JP2019031265A - 圧力隔壁システム - Google Patents

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Abstract

【課題】後部圧力隔壁、外板スプライスアングル、及び縦通材スプライスアングルを備える圧力隔壁システムを提供する。【解決手段】後部圧力隔壁は外側圧縮リング404を有する。外板スプライスアングル400は互いに隣接して配置され、外側圧縮リングに接合される。外板スプライスアングルは、胴体の第1のセクションと胴体の第2のセクションと後部圧力隔壁との間に継手を形成する。縦通材スプライスアングル402は、外板スプライスアングルを胴体の第2のセクション内の縦通材300に接合する。【選択図】図5

Description

本開示は、一般に航空機用途向け圧力隔壁に関する。より詳細には、本開示は、後部圧力隔壁を航空機の2つのセクションに接合する圧力隔壁システムに関する。
圧力隔壁は、胴体の与圧セクションを非与圧セクションから分離するために航空機内に使用されることが多い。用途によっては、圧力隔壁は、胴体の1以上のセクションの外板に取り付けられる。
航空機の運航中にかかる種々の力、並びに航空機認証機関によって定められた認証要件のために、これらの継手は一般に複雑であり、大きく補強される。継手補強は、多数の組立品、機械加工部品、フェイルセーフアングル、外側ブレークリング、縦通材スプライス取付具、コード又はクリップを含むことができる。これらの部品のうちの1以上は、異なるタイプの材料を有していてもよい。このような構成は、継手の重量及び複雑さを所望されるより増大させることが多い。
組立品の複雑さが増大するにつれて、製造時間も長くなる。圧力隔壁の製造及び設置には、穴あけ、ばり取り、シム入れ、接合面シールなどの多くのプロセスが必要となり得る。多数の材料のスタックアップのすべての構造要件を満たすためにかなりの労働時間が必要になる。
したがって、上述した課題のうちの少なくともいくつか、並びにその他の起こり得る課題を考慮した方法及び装置があれば望ましいであろう。
本開示の一実施形態は、後部圧力隔壁、外板スプライスアングル及び縦通材スプライスアングルを備える圧力隔壁システムを提供する。後部圧力隔壁は、外側圧縮リングを有する。外板スプライスアングルは、互いに隣接して配置され、圧力隔壁の外側圧縮リングに接合される。外板スプライスアングルは、胴体の第1のセクションと胴体の第2のセクションと後部圧力隔壁との間に継手を形成する。縦通材スプライスアングルは、外板スプライスアングルを胴体の第2のセクション内の縦通材に接合し、セクションの継手の両側に剛性を与える。
本開示の別の例示的な実施形態は、航空機の胴体を形成する方法を提供する。外板スプライスアングルを後部圧力隔壁の外側圧縮リングに固締する。次いで、外板スプライスアングルを胴体の第1のセクションの第1の外板の内側表面に固締する。胴体の第2のセクションを第1のセクションに隣接して配置して、外板スプライスアングルの一部が第2のセクションの第2の外板の内側表面と部分的に重なるようにする。第2の外板の外側表面から外板スプライスアングルに複数の孔をあける。次いで、後部圧力隔壁と胴体の第1のセクションと胴体の第2のセクションとの間に継手を形成するために外板スプライスアングルを第2の外板に固締する。
本開示のさらなる例示的な実施形態は、胴体及び圧力隔壁システムを備える航空機を提供する。胴体は、非与圧セクション及び与圧セクションを有する。圧力隔壁システムは、後部圧力隔壁、外板スプライスアングル、及び縦通材スプライスアングルを備える。後部圧力隔壁は、第1のセクション及び第2のセクションを分離する。後部圧力隔壁は、外側圧縮リングを有する。外板スプライスアングルは、互いに隣接して配置され、外側圧縮リングに接合される。外板スプライスアングルは、胴体の第1のセクションと胴体の第2のセクションと後部圧力隔壁との間に継手を形成する。縦通材スプライスアングルは、外板スプライスアングルを胴体の第2のセクション内の縦通材に接合する。
上記の形態及び機能は、本開示の種々の実施形態で独立に実現することができる、あるいは、さらなる詳細を下記の説明及び図面を参照して理解することができる他の実施形態では組み合わされてもよい。
例示的な実施形態の特徴と考えられる新規な形態は、添付の特許請求の範囲に記載されている。しかし、例示的な実施形態、並びにこれらの実施形態の好ましい使用モード、他の目的及び形態は、本開示の例示的な実施形態の下記の詳細な説明を参照して添付図面と共に読んだときに最も良く理解されよう。
例示的な一実施形態による航空機の説明図である。 例示的な一実施形態による航空機のブロック図である。 例示的な一実施形態による航空機の胴体の一部の説明図である。 例示的な一実施形態による圧力隔壁システムの一部の説明図である。 例示的な一実施形態による圧力隔壁システムの断面図である。 例示的な一実施形態による圧力隔壁システムの分解図である。 例示的な一実施形態による航空機内に設置された圧力隔壁システムの斜視図である。 例示的な一実施形態による間隙を有する圧力隔壁システムの説明図である。 例示的な一実施形態による航空機の胴体を形成するプロセスの流れ図である。 例示的な一実施形態による航空機の製造及び保守点検方法のブロック図である。 例示的な一実施形態が実装され得る航空機のブロック図である。
例示的な実施形態は、1以上の異なる考慮事柄を認識し考慮する。例えば、例示的な実施形態は、後部圧力隔壁の製造及び設置プロセスが所望されるよりも複雑であり、時間がかかり、かつ費用がかかることを認識し考慮する。いくつかの現在使用されている応用例は、異なる材料で製作された多くの部品を有する継手組立品を必要とする。
