JP2015051508A - プリンター、プリンターの制御方法および光照射装置 - Google Patents

プリンター、プリンターの制御方法および光照射装置 Download PDF

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隆光 近藤
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和義 棚瀬
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Abstract

【課題】必要に応じて、硬化した光硬化性インクと印刷媒体との密着性を高めることができるプリンター等を提供する。
【解決手段】印刷媒体SにUVインクを吐出する吐出部8と、UVインクが吐出された印刷媒体Sに対し、UVインクを硬化させる第1の光および第1の光よりも硬化性の高い第2の光のうち、第1の光のみを照射する第1仕様と、少なくとも第2の光を照射する第2仕様と、を取り得る紫外線照射部15と、UVインクを第1の光により硬化させた場合のUVインクと印刷媒体Sとの密着性であるインク密着性に関連した密着性情報を取得する密着性情報取得部と、取得された密着性情報が、低いインク密着性と関連する所定の情報である場合に、紫外線照射部15を第2仕様とする制御部とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、光硬化性インクにより印刷を行うプリンター、プリンターの制御方法および光照射装置に関するものである。
従来、記録媒体に対し、光硬化型インクを吐出する記録ヘッドと、光硬化型インクが吐出された記録媒体に対し、光硬化型インクを硬化させる光を照射する光源とを備え、実画像用インクに対する照射量に比べ、白色や透明であるべき背景画像用インクに対する照射量を少なくするようにしたインクジェット記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−056695号公報
ところで、光硬化性インクは光により硬化することで印刷媒体に定着するので、基本的にはどのような材質の印刷媒体にも記録することが可能である。しかしながら、従来のプリンターにおいては、印刷媒体の材質やインクなどによっては、光照射部からの光により光硬化性インクを硬化させても、印刷媒体との間に十分な密着性が得られない場合がある。例えば、印刷媒体が、紙のような表面に吸収層のある材質から成る場合、硬化に必要な重合開始剤が印刷媒体の内部に浸透することなどによって、硬化率が低下し、その結果、印刷媒体との間に十分な密着性が得られない。硬化した光硬化性インクと印刷媒体との間に十分な密着性が得られないと、例えば、硬化した光硬化性インク(印刷画像)の表面に付着したテープを剥がした場合に、その部分の光硬化性インクも一緒に剥がれやすくなってしまう。
本発明は、必要に応じて、硬化した光硬化性インクと印刷媒体との密着性を高めることができるプリンター、プリンターの制御方法および光照射装置を提供することを課題としている。
本発明のプリンターは、印刷媒体に光硬化性インクを吐出する吐出部と、光硬化性インクが吐出された印刷媒体に対し、光硬化性インクを硬化させる第1の光および第1の光よりも硬化性の高い第2の光のうち、第1の光のみを照射する第1仕様と、少なくとも第2の光を照射する第2仕様と、を取り得る光照射部と、光硬化性インクを第1の光により硬化させた場合の光硬化性インクと印刷媒体との密着性であるインク密着性に関連した密着性情報を取得する密着性情報取得部と、取得された密着性情報が、低いインク密着性と関連する所定の情報である場合に、光照射部を第2仕様とする制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明のプリンターの制御方法は、印刷媒体に光硬化性インクを吐出する吐出部と、光硬化性インクが吐出された印刷媒体に対し、光硬化性インクを硬化させる第1の光および第1の光よりも硬化性の高い第2の光のうち、第1の光のみを照射する第1仕様と、少なくとも第2の光を照射する第2仕様と、を取り得る光照射部と、を備えたプリンターの制御方法であって、光硬化性インクを第1の光により硬化させた場合の光硬化性インクと印刷媒体との密着性であるインク密着性に関連した密着性情報を取得するステップと、取得された密着性情報が、低いインク密着性と関連する所定の情報である場合に、光照射部を第2仕様とするステップと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、取得される密着性情報が、低い密着性と関連する所定の情報である場合に、光照射部を第2仕様とすることで、第1の光よりも硬化性の高い第2の光を照射する。これにより、光硬化性インクの硬化率を高めることができ、硬化した光硬化性インクと印刷媒体との密着性を高めることができる。他方、取得される密着性情報が、低い密着性と関連する所定の情報ではない場合には、光照射部を第1仕様とすれば、第2の光を照射しないため、エネルギー消費量、例えば電力消費量の増加を抑制することができる。このように、必要に応じて、硬化した光硬化性インクと印刷媒体との密着性を高めることができる。
