JP6219999B2 - 音声通信品質を測定する方法及びそのシステム - Google Patents

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本発明は、移動通信網における音声通信品質を測定する方法及びそのシステムに関するものである。
従来、移動通信網を介して通信可能な通信端末装置(携帯電話機)とサーバとの間で測定用の音声通信を行って音声通信品質を測定する方法が知られている。
特許文献1には、所定の音源ファイルに基づいて測定用音声を用いた音声通信を行い、その通話先で録音された録音ファイルのテスト信号における通信切断の有無に基づいて、音声品質と音声通信の異常切断(ドロップコール)とを測定する方法が開示されている。
上記音声通信品質の測定においては、音声通信の異常切断(ドロップコール)をより簡易に測定したい、という課題がある。
本発明の一態様に係る方法は、音声通信品質を測定する方法であって、予め設定した音声通信の測定設定時間に基づいて、通信端末装置及び測定用通信装置のうちいずれか一方を音声通信の発信側装置とし他方を音声通信の着信側装置として移動通信網を介した音声通信を行うことと、前記移動通信網を介した音声通信を行うときに前記発信側装置及び前記着信側装置の少なくとも一方で音声通信ログを記録することと、前記測定設定時間と前記音声通信ログにおける音声通信時間とに基づいて前記音声通信の異常切断の有無を測定することと、を含む。ここで、前記測定設定時間の時間幅が設定され、前記音声通信ログにおける音声通信時間の時間幅が前記測定設定時間の時間幅よりも短い場合に、前記音声通信の異常切断が発生したと判定してもよい。また、前記測定設定時間の終了時刻が設定され、前記音声通信ログにおける通信終了時刻が前記測定設定時間の終了時刻よりも前の場合に、前記音声通信の異常切断が発生したと判定してもよい。
前記方法において、前記移動通信網を介した音声通信を行うときに前記発信側装置及び前記着信側装置それぞれにおいて音声通信ログを記録することと、前記発信側装置の音声通信ログと前記着信側装置の音声通信ログとを互いに照合することにより、前記音声通信の異常切断と片通話とを判別することとを更に含んでもよい。ここで、前記着信側装置の音声通信ログに音声通信時間が記録され且つ前記発信側装置の音声通信ログに音声通信接続失敗により音声通信時間が記録されていない場合に、前記音声通信の片通話が発生したと判定してもよい。
また、前記方法において、前記異常切断又は前記片通話が発生したときに前記通信端末装置が接続されていた基地局の識別情報及びその基地局との無線通信に用いられていた前記無線通信方式の識別情報の少なくとも一方に基づいて、前記異常切断又は前記片通話が発生したときに前記通信端末装置が利用していた移動通信システムの種類を判定することを含んでもよい。
また、前記方法において、前記発信側装置及び前記着信側装置それぞれに前記測定設定時間の情報を配信してもよい。
本発明の他の態様に係るシステムは、音声通信品質を測定するシステムであって、移動通信網を介して互いに音声通信可能な通信端末装置及び測定用通信装置を備え、前記通信端末装置及び前記測定用通信装置は、予め設定した音声通信の測定設定時間に基づいて、前記通信端末装置及び前記測定用通信装置のうちいずれか一方を音声通信の発信側装置とし他方を音声通信の着信側装置として移動通信網を介した音声通信を行い、前記通信端末装置及び前記測定用通信装置の少なくとも一方は、前記移動通信網を介した音声通信を行うときに音声通信ログを記録し、前記測定設定時間と前記音声通信ログにおける音声通信時間とに基づいて前記音声通信の異常切断を測定する手段を備える。ここで、前記測定設定時間の時間幅が設定され、前記音声通信ログにおける音声通信時間の時間幅が前記測定設定時間の時間幅よりも短い場合に、前記音声通信の異常切断が発生したと判定してもよい。また、前記測定設定時間の終了時刻が設定され、前記音声通信ログにおける通信終了時刻が前記測定設定時間の終了時刻よりも前の場合に、前記音声通信の異常切断が発生したと判定してもよい。
前記システムにおいて、前記通信端末装置及び前記測定用通信装置はそれぞれ、前記移動通信網を介した音声通信を行うときに音声通信ログを記録し、前記通信端末装置の音声通信ログと前記測定用通信装置の音声通信ログとを互いに照合することにより、前記音声通信の異常切断と片通話とを判別する手段を備えてもよい。ここで、前記着信側装置の音声通信ログに音声通信時間が記録され且つ前記発信側装置の音声通信ログに音声通信接続失敗により音声通信時間が記録されていない場合に、前記音声通信の片通話が発生したと判定してもよい。
また、前記システムにおいて、前記異常切断又は前記片通話が発生したときに前記通信端末装置が接続されていた基地局の識別情報及びその基地局との無線通信に用いられていた前記無線通信方式の識別情報の少なくとも一方に基づいて、前記異常切断又は前記片通話が発生したときに前記通信端末装置が利用していた移動通信システムの種類を判定する手段を備えてよい。
また、前記システムにおいて、前記音声通信ログを取得して前記音声通信の異常切断又は片通話の測定を行うサーバを備えてもよい。ここで、前記サーバは、前記通信端末装置及び前記測定用通信装置それぞれに前記測定設定時間の情報を配信してもよい。