例えば、いくつかの実装態様では、複合材料と金属材料の両方がスタックアップで配置され、次いで両材料に孔があけられる。異種材料を有するスタックアップは、設置プロセスの期間を実質的に長くする。一例として、金属に穴をあけるには、他のタイプの材料の場合よりも時間がかかる。さらに、金属がスタックアップで使用される場合、さらなるステップが要求される。金属部品は分解されバリ取りされ、次いで所定の位置に戻して固締されなければならない。他の例では、いくつかの部品は、スタックアップでの異種材料に起因する腐食を防止するために密封されなければならず、設置プロセスにさらなるステップが追加される。
いくつかの現在使用されているシステムでは、1つの組立品が隔壁の与圧側に使用され、別の組立品が隔壁の非与圧側に使用される。多数の組立品を使用するとプロセスがさらに複雑になり、結果として、隔壁を航空機の2つの異なるセクションに接合するときの設置時間が長くなる。
航空機の後方セクションでは、現在の順序及びタイプの設置プロセスは、自動化につながらず、したがって、人間の技術者によって完了されなければならない。後部圧力隔壁継手の統合構成により、孔は内側からあけなければならない。現在使用されている構成では、アクセスが制限され、したがって、継手用の孔をあけるために自動化されたユニットを使用することができない。自動化しないと、航空機のセクションを完成するのに必要な労働時間数が増大する。
加えて、いくつかの応用例は、隔壁の縁部に沿って径方向に延在する単一の隔壁と外板の連結具を意図している。この連結具は、外板スプライスアングルとして知られ得る。そのような組立品をフェイルセーフにするときに課題が生じる。安全要件は、組立品の一部が故障したときでもシステムが所望されるように機能し続けるように、部品に補強を施すよう要求することが多い。応力を受けて、単一の隔壁と外板の連結具を有する組立品は追加補強なしには故障する可能性があり、それにより組立品を飛行に対して認証することができなくなる。
開示された実施形態は、単一部品を使用して2つの継手を一体化する圧力隔壁システムに関する。圧力隔壁システムは、後部圧力隔壁と胴体の2つのセクションとを接合して、2つのセクションの間に圧力シールを作る。例示的な実施形態は、認証を得るための所望の水準の補強を与えるために、多種多様な航空機用途に使用することができる。
ここで図を参照すると、特に図1を参照すると、例示的な一実施形態による航空機の説明図が示されている。この例示的な例では、航空機100は、胴体106に装着された翼102及び翼104を有する。
胴体106は、セクション108及びセクション110を有する。胴体106の外板112は、複合材料で構成される。後部圧力隔壁114は、胴体106の一部116においてセクション110からセクション108を分離する。航空機100は、圧力隔壁システムが例示的な一実施形態に従って実装され得る航空機の一例である。
次に図2を参照すると、例示的な一実施形態による航空機のブロック図が示されている。航空機200は、胴体202及び圧力隔壁システム203を備える。
この例示的な例では、胴体202は、第1のセクション204及び第2のセクション206を有する。第1のセクション204及び第2のセクション206は、航空機200の後方部分にある。この例示的な例では、第1のセクション204は、胴体202の非与圧セクションであり、第2のセクション206は、胴体202の与圧セクションである。例えば、第2のセクション206は、与圧客室とすることができる。いくつかの例示的な例では、両セクションが与圧されていなくてもよい。
胴体202は、実装態様に応じていくつかの追加セクションを有することができる。本明細書では、項目に関連して用いられる場合の「いくつかの(a number of)」は1以上の項目を意味する。したがって、いくつかのセクションは1以上のセクションを含む。
胴体202のいくつかのセクションは、隔壁によって分離され得る。この例示的な例では、第1のセクション204及び第2のセクション206は、後部圧力隔壁208によって分離される。
第1のセクション204は、外側表面210及び内側表面211を有する第1の外板209を有する。第2のセクション206は、外側表面213及び内側表面214を有する第2の外板212を有する。
この例示的な例では、圧力隔壁システム203は、後部圧力隔壁208、外板スプライスアングル215及び縦通材スプライスアングル217を備える。圧力隔壁システム203は、外板スプライスアングル215を使用して第1のセクション204、第2のセクション206及び後部圧力隔壁208を接合するように構成される。このようにして、第1のセクション204と第2のセクション206と後部圧力隔壁208との間の継手が単一タイプの部品を使用して作られる。
後部圧力隔壁208は、外板スプライスアングル215を使用することにより、胴体202の第1のセクション204内の第1の外板209の内側表面211と、第2のセクション206内の第2の外板212の内側表面214と、に装着することができる。後部圧力隔壁208は、航空機200の運航中に後部圧力隔壁208が望まれない態様でずれないように、第1の外板209及び第2の外板212に装着される。
