、他の工具等を備えていてもよい。例えば、仕上げドリル114Aおよび下孔ドリル114Bに対して穿孔動作毎に間欠ミストで刃先を潤滑するドリル潤滑器、穿孔後の貫通孔33cに残存する切屑30bを吸引除去する切屑掃除器、位置センサ115とは別に打鋲位置33aの工具による加工を監視する監視カメラ等が挙げられるが特に限定されない。
さらに、半自動打鋲装置10は、複数の運転モードで運転可能に構成されてもよい。例えば、図7および図8(a),(b)に説明した一連の打鋲工程を自動で行う自動運転モード、一連の打鋲工程を各工具による動作毎に行うステップ運転モード(このモードでは、任意の動作を操作部13の操作によりスキップしてもよい)、被連結部材30の種類に応じて初期設定を実施するために行われるテスト加工モード(一連の打鋲工程を1サイクルのみ行ったり、ドリル加工のみを1サイクルのみ行ったりするモード)、各工具による動作のみを行う単独動作運転モードなどが挙げられるが、特に限定されない。
なお、本発明は前記実施の形態の記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示した範囲内で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態や複数の変形例にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、被連結部材同士をリベットで連結することにより構成される航空機用構造体の製造の分野に広く好適に用いることができる。
10 半自動打鋲装置
11 打鋲部
12 移動機構
13 操作部
14 報知部
15 制御部
20 操作者
30 被連結部材
30a バリ
30b 切屑
31 パネル部材(被連結部材)
32 バレル構造体(被連結部材)
33 連結部位
33a 打鋲位置
33b 下孔
33c 貫通孔
33d 隣接位置
35 シール材
40 リベット
50 航空機
51 胴体部(構造体)
111 エアハンマー(インパクトハンマー)
112 リベット供給器
113 シール材供給器
114A 仕上げドリル(穿孔ドリル)
114B 下孔ドリル(穿孔ドリル)
115 位置センサ
116 工具移動部
121 走行フレーム
122 位置決めレール
123 フレーム移動部
124 レール移動部
131 把持部
132 当て盤

Claims (6)

  1. 構造体を構成する被連結部材同士を連結するリベットを打鋲するために用いられ、
    前記被連結部材の連結部位に対して、外面から貫通孔を形成して当該貫通孔に前記リベットを打鋲する打鋲部と、
    前記連結部位の外面上で前記打鋲部を移動させる移動機構と、
    前記被連結部材の内面側に配置可能であって、少なくとも前記打鋲部による打鋲の開始を操作可能とする操作部と、
    前記外面で前記打鋲部が打鋲可能な状態にあることを報知する報知部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記打鋲部は、前記連結部位の打鋲位置に前記貫通孔よりも内径の小さい下孔を形成する下孔ドリルと、当該下孔の内径を拡大して前記貫通孔に仕上げる仕上げドリルと、当該貫通孔に前記リベットを打鋲するインパクトハンマーを備え、
    前記操作部には、操作者が把持する把持部と、前記リベットの打鋲時に前記打鋲位置の内面に当接される当て盤と、が設けられ、
    前記制御部は、前記打鋲位置に隣接する位置、または、前記打鋲位置に近接する前回の打鋲位置で前記リベットが打鋲済みであり、かつ、前記打鋲部が前記打鋲位置で前記連結部位を押圧しているときに、前記報知部を動作させることを特徴とする、
    半自動打鋲装置。
  2. 前記打鋲部は、前記被連結部材の前記外面の位置を検出する位置センサを備え、
    前記制御部は、前記位置センサの検出位置に基づいて前記打鋲位置を決定し、当該打鋲位置に前記打鋲部を移動させるように、前記移動機構を動作させることを特徴とする、
    請求項1に記載の半自動打鋲装置。
  3. 前記インパクトハンマーによる打鋲動作としては、予め設定される標準時間でリベットを打鋲する標準打鋲動作と、前記標準時間よりも短い補助時間でリベットを打鋲する補助打鋲動作との2種類が設定されていることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の半自動打鋲装置。
  4. 前記打鋲部は、
    前記貫通孔の位置に前記リベットを供給するリベット供給器と、
    前記貫通孔の外面側内周または前記リベットの頭部側外周にシール材を供給するシール材供給器と、
    を備えていることを特徴とする、
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載の半自動打鋲装置。
  5. 前記被連結部材が、航空機用バレル構造体またはバレル構造体を構成するパネル部材であることを特徴とする、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の半自動打鋲装置。
  6. 構造体を構成する被連結部材同士を連結するために、当該被連結部材の連結部位における打鋲位置に対して、内径の小さい下孔を外面から形成し、
    当該下孔の内径を外面から拡大して貫通孔に仕上げ、
    前記被連結部材の内面側で、操作者が前記打鋲位置の内面に当て盤を当接した状態で、当該操作者の操作によって、前記貫通孔に対して外面からインパクトハンマーによりリベットを打鋲し、
    前記下孔の形成、前記貫通孔への仕上げ、およびインパクトハンマーによる打鋲は、前記連結部位の外面上を移動可能とする打鋲部によって行われ、
    前記打鋲位置に隣接する位置、または、前記打鋲位置に近接する前回の打鋲位置で前記リベットが打鋲済みであり、かつ、前記打鋲部が前記打鋲位置で前記連結部位を押圧しているときに、前記外面で前記打鋲部が打鋲可能な状態にあることを前記操作者に報知することを特徴とする、
    半自動打鋲方法。

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