JP2015050561A - 音声品質測定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信端末装置の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求することなく音声通信の発呼時又は音声通信中に音声品質を測定することができる音声品質測定システムを提供する。【解決手段】通信網を介した音声通信の音声品質を測定する音声品質測定システムであって、音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、通信端末装置における音声通信先に対する音声通信開始の操作に基づいて、前記音源ファイルの音声信号を前記通信網側から前記通信端末装置に送信する音声信号送信手段と、前記通信端末装置で受信された音声信号を録音する録音手段と、前記録音手段で録音された音声信号の録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段と、前記音源ファイルの音声信号と前記録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、通信網を介した通信の音声品質を測定する音声品質測定システムに関するものである。
通信網を介して送受信される音声の品質は、発話時の環境雑音及び発話レベル、発話側の音声入力及び音声処理の性能、伝送品質、受話側の音声出力及び音声処理の性能、受話時の環境雑音及び受話レベルなど、様々な要因の影響を受ける。従来、このような音声の品質を測定する音声品質測定システムとして、音声品質測定用の音源ファイルとアプリケーションとが予め組み込まれた測定専用の通信端末装置としての携帯電話機と、固定電話通信網に接続され音声品質測定用の音源ファイルが組み込まれた音声品質測定用のサーバとを備えたものが知られている。この音声品質測定システムでは、上記測定専用の携帯電話機を音声品質測定担当の専門スタッフが操作してサーバに発呼し、音声品質測定を要求する旨を伝える。サーバは、携帯電話機側からの要求を受けると、音源ファイルに基づいて音声信号を生成し、生成した音声信号を、固定電話通信網及び携帯電話通信網を介して通信端末装置に送信する。通信端末装置では、サーバから受信した音声信号を録音して録音ファイルとして保存し、録音ファイルの音声信号と音源ファイルの音声信号とを比較して音声品質を測定する。音声品質の測定結果は、例えば非特許文献1や非特許文献2で標準化されているMOS(Mean Opinion Scores)値として出力される。このMOS値は、評価対象の音声と基準音源の音声との比較結果に基づく多数の人間による5段階評価の評点(表1参照)の平均値に対応する計算値である。非特許文献1や非特許文献2は、このMOS値の算出を機械的に実現する国際標準方式である。
Figure 2015050561
上記従来の音声品質測定システムでは、測定専用通信端末装置を使い、専門担当スタッフが音声品質測定のために特定サーバに発呼する特別な操作を行う必要がある。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、通信端末装置の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求することなく通常の音声通信の発呼時又は音声通信中に音声品質を測定することができる音声品質測定システムを提供することである。
本発明に係る音声品質測定システムは、通信網を介した音声通信の音声品質を測定する音声品質測定システムであって、音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、通信端末装置から音声通信先への音声通信の発呼に基づいて、前記音源ファイルの音声信号を前記通信網側から前記通信端末装置に又は前記通信端末装置から前記通信網側に送信する音声信号送信手段と、前記通信端末装置又は前記通信網側で受信された音声信号を録音する録音手段と、前記録音手段で録音した音声信号の録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段と、前記音源ファイルの音声信号と前記録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備える。
この音声品質測定システムでは、通信端末装置から音声通信先への音声通信の発呼があったときに、その発呼に基づいて、音源ファイルの音声信号が通信網側から通信端末装置に又は通信端末装置から通信網側に送信される。この送信された音声信号は通信端末装置又は通信網側で受信され録音手段により録音され、録音手段で録音された音声信号の録音ファイルが記憶される。そして、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とが比較され、その比較結果に基づいて音声品質の評価値が計算される。従って、通信端末装置の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求することなく、通常の音声通信の発呼時に下り方向又は上り方向の音声品質を測定することができる。特に、通常の音声通信の発呼に合わせて、下り方向又は上り方向の音声品質測定を自動的にかつ音声通信の利用者に意識されずに行うことができる。
前記音声品質測定システムにおいて、通信端末装置と、該通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、前記通信端末装置は、音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、前記通信網側装置に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、前記通信網側装置から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を受信する音声信号受信手段と、前記通信網側装置から受信した音声信号を録音する録音手段と、前記録音手段で録音した音声信号の録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段と、前記音源ファイルの音声信号と前記録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備え、前記通信網側装置は、音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、前記音声品質測定用の音声信号を前記通信端末装置に向けて送信する音声信号送信手段と、を備えてもよい。
この音声品質測定システムでは、通信網側装置に対して通信端末装置から音声通信の発呼を行ったときに、その発呼に基づいて、音源ファイルの音声信号が通信網側装置から通信端末装置に送信される。通信端末装置は、通信網側装置から受信した音声信号を受信し、その録音ファイルを記憶し、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する。従って、通信端末装置の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求することなく、通信端末装置から通信網側装置に向けた通常の音声通信の発呼時に下り方向の音声品質を測定することができる。特に、通常の音声通信の発呼に合わせて、通信端末装置が下り方向の音声品質測定を自動的にかつ音声通信の利用者に意識されずに行うことができる。
また、前記音声品質測定システムにおいて、通信端末装置と、該通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、前記通信端末装置は、前記通信網側装置に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、前記通信網側装置から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を受信する音声信号受信手段と、前記通信網側装置から受信した音声信号を録音する録音手段と、前記録音手段で録音した音声信号の録音ファイルを前記通信網側装置に送信する録音ファイル送信手段と、を備え、前記通信網側装置は、音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、前記音声品質測定用の音声信号を前記通信端末装置に向けて送信する音声信号送信手段と、前記通信端末装置から送信されてきた音声信号の録音ファイルを受信する録音ファイル受信手段と、前記通信端末装置から受信した録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段と、前記音源ファイルの音声信号と前記録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備える。
この音声品質測定システムでは、通信網側装置に対して通信端末装置から音声通信の発呼を行ったときに、その発呼に基づいて、音源ファイルの音声信号が通信網側装置から通信端末装置に送信される。通信端末装置は、通信網側装置から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を受信して録音し、録音した音声信号の録音ファイルを通信網側装置に送信する。通信網側装置は、通信端末装置から受信した録音ファイルの音声信号と、音源ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する。従って、通信端末装置の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求することなく、通信端末装置から通信網側装置に向けた通常の音声通信の発呼時に下り方向の音声品質を測定することができる。特に、通常の音声通信の発呼に合わせて、通信網側装置が下り方向の音声品質測定を自動的にかつ音声通信の利用者に意識されずに行うことができる。更に、音声品質の評価値の計算を通信網側装置で行っているので、通信端末装置の負荷を軽減することができる。
また、前記音声品質測定システムにおいて、通信端末装置と、該通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、前記通信端末装置は、音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、前記通信網側装置に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、前記発呼とともに前記音声品質測定用の音声信号を前記通信端末装置に向けて送信する音声信号送信手段と、前記通信網側装置から前記音声品質測定用の音声信号を録音した録音ファイルを受信する録音ファイル受信手段と、前記音源ファイルの音声信号と前記録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備え、前記通信網側装置は、前記通信端末装置から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を受信する音声信号受信手段と、前記通信端末装置から受信した音声信号を録音する録音手段と、前記録音手段で録音した音声信号の録音ファイルを前記通信端末装置に送信する録音ファイル送信手段と、を備えてもよい。
この音声品質測定システムでは、通信網側装置に対して通信端末装置から音声通信の発呼を行ったときに、その発呼とともに、音源ファイルの音声信号が通信端末装置から通信網側装置に送信される。通信網側装置は、通信端末装置から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を受信して録音し、その録音した音声信号の録音ファイルを通信端末装置に送信する。通信端末装置は、音源ファイルの音声信号と通信網側装置から受信した録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する。従って、通信端末装置の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求することなく、通信端末装置から通信網側装置に向けた通常の音声通信の発呼時に上り方向の音声品質を測定することができる。特に、通常の音声通信の発呼に合わせて、通信端末装置が上り方向の音声品質測定を自動的にかつ音声通信の利用者に意識されずに行うことができる。
また、前記音声品質測定システムにおいて、通信端末装置と、該通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、前記通信端末装置は、音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、前記通信網側装置に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、前記発呼とともに前記音声品質測定用の音声信号を前記通信網側装置に向けて送信する音声信号送信手段と、を備え、前記通信網側装置は、音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、前記通信端末装置から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を受信する音声信号受信手段と、前記通信端末装置から受信した音声信号を録音する録音手段と、前記録音手段で録音した音声信号の録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段と、前記音源ファイルの音声信号と前記録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備えてもよい。
この音声品質測定システムでは、通信端末装置から通信網側装置に音声通信の発呼を行ったときに、その発呼とともに、音声品質測定用の音声信号が通信端末装置から通信網側装置に送信される。通信網側装置は、通信端末装置から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を受信して録音し、録音した音声信号の録音ファイルを記憶する。そして、通信網側装置は、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する。従って、通信端末装置の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求することなく、通信端末装置からサービス提供装置に向けた通常の音声通信の発呼時に上り方向の音声品質を測定することができる。特に、通常の音声通信の発呼に合わせて、通信網側装置が上り方向の音声品質測定を自動的にかつ音声通信の利用者に意識されずに行うことができる。更に、音声品質の評価値の計算を通信網側装置で行っているので、通信端末装置の負荷を軽減することができる。
また、前記音声品質測定システムにおいて、前記通信網側装置に向けて行われる前記通信端末装置から音声通信先への発呼は、該通信網側装置の電話番号を含む第1の発呼と、前記通信網側装置から前記音声品質測定用の音声信号を受信した後又は該通信網側装置へ前記音声品質測定用の音声信号を送信した後における前記音声通信先の電話番号を含む第2の発呼とに分けて行ってもよい。この音声品質測定システムでは、通信網側装置において通信端末装置から音声通信先への発呼を保留にする必要がない。
また、前記音声品質測定システムにおいて、前記通信網側装置に向けて行われる前記通信端末装置から音声通信先への発呼は、該通信網側装置の電話番号と音声通信先の電話番号とを含み、前記通信網側装置は、前記通信端末装置から音声通信先への発呼を受けたとき、該発呼の転送をいったん保留にし、該通信網側装置から前記通信端末装置への前記音声品質測定用の音声信号の送信終了を検知した後又は前記通信端末装置から該通信網側装置への前記音声品質測定用の音声信号の送信終了を検知した後、前記通信端末装置から前記音声通信先への発呼の転送を開始してもよい。この音声品質測定システムでは、通信端末装置から通信網側に向けた音声通信の発呼が1回で済む。
また、前記音声品質測定システムにおいて、通信端末装置と、交換機とを備え、前記通信端末装置は、音声品質測定用の音声信号として使用可能な呼び出し音の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、前記交換機に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、前記音声通信先に対する発呼に基づいて前記交換機から送信されてきた呼び出し音の信号を受信する呼び出し音受信手段と、前記交換機から受信した呼び出し音を録音する録音手段と、前記録音手段で録音した呼び出し音の録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段と、前記音源ファイルの呼び出し音と前記録音ファイルの呼び出し音とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備え、前記交換機は、前記音声通信先に対する発呼を受信する発呼受信手段と、前記音声通信先に対する発呼に基づいて前記呼び出し音の信号を前記通信端末装置に向けて送信する呼び出し音送信手段と、を備えてもよい。この音声品質測定システムでは、音声通信先に対する通常の発呼時に交換機から通信端末装置に送信される呼び出し音を流用して下り方向の音声品質の測定が可能になる。また、通信端末装置が音声通信先に対して発呼している通常の発呼中に、音声品質の測定に使用可能な呼び出し音の信号を受信できるため、音声品質の測定に用いる音声信号を受信するための時間を別途確保する必要もない。