上記のプリンターにおいて、光照射部は、第1の光を照射する第1光照射器と、第2の光を照射する第2光照射器と、を有し、制御部は、第2光照射器を非照射状態とすることで、光照射部を第1仕様とし、第2光照射器を照射状態とすることで、光照射部を第2仕様とすることが好ましい。
この構成によれば、第2光照射器の非照射状態と照射状態とを切り替えるという簡易な制御により、光照射部の第1仕様と第2仕様とを切り替えることができる。
この場合、吐出部および第1光照射器は、装置本体に設けられ、第2光照射器は、装置本体に対して着脱可能であることが好ましい。
この構成によれば、例えば、第2の光を照射する必要がない場合には、第2光照射器を取り外し、吐出部および第1光照射器が設けられた装置本体のみで使用することも可能である。そして、この場合、第2光照射器がない分、装置本体のサイズが小さくなるため、比較的狭いスペースにも設置することができる。
この場合、密着性情報取得部は、密着性情報として、印刷媒体の材質を取得し、制御部は、取得された印刷媒体の材質が、インク密着性が低い所定の低密着性材質である場合に、光照射部を第2仕様とすることが好ましい。
この構成によれば、印刷媒体の材質が、インク密着性が低い所定の材質である場合には、第2の光を照射するため、硬化した光硬化性インクと印刷媒体との密着性を高めることができる。一方、印刷媒体の材質が、インク密着性が低い所定の材質ではない場合には、第1仕様とすれば、第2の光を照射することがない。これにより、種々の印刷媒体を用いた場合に、必要に応じて、硬化した光硬化性インクと印刷媒体との密着性を高めることができる。
この場合、制御部は、光硬化性インクがクリアインクであり且つクリアインクの印刷デューティが所定値を超える場合にも、光照射部を第2仕様とすることが好ましい。
光硬化剤として色剤を含まないクリアインクにより高印刷デューティの印刷を行った場合には、光の照射が十分でないために重合開始剤の残存量が多くなると、重合開始剤自体が色味をもっているため、硬化したクリアインク(印刷画像)のb*が大きくなる、すなわち黄色味が増える(黄変する)傾向にある。
これに対し、本構成によれば、取得される密着性情報が、低い密着性と関連する所定の情報ではない場合であっても、光硬化性インクがクリアインクであり且つその印刷デューティが所定値を超える場合には、光照射部を第2仕様とすることで、第2の光を照射する。これにより、クリアインクに含まれる重合開始剤の反応性が高まるため、重合開始剤の残像量を減らすことができ、硬化した光硬化性インク(印刷画像)のb*が小さくなり、黄変レベルを改善することができる。
本発明の光照射装置は、光硬化性インクが吐出された印刷媒体に対し、光硬化性インクを硬化させる第1の光および第1の光よりも硬化性の高い第2の光のうち、第1の光のみを照射する第1仕様と、少なくとも第2の光を照射する第2仕様と、を取り得る光照射部と、光硬化性インクを第1の光により硬化させた場合の光硬化性インクと印刷媒体との密着性であるインク密着性に関連した密着性情報を取得する密着性情報取得部と、取得された密着性情報が、低いインク密着性と関連する所定の情報である場合に、光照射部を第2仕様とする制御部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、取得される密着性情報が、低い密着性と関連する所定の情報である場合に、光照射部を第2仕様とすることで、第1の光よりも硬化性の高い第2の光を照射する。これにより、光硬化性インクの硬化率を高めることができ、硬化した光硬化性インクと印刷媒体との密着性を高めることができる。他方、取得される密着性情報が、低い密着性と関連する所定の情報ではない場合には、光照射部を第1仕様とすれば、第2の光を照射しないため、電力消費量の増加を抑制することができる。このように、必要に応じて、硬化した光硬化性インクと印刷媒体との密着性を高めることができる。
この場合、印刷媒体に対し、光硬化性インクを吐出する吐出部と、光硬化性インクが吐出された印刷媒体に第1の光を照射する第1光照射器と、を備えたプリンターに対し、光硬化性インクが吐出された印刷媒体に対して第2の光を照射するように、取り付け可能に構成されていることが好ましい。