また、前記システムにおいて、前記通信端末装置は、前記音声通信ログに基づいて前記音声通信の異常切断又は片通話の測定を行ってもよい。
本発明によれば、移動通信網を介した音声通信の異常切断を簡易に測定できる。
本発明の実施形態に係る通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図。 (a)〜(c)はそれぞれ、上記構成の通信システムにおける通信端末装置と音声通信装置との間の音声通信品質測定時の通話状態の一例を示す説明図。 本実施形態に係る通信システムにおいて通話正常終了の場合の通信端末装置による音声通信品質測定の一例を示すシーケンス図。 本実施形態に係る通信システムにおいて異常切断(ドロップコール)が発生した場合の通信端末装置による音声通信品質測定の一例を示すシーケンス図。 本実施形態に係る通信システムにおいて片通話が発生した場合の通信端末装置による音声通信品質測定の一例を示すシーケンス図。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る通信システム全体の要部構成の一例を示す説明図である。本実施形態の通信システムは、ユーザが利用可能な通信端末装置100と、通信端末装置100による移動通信網(携帯電話網)200を介した音声通信の評価に関する処理を行う通信品質測定システム400とを含む。通信品質測定システム400は、単一のサーバやネットワーク装置で構成してもよいし、複数のサーバやネットワーク装置を組み合わせて構成してもよい。
通信品質測定システム400は、測定用通信装置としての音声通信装置410と、配信・解析サーバ(「測定サーバ」又は「スケジュールサーバ」ともいう。)420とを備えている。通信端末装置100は、基地局210を含む移動通信網200と、固定電話網300とを介して、通信品質測定システム400の音声通信装置410と音声通信することができる。また、通信端末装置100は、上記基地局210を含む移動通信網200又はWiFi(Wireless Fidelity)などの無線LANのアクセスポイント装置510を介してインターネット500にアクセスし、通信品質測定システム400の配信・解析サーバ420との間で各種データを送受信したり、音声通信測定の測定設定時間を含む測定条件の情報(測定スケジュール)を受信したりすることができる。
通信端末装置100は、例えば音声通信可能な携帯電話機、スマートフォン、PHSなどの移動通信端末やタブレットPCであり、無線中継装置としての基地局や交換機などを有する移動通信網200を介して、通信先と音声通信やデータ通信を行うことができる。例えば、通信端末装置100は、移動通信網200の無線通信エリアとしてのセルに在圏しているときに、他の移動通信網のセルに在圏している接続されている携帯電話機、スマートフォン、PHSなどの移動通信端末やタブレットPCなどの通信端末装置との間で音声通信することができる。また、通信端末装置100は、移動通信網200のセルに在圏しているときに、固定電話網300を介して、音声通信先としての通信品質測定システム400の音声通信装置410との間で音声通信を行うことができる。また、上記セルは、例えば互いに大きさが異なるマクロセル、マイクロセル、フェムトセル、ピコセル等の各種セルのいずれかである。
通信端末装置100は、例えば、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部、アプリケーション実行管理部、小型マイクなどからなる音声入力装置、スピーカー、レシーバ、振動発生器などからなる音声出力装置、表示手段としてのLCDなどの表示部、主制御装置などで構成される。また、通信端末装置100は、現在位置取得手段として、GPSを用いて自身の現在位置の情報を取得するGPS受信部を備える。また、通信端末装置100は、CCDやCMOS等のカメラデバイスなどからなる撮像部や、ジャイロセンサ、加速度センサ、磁気センサ等からなる姿勢検知部を備えてもよい。
主制御装置は、例えばMPU(Micro Processing Unit)などのマイクロプロセッサや、RAM、ROMなどのメモリで構成され、予め組み込まれた所定の制御プログラムに基づいて各部を制御する。例えば、主制御装置は、所定の制御プログラムが実行されることにより、移動通信網200及び固定電話網300を介した音声通信装置410との間における音声通信の処理及びその制御、移動通信網200及びインターネット500を介した配信・解析サーバ420との間における音声通信ログや音声通信評価結果の送受信処理及びその制御、配信・解析サーバ420からの測定設定時間を含む測定条件の情報(測定スケジュール)の受信及びその制御などを行うことができる。また、主制御装置は、音声通信評価処理(音声品質の評価値の計算処理、異常切断や片通話の有無の判定処理)を行うようにしてもよい。
また、通信端末装置100は、主制御装置のネイティブ環境上で各種アプリケーションのプログラムを実行したり、アプリケーション実行管理部で構築される仮想環境上で各種アプリケーションのプログラムを実行したりすることができる。ここで、「アプリケーション」(以下、適宜「アプリ」と略す。)とは、音声通信評価処理のほか、電話、録音、ブラウザ、カメラ、検索、メール、情報配信、カレンダー、時計、音楽再生、地図表示、データフォルダ、メッセージの通信、動画再生等の様々な用途それぞれに応用することができるソフトウェアを意味し、「アプリケーションソフトウェア」とも呼ばれる。また、「アプリケーション」は、各種言語で開発された実行プログラムのファイルや、プログラム実行時等に用いられたり参照されたりする設定情報及び画像などのファイルなどの集合体である。