また、前記音声品質測定システムにおいて、前記通信端末装置の音声品質計算手段は、前記呼び出し音の信号の受信時間が予め設定した所定時間以上か否かを判断し、前記呼び出し音の信号の受信時間が所定時間以上の場合にのみ前記音声品質の評価値を計算してもよい。この音声品質測定システムでは、長さが不十分な呼び出し音の信号を用いて音声品質の評価値が計算されるのを回避できるため、音声品質の評価値の計算精度が向上する。なお、前記呼び出し音の信号の受信時間と比較される所定時間の設定値は動的に変更してもよい。
また、前記音声品質測定システムにおいて、通信端末装置と、交換機と、前記交換機に接続され通信端末装置ごとに又は通信端末装置の利用者ごとに選択して設定可能な複数種類の呼び出し音が格納されたデータベースを有するサービス提供装置と、音声品質情報を管理するサーバと、を備え、前記通信端末装置は、音声品質測定用の音声信号として使用される前記呼び出し音の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、前記交換機に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、前記音声通信先に対する発呼に基づいて前記交換機から送信されてきた呼び出し音の信号を受信する音声信号受信手段と、前記交換機から受信した呼び出し音を録音する録音手段と、前記録音手段で録音した呼び出し音の録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段と、前記音源ファイルの呼び出し音と前記録音ファイルの呼び出し音とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、前記計算した音声品質の評価値を前記サーバに送信する音声品質送信手段と、を備えてもよい。
この音声品質測定システムでは、通信端末装置から音声通信先への通常の発呼時に交換機から送信されてくる、当該通信端末装置又はその利用者に対して設定された呼び出し音を流用して下り方向の音声品質の測定が可能になる。また、通信端末装置が音声通信先に対して発呼している通常の発呼中に、音声品質の測定に使用可能な呼び出し音の信号を受信できるため、音声品質の測定に用いる信号を受信するための時間を別途確保する必要もない。
また、前記音声品質測定システムにおいて、通信端末装置と、交換機と、前記交換機に接続され通信端末装置ごとに又は通信端末装置の利用者ごとに選択して設定可能な複数種類の呼び出し音が格納されたデータベースを有するサービス提供装置と、音声品質情報を管理するサーバと、を備え、前記通信端末装置は、前記交換機に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、前記音声通信先に対する発呼に基づいて前記交換機から送信されてきた呼び出し音の信号を受信する音声信号受信手段と、前記交換機から受信した呼び出し音を録音する録音手段と、前記録音手段で録音した録音ファイルを前記サーバに送信する録音ファイル送信手段と、を備え、前記サーバは、音声品質測定用の音声信号として使用される前記呼び出し音の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、前記通信端末装置から前記録音ファイルを受信する録音ファイル受信手段と、前記音源ファイルの呼び出し音と前記通信端末装置から受信した録音ファイルの呼び出し音とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備え、前記交換機は、前記音声通信先に対する発呼を受信する発呼受信手段と、前記音声通信先に対する発呼に基づいて前記サービス提供装置にアクセスして前記データベースを検索し当該通信端末装置又はその利用者に対して設定された呼び出し音の信号を前記通信端末装置に向けて送信する呼び出し音送信手段と、を備えてもよい。
この音声品質測定システムでは、通信端末装置から音声通信先への通常の発呼時に交換機から送信されてくる、当該通信端末装置又はその利用者に対して設定された呼び出し音を流用して下り方向の音声品質の測定が可能になる。また、通信端末装置が音声通信先に対して発呼している通常の発呼中に、音声品質の測定に使用可能な呼び出し音の信号を受信できるため、音声品質の測定に用いる信号を受信するための時間を別途確保する必要もない。更に、音声品質の評価値の計算をサーバで行っているので、通信端末装置の負荷を軽減することができる。
また、前記音声品質測定システムにおいて、前記音声品質計算手段は、前記呼び出し音の信号の受信時間が予め設定した所定時間以上か否かを判断し、前記呼び出し音の信号の受信時間が所定時間以上の場合にのみ前記音声品質の評価値を計算してもよい。この音声品質測定システムでは、長さが不十分な呼び出し音の信号を用いて音声品質の評価値が計算されるのを回避できるため、音声品質の評価値の測定精度が向上する。なお、前記呼び出し音の信号の受信時間と比較される所定時間の設定値は動的に変更してもよい。
本発明に係る他の音声品質測定システムは、通信網を介した音声通信の音声品質を測定する音声品質測定システムであって、通信端末装置と、前記通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、前記通信網側装置は、前記通信端末装置と音声通信先との間の音声通信中に、前記音声通信先から前記通信端末装置に向けて送信されている音声信号を録音した音声信号の録音ファイル、又は前記音声通信先から前記通信端末装置に向けて送信されている音声データに基づいて作成した音声信号の録音ファイルを、音声品質測定用の音声信号の音源録音ファイルとして記憶する音源録音ファイル記憶手段と、前記音声信号の音源録音ファイルを前記通信端末装置に送信する音源録音ファイル送信手段と、を備え、前記通信端末装置は、前記音声信号の音源録音ファイルを前記通信網側装置から受信する音源録音ファイル受信手段と、前記音声通信先との間の音声通信中に、該音声通信先から受信した音声信号を録音する録音手段と、前記録音手段で録音した音声信号の録音ファイルを測定対象録音ファイルとして記憶する測定対象録音ファイル記憶手段と、前記音源録音ファイルの音声信号と前記測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備える。
この音声品質測定システムでは、通信網側装置が、通信端末装置と音声通信先との間の音声通信中に、音声通信先から通信端末装置に向けて送信されている音声信号を録音した音声信号の録音ファイル、又は音声通信先から通信端末装置に向けて送信されている音声データに基づいて作成した音声信号の録音ファイルを、音声品質測定用の音声信号の音源録音ファイルとして記憶し、その音声信号の音源録音ファイルを通信端末装置に送信する。通信端末装置は、音声通信先との間の音声通信中に、その音声通信先から受信した音声信号を録音して測定対象録音ファイルとして記憶し、音源録音ファイルの音声信号と通信網側装置から受信した測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する。従って、通信端末装置の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求することなく、通常の音声通信中に通信端末装置が下り方向の音声品質を測定することができる。特に、通常の音声通信中に、通信端末装置が下り方向の音声品質測定を自動的にかつ音声通信の利用者に意識されずに行うことができる。
また、本発明に係る更に他の音声品質測定システムは、通信網を介した音声通信の音声品質を測定する音声品質測定システムであって、通信端末装置と、前記通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、前記通信端末装置は、音声通信先との間の音声通信中に、該音声通信先から受信した音声信号を録音する録音手段と、前記録音手段で録音した録音ファイルを測定対象録音ファイルとして前記通信網側装置に送信する測定対象録音ファイル送信手段と、を備え、前記通信網側装置は、前記通信端末装置と音声通信先との間の音声通信中に、前記音声通信先から前記通信端末装置に向けて送信されている音声信号を録音した音声信号の録音ファイル、又は前記音声通信先から前記通信端末装置に向けて送信されている音声データに基づいて作成した音声信号の録音ファイルを作成し、音声品質測定用の音声信号の音源録音ファイルとして記憶する音源録音ファイル記憶手段と、前記通信端末装置から前記測定対象録音ファイルを受信する測定対象録音ファイル受信手段と、前記音源録音ファイルの音声信号と前記測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備える。
この音声品質測定システムでは、通信端末装置が、通常の音声通信先との間の音声通信中に、音声通信先から受信した音声信号を録音して測定対象録音ファイルとして通信網側装置に送信する。通信網側装置は、通信端末装置と音声通信先との間の音声通信中に、音声通信先から通信端末装置に向けて送信されている音声信号を録音した音声信号の録音ファイル、又は前記音声通信先から前記通信端末装置に向けて送信されている音声データに基づいて作成した音声信号の録音ファイルを、音声品質測定用の音声信号の音源録音ファイルとして記憶し、通信端末装置から測定対象録音ファイルを受信する。そして、通信網側装置は、音源録音ファイルの音声信号と通信端末装置から受信した測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する。従って、通信端末装置の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求することなく、通常の音声通信中にサーバが下り方向の音声品質を測定することができる。特に、通常の音声通信中に、通信端末装置が下り方向の音声品質測定を自動的にかつ音声通信の利用者に意識されずに行うことができる。更に、音声品質の評価値の計算を通信網側装置で行っているので、通信端末装置の負荷を軽減することができる。
また、本発明に係る更に他の音声品質測定システムは、通信網を介した音声通信の音声品質を測定する音声品質測定システムであって、通信端末装置と、前記通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、前記通信網側装置は、前記通信端末装置と音声通信先との間の音声通信中に、前記通信端末装置から前記音声通信先に向けて送信されている音声信号を録音した音声信号の録音ファイル、又は前記音声通信端末装置から前記音声通信先に向けて送信されている音声データに基づいて作成した音声信号の録音ファイルを、音声品質測定用の音声信号の測定対象録音ファイルとして記憶する測定対象録音ファイル記憶手段と、前記音声信号の測定対象録音ファイルを前記通信端末装置に送信する測定対象録音ファイル送信手段と、を備え、前記通信端末装置は、前記音声信号の測定対象録音ファイルを前記通信網側装置から受信する測定対象録音ファイル受信手段と、前記音声通信先との間の音声通信中に、該音声通信先に向けて送信する音声信号を録音する録音手段と、前記録音手段で録音した録音ファイルを音源録音ファイルとして記憶する音源録音ファイル記憶手段と、前記音源録音ファイルの音声信号と前記測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備える。
この音声品質測定システムでは、通信網側装置が、通信端末装置と音声通信先との間の音声通信中に、通信端末装置から音声通信先に向けて送信されている音声信号を録音した音声信号の録音ファイル、又は音声通信端末装置から音声通信先に向けて送信されている音声データに基づいて作成した音声信号の録音ファイルを、音声品質測定用の音声信号の測定対象録音ファイルとして記憶し、その音声信号の測定対象録音ファイルを通信端末装置に送信する。通信端末装置は、音声通信先との間の音声通信中に、その音声通信先に向けて送信する音声信号を録音して記憶し、音源録音ファイルの音声信号と測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する。従って、通信端末装置の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求することなく、通常の音声通信中に通信端末装置が上り方向の音声品質を測定することができる。特に、通常の音声通信中に、通信端末装置が上り方向の音声品質測定を自動的にかつ音声通信の利用者に意識されずに行うことができる。
また、本発明に係る更に他の音声品質測定システムは、通信網を介した音声通信の音声品質を測定する音声品質測定システムであって、通信端末装置と、前記通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、前記通信端末装置は、音声通信先との間の音声通信中に、該音声通信先に向けて送信する音声信号を録音する録音手段と、前記録音手段で録音した録音ファイルを音源録音ファイルとして前記通信網側装置に送信する音源録音ファイル送信手段と、を備え、前記通信網側装置は、前記通信端末装置と音声通信先との間の音声通信中に、前記通信端末装置から前記音声通信先に向けて送信されている音声信号を録音した音声信号の録音ファイル、又は前記通信端末装置から前記音声通信先に向けて送信されている音声データに基づいて作成した音声信号の録音ファイルを、音声品質測定用の音声信号の測定対象録音ファイルとして記憶する測定対象録音ファイル記憶手段と、前記通信端末装置から前記音源録音ファイルを受信する音源録音ファイル受信手段と、前記音源録音ファイルの音声信号と前記測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備える。
この音声品質測定システムでは、通信端末装置が、音声通信先との間の音声通信中に、音声通信先に向けて送信する音声信号を録音して音源録音ファイルとして通信網側装置に送信する。通信網側装置は、通信端末装置と音声通信先との間の音声通信中に、通信端末装置から音声通信先に向けて送信されている音声信号を録音した音声信号の録音ファイル、又は通信端末装置から音声通信先に向けて送信されている音声データに基づいて作成した音声信号の録音ファイルを、音声品質測定用の音声信号の測定対象録音ファイルとして記憶し、通信端末装置から音源録音ファイルを受信する。そして、通信網側装置は、音源録音ファイルの音声信号と測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する。従って、通信端末装置の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求することなく、通常の音声通信中に通信網側装置が上り方向の音声品質を測定することができる。特に、通常の音声通信中に、通信端末装置が上り方向の音声品質測定を自動的にかつ音声通信の利用者に意識されずに行うことができる。更に、音声品質の評価値の計算を通信網側装置で行っているので、通信端末装置の負荷を軽減することができる。
前記音声品質測定システムにおいて、前記通信端末装置と音声通信先との間の音声通信で送受信された音声信号における音声品質測定対象を特定するための条件が予め設定され、前記条件を満たす音声信号の範囲について前記音声品質の評価値を計算してもよい。
この音声品質測定システムでは、通信端末装置と音声通信先との間の音声通信で送受信された音声信号のうち互いに対応する範囲を正確に抽出して音声品質の評価値を計算できる。また、音声品質の評価値の計算のために必要な音声信号の長さやノイズレベルなど所定の条件を満たす音声信号を抽出して音声品質の評価値を計算できる。よって、音声品質の評価値の精度をより高めることができる。
前記音声品質測定システムにおいて、前記計算した音声品質の評価値を記憶する測定結果記憶手段を更に備えてもよい。この音声品質測定システムでは、音声品質の評価値を任意のタイミングで読み出して様々な用途に用いることができる。
また、前記音声品質測定システムにおいて、前記測定結果記憶手段は、前記音声品質の評価値と、前記通信端末装置の音声品質測定時の所在位置情報、日時情報、通信事業者情報及び該通信端末装置における通信品質情報の少なくとも一つの情報とを互いに関連付けて記憶してもよい。この音声品質測定システムでは、通信端末装置の音声品質測定時の所在位置情報、日時情報、通信事業者情報及び通信品質情報の少なくとも一つの情報と関連付けた音声品質の分析などが可能になる。
また、前記音声品質測定システムにおいて、前記測定結果記憶手段は、前記音声品質の評価値を計算できなかった場合は、前記音声品質の評価値に代えて、前記音声品質の評価値を計算できなかった旨の情報を記憶してもよい。この音声品質測定システムでは、前記音声品質の評価値を計算できなかったことを考慮した音声品質の分析などが可能になる。
また、前記音声品質測定システムにおいて、前記測定結果記憶手段は、前記音声品質の評価値と、その音声品質の評価値の計算に用いた測定対象録音ファイル又はその識別情報と、その音声品質の評価値の計算に用いた音源録音ファイル又はその識別情報とを互いに関連付けて記憶してもよい。この音声品質測定システムでは、音声品質の評価値の計算に用いた音源録音ファイルに基づいて、音声品質の評価値の信頼性などを判断できる。
本発明によれば、通信端末装置の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求することなく、通常の音声通信の発呼時又は音声通信中に音声品質をに測定することができる。