この構成によれば、第2の光を照射する照射器を備えていないプリンターに対して、光照射装置を取り付けることができる。これにより、そのようなプリンターにおいても、必要に応じて、硬化した光硬化性インクと印刷媒体との密着性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係るプリンターの構成図である。 プリンターのブロック図である。 プリンターにおけるコロナ処理器の制御を示すフローチャートである。 プリンターにおける高圧水銀ランプの制御を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係るプリンターについて説明する。このプリンターは、印刷媒体に対して、UVインク(紫外線硬化型インク)によりインクジェット方式で印刷を行うものである。プリンターは、外部装置であるホストコンピューターと通信可能に接続されており、ホストコンピューターから送信された印刷データに基づいて印刷を行う。印刷媒体は、長尺状のシート材で構成されており、後述するように、紙系、フィルム系など、種々の材質のものが使用可能である。
図1に示すように、プリンター1は、装置本体2と、装置本体2の一方の側に設けられたコロナ処理部3と、装置本体2の他方の側に設けられた強力照射部4とを備えている。
装置本体2は、コロナ処理部3寄りに設けられた繰出しリール5と、強力照射部4寄りに設けられた巻取りリール6と、送り経路の略中間に設けられた回転ドラム7と、回転ドラム7の周面に対向するように設けられた吐出部8およびLEDランプ9(Light Emitting Diode)と、これらを収容した本体カバー11とを備えている。装置本体2には、コロナ処理部3の処理部側連結部33(後述する)と連結する第1本体側連結部31、強力照射部4の照射部側連結部35(後述する)と連結する第2本体側連結部32が設けられている。また、装置本体2には、後述する制御部28を構成する制御回路基板(図示省略)が実装されている。
繰出しリール5、巻取りリール6および回転ドラム7は、後述する上流側折返しローラー17および下流側折返しローラー22と共に、印刷媒体Sをロール・ツー・ロール方式で送る送り部12を構成している。
繰出しリール5は、繰出しモーター(図示省略)により回転して、ロール状に巻回された印刷媒体Sを上流側折返しローラー17に向けて繰り出す。巻取りリール6は、巻取モーター(図示省略)により回転して、下流側折返しローラー22を経て送られてきた印刷媒体Sを巻き取る。回転ドラム7は、図示しない支持機構により回転可能に支持された円筒形状のドラムであり、上流側折返しローラー17から下流側折返しローラー22に向けて送られる印刷媒体Sを、裏面側、つまり印刷面Saとは反対側から支持している。回転ドラム7は、印刷媒体Sとの間の摩擦力を受けて、印刷媒体Sの送り方向、つまり図1では時計回りに従動回転する。
吐出部8は、回転ドラム7に対して放射状に設けられた複数(例えば5個)のインクジェットヘッド14を有している。各インクジェットヘッド14は、回転ドラム7の周面において送られる印刷媒体Sの印刷面Saに対して、UVインクを吐出する。5個のインクジェットヘッド14のうち、送り方向上流側の4個のインクジェットヘッド14は、互いに異なる色(例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)のUVインクを吐出し、最下流側のインクジェットヘッド14は、色材を含まないUVインク、すなわちクリアインクを吐出する。上流側の4個のインクジェットヘッド14により、印刷媒体Sの印刷面Saにカラー画像が形成された後、必要に応じて、最下流側のインクジェットヘッド14により、クリアインクが吐出され、カラー画像に光沢が付与される。
LEDランプ9(第1光照射器)は、後述する高圧水銀ランプ23(第2光照射器)と共に、紫外線照射部15(光照射部)を構成している。紫外線照射部15は、後述するように、UVインクが吐出された印刷媒体Sに対し、LEDランプ9からのみ紫外線を照射する第1仕様と、LEDランプ9および高圧水銀ランプ23の双方から紫外線を照射する第2仕様とを取り得るようになっている。なお、第2仕様では、LEDランプ9からは紫外線を照射せず、高圧水銀ランプ23からのみ紫外線を照射してもよい。
また、LEDランプ9や高圧水銀ランプ23に加え、各インクジェットヘッド14の送り方向下流側の直近に、仮硬化のための紫外線を照射する仮硬化用照射器を設けてもよい。
LEDランプ9は、吐出部8よりも送り方向下流側に設けられ、単波長(例えば395nm)の紫外線(第1の光)を照射する。LEDランプ9が、UVインクが吐出された印刷媒体Sの印刷面Saに対して第1の光を照射することで、印刷面Sa上でUVインクが硬化し、印刷面Saに定着または密着する。
本体カバー11には、UVインクが硬化する際に生じる反応熱を逃がすと共に、インクジェットヘッド14から吐出されてミストとなったUVインクを回収するために、本体ダクト16が接続されている。