図示のように、後部圧力隔壁208は外側圧縮リング216及び隔壁の壁218を有する。外側圧縮リング216は、隔壁の壁218よりも厚い。外側圧縮リング216は、後部圧力隔壁208の周囲に沿って径方向に配置される。航空機200内に設置される場合、外板スプライスアングル215は、第1の外板209及び第2の外板212を外側圧縮リング216に装着する。
外側圧縮リング216は、後部圧力隔壁208を補強するように構成される。具体的には、外側圧縮リング216は、隔壁の壁218の両側の圧力差に応じて、隔壁の壁218によって耐えられる応力を釣り合わせるように構成される。外側圧縮リング216及び隔壁の壁218は、共に複合材料で構成され得る。例えば、限定ではなく、外側圧縮リング216及び隔壁の壁218は、航空機用途に適した複合繊維強化プラスチック材料で構成され得る。
外側圧縮リング216は、隔壁の壁218とは別の部分であってもよく、あるいは、この2つは、一体品として形成され、外側圧縮リング216は、隔壁の壁218の厚さを占めるように隔壁の壁218よりも多くの材料層を有することができる。外側圧縮リング216及び隔壁の壁218が一体に形成される場合、厚さは、外側圧縮リング216の外縁部から隔壁の壁218の中心にかけて所望される態様で薄くなっていてもよい。他の例示的な例では、後部圧力隔壁208は1以上の追加のセクション、リング又は材料を有していてもよい。
この例示的な例では、外板スプライスアングル215は、互いに隣接して配置される。外板スプライスアングル215は、外側圧縮リング216に接合される。外板スプライスアングル215は、胴体202の第1のセクション204と胴体202の第2のセクション206と後部圧力隔壁208との間に継手220を形成する。特に、外板スプライスアングル215は、後部圧力隔壁208の外側圧縮リング216を第1の外板209及び第2の外板212に連結する。
この例示的な例では、外板スプライスアングル215は、セグメント化された材料片である。複数の外板スプライスアングルは、1つの外板スプライスアングルが故障しても航空機200が運航し続けることができるように使用される。1つのスプライスアングル、すなわち長い材料片が後部圧力隔壁208を第1の外板209又は第2の外板212に連結するために使用された場合、一部にある亀裂により部品全体が故障する可能性がある。したがって、継手に沿って単一の細長い外板スプライスを使用すると、所望の水準のフェイルセフティをもたらさない可能性がある。分割された部品が必要である。
この例示的な例では、外板スプライスアングル215は、後部圧力隔壁208の与圧側224で外側圧縮リング216に接合される。図示のように、外板スプライスアングル215は、後部圧力隔壁208の非与圧側226には全く使用されない。
後部圧力隔壁208を胴体202に接合することに加えて、外板スプライスアングル215は、胴体202の第2のセクション206のための圧力シール228を形成する。この例示的な例では、圧力シール228は、気密シールである。言い換えると、与圧は、外板スプライスアングル215及び関連締結具を使用することにより与圧側224で維持することができる。
外板スプライスアングル215は、テーパ状構成230を有することができる。テーパ状構成230は、各外板スプライスアングルのフランジの一部上に1以上のテーパを含むことができる。この種のテーパ状構成は図5により詳細に示されている。
この例示的な例では、外板スプライスアングル215はそれぞれ、外板スプライスアングル215の前方側に第1のテーパフランジを有する。各外板スプライスアングルは、外板スプライスアングルの中心から縁部にかけて細くなっていて、外板スプライスアングルを胴体202の与圧セクションの外板に連結している。前方フランジのテーパは、部品相互間に所望の水準の荷重伝達性能を与え、シム入れの必要性をなくすように構成される。
場合によっては、外板スプライスアングル215はそれぞれ、外側圧縮リング216に付着している外板スプライスアングルの一部に第2のテーパフランジも有する。第2のテーパフランジは、任意選択である。
図示のように、縦通材スプライスアングル217は、外板スプライスアングル215を胴体202の第2のセクション206内の縦通材222に接合する。縦通材スプライスアングル217は、継手220に一定水準の補強を加える。このようにして、外板スプライスアングル215と縦通材スプライスアングル217とを組み合わせて、後部圧力隔壁208を第1のセクション204及び第2のセクション206に所望の態様で接合する。
この例示的な例では、後部圧力隔壁208、外側圧縮リング216、外板スプライスアングル215及び縦通材スプライスアングル217は、もっぱら複合材料232で構成される。複合材料232は、熱可塑性材料、熱硬化性材料、繊維ガラス、炭素繊維強化プラスチック又は他の適当なタイプの複合材料のうちの少なくとも1つから選択された材料とすることができる。各部品は、1以上の異なるタイプの複合材料232で構成され得る。
本明細書では、項目リストと共に用いられるときの「〜のうちの少なくとも1つ(at least one of)」という語句は、列挙された項目のうちの1以上の様々な組み合わせが使用され得ること、及び、リスト内の各項目のうちの1つだけが必要とされ得ること、を意味する。言い換えると、「〜のうちの少なくとも1つ」は、リストから項目の任意組み合わせ及び任意の数の項目が使用され得るが、リスト内のすべての項目が必要ではないことを意味する。項目は、特定の物体、物事又はカテゴリとすることができる。