本発明の第1の実施形態(実施形態1)に係る音声品質測定システムを含む通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図。 実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う下り方向の音声品質測定の一例を示すシーケンス図。 実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う下り方向の音声品質測定の他の例を示すシーケンス図。 実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う下り方向の音声品質測定の更に他の例を示すシーケンス図。 実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う下り方向の音声品質測定の更に他の例を示すシーケンス図。 実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う上り方向の音声品質測定の一例を示すシーケンス図。 実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う上り方向の音声品質測定の他の例を示すシーケンス図。 実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う上り方向の音声品質測定の更に他の例を示すシーケンス図。 実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う上り方向の音声品質測定の更に他の例を示すシーケンス図。 本発明の第2の実施形態(実施形態2)に係る音声品質測定システムを含む通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図。 実施形態2の音声品質測定システムにおける通信端末装置からの音声通信の発呼時に行う下り方向の音声品質測定処理の一例を示すシーケンス図。 図11の音声品質測定処理において発側の通信端末装置で実行されるMOS値の計算手順の一例を示すフローチャート。 図11の音声品質測定処理において発側の通信端末装置で実行されるMOS値の計算手順の他の例を示すフローチャート。 本発明の第3の実施形態(実施形態3)に係る音声品質測定システムを含む通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図。 実施形態3の音声品質測定システムにおける通信端末装置からの音声通信の発呼時に行う下り方向の音声品質測定処理の一例を示すシーケンス図。 実施形態3の音声品質測定システムにおける通信端末装置からの音声通信の発呼時に行う下り方向の音声品質測定処理の他の例を示すシーケンス図。 本発明の第4の実施形態(実施形態4)に係る音声品質測定システムを含む通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図。 実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置の音声通信中に行う下り方向の音声品質測定処理の一例を示すシーケンス図。 実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置の音声通信中に行う下り方向の音声品質測定処理の他の例を示すシーケンス図。 実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置の音声通信中に行う上り方向の音声品質測定処理の一例を示すシーケンス図。 実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置の音声通信中に行う上り方向の音声品質測定処理の他の例を示すシーケンス図。 実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置の音声通信中に行う下り方向の音声品質測定処理の更に他の例を示すシーケンス図。 実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置の音声通信中に行う下り方向の音声品質測定処理の更に他の例を示すシーケンス図。 実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置の音声通信中に行う上り方向の音声品質測定処理の更に他の例を示すシーケンス図。 実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置の音声通信中に行う上り方向の音声品質測定処理の更に他の例を示すシーケンス図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
〔実施形態1〕
図1は、本発明の第1の実施形態(以下「実施形態1」という。)に係る音声品質測定システムを含む通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図である。実施形態1の音声品質測定システムは、通信端末装置100と、通信端末装置100による音声通信について付加的なサービスを提供するための通信網側装置300とを含む。本実施形態における通信網側装置300は、通信網200を介して通信端末装置100と通信することができる。
通信端末装置100は、例えば音声通信可能な携帯電話機、スマートフォン、PHSなどの移動通信端末やタブレットPCであり、交換機210や図示しない無線中継装置としての基地局などを有する移動通信網200を介して、通信先と音声通信やデータ通信を行うことができる。例えば、通信端末装置100は、移動通信網200の無線通信エリアとしてのセルに在圏しているときに、他の移動通信網500のセルに在圏している接続されている音声通信先としての携帯電話機、スマートフォン、PHSなどの移動通信端末やタブレットPCなどの通信端末装置900と間で音声通信することができる。また、通信端末装置100は、移動通信網200のセルに在圏しているときに、他の固定通信網600を介して音声通信先としての固定電話機910などの通信端末装置と間で音声通信することができる。上記セルは、例えば互いに大きさが異なるマクロセル、マイクロセル、フェムトセル、ピコセル等の各種セルのいずれかである。
通信網側装置300は、インテリジェント交換機310と、サーバ320とを有し、通信端末装置100による音声通信について付加的なサービスを提供するサービス提供装置である。通信網側装置300は、例えば、発側の通信端末装置100から外国又は国内の音声通信先への発呼時に、音声品質測定のための処理をバックグランドで実行する条件として、上記発呼対象の音声通信先との音声通信の利用料金を無料にする無料通話サービスを提供する。
インテリジェント交換機310は、既存の交換機をベースに、インテリジェント・ネットワーク(IN)における処理ノードによる無料電話サービスや、通過音声データの複製・録音等の機能を実現できる装置である。ここで、「インテリジェント・ネットワーク」とは、ネットワーク内に処理ノードと呼ぶコンピュータを設置し、その処理ノードにおけるデータベースや処理機能を使って高度(インテリジェント)な通信サービスを提供可能にしたネットワークである。既存の交換機はすべてソフトウェアで制御され、プロセッサ間は共通線信号網で結ばれているが、処理ノードも共通線信号網によって交換機のプロセッサと結ばれる。高度なサービス制御にかかわるソフトウェアを各プロセッサから処理ノードに移し、さらに機能ごとにモジュール化することにより、新サービスの導入と運用が効率的になる。インテリジェント・ネットワーク(IN)によるサービスの代表例はフリーダイヤルである。処理ノードでフリーダイヤル番号を通常の電話番号に変換して交換機に戻すことにより、交換機は通常通りに回線を接続できる。
サーバ320は、インテリジェント交換機310及び通信端末装置100それぞれと通信可能に構成され、音声品質測定に関する各種処理を行うサーバである。例えば、サーバ320は、音声品質測定用の音声信号の音源ファイルや音声品質の測定結果の情報など格納して管理したり、音声品質測定用の音声信号を通信端末装置100との間で送受信したり、音声品質の評価値としてのMOS値(非特許文献1、2参照)を計算したりする。
通信端末装置100は、例えば、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部、アプリケーション実行管理部、小型マイクなどからなる音声入力装置、スピーカー、レシーバ、振動発生器などからなる音声出力装置、LCDなどの表示部、主制御装置などで構成される。また、通信端末装置100は、現在位置取得手段として、GPSを用いて自身の現在位置の情報を取得するGPS受信部を備える。また、通信端末装置100は、CCDやCMOS等のカメラデバイスなどからなる撮像部や、ジャイロセンサ、加速度センサ、磁気センサ等からなる姿勢検知部を備えてもよい。
主制御装置は、例えばMPU(Micro Processing Unit)などのマイクロプロセッサや、RAM、ROMなどのメモリで構成され、予め組み込まれた所定の制御プログラムに基づいて各部を制御する。例えば、主制御装置は、所定の制御プログラムが実行されることにより、移動通信網200を介したインテリジェント交換機310や他の通信端末装置900、910との間における音声通信の処理及び制御、移動通信網200を介したサーバ320との間における音声品質測定用の音声信号や音声品質の評価値の送受信処理及び制御、音声品質の評価値の計算処理などを行うことができる。
また、通信端末装置100は、主制御装置のネイティブ環境上で各種アプリケーションのプログラムを実行したり、アプリケーション実行管理部で構築される仮想環境上で各種アプリケーションのプログラムを実行したりすることができる。ここで、「アプリケーション」とは、ブラウザ、電話、カメラ、検索、メール、情報配信、カレンダー、時計、音楽再生、地図表示、データフォルダ、メッセージの通信、動画再生等の様々な用途に応用することができるソフトウェアを意味し、「アプリケーションソフトウェア」とも呼ばれる。また、「アプリケーション」は、各種言語で開発された実行プログラムのファイルや、プログラム実行時等に用いられたり参照されたりする設定情報及び画像などのファイルなどの集合体である。
アプリケーション実行管理部は、例えば、アプリケーションの実行に用いられるプログラムモジュールやライブラリを管理する。また、アプリケーション実行管理部は、Andoroid(登録商標)アプリケーション、iOS(登録商標)アプリケーション、Windows(登録商標)アプリケーション、Java(登録商標)アプリケーションなどの複数種類のアプリケーションのいずれか一つ又は二以上を実行するためのフレームワーク(例えば、Androidフレームワーク、iOS フレームワーク、など)や、Dalvik(登録商標) VMやJava VMなどの仮想実行環境(仮想マシン)を構築する。また、アプリケーション実行管理部は、複数のアプリケーションを並列実行することができるマルチタスク機能を有するように構成されている。
インテリジェント交換機310は、例えば、MPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、外部通信インターフェース部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより無料通話サービスを提供するための各種処理を行うことができる。
サーバ320は、例えば、MPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、外部通信インターフェース部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより音声品質測定のための各種処理を行うことができる。
実施形態1の音声品質測定の一例において、通信端末装置100の主制御装置は、通信網側装置300から受信した音声信号を録音する録音手段、録音した録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段、及び、音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段の各手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、通信網側装置300に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段、通信網側装置300から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を受信する音声信号受信手段、及び、録音した音声信号の録音ファイルを通信網側装置300に送信する録音ファイル送信手段の各手段としても機能する。
また、インテリジェント交換機310のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、通信端末装置100からの発呼を受信したとき、音声品質の測定を指示する指令をサーバ320に送信する測定指令送信手段、及び、サーバ320から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を通信端末装置100に転送する音声信号転送手段の各手段としても機能する。
また、サーバ320のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段、音声品質の測定を指示する指令をインテリジェント交換機310から受信する測定指令受信手段、インテリジェント交換機310から受信した指令に基づいて、音声品質測定用の音声信号を通信端末装置100に向けて送信する音声信号送信手段、通信端末装置100から送信されてきた音声信号の録音ファイルを受信する録音ファイル受信手段、通信端末装置100から受信した録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段、及び、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段の各手段としても機能する。
実施形態1の音声品質測定の他の例において、通信端末装置100の主制御装置は、音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段、及び、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段としても機能する。また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、通信網側装置300に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段、及び、前記発呼とともに音声品質測定用の音声信号をサーバ320に向けて送信する音声信号送信手段の各手段としても機能する。
また、インテリジェント交換機310のコンピュータ装置は、通信端末装置100から送信されてきた音声品質測定用の音声信号をサーバ320に転送する音声信号転送手段、及び、サーバ320から送信されてきた音声信号の録音ファイルを通信端末装置100に送信する録音ファイル送信手段としても機能する。
また、サーバ320のコンピュータ装置は、音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段、通信端末装置100から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を受信する音声信号受信手段、通信端末装置100から受信した音声信号を録音する録音手段、録音した録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段、音声信号の録音ファイルを通信端末装置100に送信する録音ファイル送信手段、及び、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段の各手段としても機能する。
図2は、実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う下り方向の音声品質測定の一例を示すシーケンス図である。なお、本例では、発側の通信端末装置100が、音声品質を示すMOS値の計算を行う。また、サーバ320に保存されている音声品質測定用の音声信号の音源ファイルと同じ音源ファイルが発側の通信端末装置100にも保存されている。また、発側の通信端末装置100には、前述のインテリジェント交換機310を経由して無料通話サービスを利用するとともに音声品質測定を行うためのアプリケーションが予めインストールされている。
図2において、発側の通信端末装置100は、上記アプリケーションが起動された状態で、音声通信先の電話番号(例えば、図1中の通信端末装置900の電話番号:090********)の入力又は選択を伴う利用者の電話開始操作を受けると、音声品質を示すMOS値の測定(以下「MOS測定」という。)を開始し、インテリジェント交換機310の電話番号(例えば、03********)宛に発呼する。なお、本例において、通信端末装置100からインテリジェント交換機310への発呼には、音声通信先の電話番号が含まれない。
インテリジェント交換機310は、通信端末装置100からの発呼を受けると、音声品質の測定を指示するMOS測定指令をサーバ320に送信する。サーバ320は、インテリジェント交換機310からMOS測定指令を受信すると、音声品質測定用の音源ファイルに基づいて、音声品質測定用の音声信号(以下、「MOS測定用音声信号」という。)の再生を開始する。このMOS測定用音声信号は、インテリジェント交換機310を介して又はインテリジェント交換機310を介さずに通信端末装置100へ送信される。
