JP6336577B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信網を介した音声通信の品質などを評価可能な通信システム及び通信方法に関するものである。
通信網を介して送受信される音声の品質は、発話時の環境雑音及び発話レベル、発話側の音声入力及び音声処理の性能、伝送品質、受話側の音声出力及び音声処理の性能、受話時の環境雑音及び受話レベルなど、様々な要因の影響を受ける。従来、このような音声の品質を測定する通信システムとして、音声品質測定用の音源ファイルとアプリケーションとが予め組み込まれた測定専用の通信端末装置としての携帯電話機と、固定電話通信網に接続され音声品質測定用の音源ファイルが組み込まれた音声品質測定用のサーバとを備えたものが知られている。この通信システムでは、上記測定専用の携帯電話機を音声品質測定担当の専門スタッフが操作してサーバに発呼し、音声品質測定を要求する旨を伝える。サーバは、携帯電話機側からの要求を受けると、音源ファイルに基づいて音声信号を生成し、生成した音声信号を、固定電話通信網及び携帯電話通信網を介して通信端末装置に送信する。通信端末装置では、サーバから受信した音声信号を録音して録音ファイルとして保存し、録音ファイルの音声信号と音源ファイルの音声信号とを比較して音声品質を測定する。音声品質の測定結果は、例えば非特許文献1や非特許文献2で標準化されているMOS(Mean Opinion Scores)値として出力される。このMOS値は、評価対象の音声と基準音源の音声との比較結果に基づく多数の人間による5段階評価の評点(表1参照)の平均値に対応する計算値である。非特許文献1や非特許文献2は、このMOS値の算出を機械的に実現する国際標準方式である。
Figure 0006336577
"Perceptual evaluation of speech quality (PESQ): An objective method for end-to-end speech quality assessment of narrow-band telephone networks and speech codecs", SERIES P: TELEPHONE TRANSMISSION QUALITY, TELEPHONE INSTALLATIONS, LOCAL LINE NETWORKS, Methods for objective and subjective assessment of quality, TELECOMMUNICATION STANDARDIZATION SECTOR OF ITU, ITU-T Recommendation P.862 (02/2001). "Perceptual objective listening quality assessment", SERIES P: ERMINALS AND SUBJECTIVE AND OBJECTIVE ASSESSMENT METHODS, Methods for objective and subjective assessment of speech quality, TELECOMMUNICATION STANDARDIZATION SECTOR OF ITU, ITU-T Recommendation P.863 (01/2011).
上記通信網を介した音声通信については、通信端末装置の圏外への移動、音声通信に用いる無線通信の電波強度の低下、輻輳などの通信網側の原因で、音声通信の異常切断が発生する場合がある。しかしながら、上記従来の音声品質を測定する通信システムでは、このような音声通信の異常切断の有無について評価することができない。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、通信網の音声通信における音声品質と音声通信の異常切断の有無とを評価できる通信システム及び通信方法を提供することである。
本発明の一態様に係る通信システムは、通信端末装置と、通信網を介して前記通信端末装置と通信可能な音声通信評価システムと、を備えた通信システムであって、前記通信網を介して前記通信端末装置と前記音声通信評価システムとの間で音声通信品質評価用のテスト信号を送受信する音声通信を行う手段と、前記音声通信における送信前のテスト信号と受信後のテスト信号とに基づいて音声品質の評価値を計算する手段と、前記テスト信号の受信中断の有無に基づいて前記音声通信の異常切断の有無を判定する手段と、を備える。
この通信システムでは、通信網を介して通信端末装置と音声通信評価システムとの間で音声通信品質評価用のテスト信号を送受信する音声通信が行われると、その音声通信における送信前のテスト信号と受信後のテスト信号とに基づいて音声品質の評価値が計算される。更に、テスト信号の受信中断の有無に基づいて音声通信の異常切断の有無が判定される。このように通信網を介して音声通信評価システムと通信端末装置との間でテスト信号を送受信することにより、通信網における音声品質とともに音声通信の異常切断の有無を評価できる。
前記通信システムにおいて、前記音声通信評価システムは、前記通信網を介して前記通信端末装置に前記テスト信号を送信し、前記通信端末装置は、前記通信網を介して前記音声通信評価システムから前記テスト信号を受信して録音し、前記音声通信評価システム又は前記通信端末装置は、前記送信前のテスト信号と前記録音されたテスト信号とを比較して前記音声品質の評価値を計算し、前記通信端末装置で前記テスト信号の受信中断の有無に基づいて前記音声通信の異常切断の有無を判定してもよい。
この通信システムでは、通信網の下り方向の音声通信について音声品質とともに音声通信の異常切断の有無を評価できる。
前記通信システムにおいて、前記通信端末装置は、前記通信網を介して前記音声通信評価システムに前記テスト信号を送信し、前記音声通信評価システムは、前記通信網を介して前記通信端末装置から前記テスト信号を受信して録音し、前記音声通信評価システム又は前記通信端末装置は、前記送信前のテスト信号と前記録音されたテスト信号とを比較して前記音声品質の評価値を計算し、前記音声通信評価システムで前記テスト信号の受信中断の有無に基づいて前記音声通信の異常切断の有無を判定してもよい。
この通信システムでは、通信網の上り方向の音声通信について音声品質とともに音声通信の異常切断の有無を評価できる。
前記通信システムにおいて、前記通信端末装置における前記テスト信号の通信中断がない条件でコンテンツ提供サーバからコンテンツをダウンロードする手段を更に備えてもよい。
この通信システムでは、通信端末装置におけるテスト信号の通信中断がないことを条件として、コンテンツ提供サーバからコンテンツをダウンロードできるため、通信端末装置のユーザが音声通信評価に積極的に協力しようとするインセンティブを高めることができる。
また、前記通信システムにおいて、前記テスト信号は、最後尾に終了識別信号を有し、前記テスト信号における前記終了識別信号の有無に基づいて音声通信の異常切断の有無を判定してもよい。
この通信システムでは、テスト信号における終了識別信号の有無に基づいて音声通信の異常切断の有無を判定できるので、テスト信号の長さを任意に設定することができ、実際な通話と同様な条件で通話通信を評価できる。
また、前記通信システムにおいて、予め設定された音声通信評価条件に基づいて、前記テスト信号の音声通信を行ってもよい。
この通信システムでは、予め設定された音声通信評価条件に基づいてテスト信号の音声通信が行われるため、通信端末装置の利用者に音声通信評価のための特別な操作を要求することなく、かつ、音声通信の利用者に意識されずに、音声通信評価が可能になる。
ここで、前記通信システムにおいて、前記通信端末装置及び前記音声品質評価システムに前記音声通信評価条件を配信する手段を更に備え、前記通信端末装置及び前記音声品質評価システムは、前記音声通信評価条件を満たすときに前記テスト信号の音声通信を行ってもよい。
この通信システムでは、通信端末装置と音声品質評価システムとの間におけるテスト信号の音声通信を開始するタイミングを容易に制御することができる。