例えば、「項目A、項目B又は項目Cのうちの少なくとも1つ」は、限定ではなく、項目A、項目A及び項目B又は項目Bを含むことができる。この例は、項目A、項目B及び項目C、あるいは項目B及び項目Cも含むことができる。もちろん、これらの項目の任意の組み合わせが存在し得る。他の例では、「〜のうちの少なくとも1つ」は、例えば、限定ではなく、2個の項目A、1個の項目B、及び10個の項目C、4個の項目B及び7個の項目C、あるいは他の適切な組み合わせとすることができる。
圧力隔壁システム203の各構成要素が複合材料で構成されるので、圧力隔壁システム203を設置して第1のセクション204を第2のセクション206に接合するのに必要とされるプロセスの数を減らすことができる。例えば、ただ1つの考えられる組立順序として、すべての構成要素が所定の位置にあるときに、胴体202の第2のセクション206の第2の外板212の外側表面213から外板スプライスアングル215に複数の孔234をあけることができる。次いで、複数の孔234に締結具236を配置して胴体202の第2のセクション206の第2の外板212を外板スプライスアングル215に接合することができる。締結具236は、縦通材スプライスアングル217を外板スプライスアングル215及び縦通材222に固着することもできる。この例では、後部圧力隔壁208及び外板スプライスアングル215は予め組み立てられ、胴体202の他の部分に装着することができる。もちろん、圧力隔壁システム203及び胴体202の構成要素は種々の態様で組み立てることができる。
金属材料を使用しないので、構成要素を分解してバリ取りする必要がない。重い部品は、依然として所定の位置にあり、移動及びその後の再編成なしに固着することができる。このプロセスにより、設置時間が短縮されるだけでなく、内側からの手動穴あけの代わりに自動化及び外側からの穴あけが可能になる。現在使用されている技法と比べて製造コスト及び作業時間を実質的に減らすことができる。
さらに、圧力隔壁システム203を使用すると、継手220を形成しかつ補強するために必要な部品の数が減少する。構成要素は、後部圧力隔壁208の非与圧側226には使用されない。言い換えると、追加の部品は、後部圧力隔壁208の後方側(非与圧側)には使用されない。現在使用されている応用例では、この継手の、隔壁の後方(非与圧)側の領域に到達するのは困難であり、時間がかかる。例示的な実施形態はそうする必要性を軽減する。さらに、圧力隔壁システム203は、1組の外板スプライスアングルで2つの継手を一体化する圧力シールを提供する。
図3を参照すると、例示的な一実施形態による航空機の胴体の一部の説明図が示されている。この例示的な例では、図1の胴体106の一部116がより詳細に示されている。
この図では、セクション108内の縦通材300及びセクション110内の縦通材302が露出している。後部圧力隔壁114は、セクション108及びセクション110を分離する。セクション108は、航空機100内の非与圧セクションに対応することができる。セクション110は、航空機100内の与圧セクションに対応することができる。
この例示的な例では、圧力隔壁システム304は、継手306において後部圧力隔壁114、セクション108及びセクション110を連結している。圧力隔壁システム304及びその構成要素と、後部圧力隔壁114と、セクション108と、セクション110とは、図2にブロック形式で示されている圧力隔壁システム203及びその構成要素と、後部圧力隔壁208と、第1のセクション204と、第2のセクション206との物理的実装例である。
この例示的な例では、セクション108は、与圧されず、セクション110は、与圧される。圧力隔壁システム304は、後部圧力隔壁114の与圧側に設置される。セクション108は、外板308を有し、セクション110は、外板310を有する。圧力隔壁システム304の一部312が示されている。圧力隔壁システム304は、後部圧力隔壁114の全周囲のまわりでセクション108及びセクション110を接合する。
次に図4を参照すると、例示的な一実施形態による圧力隔壁システムの一部の説明図が示されている。圧力隔壁システム304の一部312は、この図により詳細に示されている。
図示のように、圧力隔壁システム304は、後部圧力隔壁114、外板スプライスアングル400及び縦通材スプライスアングル402を有する。後部圧力隔壁114は、外側圧縮リング404を備える。外板スプライスアングル400は、胴体106のセクション110の外板310を後部圧力隔壁114の外側圧縮リング404に接合する。
この図には外板スプライスアングル406及び外板スプライスアングル408が示されている。外板スプライスアングル406及び外板スプライスアングル408は共に、胴体106を後部圧力隔壁114の外側圧縮リング404に接合する。外板スプライスアングル406は、幅410を有し、外板スプライスアングル408は、幅412を有する。幅410及び幅412は、この例示的な例では、外板スプライスアングル400が大量生産され得るように同じでよい。他の例示的な例では、外板スプライスアングル400はそれぞれ、所望の水準の性能を実現するために異なる幅を有していてもよい。
この例示的な例では、縦通材スプライスアングル402は、縦通材302を外板スプライスアングル400に接合する。多数対の縦通材スプライスアングル402は、縦通材302を外板スプライスアングル400のそれぞれに接合する。例えば、対414、対416及び対418の縦通材スプライスアングル402は外板スプライスアングル406を縦通材302に接合する。
1つの外板スプライスアングルにつき3対の縦通材スプライスアングル402が示されているが、他の数も可能である。場合によっては、縦通材302は、1対の縦通材スプライスアングル402の代わりにuチャンネル又は他の部品を使用して外板スプライスアングル400に接合されてもよい。