通信端末装置100は、サーバ320から受信したMOS測定用音声信号を録音し、録音ファイルとして保存する。MOS測定用音声信号の受信が完了すると、通信端末装置100は、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算して保存する。
MOS測定が終了すると、通信端末装置100は、音声通信先の電話番号(例えば、図1中の通信端末装置900の電話番号:090********)宛に発呼する。なお、この発呼に伴う音声通信の利用料金については無料課金処理されるように、例えば、インテリジェント交換機310から通信事業者の所定のサーバに無料課金処理のために必要な情報が送信される。また、上記通信端末装置100から音声通信先の電話番号への発呼が無料通話サービスの対象である旨を示す情報を、当該発呼に付加してもよい。
通信端末装置100からの発呼を音声通信先側の通信端末装置が着呼すると、両装置間で音声通信の回線が確立され、通信端末装置100の利用者と音声通信先の利用者との間で通常の通話が可能になる。
なお、通信端末装置100は、計算したMOS値を測定環境情報とともにサーバ320に送信してもよい。また、通信端末装置100及びサーバ320は、MOS値と測定環境情報とを互いに関連付けて保存してもよい。ここで、測定環境情報は、例えば、音声品質測定時の通信端末装置100の位置情報(GPSの位置情報)、音声品質測定時の日時情報、移動通信網200の通信事業者情報及び通信端末装置100における通信品質情報(例えば、受信SINR(Signal-to-Interference and Noise power Ratio))の少なくとも一つの情報である。
また、通信端末装置100及びサーバ320は、MOS値を計算できなかった場合、MOS値に代えて、MOS値を計算できなかった旨の情報を保存するようにしてもよい。
また、MOS値と、そのMOS値の計算に用いた録音ファイル又はその識別情報と、当該MOS値の計算に用いた音源ファイル又はその識別情報とを互いに関連付けて保存するようにしてもよい。
以上、図2の例によれば、通信端末装置100から通信網側装置300に向けた無料通話サービスの音声通信の発呼時に、通常通話の開始に先だって、通信端末装置100が、通信端末装置100から移動通信網200側への上り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。
特に、図2の例によれば、通信網側装置300のインテリジェント交換機310において通信端末装置100から音声通信先への発呼を保留にする必要がない。
図3は、実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う下り方向の音声品質測定の他の例を示すシーケンス図である。図3の例では、インテリジェント交換機310が通信端末装置100からの発呼の転送を保留にし、サーバ320でのMOS測定用音声信号の再生が終了した後、音声通信先への発呼を転送している。なお、図3において、前述の図2と共通する部分については説明を省略する。
図3において、インテリジェント交換機310は、通信端末装置100から音声通信先への発呼を受けると、その発呼の転送をいったん保留にし、音声品質の測定を指示するMOS測定指令をサーバ320に送信する。通信端末装置100からインテリジェント交換機310への発呼には、音声通信先の電話番号が含まれている。
サーバ320は、MOS測定用音声信号の再生を終了すると、MOS測定終了の情報をインテリジェント交換機310に送信する。インテリジェント交換機310は、サーバ320から受信したMOS測定終了の情報に基づいて、サーバ320でのMOS測定用音声信号の再生終了を検知すると、上記保留にしておいた発呼を音声通信先に転送する。このように転送された通信端末装置100からの発呼を音声通信先側の通信端末装置が着呼すると、両装置間で音声通信の回線が確立され、通信端末装置100の利用者と音声通信先の利用者との間で通常の通話が可能になる。
以上、図3の例によれば、通信端末装置100から通信網側装置300に向けた無料通話サービスの音声通信の発呼時に、通常通話の開始に先だって、通信端末装置100が、通信端末装置100から移動通信網200側への上り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。
特に、図3の例によれば、通信端末装置100から通信網側に向けた音声通信の発呼が1回で済む。
図4は、実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う下り方向の音声品質測定の更に他の例を示すシーケンス図である。図4の例では、MOS値の計算処理をサーバ320側で行っている。なお、図4において、前述の図2、3と共通する部分については説明を省略する。
図4において、通信端末装置100は、サーバ320から受信したMOS測定用音声信号を録音し、その録音ファイルを測定環境情報とともにサーバ320に送信する。サーバ320は、通信端末装置100から受信した録音ファイルと測定環境情報とを互いに関連付けて保存する。そして、サーバ320は、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算し、MOS値と測定環境情報とを互いに関連付けて保存する。
通信端末装置100は、録音ファイルをサーバ320に送信してMOS測定が終了すると、音声通信先の電話番号宛に発呼する。
以上、図4の例によれば、通信端末装置100から通信網側装置300に向けた無料通話サービスの音声通信の発呼時に、通常通話の開始に先だって、サーバ320が、通信端末装置100から移動通信網200側への上り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。また、音声品質の評価値としてのMOS値の計算処理を通信網側装置のサーバ320で行っているので、通信端末装置側の処理負荷軽減を図ることができる。
図5は、実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う下り方向の音声品質測定の更に他の例を示すシーケンス図である。図5の例では、MOS値の計算処理をサーバ320側で行っている。なお、図5において、前述の図2、3と共通する部分については説明を省略する。
図5において、インテリジェント交換機310は、通信端末装置100から音声通信先への発呼を受けると、その発呼の転送をいったん保留にし、音声品質の測定を指示するMOS測定指令をサーバ320に送信する。通信端末装置100からインテリジェント交換機310への発呼には、音声通信先の電話番号が含まれている。
図5において、通信端末装置100は、サーバ320から受信したMOS測定用音声信号を録音し、その録音ファイルを測定環境情報とともにサーバ320に送信する。サーバ320は、通信端末装置100から受信した録音ファイルと測定環境情報とを互いに関連付けて保存する。そして、サーバ320は、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算し、MOS値と測定環境情報とを互いに関連付けて保存する。
サーバ320は、MOS測定用音声信号の再生を終了すると、MOS測定終了の情報をインテリジェント交換機310に送信する。インテリジェント交換機310は、サーバ320から受信したMOS測定終了の情報に基づいて、サーバ320でのMOS測定用音声信号の再生終了を検知すると、上記保留にしておいた発呼を音声通信先に転送する。このように転送された通信端末装置100からの発呼を音声通信先側の通信端末装置が着呼すると、両装置間で音声通信の回線が確立され、通信端末装置100の利用者と音声通信先の利用者との間で通常の通話が可能になる。
以上、図5の例によれば、通信端末装置100から通信網側装置300に向けた無料通話サービスの音声通信の発呼時に、通常通話の開始に先だって、サーバ320が、通信端末装置100から移動通信網200側への上り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。また、音声品質の評価値としてのMOS値の計算処理を通信網側装置のサーバ320で行っているので、通信端末装置側の処理負荷軽減を図ることができる。
図6は、実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う上り方向の音声品質測定の一例を示すシーケンス図である。図6の例は、移動通信網200から通信端末装置100側への下り方向の音声品質を測定する例である。また、図6の例では、MOS値の計算処理をサーバ320側で行っている。なお、図6において、前述の図2と共通する部分については説明を省略する。
図6において、発側の通信端末装置100は、MOS測定を開始してインテリジェント交換機310の電話番号宛に発呼した後、音声品質測定用の音源ファイルに基づいてMOS測定用音声信号の再生を開始する。このMOS測定用音声信号は、インテリジェント交換機310を介して又はインテリジェント交換機310を介さずにサーバ320へ送信される。
サーバ320は、インテリジェント交換機310から受信したMOS測定指令に基づき、通信端末装置100から受信したMOS測定用音声信号を録音し、録音ファイルとして保存する。MOS測定用音声信号の受信が完了すると、サーバ320は、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算して保存する。
通信端末装置100は、測定環境情報をサーバ320に送信してもよい。また、サーバ320は、MOS値と測定環境情報とを互いに関連付けて保存してもよい。
また、サーバ320は、MOS値を計算できなかった場合、MOS値に代えて、MOS値を計算できなかった旨の情報を保存するようにしてもよい。
また、MOS値と、そのMOS値の計算に用いた録音ファイル又はその識別情報と、当該MOS値の計算に用いた音源ファイル又はその識別情報とを互いに関連付けて保存するようにしてもよい。
以上、図6の例によれば、通信端末装置100から通信網側装置300に向けた無料通話サービスの音声通信の発呼時に、通常通話の開始に先だって、サーバ320が、通信網200側から通信端末装置100への下り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。
図7は、実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う上り方向の音声品質測定の他の例を示すシーケンス図である。図7の例は、移動通信網200から通信端末装置100側への下り方向の音声品質を測定する例である。また、図7の例では、MOS値の計算処理をサーバ320側で行っている。なお、図6において、前述の図2及び図3と共通する部分については説明を省略する。
図7において、発側の通信端末装置100は、MOS測定を開始してインテリジェント交換機310の電話番号宛に発呼した後、音声品質測定用の音源ファイルに基づいてMOS測定用音声信号の再生を開始する。このMOS測定用音声信号は、インテリジェント交換機310を介して又はインテリジェント交換機310を介さずにサーバ320へ送信される。
サーバ320は、インテリジェント交換機310から受信したMOS測定指令に基づき、通信端末装置100から受信したMOS測定用音声信号を録音し、録音ファイルとして保存する。MOS測定用音声信号の受信が完了すると、サーバ320は、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算して保存する。
通信端末装置100は、測定環境情報をサーバ320に送信してもよい。また、サーバ320は、MOS値と測定環境情報とを互いに関連付けて保存してもよい。
また、サーバ320は、MOS値を計算できなかった場合、MOS値に代えて、MOS値を計算できなかった旨の情報を保存するようにしてもよい。
また、MOS値と、そのMOS値の計算に用いた録音ファイル又はその識別情報と、当該MOS値の計算に用いた音源ファイル又はその識別情報とを互いに関連付けて保存するようにしてもよい。
サーバ320は、通信端末装置100でのMOS測定用音声信号の再生が終了すると、MOS測定終了の情報をインテリジェント交換機310に送信する。インテリジェント交換機310は、サーバ320から受信したMOS測定終了の情報に基づいて、通信端末装置100でのMOS測定用音声信号の再生終了を検知すると、上記保留にしておいた発呼を音声通信先に転送する。
以上、図7の例によれば、通信端末装置100から通信網側装置300に向けた無料通話サービスの音声通信の発呼時に、通常通話の開始に先だって、サーバ320が、通信網200側から通信端末装置100への下り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。
図8は、実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う音上り方向の声品質測定の更に他の例を示すシーケンス図である。図8の例では、MOS値の計算処理をサーバ320側で行っている。なお、図8において、前述の図2、3、6、7と共通する部分については説明を省略する。
図8において、サーバ320は、通信端末装置100から受信したMOS測定用音声信号を録音し、その録音ファイルを保存する。ここで、サーバ320は、通信端末装置100から測定環境情報を受信し、その測定環境情報と、通信端末装置100から受信した録音ファイルとを互いに関連付けて保存してもよい。サーバ320は、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算し、MOS値と測定環境情報とを互いに関連付けて保存する。
通信端末装置100は、サーバ320へのMOS測定用音声信号の送信を終了し、MOS測定が終了すると、音声通信先の電話番号宛に発呼する。
以上、図8の例によれば、通信端末装置100から通信網側装置300に向けた無料通話サービスの音声通信の発呼時に、通常通話の開始に先だって、サーバ320が、通信端末装置100から移動通信網200側への上り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。また、音声品質の評価値としてのMOS値の計算処理を通信網側装置のサーバ320で行っているので、通信端末装置側の処理負荷軽減を図ることができる。
図9は、実施形態1に係る音声品質測定システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う上り方向の音声品質測定の更に他の例を示すシーケンス図である。図9の例では、MOS値の計算処理をサーバ320側で行っている。なお、図9において、前述の図2、3、6、7と共通する部分については説明を省略する。
図9において、インテリジェント交換機310は、通信端末装置100から音声通信先への発呼を受けると、その発呼の転送をいったん保留にし、音声品質の測定を指示するMOS測定指令をサーバ320に送信する。通信端末装置100からインテリジェント交換機310への発呼には、音声通信先の電話番号が含まれている。
図9において、サーバ320は、通信端末装置100から受信したMOS測定用音声信号を録音し、その録音ファイルを保存する。ここで、サーバ320は、通信端末装置100から測定環境情報を受信し、その測定環境情報と通信端末装置100から受信した録音ファイルとを互いに関連付けて保存してもよい。サーバ320は、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算し、計算したMOS値を保存する。このMOS値についても測定環境情報と関連付けて保存してもよい。
サーバ320は、MOS測定用音声信号の再生を終了すると、MOS測定終了の情報をインテリジェント交換機310に送信する。インテリジェント交換機310は、サーバ320から受信したMOS測定終了の情報に基づいて、サーバ320でのMOS測定用音声信号の再生終了を検知すると、上記保留にしておいた発呼を音声通信先に転送する。このように転送された通信端末装置100からの発呼を音声通信先側の通信端末装置が着呼すると、両装置間で音声通信の回線が確立され、通信端末装置100の利用者と音声通信先の利用者との間で通常の通話が可能になる。
以上、図9の例によれば、通信端末装置100から通信網側装置300に向けた無料通話サービスの音声通信の発呼時に、通常通話の開始に先だって、サーバ320が、通信端末装置100から移動通信網200側への上り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。また、音声品質の評価値としてのMOS値の計算処理を通信網側装置のサーバ320で行っているので、通信端末装置側の処理負荷軽減を図ることができる。
〔実施形態2〕
図10は、本発明の第2の実施形態(以下「実施形態2」という。)に係る音声品質測定システムを含む通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図である。実施形態2の音声品質測定システムは、通信端末装置100と、着側の移動通信網500に設けられている交換機510とを含む。実施形態2は、着側の交換機510から受信した呼び出し音としてのリングバックトーン(以下、適宜「RBT」と略す。)を利用して音声品質測定を行う例である。なお、図10において、前述の図1に示す実施形態1と共通する部分については説明を省略する。