また、前記通信システムにおいて、前記音声通信評価システムは、前記音声通信評価条件を変更する手段を更に備えてもよい。
この通信システムでは、通信端末装置と音声品質評価システムとの間におけるテスト信号の音声通信を開始するタイミングを、各種情報に基づいて変更することができる。
前記通信システムにおいて、前記音声品質の評価値と前記異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果と、前記通信端末装置、前記通信網及び音声通信評価の少なくとも一つに関する付加情報とを互いに関連付けて記憶してもよい。
この通信システムでは、各種付加情報に基づいて、前記音声品質の評価値と音声通信の異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果の統計処理や分析を行うことができる。
また、前記通信システムにおいて、前記通信端末装置と前記音声品質評価システムとの間で送受信される前記テスト信号は、予め設定された複数種類のテスト信号から選択されてもよい。
この通信システムでは、各種状況に応じて複数種類のテスト信号から適切なテスト信号を選択することができるため、実際の音声通信の場合と同様な条件で音声通信の評価を行うことができる。
ここで、前記通信システムにおいて、前記通信端末装置と前記音声品質評価システムとの間で送受信される前記テスト信号は、前記通信端末装置の端末識別情報、前記通信端末装置の通信履歴、前記通信端末装置の機種、前記通信端末装置の所在位置、時間帯、前記通信端末装置の移動速度、前記通信網の通信事業者情報及び前記通信端末装置における通信品質情報の少なくとも一つに基づいて、前記複数種類のテスト信号から選択されてもよい。
この通信システムでは。音声通信に影響を与えやすい通信端末装置の通信履歴などの各種情報に基づいて、複数種類のテスト信号から適切なテスト信号を選択することができるため、実際の音声通信の場合により近い条件で音声通信の評価を行うことができる。
また、前記通信システムにおいて、前記テスト信号は、音声品質の評価に用いられる音声信号を有する有音期間と、無音期間とを有する信号であってもよい。
この通信システムでは、無音期間の長さを調整することにより、実際の音声通信の場合に近い長さのテスト信号を設定できるので、実際の音声通信の場合により近い条件で音声通信の評価を行うことができる。
また、前記通信システムにおいて、前記通信端末装置は、前記テスト信号を受信するとき、そのテスト信号における無音期間及び有音期間に応じて表示内容を切り替えて表示する表示手段を備えてもよい。
この通信システムでは、テスト信号における無音期間及び有音期間それぞれに対応する適切な情報を表示して通信端末装置の利用者に知らせることができる。
本発明の他の態様に係る通信方法は、音声通信の品質を評価可能な通信方法であって、通信網を介して通信端末装置と音声通信評価システムとの間で音声通信品質評価用のテスト信号を送受信する音声通信を行うことと、前記音声通信における送信前のテスト信号と受信後のテスト信号とに基づいて音声品質の評価値を計算することと、前記テスト信号の受信中断の有無に基づいて前記音声通信の異常切断の有無を判定することと、を含む。
この通信方法では、通信網を介して通信端末装置と音声通信評価システムとの間で音声通信品質評価用のテスト信号を送受信する音声通信が行われると、その音声通信における送信前のテスト信号と受信後のテスト信号とに基づいて音声品質の評価値が計算される。更に、テスト信号の受信中断の有無に基づいて音声通信の異常切断の有無が判定される。このように通信網を介して音声通信評価システムと通信端末装置との間でテスト信号を送受信することにより、通信網における音声品質とともに音声通信の異常切断の有無を評価できる。
本発明によれば、通信網の音声通信における音声品質と異常切断の有無とを評価できる。
図1は、本発明の実施形態に係る通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図である。 図2は、音声通信品質評価用のテスト信号の一例を示す説明図である。 図3は、本実施形態に係る通信システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う下り方向の音声通信評価の一例を示すシーケンス図である。 図4は、本実施形態に係る通信システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う下り方向の音声通信評価の他の例を示すシーケンス図である。 図5は、通信端末装置におけるテスト信号を受信しているときの録音、音声通信の異常切断の検出及び表示の一例を示す説明図である。 図6は、本実施形態に係る通信システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う上り方向の音声通信評価の一例を示すシーケンス図である。 図7は、本実施形態に係る通信システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う上り方向の音声通信評価の他の例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図である。本実施形態の通信システムは、ユーザが利用可能な通信端末装置100と、通信端末装置100による移動通信網(携帯電話網)200を介した音声通信の評価に関する処理を行う音声通信評価システム400とを含む。音声通信評価システム400は、自動音声応答装置410と解析サーバ420とを備えている。通信端末装置100は、基地局210を含む移動体通信網200と、固定電話網300とを介して、音声通信評価システム400の自動音声応答装置410と音声通信することができる。また、通信端末装置100は、上記基地局210を含む移動通信網200又はWiFi(Wireless Fidelity)などの無線LANのアクセスポイント装置510を介してインターネット500にアクセスし、音声通信評価システム400の解析サーバ420との間で各種データを送受信したり、コンテンツ提供サーバ600から音楽などのコンテンツをダウンロードしたりすることができる。
通信端末装置100は、例えば音声通信可能な携帯電話機、スマートフォン、PHSなどの移動通信端末やタブレットPCであり、図示しない無線中継装置としての基地局や交換機などを有する移動通信網200を介して、通信先と音声通信やデータ通信を行うことができる。例えば、通信端末装置100は、移動通信網200の無線通信エリアとしてのセルに在圏しているときに、他の移動通信網のセルに在圏している接続されている携帯電話機、スマートフォン、PHSなどの移動通信端末やタブレットPCなどの通信端末装置と間で音声通信することができる。また、通信端末装置100は、移動通信網200のセルに在圏しているときに、固定電話網300を介して、音声通信先としての音声通信評価システム400の自動音声応答装置410との間で音声通信したり、インターネット500を介して音声通信評価システム400の解析サーバ420との間でデータ通信音声通信することができる。また、上記セルは、例えば互いに大きさが異なるマクロセル、マイクロセル、フェムトセル、ピコセル等の各種セルのいずれかである。
自動音声応答装置410は、解析サーバ420及び通信端末装置100それぞれと双方向に通信可能に構成されている。自動音声応答装置410は、通信端末装置100などからの発呼に応答して音声の自動応答や自動受信を行う装置である。例えば、自動音声応答装置410は、通信端末装置100からの発呼に応答して後述の音声通信品質評価用のテスト信号を通信端末装置100に送信したり、通信端末装置100から発呼を受けて音声通信品質評価用のテスト信号を受信したりすることができる。