この図に示されているように、外板スプライスアングル400の形状は、一部が外側圧縮リング404と部分的に重なり、別の部分が胴体106のセクション110の外板310と部分的に重なるようになっている。外板スプライスアングル400は、後部圧力隔壁114の周囲に沿って互いに隣接して配置される。
図5には、例示的な一実施形態による圧力隔壁システムの断面図が示されている。この図には、圧力隔壁システム304の断面図が図3の線5−5に沿って示されている。矢印501は、航空機の前方部分の方向を示す。
図示のように、後部圧力隔壁114の外側圧縮リング404がより詳細に見られる。外側圧縮リング404の厚さは、この図に示されているように隔壁の壁500の厚さよりも大きい。この例では、外側圧縮リング404及び隔壁の壁500は変化する厚さを有する一体品として示されているが、他の例では、外側圧縮リング404は別個のものでもよい。
外板スプライスアングル400は、セクション110の外板310の一部502並びにセクション108の外板308の一部504と部分的に重なる。このようにして、外板スプライスアングル400は、3つの部品をまとめて接合する。外板スプライスアングル400の厚さは、縁部にかけて薄くなっている。しかし、外板スプライスアングル400のそれぞれを外側圧縮リング404に連結するフランジにおけるテーパリンは、任意選択である。
この図は、外側圧縮リング404及び外板スプライスアングル400にあけられた孔506を示す(2列)。孔508は、外板310、外板スプライスアングル400及び縦通材スプライスアングル402にあけられている(2列)。孔510は、外板308、外板スプライスアングル400及び縦通材スプライスアングル402にあけられている(2列)。孔512は、外板310、縦通材スプライスアングル402及び縦通材302にあけられている(4列)。例示的な例は、孔506、孔508及び孔510に対して2列、孔512に対して4列を示しているが、実装態様に応じて他の数の列が使用されてもよい。
設置時、最初に外板スプライスアングル400が後部圧力隔壁114に装着されてもよい。次いで、組立品は、セクション108に装着される。次いで、セクション110がセクション108に隣接して配置されて、外板スプライスアングル400が外板310の一部502と部分的に重なるようにする。孔508は、外板310の外側表面から外板スプライスアングル400及び縦通材スプライスアングル402に同時にあけられる。
図6を参照すると、例示的な一実施形態による圧力隔壁システムの分解図が示されている。外板310の一部502及び縦通材300を有する外板308の一部504がより詳細に見られる。
この図には、補強形態600が示されている。補強形態600は、胴体106のセクション110の外板310に関連する少なくとも1つの複合材料層を有することができる。補強形態600は、熱硬化性材料、熱可塑性材料、繊維ガラス又は他の適当なタイプの複合材料のうちの少なくとも1つで構成され得る。例示的な一例では、補強形態600は、継手を補強しかつシム入れの必要性を低減するように構成される。補強形態600は、任意選択である。
この図に示されているように、外板スプライスアングル、縦通材スプライスアングル、締結具、ブラケット、クランプ又は他の部品は、2つのセクションを隔壁と共に互いに接合するために後部圧力隔壁114の後方側(非与圧側)には使用されない。これらの例示的な例では、継手を一体化するために必要な部品はすべて、後部圧力隔壁114の与圧側に配置される。
図7を参照すると、例示的な一実施形態による航空機内に設置された圧力隔壁システムの斜視図が示されている。
図示のように、締結具700は、孔506に設置される。締結具701は、孔510に設置される。締結具702は、孔508に設置されており、締結具704は、孔512に設置されている。後部圧力隔壁114の非与圧側には、追加の補強又はセキュリティが不要である。
図8には、例示的な一実施形態による間隙を有する圧力隔壁システムの説明図が示されている。圧力隔壁システム304は、図7の視線8−8の方向に示されている。
この図では、外板スプライスアングル802に間隙800が存在する。間隙800は、外板スプライスアングル802の故障を表すことができる。外板スプライスアングル802は、セグメント化された外板スプライスの一片にすぎないので、システムは機能し続ける。間隙800から圧力がゆっくり漏れるので、全圧は、連邦航空局認証要件を満たすように所望の時間にわたって保持することができる。
図1の航空機100は、図2に示されている圧力隔壁システム203を組み込んだプラットホームの一物理的実装態様にすぎない。例示的な一実施形態の例が航空機に関して説明されるが、例示的な実施形態は、他のタイプのプラットホームに適用されてもよい。図2の圧力隔壁システム203は、隔壁が存在する任意のプラットホームに使用することができる。プラットホームは、例えば、移動プラットホーム、固定プラットホーム、陸ベース構造、水ベース構造又は宇宙ベース構造とすることができる。より具体的には、プラットホームは、プラットホームは、水上艦、タンク、人員運搬車、列車、宇宙船、宇宙ステーション、人工衛星、潜水艦、自動車、発電所、橋、ダム、家屋、製造用設備、建築物及び他の適当なプラットホームとすることができる。