実施形態2において、通信端末装置100の主制御装置は、音声品質測定用の音声信号として使用可能なRBTの音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段、交換機510から受信したRBTを録音する録音手段、録音した録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段、及び、音源ファイルのRBTと録音ファイルのRBTとを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算する音声品質計算手段の各手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、交換機510に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段、及び、音声通信先に対する発呼に基づいて交換機510から送信されてきたRBTの信号を受信する呼び出し音受信手段の各手段しても機能する。
着側の交換機510は、例えば、MPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、外部通信インターフェース部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることによりパケット交換又は回線交換の処理のほか、音声品質測定のための各種処理を行うことができる。
交換機510のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、音声通信先に対する発呼を受信する発呼受信手段、及び、音声通信先に対する発呼に基づいてRBTの信号を通信端末装置100に向けて送信する呼び出し音送信手段の各手段としても機能する。
図11は、実施形態2の音声品質測定システムにおける通信端末装置からの音声通信の発呼時の音声品質測定処理の一例を示すシーケンス図である。なお、本例では、交換機510に保存されている呼び出し音(RBT)の音声信号の音源ファイルと同じ音源ファイルが発側の通信端末装置100にも保存されている。また、発側の通信端末装置100には、音声品質測定のためのアプリケーションが予めインストールされている。
図11において、発側の通信端末装置100は、上記アプリケーションが起動された状態で、音声通信先の電話番号(例えば、図1中の通信端末装置900の電話番号:090********)の入力又は選択を伴う利用者の電話開始操作を受けると、MOS測定を開始し、上記音声通信先の電話番号宛に発呼する。この発呼は、発側の移動通信網200の交換機210を介して、着側の移動通信網500の交換機510に到達する。
着側の交換機510は、通信端末装置100からの発呼を受けると、音声通信先である着側の通信端末装置900に呼出信号を送信するとともに、呼び出し音(RBT)の音源ファイルに基づいて、MOS測定用音声信号として兼用される呼び出し音(RBT)の信号の再生を開始する。この呼び出し音(RBT)の信号は、発側の交換機210を介して通信端末装置100へ送信される。
通信端末装置100は、着側の交換機510から受信した呼び出し音の信号を録音し、録音ファイルとして保存する。呼び出し音の信号の受信が完了すると、通信端末装置100は、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算して保存する。
一方、着側の通信端末装置900で通信端末装置100からの発呼を受ける操作が行われると、着側の通信端末装置900から交換機510にオフフック信号(又はそれに相当する信号)が送信される。着側の交換機510は、着側の通信端末装置900からオフフック信号を受信すると応答信号を発側の交換機210に送信し、発側の交換機210は接続信号を発側の通信端末装置100に送信する。
通信端末装置100がMOS測定を終了し発側の交換機210から接続信号を受信すると、両装置100、900間で音声通信の回線が確立され、通信端末装置100の利用者と音声通信先の利用者との間で通常の通話が可能になる。
以上、図11の例によれば、通信端末装置100から通信網側装置300に向けた音声通信の発呼時に、通常通話の開始に先だって、通信端末装置100が、移動通信網200,500側から通信端末装置100への下り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。
特に、図11の例によれば、音声通信先に対する発呼時に交換機510から通信端末装置100に送信される呼び出し音を流用して音声品質の測定が可能になるので、音声品質測定用の音源ファイルを別途用意する必要がない。また、通信端末装置100が音声通信先に対して発呼している発呼中に、音声品質の測定に使用可能な呼び出し音の信号を受信できるため、音声品質の測定に用いる信号を受信するための時間を別途確保する必要もない。
図12は、図11の音声品質測定処理において発側の通信端末装置で実行されるMOS値の計算手順の一例を示すフローチャートである。本例では、前記呼び出し音の受信時間が所定時間以上の場合にのみMOS値を計算している。
図12において、発側の通信端末装置100が着側の交換機510からの呼び出し音の信号の受信及び録音を開始し(ステップ101)、その後、MOS値の計算に必要な所定時間(例えば、4秒〜10秒)が経過したか否かを判断する(ステップ102)。ここで、所定時間が経過する前に発側の交換機210から接続信号を受信した場合(ステップ102でNO及びステップ103でYES)は、MOS値の計算を行わずに処理を終了する。
上記ステップ102で所定時間が経過したと判断した場合(ステップ102でYES)は、それまでに受信して録音した呼び出し音の録音ファイルを保存し(ステップ104)、MOS値の計算及び保存を行う(ステップ105)。
以上、図12に示すように、前記呼び出し音の受信時間が所定時間以上の場合にのみMOS値を計算することにより、長さが不十分な呼び出し音の録音ファイルの音声信号を用いて音声品質の評価値が計算されるのを回避できるため、MOS値の計算精度が向上する。
図13は、図11の音声品質測定処理において発側の通信端末装置で実行されるMOS値の計算手順の他の例を示すフローチャートである。本例では、録音ファイルに音声再生終了マーカーが含まれている場合にのみMOS値を計算している。
図13において、着側の交換機510は、呼び出し音の最後に、呼び出し音の再生の終了を示す音声再生終了マーカーを入れる(ステップ201)。この音声再生終了マーカーは、例えば、呼び出し音の再生の終了時刻を示すように付加されたタイムスタンプ情報でもよいし、呼び出し音の再生の終了タイミングに挿入された所定の音信号でもよい。
発側の通信端末装置100は、着側の交換機510からの呼び出し音の信号の受信及び録音を開始し、(ステップ202)、録音した呼び出し音の録音ファイルをいったん保存する(ステップ203)。その後、録音ファイルをチェックし、上記音声再生終了マーカーが録音ファイルに含まれているか否かを判断する(ステップ204、205)。ここで、音声再生終了マーカーが含まれていない場合(ステップ205でNO)は、MOS値の計算を行わずに処理を終了する。
上記ステップ205で音声再生終了マーカーが含まれていると判断した場合(ステップ205でYES)は、MOS値の計算及び保存を行う(ステップ206)。
以上、図13に示すように、前記音声再生終了マーカーが含まれている場合にのみMOS値を計算することにより、長さが不十分な呼び出し音の録音ファイルの音声信号を用いて音声品質の評価値が計算されるのを回避できるため、MOS値の計算精度が向上する。
〔実施形態3〕
図14は、本発明の第3の実施形態(以下「実施形態3」という。)に係る音声品質測定システムを含む通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図である。実施形態3の音声品質測定システムは、通信端末装置100と、着側の移動通信網500に設けられている交換機510と、交換機510に接続され通信端末装置ごとに又は通信端末装置の利用者ごとに選択して設定可能な複数種類の呼び出し音のファイル(例えば、待ちうた(登録商標)サービス音源ファイル)が格納されたデータベース710を有するサービス提供装置700と、音声品質情報を管理するサーバ800とを含む。実施形態3は、着側の交換機510から受信した呼び出し音を利用して音声品質測定を行う例である。なお、図14において、前述の図1に示す実施形態1や図10に示す実施形態2と共通する部分については説明を省略する。
サービス提供装置700は、例えば、MPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、外部通信インターフェース部、磁気ディスクや光ディスクなどからなるデータ記憶装置などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより、複数の通信端末装置の利用者に対して任意の楽曲や効果音などの呼び出しの登録サービスを提供するための処理を行うことができる。通信端末装置の利用者は、サービス提供装置700にアクセスすることにより、当該通信端末装置に対して発呼があったときの呼び出し音を、その発呼を行う通信端末装置又はその利用者ごとに登録しておくことができる。
また、サーバ800は、例えば、MPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、外部通信インターフェース部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより音声品質測定のための各種処理を行うことができる。
実施形態3の音声品質測定の一例において、通信端末装置100の主制御装置は、音声品質測定用の音声信号として使用される呼び出し音の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段、交換機510から受信した呼び出し音を録音する録音手段、録音した録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段、及び、音源ファイルの呼び出し音と録音ファイルの呼び出し音とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算する音声品質計算手段の各手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、交換機510に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段、音声通信先に対する発呼に基づいて交換機510から送信されてきた呼び出し音の信号を受信する音声信号受信手段、及び、前記計算したMOS値をサーバ800に送信する音声品質送信手段の各手段としても機能する。
また、交換機510のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、音声通信先に対する発呼を受信する発呼受信手段、及び、音声通信先に対する発呼に基づいてサービス提供装置700にアクセスしてデータベース710を検索し通信端末装置又はその利用者に対して設定された呼び出し音の信号を通信端末装置に向けて送信する呼び出し音送信手段の各手段としても機能する。
実施形態3の音声品質測定の他の例において、通信端末装置100の主制御装置は、交換機510から受信した呼び出し音を録音する録音手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、交換機510に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段、音声通信先に対する発呼に基づいて交換機510から送信されてきた呼び出し音の信号を受信する音声信号受信手段、及び、録音した録音ファイルをサーバ800に送信する録音ファイル送信手段の各手段としての機能する。
また、サーバ800のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、音声品質測定用の音声信号として使用される呼び出し音の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段、通信端末装置100から録音ファイルを受信する録音ファイル受信手段、及び、音源ファイルの呼び出し音と通信端末装置100から受信した録音ファイルの呼び出し音とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算する音声品質計算手段の各手段としても機能する。
また、交換機510のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、前記音声通信先に対する発呼を受信する発呼受信手段、及び、音声通信先に対する発呼に基づいてサービス提供装置700にアクセスしてデータベース710を検索し通信端末装置100又はその利用者に対して設定された呼び出し音の音声信号を通信端末装置100に向けて送信する呼び出し音送信手段の各手段としても機能する。
図15は、実施形態3の音声品質測定システムにおける通信端末装置からの音声通信の発呼時に行う下り方向の音声品質測定処理の一例を示すシーケンス図である。なお、本例では、発側の通信端末装置100は、当該通信端末装置100又はその利用者と他の複数の音声通信先の通信端末装置又はその利用者との組み合わせについて予め登録されている呼び出し音の音源ファイルが保存されている。この音源ファイルは、サービス提供装置700のデータベース710にアクセスする方法などで予め取得されている。また、発側の通信端末装置100には、音声品質測定のためのアプリケーションが予めインストールされている。
図15において、発側の通信端末装置100は、上記アプリケーションが起動された状態で、音声通信先の電話番号(例えば、図1中の通信端末装置900の電話番号:090********)の入力又は選択を伴う利用者の電話開始操作を受けると、MOS測定を開始し、上記音声通信先の電話番号宛に発呼する。この発呼は、発側の移動通信網200の交換機210を介して、着側の移動通信網500の交換機510に到達する。
着側の交換機510は、通信端末装置100からの発呼を受けると、音声通信先である着側の通信端末装置900に呼出信号を送信するとともに、サービス提供装置700にアクセスし、発側の通信端末装置100又はその利用者と着側の通信端末装置900又はその利用者との組み合わせについて登録されている呼び出し音を検索する。そして、その検索して取得された音源ファイルに基づいて、着側の交換機510は、MOS測定用音声信号として兼用される呼び出し音の信号の再生を開始する。この呼び出し音の信号は、発側の交換機210を介して通信端末装置100へ送信される。
通信端末装置100は、着側の交換機510から受信した呼び出し音の信号を録音し、録音ファイルとして保存する。呼び出し音の音声信号の受信が完了すると、通信端末装置100は、音源ファイルの音声信号と録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算して保存する。
一方、着側の通信端末装置900で通信端末装置100からの発呼を受ける操作が行われると、着側の通信端末装置900から交換機510にオフフック信号(又はそれに相当する信号)が送信される。着側の交換機510は、着側の通信端末装置900からオフフック信号を受信すると応答信号を発側の交換機210に送信し、発側の交換機210は接続信号を発側の通信端末装置100に送信する。
通信端末装置100がMOS測定を終了し発側の交換機210から接続信号を受信すると、両装置100、900間で音声通信の回線が確立され、通信端末装置100の利用者と音声通信先の利用者との間で通常の通話が可能になる。
以上、図15の例によれば、通信端末装置100からサービス提供装置300に向けた音声通信の発呼時に、通常通話の開始に先だって、通信端末装置100が、移動通信網200,500側から通信端末装置100への下り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。
特に、図15の例によれば、音声通信先に対する発呼時に交換機510から通信端末装置100に送信される呼び出し音を流用して音声品質の測定が可能になるので、音声品質測定用の音源ファイルを別途用意する必要がない。また、通信端末装置100が音声通信先に対して発呼している発呼中に、音声品質の測定に使用可能な呼び出し音の信号を受信できるため、音声品質の測定に用いる信号を受信するための時間を別途確保する必要もない。
図16は、実施形態3の音声品質測定システムにおける通信端末装置からの音声通信の発呼時の音声品質測定処理の他の例を示すシーケンス図である。本例では、発側の通信端末装置100ではなく、サーバ800がMOS値の計算を行っている。サーバ800は、複数の通信端末装置又はその利用者の組み合わせについて予め登録されている呼び出し音の音源ファイルが保存されている。この音源ファイルは、サービス提供装置700のデータベース710にアクセスする方法などで予め取得されている。また、発側の通信端末装置100には、音声品質測定のためのアプリケーションが予めインストールされている。
図16において、発側の通信端末装置100は、上記アプリケーションが起動された状態で、音声通信先の電話番号(例えば、図1中の通信端末装置900の電話番号:090********)の入力又は選択を伴う利用者の電話開始操作を受けると、MOS測定を開始し、上記音声通信先の電話番号宛に発呼する。この発呼は、発側の移動通信網200の交換機210を介して、着側の移動通信網500の交換機510に到達する。
着側の交換機510は、通信端末装置100からの発呼を受けると、音声通信先である着側の通信端末装置900に呼出信号を送信するとともに、サービス提供装置700にアクセスし、発側の通信端末装置100又はその利用者と着側の通信端末装置900又はその利用者との組み合わせについて登録されている呼び出し音を検索する。そして、その検索して取得された呼び出し音の音源ファイルに基づいて、着側の交換機510は、MOS測定用音声信号として兼用される呼び出し音の信号の再生を開始する。この呼び出し音の信号は、発側の交換機210を介して通信端末装置100へ送信される。