解析サーバ420は、自動音声応答装置410及び通信端末装置100それぞれと通信可能に構成されている。解析サーバ420は、音声通信評価に関する各種処理を行うサーバである。例えば、解析サーバ420は、音声品質の評価値としてのMOS値(非特許文献1、2参照)を計算したり、移動通信網200を介した音声通信の異常切断の判定を行ったりする。また、解析サーバ420は、音声通信品質評価用のテスト信号の音源ファイルや音声品質の評価値や音声通信の異常切断の判定結果の情報など格納して管理したり、これらの情報について各種統計処理や分析処理を行ったりすることができる。
通信端末装置100は、例えば、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部、アプリケーション実行管理部、小型マイクなどからなる音声入力装置、スピーカー、レシーバ、振動発生器などからなる音声出力装置、表示手段としてのLCDなどの表示部、主制御装置などで構成される。また、通信端末装置100は、現在位置取得手段として、GPSを用いて自身の現在位置の情報を取得するGPS受信部を備える。また、通信端末装置100は、CCDやCMOS等のカメラデバイスなどからなる撮像部や、ジャイロセンサ、加速度センサ、磁気センサ等からなる姿勢検知部を備えてもよい。
主制御装置は、例えばMPU(Micro Processing Unit)などのマイクロプロセッサや、RAM、ROMなどのメモリで構成され、予め組み込まれた所定の制御プログラムに基づいて各部を制御する。例えば、主制御装置は、所定の制御プログラムが実行されることにより、移動通信網200及び固定電話網300を介した自動音声応答装置410との間における音声通信の処理及びその制御、移動通信網200及びインターネット500を介した解析サーバ420との間におけるテスト信号の録音ファイルや音声通信評価結果の送受信処理及びその制御、コンテンツ提供サーバ600との間の音楽などのコンテンツのダウンロード及びその制御、音声通信評価処理(音声品質の評価値の計算処理、異常切断の有無の判定処理)などを行うことができる。
また、通信端末装置100は、主制御装置のネイティブ環境上で各種アプリケーションのプログラムを実行したり、アプリケーション実行管理部で構築される仮想環境上で各種アプリケーションのプログラムを実行したりすることができる。ここで、「アプリケーション」(以下、適宜「アプリ」と略す。)とは、音声通信評価処理のほか、電話、録音、ブラウザ、カメラ、検索、メール、情報配信、カレンダー、時計、音楽再生、地図表示、データフォルダ、メッセージの通信、動画再生等の様々な用途それぞれに応用することができるソフトウェアを意味し、「アプリケーションソフトウェア」とも呼ばれる。また、「アプリケーション」は、各種言語で開発された実行プログラムのファイルや、プログラム実行時等に用いられたり参照されたりする設定情報及び画像などのファイルなどの集合体である。
アプリケーション実行管理部は、例えば、アプリケーションの実行に用いられるプログラムモジュールやライブラリを管理する。また、アプリケーション実行管理部は、Andoroid(登録商標)アプリケーション、iOS(登録商標)アプリケーション、Windows(登録商標)アプリケーション、Java(登録商標)アプリケーションなどの複数種類のアプリケーションのいずれか一つ又は二以上を実行するためのフレームワーク(例えば、Androidフレームワーク、iOS フレームワーク、など)や、Dalvik(登録商標) VMやJava VMなどの仮想実行環境(仮想マシン)を構築する。また、アプリケーション実行管理部は、複数のアプリケーションを並列実行することができるマルチタスク機能を有するように構成されている。
自動音声応答装置410及び解析サーバ420はそれぞれ、例えば、MPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、外部通信インターフェース部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより音声通信評価のための各種処理を行うことができる。
本実施形態のダウンリンクの音声通信評価の一例において、通信端末装置100の主制御装置は、音声通信評価に用いられる所定のテスト信号を録音して録音ファイルとして保存する録音手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、予め設定した所定のスケジュールに基づいて通信網200、300を介して音声通信評価システム400の自動音声応答装置410に音声通信の発呼を行う発呼手段、音声通信評価システム400の自動音声応答装置410から通信網200、300を介して送信されたテスト信号を受信するテスト信号受信手段、及び、録音ファイルを音声通信評価システム400の解析サーバ420に送信する録音ファイル送信手段などの各手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、コンテンツ提供サーバ600から音楽などのコンテンツをダウンロードするダウンロード手段としても機能する。
また、自動音声応答装置410のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、上記所定のテスト信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段、及び、通信端末装置100からの発呼に応じて、通信網200、300を介して音源ファイルのテスト信号を通信端末装置100に送信するテスト信号送信手段などの各手段としても機能する。
また、解析サーバ420のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、通信端末装置100で受信されたテスト信号の録音ファイルを通信端末装置100から受信する録音ファイル受信手段、音源ファイルのテスト信号の有音期間における音声信号と録音ファイルの有音期間における音声信号とを比較して音声品質の評価値を計算する計算手段、録音ファイルのテスト信号における通信切断の有無に基づいて音声通信の異常切断の有無を判定する判定手段、及び、音声品質の評価値と異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果を記憶する評価結果記憶手段などの各手段としても機能する。
また、本実施形態のダウンリンクの音声通信評価の他の例において、通信端末装置100の主制御装置は、上記所定のテスト信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段、自動音声応答装置410から受信したテスト信号を録音して録音ファイルとして保存する録音手段、音源ファイルのテスト信号の有音期間における音声信号と録音ファイルの有音期間における音声信号とを比較して音声品質の評価値を計算する計算手段、及び、録音ファイルのテスト信号における通信切断の有無に基づいて音声通信の異常切断の有無を判定する判定手段の各手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、自動音声応答装置410から通信網200、300を介して送信されたテスト信号を受信するテスト信号受信手段、及び、前記音声品質の評価値と前記異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果を前記音声通信評価システム400に送信する評価結果送信手段の各手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、コンテンツ提供サーバ600から音楽などのコンテンツをダウンロードする手段としても機能する。
また、自動音声応答装置410のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、音声品質の評価に用いられる上記所定のテスト信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段、及び、通信網200、300を介して音源ファイルのテスト信号を通信端末装置100に送信するテスト信号送信手段の各手段としても機能する。