アプリケーション実行管理部は、例えば、アプリケーションの実行に用いられるプログラムモジュールやライブラリを管理する。また、アプリケーション実行管理部は、Android(登録商標)アプリケーション、iOS(登録商標)アプリケーション、Windows(登録商標)アプリケーションなどの複数種類のアプリケーションのいずれか一つ又は二以上を実行するためのフレームワーク(例えば、Androidフレームワーク、iOS フレームワーク、など)や、Dalvik(登録商標) VMやJava(登録商標) VMなどの仮想実行環境(仮想マシン)を構築する。また、アプリケーション実行管理部は、複数のアプリケーションを並列実行することができるマルチタスク機能を有するように構成されている。
音声通信装置410は、例えば、架電サーバ、固定電話、自動音声応答装置(IVR)等であり、配信・解析サーバ420及び通信端末装置100それぞれと双方向に通信可能に構成されている。例えば、音声通信装置410は、通信端末装置100からの発呼に応答したり、通信端末装置100に対して発呼したりすることにより、移動通信網200及び固定電話網300を介して通信端末装置100との間で音声通信を行うことができる。
配信・解析サーバ420は、音声通信装置410及び通信端末装置100それぞれと通信可能に構成されている。配信・解析サーバ420は、音声通信評価に関する各種処理を行うサーバである。例えば、配信・解析サーバ420は、音声品質の評価値を計算したり、移動通信網200を介した音声通信の異常切断や片通話の発生の有無を互いに判別して測定したりすることができる。また、配信・解析サーバ420は、音声品質の評価値、音声通信の異常切断や片通話の測定結果の情報など格納して管理したり、これらの情報について各種統計処理や分析処理を行ったりすることができる。
なお、配信・解析サーバ420は複数のサーバで構成してもよい。例えば、上記測定時間を含む測定条件の情報を配信する配信サーバと、音声通信品質の評価に関する各種処理を行う解析サーバとを、別々に設けてもよい。
また、音声通信装置410及び配信・解析サーバ420はそれぞれ、例えば、MPUやメモリ等を有するコンピュータ装置、外部通信インターフェース部などのハードウェアを用いて構成され、所定のプログラムが実行されることにより音声通信評価のための各種処理を行うことができる。
図2(a)〜(c)はそれぞれ、上記構成の通信システムにおける通信端末装置100と音声通信装置410との間の音声通信品質測定時の通話状態の一例を示す説明図である。図2(a)は音声通信が正常に行われている正常通話の場合を示し、図2(b)は異常切断(ドロップコール)が発生した場合を示し、図2(c)は片通話が発生した場合を示している。
図2(a)の正常通話の場合は、予め設定された所定の測定設定時間における音声開始時刻に通信端末装置100と音声通信装置410との間で音声通信(通話)が開始され、前記測定設定時間における音声終了時刻に通信端末装置100と音声通信装置410との間で音声通信(通話)が終了する。
図2(b)の異常切断(ドロップコール)の場合は、所定の音声開始時刻に通信端末装置100と音声通信装置410との間で音声通信(通話)が開始されるが、前記測定設定時間の音声終了時刻に達する前、すなわち前記測定設定時間の途中に通信端末装置100と音声通信装置410との間で音声通信(通話)が切断される。この異常切断(ドロップコール)は、例えば、通信端末装置100と基地局との間の無線信号(電波)の電界強度の低下や、通信端末装置100の基地局間のハンドオーバー失敗によって発生する。
また、図2(c)の片通話の場合は、例えば、音声通信の発信側装置である音声通信装置410から通信端末装置100へ発信した後、通信端末装置100での着呼処理が正常に行われたにもかかわらず、音声通信装置410側が何らかの理由により通信網への音声通信の接続に失敗した状態になっている。この場合、通信端末装置100では所定の音声開始時刻から音声通信が切断されるまで、網側への片方向の通話が可能であり、且つ、相手側からの音声が聞こえない状態(無音状態)になっている。一方、音声通信装置410は音声通信の接続に失敗した状態、すなわち両方向の通話とも不可能な状態になっている。
移動通信システムの音声通信品質の評価では、上記異常切断(ドロップコール)や片通話の発生の有無についても、評価項目として重要である。そこで、本実施形態の通信システムにおける音声通信品質の測定では、以下に示すように通信端末装置100や音声通信装置410における音声通信ログを用いて異常切断(ドロップコール)及び片通話を互いに判別して測定している。
本実施形態の音声通信品質測定の一例において、通信端末装置100の主制御装置、アンテナ、送信増幅器、受信増幅器、無線信号処理部、ベースバンド信号処理部などは、予め設定した音声通信の測定設定時間に基づいて通信網200、300を介した通信端末装置100又は音声通信装置410からの発呼により音声通信装置410との間で音声通信を行う手段としても機能する。