通信端末装置100は、着側の交換機510から受信した呼び出し音の信号を録音し、録音ファイルとして保存する。呼び出し音の信号の受信が完了すると、通信端末装置100は、呼び出し音の録音ファイルを測定環境情報とともに、サーバ800へ送信する。
サーバ800は、発側の通信端末装置100又はその利用者と着側の通信端末装置900又はその利用者との組み合わせについて予め登録されている音源ファイルの音声信号と、録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算して保存する。
一方、着側の通信端末装置900で通信端末装置100からの発呼を受ける操作が行われると、着側の通信端末装置900から交換機510にオフフック信号(又はそれに相当する信号)が送信される。着側の交換機510は、着側の通信端末装置900からオフフック信号を受信すると応答信号を発側の交換機210に送信し、発側の交換機210は接続信号を発側の通信端末装置100に送信する。
通信端末装置100がMOS測定を終了し、発側の交換機210から接続信号を受信すると、両装置100、900間で音声通信の回線が確立され、通信端末装置100の利用者と音声通信先の利用者との間で通常の通話が可能になる。
以上、図16の例によれば、通信端末装置100からサービス提供装置300に向けた音声通信の発呼時に、通常通話の開始に先だって、サーバ800が、移動通信網200,500側から通信端末装置100への下り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。
特に、図16の例によれば、音声通信先に対する発呼時に交換機510から通信端末装置100に送信される呼び出し音を流用して音声品質の測定が可能になるので、音声品質測定用の音源ファイルとそのための専用装置を別途用意する必要がない。また、通信端末装置100が音声通信先に対して発呼している発呼中に、音声品質の測定に使用可能な呼び出し音の信号を受信できるため、音声品質の測定に用いる信号を受信するための時間を別途確保する必要もない。
なお、図15及び図16の例においても、前述の図12に示したように呼び出し音の受信時間が所定時間以上の場合にのみMOS値を計算するようにしたり、呼び出し音の録音ファイルに音声再生終了マーカーが含まれる場合にのみMOS値を計算するようにしてもよい。
〔実施形態4〕
図17は、本発明の第4の実施形態(以下「実施形態4」という。)に係る音声品質測定システムを含む通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図である。実施形態4の音声品質測定システムは、通信端末装置100と、通信網側装置400とを備える。通信網側装置400は、インテリジェント交換機410と、音声品質情報を管理するサーバ420とを含む。通信網側装置400には、交換機210、510を含めてもよい。実施形態4は、通信端末装置100が他の通信端末装置と間で音声通信を行っている通話中に音声品質測定を行う例である。なお、図17において、前述の図1に示す実施形態1や図10に示す実施形態2と共通する部分については説明を省略する。
また、インテリジェント交換機410及びサーバ420はそれぞれ、例えば、MPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、外部通信インターフェース部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより音声品質測定のための各種処理を行うことができる。
実施形態4の音声品質測定の一例において、通信網側装置400(インテリジェント交換機410、サーバ420)のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信中に、音声通信先から通信端末装置100に向けて送信されている音声データを取得し、音声品質測定用の音声信号の音源録音ファイルとして保存する音声データ保存手段、及び、音声信号の音源録音ファイルを通信端末装置100に送信する音源録音ファイル送信手段の各手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置は、音声信号の音源録音ファイルを通信網側装置400から受信する音源録音ファイル受信手段、音声通信先との間の音声通信中に、その音声通信先から受信した音声データを録音する録音手段、録音した録音ファイルを測定対象録音ファイルとしての記憶する測定対象録音ファイル記憶手段、及び、音源録音ファイルの音声信号と測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段の各手段としても機能する。
実施形態4の音声品質測定の他の例において、通信端末装置100の主制御装置は、音声通信先との間の音声通信中に、該音声通信先から受信した音声データを録音する録音手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、録音した録音ファイルを測定対象録音ファイルとして通信網側装置400に送信する録音ファイル送信手段としても機能する。
また、通信網側装置400(インテリジェント交換機410、サーバ420)のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信中に、音声通信先から通信端末装置100に向けて送信されている音声データを取得し、音声品質測定用の音声信号の音源録音ファイルとして保存する音声データ保存手段、通信端末装置100から測定対象録音ファイルを受信する測定対象録音ファイル受信手段、音源録音ファイルの音声信号と測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段の各手段としても機能する。
実施形態4の音声品質測定の更に他の例において、通信網側装置400(インテリジェント交換機410、サーバ420)のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信中に、通信端末装置100から音声通信先に向けて送信されている音声データを取得し、音声品質測定用の音声信号の測定対象録音ファイルとして保存する音声データ保存手段、及び、音声信号の測定対象録音ファイルを通信端末装置100に送信する測定対象録音ファイル送信手段の各手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置は、音声通信先との間の音声通信中に、その音声通信先に向けて送信する音声信号を録音する録音手段、録音した録音ファイルを音源録音ファイルとして記憶する音源録音ファイル記憶手段、音源録音ファイルの音声信号と測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段の各手段としても機能する。
通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、音声信号の測定対象録音ファイルを通信網側装置400から受信する測定対象録音ファイル受信手段しても機能する。
実施形態4の音声品質測定の他の例において、通信端末装置100の主制御装置は、音声通信先との間の音声通信中に、その音声通信先に向けて送信する音声信号を録音する録音手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、録音した録音ファイルを音源録音ファイルとして通信網側装置400に送信する音源録音ファイル送信手段としても機能する。
また、通信網側装置400(インテリジェント交換機410、サーバ420)のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信中に、通信端末装置100から音声通信先に向けて送信されている音声データを取得し、音声品質測定用の音声信号の測定対象録音ファイルとして保存する音声データ保存手段、通信端末装置100から音源録音ファイルを受信する音源録音ファイル受信手段、音源録音ファイルの音声信号と測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段の各手段としても機能する。
次に、図18〜図21に基づき、実施形態4において通信端末装置100が他の通信端末装置と間で音声通信を行っている通話中の音声信号をすべて録音した後、測定対象録音ファイル及び音源録音ファイルから所定条件を満たす所定範囲の音声信号を抽出して音声品質測定を行う例について説明する。ここで、上記所定条件及び所定範囲は、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信で送受信された音声信号における音声品質測定対象を特定するために設定された条件である。
図18は、実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置と音声通信先との通話中に行う下り方向の音声品質測定処理の一例を示すシーケンス図である。
図18において、通信端末装置100と音声通信先(例えば図17中の通信端末装置900)との間で電話通信回線が確立され通話開始処理が完了した後、通信端末装置100と音声通信先との音声通信中に、サーバ420は、インテリジェント交換機410及び通信端末装置100にMOS測定指令を送信する。
インテリジェント交換機420は、サーバ420からMOS測定指令を受信すると、音声通信先から通信端末装置100に向けて送信されている音声データを複製して取得し、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに、音声データから作成した音声品質測定用の音声信号の音源録音ファイルとして保存する。この音声信号の音源録音ファイルは、通信端末装置100に送信される。
一方、通信端末装置100は、サーバ420からMOS測定指令を受信すると、音声通信先との間の音声通信中に、その音声通信先から受信した音声信号を録音し、録音した録音ファイルを、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに、測定対象録音ファイルとして保存する。また、通信端末装置100は、インテリジェント交換機410から音源録音ファイルを受信する。
次に、通信端末装置100は、測定対象録音ファイル及び音源録音ファイルについて、MOS値の計算に用いるための所定の条件を満たす所定範囲の音声信号を抽出する。この抽出の条件の情報は、予め通信端末装置100に保存されている。
上記抽出の条件としては、例えば、非特許文献1や非特許文献2に記載されているMOS値の算出の国際標準方式(POLQA,PESQ)に準拠した音声信号の録音ファイルの属性の条件を設定することができる。音声信号の録音ファイルの属性の条件は、例えば、MOS値の算出に用いる音声信号の長さ(例えば3秒以上)、先頭及び末尾に無音時間(200ミリ秒以上)、ノイズフロアー(−84dB以下)等である。
次に、通信端末装置100は、音源録音ファイル及び測定対象録音ファイルから抽出した互いに対応する所定範囲の音声信号を比較し、その比較結果に基づいてMOS値を計算して保存する。また、通信端末装置100は、計算したMOS値を、音声品質測定時の通信端末装置100の所在位置情報、時間情報、キャリア情報等の測定環境情報とともにサーバ420に送信する。サーバ420は、通信端末装置100から受信したMOS値と測定環境情報とを互いに関連付けて保存する。
以上、図18の例によれば、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信中に、通信端末装置100が、移動通信網200側から通信端末装置100への下り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。
図19は、実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置と音声通信先との通話中に行う下り方向の音声品質測定処理の他の例を示すシーケンス図である。
図19において、通信端末装置100と音声通信先(例えば図17中の通信端末装置900)との間で電話通信回線が確立され通話開始処理が完了した後、通信端末装置100と音声通信先との音声通信中に、サーバ420は、インテリジェント交換機410及び通信端末装置100にMOS測定指令を送信する。
インテリジェント交換機420は、サーバ420からMOS測定指令を受信すると、音声通信先から通信端末装置100に向けて送信されている音声データを複製して取得し、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに、音声データから作成した音声品質測定用の音声信号の音源録音ファイルとして保存する。この音声信号の音源録音ファイルは、サーバ420に送信される。
一方、通信端末装置100は、サーバ420からMOS測定指令を受信すると、音声通信先との間の音声通信中に、その音声通信先から受信した音声信号を録音し、録音した録音ファイルを、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに測定対象録音ファイルとして保存する。この測定対象録音ファイルは、音声品質測定時の通信端末装置100の所在位置情報、時間情報、キャリア情報等の測定環境情報とともにサーバ420に送信される。
次に、サーバ420は、測定対象録音ファイル及び音源録音ファイルについて、MOS値の計算に用いるための前述の所定の条件を満たす所定範囲の音声信号を抽出する。この抽出の条件の情報は、予めサーバ420に保存されている。
次に、サーバ420は、音源録音ファイル及び測定対象録音ファイルから抽出した互いに対応する所定範囲の音声信号を比較し、その比較結果に基づいてMOS値を計算し、計算したMOS値と測定環境情報と互いに関連付けて保存する。
以上、図19の例によれば、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信中に、サーバ420が、移動通信網200側から通信端末装置100への下り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。また、MOS値の計算をサーバ420で行っているので、通信端末装置100の負荷を軽減することができる。
図20は、実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置と音声通信先との通話中に行う上り方向の音声品質測定処理の一例を示すシーケンス図である。
図20において、通信端末装置100と音声通信先(例えば図17中の通信端末装置900)との間で電話通信回線が確立され通話開始処理が完了した後、通信端末装置100と音声通信先との音声通信中に、サーバ420は、インテリジェント交換機410及び通信端末装置100にMOS測定指令を送信する。
インテリジェント交換機420は、サーバ420からMOS測定指令を受信すると、通信端末装置100から音声通信先に向けて送信されている音声データを複製して取得し、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに、音声データから作成した音声品質測定用の音声信号の測定対象録音ファイルとして保存し、その測定対象録音ファイルを通信端末装置100に送信する。
一方、通信端末装置100は、サーバ420からMOS測定指令を受信すると、音声通信先との間の音声通信中に、その音声通信先に向けて送信する音声信号を録音し、録音した録音ファイルを、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに、音源録音ファイルとして保存する。また、通信端末装置100は、インテリジェント交換機410から測定対象録音ファイルを受信する。
次に、通信端末装置100は、測定対象録音ファイル及び音源録音ファイルについて、MOS値の計算に用いるための前述の所定の条件を満たす所定範囲の音声信号を抽出する。この抽出の条件の情報は、予め通信端末装置100に保存されている。
次に、通信端末装置100は、音源録音ファイル及び測定対象録音ファイルから抽出した互いに対応する所定範囲の音声信号とを比較し、その比較結果に基づいてMOS値を計算し、計算したMOS値を、音声品質測定時の通信端末装置100の所在位置情報、時間情報、キャリア情報等の測定環境情報とともにサーバ420に送信する。サーバ420は、通信端末装置100から受信したMOS値と測定環境情報とを互いに関連付けて保存する。
以上、図20の例によれば、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信中に、通信端末装置100が、通信端末装置100から移動通信網200側への上り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。
図21は、実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置と音声通信先との通話中に行う上り方向の音声品質測定処理の他の例を示すシーケンス図である。
図21において、通信端末装置100と音声通信先(例えば図17中の通信端末装置900)との間で電話通信回線が確立され通話開始処理が完了した後、通信端末装置100と音声通信先との音声通信中に、サーバ420は、インテリジェント交換機410及び通信端末装置100にMOS測定指令を送信する。