図1及び図3〜図8に示されている様々な構成要素は、図2の構成要素と組み合わされてもよく、図2の構成要素と併用されてもよく、又は、これら2つを組み合わせたものでもよい。さらに、図1及び図3〜図8の構成要素のうちのいくつかは、図2にブロック形式で示されている構成要素が物理的構造として実装され得る方法の例示的な例とすることができる。
次に図9を参照すると、例示的な一実施形態による航空機の胴体を形成するプロセスの流れ図が示されている。図9に示されている方法は、図2に示されている航空機200の胴体202を形成するために使用することができる方法の一例にすぎない。
このプロセスは、外板スプライスアングルを後部圧力隔壁の外側圧縮リングに固締することから始まる(操作900)。次いで、外板スプライスアングルは、胴体の第1のセクションの第1の外板の内側表面に固締される(操作902)。
胴体の第2のセクションを第1のセクションに隣接して配置して、外板スプライスアングルの一部が第2のセクションの第2の外板の内側表面と部分的に重なるようにする(操作904)。次に、縦通材スプライスアングルを外板スプライスアングル上に配置する(操作906)。
第2の外板の外側表面から外板スプライスアングル及び縦通材スプライスアングルに複数の孔をあける(操作908)。操作908は、ロボットアームなどの自動製造ツールを使用して完了することができる。複数の孔は、第2の外板、外板スプライスアングル、及び縦通材スプライスアングルに実質的に同時にあけられる。設置前に、本明細書に記載されているように、後部圧力隔壁、圧縮リング、外板スプライスアングル及び縦通材スプライスアングルは複合材料から形成される。
次いで、後部圧力隔壁と胴体の第1のセクションと胴体の第2のセクションとの間に継手を形成するために、外板スプライスアングルを第2の外板に固締する(操作910)。操作910は、縦通材スプライスアングルを外板スプライスアングルに固締するステップも含むことができる。
最後に、縦通材スプライスアングルを胴体の第2のセクション内の縦通材に固締する(操作912)。胴体の第2のセクションを与圧し(操作914)、その後、プロセスは終了する。胴体の第1のセクションは与圧されないままである。
図9に開示されている方法は、圧力隔壁システムのための設置プロセスの一順序にすぎない。別の例示的な例では、外板スプライスアングルは、最初に後部圧力隔壁に装着され、次いで、胴体の与圧セクションに装着されてもよい(与圧の前)。次いで、組立品全体は胴体の非与圧セクションに装着されてもよい。
別の順序では、外板スプライスアングルは最初に胴体の与圧側に装着される。次に、後部圧力隔壁は外板スプライスアングルに装着され、その後、外板スプライスアングルは胴体の非与圧セクションに装着される。もちろん、他の順序も考えられる。圧力隔壁システムの設置に関連する、本明細書に開示されている順序は網羅的なものではない。
本開示の例示的な実施形態は、図10に示されている航空機の製造及び保守点検方法1000並びに図11に示されている航空機1100の状況で説明され得る。最初に図10を参照すると、例示的な一実施形態による航空機の製造及び保守点検方法のブロック図が示されている。生産開始までの間、航空機の製造及び保守点検方法1000は、図11の航空機1100の仕様及び設計1002並びに材料調達1004を含むことができる。
生産中、図11の航空機1100の構成要素及び部分組立品の製造1006並びにシステム統合1008が行われる。その後、図11の航空機1100は、就航中1012に置かれるために認証及び搬送1010を経ることがある。顧客による就航中1012に、図11の航空機1100は日常整備及び保守点検1014が計画され、日常整備及び保守点検1014は、変更、再構成、改修、及び他の整備もしくは保守点検を含むことができる。
図2の圧力隔壁システム203及び圧力隔壁システム203の構成要素は、構成要素及び部分組立品の製造1006の間に製作することができる。加えて、図2の圧力隔壁システム203の1以上の構成要素が、図11の航空機1100の変更、再構成又は改修の一部として日常整備及び保守点検1014の間に追加されてもよい。
航空機の製造及び保守点検方法1000のプロセスはそれぞれ、システム統合者、第三者、オペレータ、又はそれらの何らかの組み合わせによって実行又は実施することができる。これらの例では、オペレータは顧客とすることができる。この説明のために、システム統合者は、限定ではなく、任意の数の航空機製造業者及び主要システム下請業者を含むことができ、第三者は、限定ではなく、任意の数の売主、下請業者及び供給業者を含むことができ、オペレータは、航空会社、リース会社、軍事団体、保守点検組織など、とすることができる。
ここで図11を参照すると、例示的な一実施形態が実装され得る航空機の説明図が示されている。この例では、航空機1100は、図10の航空機の製造及び保守点検方法1000によって生産され、複数のシステム1104及び内部1106を有する機体1102を含むことができる。システム1104の例としては、推進システム1108、電気システム1110、油圧システム1112及び環境システム1114のうちの1以上を含む。任意の数の他のシステムが含まれていてもよい。航空宇宙の一例が示されているが、異なる例示的な実施形態が自動車産業などの他の産業に適用されてもよい。
本明細書で具現化される装置及び方法は、図10の航空機の製造及び保守点検方法1000の諸段階のうちの少なくとも1つの間に使用されてもよい。例示的な一例では、図10の構成要素及び部分組立品の製造1006で生産される構成要素又は部分組立品は、航空機1100が図10の就航中1012である間に生産される構成要素又は部分組立品と同様の方法で製作又は製造されてもよい。別の例としては、1以上の装置実施形態、方法実施形態、あるいはこれらを組み合わせたものが、図10の構成要素及び部分組立品の製造1006やシステム統合1008などの生産段階の間に利用されてもよい。