また、通信端末装置100の主制御装置は、上記通信網200、300を介した音声通信を行うときに音声通信ログを記録する手段としても機能する。
また、音声通信装置410のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、予め設定した音声通信の測定設定時間に基づいて通信網200、300を介した通信端末装置100又は音声通信装置410からの発呼により通信端末装置100との間で音声通信を行う手段、及び、上記通信網200、300を介した音声通信を行うときに音声通信ログを記録する手段としても機能する。
また、配信・解析サーバ420のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、通信端末装置100及び音声通信装置410の少なくとも一方から上記音声通信ログを取得し、その音声通信ログにおける音声通信時間と前記測定設定時間とに基づいて音声通信の異常切断を測定する手段としても機能する。
また、配信・解析サーバ420のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、通信端末装置100及び音声通信装置410それぞれから上記音声通信ログを取得し、通信端末装置100の音声通信ログと音声通信装置410の音声通信ログとを互いに照合することにより、音声通信の異常切断と片通話とを判別する手段としても機能する。
また、配信・解析サーバ420のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、音声通信中の異常切断又は片通話が発生したときに通信端末装置100が接続されていた基地局の識別情報(例えば、基地局ID)及びその基地局との無線通信に用いられていた無線通信方式(例えば、RAT:Radio Access Technology)の識別情報の少なくとも一方に基づいて、異常切断又は片通話が発生したときに通信端末装置100が利用していた移動通信システムの種類を判定する手段としても機能する。
また、配信・解析サーバ420のコンピュータ装置及び外部通信インターフェース部は、通信端末装置100及び音声通信装置410それぞれに測定設定時間の情報を配信する手段としても機能する。
なお、通信端末装置100に組み込まれる音声通信評価のアプリケーション(以下「音声通信評価アプリ」という。)は、複数の動作モードを有してもよい。例えば、音声通信評価アプリは、ユーザが当該アプリを手動で起動して音声通信評価処理を開始する手動測定モードと、予め配信された測定設定時間に基づいて当該アプリがバックグラウンドで起動して音声通信評価処理を開始する自動測定モードとを有してもよい。手動測定モード及び自動測定モードは、例えばユーザの選択操作や通信品質測定システム400側からの指示に基づいて選択することができる。また、音声通信評価アプリは、音声通信の異常切断(ドロップコール)や片通話の判定を通信端末装置100で行う端末判定モードと、音声通信の異常切断(ドロップコール)や片通話の判定を配信・解析サーバ420で行うサーバ判定モードとを有する。端末判定モード及びサーバ判定モードについても、例えばユーザの選択操作や通信品質測定システム400側からの指示に基づいて選択することができる。
次に、本実施形態に係る通信システムにおける音声通信品質測定の例について説明する。
図3は、本実施形態に係る通信システムにおいて通話正常終了の場合の通信端末装置100による音声通信品質測定の一例を示すシーケンス図である。なお、本例は、通信品質測定の測定条件として、通信品質測定を実行する時間を指定する測定設定時間を含む情報を、通信端末装置100及び音声通信装置410に配信している。また、本例では、通信端末装置100は、通信品質測定処理を行うための通信品質測定アプリが予めインストールされ、上記サーバ判定モードで動作している。また、通信端末装置100及び音声通信装置410は、NTPサーバやGPS信号等を利用して、互いに時間同期されている。また、通信端末装置100は、通信品質測定アプリが予め起動されて常時バックグランド動作の状態になっている。
図3において、まず、配信・解析サーバ420は、通信品質測定の測定設定時間(例えば、発信時刻及び通話時間)を含む測定条件(以下「測定スケジュール」という。)の情報を、通信端末装置100及び音声通信装置410に送信する。
表1は、配信・解析サーバ420から送信される測定スケジュールの情報の一例を示している。この例では、測定スケジュールを識別して管理するためのスケジュールID(スケジュール管理番号)と、測定設定時間(発信時刻及び通話時間)の情報と、通信品質測定を行う通信の発信元及び発信先それぞれの電話番号及びタイプの情報とを含んでいる。
Figure 0006219999
通信端末装置100は、配信・解析サーバ420から受信した測定スケジュールの情報に基づいて、測定設定時間の指定された発信時刻に近づいたタイミングになると音声通信ログの記録を開始する。
また、音声通信装置410は、配信・解析サーバ420から受信した測定スケジュールの情報に基づいて、測定設定時間の指定された発信時刻に近づいたタイミングになると、音声通信ログの記録を開始する。なお、音声通信装置410では、音声通信ログの記録を常時実行しておいてもよい。