コロナ処理部3は、上流側折返しローラー17と、上流側折返しローラー17の周面に沿うように設けられたコロナ処理器18と、これらを収容したコロナ部カバー19とを有している。コロナ処理部3には、上記の第1本体側連結部31と連結する処理部側連結部33、上記の制御回路基板と電気的に接続するための処理部側ケーブルコネクタ34が設けられている。
上流側折返しローラー17は、繰出しリール5から繰り出された印刷媒体Sが回転ドラム7に向けて送られるように、送り経路を変更する。
コロナ処理器18は、上流側折返しローラー17の周面を送られる印刷媒体Sの印刷面Saに対して、コロナ処理(コロナ照射)を選択的に行う。すなわち、コロナ処理器18は、印刷媒体Sの印刷面Saに対してコロナ処理を行う処理状態(ON)と、コロナ処理を行わない非処理状態(OFF)とを取り得るようになっており、後述する制御部28(図2参照)が、印刷媒体Sの材質に応じて、コロナ処理器18を処理状態と非処理状態とに切り替え制御している。コロナ処理器18により印刷媒体Sの印刷面Saに対してコロナ処理を行うことで、UVインクに対する印刷面Saの濡れ性が向上する。
コロナ部カバー19には、コロナ処理によって発生したオゾンを排気するために、コロナ部ダクト21が接続されている。
また、コロナ処理部3は、処理部側連結部33を第1本体側連結部31に連結することで、装置本体2に対して、着脱可能に構成されている。このため、元々濡れ性が高い印刷媒体Sを常に使用するときのように、コロナ処理を行う必要がない場合には、コロナ処理部3を取り外して使用することも可能である。そして、コロナ処理部3がない分、プリンター1全体のサイズが小さくなるため、比較的狭いスペースにも設置することができる。なお、この場合、繰出しリール5から回転ドラム7に至る印刷媒体Sの送り経路は、適宜変更される。
強力照射部4は、下流側折返しローラー22と、下流側折返しローラー22よりも送り方向上流側に設けられた高圧水銀ランプ23と、これらを収容した照射部カバー24とを有している。強力照射部4には、上記の第2本体側連結部32と連結する照射部側連結部35、上記の制御回路基板と電気的に接続するための照射部側ケーブルコネクタ36が設けられている。
下流側折返しローラー22は、回転ドラム7から送られてきた印刷媒体Sが巻取りリール6に向けて送られるように、送り経路を変更する。
高圧水銀ランプ23は、上記のLEDランプ9よりも送り方向下流側に設けられ、LEDランプ9よりも広い波長スペクトルを有し且つ高エネルギーの紫外線(第2の光)を照射する。すなわち、高圧水銀ランプ23が照射する第2の光は、LEDランプ9が照射する第1の光よりも、UVインクを硬化させる硬化性が高くなっている。
高圧水銀ランプ23は、装置本体2から送られてきた印刷媒体Sの印刷面Saに対して、第2の光を選択的に照射する。すなわち、高圧水銀ランプ23は、UVインクが吐出された印刷面Saに対して第2の光を照射する照射状態(ON)と、第2の光を照射しない非照射状態(OFF)とを取り得るようになっており、後述する制御部28が、印刷媒体Sの材質などに応じて、高圧水銀ランプ23を照射状態と非照射状態とに切り替え制御している。
照射部カバー24には、紫外線照射によって発生したオゾンを排気するために、照射部ダクト25が設けられている。
また、強力照射部4は、照射部側連結部35を第2本体側連結部32に連結することで、装置本体2に対して、着脱可能に構成されている。このため、高圧水銀ランプ23により第2の光を照射する必要がない場合には、強力照射部4を取り外して使用することも可能である。そして、強力照射部4がない分、プリンター1全体のサイズが小さくなるため、比較的狭いスペースにも設置することができる。なお、この場合、回転ドラム7から巻取りリール6に至る印刷媒体Sの送り経路は、適宜変更される。
以上まとめると、プリンター1では、コロナ処理器18が、繰出しリール5から繰り出された印刷媒体Sの印刷面Saに対し、印刷媒体Sの材質に応じて、コロナ処理を行う。吐出部8は、コロナ処理部3から送られてきた印刷媒体Sの印刷面Saに対し、UVインクを吐出する。また、LEDランプ9は、UVインクが吐出された印刷媒体Sに対し、第1の光を照射する。さらに、高圧水銀ランプ23が、装置本体2から送られてきた印刷媒体Sに対し、印刷媒体Sの材質などに応じて、第2の光を照射する。巻取りリール6は、このようにして一連の印刷処理が為された印刷媒体Sの印刷済み部分を巻き取る。
図2を参照して、プリンター1の制御系について説明する。プリンター1は、表示部26と、入力部27と、制御部28とを備えている。また、プリンター1の動作は、通信可能に接続されたホストコンピューター29によって制御されている。