1以上の装置実施形態、方法実施形態又はそれらを組み合わせたものが、航空機1100が就航中1012である間に、図10の整備及び保守点検1014中に、あるいはこれらの両方で利用されてもよい。いくつかの異なる例示的な実施形態を使用すると、航空機1100の組立てを実質的に促進する、航空機1100のコストを節減する、あるいは航空機1100の組立てを促進しかつ航空機1100のコストを節減することができる。
様々な図示の例示的な実施形態での流れ図及びブロック図は、例示的な一実施形態での装置及び方法のいくつかの可能な実施態様の構造、機能性、及び操作を示す。この点に関して、流れ図又はブロック図の各ブロックは、モジュール、セグメント、機能及び/又は操作もしくはステップの一部を表すことができる。
例示的な一実施形態のいくつかの代替実施態様では、ブロック内に記されている1以上の機能は、図に記されている順序を外れて行われてもよい。例えば、場合によっては、連続して示されている2つのブロックが実質的に同時に実行されてもよく、あるいは、2つのブロックは、関係する機能性に応じて逆の順序で実行されてもよいことがある。また、図示のブロックに加えて、他のブロックが流れ図又はブロック図に追加されもよい。
例示的な実施形態は、図2の航空機200の胴体202を組み立てるために必要とされるコスト、複雑さ及びマンパワーを軽減する。図2の圧力隔壁システム203は、2つの継手及び圧力シールを1つに統合する。所望の仕様を満たすように図2の継手220を組み立てるために必要とされる部品の数は削減される。
スタックアップでのすべての部品に複合材料232を使用すると、第2の外板212の外側表面213から内方に複数の孔234をあけることが可能になり、図2の胴体202の2つのセクション及び後部圧力隔壁208の組立てを自動化することが可能になる。金属材料は使用されないので、図2の継手220の大部分は、固締する前に動かされ、処理され、そして再編成される必要がない。したがって、例示的な実施形態は時間を節約しコストを節減する。
胴体202の重量は、種々の部品及び金属材料をなくすことで軽くすることができる。加えて、部品を製造するのにかかるコスト及び時間は、部品が複合材料で製作されるので減じられる。例示的な実施形態は、フェイルセフティ及び損傷許容性を含むすべての連邦航空局要件を満たす。
異なる例示的な実施形態に関する記述は、例示及び説明のために提示されており、網羅的とする、あるいは開示されている形の実施形態に限定するためのものではない。多くの修正形態及び変形形態が当業者には明らかであろう。さらに、異なる例示的な実施形態が、他の望ましい実施形態と比べて、異なる形態をもたらすことができる。選定される1以上の実施形態は、実施形態の原理及び実際的な用途を最も良く説明するとともに、当業者が検討される特定の使用に適した種々の変更を伴う様々な実施形態の開示を理解できるようにするために、選択され説明される。
100 航空機、102 翼、104 翼、106 胴体、108 セクション、110 セクション、112 外板、114 後部圧力隔壁、116 胴体の一部、200 航空機、202 胴体、203 圧力隔壁システム、204 第1のセクション、206 第2のセクション、208 後部圧力隔壁、209 第1の外板、210 外側表面、211 内側表面、212 第2の外板、213 外側表面、214 内側表面、215 外板スプライスアングル、216 外側圧縮リング、217 縦通材スプライスアングル、218 隔壁の壁、220 継手、222 縦通材、224 与圧側、226 非与圧側、228 圧力シール、230 テーパ状構成、232 複合材料、234 複数の孔、236 締結具、300 縦通材、302 縦通材、304 圧力隔壁システム、306 継手、308 外板、310 外板、312 圧力隔壁システムの一部、400 外板スプライスアングル、402 縦通材スプライスアングル、404 外側圧縮リング、406 外板スプライスアングル、408 外板スプライスアングル、410 幅、412 幅、414 対、416 対、418 対、500 隔壁の壁、502 外板の一部、504 外板の一部、506 孔、508 孔、510 孔、512 孔、600 補強形態、700 締結具、701 締結具、702 締結具、704 締結具、800 間隙、802 外板スプライスアングル、1000 保守点検方法、1002 仕様及び設計、1004 材料調達、1006 構成要素及び部分組立品の製造、1008 システム統合、1010 認証及び搬送、1012 就航中、1014 日常整備及び保守点検、1100 航空機、1102 機体、1104 システム、1106 内部、1108 推進システム、1110 電気システム、1112 油圧システム、1114 環境システム

Claims (20)

  1. 外側圧縮リングを有する後部圧力隔壁と、
    互いに隣接して配置され、前記外側圧縮リングに接合される外板スプライスアングルであって、前記外板スプライスアングルが胴体の第1のセクションと前記胴体の第2のセクションと前記後部圧力隔壁との間に継手を形成する、外板スプライスアングルと、
    前記外板スプライスアングルを前記胴体の前記第2のセクション内の縦通材に接合する縦通材スプライスアングルと、
    を備える、圧力隔壁システム。