また、解析サーバ420のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、通信端末装置100で計算された音声品質の評価値と通信端末装置100で判定された音声通信の異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果を通信端末装置100から受信する評価結果受信手段、及び、通信端末装置100から受信した音声通信評価結果を記憶する評価結果記憶手段としても機能する。
本実施形態のアップリンクの音声通信評価の一例において、通信端末装置100の主制御装置は、上記所定のテスト信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、予め設定した所定のスケジュールに基づいて通信網200、300を介して音声通信評価システム400の自動音声応答装置410に音声通信の発呼を行う発呼手段、及び、音声通信評価システム400の自動音声応答装置410に通信網200、300を介してテスト信号を送信するテスト信号送信手段などの各手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、コンテンツ提供サーバ600から音楽などのコンテンツをダウンロードするダウンロード手段としても機能する。
また、自動音声応答装置410のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、上記所定のテスト信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段、及び、通信端末装置100からの発呼を受け、通信網200、300を介して通信端末装置100からテスト信号を受信するテスト信号受信手段、及び、通信端末装置100から受信したテスト信号を録音して録音ファイルとして保存する録音手段などの各手段としての機能する。
また、解析サーバ420のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、自動音声応答装置410で受信されたテスト信号の録音ファイルを自動音声応答装置410から受信する録音ファイル受信手段、音源ファイルのテスト信号の有音期間における音声信号と録音ファイルの有音期間における音声信号とを比較して音声品質の評価値を計算する計算手段、録音ファイルのテスト信号における通信切断の有無に基づいて音声通信の異常切断の有無を判定する判定手段、及び、音声品質の評価値と異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果を記憶する評価結果記憶手段などの各手段としても機能する。
また、本実施形態のアップリンクの音声通信評価の他の例において、通信端末装置100の主制御装置は、上記所定のテスト信号の音源ファイルを記憶する音源ファイル記憶手段、音源ファイルのテスト信号の有音期間における音声信号と自動音声応答装置410から受信した録音ファイルの有音期間における音声信号とを比較して音声品質の評価値を計算する計算手段、及び、録音ファイルのテスト信号における通信切断の有無に基づいて音声通信の異常切断の有無を判定する判定手段の各手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、自動音声応答装置410に発呼して通信網200、300を介してテスト信号を送信するテスト信号送信手段、及び、自動音声応答装置410で受信されたテスト信号の録音ファイルを自動音声応答装置410から受信する録音ファイル受信手段、及び、前記音声品質の評価値と前記異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果を音声通信評価システム400に送信する評価結果送信手段の各手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、コンテンツ提供サーバ600から音楽などのコンテンツをダウンロードする手段としても機能する。
また、自動音声応答装置410のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、通信網200、300を介して通信端末装置100からテスト信号を受信するテスト信号受信手段、通信端末装置100から受信したテスト信号を録音し録音ファイルとして保存する録音手段、及び、通信端末装置100に録音ファイルを送信する録音ファイル送信手段としても機能する。
また、解析サーバ420のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、通信端末装置100で計算された音声品質の評価値と通信端末装置100で判定された音声通信の異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果を通信端末装置100から受信する評価結果受信手段、及び、通信端末装置100から受信した音声通信評価結果を記憶する評価結果記憶手段としても機能する。
通信端末装置100に組み込まれる音声通信評価のアプリケーション(以下「音声通信評価アプリ」という。)は、複数の動作モードを有する。例えば、音声通信評価アプリは、ユーザが当該アプリを手動で起動して音声通信評価処理を開始する手動測定モードと、予め配信されたスケジュール情報に基づいて当該アプリがバックグラウンドで起動して音声通信評価処理を開始する自動測定モードとを有する。手動測定モード及び自動測定モードは、例えばユーザの選択操作や音声通信評価システム400側からの指示に基づいて選択することができる。また、音声通信評価アプリは、音声品質の評価値の計算及び音声通信の異常切断の判定を通信端末装置100で行う端末計算・判定モードと、音声品質の評価値の計算及び音声通信の異常切断の判定を音声通信評価システム400の解析サーバ420で行うサーバ計算・判定モードとを有する。端末計算・判定モード及びサーバ計算・判定モードについても、例えばユーザの選択操作や音声通信評価システム400側からの指示に基づいて選択することができる。
図2は上記音声通信品質評価用のテスト信号の一例を示す説明図である。図2のテスト信号700は、第1の無音期間Taと、音声品質の評価に用いられる音声信号701を有する有音期間Tbと、音声通信の異常切断の評価に用いられる第2の無音期間Tcとを有し、各期間が順に連続して配置されている。また、第2の無音期間Tcの最後尾には、その無音期間Tcの終了を識別するための特殊音からなる終了識別信号702を有している。また、第1の無音期間Ta、有音期間Tb及び第2の無音期間Tcはそれぞれ所定の長さ(X秒、Y秒、Z秒)に設定されている。
テスト信号の有音期間Tbの長さ(Y秒)は、MOS値の計算のために予め決められた長さ(例えば8秒以上及び10秒以下の長さ)に設定されている。また、第1の無音期間Ta及び第2の無音期間Tcそれぞれの長さ(X秒、Z秒)は、自動音声応答装置410側で各種情報に基づき設定してもよい。例えば、通信端末装置100の通信履歴、通信端末装置100の機種、通信端末装置100の所在位置(GPS位置、地域、在圏セルなど)、時間帯(平日・休日、曜日、早朝・昼間・夜間)、通信端末装置の移動速度(例えば、静止、徒歩などで移動中の低速、車や電車などで移動中の高速)、移動通信網200の通信事業者情報及び通信端末装置100における通信品質情報(例えば、受信SINR(Signal-to-Interference and Noise power Ratio))の少なくとも一つに基づいて、第1の無音期間Ta及び第2の無音期間Tcそれぞれの長さ(X秒、Z秒)を最適な長さに設定してもよい。また、この無音期間Ta及び無音期間Tcそれぞれの長さ(X秒、Z秒)の最適値を順次学習して更新していく自動学習機能を有するように構成し、次のテスト信号における無音期間Ta及び無音期間Tcそれぞれの長さ(X秒、Z秒)として直近の最適値を優先的に設定するようにしてもよい。また、第1の無音期間Ta、有音期間Tb及び第2の無音期間Tcの長さ(X秒、Y秒、Z秒)の合計は所定長さ(例えば100秒)以下に設定してもよい。