表示部26は、例えば液晶ディスプレイで構成されており、オペレーターに対し、メニュー画面や、エラーメッセージなどを表示する。入力部27は、選択ボタン、決定ボタンなどを有し、オペレーターからの各種情報の入力を受け付ける。オペレーターは、表示部26を確認しつつ入力部27を操作することで、メニュー画面から印刷設定画面を開いて、印刷媒体Sの材質、印刷媒体Sのサイズ、UVインクの種類等の各種情報を入力する。
なお、これらの情報を、ホストコンピューター29に設けられたキーボードやマウス等の入力部を用いて、入力するようにしてもよい。
制御部28は、CPU(Central Processing Unit)やメモリーなどから構成されている。制御部28は、入力部27から入力された各種情報や、ホストコンピューター29から受信した印刷データ・各種指令に応じて、プリンター1の各部を制御する。
ここで、制御部28によるコロナ処理器18の制御について、詳細に説明する。制御部28は、印刷媒体Sの材質に応じて、コロナ処理器18を処理状態とするか、非処理状態とするか、制御している。
プリンター1に用いられる印刷媒体Sの材質は、紙系とフィルム系に大別される。紙系には、キャスト紙、セミグロス紙などがあり、フィルム系には、PPフィルム(polypropylene)、PETフィルム(polyethylene terephthalate)、PEフィルム(polyethylene)などがある。
印刷媒体Sのこれらの材質のうち、キャスト紙、セミグロス紙およびPPフィルムについては、コロナ処理器18によるコロナ処理を行わないと、UVインクに対する印刷面Saの濡れ性が低いものが多い。印刷面Saの濡れ性が低いと、インクジェットヘッド14から吐出されたUVインクが、印刷面Sa上で濡れ拡がりにくくなる。このため、例えば、ベタ画像を印刷した場合に、斑模様が発生するおそれがある。一方、PETフィルムおよびPEフィルムについては、コロナ処理器18によるコロナ処理を行わずとも、UVインクに対する印刷面Saの濡れ性が高いものが多い。
そこで、制御部28は、入力された印刷媒体Sの材質が、UVインクに対する濡れ性が低い所定の材質、すなわち所定の低濡れ性材質である場合に、コロナ処理器18を処理状態とし、所定の低濡れ性材質ではない場合に、コロナ処理器18を非処理状態とする制御を行っている。本実施形態では、上記した印刷媒体Sの種々の材質のうち、キャスト紙、セミグロス紙およびPPフィルムを、所定の低濡れ性材質としている。
図3に示すように、制御部28は、オペレーターによって入力部27から入力された印刷媒体Sの材質が、所定の低濡れ性材質であるか否か、すなわち、キャスト紙、セミグロス紙およびPPフィルムのいずれかであるか否か、判断する(S1)。
制御部28は、入力された印刷媒体Sの材質が、例えば、キャスト紙であり、印刷媒体Sの材質が所定の低濡れ性材質である、と判断した場合(S1;Yes)、コロナ処理器18を処理状態とする(S2)。
一方、制御部28は、入力された印刷媒体Sの材質が、例えば、PETフィルムであり、印刷媒体Sの材質が所定の低濡れ性材質ではない、と判断した場合(S1;No)、コロナ処理器18を非処理状態とする(S3)。
このように、プリンター1は、取得された印刷媒体Sの材質が、キャスト紙のように、UVインクに対する濡れ性が低い所定の低濡れ性材質である場合には、コロナ処理を行うため、印刷面Saの濡れ性を向上させることができ、濡れ性が向上した印刷面Saに対してインクを吐出することができる。一方、取得された印刷媒体Sの材質が、PETフィルムのように、UVインクに対する濡れ性が低い所定の低濡れ性材質ではない場合には、コロナ処理を行わないため、電力消費量の増加を抑制することができる。したがって、材質が異なる印刷媒体Sを用いた場合にも、必要に応じて、濡れ性向上処理を行うことができる。
本実施形態では、制御部28は、キャスト紙、セミグロス紙およびPPフィルムを、UVインクに対する濡れ性が低い所定の低濡れ性材質としているが、いずれの材質を、当該所定の低濡れ性材質とするかは、任意に設定可能である。すなわち、予め、UVインクに対する印刷面Saの濡れ性を、印刷媒体Sの材質ごとに調べておき、その結果、濡れ性の低かった材質を、当該所定の低濡れ性材質として設定すればよい。
本実施形態では、プリンター1は、印刷媒体Sの材質を、オペレーターが入力部27から入力することで取得しているが、印刷媒体Sの材質を取得する構成としては、これに限定されるものではない。例えば、印刷媒体Sに、その材質を示す識別子、例えば二次元コードを設け、プリンター1が、読取器、例えば二次元コードリーダーにより識別子を読み取ることで、印刷媒体Sの材質を取得するようにしてもよい。