インテリジェント交換機420は、サーバ420からMOS測定指令を受信すると、通信端末装置100から音声通信先に向けて送信されている音声データを複製して取得し、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに、音声データから作成した音声品質測定用の音声信号の測定対象録音ファイルとして保存する。この音声信号の音源録音ファイルは、サーバ420に送信される。
一方、通信端末装置100は、サーバ420からMOS測定指令を受信すると、音声通信先との間の音声通信中に、その音声通信先に向けて送信する音声信号を録音し、録音した録音ファイルを音源録音ファイルとして保存する。この音源録音ファイルは、音声品質測定時の通信端末装置100の所在位置情報、時間情報、キャリア情報等の測定環境情報とともにサーバ420へ送信される。
次に、サーバ420は、測定対象録音ファイル及び音源録音ファイルについて、MOS値の計算に用いるための前述の所定の条件を満たす所定範囲の音声信号を抽出する。この抽出の条件の情報は、予めサーバ420に保存されている。
次に、サーバ420は、音源録音ファイル及び測定対象録音ファイルから抽出した互いに対応する所定範囲の音声信号を比較し、その比較結果に基づいてMOS値を計算し、計算したMOS値と測定環境情報とを互いに関連付けて保存する。
以上、図21の例によれば、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信中に、サーバ210が、通信端末装置100から移動通信網200側への上り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。また、MOS値の計算をサーバ420で行っているので、通信端末装置100の負荷を軽減することができる。
次に、図22〜図25に基づき、実施形態4において通信端末装置100が他の通信端末装置と間で音声通信を行っている通話中の音声信号を、予め設定された録音オプションの情報に基づいて録音し、測定対象録音ファイル及び音源録音ファイルのすべて又は一部の音声信号を用いて音声品質測定を行う例について説明する。
ここで、上記録音オプションは、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信で送受信された音声信号における音声品質測定対象を特定するために設定された条件である。この録音オプションは、通話開始前に事前に設定しておいてもよいし、通話開始直後に動的に設定してもよい。
図22は、実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置と音声通信先との通話中に行う下り方向の音声品質測定処理の更に他の例を示すシーケンス図である。
図22において、通信端末装置100と音声通信先(例えば図17中の通信端末装置900)との間で電話通信回線が確立され通話開始処理が完了した後、通信端末装置100と音声通信先との音声通信中に、サーバ420は、インテリジェント交換機410及び通信端末装置100にMOS測定指令を送信する。
上記MOS測定指令には、録音オプションの情報が含まれる。この録音オプションは、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信で送受信された音声信号における音声品質測定対象を特定するために設定された条件である。例えば、上記録音オプションとしては、通信端末装置100が他の通信端末装置と間で音声通信を行っている通話中において実行する録音の回数、録音開始時刻(絶対時刻、又は、通話開始時刻を基準にした相対時刻)、録音時間などである。より具体的な録音オプションの例を次の(1)〜(4)に挙げる。
(1)録音の回数:3回
(2)1回目の録音:通話開始時刻から10秒後から、20秒間録音
(3)2回目の録音:通話開始時刻から40秒後から、20秒間録音
(4)3回目の録音:通話開始時刻から70秒後から、20秒間録音
インテリジェント交換機420は、サーバ420から録音オプションを含むMOS測定指令を受信すると、録音オプションに基づいて、音声通信先から通信端末装置100に向けて送信されている音声データを複製して取得し、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに、音声データから作成した音声品質測定用の音声信号の音源録音ファイルとして保存する。この音声信号の音源録音ファイルは、通信端末装置100に送信される。
一方、通信端末装置100は、サーバ420から録音オプションを含むMOS測定指令を受信すると、音声通信先との間の音声通信中に、録音オプションに基づいて、その音声通信先から受信した音声信号を録音し、録音した録音ファイルを、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに、測定対象録音ファイルとして保存する。また、通信端末装置100は、インテリジェント交換機410から音源録音ファイルを受信する。
次に、通信端末装置100は、測定対象録音ファイル及び音源録音ファイルについて、録音した音声信号のすべて又は一部を抽出する。この抽出の条件の情報は、予め通信端末装置100に保存されている。
次に、通信端末装置100は、音源録音ファイル及び測定対象録音ファイルから抽出した互いに対応する所定範囲の音声信号を比較し、その比較結果に基づいてMOS値を計算して保存する。また、通信端末装置100は、計算したMOS値を、音声品質測定時の通信端末装置100の所在位置情報、時間情報、キャリア情報等の測定環境情報とともにサーバ420に送信する。サーバ420は、通信端末装置100から受信したMOS値と測定環境情報とを互いに関連付けて保存する。
以上、図22の例によれば、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信中に、通信端末装置100が、移動通信網200側から通信端末装置100への下り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。
図23は、実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置と音声通信先との通話中に行う下り方向の音声品質測定処理の更に他の例を示すシーケンス図である。
図23において、通信端末装置100と音声通信先(例えば図17中の通信端末装置900)との間で電話通信回線が確立され通話開始処理が完了した後、通信端末装置100と音声通信先との音声通信中に、サーバ420は、インテリジェント交換機410及び通信端末装置100に、前述の録音オプションを含むMOS測定指令を送信する。
インテリジェント交換機420は、サーバ420から録音オプションを含むMOS測定指令を受信すると、録音
オプションに基づいて、音声通信先から通信端末装置100に向けて送信されている音声データを複製して取得し、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに、音声データから作成した音声品質測定用の音声信号の音源録音ファイルとして保存する。この音声信号の音源録音ファイルは、サーバ420に送信される。
一方、通信端末装置100は、サーバ420から録音オプションを含むMOS測定指令を受信すると、音声通信先との間の音声通信中に、録音オプションに基づいて、その音声通信先から受信した音声信号を録音し、録音した録音ファイルを、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに測定対象録音ファイルとして保存する。この測定対象録音ファイルは、音声品質測定時の通信端末装置100の所在位置情報、時間情報、キャリア情報等の測定環境情報とともにサーバ420に送信される。
次に、サーバ420は、測定対象録音ファイル及び音源録音ファイルについて、録音した音声信号のすべて又は一部を抽出する。この抽出の条件の情報は、予めサーバ420に保存されている。
次に、サーバ420は、音源録音ファイル及び測定対象録音ファイルから抽出した互いに対応する所定範囲の音声信号を比較し、その比較結果に基づいてMOS値を計算し、計算したMOS値と測定環境情報と互いに関連付けて保存する。
以上、図23の例によれば、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信中に、サーバ420が、移動通信網200側から通信端末装置100への下り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。また、MOS値の計算をサーバ420で行っているので、通信端末装置100の負荷を軽減することができる。
図24は、実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置と音声通信先との通話中に行う上り方向の音声品質測定処理の更に他の例を示すシーケンス図である。
図24において、通信端末装置100と音声通信先(例えば図17中の通信端末装置900)との間で電話通信回線が確立され通話開始処理が完了した後、通信端末装置100と音声通信先との音声通信中に、サーバ420は、インテリジェント交換機410及び通信端末装置100に、前述の録音オプションを含むMOS測定指令を送信する。
インテリジェント交換機420は、サーバ420から録音オプションを含むMOS測定指令を受信すると、録音オプションに基づいて、通信端末装置100から音声通信先に向けて送信されている音声データを複製して取得し、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに、音声データから作成した音声品質測定用の音声信号の測定対象録音ファイルとして保存し、その測定対象録音ファイルを通信端末装置100に送信する。
一方、通信端末装置100は、サーバ420から録音オプションを含むMOS測定指令を受信すると、音声通信先との間の音声通信中に、録音オプションに基づいて、その音声通信先に向けて送信する音声信号を録音し、録音した録音ファイルを、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに、音源録音ファイルとして保存する。また、通信端末装置100は、インテリジェント交換機410から測定対象録音ファイルを受信する。
次に、通信端末装置100は、測定対象録音ファイル及び音源録音ファイルについて、録音した音声信号のすべて又は一部を抽出する。この抽出の条件の情報は、予め通信端末装置100に保存されている。
次に、通信端末装置100は、音源録音ファイル及び測定対象録音ファイルから抽出した互いに対応する所定範囲の音声信号とを比較し、その比較結果に基づいてMOS値を計算し、計算したMOS値を、音声品質測定時の通信端末装置100の所在位置情報、時間情報、キャリア情報等の測定環境情報とともにサーバ420に送信する。サーバ420は、通信端末装置100から受信したMOS値と測定環境情報とを互いに関連付けて保存する。
以上、図24の例によれば、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信中に、通信端末装置100が、通信端末装置100から移動通信網200側への上り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。
図25は、実施形態4の音声品質測定システムにおける通信端末装置と音声通信先との通話中に行う上り方向の音声品質測定処理の更に他の例を示すシーケンス図である。
図25において、通信端末装置100と音声通信先(例えば図17中の通信端末装置900)との間で電話通信回線が確立され通話開始処理が完了した後、通信端末装置100と音声通信先との音声通信中に、サーバ420は、インテリジェント交換機410及び通信端末装置100に、前述の録音オプションを含むMOS測定指令を送信する。
インテリジェント交換機420は、サーバ420から録音オプションを含むMOS測定指令を受信すると、録音オプションに基づいて、通信端末装置100から音声通信先に向けて送信されている音声データを複製して取得し、録音開始及び録音終了の時刻情報(例えば絶対時刻情報)であるタイムスタンプ情報とともに、音声データから作成した音声品質測定用の音声信号の測定対象録音ファイルとして保存する。この音声信号の音源録音ファイルは、サーバ420に送信される。
一方、通信端末装置100は、サーバ420から録音オプションを含むMOS測定指令を受信すると、音声通信先との間の音声通信中に、録音オプションに基づいて、その音声通信先に向けて送信する音声信号を録音し、録音した録音ファイルを音源録音ファイルとして保存する。この音源録音ファイルは、音声品質測定時の通信端末装置100の所在位置情報、時間情報、キャリア情報等の測定環境情報とともにサーバ420へ送信される。
次に、サーバ420は、測定対象録音ファイル及び音源録音ファイルについて、録音した音声信号のすべて又は一部を抽出する。この抽出の条件の情報は、予めサーバ420に保存されている。
次に、サーバ420は、音源録音ファイル及び測定対象録音ファイルから抽出した互いに対応する所定範囲の音声信号を比較し、その比較結果に基づいてMOS値を計算し、計算したMOS値と測定環境情報とを互いに関連付けて保存する。
以上、図25の例によれば、通信端末装置100と音声通信先との間の音声通信中に、サーバ420が、通信端末装置100から移動通信網200側への上り方向の音声品質を測定することができる。しかも、その音声品質測定にあたって、通信端末装置100の利用者に音声品質測定のための特別な操作を要求する必要がない。また、MOS値の計算をサーバ420で行っているので、通信端末装置100の負荷を軽減することができる。
なお、上記図18〜図25の例では、受信音声信号及び送信音声信号の複製及び録音と、音源録音ファイル及び測定対象録音ファイルの保存及び通信端末装置100への送信とを、インテリジェント交換機410で行っているが、交換機210又は交換機510で行うようにしてもよい。
また、上記図19、図21、図23及び25の例では、MOS値の計算をサーバで行っているが、インテリジェント交換機410で行うようにしてもよい。
また、実施形態4において、サーバ420は、MOS値を計算できなかった場合、MOS値に代えて、MOS値を計算できなかった旨の情報を保存するようにしてもよい。また、MOS値と、そのMOS値の計算に用いた測定対象録音ファイル又はその識別情報と、当該MOS値の計算に用いた音源録音ファイル又はその識別情報とを互いに関連付けて保存するようにしてもよい。また、MOS値の計算をサーバ420で行っているので、通信端末装置100の負荷を軽減することができる。
なお、上記各実施形態4において、サーバ420は、MOS値を計算できなかった場合、MOS値に代えて、MOS値を計算できなかった旨の情報を保存するようにしてもよい。また、MOS値と、そのMOS値の計算に用いた測定対象録音ファイル又はその識別情報と、当該MOS値の計算に用いた音源録音ファイル又はその識別情報とを互いに関連付けて保存するようにしてもよい。
なお、本明細書で説明された通信端末装置100、サーバ320,420,800,850、インテリジェント交換機310,420を有する通信網側装置300,400、データベース710を有するサービス提供装置700それぞれにおける処理工程及び構成要素は、前述の手段のほか、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの処理工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、各種無線通信装置、NodeB、通信端末装置、サーバ、ゲートウェイ、交換機、コンピュータ、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、上記構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
100 通信端末装置
200 移動通信網
210 交換機
300,400 通信網側装置
310,410 インテリジェント交換機
320,420 サーバ
500 移動通信網
510 交換機
600 固定通信網
700 サービス提供装置
710 データベース
800、850 サーバ
900、910 通信端末装置(音声通信先)
"Perceptual evaluation of speech quality (PESQ): An objective method for end-to-end speech quality assessment of narrow-band telephone networks and speech codecs", SERIES P: TELEPHONE TRANSMISSION QUALITY, TELEPHONE INSTALLATIONS, LOCAL LINE NETWORKS, Methods for objective and subjective assessment of quality, TELECOMMUNICATION STANDARDIZATION SECTOR OF ITU, ITU-T Recommendation P.862 (02/2001). "Perceptual objective listening quality assessment", SERIES P: ERMINALS AND SUBJECTIVE AND OBJECTIVE ASSESSMENT METHODS, Methods for objective and subjective assessment of speech quality, TELECOMMUNICATION STANDARDIZATION SECTOR OF ITU, ITU-T Recommendation P.863 (01/2011).