また、自動音声応答装置410は、上記第1の無音期間Ta、有音期間Tb及び第2の無音期間Tcの少なくとも1つが互いに異なる複数種類のパターンのテスト信号の音源ファイルを予め記憶し、その複数種類のテスト信号から送信対象のテスト信号を選択し、選択されたテスト信号を通信端末装置100に送信するようにしてもよい。このテスト信号の選択は、各種情報に基づいて行うようにしてもよい。例えば、通信端末装置100の通信履歴、通信端末装置100の機種、通信端末装置100の所在位置(GPS位置、地域、在圏セルなど)、時間帯(平日・休日、曜日、早朝・昼間・夜間)、通信端末装置の移動速度(例えば、徒歩などで移動中の低速、車や電車などで移動中の高速)、移動通信網200の通信事業者情報及び通信端末装置100における通信品質情報(例えば、受信SINR)の少なくとも一つに基づいて、最適なテスト信号を選択するように行ってもよい。また、このように選択された送信対象のテスト信号を順次学習して更新していく自動学習機能を有するように構成し、次のテスト信号として直近に選択されたテスト信号を優先的に選択するようにしてもよい。例えば、通信端末装置100の移動速度が、自宅に滞在中や徒歩で移動中の場合など予め設定した閾値よりも小さい低速度の場合には、上記第2の無音期間Tcを短めに設定したテスト信号を選択し、車で移動中の場合など予め設定した閾値以上の高速度の場合には、上記第2の無音期間Tcを長めに設定したテスト信号を選択するようにしてもよい。
図3は、本実施形態に係る通信システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う下り方向の音声通信評価の一例を示すシーケンス図である。なお、本例では、音声通信評価システム400側で音声品質を示すMOS値の計算及び音声通信の異常切断の判定を行う例である。また、解析サーバ420には、音声通信品質評価用のテスト信号の音源ファイルが保存されている。また、通信端末装置100には、音声通信評価処理を行うための音声通信評価アプリが予めインストールされている。
図3において、通信端末装置100は、予め設定した所定の音声通信評価タイミングになると、音声通信評価アプリが自動起動され、自動音声応答装置410の電話番号(例えば、固定電話番号、03********)宛に発呼する自動発信を実行する。自動音声応答装置410の電話番号は、音声通信評価アプリに予め設定されている。
自動音声応答装置410は、通信端末装置100からの発呼を受けると、音声通信品質評価用の音源ファイルに基づいて、音声通信品質評価用のテスト信号の再生を開始する。再生されたテスト信号は、固定電話網300及び移動通信網200を介して通信端末装置100へ送信される。
通信端末装置100は、自動音声応答装置410から受信したテスト信号を録音し、録音ファイルとして保存する。テスト信号の受信・録音・保存が完了すると、通信端末装置100は、予め設定された接続先情報(例えば、IPアドレス又はURL、ID、パスワード、コンテンツの識別情報またはファイル名)に基づいて、インターネット500に接続してコンテンツ提供サーバ600にアクセスしてログオンし、音声通信評価を行うことに対する特典である音楽などのコンテンツを要求するコンテンツ要求を送信する。コンテンツ提供サーバ600は、通信端末装置100からのコンテンツ要求に応答して、そのコンテンツ要求で指定された音楽などのコンテンツのファイルを通信端末装置100に送信する。通信端末装置100は、コンテンツ提供サーバ600からダウンロードした音楽などのコンテンツのファイルを指定フォルダーに保存する。ここで、コンテンツのファイルのダウンロードに失敗した場合は、通信端末装置100は、音声通信評価アプリによるコンテンツのダウンロードを再度実施する。
コンテンツのファイルのダウンロードが成功(完了)すると、通信端末装置100は、上記テスト信号の録音ファイルと、テスト信号受信中の通信切断有無の情報と、後述したその他の付加情報とを、解析サーバ420に送信する。なお、付加情報には、例えば、通信端末装置100の端末識別情報(例えば、電話番号)、通信端末装置100の所在位置情報(GPS位置、地域、在圏セルなど)、日時情報、通信端末装置100の移動速度(静止、徒歩などの低速、車や電話などの高速)、移動通信網200の通信事業者情報及び通信端末装置100における通信品質情報(受信SINR)の少なくとも一つである。上記通信端末装置100の移動速度は、例えば音声通信の品質劣化の原因を特定するために用いることができる。
解析サーバ420は、上記テスト信号の録音ファイルと、テスト信号受信中の通信切断有無の情報と、その他の付加情報とを受信すると、音源ファイルの有音期間Tbにおける音声信号と録音ファイルの有音期間Tbにおける音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算して保存する。また、解析サーバ420は、テスト信号の第2の無音期間Tcの途中における通信切断の有無に基づいて音声通信の異常切断の有無を判定する。例えば、録音ファイルのテスト信号中に終了識別信号702がある場合は、音声通信の異常切断がないと判定され、録音ファイルのテスト信号中に終了識別信号702がない場合は、音声通信の異常切断があると判定される(図2参照)。
解析サーバ420は、通信端末装置100から受信した録音ファイル及びテスト信号受信中の通信切断有無の情報と、音声品質の評価値(MOS値)及び異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果と、上記付加情報とを、互いに関連付けて保存する。
以上、図3の例によれば、予め設定した所定の音声通信評価タイミングにおける通信端末装置100から自動音声応答装置410への自動発信により、移動通信網200の下り方向(ダウンリンク)の音声通信における音声品質と異常切断の有無とを評価できる。しかも、その音声通信評価にあたって、通信端末装置100の利用者に音声通信評価のための特別な操作を要求する必要がない。
図4は、本実施形態に係る通信システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う下り方向の音声通信評価の他の例を示すシーケンス図である。なお、本例は、通信端末装置100が音声品質を示すMOS値の計算及び音声通信の異常切断の判定を行う例である。また、自動音声応答装置410に保存されている音声通信品質評価用のテスト信号の音源ファイルと同じ音源ファイルが通信端末装置100にも保存されている。また、通信端末装置100には、音声通信評価処理を行うための音声通信評価アプリが予めインストールされている。
なお、図4において、図3と共通する音声通信評価アプリの自動起動からテスト信号の録音ファイルの保存までについては説明を省略する。
図4において、テスト信号の受信・録音・保存が完了すると、通信端末装置100は、音源ファイルの有音期間Tbにおける音声信号と録音ファイルの有音期間Tbにおける音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算して保存する。また、通信端末装置100は、テスト信号の第2の無音期間Tcの途中における通信切断の有無に基づいて音声通信の異常切断の有無を判定して保存する。例えば、録音ファイルのテスト信号中に終了識別信号702がある場合は、音声通信の異常切断がないと判定され、録音ファイルのテスト信号中に終了識別信号702がない場合は、音声通信の異常切断があると判定される(図2参照)。
音声品質の評価値(MOS値)及び異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果の保存が完了すると、通信端末装置100は、予め設定された接続先情報(例えば、IPアドレス又はURL、ID、パスワード、コンテンツの識別情報またはファイル名)に基づいて、インターネット500に接続してコンテンツ提供サーバ600にアクセスしてログオンし、音声通信評価を行うことに対する特典である音楽などのコンテンツを要求するコンテンツ要求を送信する。コンテンツ提供サーバ600は、通信端末装置100からのコンテンツ要求に応答して、そのコンテンツ要求で指定された音楽などのコンテンツのファイルを通信端末装置100に送信する。通信端末装置100は、コンテンツ提供サーバ600からダウンロードした音楽などのコンテンツのファイルを指定フォルダーに保存する。ここで、コンテンツのファイルのダウンロードに失敗した場合は、通信端末装置100は、音声通信評価アプリによるコンテンツのダウンロードを再度実施する。