また、本実施形態では、印刷面Saの濡れ性に関連した濡れ性情報として、印刷媒体Sの材質を用いたが、濡れ性情報はこれに限定されるものではない。例えば、濡れ性情報として、UVインクの種類を用いてもよい。この場合、制御部28は、入力されたUVインクの種類が、濡れ性の低い所定の種類である場合に、コロナ処理器18を処理状態とする。また、濡れ性情報として、印刷媒体Sの材質およびUVインクの種類の双方を用いてもよい。この場合、制御部28は、入力された印刷媒体Sの材質とUVインクの種類とが、濡れ性の低い所定の組合せである場合に、コロナ処理器18を処理状態とする。また、濡れ性情報として、UVインクに対する印刷面Saの濡れ性を示す数値、例えば接触角を用いてもよい。この場合、制御部28は、例えば入力された接触角が所定の値を超える場合に、コロナ処理器18を処理状態とする。
さらには、濡れ性情報として、吐出パターンの撮像結果を用いてもよい。すなわち、吐出部8よりも送り方向下流側にスキャナーを設け、そのスキャナーにより、コロナ処理の行われていない印刷面Saに吐出部8がUVインクを吐出して形成した吐出パターンを撮像し、その撮像結果を濡れ性情報としてもよい。そして、制御部28は、取得された撮像結果が、濡れ性が低いことを示す場合に、コロナ処理器18を処理状態とし、濡れ性が高いことを示す場合に、コロナ処理器18を非処理状態とする。
例えば、吐出部8が吐出パターンとして罫線状のラインを形成し、制御部28が、その撮像結果からラインの太さを求め、ラインの太さが所定値よりも小さい場合、換言すればラインが細い場合に、コロナ処理器18を処理状態とする。また、吐出部8が吐出パターンとしてベタ画像を形成し、制御部28が、その撮像結果から、画像濃度の分散値を求め、画像濃度の分散値が所定値よりも大きい場合、換言すれば斑模様が生じている場合に、コロナ処理器18を処理状態とするようにしてもよい。ここで、画像濃度の分散値とは、一定の面積内におけるピクセルごとの画像濃度のバラツキ具合を意味する。このように、濡れ性情報として吐出パターンの撮像結果を用いることで、実際の濡れ性に即した濡れ性情報を得ることができる。
本実施形態では、印刷媒体Sの印刷面Saの濡れ性を向上させる濡れ性向上処理部(濡れ性向上処理装置)として、コロナ処理器18を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、プラズマ処理装置やフレーム処理装置など、濡れ性を向上させる他の処理装置を用いてもよい。もっとも、コロナ処理器18は、他の処理装置に比べ、低コスト、低消費エネルギーである点で好ましい。
続いて、制御部28による紫外線照射部15の制御について、詳細に説明する。制御部28は、印刷媒体Sの材質およびクリアインクの印刷デューティに応じて、高圧水銀ランプ23を照射状態とするか、非照射状態とするか、制御している。これにより、制御部28は、紫外線照射部15を、第1仕様と第2仕様とに切り替え制御している。
上記した印刷媒体Sの種々の材質のうち、キャスト紙、セミグロス紙およびPPフィルムについては、UVインクが吐出された印刷面Saに対し、LEDランプ9により第1の光を照射しただけでは、硬化したUVインクと印刷面Saとの間に十分な密着性が得られないものが多い。硬化したUVインクと印刷面Saとの間に十分な密着性が得られないと、例えば、硬化したUVインク、換言すれば印刷媒体S上にUVインクが定着して形成された印刷画像、の表面に付着したテープを剥がした場合に、その部分のUVインクも一緒に剥がれやすくなってしまう。一方、PETフィルムおよびPEフィルムについては、LEDランプ9により第1の光を照射しただけで、硬化したUVインクと印刷面Saとの間に十分な密着性が得られるものが多い。
また、色剤を含まないクリアインクにより高印刷デューティの印刷を行う場合には、紫外線の照射が十分でないために重合開始剤の残存量が多くなると、重合開始剤自体が色味をもっているため、硬化したクリアインク、換言すれば印刷媒体S上にクリアインクが定着して形成された印刷画像、のb*が大きくなる、すなわち黄色味が増える(黄変する)傾向にある。
そこで、制御部28は、入力された印刷媒体Sの材質が、インク密着性が低い所定の材質、すなわち所定の低密着性材質である場合に、高圧水銀ランプ23を照射状態とし、また、クリアインクの印刷デューティが所定の値を超える場合に、高圧水銀ランプ23を照射状態とする制御を行っている。なお、インク密着性とは、UVインクをLEDランプ9からの第1の光により硬化させた場合のUVインクと印刷媒体Sとの密着性のことである。本実施形態では、上記した印刷媒体Sの種々の材質のうち、キャスト紙、セミグロス紙およびPPフィルムを、所定の低密着性材質としている。
図4に示すように、制御部28は、密着性情報として、オペレーターによって入力部27から入力された印刷媒体Sの材質が、所定の低密着性材質であるか否か、すなわち、キャスト紙、セミグロス紙およびPPフィルムのいずれかであるか否か、判断する(S11)。なお、印刷媒体Sの材質は、上述したように、印刷媒体Sに設けられた識別子を読取器により読み取ることで、取得してもよい。