音声通信装置410は、上記所定の発信時刻になると、移動通信網200の交換機205及び固定電話網300を介して、上記測定スケジュールで発信先として指定された通信端末装置100の電話番号宛に発呼する自動発信を実行する。交換機205は、音声通信装置410からの発信を受けると、リングバックトーンの応答を音声通信装置410へ送信するとともに、固定電話網300及び移動通信網200を介して通信端末装置100に発呼する。
通信端末装置100は交換機205からの発呼を着信すると、その着信に対する応答を、交換機205を介して音声通信装置410に送信する。音声通信装置410は、通信端末装置100からの応答を受信すると、交換機205を介して通信端末装置100と音声通信装置410との間に音声通信回線が確立されて両者間で通話可能な状態になる。
なお、音声通信品質を測定するときの通信端末装置100と音声通信装置410との間の通話は、例えば、通信端末装置100又は音声通信装置410に予め保存されているテスト用の音源ファイルを再生し、両者間でテスト用の音声信号を送受信する。
ここで、上記通話正常終了の場合は、例えば上記所定の測定設定時間で指定されている発信時刻から通話設定時間幅(表1の例では150秒)が経過したタイミングで音声通信装置410から交換機205側に切断要求が送信されることにより切断処理が実行され、音声通信が終了する。この音声通信の終了時刻に基づいて、通信端末装置100及び音声通信装置410それぞれの音声通信ログに通話時間の測定データが記録される。また、通信端末装置100は、基地局ID及びRATの識別番号を含む基地局情報を、接続している基地局から取得し、音声通信ログに記録する。その後、通信端末装置100及び音声通信装置410はそれぞれ音声通信ログの記録を終了する。
上記基地局情報には、通信端末装置100が基地局から受信している下りリンク信号の
受信品質情報を含んでもよい。受信品質情報としては、例えば、3G(WCDMA(登録商標))ネットワークの場合の受信信号コード電力(RSCP:Received Signal Code Power)、域内の電力密度で割ったチップあたりの受信エネルギー(Ec/No:Received energy per chip divided by the power density in the band)又は受信信号強度インジケータ(RSSI: Received Signal Strength Indicator)や、LTEネットワークの場合の基準信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)、基準信号受信品質(RSRQ:Reference Signal Received Quality)、受信信号強度インジケータ(RSSI)が挙げられる。
表2及び表3はそれぞれ通信端末装置100及び音声通信装置410に記録される音声通信ログの例を示している。
Figure 0006219999
Figure 0006219999
表2に示す通信端末装置100の音声通信ログは、スケジュールID毎に、着信時刻、通話時間(音声通信時間)及び現在位置の測定データと、発信元の電話番号と、発信先(自分自身)の電話番号と、接続成否の情報と、基地局の識別情報としての基地局ID及び無線通信方式の識別情報としてのRATの識別番号とを含んでいる。基地局ID及びRATの識別番号を含む基地局情報は、例えば接続している基地局から受信する報知情報から取得することができる。
一方、表3に示す音声通信装置410の音声通信ログは、スケジュールID毎に、発信時刻及び通話時間(音声通信時間)の測定データと、発信元(自分自身)の電話番号と、発信先の電話番号と、接続成否の情報とを含んでいる。
なお、表2及び表3において、スケジュールID=1のログデータが正常通話終了の場合のログデータである。また、スケジュールID=2及び3のログデータはそれぞれ、後述の図4及び図5に示す異常切断及び片通話が発生した場合のログデータである。
表4は、表2の音声通信ログと表3の音声通信ログとを照合させて判定した判定結果の例を示している。
Figure 0006219999
表4に示すように、スケジュールID=1のログデータの場合は、通信端末装置100及び音声通信装置410に記録されている通話時間の測定データ(150秒)がそれぞれ、表1におけるスケジュールID=1において設定されている通話設定時間幅(150秒)と一致しているので、正常終了と判定される。また、スケジュールID=2のログデータの場合は、通信端末装置100及び音声通信装置410に記録されている通話時間の測定データ(100秒)がそれぞれ、通話設定時間幅(150秒)よりも短いので、異常切断と判定される。また、スケジュールID=3のログデータの場合は、通信端末装置100に通話時間の測定データ(10秒)が記録され、且つ、音声通信装置410には接続失敗により通話時間の測定データが記録されていないので、片通話と判定される。
通信端末装置100及び音声通信装置410それぞれにおいて記録された音声通信ログは配信・解析サーバ420に送信される。