コンテンツのファイルのダウンロードが成功(完了)すると、通信端末装置100は、上記音声品質の評価値(MOS値)及び異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果とともに、その他の付加情報とを、解析サーバ420に送信する。なお、上記音声通信評価結果には、テスト信号の録音ファイルを含めてもよい。
表2は、上記通信端末装置100から解析サーバ420に送信(アップロード)可能な情報の一例を示す一覧表である。
Figure 0006336577
表2の例に示すように、上記音声通信評価結果とともに解析サーバ420に送信される付加情報としては、測定関連情報、端末情報、ネットワーク情報などが挙げられる。
測定関連情報は、音声品質の評価値(MOS値)及び異常切断の測定を行った通信端末装置100の所在位置情報(GPS位置、地域、在圏セルなど)、測定の日時情報などである。
また、端末情報は、測定対象の移動通信網200で音声通信を行った通信端末装置100の端末識別番号(例えば、IMSI:International Mobile Subscriber Identity)、電話番号、機種名、加入している通信事業者情報(キャリア情報)、移動速度(静止、徒歩などの低速、車や電話などの高速)などである。上記通信端末装置100の移動速度は、例えば音声通信の品質劣化の原因を特定するために用いることができる。
また、ネットワーク情報は、音声通信を行ったときの接続方式、基地局情報、無線品質情報、ローミング情報などである。ここで、例えばLTE(Long Term Evolution)の通信規格に準拠した音声通信の場合、基地局情報としては物理セルID、セルID、エリア情報などが挙げられ、無線品質情報としてはRSSI(受信信号強度指標)、RSRP(参照信号受信電力)、SNR(信号対雑音電力比)、CQI(チャネル品質指標)などが挙げられる。また、3G(3rd Generation)の通信規格(IMT−2000:International Mobile Telecommunication 2000)に準拠した音声通信の場合、基地局情報としては物理セルID、セルID、エリア情報、RNC(無線ネットワーク制御局)情報などが挙げられ、無線品質情報としてはRSSI(受信信号強度指標)、RSCP(受信信号コード電力)、BER(ビット誤り率)などが挙げられる。
解析サーバ420は、上記音声通信評価結果や付加情報などを通信端末装置100から受信すると、その音声通信評価結果と他の上記付加情報などとを互いに関連付けて保存する。
以上、図4の例によれば、予め設定した所定の音声通信評価タイミングにおける通信端末装置100から自動音声応答装置410への自動発信により、移動通信網200の下り方向(ダウンリンク)音声通信における音声品質と異常切断の有無とを評価できる。しかも、その音声通信評価にあたって、通信端末装置100の利用者に音声通信評価のための特別な操作を要求する必要がない。
図5は、上記通信端末装置100におけるテスト信号を受信しているときの録音、音声通信の異常切断の検出及び表示の一例を示す説明図である。図5の例では、図示しない音声通信評価アプリが、通信端末装置100に予め組み込まれている録音アプリ及び電話アプリと連携して処理する。
図5において、通信端末装置100の電話アプリが自動音声応答装置410に自動発信して発呼すると、通信端末装置100の表示部に呼び出し中の表示を行う。自動音声応答装置410が応答してテスト信号を送信し始めると、その応答をトリガーにして、録音アプリが録音を開始する。録音アプリは、例えばAudioRecordクラスを使用して、録音中のバッファから音量をリアルタイムに抽出する。また、電話アプリは、上記応答をトリガーにして、表示部に音声通信評価を実行している旨のテキスト表示を行う。
次に、録音アプリは、第1の無音期間Taの無音状態で、閾値以上の音量が一定時間続いたら有音期間Tbの有音状態と判断する。この無音状態から有音状態への変化を検知すると、録音アプリは、テキスト非表示要求を電話アプリに送る。これにより、通信端末装置100の表示部におけるテキスト表示が停止される。
また、録音アプリは、有音期間Tbの無音状態で、閾値以下の音量が一定時間続いたら第2の無音期間Tcの無音状態と判断する。この有音状態から無音状態への変化を検知すると、録音アプリは、テキスト表示要求を電話アプリに送る。これにより、通信端末装置100の表示部に音声通信評価を実行している旨のテキスト表示が行われる。
ここで、電話アプリにより、通信端末装置100のユーザによる手動通話切断(終話)は常に検知されている。そして、上記第1の無音期間Ta及び有音期間Tbの区間内に手動で終話された場合はエラーとみなされる。また、上記第2の無音期間Tcの区間内で手動で終話された場合は正常とみなされる。上記第2の無音期間Tcの区間内で手動の終話以外で音声通信が切断された場合、すなわち終了識別信号702が録音または検知されない場合は、音声通信の異常切断があると判定される。第2の無音期間Tcの長さ(Z秒)は、上記有音状態から無音状態への変化を検知してからの経過時間で判断してもよいが、本例では、終了識別信号702で判断してもよい。
上記実施形態において、音声通信評価システム400は、音声通信評価条件として、上記音声通信評価タイミングのスケジュール情報を通信端末装置100に送信するようにしてもよい。この場合、通信端末装置100は、音声通信評価システム400から音声通信評価条件としてのスケジュール情報を受信し、受信したスケジュール情報で指定された所定の音声通信評価タイミングに音声通信評価システム400に対する発呼を行う。なお、上記スケジュール情報は、図示しない配信サーバから、通信端末装置100及び自動音声応答装置410に配信するようにしてもよい。
上記スケジュール情報は、通信端末装置100の端末識別情報(例えば電話番号)、通信端末装置100の通信履歴、通信端末装置100の機種、通信端末装置100の所在位置(GPS位置、地域、在圏セルなど)、時間帯(平日・休日、曜日、早朝・昼間・夜間)、通信端末装置100の移動速度(例えば、静止、徒歩などで移動中の低速、車や電車などで移動中の高速)、移動通信網200の通信事業者情報及び通信端末装置100における通信品質情報(例えば、受信SINR)の少なくとも一つに基づいて変更してもよい。
例えば、通信端末装置100の所在位置の情報により、周辺に多数の通信端末装置が存在している可能性が高い祭りや花火大会などのイベントの会場に通信端末装置100に位置していると判断した場合、そのイベントの開催中の時間帯に音声通信評価処理を中止したり音声通信評価処理の回数を制限したりするように、上記スケジュール情報を変更してもよい。また、通信端末装置100の移動速度が、例えば電車で移動中の場合など、予め設定した閾値以上の高速度の場合には、音声通信評価処理を中止するように上記スケジュール情報を変更してもよい。
また、上記スケジュール情報を通信端末装置100ごとに順次学習して更新していく自動学習機能を有するように構成し、通信端末装置100ごとに、次の音声通信評価タイミングとして直近に実施された音声通信評価タイミングを優先的に設定するようにしてもよい。
また、上記スケジュール情報を設定・変更により、例えば、特定時間帯や特定場所における移動通信網200の音声通信品質評価(MOS値、異常切断の有無)を実施したり、特定の機種の通信端末装置について音声通信品質評価(MOS値、異常切断の有無)を実施したりすることができる。
また、上記スケジュール情報については、上記音声通信評価タイミングをランダムに設定するようにしてもよい。