  2. 前記胴体の前記第1のセクションが与圧されておらず、前記胴体の前記第2のセクションが与圧されている、請求項1に記載の圧力隔壁システム。
  3. 前記外板スプライスアングルが、前記後部圧力隔壁の与圧側で前記外側圧縮リングに接合される、請求項1又は2に記載の圧力隔壁システム。
  4. 前記後部圧力隔壁、前記外側圧縮リング、前記外板スプライスアングル及び前記縦通材スプライスアングルが、複合材料で構成される、請求項3に記載の圧力隔壁システム。
  5. 前記外板スプライスアングルが、前記胴体の前記第2のセクションのための圧力シールを形成する、請求項1から4のいずれか一項に記載の圧力隔壁システム。
  6. 前記外板スプライスアングル、がテーパ状構成を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の圧力隔壁システム。
  7. 少なくとも1つの複合材料層を有し、前記胴体の前記第1のセクションの外板に関連する補強形態をさらに備える、請求項1から6のいずれか一項に記載の圧力隔壁システム。
  8. 航空機の胴体を形成する方法であって、
    外板スプライスアングルを後部圧力隔壁の外側圧縮リングに固締するステップと、
    前記外板スプライスアングルを前記胴体の第1のセクションの第1の外板の内側表面に固締するステップと、
    前記胴体の第2のセクションを前記第1のセクションに隣接して配置して、前記外板スプライスアングルの一部が前記第2のセクションの第2の外板の内側表面と部分的に重なるようにするステップと、
    前記第2の外板の外側表面から前記外板スプライスアングルに複数の孔をあけるステップと、
    前記後部圧力隔壁と前記胴体の前記第1のセクションと前記胴体の前記第2のセクションとの間に継手を形成するために前記外板スプライスアングルを前記第2の外板に固締するステップと、
    を含む、方法。
  9. 縦通材スプライスアングルを前記外板スプライスアングルに固締するステップと、
    前記縦通材スプライスアングルを前記胴体の前記第2のセクション内の縦通材に固締するステップと、
    をさらに含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記孔をあけるステップが、
    前記第2の外板、前記外板スプライスアングル及び前記縦通材スプライスアングルに前記複数の孔を実質的に同時にあけるステップを含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記後部圧力隔壁、前記外側圧縮リング、前記外板スプライスアングル及び縦通材スプライスアングルを複合材料から形成するステップをさらに含む、請求項8から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記胴体の前記第2のセクションを与圧するステップであって、前記胴体の前記第2のセクションを与圧しない、ステップ
    をさらに含む、請求項8から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記外板スプライスアングルを固締する前記ステップが、
    前記外板スプライスアングルを前記後部圧力隔壁の与圧側で前記外側圧縮リングに固締するステップをさらに含む、請求項8から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 第1のセクション及び第2のセクションを有する胴体と、
    第1のセクション及び第2のセクションを分離する後部圧力隔壁であって、前記後部圧力隔壁が外側圧縮リングを有する、後部圧力隔壁と、
    互いに隣接して配置され、前記外側圧縮リングに接合される外板スプライスアングルであって、前記外板スプライスアングルが前記胴体の前記第1のセクションと前記胴体の前記第2のセクションと前記後部圧力隔壁との間に継手を形成する、外板スプライスアングルと、
    前記外板スプライスアングルを前記胴体の前記第2のセクション内の縦通材に接合する縦通材スプライスアングルと、
    を備える、圧力隔壁システムと、
    を備える、航空機。
  15. 前記胴体の前記第1のセクションが非与圧セクションであり、前記胴体の前記第2のセクションが与圧セクションである、請求項14に記載の航空機。
  16. 前記外板スプライスアングルが、前記後部圧力隔壁の与圧側で前記外側圧縮リングに接合される、請求項14又は15に記載の航空機。
  17. 前記後部圧力隔壁、前記外側圧縮リング、前記外板スプライスアングル及び前記縦通材スプライスアングルが複合材料で構成される、請求項16に記載の航空機。
  18. 前記外板スプライスアングルが、前記胴体の前記第2のセクションのための圧力シールを形成する、請求項14から17のいずれか一項に記載の航空機。
  19. 少なくとも1つの複合材料層を有し、前記胴体の前記第1のセクションの外板に関連する補強形態をさらに備える、請求項14から18のいずれか一項に記載の航空機。
  20. 前記胴体の前記第2のセクションの外板の外側表面から前記外板スプライスアングルにあけられた複数の孔と、
    前記複数の孔に配置され、前記胴体の前記第2のセクションの前記外板を前記外板スプライスアングルに接合する締結具と、
    をさらに備える、請求項14から19のいずれか一項に記載の航空機。
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