配信・解析サーバ420は、通信端末装置100からの音声通信ログと音声通信装置410からの音声通信ログとを受信すると、それらの音声通信ログに基づいて、前述の異常切断(ドロップコール)及び片通話の有無を判定する通信品質解析の処理を実行する。この通信品質解析では、例えば、スケジュールID(スケジュール管理番号)が互いに同じである表1の測定スケジュールの通話時間と、表2及び表3の音声通信ログの通話時間(音声通信時間)の測定データとに基づいて、異常切断(ドロップコール)及び片通話の有無が判定される。
図4は、本実施形態に係る通信システムにおいて異常切断(ドロップコール)が発生した場合の通信端末装置100による音声通信品質測定の一例を示すシーケンス図である。なお、図4において、前述の図3と同じ部分については説明を省略する。
図4において、上記音声通信が開始された後、その音声通信中に通信端末装置100と基地局との間の無線信号(電波)の電界強度の低下や通信端末装置100の基地局間のハンドオーバー失敗などによって異常切断(ドロップコール)が発生している。この異常切断が発生する場合、通信端末装置100及び音声通信装置410それぞれと交換機205との間で強制的に切断処理が実行され、音声通信が終了する。この音声通信の異常切断時の時刻に基づいて、通信端末装置100及び音声通信装置410それぞれの音声通信ログに通話時間の測定データが記録される。また、通信端末装置100は、異常切断時の基地局ID及びRATの識別番号を含む基地局情報を、接続している基地局から取得し、音声通信ログに記録する。
前述の表2及び表3において、スケジュールID=2のログデータが図4に示す異常切断が発生した場合のログデータである。異常切断が発生した場合は、表2及び表3におけるスケジュールID=2のログデータに示すように、通信端末装置100及び音声通信装置410に記録される通話時間の測定データ(100秒)がいずれも、表1におけるスケジュールID=2において設定されている通話時間(150秒)よりも短くなる。
配信・解析サーバ420は、通信端末装置100からの音声通信ログ及び音声通信装置410からの音声通信ログの少なくとも一方に基づいて、前述の異常切断(ドロップコール)の有無を判定する通信品質解析の処理を実行する。図4及び表1〜表3の例の場合、通信端末装置100及び音声通信装置410に記録される通話時間の測定データ(100秒)がいずれも、表1におけるスケジュールID=2において設定されている測定設定時間の時間幅である通話設定時間幅(150秒)よりも短いので、異常切断(ドロップコール)が発生したと判定する。また、基地局ID及びRATの識別番号により、その異常切断時の無線通信方式(例えば3GのWCDMA、LTE)を判断することができる。
図5は、本実施形態に係る通信システムにおいて片通話が発生した場合の通信端末装置100による音声通信品質測定の一例を示すシーケンス図である。なお、図5において、前述の図3と同じ部分については説明を省略する。
図5において、上記音声通信を開始する際に発信元である音声通信装置410が何らかの原因により交換機205に対する音声通信の接続に失敗している。この音声通信の接続の失敗により、通信端末装置100と交換機205との間は音声通信可能な通話回線が確立されているにもかかわらず、音声通信装置410と交換機205との間は音声通信可能な通話回線が確立されていない状態になっている。このため、前述のように、通信端末装置100では網側への片方向の通話が可能であり、且つ、相手側からの音声が聞こえない状態(無音状態)になっている。一方、音声通信装置410は音声通信の接続に失敗した状態、すなわち両方向の通話とも不可能な状態になっている。このような片通話の状態が発生すると、所定の時間(例えば10秒)が経過した後、通信端末装置100と交換機205との間も切断処理が実行される。この音声通信の切断時の時刻に基づいて、通信端末装置100の音声通信ログに通話時間の測定データが記録される。また、通信端末装置100は、音声通信の切断時の基地局ID及びRATの識別番号を含む基地局情報を取得して音声通信ログに記録する。一方、音声通信装置410は音声通信の接続に失敗しているため、音声通信ログに通話時間の測定データとして0秒を記録する。
前述の表2及び表3において、スケジュールID=3のログデータが図5に示す片通話が発生した場合のログデータである。片通話が発生した場合は、表2及び表3におけるスケジュールID=3のログデータに示すように、通信端末装置100及び音声通信装置410に記録される通話時間の測定データ(10秒、0秒)がいずれも、表1におけるスケジュールID=2において設定されている通話時間(150秒)よりも短くなる。更に、音声通信装置410に記録される通話時間の測定データ(0秒)が、通信端末装置100に記録される通話時間の測定データ(10秒)よりも短くなっている。
配信・解析サーバ420は、通信端末装置100からの音声通信ログと音声通信装置410からの音声通信ログとを互いに照合して、前述の片通話の有無を判定する通信品質解析の処理を実行する。図5及び表1〜表3の例の場合、音声通信装置410に記録される通話時間の測定データ(0秒)が、通信端末装置100に記録される通話時間の測定データ(10秒)よりも短いので、片通話が発生したと判定する。また、基地局ID及びRATの識別番号により、片通話が発生したときの無線通信方式(例えば3GのWCDMA、LTE)を判断することができる。