図6は、本実施形態に係る通信システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う上り方向の音声通信評価の一例を示すシーケンス図である。なお、本例では、音声通信評価システム400側で音声品質を示すMOS値の計算及び音声通信の異常切断の判定を行う例である。また、解析サーバ420には、音声通信品質評価用のテスト信号の音源ファイルが保存されている。また、通信端末装置100には、音声通信評価処理を行うための音声通信評価アプリが予めインストールされている。なお、図3及び図4と共通する部分については説明を省略する。
図6において、通信端末装置100は、予め設定した所定の音声通信評価タイミングになると、音声通信評価アプリが自動起動され、自動音声応答装置410の電話番号(例えば、固定電話番号、03********)宛に発呼する自動発信を実行する。自動音声応答装置410の電話番号は、音声通信評価アプリに予め設定されている。
自動音声応答装置410が通信端末装置100からの発呼を受けると、通信端末装置100は、音声通信品質評価用の音源ファイルに基づいて、音声通信品質評価用のテスト信号の再生を開始する。再生されたテスト信号は、固定電話網300及び移動通信網200を介して自動音声応答装置410へ送信される。
自動音声応答装置410は、通信端末装置100から受信したテスト信号を録音し、録音ファイルとして保存する。テスト信号の受信・録音・保存が完了すると、自動音声応答装置410は、上記テスト信号の録音ファイルと、テスト信号受信中の通信切断有無の情報とを、解析サーバ420に送信する。
一方、通信端末装置100は、テスト信号を送信した後、予め設定された接続先情報に基づいて、インターネット500に接続してコンテンツ提供サーバ600にアクセスしてログオンし、音声通信評価を行うことに対する特典である音楽などのコンテンツを要求するコンテンツ要求を送信する。コンテンツ提供サーバ600は、通信端末装置100からのコンテンツ要求に応答して、そのコンテンツ要求で指定された音楽などのコンテンツのファイルを通信端末装置100に送信する。通信端末装置100は、コンテンツ提供サーバ600からダウンロードした音楽などのコンテンツのファイルを指定フォルダーに保存する。
コンテンツのファイルのダウンロードが成功(完了)すると、通信端末装置100は、上記付加情報を解析サーバ420に送信する。
解析サーバ420は、上記テスト信号の録音ファイルと、テスト信号受信中の通信切断有無の情報と、その他の付加情報とを受信すると、音源ファイルの有音期間Tbにおける音声信号と録音ファイルの有音期間Tbにおける音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算して保存する。また、解析サーバ420は、テスト信号の第2の無音期間Tcの途中における通信切断の有無に基づいて音声通信の異常切断の有無を判定する。
また、解析サーバ420は、自動音声応答装置410から受信した録音ファイル及びテスト信号受信中の通信切断有無の情報と、音声品質の評価値(MOS値)及び異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果と、上記付加情報とを、互いに関連付けて保存する。
以上、図6の例によれば、予め設定した所定の音声通信評価タイミングにおける通信端末装置100から自動音声応答装置410への自動発信により、移動通信網200の上り方向(アップリンク)の音声通信における音声品質と異常切断の有無とを評価できる。しかも、その音声通信評価にあたって、通信端末装置100の利用者に音声通信評価のための特別な操作を要求する必要がない。
図7は、本実施形態に係る通信システムにおける通信端末装置からの発呼時に行う上り方向の音声通信評価の他の例を示すシーケンス図である。なお、本例は、通信端末装置100が音声品質を示すMOS値の計算及び音声通信の異常切断の判定を行う例である。また、音声通信品質評価用のテスト信号の音源ファイルが通信端末装置100にも保存されている。また、通信端末装置100には、音声通信評価処理を行うための音声通信評価アプリが予めインストールされている。
なお、図7において、図6と共通する通信端末装置100での音声通信評価アプリの自動起動から自動音声応答装置410でのテスト信号の録音ファイルの保存までについては説明を省略する。また、図3及び図4と共通する部分については説明を省略する。
図7において、自動音声応答装置410は、テスト信号の受信・録音・保存が完了すると、通信端末装置100に録音ファイルを送信する。
通信端末装置100は、自動音声応答装置410から録音ファイルを受信すると、音源ファイルの有音期間Tbにおける音声信号と録音ファイルの有音期間Tbにおける音声信号とを比較し、その比較結果に基づいて音声品質の評価値としてのMOS値を計算して保存する。また、通信端末装置100は、テスト信号の第2の無音期間Tcの途中における通信切断の有無に基づいて音声通信の異常切断の有無を判定して保存する。
音声品質の評価値(MOS値)及び異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果の保存が完了すると、通信端末装置100は、予め設定された接続先情報に基づいて、インターネット500に接続してコンテンツ提供サーバ600にアクセスしてログオンし、音声通信評価を行うことに対する特典である音楽などのコンテンツを要求するコンテンツ要求を送信する。コンテンツ提供サーバ600は、通信端末装置100からのコンテンツ要求に応答して、そのコンテンツ要求で指定された音楽などのコンテンツのファイルを通信端末装置100に送信する。通信端末装置100は、コンテンツ提供サーバ600からダウンロードした音楽などのコンテンツのファイルを指定フォルダーに保存する。
コンテンツのファイルのダウンロードが成功(完了)すると、通信端末装置100は、上記音声品質の評価値(MOS値)及び異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果とともに、上記付加情報とを、解析サーバ420に送信する。
解析サーバ420は、上記音声通信評価結果や付加情報などを通信端末装置100から受信すると、その音声通信評価結果と他の上記付加情報などとを互いに関連付けて保存する。
以上、図7の例によれば、予め設定した所定の音声通信評価タイミングにおける通信端末装置100から自動音声応答装置410への自動発信により、移動通信網200の上り方向(アップリンク)音声通信における音声品質と異常切断の有無とを評価できる。しかも、その音声通信評価にあたって、通信端末装置100の利用者に音声通信評価のための特別な操作を要求する必要がない。
なお、本明細書で説明された通信端末装置100、自動音声応答装置410、解析サーバ420、コンテンツ提供サーバ600それぞれにおける処理工程及び構成要素は、前述の手段のほか、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの処理工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、各種無線通信装置、NodeB、通信端末装置、サーバ、ゲートウェイ、交換機、コンピュータ、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、上記構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば制御装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
100 通信端末装置
200 移動通信網
210 基地局
300 固定電話網
400 音声通信評価システム
410 自動音声応答装置
420 解析サーバ
500 インターネット
510 無線LANのアクセスポイント装置
600 コンテンツ提供サーバ
700 テスト信号
701 音声信号
702 終了識別信号

Claims (15)

  1. 通信端末装置と、通信網を介して前記通信端末装置と通信可能な音声通信評価システムと、を備えた通信システムであって、