制御部28は、入力された印刷媒体Sの材質が、例えば、キャスト紙であり、印刷媒体Sの材質が所定の低密着性材質である、と判断した場合(S11;Yes)、高圧水銀ランプ23を照射状態とする(S12)。
一方、制御部28は、入力された印刷媒体Sの材質が、例えば、PETフィルムであり、印刷媒体Sの材質が所定の低密着性材質ではない、と判断した場合(S11;No)、続いて、クリアインクの印刷デューティが所定の値(例えば60%)を超えるか否かを判断する(S13)。なお、クリアインクの印刷デューティは、クリアインクの印刷データなどから取得可能である。
制御部28は、クリアインクの印刷デューティが所定の値を超えると判断した場合(S13;Yes)、高圧水銀ランプ23を照射状態とする(S12)。一方、制御部28は、クリアインクの印刷デューティが所定の値を超えないと判断した場合(S13;No)、高圧水銀ランプ23を非照射状態とする(S14)。
このように、プリンター1は、印刷媒体Sの材質が、キャスト紙のように、インク密着性が低い所定の低密着性材質である場合には、高圧水銀ランプ23により第2の光を照射するため、硬化したUVインクと印刷媒体Sとの密着性を高めることができる。また、印刷媒体Sの材質が、所定の低密着性材質ではない場合であっても、クリアインクの印刷デューティが所定の値を超える場合には、高圧水銀ランプ23により第2の光を照射する。これにより、クリアインクに含まれる重合開始剤の反応量が高めるため、重合開始剤の残像量を減らすことができ、硬化したクリアインクのb*が小さくなり、黄変レベルを改善することができる。一方、印刷媒体Sの材質が、PETフィルムのように、インク密着性が低い所定の低密着性材質ではないと共に、クリアインクの印刷デューティが所定の値を越えない場合には、高圧水銀ランプ23により第2の光を照射しないことで、高圧水銀ランプ23による電力消費量の増加を抑制することができる。したがって、必要に応じて、高圧水銀ランプ23により第2の光を照射することができる。
本実施形態では、制御部28は、キャスト紙、セミグロス紙およびPPフィルムを、インク密着性が低い所定の低密着性材質としているが、いずれの材質を、当該所定の低密着性材質とするかは、任意に設定可能である。すなわち、予め、UVインクをLEDランプ9からの第1の光により硬化させた場合のUVインクと印刷媒体Sとのインク密着性を、印刷媒体Sの材質ごとに調べておき、その結果、インク密着性の低かった材質を、当該所定の低密着性材質として設定すればよい。なお、インク密着性は、例えば、UVインクの硬化率、すなわち、UVインクに含まれる光重合性化合物の残存率により測定可能である。光重合性化合物の残存率が低いほどUVインクの硬化率は高くなる。
なお、本実施形態では、所定の低濡れ性材質と所定の低密着性材質とが共通しているが、これが共通している必要がないことはいうまでもない。
本実施形態では、印刷媒体Sの材質が、所定の低密着性材質ではない場合であっても、クリアインクの印刷デューティが所定の値を超える場合には、高圧水銀ランプ23により第2の光を照射するようにしているが、クリアインクの黄変がさほど問題とならない場合には、印刷媒体Sの材質が、所定の低密着性材質ではない場合に、クリアインクの印刷デューティの値にかかわらず、高圧水銀ランプ23により第2の光を照射するようにしてもよい。これにより、高圧水銀ランプ23による電力消費量の増加をより抑制することができる。
本実施形態では、紫外線照射部15を、第1の光を照射するLEDランプ9と、第1の光よりも硬化性の強い第2の光を照射する高圧水銀ランプ23とで構成したが、これらと同等の硬化性の紫外線を照射するものであれば、他の紫外線照射器を用いてもよい。さらに、第1の光と同等の硬化性の紫外線と、第2の光と同等の硬化性の紫外線とを選択的に照射可能な紫外線照射器であれば、紫外線照射部15を単一の紫外線照射器で構成してもよい。
以上のように、本実施形態のプリンター1によれば、取得される密着性情報が、低い密着性と関連する所定の情報である場合に、高圧水銀ランプ23を照射状態とすることで、LEDランプ9からの第1の光よりも硬化性の高い第2の光を照射する。これにより、UVインクの硬化率を高めることができ、硬化したUVインクと印刷媒体Sとの密着性を高めることができる。他方、取得される密着性情報が、低い密着性と関連する所定の情報ではない場合には、高圧水銀ランプ23を非照射状態とすれば、高圧水銀ランプ23から第2の光を照射しないため、電力消費量の増加を抑制することができる。このように、必要に応じて、硬化したUVインクと印刷媒体Sとの密着性を高めることができる。