なお、上記実施形態では、配信・解析サーバ420が通信端末装置100からの音声通信ログと音声通信装置410からの音声通信ログとに基づいて音声通信の異常切断及び片通話の測定を行っているが、通信端末装置100が自身の音声通信ログと音声通信装置410から取得した音声通信ログとに基づいて音声通信の異常切断及び片通話の測定を行ってもよい。また、音声通信装置410が自身の音声通信ログと通信端末装置10から取得した音声通信ログとに基づいて音声通信の異常切断及び片通話の測定を行ってもよい。
以上、本実施形態によれば、予め設定した測定設定時間(通話時間)と、通信端末装置100及び音声通信装置410の少なくとも一方の音声通信ログにおける通話時間とに基づいて、移動通信網を介した音声通信の異常切断を簡易に測定できる。
更に、本実施形態によれば、通信端末装置100の音声通信ログと音声通信装置410の音声通信ログとを照合することにより、移動通信網を介した音声通信の異常切断と片通話とを簡易に判別することができる。
また、本実施形態によれば、通信端末装置100が取得した基地局ID及びRATの識別番号により、異常切断や片通話が発生したときの無線通信方式(例えば3GのWCDMA、LTE)を判断することができる。
また、本実施形態によれば、前記測定設定時間を含む測定スケジュールの情報を配信・解析サーバ420から通信端末装置100及び音声通信装置410に配信しているので、移動通信網を介した音声通信について、上記異常切断や片通話の測定条件を簡易かつ任意に設定又は変更することができる。
なお、本明細書で説明された通信端末装置100、音声通信装置410、配信・解析サーバ420それぞれにおける処理工程及び構成要素は、前述の手段のほか、様々な手段によって実装することができる。例えば、これらの処理工程及び構成要素は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又は、それらの組み合わせで実装されてもよい。
ハードウェア実装については、実体(例えば、各種無線通信装置、NodeB、通信端末装置、サーバ、ゲートウェイ、交換機、コンピュータ、ハードディスクドライブ装置、又は、光ディスクドライブ装置)において上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、1つ又は複数の、特定用途向けIC(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル・ロジック・デバイス(PLD)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明された機能を実行するようにデザインされた他の電子ユニット、コンピュータ、又は、それらの組み合わせの中に実装されてもよい。
また、ファームウェア及び/又はソフトウェア実装については、上記構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段は、本明細書で説明された機能を実行するプログラム(例えば、プロシージャ、関数、モジュール、インストラクション、などのコード)で実装されてもよい。一般に、ファームウェア及び/又はソフトウェアのコードを明確に具体化する任意のコンピュータ/プロセッサ読み取り可能な媒体が、本明細書で説明された上記工程及び構成要素を実現するために用いられる処理ユニット等の手段の実装に利用されてもよい。例えば、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、制御装置において、メモリに記憶され、コンピュータやプロセッサにより実行されてもよい。そのメモリは、コンピュータやプロセッサの内部に実装されてもよいし、又は、プロセッサの外部に実装されてもよい。また、ファームウェア及び/又はソフトウェアコードは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、電気的消去可能PROM(EEPROM)、FLASHメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、磁気又は光データ記憶装置、などのような、コンピュータやプロセッサで読み取り可能な媒体に記憶されてもよい。そのコードは、1又は複数のコンピュータやプロセッサにより実行されてもよく、また、コンピュータやプロセッサに、本明細書で説明された機能性のある態様を実行させてもよい。
また、本明細書で開示された実施形態の説明は、当業者が本開示を製造又は使用するのを可能にするために提供される。本開示に対するさまざまな修正は当業者には容易に明白になり、本明細書で定義される一般的原理は、本開示の趣旨又は範囲から逸脱することなく、他のバリエーションに適用可能である。それゆえ、本開示は、本明細書で説明される例及びデザインに限定されるものではなく、本明細書で開示された原理及び新規な特徴に合致する最も広い範囲に認められるべきである。
100 通信端末装置
200 移動通信網
205 交換機
210 基地局
300 固定電話網
400 通信品質測定システム
410 音声通信装置
420 配信・解析サーバ
500 インターネット
510 無線LANのアクセスポイント装置
国際公開第2015/151248号パンフレット

Claims (14)