    前記通信網を介して前記通信端末装置と前記音声通信評価システムとの間で、それぞれ所定の長さを有する第1の無音期間と有音期間と第2の無音期間とがその順番で連続して配置された音声通信品質評価用のテスト信号を送受信する音声通信を行う手段と、
    前記音声通信における送信前のテスト信号の前記有音期間のデータと受信後のテスト信号の前記有音期間のデータとに基づいて音声品質の評価値を計算する手段と、
    前記第2の無音期間内における前記音声通信の切断の有無に基づいて前記音声通信の異常切断の有無を判定する手段と、を備え、
    前記有音期間の長さは、MOS値の計算のために予め決められた長さに設定され、
    前記第1の無音期間及び前記第2の無音期間それぞれの長さは、前記通信端末装置の端末識別情報、前記通信端末装置の通信履歴、前記通信端末装置の機種、前記通信端末装置の所在位置、時間帯、前記通信端末装置の移動速度、前記通信網の通信事業者情報及び前記通信端末装置における通信品質情報の少なくとも一つに基づいて設定されている通信システム。
  2. 請求項1の通信システムにおいて、
    前記第1の無音期間及び前記第2の無音期間それぞれの長さの最適値を順次学習して更新し、
    次回の音声通信評価に用いるテスト信号における前記第1の無音期間及び前記第2の無音期間それぞれの長さとして、直近の最適値を優先的に設定する通信システム。
  3. 通信端末装置と、通信網を介して前記通信端末装置と通信可能な音声通信評価システムと、を備えた通信システムであって、
    前記通信網を介して前記通信端末装置と前記音声通信評価システムとの間で、それぞれ所定の長さを有する第1の無音期間と有音期間と第2の無音期間とがその順番で連続して配置された音声通信品質評価用のテスト信号を送受信する音声通信を行う手段と、
    前記音声通信における送信前のテスト信号の前記有音期間のデータと受信後のテスト信号の前記有音期間のデータとに基づいて音声品質の評価値を計算する手段と、
    前記第2の無音期間内における前記音声通信の切断の有無に基づいて前記音声通信の異常切断の有無を判定する手段と、を備え、
    前記第1の無音期間及び前記第2の無音期間それぞれの長さの最適値を順次学習して更新し、
    次回の音声通信評価に用いるテスト信号における前記第1の無音期間及び前記第2の無音期間それぞれの長さとして、直近の最適値を優先的に設定する通信システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかの通信システムにおいて、
    前記通信端末装置と前記音声通信評価システムとの間で送受信される前記テスト信号は、前記第1の無音期間、前記有音期間及び前記第2の無音期間の少なくとも1つが異なるように予め設定された複数種類のテスト信号から選択される通信システム。
  5. 請求項4の通信システムにおいて、
    前記通信端末装置と前記音声通信評価システムとの間で送受信される前記テスト信号は、前記通信端末装置の端末識別情報、前記通信端末装置の通信履歴、前記通信端末装置の機種、前記通信端末装置の所在位置、時間帯、前記通信端末装置の移動速度、前記通信網の通信事業者情報及び前記通信端末装置における通信品質情報の少なくとも一つに基づいて、前記複数種類のテスト信号から選択される通信システム。
  6. 通信端末装置と、通信網を介して前記通信端末装置と通信可能な音声通信評価システムと、を備えた通信システムであって、
    前記通信網を介して前記通信端末装置と前記音声通信評価システムとの間で、それぞれ所定の長さを有する第1の無音期間と有音期間と第2の無音期間とがその順番で連続して配置された音声通信品質評価用のテスト信号を送受信する音声通信を行う手段と、
    前記音声通信における送信前のテスト信号の前記有音期間のデータと受信後のテスト信号の前記有音期間のデータとに基づいて音声品質の評価値を計算する手段と、
    前記第2の無音期間内における前記音声通信の切断の有無に基づいて前記音声通信の異常切断の有無を判定する手段と、を備え、
    前記通信端末装置と前記音声通信評価システムとの間で送受信される前記テスト信号は、前記第1の無音期間、前記有音期間及び前記第2の無音期間の少なくとも1つが異なるように予め設定された複数種類のテスト信号から選択され、
    前記選択された送信対象のテスト信号を順次学習して更新し、
    次回の音声通信評価に用いるテスト信号として、直近に選択されたテスト信号を優先的に選択する通信システム。
  7. 請求項6の通信システムにおいて、
    前記通信端末装置と前記音声通信評価システムとの間で送受信される前記テスト信号は、前記通信端末装置の端末識別情報、前記通信端末装置の通信履歴、前記通信端末装置の機種、前記通信端末装置の所在位置、時間帯、前記通信端末装置の移動速度、前記通信網の通信事業者情報及び前記通信端末装置における通信品質情報の少なくとも一つに基づいて、前記複数種類のテスト信号から選択される通信システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれかの通信システムにおいて、
    前記音声通信評価システムは、前記通信網を介して前記通信端末装置に前記テスト信号を送信し、
    前記通信端末装置は、前記通信網を介して前記音声通信評価システムから前記テスト信号を受信して録音し、
    前記音声通信評価システム又は前記通信端末装置は、前記送信前のテスト信号の前記有音期間のデータと前記録音されたテスト信号の前記有音期間のデータとを比較して前記音声品質の評価値を計算し、前記第2の無音期間内における前記音声通信の切断の有無に基づいて前記音声通信の異常切断の有無を判定する通信システム。
  9. 請求項1乃至7のいずれかの通信システムにおいて、
    前記通信端末装置は、前記通信網を介して前記音声通信評価システムに前記テスト信号を送信し、
    前記音声通信評価システムは、前記通信網を介して前記通信端末装置から前記テスト信号を受信して録音し、
    前記音声通信評価システム又は前記通信端末装置は、前記送信前のテスト信号の前記有音期間のデータと前記録音されたテスト信号の前記有音期間のデータとを比較して前記音声品質の評価値を計算し、前記第2の無音期間内における前記音声通信の切断の有無に基づいて前記音声通信の異常切断の有無を判定する通信システム。
  10. 請求項1乃至のいずれかの通信システムにおいて、
    前記通信端末装置は、その通信端末装置における前記テスト信号の通信中断がない条件でコンテンツ提供サーバからコンテンツをダウンロードする手段を更に備える通信システム。
  11. 請求項1乃至10のいずれかの通信システムにおいて、
    前記テスト信号は、前記第2の無音期間の最後尾に終了識別信号を有し、
    前記第2の無音期間における前記終了識別信号の有無に基づいて音声通信の異常切断の有無を判定する通信システム。
  12. 請求項1乃至11のいずれかの通信システムにおいて、
    予め設定された音声通信評価条件に基づいて、前記テスト信号の音声通信を行う通信システム。
  13. 請求項12の通信システムにおいて、
    前記通信端末装置及び前記音声通信評価システムに前記音声通信評価条件を配信する手段を更に備え、
    前記通信端末装置及び前記音声通信評価システムは、前記音声通信評価条件を満たすときに前記テスト信号の音声通信を行う通信システム。
  14. 請求項12又は13の通信システムにおいて、
    前記音声通信評価条件を変更する手段を更に備える通信システム。
  15. 請求項1乃至14のいずれかの通信システムにおいて、
    前記音声品質の評価値と前記異常切断の判定結果とを含む音声通信評価結果と、前記通信端末装置、前記通信網及び音声通信評価の少なくとも一つに関する付加情報とを互いに関連付けて記憶する通信システム。
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