Claims (20)

  1. 通信網を介した音声通信の音声品質を測定する音声品質測定システムであって、
    音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、
    通信端末装置から音声通信先への音声通信の発呼に基づいて、前記音源ファイルの音声信号を前記通信網側から前記通信端末装置に又は前記通信端末装置から前記通信網側に送信する音声信号送信手段と、
    前記通信端末装置又は前記通信網側で受信された音声信号を録音する録音手段と、
    前記録音手段で録音した音声信号の録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段と、
    前記音源ファイルの音声信号と前記録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、
    を備えることを特徴とする音声品質測定システム。
  2. 請求項1の音声品質測定システムにおいて、
    通信端末装置と、該通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、
    前記通信端末装置は、
    音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、
    前記通信網側装置に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、
    前記通信網側装置から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を受信する音声信号受信手段と、
    前記通信網側装置から受信した音声信号を録音する録音手段と、
    前記録音手段で録音した音声信号の録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段と、
    前記音源ファイルの音声信号と前記録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備え、
    前記通信網側装置は、
    音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、
    前記音声品質測定用の音声信号を前記通信端末装置に向けて送信する音声信号送信手段と、を備えることを特徴とする音声品質測定システム。
  3. 請求項1の音声品質測定システムにおいて、
    通信端末装置と、該通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、
    前記通信端末装置は、
    前記通信網側装置に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、
    前記通信網側装置から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を受信する音声信号受信手段と、
    前記通信網側装置から受信した音声信号を録音する録音手段と、
    前記録音手段で録音した音声信号の録音ファイルを前記通信網側装置に送信する録音ファイル送信手段と、を備え、
    前記通信網側装置は、
    音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、
    前記音声品質測定用の音声信号を前記通信端末装置に向けて送信する音声信号送信手段と、
    前記通信端末装置から送信されてきた音声信号の録音ファイルを受信する録音ファイル受信手段と、
    前記通信端末装置から受信した録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段と、
    前記音源ファイルの音声信号と前記録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備えることを特徴とする音声品質測定システム。
  4. 請求項1の音声品質測定システムにおいて、
    通信端末装置と、該通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、
    前記通信端末装置は、
    音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、
    前記通信網側装置に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、
    前記発呼とともに前記音声品質測定用の音声信号を前記通信端末装置に向けて送信する音声信号送信手段と、
    前記通信網側装置から前記音声品質測定用の音声信号を録音した録音ファイルを受信する録音ファイル受信手段と、
    前記音源ファイルの音声信号と前記録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備え、
    前記通信網側装置は、
    前記通信端末装置から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を受信する音声信号受信手段と、
    前記通信端末装置から受信した音声信号を録音する録音手段と、
    前記録音手段で録音した音声信号の録音ファイルを前記通信端末装置に送信する録音ファイル送信手段と、
    を備えることを特徴とする音声品質測定システム。
  5. 請求項1の音声品質測定システムにおいて、
    通信端末装置と、該通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、
    前記通信端末装置は、
    音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、
    前記通信網側装置に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、
    前記発呼とともに前記音声品質測定用の音声信号を前記通信網側装置に向けて送信する音声信号送信手段と、を備え、
    前記通信網側装置は、
    音声品質測定用の音声信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、
    前記通信端末装置から送信されてきた音声品質測定用の音声信号を受信する音声信号受信手段と、
    前記通信端末装置から受信した音声信号を録音する録音手段と、
    前記録音手段で録音した音声信号の録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段と、
    前記音源ファイルの音声信号と前記録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備えることを特徴とする音声品質測定システム。
  6. 請求項2乃至5のいずれかの音声品質測定システムにおいて、
    前記通信網側装置に向けて行われる前記通信端末装置から音声通信先への発呼は、該通信網側装置の電話番号を含む第1の発呼と、該通信網側装置から前記音声品質測定用の音声信号を受信した後又は該通信網側装置へ前記音声品質測定用の音声信号を送信した後における前記音声通信先の電話番号を含む第2の発呼とに分けて行われることを特徴とする音声品質測定システム。
  7. 請求項2乃至5のいずれかの音声品質測定システムにおいて、
    前記通信網側装置に向けて行われる前記通信端末装置から音声通信先への発呼は、該通信網側装置の電話番号と音声通信先の電話番号とを含み、
    前記通信網側装置は、前記通信端末装置から音声通信先への発呼を受けたとき、該発呼の転送をいったん保留にし、該通信網側装置から前記通信端末装置への前記音声品質測定用の音声信号の送信終了を検知した後又は前記通信端末装置から該通信網側装置への前記音声品質測定用の音声信号の送信終了を検知した後、前記通信端末装置から前記音声通信先への発呼の転送を開始する、ことを特徴とする音声品質測定システム。
  8. 請求項1の音声品質測定システムにおいて、
    通信端末装置と、交換機とを備え、
    前記通信端末装置は、
    音声品質測定用の音声信号として使用可能な呼び出し音の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、
    前記交換機に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、
    前記音声通信先に対する発呼に基づいて前記交換機から送信されてきた呼び出し音の信号を受信する呼び出し音受信手段と、
    前記交換機から受信した呼び出し音を録音する録音手段と、
    前記録音手段で録音した呼び出し音の録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段と、
    前記音源ファイルの呼び出し音と前記録音ファイルの呼び出し音とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備え、
    前記交換機は、
    前記音声通信先に対する発呼を受信する発呼受信手段と、
    前記音声通信先に対する発呼に基づいて前記呼び出し音の信号を前記通信端末装置に向けて送信する呼び出し音送信手段と、を備えることを特徴とする音声品質測定システム。
  9. 請求項1の音声品質測定システムにおいて、
    通信端末装置と、交換機と、前記交換機に接続され通信端末装置ごとに又は通信端末装置の利用者ごとに選択して設定可能な複数種類の呼び出し音が格納されたデータベースを有するサービス提供装置と、音声品質情報を管理するサーバと、を備え、
    前記通信端末装置は、
    音声品質測定用の音声信号として使用される前記呼び出し音の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、
    前記交換機に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、
    前記音声通信先に対する発呼に基づいて前記交換機から送信されてきた呼び出し音の信号を受信する音声信号受信手段と、
    前記交換機から受信した呼び出し音を録音する録音手段と、
    前記録音手段で録音した呼び出し音の録音ファイルを記憶する録音ファイル記憶手段と、
    前記音源ファイルの呼び出し音と前記録音ファイルの呼び出し音とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、
    前記計算した音声品質の評価値を前記サーバに送信する音声品質送信手段と、を備えることを特徴とする音声品質測定システム。
  10. 請求項1の音声品質測定システムにおいて、
    通信端末装置と、交換機と、前記交換機に接続され通信端末装置ごとに又は通信端末装置の利用者ごとに選択して設定可能な複数種類の呼び出し音が格納されたデータベースを有するサービス提供装置と、音声品質情報を管理するサーバと、を備え、
    前記通信端末装置は、
    前記交換機に向けて音声通信先に対する音声通信の発呼を行う発呼手段と、
    前記音声通信先に対する発呼に基づいて前記交換機から送信されてきた呼び出し音の信号を受信する音声信号受信手段と、
    前記交換機から受信した呼び出し音を録音する録音手段と、
    前記録音手段で録音した呼び出し音の録音ファイルを前記サーバに送信する録音ファイル送信手段と、を備え、
    前記サーバは、
    音声品質測定用の音声信号として使用される前記呼び出し音の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段と、
    前記通信端末装置から前記録音ファイルを受信する録音ファイル受信手段と、
    前記音源ファイルの呼び出し音と前記通信端末装置から受信した録音ファイルの呼び出し音とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備えることを特徴とする音声品質測定システム。
  11. 請求項8乃至10のいずれかの音声品質測定システムにおいて、
    前記音声品質計算手段は、前記呼び出し音の音声信号の受信時間が予め設定した所定時間以上か否かを判断し、前記呼び出し音の信号の受信時間が所定時間以上の場合にのみ前記音声品質の評価値を計算することを特徴とする音声品質測定システム。
  12. 通信網を介した音声通信の音声品質を測定する音声品質測定システムであって、
    通信端末装置と、前記通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、
    前記通信網側装置は、
    前記通信端末装置と音声通信先との間の音声通信中に、前記音声通信先から前記通信端末装置に向けて送信されている音声信号を録音した音声信号の録音ファイル、又は前記音声通信先から前記通信端末装置に向けて送信されている音声データに基づいて作成した音声信号の録音ファイルを、音声品質測定用の音声信号の音源録音ファイルとして記憶する音源録音ファイル記憶手段と、
    前記音声信号の音源録音ファイルを前記通信端末装置に送信する音源録音ファイル送信手段と、を備え、
    前記通信端末装置は、
    前記音声信号の音源録音ファイルを前記通信網側装置から受信する音源録音ファイル受信手段と、
    前記音声通信先との間の音声通信中に、該音声通信先から受信した音声信号を録音する録音手段と、
    前記録音手段で録音した音声信号の録音ファイルを測定対象録音ファイルとして測定対象録音ファイル記憶手段と、
    前記音源録音ファイルの音声信号と前記測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備えることを特徴とする音声品質測定システム。
  13. 通信網を介した音声通信の音声品質を測定する音声品質測定システムであって、
    通信端末装置と、前記通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、
    前記通信端末装置は、
    音声通信先との間の音声通信中に、該音声通信先から受信した音声信号を録音する録音手段と、
    前記録音手段で録音した録音ファイルを測定対象録音ファイルとして前記通信網側装置に送信する測定対象録音ファイル送信手段と、を備え、
    前記通信網側装置は、
    前記通信端末装置と音声通信先との間の音声通信中に、前記音声通信先から前記通信端末装置に向けて送信されている音声信号を録音した音声信号の録音ファイル、又は前記音声通信先から前記通信端末装置に向けて送信されている音声データに基づいて作成した音声信号の録音ファイルを、音声品質測定用の音声信号の音源録音ファイルとして記憶する音源録音ファイル記憶手段と、
    前記通信端末装置から前記測定対象録音ファイルを受信する測定対象録音ファイル受信手段と、
    前記音源録音ファイルの音声信号と前記測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備えることを特徴とする音声品質測定システム。
  14. 通信網を介した音声通信の音声品質を測定する音声品質測定システムであって、
    通信端末装置と、前記通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、
    前記通信網側装置は、
    前記通信端末装置と音声通信先との間の音声通信中に、前記通信端末装置から前記音声通信先に向けて送信されている音声信号を録音した音声信号の録音ファイル、又は前記音声通信端末装置から前記音声通信先に向けて送信されている音声データに基づいて作成した音声信号の録音ファイルを、音声品質測定用の音声信号の測定対象録音ファイルとして記憶する測定対象録音ファイル記憶手段と、
    前記音声信号の測定対象録音ファイルを前記通信端末装置に送信する測定対象録音ファイル送信手段と、を備え、
    前記通信端末装置は、
    前記音声信号の測定対象録音ファイルを前記通信網側装置から受信する測定対象録音ファイル受信手段と、
    前記音声通信先との間の音声通信中に、該音声通信先に向けて送信する音声信号を録音する録音手段と、
    前記録音手段で録音した録音ファイルを音源録音ファイルとして記憶する音源録音ファイル記憶手段と、
    前記音源録音ファイルの音声信号と前記測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備えることを特徴とする音声品質測定システム。
  15. 通信網を介した音声通信の音声品質を測定する音声品質測定システムであって、
    通信端末装置と、前記通信端末装置と通信可能な通信網側装置と、を備え、
    前記通信端末装置は、
    音声通信先との間の音声通信中に、該音声通信先に向けて送信する音声信号を録音する録音手段と、
    前記録音手段で録音した録音ファイルを音源録音ファイルとして前記通信網側装置に送信する音源録音ファイル送信手段と、を備え、
    前記通信網側装置は、
    前記通信端末装置と音声通信先との間の音声通信中に、前記通信端末装置から前記音声通信先に向けて送信されている音声信号を録音した音声信号の録音ファイル、又は前記通信端末装置から前記音声通信先に向けて送信されている音声データに基づいて作成した音声信号の録音ファイルを、音声品質測定用の音声信号の測定対象録音ファイルとして記憶する測定対象録音ファイル記憶手段と、
    前記通信端末装置から前記音源録音ファイルを受信する音源録音ファイル受信手段と、
    前記音源録音ファイルの音声信号と前記測定対象録音ファイルの音声信号とを比較し、音声品質の評価値を計算する音声品質計算手段と、を備えることを特徴とする音声品質測定システム。
  16. 請求項12乃至15のいずれかの音声品質測定システムにおいて、
    前記通信端末装置と音声通信先との間の音声通信で送受信された音声信号における音声品質測定対象を特定するための条件が予め設定され、
    前記条件を満たす音声信号の範囲について前記音声品質の評価値を計算することを特徴とする音声品質測定システム。
  17. 請求項1乃至16のいずれかの音声品質測定システムにおいて、
    前記計算した音声品質の評価値を記憶する測定結果記憶手段を更に備えることを特徴とする音声品質測定システム。
  18. 請求項17の音声品質測定システムにおいて、
    前記測定結果記憶手段は、前記音声品質の評価値と、前記通信端末装置の音声品質測定時の所在位置情報、日時情報、通信事業者情報及び該通信端末装置における通信品質情報の少なくとも一つの情報とを互いに関連付けて記憶することを特徴とする音声品質測定システム。
  19. 請求項17又は18の音声品質測定システムにおいて、
    前記測定結果記憶手段は、前記音声品質の評価値を計算できなかった場合、前記音声品質の評価値に代えて、前記音声品質の評価値を計算できなかった旨の情報を記憶することを特徴とする音声品質測定システム。
  20. 請求項17乃至19のいずれかの音声品質測定システムにおいて、
    前記測定結果記憶手段は、前記音声品質の評価値と、当該音声品質の評価値の計算に用いた測定対象録音ファイル又はその識別情報と、当該音声品質の評価値の計算に用いた音源録音ファイル又はその識別情報とを互いに関連付けて記憶することを特徴とする音声品質測定システム。
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