  1. 音声通信品質を測定する方法であって、
    予め設定した音声通信の測定設定時間に基づいて、通信端末装置及び測定用通信装置のうちいずれか一方を音声通信の発信側装置とし他方を音声通信の着信側装置として移動通信網を介した音声通信を行うことと、
    前記移動通信網を介した音声通信を行うときに前記発信側装置及び前記着信側装置それぞれにおいて音声通信ログを記録することと、
    前記測定設定時間と前記音声通信ログにおける音声通信時間とに基づいて前記音声通信の異常切断を測定することと、
    前記発信側装置の音声通信ログと前記着信側装置の音声通信ログとを互いに照合することにより、前記音声通信の異常切断と片通話とを判別することと、を含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1の方法において、
    前記着信側装置の音声通信ログに音声通信時間が記録され且つ前記発信側装置の音声通信ログに音声通信接続失敗により音声通信時間が記録されていない場合に、前記音声通信の片通話が発生したと判定することを特徴とする方法。
  3. 請求項1又は2の方法において、
    前記測定設定時間の時間幅が設定され、
    前記音声通信ログにおける音声通信時間の時間幅が前記測定設定時間の時間幅よりも短い場合に、前記音声通信の異常切断が発生したと判定することを特徴とする方法。
  4. 請求項1又は2の方法において、
    前記測定設定時間の終了時刻が設定され、
    前記音声通信ログにおける通信終了時刻が前記測定設定時間の終了時刻よりも前の場合に、前記音声通信の異常切断が発生したと判定することを特徴とする方法
  5. 求項1乃至のいずれかの方法において、
    前記異常切断又は前記片通話が発生したときに前記通信端末装置が接続されていた基地局の識別情報及びその基地局との無線通信に用いられていた無線通信方式の識別情報の少なくとも一方に基づいて、前記異常切断又は前記片通話が発生したときに前記通信端末装置が利用していた移動通信システムの種類を判定することを含むことを特徴とする方法。
  6. 請求項1乃至のいずれかの方法において、
    前記発信側装置及び前記着信側装置それぞれに前記測定設定時間の情報を配信することを含むことを特徴とする方法。
  7. 音声通信品質を測定するシステムであって、
    移動通信網を介して互いに音声通信可能な通信端末装置及び測定用通信装置を備え、
    前記通信端末装置及び前記測定用通信装置は、予め設定した音声通信の測定設定時間に基づいて、前記通信端末装置及び前記測定用通信装置のうちいずれか一方を音声通信の発信側装置とし他方を音声通信の着信側装置として移動通信網を介した音声通信を行い、
    前記通信端末装置及び前記測定用通信装置はそれぞれ、前記移動通信網を介した音声通信を行うときに音声通信ログを記録し、
    前記測定設定時間と前記音声通信ログにおける音声通信時間とに基づいて前記音声通信の異常切断を測定する手段と、
    前記通信端末装置の音声通信ログと前記測定用通信装置の音声通信ログとを互いに照合することにより、前記音声通信の異常切断と片通話とを判別する手段と、を備えることを特徴とするシステム。
  8. 請求項7のシステムにおいて、
    前記着信側装置の音声通信ログに音声通信時間が記録され且つ前記発信側装置の音声通信ログに音声通信接続失敗により音声通信時間が記録されていない場合に、前記音声通信の片通話が発生したと判定することを特徴とするシステム。
  9. 請求項7又は8のシステムにおいて、
    前記測定設定時間の時間幅が設定され、
    前記音声通信ログにおける音声通信時間の時間幅が前記測定設定時間の時間幅よりも短い場合に、前記音声通信の異常切断が発生したと判定することを特徴とするシステム。
  10. 請求項7又は8のシステムにおいて、
    前記測定設定時間の終了時刻が設定され、
    前記音声通信ログにおける通信終了時刻が前記測定設定時間の終了時刻よりも前の場合に、前記音声通信の異常切断が発生したと判定することを特徴とするシステム
  11. 求項乃至1のいずれかのシステムにおいて、
    前記異常切断又は前記片通話が発生したときに前記通信端末装置が接続されていた基地局の識別情報及びその基地局との無線通信に用いられていた無線通信方式の識別情報の少なくとも一方に基づいて、前記異常切断又は前記片通話が発生したときに前記通信端末装置が利用していた移動通信システムの種類を判定する手段を備えることを特徴とするシステム。
  12. 請求項乃至1のいずれかのシステムにおいて、
    前記音声通信ログを取得して前記音声通信の異常切断又は片通話の測定を行うサーバを備えることを特徴とするシステム。
  13. 請求項1のシステムにおいて、
    前記サーバは、前記通信端末装置及び前記測定用通信装置それぞれに前記測定設定時間の情報を配信することを特徴とするシステム。
  14. 請求項乃至1のいずれかのシステムにおいて、
    前記通信端末装置は、前記音声通信ログに基づいて前記音声通信の異常切断又は片通話の測定を行うことを特徴とするシステム。
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