なお、上記の高圧水銀ランプ23、入力部27および制御部28を備えた紫外線照射装置(光照射装置)を、吐出部8およびLEDランプ9を備えたプリンターに対して取り付けるようにしてもよい。この場合、吐出部8によりUVインクが吐出された印刷媒体Sに対して高圧水銀ランプ23から第2の光が照射されるように、取り付ける。これにより、本実施形態のプリンター1と同様のプリンターを構成することができる。
また、本実施形態では、UVインクを用いたが、他の光硬化性インクを用いてもよい。さらに、本実施形態では、吐出部8を、インクジェットヘッド14により構成したが、他の方式によりUVインクを吐出するものであってもよい。
1:プリンター、8:吐出部、15:紫外線照射部、27:入力部、28:制御部、S:印刷媒体

Claims (8)

  1. 印刷媒体に光硬化性インクを吐出する吐出部と、
    前記光硬化性インクが吐出された前記印刷媒体に対し、前記光硬化性インクを硬化させる第1の光および前記第1の光よりも硬化性の高い第2の光のうち、前記第1の光のみを照射する第1仕様と、少なくとも前記第2の光を照射する第2仕様と、を取り得る光照射部と、
    前記光硬化性インクを前記第1の光により硬化させた場合の前記光硬化性インクと前記印刷媒体との密着性であるインク密着性に関連した密着性情報を取得する密着性情報取得部と、
    取得された前記密着性情報が、低い前記インク密着性と関連する所定の情報である場合に、前記光照射部を前記第2仕様とする制御部と、
    を備えたことを特徴とするプリンター。
  2. 前記光照射部は、前記第1の光を照射する第1光照射器と、前記第2の光を照射する第2光照射器と、を有し、
    前記制御部は、前記第2光照射器を非照射状態とすることで、前記光照射部を前記第1仕様とし、前記第2光照射器を照射状態とすることで、前記光照射部を前記第2仕様とすることを特徴とする請求項1に記載のプリンター。
  3. 前記吐出部および前記第1光照射器は、装置本体に設けられ、
    前記第2光照射器は、前記装置本体に対して着脱可能であることを特徴とする請求項2に記載のプリンター。
  4. 前記密着性情報取得部は、前記密着性情報として、前記印刷媒体の材質を取得し、
    前記制御部は、取得された前記印刷媒体の材質が、前記インク密着性が低い所定の低密着性材質である場合に、前記光照射部を前記第2仕様とすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のプリンター。
  5. 前記制御部は、前記光硬化性インクがクリアインクであり且つ前記クリアインクの印刷デューティが所定値を超える場合にも、前記光照射部を前記第2仕様とすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のプリンター。
  6. 印刷媒体に光硬化性インクを吐出する吐出部と、
    前記光硬化性インクが吐出された前記印刷媒体に対し、前記光硬化性インクを硬化させる第1の光および前記第1の光よりも硬化性の高い第2の光のうち、前記第1の光のみを照射する第1仕様と、少なくとも前記第2の光を照射する第2仕様と、を取り得る光照射部と、を備えたプリンターの制御方法であって、
    前記光硬化性インクを前記第1の光により硬化させた場合の前記光硬化性インクと前記印刷媒体との密着性であるインク密着性に関連した密着性情報を取得するステップと、
    取得された前記密着性情報が、低い前記インク密着性と関連する所定の情報である場合に、前記光照射部を前記第2仕様とするステップと、
    を備えたことを特徴とするプリンターの制御方法。
  7. 光硬化性インクが吐出された印刷媒体に対し、前記光硬化性インクを硬化させる第1の光および前記第1の光よりも硬化性の高い第2の光のうち、前記第1の光のみを照射する第1仕様と、少なくとも前記第2の光を照射する第2仕様と、を取り得る光照射部と、
    前記光硬化性インクを前記第1の光により硬化させた場合の前記光硬化性インクと前記印刷媒体との密着性であるインク密着性に関連した密着性情報を取得する密着性情報取得部と、
    取得された前記密着性情報が、低い前記インク密着性と関連する所定の情報である場合に、前記光照射部を前記第2仕様とする制御部と、
    を備えたことを特徴とする光照射装置。
  8. 前記印刷媒体に対し、前記光硬化性インクを吐出する吐出部と、前記光硬化性インクが吐出された前記印刷媒体に前記第1の光を照射する第1光照射器と、を備えたプリンターに対し、前記光硬化性インクが吐出された前記印刷媒体に対して前記第2の光を照射するように、取り付け可能に構成されていることを特徴とする請求項7に記載の光照射装置。
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